JPH05299652A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH05299652A
JPH05299652A JP12960592A JP12960592A JPH05299652A JP H05299652 A JPH05299652 A JP H05299652A JP 12960592 A JP12960592 A JP 12960592A JP 12960592 A JP12960592 A JP 12960592A JP H05299652 A JPH05299652 A JP H05299652A
Authority
JP
Japan
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heat sink
semiconductor substrate
semiconductor device
electrode layer
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP12960592A
Other languages
English (en)
Inventor
Orudeijisu Fuiritsupu
オルディジス フイリップ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 放熱性に優れ、したがって、装置の熱的安定
性および信頼性に優れ、厳しい条件下での動作が可能で
あり、しかも装置の小型化および製造コストの低下を図
り、また、複数の高出力半導体装置を1パッケージ体内
にパッケージすることで、より早い動作を実現すること
が可能な半導体装置を提供すること。 【構成】 半導体基板2の表面に形成された不純物拡散
層8,10,20,22,24あるいは電極層12の表
面に、熱伝導性が良好な材質で構成してあるヒートシン
ク14が直接形成してある。上記ヒートシンク14は、
たとえば波型あるいは鋸波状などのように長手方向に沿
って左右に曲折しているフィン型形状であることが好ま
しい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に係わり、
さらに詳しくは、半導体基板上に直接ヒートシンクを形
成した放熱性に優れた半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パワートランジスタなどの高出力半導体
装置では、放熱を図るために、高出力半導体装置のパッ
ケージ体の外部にヒートシンクが装着してある。高出力
半導体装置に発生する熱による装置の動作特性の低下を
防止するためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、パッケージ
体の外部にヒートシンクを取り付けたとしても、高出力
半導体装置で発生する熱を有効に放熱できないおそれが
ある。熱の発生源は、高出力半導体装置を構成する回路
が組み込まれた半導体基板であるが、半導体基板は金属
などに比較すれば熱伝導率が低く、発熱源である半導体
基板自身の放熱性が十分でないからである。
【0004】また、半導体基板自身の放熱性が十分でな
いことから、高出力半導体装置を構成するために半導体
基板上に形成されたトランジスタのゲートの長さあるい
はベースの幅は、放熱性を考慮して十分に大きくする必
要があった。したがって、高出力(高電流含む)の用途
に用いられる半導体装置は、発熱を考慮して、実際に必
要とされる回路の大きさよりも大きく設計して半導体基
板上に形成する必要があった。
【0005】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、放熱性に優れ、したがって、装置の熱的安定性およ
び信頼性に優れ、厳しい条件下での動作が可能であり、
しかも装置の小型化および製造コストの低下を図り、ま
た、複数の高出力半導体装置を1パッケージ体内にパッ
ケージすることで、より早い動作を実現することが可能
な半導体装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置は、半導体基板の表面に形成さ
れた不純物拡散層あるいは電極層の表面に、熱伝導性が
良好な材質で構成してあるヒートシンクが直接形成して
ある。上記ヒートシンクは、たとえば波型あるいは鋸波
状などのように長手方向に沿って左右に曲折しているフ
ィン型形状であることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明の半導体装置では、半導体基板の表面に
形成された不純物拡散層あるいは電極層の表面に、たと
えばタングステン、アルミニウムなどの熱伝導性が良好
な材質で構成してあるヒートシンクが直接形成してあ
る。たとえばアルミニウムの熱伝導率κは、273°K
において、2.38(W・cm/K)であり、シリコン
製半導体基板のκ=10-3(W・cm/K)に比較して
三桁以上優れている。アルミニウム以外の金属について
もほぼ同様である。したがって、本発明では、半導体基
板からの放熱性が、ヒートシンクが何等形成されていな
い従来の半導体基板に比較して格別に向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例に係る半導体基板に
ついて、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発
明の一実施例に係る半導体装置の要部概略断面図、図2
は同実施例に係るヒートシンクの概略斜視図、図3は本
発明の他の実施例に係る半導体装置の要部概略断面図、
図4は本発明のさらにその他の実施例に係る半導体装置
の要部概略断面図である。
【0009】図1に示す本発明の一実施例に係る半導体
装置は、MOS構造のトランジスタを有する高出力トラ
ンジスタなどの半導体装置であり、半導体基板2の表面
にゲート絶縁層4が形成してあり、ゲート絶縁層4の上
にゲート電極層6が形成してある。半導体基板2は、た
とえばシリコン製半導体基板で構成してあり、ゲート絶
縁層4は、半導体基板2の表面を熱酸化することなどで
形成される。ゲート電極層6は、たとえばCVD法など
で成膜されるポリシリコン層あるいはポリサイド層で構
成される。
【0010】半導体基板2の表面には、ゲート電極層6
に対して自己整合的にソース・ドレイン領域と成る不純
物拡散層8,10がイオン注入法などで形成される。半
導体基板2がP型基板である場合には、不純物拡散層
8,10は、リン(P)などのN型不純物をイオン注入
することなどで形成される。ソース・ドレイン領域と成
る不純物拡散層8,10には、それぞれコンタクト用電
極層12が接続される。コンタクト用電極層12は、た
とえばポリシリコン層あるいはアルミニウムなどの金属
層で構成される。
【0011】本実施例では、半導体基板2に形成された
ソース・ドレイン領域と成る不純物拡散層8,10の表
面に、直接ヒートシンク14が形成してある。ヒートシ
ンク14は、たとえばタングステン、アルミニウムなど
の金属、あるいは、タングステンなどのシリサイドとシ
リコンとの積層構造であるポリサイドなどで構成してあ
る。
【0012】本実施例のヒートシンク14は、その機械
的強度あるいは安定性を向上させるために、たとえば図
2に示すように、長手方向に沿って左右に曲折している
フィン型形状であるが、その具体的形状は特に限定され
ない。たとえば不純物拡散層8,10の形成パターンに
合致すれば、円筒形状などであっても良い。また、ヒー
トシンク14の形成数も特に限定されない。図1に示す
ようなMOS構造のトランジスタでは、最も熱が発生す
るのは、ドレイン側の不純物拡散層10に相当する半導
体基板2の表面であることから、特にこの部分に、ヒー
トシンク14を設けることは、放熱性を向上させる観点
から好ましい。
【0013】ヒートシンク14の幅Wおよび高さHは、
特に限定されないが、幅Wは約1μm程度であり、幅に
対する高さの比(H/W)は、放熱性向上の観点からは
大きいほど好ましい。ただし、H/Wを大きくするほど
機械的強度あるいは安定性が低下する傾向にあるので、
H/Wは、ヒートシンク14を構成する材質および放熱
性を考慮して決定される。仮にヒートシンク14をポリ
シリコンで構成する場合には、H/Wを20程度にする
ことができるので、アルミニウムあるいはタングステン
などの金属で構成するには、その値以上にすることがで
きる。いずれにしても、ヒートシンク14の頂部は、パ
ッシベーション膜16から突出していることが好まし
い。放熱性を良好にするためである。
【0014】たとえばアルミニウムの熱伝導率κは、2
73°Kにおいて、2.38(W・cm/K)であり、
シリコン製半導体基板のκ=10-3(W・cm/K)に
比較して三桁以上優れている。アルミニウム以外の金属
についてもほぼ同様である。したがって、ヒートシンク
14をこのような材質で構成することにより、全体とし
て半導体基板2の放熱性を向上させることができる。
【0015】このようなヒートシンク14は、たとえば
層間絶縁層のコンタクトホール内にタングステン、アル
ミニウムなどで構成される導電性プラグを選択成長させ
る方法(同一出願人の特願平3−313798号に開
示)、あるいはDRAMにおける最近開発されているク
ラウン状のキャパシタ用電極を製造する方法(「IEEETR
ANSACTIONS ON ELECTRON DEVICES. VOL.38. No.2
FEB. 1991 」に開示)などを利用して、半導体基板2
上に形成することができる。本発明では、ヒートシンク
14の形成方法は、特に限定されない。
【0016】ヒートシンクが形成された半導体装置は、
モールド樹脂あるいはセラミックなどのパッケージ体に
よりパッケージされるが、その際に、パッケージ体の外
部に、従来と同様なヒートシンクを装着することもでき
る。パッケージ体内のヒートシンクからパッケージ体外
のヒートシンクへ良好に熱伝達されるようにパッケージ
を工夫することが好ましい。
【0017】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。例えば、図3に示すように、ヒートシンク
14を、MOS構造のトランジスタのソース・ドレイン
領域と成る不純物拡散層8,10の上に直接形成するこ
となく、これら拡散層8,10に接続されるコンタクト
用電極層12の上に形成することもできる。この実施例
の場合には、コンタクト用電極層12を介してヒートシ
ンク14から、半導体基板2の表面に発生する熱を放熱
することができる。コンタクト用電極層12は、アルミ
ニウムなどで形成された所定パターンの配線用電極層に
接続されるが、この電極層の上にヒートシンクを形成す
ることもできる。
【0018】また、図4に示す実施例は、バイポーラ型
トランジスタを有する半導体装置に対して本発明を適用
した例を示している。バイポーラ型トランジスタを有す
る半導体装置では、半導体基板2の表面に、コレクタ用
不純物拡散層20、ベース用不純物拡散層22およびエ
ミッタ用不純物拡散層24が形成してある。この実施例
では、これら各拡散層20,22,24に対して立設さ
れるようにヒートシンク14が形成してある。なお、コ
ンタクト用電極層12a上に立設されるようにヒートシ
ンク14を形成することもできる。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、半導体基板の表面に直接ヒートシンクが形成してあ
るので、半導体基板自体の放熱性が向上する。したがっ
て、半導体装置の熱的安定性および信頼性が向上し、厳
しい条件下での動作が可能になり、しかも装置の小型化
を図れる。
【0020】また、半導体基板の放熱性が向上するの
で、従来では過熱などが原因で好ましくなかった複数の
高出力半導体装置あるいはその他の処理装置などを同一
の半導体基板上に作り込み、1パッケージ体内にパッケ
ージすることも可能になり、より早い動作を実現するこ
とが可能になると共に、製造コストの低下を図ることも
できる。本発明によりサイズの縮小化あるいはワンチッ
プ化が実現可能な高出力半導体装置としては、たとえば
パワートランジスタ、高電流オペアンプ、ワンチップ・
スマートパワーチップ(One chip smart-power chi
p)、高出力コントローラなどが例示できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体装置の要部概略
断面図である。
【図2】同実施例に係るヒートシンクの概略斜視図であ
る。
【図3】本発明の他の実施例に係る半導体装置の要部概
略断面図である。
【図4】本発明のさらにその他の実施例に係る半導体装
置の要部概略断面図である。
【符号の説明】
2… 半導体基板 6… ゲート電極層 8,10… ソース・ドレイン領域用不純物拡散層 12,12a… コンタクト用電極層 14… ヒートシンク 20… コレクタ用不純物拡散層 22… ベース用不純物拡散層 24… コレクタ用不純物拡散層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/73

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板の表面に形成された不純物拡
    散層あるいは電極層の表面に、熱伝導性が良好な材質で
    構成してあるヒートシンクが直接形成してある半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 上記ヒートシンクは、長手方向に沿って
    左右に曲折しているフィン型形状である請求項1に記載
    の半導体装置。
JP12960592A 1992-04-22 1992-04-22 半導体装置 Pending JPH05299652A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12960592A JPH05299652A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 半導体装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP12960592A JPH05299652A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 半導体装置

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JPH05299652A true JPH05299652A (ja) 1993-11-12

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ID=15013595

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JP12960592A Pending JPH05299652A (ja) 1992-04-22 1992-04-22 半導体装置

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JP (1) JPH05299652A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013153018A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Seiko Instruments Inc 半導体装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013153018A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Seiko Instruments Inc 半導体装置

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