JPH04326023A - 光電変換装置 - Google Patents

光電変換装置

Info

Publication number
JPH04326023A
JPH04326023A JP9659891A JP9659891A JPH04326023A JP H04326023 A JPH04326023 A JP H04326023A JP 9659891 A JP9659891 A JP 9659891A JP 9659891 A JP9659891 A JP 9659891A JP H04326023 A JPH04326023 A JP H04326023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoelectric conversion
input terminal
differential amplifier
voltage
inverting input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9659891A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Shinomiya
巧治 篠宮
Kunihiko Karasawa
唐沢 国彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP9659891A priority Critical patent/JPH04326023A/ja
Publication of JPH04326023A publication Critical patent/JPH04326023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Measurement Of Optical Distance (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カメラなどにおける
光を用いた自動焦点装置,測距装置や遠隔制御装置,通
信装置等に適用される光電変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図17(a),(b)はそれぞれ従来の
光電変換装置の結線図であり、図17(a)に示すよう
に、フォトダイオードからなる光電変換素子1のアノー
ド,カソードが差動増幅器2の非反転入力端子,反転入
力端子にそれぞれ接続され、非反転入力端子が接地され
ると共に、差動増幅器2の反転入力端子と出力端子3と
の間に負帰還抵抗4が接続されて光電変換装置が構成さ
れている。
【0003】このような構成の光電変換装置では、光電
変換素子1により光が受光されると、光電変換素子1に
より受光した光が電流に変換され、このとき差動増幅器
2の入力電流は一般に1pA〜1μA程度の微小電流で
あり、光電変換素子1による光電変換電流が負帰還抵抗
4により電圧に変換され、出力端子3に光電変換電流を
電流・電圧変換した電圧が出力される。
【0004】ただし、電流は、出力端子3,負帰還抵抗
4,光電変換素子1を通って接地へと流れるが、差動増
幅器2の反転入力端子と出力端子3との間に負帰還抵抗
4が設けられているため、差動増幅器2の非反転入力端
子,反転入力端子の電位が同一になるよう作用し、上記
の経路を光電変換電流が流れることによって、負帰還抵
抗4の両端間の電圧が出力電圧として出力される。
【0005】さらに、図17(b)に示すように、上記
した図17(a)の負帰還抵抗4が削除され、差動増幅
器2の反転入力端子と出力端子3が直接接続されてボル
テージフォロワ回路が構成され、差動増幅器2の非反転
入力端子と接地との間に電流・電圧変換用抵抗5が接続
されたものもある。
【0006】この場合、光電変換素子1による光電変換
電流は出力端子3,光電変換素子1,抵抗5を通って接
地へと流れ、差動増幅器2の非反転入力端子,反転入力
端子の電位は負帰還によって同一になるため、抵抗5に
よる電圧降下が出力電圧として出力端子3に現われる。
【0007】ところで、図17(a),(b)に示すよ
うに、差動増幅器2の非反転入力端子,反転入力端子に
光電変換素子1の両端を接続すると、負帰還により差動
増幅器2の非反転入力端子,反転入力端子間は同電位で
イマジナリショートであるため、光電変換素子1の短絡
電流を取り出すことができ、周囲環境の温度に影響され
ない光電変換電流を取り出すことができ、高精度の光検
出が可能となる。
【0008】また、図18(a),(b)はそれぞれさ
らに他の光電変換装置の結線図であり、図18(a)に
示すように、光電変換素子1のアノードが差動増幅器2
の反転入力端子に接続され、負端子が接地された直流電
圧源6の正端子に光電変換素子1のカソードが接続され
て光電変換素子1のカソードにバイアス電圧が与えられ
、図17(a)と同様、差動増幅器2の反転入力端子と
出力端子3との間に負帰還抵抗4が接続されると共に、
差動増幅器2の非反転入力端子が接地されている。
【0009】一方、図18(b)では図18(a)の負
帰還抵抗4が削除されて差動増幅器2の反転入力端子と
出力端子3とが直接接続されてボルテージフォロワ回路
が構成され、差動増幅器2の非反転入力端子と接地との
間に図17(b)と同様に電流・電圧変換用抵抗5が接
続されている。
【0010】そして、図18(a),(b)にそれぞれ
示す光電変換装置の基本的な動作は、上記した図17(
a),(b)それぞれとほぼ同様であり、図18(a)
,(b)の場合、光電変換素子1を直流電圧源6により
逆バイアスしているため、光電変換素子1の空乏層が広
がって接合容量が小さくなり、その結果応答性が良好と
なり、周波数特性が向上する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の各光電変換装置の場合、光電変換素子1は受光したす
べての光エネルギーを電流に変換し、この光電変換素子
1による光電変換電流を抵抗4,5によって電流・電圧
変換しているため、太陽光や人工的な照明光などいろい
ろな周波数の光を検出することになる。
【0012】一方、カメラ等の自動焦点装置や測距装置
などでは、光源から所定の変調を加えた特定周波数9の
信号光を発し、対象物により反射されてくる信号光を受
光し検出することによって、自動焦点合わせや測距等を
行うが、従来の光電変換装置は上記のように特定周波数
の信号光以外の不要な光も一緒に受光してしまうため、
所望の信号光成分だけを取り出すことができないという
問題点があった。
【0013】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたもので、特定周波数の光エネルギーを
光電変換して得られる電気信号だけを選択的に取り出せ
るようにすることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る光電変換
装置は、光電変換素子による光電変換電流を電流・電圧
変換し、負帰還をかけた差動増幅器を介して出力する光
電変換装置において、前記光電変換電流の周波数選択及
び電流・電圧変換を並列共振器により行うことを特徴と
している。
【0015】このとき、光電変換素子の両端を、前記差
動増幅器の非反転入力端子,反転入力端子に接続するこ
とも効果的である。
【0016】さらに、差動増幅器の非反転入力端子にバ
イアスを与える直流電圧源を設けてもよい。
【0017】また、光電変換素子のアノードを前記差動
増幅器の一方の入力に接続し、前記光電変換素子のカソ
ードにバイアスを与える直流電圧源を設けることもでき
る。
【0018】一方、並列共振器を、前記差動増幅器の非
反転入力端子と接地との間に設けるとよい。
【0019】さらに、光電変換素子のアノードを前記差
動増幅器の非反転入力端子に接続し、前記非反転入力端
子と接地との間に前記並列共振器を接続し、前記差動増
幅器の反転入力端子に入力抵抗を接続すると共に、前記
差動増幅器の出力端子と前記反転入力端子との間に負帰
還抵抗を接続することが効果的である。
【0020】また、並列共振器に並列に電圧制限回路を
接続してもよい。
【0021】
【作用】この発明においては、光電変換素子による光電
変換電流を、負帰還をかけた差動増幅器を介して出力す
る場合に、並列共振器により光電変換電流の周波数選択
及び電流・電圧変換を行うため、光電変換素子により各
種の周波数成分を含む種々雑多な外来光を伴う光を受光
しても、並列共振器の共振周波数の設定によって特定周
波数の光による電圧だけが選択的に取り出される。
【0022】このとき、光電変換素子の両端を差動増幅
器の非反転入力端子,反転入力端子に接続すると、光電
変換素子の短絡電流を取り出せるため、周囲環境の温度
に影響されずに特定周波数の光による電圧を精度よく取
り出すことが可能になる。
【0023】さらに、光電変換素子の両端を差動増幅器
の非反転入力端子,反転入力端子に接続し、差動増幅器
の非反転入力端子にバイアスを与える直流電圧源を設け
ることにより、差動増幅器を単一電源で動作させた場合
における電圧利用範囲が大きく有利になる。
【0024】また、光電変換素子のアノードを差動増幅
器の一方の入力に接続し、光電変換素子のカソードにバ
イアスを与える直流電圧源を設けることにより、逆バイ
アスによって光電変換素子の空乏層が広がり、光電変換
素子の応答性が良好になって周波数特性が向上し、特定
周波数の光による電圧を応答性よく取り出せる。
【0025】一方、並列共振器を光電変換素子の非反転
入力端子と接地との間に設けることにより、集積化した
場合における外付けピンが並列共振器と非反転入力端子
との接続用の1個で済む。
【0026】さらに、光電変換素子のアノードを差動増
幅器の非反転入力端子に接続し、この非反転入力端子と
接地との間に並列共振器を接続し、差動増幅器の反転入
力端子に入力抵抗を接続すると共に、差動増幅器の出力
端子と反転入力端子との間に負帰還抵抗を接続すること
により、差動増幅器の利得設定が可能となり、特定周波
数の光による出力電圧を所望のレベルに増幅或いは減衰
して取り出せる。
【0027】また、並列共振器に並列に電圧制限回路を
接続することにより、並列共振器の発生電圧を適度なレ
ベルに制限することが可能になり、並列共振器の発生電
圧が過大になることによる誤動作や回路素子の破損等が
防止される。
【0028】
【実施例】図1はこの発明の光電変換装置の第1の実施
例の結線図である。
【0029】図1に示すように、光電変換素子1のアノ
ード,カソードが差動増幅器2の非反転入力端子,反転
入力端子にそれぞれ接続されると共に、差動増幅器2の
反転入力端子,出力端子3間にコイル11aとコンデン
サ11bとからなる並列共振器11が接続され、差動増
幅器2の非反転入力端子が接地されて光電変換装置が構
成され、並列共振器11により光電変換素子1による光
電変換電流の周波数選択及び電流・電圧変換が行われる
【0030】ところで、上記光電変換装置をカメラの自
動焦点装置や測距装置等に適用する場合に、信号光用光
源として、一定周期で輝度が強弱するもの、或いは一定
周期で点灯,消灯を繰り返すものを使用し、このように
周期を一定とすることによって輝度の強弱或いは点灯,
消灯の周波数が一定となり、一定周波数の信号光が光源
から発せられる。
【0031】そして、並列共振器11の共振周波数が上
記した信号光の周波数に等しくなるようにコイル11a
のインダクタンス,コンデンサ11bの容量を設定して
おき、光電変換素子1により各種の周波数成分を含む種
々雑多な外来光と共に上記の光源からの信号光を受光す
る。
【0032】ここで、光電変換素子1が差動増幅器2の
非反転入力端子,反転入力端子間に接続されており、差
動増幅器2の反転入力端子,出力端子3間に並列共振器
11が接続されて負帰還がかけられているため、負帰還
によって差動増幅器2の非反転入力端子,反転入力端子
の電位は同一になるよう作用し、電流は出力端子3,並
列共振器11,光電変換素子1を通って接地へと流れ、
光電変換素子1による光電変換電流が並列共振器11に
より電流・電圧変換される。
【0033】さらに、並列共振器11の共振周波数が信
号光の周波数と同じ値に設定されているため、光電変換
電流のうち信号光による電流成分に対して並列共振器1
1は高インピーダンスとなり、信号光以外の電流成分に
対しては低インピーダンスとなり、並列共振器11の両
端間の電圧降下は信号光以外の電流成分に対して極めて
小さく、電圧は発生せず、信号光の電流成分に対して高
インピーダンスの並列共振器11による電圧降下によっ
て、電圧が発生し、出力端子3に信号光の電流成分によ
る出力電圧が現われる。
【0034】従って、光電変換素子1による光電変換電
流を、並列共振器11により負帰還をかけた差動増幅器
2を介して出力するようにしたため、並列共振器11に
より光電変換電流の周波数選択及び電流・電圧変換を行
うことができ、光電変換素子1により各種の周波数成分
を含む種々雑多な外来光を伴う光を受光しても、並列共
振器11の共振周波数を信号光の周波数と等しく設定し
ておくことによって、特定周波数の信号光による電圧だ
けを選択的に取り出すことができる。
【0035】また、光電変換素子1の両端を差動増幅器
2の非反転入力端子,反転入力端子に接続したため、光
電変換素子1の短絡電流を取り出すことができ、周囲環
境の温度に影響されずに特定周波数の光による電圧を精
度よく取り出すことが可能になる。
【0036】つぎに、図2はこの発明の第2の実施例の
結線図である。
【0037】図2において、図1と相違するのは、差動
増幅器2の反転入力端子,出力端子3を直接接続して負
帰還をかけ、差動増幅器2の非反転入力端子と接地との
間に並列共振器11を接続したことである。
【0038】このように、差動増幅器2の非反転入力端
子と接地との間に並列共振器11を接続することにより
、電流は出力端子3,光電変換素子1,並列共振器11
を通って接地へと流れ、光電変換素子1による光電変換
電流が並列共振器11により電流・電圧変換され、差動
増幅器2の非反転入力端子,反転入力端子の電位が負帰
還によって同一になるため、並列共振器11による電圧
降下が出力電圧として出力端子3に現われる。
【0039】従って、第1の実施例と同様、特定周波数
の信号光による電圧だけを選択的に取り出すことができ
ると共に、光電変換素子1,差動増幅器2を集積化した
場合に設けるべき外付けピンは、並列共振器11を差動
増幅器2の非反転入力端子に接続するための1個のピン
でよく、第1の実施例の場合に並列共振器11の両端を
接続するために2個要するのに比べて外付けピン数が少
なくて済む。
【0040】さらに、図3はこの発明の第3の実施例の
結線図である。
【0041】図3において、図1と相違するのは、光電
変換素子1を逆極性に接続し、差動増幅器2の非反転入
力端子にバイアスを与える直流電圧源12を非反転入力
端子と接地との間に接続したことである。
【0042】従って、光電変換素子1のアノード,カソ
ードを差動増幅器2の反転入力端子,非反転入力端子に
それぞれ接続し、差動増幅器2の非反転入力端子にバイ
アスを与える直流電圧源12を設けたため、特定周波数
の信号光による電圧だけを選択的に取り出すことができ
るのは勿論のこと、差動増幅器2を単一電源で動作させ
た場合における電圧利用範囲を大きくでき、有利になる
【0043】また、図4はこの発明の第4の実施例の結
線図である。
【0044】同図において、図2と相違するのは、光電
変換素子1を逆極性に接続し、並列共振器11と接地と
の間に直流電圧源12を接続したことであり、これによ
って第3の実施例の場合と同様、差動増幅器2を単一電
源で動作させた場合における電圧利用範囲を大きくでき
、有利になる。
【0045】つぎに、図5はこの発明の第5の実施例の
結線図である。
【0046】図5において、図1と相違するのは、光電
変換素子1のアノードを差動増幅器2の反転入力端子に
接続し、光電変換素子1のカソードと接地との間にカソ
ードにバイアスを与える直流電圧源12を接続したこと
である。
【0047】従って、特定周波数の信号光による電圧だ
けを選択的に取り出すことができるのは勿論、光電変換
素子1は直流電圧源12により逆バイアス状態となって
光電変換素子1の空乏層が広がり、光電変換素子1の応
答性が良好になって周波数特性の向上を図ることができ
、特定周波数の信号光による電圧だけを応答性よく取り
出すことが可能になる。
【0048】また、図6はこの発明の第6の実施例の結
線図である。
【0049】図6において、図5と相違するのは、差動
増幅器2の反転入力端子,出力端子3を直接接続して負
帰還をかけ、差動増幅器2の非反転入力端子に光電変換
素子1のアノードを接続すると共に、差動増幅器2の非
反転入力端子と接地との間に並列共振器11を接続した
ことである。
【0050】このとき、光電変換電流が光電変換素子1
,並列共振器11を通って接地へと流れ、ボルテージフ
ォロワ回路を介して出力端子3に並列共振器11の電圧
降下による電圧が現われる。
【0051】従って、特定周波数の信号光による電圧だ
けを選択的に取り出せるのは勿論のこと、光電変換素子
1,差動増幅器2を集積化した場合に設けるべき外付け
ピンが、第2,第4の実施例と同様に1個で済む。
【0052】さらに、図7はこの発明の第7の実施例の
結線図である。
【0053】図7において、図6と相違するのは、差動
増幅器2の反転入力端子,接地間に入力抵抗13を接続
すると共に、差動増幅器2の反転入力端子,出力端子3
間に負帰還抵抗14を接続したことであり、両抵抗13
,14の抵抗値の設定によって、差動増幅器2の利得設
定が可能となり、特定周波数の信号光による出力電圧を
所望のレベルに増幅或いは減衰して取り出すことができ
る。
【0054】一方、図8はこの発明の第8の実施例の一
部の結線図である。
【0055】図8に示すように、図1ないし図7におけ
る並列共振器11に並列に、アノードが互いに接続され
た2個のダイオード15a,15bからなる電圧制限回
路15を接続している。
【0056】即ち、上記したように、並列共振器11は
その共振周波数と同じ周波数の電流に対しては高インピ
ーダンスとなり、異なる周波数の電流に対しては低イン
ピーダンスとなり、このときのインピーダンス変化は並
列共振器11のQによって決定されるが、Qが大きい場
合には、共振時における並列共振器11の両端間電圧は
非常に大きな値になる。
【0057】従って、並列共振器11に対して図8に示
すような電圧制限回路15を並列に設けることにより、
並列共振器11の発生電圧を適度なレベルに制限するこ
とが可能になり、並列共振器11の発生電圧が過大にな
ることによる誤動作や回路素子の破損等を防止すること
ができる。
【0058】このとき、ダイオードの順方向電圧をVF
 ,逆方向ブレークダウン電圧をBVR とすると、電
圧制限回路15により並列共振器11の発生電圧はVL
 (=VF +BVR )に制限される。
【0059】つぎに、図9ないし図16はこの発明の第
9ないし第16の実施例の一部の結線図であり、図8に
おける電圧制限回路の変形例である。
【0060】図9においては、互いに逆方向に並列に接
続された2個のダイオード16a,16bにより電圧制
限回路16を構成しており、このとき並列共振器11の
発生電圧はVF に制限される。
【0061】図10においては、抵抗17aとこれにカ
ソードが接続されたダイオード17bとにより電圧制限
回路17を構成しており、このとき抵抗17aによる電
圧降下分をVR とすると、並列共振器11の発生電圧
はVL1(=VR +VF )又はVL2(=VR +
BVR )に制限される。
【0062】また、図11においては、電圧制限回路を
抵抗18により構成し、図12においては、電圧制限回
路をダイオード19により構成しており、図11の場合
、並列共振器11の発生電圧は抵抗18の電圧降下分で
あるVR に制限され、図12の場合、並列共振器11
の発生電圧はダイオード19の順方向電圧VF 又は逆
方向ブレークダウン電圧BVR に制限される。
【0063】一方、図13においては、4個のダイオー
ド20a,20b,20c,20dを設け、ダイオード
20aのアノードとダイオード20bのカソードを接続
し、ダイオード20b,20cのアノードを互いに接続
し、ダイオード20cのカソードとダイオード20dの
アノードを接続して電圧制限回路20を構成しており、
このような電圧制限回路20により、並列共振器11の
発生電圧はVL (=2VF +2BVR )に制限さ
れる。
【0064】さらに、図14においては、順方向に接続
された3個のダイオード21a,21b,21cの直列
回路と、同様に順方向に接続された3個のダイオード2
1d,21e,21fの直列回路とを、互いに逆方向に
並列接続して電圧制限回路21を構成しており、このと
き並列共振器11の発生電圧は3VF又は3BVR に
制限される。
【0065】また、図15に示すように、図14におけ
るダイオード21a,21bのアノードそれぞれと、ダ
イオード21d,21eのカソードそれぞれとを接続し
て電圧制限回路22を構成してもよく、このときの並列
共振器11の発生電圧は図14の場合と同様に3VF 
又は3BVR に制限される。
【0066】さらに、図16においては、互いに逆方向
に並列接続された2個のダイオード23a,23bの逆
並列回路と、同様の2個のダイオード23c,23dの
逆並列回路とを抵抗23eにより接続して電圧制限回路
23を構成しており、このとき並列共振器11の発生電
圧はVL3(=2VF +VR )又はVL4(=2B
VR +VR )に制限される。
【0067】なお、上記各実施例では光電変換素子とし
てフォトダイオードを用いた場合について説明したが、
光電変換素子は特にこれに限るものではなく、フォトト
ランジスタ,太陽電池など光により起電力を発生するも
のであればよい。
【0068】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、光電
変換素子による光電変換電流を、負帰還をかけた差動増
幅器を介して出力する場合に、並列共振器により光電変
換電流の周波数選択及び電流・電圧変換を行うため、光
電変換素子により各種の周波数成分を含む種々雑多な外
来光を伴う光を受光しても、並列共振器の共振周波数の
設定によって所望の特定周波数の光による電圧だけを選
択的に取り出すことができ、カメラ等における自動焦点
装置,測距装置や遠隔制御装置,通信装置などに好適で
ある。
【0069】このとき、光電変換素子の両端を差動増幅
器の非反転入力端子,反転入力端子に接続すると、光電
変換素子の短絡電流を取り出せるため、周囲環境の温度
に影響されずに特定周波数の光による電圧を精度よく取
り出すことが可能になる。
【0070】さらに、光電変換素子の両端を差動増幅器
の非反転入力端子,反転入力端子に接続し、差動増幅器
の非反転入力端子にバイアスを与える直流電圧源を設け
ることにより、差動増幅器を単一電源で動作させた場合
における電圧利用範囲が大きくでき、有利になる。
【0071】また、光電変換素子のアノードを差動増幅
器の一方の入力に接続し、光電変換素子のカソード直流
電圧源を設けることにより、逆バイアスによって光電変
換素子の空乏層が広がり、光電変換素子の応答性が良好
となって周波数特性が向上し、特定周波数の光による電
圧を応答性よく取り出すことができる。
【0072】一方、並列共振器を光電変換素子の非反転
入力端子と接地との間に設けることにより、光電変換素
子,差動増幅器を集積化した場合に設けるべき外付けピ
ンが並列共振器を非反転入力端子に接続するための1個
で済み、集積回路の大型化を防止できる。
【0073】さらに、光電変換素子のアノードを差動増
幅器の非反転入力端子に接続し、この非反転入力端子と
接地との間に並列共振器を接続し、差動増幅器の反転入
力端子に入力抵抗を接続すると共に、差動増幅器の出力
端子と反転入力端子との間に負帰還抵抗を接続すること
により、差動増幅器の利得設定が可能となり、特定周波
数の光による出力電圧を所望のレベルに増幅或いは減衰
して取り出すことができ、後段回路での信号処理が容易
になる。
【0074】また、並列共振器に並列に電圧制限回路を
接続することにより、並列共振器の発生電圧を適度なレ
ベルに制限することが可能になり、並列共振器の発生電
圧が過大になることによる誤動作や回路素子の破損等を
防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の光電変換装置の第1の実施例の結線
図である。
【図2】この発明の光電変換装置の第2の実施例の結線
図である。
【図3】この発明の光電変換装置の第3の実施例の結線
図である。
【図4】この発明の光電変換装置の第4の実施例の結線
図である。
【図5】この発明の光電変換装置の第5の実施例の結線
図である。
【図6】この発明の光電変換装置の第6の実施例の結線
図である。
【図7】この発明の光電変換装置の第7の実施例の結線
図である。
【図8】この発明の光電変換装置の第8の実施例の一部
の結線図である。
【図9】この発明の光電変換装置の第9の実施例の一部
の結線図である。
【図10】この発明の光電変換装置の第10の実施例の
一部の結線図である。
【図11】この発明の光電変換装置の第11の実施例の
一部の結線図である。
【図12】この発明の光電変換装置の第12の実施例の
一部の結線図である。
【図13】この発明の光電変換装置の第13の実施例の
一部の結線図である。
【図14】この発明の光電変換装置の第14の実施例の
一部の結線図である。
【図15】この発明の光電変換装置の第15の実施例の
一部の結線図である。
【図16】この発明の光電変換装置の第16の実施例の
一部の結線図である。
【図17】従来の光電変換装置の結線図である。
【図18】従来の他の光電変換装置の結線図である。
【符号の説明】
1  光電変換素子 2  差動増幅器 3  出力端子 11  並列共振器 12  直流電圧源 13  入力抵抗 14  負帰還抵抗 15,16,17,20,21,22,23  電圧制
限回路 18  抵抗(電圧制限回路) 19  ダイオード(電圧制限回路)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  光電変換素子による光電変換電流を電
    流・電圧変換し、負帰還をかけた差動増幅器を介して出
    力する光電変換装置において、前記電流・電圧変換の周
    波数選択及び電流・電圧変換を並列共振器により行うこ
    とを特徴とする光電変換装置。
  2. 【請求項2】  請求項1記載の光電変換装置において
    、前記光電変換素子の両端を、前記差動増幅器の非反転
    入力端子,反転入力端子に接続したことを特徴とする光
    電変換装置。
  3. 【請求項3】  請求項2記載の光電変換装置において
    、前記差動増幅器の非反転入力端子にバイアスを与える
    直流電圧源を設けたことを特徴とする光電変換装置。
  4. 【請求項4】  請求項1記載の光電変換装置において
    、前記光電変換素子のアノードを前記差動増幅器の一方
    の入力に接続し、前記光電変換素子のカソードにバイア
    スを与える直流電圧源を設けたことを特徴とする光電変
    換装置。
  5. 【請求項5】  前記並列共振器を、前記差動増幅器の
    非反転入力端子と接地との間に設けたことを特徴とする
    請求項2又は4記載の光電変換装置。
  6. 【請求項6】  請求項4記載の光電変換装置において
    、前記光電変換素子のアノードを前記差動増幅器の非反
    転入力端子に接続し、前記非反転入力端子と接地との間
    に前記並列共振器を接続し、前記差動増幅器の反転入力
    端子に入力抵抗を接続すると共に、前記差動増幅器の出
    力端子と前記反転入力端子との間に負帰還抵抗を接続し
    たことを特徴とする光電変換装置。
  7. 【請求項7】  前記並列共振器に並列に電圧制限回路
    を接続したことを特徴とする請求項1,2,3,4,5
    又は6記載の光電変換装置。
JP9659891A 1991-04-26 1991-04-26 光電変換装置 Pending JPH04326023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9659891A JPH04326023A (ja) 1991-04-26 1991-04-26 光電変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9659891A JPH04326023A (ja) 1991-04-26 1991-04-26 光電変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04326023A true JPH04326023A (ja) 1992-11-16

Family

ID=14169323

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9659891A Pending JPH04326023A (ja) 1991-04-26 1991-04-26 光電変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04326023A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202147A (ja) * 2006-01-18 2007-08-09 Marvell World Trade Ltd 入れ子状のトランスインピーダンス増幅器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007202147A (ja) * 2006-01-18 2007-08-09 Marvell World Trade Ltd 入れ子状のトランスインピーダンス増幅器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6177665B1 (en) High-speed logarithmic photo-detector
US5252820A (en) Photoelectric conversion circuit having a tuning circuit and changeover switcher
JPH09105776A (ja) レーザ測距器用の温度補償されたapd検出器バイアスおよび伝達インピーダンス増幅器回路
EP0852435A2 (en) Bias voltage supply circuit for photoelectric converting element, and photodetection circuit
US3463928A (en) Frequency-selective negative feedback arrangement for phototransistor for attenuating unwanted signals
JP2006513626A (ja) フォトダイオードを有するリモートコントロール受信機のための回路配置および配置方法
US4642453A (en) Apparatus for increasing the dynamic range in an integrating optoelectric receiver
US4975566A (en) First stage circuit for an optical receiver
JP3277049B2 (ja) 微粒子検出回路
JPH04326023A (ja) 光電変換装置
EP0460273A1 (en) Gain stabilizing amplifier
GB2202624A (en) Optimum biasing system for electronic devices
JP2005072924A (ja) 光電流・電圧変換回路
CN220983503U (zh) 激光雷达
US4904860A (en) Optical signal detection circuit with constant current sources
CN216118003U (zh) 一种激光雷达接收电路及激光雷达接收机
JPS60117930A (ja) 光電気変換回路
JP2546912B2 (ja) 交流増幅器
JPH04326024A (ja) 光電変換装置
JP2918738B2 (ja) 測距装置用光電変換回路
JPH051791Y2 (ja)
JPH0382229A (ja) 光電変換装置
JP3177115B2 (ja) 受光アンプ
US3473135A (en) Variable reference video amplifier
US5347142A (en) Modes of infrared hot electron transistor operation in infrared detection