JPH05299519A - 半導体集積回路装置の製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置の製造方法

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JPH05299519A
JPH05299519A JP9930592A JP9930592A JPH05299519A JP H05299519 A JPH05299519 A JP H05299519A JP 9930592 A JP9930592 A JP 9930592A JP 9930592 A JP9930592 A JP 9930592A JP H05299519 A JPH05299519 A JP H05299519A
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JP
Japan
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film
insulating film
wiring
interlayer insulating
region
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JP9930592A
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English (en)
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Satoshi Oguchi
聡 小口
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 半導体集積回路装置の製造方法において、歩
留りを向上する。 【構成】 間接周辺回路部の第1層目の配線25、メモ
リセルアレイ部の電極の夫々を形成し、窒化珪素膜2
7、SOG膜28、酸化珪素膜29の夫々で層間絶縁膜
30を形成し、電極上の層間絶縁膜30の膜厚の一部を
除去して凹部32を形成し、第1層目の配線25上の層
間絶縁膜30の全部、電極上の層間絶縁膜の膜厚の残部
を除去して接続孔34を形成し、第2層目の配線36を
形成する。 【効果】 SOG膜28の膜厚が厚い領域の層間絶縁膜
30に凹部32を形成したことにより、層間絶縁膜30
の接続孔34の深さが均等化されるので、接続孔34を
形成する際の加工マージンを拡大できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路装置の
製造方法に関し、特に、上層の配線と下層の配線とを、
両者間の絶縁膜に形成された接続孔を通して接続する半
導体集積回路装置の製造方法に適用して有効な技術に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】2層配線構造を採用する半導体集積回路
装置が使用されている。この種の半導体集積回路装置に
おいては、第2層目の配線の被覆率を向上するために、
第2層目の配線の下地の層間絶縁膜の表面を平坦化する
必要がある。この第2層目の配線は、層間絶縁膜に形成
された接続孔を通して、第1層目の配線に接続される。
【0003】以下に、層間絶縁膜の表面を平坦化するた
めの一手法を説明する。
【0004】まず、第1層目の配線を形成した後、酸化
珪素膜をCVD法で形成する。この酸化珪素膜の下地に
は、前記第1層目の配線及び素子が形成されているた
め、この酸化珪素膜の表面には、これらの配線及び素子
の表面形状に対応した段差が形成される。次に、この酸
化珪素膜の上層に、SOG(pin n lass)を塗
布する。このSOG膜は、前記酸化珪素膜の段差内を埋
込む。次に、フォトレジスト膜を塗布する。次に、これ
らのフォトレジスト膜及びSOG膜の夫々を、異方性エ
ッチングで均等にエッチング(エッチングバック)する
ことにより、SOG膜の表面が平面化される。この方法
によれば、酸化珪素膜とSOG膜の積層膜で構成される
層間絶縁膜の表面を平坦化できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、本発明
者は、前記従来技術を検討した結果、以下のような問題
点を見出した。
【0006】前記層間絶縁膜を構成するSOG膜は、酸
化珪素膜の表面段差が大きい領域では厚く、酸化珪素膜
の表面段差が小さい領域では薄く形成されているので、
SOG膜の膜厚が厚い領域、薄い領域の夫々の領域に接
続孔を形成した場合には、接続孔の深さがSOG膜の膜
厚によって異なってしまう。
【0007】夫々深さが異なる接続孔を、同一のエッチ
ング工程で層間絶縁膜に形成した場合には、加工マージ
ンが低下するという問題がある。つまり、接続孔の深さ
が浅い第1の接続孔内で第1層目の配線の表面が露出し
た後、接続孔の深さが深い第2の接続孔内で第1層目の
配線の表面が露出するまで、第1の接続孔内で露出する
第1層目の配線の表面がエッチャントにさらされるの
で、加工マージンが低下する。このように、層間絶縁膜
に接続孔を形成するためのエッチング工程で加工マージ
ンが低下した場合には、半導体集積回路装置の歩留りが
低下するという問題がある。
【0008】本発明の目的は、半導体集積回路装置の製
造方法において、歩留りを向上することが可能な技術を
提供することにある。
【0009】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明らか
になるであろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0011】基板上の第1領域、該第1領域より高さが
低い第2領域の夫々の領域に、第1層目の第1配線、第
2配線の夫々を形成する工程と、該第1配線及び第2配
線上に、第2領域の膜厚が第1領域より厚い絶縁膜を形
成する工程と、前記第2配線上の絶縁膜の膜厚の一部を
等方性エッチングで除去する工程と、前記第1配線上の
絶縁膜の全部、前記第2配線上の絶縁膜の残部を異方性
エッチングで除去し、前記第1配線、第2配線の夫々の
表面を露出する接続孔を形成する工程と、前記第1配線
に絶縁膜の接続孔を通して接続される第2層目の第3配
線、前記第2配線に絶縁膜の接続孔を通して接続される
第2層目の第4配線の夫々を、前記絶縁膜上に形成する
工程とを備える。
【0012】
【作用】前述した手段によれば、第2配線上の絶縁膜の
膜厚の一部を等方性エッチングで除去したことにより、
第2配線上の絶縁膜の残部の膜厚を、第1配線上の絶縁
膜の膜厚に近づけることができる。従って、第1配線上
の絶縁膜の全部、第2配線上の絶縁膜の残部を異方性エ
ッチング除去し、第1配線、第2配線の夫々を表面を露
出する接続孔を形成する工程でエッチングする絶縁膜の
膜厚が均等化されるので、絶縁膜に接続孔を形成する際
の加工マージンを拡大できる。絶縁膜に接続孔を形成す
る際の加工マージンを拡大できることにより、半導体集
積回路装置の製造方法において、歩留りを向上できる。
【0013】更に、第2配線上の絶縁膜の膜厚の一部を
等方性エッチングで除去したことにより、この第2配線
の表面を露出する接続孔の端部の段差が低減されるの
で、第2層目の第4配線の被覆率を向上できる。これに
より、半導体集積回路装置の歩留りを向上できる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて具体的
に説明する。なお、実施例を説明するための全図におい
て、同一機能を有するものは、同一符号を付け、その繰
り返しの説明は省略する。
【0015】本発明の実施例のDRAMを有する半導体
集積回路装置の構成を、図1(要部断面図)を用いて説
明する。なお、図1では、メモリセルアレイ部及び直接
周辺回路部を中央及び右側に、間接周辺回路部を左側に
示す。
【0016】図1に示すように、前記半導体集積回路装
置は、p-型半導体基板1を主体に構成されている。こ
のp-型半導体基板1は、例えば、単結晶珪素で構成さ
れている。このp-型半導体基板1の主面部には、n-型
ウェル領域2及びp-型ウェル領域3の夫々が設けられ
ている。
【0017】前記n-型ウェル領域2及びp-型ウェル領
域3の夫々の非活性領域の主面部には、素子間分離(フ
ィールド)絶縁膜5が設けられている。この素子間分離
絶縁膜5は、例えば、酸化珪素膜で構成されている。こ
の素子間分離絶縁膜5は、例えば、500nm程度の膜厚
で構成されている。
【0018】同図1の中央に示すように、メモリセルア
レイ部には、転送用MISFETQt及び容量素子Cの
夫々が設けられている。前記DRAMのメモリセルは、
前記転送用MISFETQtと容量素子Cの直列回路で
構成されている。容量素子Cは、情報としての電荷を蓄
積する。
【0019】前記転送用MISFETQtは、メモリセ
ルアレイ部において、前記p-型ウェル領域3の主面部
に設けられている。この転送用MISFETQtは、主
に、ゲート絶縁膜7、このゲート絶縁膜7上に設けられ
たゲート電極8、ソース領域及びドレイン領域の夫々か
ら構成されている。前記ゲート絶縁膜7は、前記p-型
ウェル領域3の主面に設けられている。このゲート絶縁
膜7は、例えば、酸化珪素膜で構成されている。前記ゲ
ート電極8は、例えば、多結晶珪素膜で構成されてい
る。この多結晶珪素膜は第1層目のゲート材であり、例
えば、250nm程度の膜厚で構成されている。この多結
晶珪素膜中には、抵抗値を低減するために不純物が導入
されている。このゲート電極8は、ワード線と一体に構
成されている。このゲート電極8の上部には、絶縁膜9
が設けられている。この絶縁膜9は、例えば、酸化珪素
膜で構成されている。この酸化珪素膜は、例えば、40
0nm程度の膜厚で構成されている。また、このゲート電
極8の側部には、サイドウォールスペーサ13が設けら
れている。このサイドウォールスペーサ13は、例え
ば、酸化珪素膜で構成されている。前記ソース領域及び
ドレイン領域は、一対のn-型半導体領域10と一対の
n+型半導体領域14の夫々から構成されている。前記
一対のn-型半導体領域10は、前記ゲート電極8に対
して自己整合で設けられている。前記一対のn+型半導
体領域14は、前記サイドウォールスペーサ13に対し
て自己整合で設けられている。このソース領域及びドレ
イン領域の一方には、前記容量素子Cの下部電極16が
接続されている。
【0020】前記容量素子Cは、主に、前記下部電極1
6、この下部電極16上に電荷蓄積用絶縁膜17を介し
て設けられた上部電極18の夫々から構成されている。
つまり、この容量素子Cは、いわゆる、スタックト構造
で構成されている。前記下部電極16及び上部電極18
の夫々は、例えば、多結晶珪素膜で構成されている。
【0021】前記下部電極16を構成する多結晶珪素膜
は、第2層目のゲート材であり、200nm程度の膜厚で
構成されている。前記上部電極18を構成する多結晶珪
素膜は、第3層目のゲート材であり、200nm程度の膜
厚で構成されている。これらの多結晶珪素膜中には、抵
抗値を低減するために不純物が導入されている。前記電
荷蓄積用絶縁膜17は、例えば、酸化珪素膜で構成され
ている。
【0022】同図1の右側に示すように、直接周辺回路
部には、nチャネルMISFETQn及びpチャネルM
ISFETQpの夫々が設けられている。
【0023】前記nチャネルMISFETQnは、前記
p-型ウェル領域3の主面部に設けられている。このn
チャネルMISFETQnは、主に、ゲート絶縁膜7、
このゲート絶縁膜7上に設けられたゲート電極8、ソー
ス領域及びドレイン領域の夫々から構成されている。前
記ゲート絶縁膜7は、前記p-型ウェル領域3の主面に
設けられている。前記ゲート電極8の上部には、絶縁膜
9が設けられている。このゲート電極8の側部には、サ
イドウォールスペーサ13が設けられている。前記ソー
ス領域及びドレイン領域は、一対のn-型半導体領域1
0及び一対のn+型半導体領域14の夫々から構成され
ている。前記一対のn-型半導体領10は、前記ゲート
電極8に対して自己整合で設けられている。前記一対の
n+型半導体領域14は、前記サイドウォールスペーサ
13に対して自己整合で設けられている。前記一対のn
+型半導体領域14には、層間絶縁膜20,21の夫々
に形成された接続孔を通して、電極25が接続されてい
る。この電極25の一方は、前記pチャネルMISFE
TQpのソース領域、ドレイン領域の一方に接続されて
いる。つまり、これらのnチャネルMISFETQn、
pチャネルMISFETQpの夫々は、相補型MISF
ET(CMOS)を構成する。
【0024】前記pチャネルMISFETQpは、前記
n-型ウェル領域2の主面部に設けられている。このp
チャネルMISFETQpは、前記nチャネルMISF
ETQnと導電型が異なるだけなので、構成の説明は省
略する。なお、このpチャネルMISFETQpのソー
ス領域とドレイン領域は、一対のp-型半導体領域11
及び一対のp+型半導体領域15で構成されている。
【0025】前記層間絶縁膜20は、例えば、酸化珪素
膜で構成されている。この酸化珪素膜は、例えば、20
0nm程度の膜厚で構成されている。前記層間絶縁膜21
は、例えば、BPSG(oron hospho ilicate
lass)膜で構成されている。このBPSG膜は、例
えば、300nm程度の膜厚で構成されている。これらの
層間絶縁膜20,21は、前記転送用MISFETQ
t、容量素子C、nチャネルMISFETQn、pチャ
ネルMISFETQpの夫々の上層に設けられている。
従って、特に素子が設けられていない、同図1の左側に
示す間接周辺回路部では、これらの層間絶縁膜20,2
1の夫々は、前記素子間分離絶縁膜5上に直接接して設
けられている。
【0026】前記電極25は、前記層間絶縁膜21上に
設けられている。この電極25は、第1層目の配線を構
成する。この電極25は、例えば、アルミニウム膜また
は珪素と銅が添加されたアルニウム合金膜で構成されて
いる。この電極25は、例えば、500nm程度の膜厚で
構成されている。
【0027】前記電極25の上層には、層間絶縁膜30
が設けられている。この層間絶縁膜30は、下層側か
ら、窒化珪素膜27、SOG膜28、酸化珪素膜29の
夫々を積層した積層膜で構成されている。前記窒化珪素
膜27は、例えば、200nm程度の膜厚で構成されてい
る。前記SOG膜28は、例えば、200nm程度の膜厚
で構成されている。前記酸化珪素膜29は、例えば、4
00nm程度の膜厚で構成されている。
【0028】前記nチャネルMISFETQp、pチャ
ネルMISFETQpの夫々の電極25には、層間絶縁
膜30に形成された接続孔34を通して、第2層目の配
線36が接続されている。この配線36は、例えば、ア
ルミニウム膜または珪素と銅が添加されたアルニウム合
金膜を主体に構成されている。この配線36は、例え
ば、800nm程度の膜厚で構成されている。また、この
配線36を構成するアルミニウム膜またはアルミニウム
合金膜の下層に、高融点金属珪化膜例えばモリブデンシ
リサイド(MoSi)膜を設けても良い。また、前記接続
孔34の端部には、凹部32が形成されている。この凹
部32により、前記接続孔34の端部の段差は低減され
ている。
【0029】同図1の左側に示すように、前記間接周辺
回路部において、前記層間絶縁膜21の上層には、第1
層目の配線25が設けられている。この第1層目の配線
25には、前記層間絶縁膜30の接続孔34を通して、
第2層目の配線36が接続されている。
【0030】次に、前記半導体集積回路装置の製造方法
を図2乃至図6(前記図1に示す領域を工程の一部で示
す要部断面図)を用いて説明する。
【0031】まず、p-型半導体基板1の主面部に、n-
型ウェル領域2、p-型ウェル領域3の夫々を形成す
る。次に、これらのn-型ウェル領域2及びp-型ウェル
領域3の夫々の非活性領域の主面を選択的に熱酸化し、
素子間分離絶縁膜5を形成する。この後、前記n-型ウ
ェル領域2及びp-型ウェル領域3の夫々の活性領域の
主面を熱酸化し、ゲート絶縁膜7を形成する。
【0032】次に、第1層目のゲート材である多結晶珪
素膜を形成する。次に、この多結晶珪素膜中に不純物を
導入する。次に、この多結晶珪素膜をパターンニング
し、転送用MISFETQt、nチャネルMISFET
Qn、pチャネルMISFETQpの夫々のゲート電極
8を形成する。次に、このゲート電極8を不純物導入用
のマスクとして、不純物を選択的に導入し、一対のn-
型半導体領域10、一対のp-型半導体領域11の夫々
を形成する。
【0033】次に、前記ゲート電極8の側部に、サイド
ウォールスペーサ13を形成する。この後、このサイド
ウォールスペーサ13を不純物導入用のマスクして、不
純物を選択的に導入し、図2に示すように、一対のn+
型半導体領域14及び一対のp+型半導体領域15の夫
々を形成する。
【0034】次に、第2層目のゲート材である多結晶珪
素膜を形成する。次に、この多結晶珪素膜中に不純物を
導入する。次に、この多結晶珪素膜をパターンニング
し、容量素子Cの下部電極16を形成する。次に、この
下部電極16上に、電荷蓄積用絶縁膜17を構成する酸
化珪素膜を形成する。次に、この酸化珪素膜の上層に、
第3層目のゲート材である多結晶珪素膜を形成する。次
に、この多結晶珪素膜中に不純物を導入する。この後、
この多結晶珪素膜及び前記酸化珪素膜の夫々をパターン
ニングし、容量素子Cの電荷蓄積用絶縁膜17及び上部
電極18の夫々を形成する。
【0035】次に、例えば、CVD法で酸化珪素膜を堆
積し、層間絶縁膜20を形成する。次に、例えば、CV
D法でBPSG膜を堆積し、層間絶縁膜21を形成す
る。次に、これらの層間絶縁膜20,21の膜厚の一部
を、等方性エッチングで除去し、凹部22を形成する。
この後、これらの層間絶縁膜20,21の夫々の膜厚の
残部を異方性エッチングで除去し、前記nチャネルMI
SFETQnのn+型半導体領域14及び前記pチャネ
ルMISFETQpのp+型半導体領域15の夫々の表
面を露出する接続孔23を形成する。前記凹部22と接
続孔23の夫々は、同一のエッチングマスクを用いて形
成される。前記凹部22を形成することよりり、接続孔
23の端部の段差を低減することができる。次に、例え
ば、アルミニウム膜またはアルミニウム合金膜を形成す
る。この際、前記接続孔23の端部の段差が低減されて
いることにより、アルミニウム膜またはアルミニウム合
金膜の被覆率を向上できるので、半導体集積回路装置の
歩留りを向上できる。この後、このアルミニウム膜また
はアルミニウム合金膜をパターンニングし、図3に示す
ように、nチャネルMISFETQn及びpチャネルM
ISFETQpの夫々の電極25を形成する。この電極
25は、前記接続孔23を通して、前記n+型半導体領
域14、p+型半導体領域15に接続される。また、こ
の工程で、同図3の左側に示すように、周辺回路部の層
間絶縁膜21上に、第1層目の配線25が形成される。
【0036】次に、前記電極または配線25の上層に、
例えば、プラズマCVD法で窒化珪素膜27を堆積す
る。この窒化珪素膜27の下層には、前記転送用MIS
FETQt、nチャネルMISFETQn、pチャネル
MISFETQp、電極または配線25の夫々が形成さ
れているので、この窒化珪素膜27の表面には、これら
の素子、電極または配線25の表面形状に対応した段差
が形成されている。
【0037】次に、例えば、SOG膜28を塗布する。
このSOG膜28を塗布することにより、前記窒化珪素
膜27の表面段差内は、このSOG膜28で埋込まれ
る。次に、例えば、フォトレジスト膜を塗布した後、異
方性エッチングでこれらのフォトレジスト膜及びSOG
28の夫々をエッチング(エッチングバック)する。こ
の後、フォトレジスト膜を除去する。この工程により、
SOG膜28の表面が平坦化される。このため、窒化珪
素膜27の表面段差が大きい領域ではSOG膜28の膜
厚は厚く、窒化珪素膜27の表面段差が小さい領域では
SOG膜28の膜厚は薄く形成される。
【0038】次に、例えば、CVD法で酸化珪素膜29
を堆積することにより、図4に示すように、層間絶縁膜
30が形成される。
【0039】次に、図5に示すように、フォトレジスト
膜31をマスクとして、メモリセルアレイ部及び直接周
辺回路部の電極25上の層間絶縁膜30の膜厚の一部
を、等方性エッチングで除去し、凹部32を形成する。
凹部32を形成する領域は、第1層目の配線または電極
25上のSOG膜28の膜厚が厚い領域、すなわち、前
記窒化珪素膜27の表面段差が大きい領域である。この
後、前記フォトレジスト膜31を除去する。このよう
に、電極25上の層間絶縁膜30の膜厚の一部を等方性
エッチングで除去したことにより、電極25上の層間絶
縁膜30の膜厚を、間接周辺回路部の第1層目の配線2
5上の層間絶縁膜30の膜厚に近づけることができる。
【0040】次に、図6に示すように、フォトレジスト
膜33をマスクとして、前記間接周辺回路部の第1層目
の配線25上の層間絶縁膜30の全部、メモリセルアレ
イ部及び直接周辺回路部の電極25上の層間絶縁膜30
の膜厚の残部を異方性エッチングで除去し、前記配線ま
たは電極25の表面を露出する接続孔34を形成する。
この後、前記フォトレジスト膜33を除去する。ここ
で、前述したように、前記SOG膜28の膜厚が厚い領
域では、層間絶縁膜30の膜厚の一部を等方性エッチン
グで除去したことにより、層間絶縁膜30の膜厚が均等
化されているので、接続孔34の深さは均等化される。
従って、接続孔34を形成する際の加工マージンを拡大
できるので、半導体集積回路装置の製造方法において、
歩留りを向上できる。
【0041】次に、例えば、アルミニウム膜を形成後パ
ターンニングし、前記図1に示すように、第2層目の配
線36を形成する。この配線36は、前記接続孔34を
通して、前記電極または配線25に電気的に接続され
る。前記層間絶縁膜30の膜厚の一部を等方性エッチン
グで除去し、凹部32を形成したことにより、前記接続
孔34の端部の段差は低減されているので、配線36の
被覆率を向上できる。これにより、半導体集積回路装置
の歩留りを向上できる。
【0042】なお、本実施例では、層間絶縁膜30を形
成した後、この層間絶縁膜30の膜厚の一部を等方性エ
ッチングで除去する例を示したが、前記SOG膜28を
塗布する工程の後、メモリセルアレイ部及び直接周辺回
路部の電極25上のSOG膜28の膜厚の一部を等方性
エッチングで除去し、凹部を形成するようにしても良
い。この場合には、まず、SOG膜28を塗布する。次
に、SOG膜28に凹部を形成する。次に、フォトレジ
スト膜を塗布する。次に、これらのフォトレジスト膜及
びSOG膜28の夫々を、異方性エッチングで均等にエ
ッチングする。次に、フォトレジスト膜を除去する。次
に、前記酸化珪素膜29を堆積し層間絶縁膜30を形成
する。この後、前記図6に示す工程以後を行なえば良
い。
【0043】〔実施例2〕本発明の実施例2の半導体集
積回路装置の製造方法は、前記実施例1の半導体集積回
路装置の製造方法において、前記SOG膜28が厚く形
成される領域の電極25上に、予め、アルミニウム膜ま
たはアルミニウム合金膜を形成しておき、この後、前記
層間絶縁膜30を形成するものである。この構成によれ
ば、電極25上に形成したアルミニウム膜の膜厚に相当
する分、前記SOG膜28の膜厚が薄くなるので、メモ
リセルアレイ部及び直接周辺回路部の電極25上の層間
絶縁膜30、間接周辺回路部の第1層目の配線25上の
層間絶縁膜30の夫々の厚みを均等化し、接続孔34を
形成する際の加工マージンを拡大できる。これより、前
記実施例1と同様に、半導体集積回路装置の製造方法に
おいて、歩留りを向上できる。本実施例2の製造方法で
は、前記図5に示す工程すなわち凹部32を形成する工
程を省略できる。なお、前記電極25上には、アルミニ
ウム膜またはアルミニウム合金膜以外の導電膜を形成し
ても良い。
【0044】以上、本発明を実施例にもとづき具体的に
説明したが、本発明は、前記実施例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更可
能であることは言うまでもない。
【0045】例えば、前記実施例1乃至実施例3では、
DRAMのメモリセルを有する半導体集積回路装置を示
したが、本発明は、他のメモリセル例えばSRAM、E
PROM、EEPROM等のメモリセルを有する半導体
集積路装置の製造方法、または、論理回路を有する半導
体集積回路装置の製造方法に適用できる。
【0046】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0047】半導体集積回路装置の製造方法において、
歩留りを向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の半導体集積回路装置の要部
断面図。
【図2】前記図1に示す領域を工程毎に示す要部断面
図。
【図3】前記図1に示す領域を工程毎に示す要部断面
図。
【図4】前記図1に示す領域を工程毎に示す要部断面
図。
【図5】前記図1に示す領域を工程毎に示す要部断面
図。
【図6】前記図1に示す領域を工程毎に示す要部断面
図。
【符号の説明】
1…p-型半導体基板、2…n-型ウェル領域、3…p-
型ウェル領域、5…素子間分離絶縁膜、7…ゲート絶縁
膜、8…ゲート電極、9…絶縁膜、10…n-型半導体
領域、11…p-型半導体領域、13…サイドウォール
スペーサ、14…n+型半導体領域、15…p+型半導体
領域、16…下部電極、17…電荷蓄積用絶縁膜、18
…上部電極、20,21,30…層間絶縁膜、25…電
極,第1層目の配線、27…窒化珪素膜、28…SOG
膜、29…酸化珪素膜、32…凹部、34…接続孔、3
6…第2層目の配線。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上の第1領域、該第1領域より高さ
    が低い第2領域の夫々の領域に、第1層目の第1配線、
    第2配線の夫々を形成する工程と、該第1配線及び第2
    配線上に、第2領域の膜厚が第1領域より厚い絶縁膜を
    形成する工程と、前記第2配線上の絶縁膜の膜厚の一部
    を等方性エッチングで除去する工程と、前記第1配線上
    の絶縁膜の全部、前記第2配線上の絶縁膜の残部を異方
    性エッチングで除去し、前記第1配線、第2配線の夫々
    の表面を露出する接続孔を形成する工程と、前記第1配
    線に絶縁膜の接続孔を通して接続される第2層目の第3
    配線、前記第2配線に絶縁膜の接続孔を通して接続され
    る第2層目の第4配線の夫々を、前記絶縁膜上に形成す
    る工程とを備えたことを特徴とする半導体集積回路装置
    の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5975451A (en) * 1995-11-30 1999-11-02 Toyoto Jidosha Kabushiki Kaisha Webbing take-up device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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