JPH05298313A - 文書履歴管理装置 - Google Patents

文書履歴管理装置

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JPH05298313A
JPH05298313A JP4106455A JP10645592A JPH05298313A JP H05298313 A JPH05298313 A JP H05298313A JP 4106455 A JP4106455 A JP 4106455A JP 10645592 A JP10645592 A JP 10645592A JP H05298313 A JPH05298313 A JP H05298313A
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Takashi Nawata
毅史 縄田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意回の更新による相違箇所がそれ以降の任
意回の更新を行ったバージョン内で占める位置を指示で
きる文書履歴管理装置を提供する。 【構成】 更新前バージョン検索部3は、第1の更新前
バージョンと第2の更新前バージョンとを、文書履歴管
理部2から抽出する。更新マーク領域作成部6は、更新
前バージョン検索部3により抽出された第1の更新前バ
ージョンにおける第2の更新前バージョンと第1の更新
前バージョンとの相違箇所を表す第1のマーク領域を作
成する。マーク領域更新部7は、更新マーク領域作成部
6により作成された第1のマーク領域に基づいて、参照
バージョン抽出部4により抽出された参照バージョンに
おける第2の更新前バージョンと第1の更新前バージョ
ンとの相違箇所を表す第2のマーク領域を作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンピュータを用いて
作成された文書の更新履歴を管理する文書履歴管理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ソフトウェア仕様書や説明書やコ
ンピュータプログラムなどの文書を共同で作成またはレ
ビューするために、コンピュータを利用することが多く
なってきた。このように共同で文書を作成するに際して
は、他者が文書を変更した箇所を把握することが必要と
なる。
【0003】このような目的で用いる従来の文書履歴管
理装置として、例えば、ソフトウェア−プラクティス&
イクスペリエンス15,7(1985年7月)637頁
〜654頁のRCS−履歴管理のためのシステム(RC
S−A System for Version Co
ntrol,Software−Practice&E
xperience 15,7(July 198
5),637−654)に記載されたものがある。
【0004】この従来の文書履歴管理装置は、図6のよ
うに、入力部31と、文書履歴管理部32と、文書抽出
部33と、差分作成部34とを備えている。入力部31
には、使用者の操作により、文書を識別する文書識別子
と、更新前のバージョンを識別する更新前バージョン識
別子と、参照したいバージョンを識別する参照バージョ
ン識別子とが入力される。文書履歴管理部32は、文書
識別子と、この文書識別子で識別される文書とを関連付
け、また文書のバージョンと、そのバージョンを識別す
るバージョン識別子とを関連付けて管理する。文書抽出
部33は、入力部31に入力された文書識別子で識別さ
れる文書のバージョンのうち、更新前バージョン識別子
で識別される更新前バージョンと、参照バージョン識別
子で識別される参照バージョンとを、文書履歴管理部3
2から抽出する。差分作成部34は、文書抽出部33に
より抽出された更新前バージョンを参照バージョンに更
新するための更新差分情報を作成する。
【0005】このような従来の文書履歴管理装置におい
ては、先ず使用者すなわち文書参照者が、差分を得たい
更新前バージョンの更新前バージョン識別子と、参照バ
ージョンの参照バージョン識別子と、これらの文書の文
書識別子とを入力部31に入力する。このとき、文書識
別子にはファイル名などを用い、更新前バージョン識別
子や参照バージョン識別子にはそれぞれのバージョンの
バージョン番号を用いる。これにより文書抽出部33
が、入力部31に入力された文書識別子で識別される文
書のバージョンのうち、更新前バージョン識別子で識別
される更新前バージョンと、参照バージョン識別子で識
別される参照バージョンとを、文書履歴管理部32から
抽出する。これにより差分作成部34が、文書抽出部3
3により抽出された更新前バージョンと参照バージョン
とを比較し、更新前バージョンと参照バージョンとの相
違箇所である更新差分情報を作成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、差分作成部34によりバージョンを更新し
たときの差分を取り出すので、1回の更新による相違箇
所がその更新後のバージョン内で占める位置を求めるの
は容易であるものの、その後更に1回以上の更新がなさ
れたときに、第1回目の更新による相違箇所が2回目の
更新以降のバージョン内で占める位置を求めるのは容易
でないという問題があった。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みて成されたもの
であり、任意回の更新による相違箇所がそれ以降の任意
回の更新を行ったバージョン内で占める位置を指示でき
る文書履歴管理装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、文書
を更新する過程で生成される複数のバージョンのうち、
使用者により指示された検索条件に合致する第1の更新
前バージョンと、使用者により指示された検索条件に合
致する1回以上の更新で前記第1の更新前バージョンに
更新される前のバージョンである第2の更新前バージョ
ンとの相違箇所を、使用者により指示された参照バージ
ョン中に表す構成としたことを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、文書を更新する過程で
生成される複数のバージョンと、各バージョンの属性と
を関係付けて管理する文書履歴管理部と、前記複数のバ
ージョンのうち使用者により指示された検索条件に合致
する第1の更新前バージョンと、使用者により指示され
た検索条件に合致する1回以上の更新で前記第1の更新
前バージョンに更新される前のバージョンである第2の
更新前バージョンとを、前記文書履歴管理部から抽出す
る更新前バージョン検索部と、この更新前バージョン検
索部により抽出された第1の更新前バージョンにおける
前記第2の更新前バージョンと第1の更新前バージョン
との相違箇所を表す第1のマーク領域を作成する更新マ
ーク領域作成部と、前記複数のバージョンのうち使用者
により指示された参照バージョンを前記文書履歴管理部
から抽出する参照バージョン抽出部と、前記更新マーク
領域作成部により作成された第1のマーク領域に基づい
て、前記参照バージョン抽出部により抽出された参照バ
ージョンにおける前記第2の更新前バージョンと第1の
更新前バージョンとの相違箇所を表す第2のマーク領域
を作成するマーク領域更新部と、このマーク領域更新部
により作成された第2のマーク領域で示される部分を強
調して前記参照バージョンを出力するマーク領域強調出
力部とを備えたことを特徴としている。
【0010】請求項3の発明は、文書を更新する過程で
生成される複数のバージョンと、各バージョンの属性
と、各バージョンにおけるそのバージョンに付けられた
目印である第1のマーク領域とを関係付けて管理する文
書履歴管理部と、前記複数のバージョンのうち使用者に
より指示された検索条件に合致する第1の更新前バージ
ョンと、その第1の更新前バージョンに対応する前記第
1のマーク領域とを、前記文書履歴管理部から抽出する
更新前バージョン検索部と、前記複数のバージョンのう
ち使用者により指示された参照バージョンを前記文書履
歴管理部から抽出する参照バージョン抽出部と、前記更
新前バージョン検索部により抽出された第1のマーク領
域に基づいて、前記参照バージョン抽出部により抽出さ
れた参照バージョンにおける前記第1のマーク領域の箇
所を表す第2のマーク領域を作成するマーク領域更新部
と、このマーク領域更新部により作成された第2のマー
ク領域で示される部分を強調して前記参照バージョンを
出力するマーク領域強調出力部とを備えたことを特徴と
している。
【0011】
【作用】請求項1の発明においては、文書を更新する過
程で生成される複数のバージョンのうち、使用者により
指示された検索条件に合致する第1の更新前バージョン
と、使用者により指示された検索条件に合致する1回以
上の更新で第1の更新前バージョンに更新される前のバ
ージョンである第2の更新前バージョンとの相違箇所
を、使用者により指示された参照バージョン中に表す。
【0012】請求項2の発明において、文書履歴管理部
は、文書を更新する過程で生成される複数のバージョン
と、各バージョンの属性とを関係付けて管理する。更新
前バージョン検索部は、複数のバージョンのうち使用者
により指示された検索条件に合致する第1の更新前バー
ジョンと、使用者により指示された検索条件に合致する
1回以上の更新で第1の更新前バージョンに更新される
前のバージョンである第2の更新前バージョンとを、文
書履歴管理部から抽出する。更新マーク領域作成部は、
更新前バージョン検索部により抽出された第1の更新前
バージョンにおける第2の更新前バージョンと第1の更
新前バージョンとの相違箇所を表す第1のマーク領域を
作成する。参照バージョン抽出部は、複数のバージョン
のうち使用者により指示された参照バージョンを文書履
歴管理部から抽出する。マーク領域更新部は、更新マー
ク領域作成部により作成された第1のマーク領域に基づ
いて、参照バージョン抽出部により抽出された参照バー
ジョンにおける第2の更新前バージョンと第1の更新前
バージョンとの相違箇所を表す第2のマーク領域を作成
する。マーク領域強調出力部は、マーク領域更新部によ
り作成された第2のマーク領域で示される部分を強調し
て参照バージョンを出力する。
【0013】請求項3の発明において、文書履歴管理部
は、文書を更新する過程で生成される複数のバージョン
と、各バージョンの属性と、各バージョンにおけるその
バージョンに付けられた目印である第1のマーク領域と
を関係付けて管理する。更新前バージョン検索部は、複
数のバージョンのうち使用者により指示された検索条件
に合致する第1の更新前バージョンと、その第1の更新
前バージョンに対応する第1のマーク領域とを、文書履
歴管理部から抽出する。参照バージョン抽出部は、複数
のバージョンのうち使用者により指示された参照バージ
ョンを文書履歴管理部から抽出する。マーク領域更新部
は、更新前バージョン検索部により抽出された第1のマ
ーク領域に基づいて、参照バージョン抽出部により抽出
された参照バージョンにおける第1のマーク領域の箇所
を表す第2のマーク領域を作成する。マーク領域強調出
力部は、マーク領域更新部により作成された第2のマー
ク領域で示される部分を強調して参照バージョンを出力
する。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1における文書履歴
管理装置の構成図で、この文書履歴管理装置は、検索条
件入力部1と、文書履歴管理部2と、更新前バージョン
検索部3と、参照バージョン抽出部4と、マーク領域更
新装置5とを備えており、マーク領域更新装置5は、更
新マーク領域作成部6と、マーク領域更新部7と、マー
ク領域強調出力部8とを備えている。検索条件入力部1
には、使用者の操作により、文書を識別する文書識別子
(以下簡単のため文書識別子をファイル名とする)と、
ファイル名で識別される文書のバージョンを識別するバ
ージョン識別子(以下簡単のためバージョン識別子をバ
ージョン番号とする)であり、かつ参照したいバージョ
ンを表す参照バージョン番号と、バージョンを検索する
ための更新者名や更新日時や更新目的などからなる更新
前バージョン検索条件とが入力される。文書履歴管理部
2は、ファイル名の文書のバージョンと、バージョン番
号と、更新者名や更新日時や更新目的などからなるバー
ジョンの属性との組を1つ0上管理する。更新前バージ
ョン検索部3は、検索条件入力部1に入力されたファイ
ル名と更新前バージョン検索条件とに基づいて、検索条
件に合致する第1の更新前バージョンと、1回の更新で
第1の更新前バージョンとなる前の第2の更新前バージ
ョンとを文書履歴管理部2から抽出する。参照バージョ
ン抽出部4は、検索条件入力部1に入力されたファイル
名と参照バージョン番号とに基づいて、該当する参照バ
ージョンを文書履歴管理部2から抽出する。更新マーク
領域作成部6は、更新前バージョン検索部3により抽出
された第1の更新前バージョンと第2の更新前バージョ
ンとの相違箇所の第1の更新前バージョンにおける位置
である第1のマーク領域を作成する。マーク領域更新部
7は、更新マーク領域作成部6により作成された第1の
マーク領域が参照バージョン抽出部4により抽出された
参照バージョンの中で占める位置となる第2のマーク領
域を作成する。すなわちマーク領域更新部7は、更新前
バージョン検索部3により抽出された第2の更新前バー
ジョンと第1の更新前バージョンとの相違箇所が参照バ
ージョン抽出部4により抽出された参照バージョン内で
占める位置となる第2のマーク領域を作成する。マーク
領域強調出力部8は、参照バージョン抽出部4により抽
出された参照バージョンの中で、マーク領域更新部7に
より作成された第2のマーク領域の部分を反転や下線や
色付けなどで強調してディスプレイやプリンタやファイ
ルなどに出力する。
【0015】次に上記文書履歴管理装置の動作につい
て、図2のフローチャートを参照しながら説明する。先
ず使用者すなわち文書参照者が、参照したい文書Tのフ
ァイル名“TEXT”と、文書Tの第1の更新前バージ
ョンを検索するための更新前バージョン検索条件“更新
者=鈴木&更新日付>=1992年1月1日”と、第1
の更新前バージョンの更新箇所がどの部分になるかを確
認するためのバージョンである文書Tの参照バージョン
の参照バージョン番号(例えば最新バージョンのバージ
ョン番号“38”)とを検索条件入力部1に入力する
(ステップS1)。次に更新前バージョン検索部3が、
更新前バージョン検索条件に合致した文書Tの第1の更
新前バージョン(バージョン番号“19,20,24,
31,36”)と、1回更新されて第1の更新前バージ
ョンになる前の第2の更新前バージョン(バージョン番
号“18,19,23,30,35”)とを文書履歴管
理部2から抽出する(ステップS2)。次に参照バージ
ョン抽出部4が、ファイル名“TEXT”の参照バージ
ョン番号“38”の参照バージョンを文書履歴管理部2
から抽出する(ステップS3)。次に更新マーク領域作
成部6が、更新前バージョン検索部3により抽出された
第1の更新前バージョンとそれに対応する第2の更新前
バージョンとの組が存在するか否かを判断し(ステップ
S4)、存在すればその組を1つ取り出し、第1の更新
前バージョン(例えばバージョン番号=24)と第2の
更新前バージョン(例えばバージョン番号=23)との
相違箇所が第1の更新前バージョン内で占める位置とな
る第1のマーク領域(“5行目の後ろが削除箇所,10
行目〜19行目が追加箇所”)を作成する(ステップS
5)。なお図3において、左側の網目部と矢印部とが第
1の更新前バージョンにおける変更箇所を示している。
次にマーク領域更新部7が、第1の更新前バージョン
(バージョン番号=24)から参照バージョン(バージ
ョン番号=38)への変更箇所の情報(“3行目後ろに
4行追加,12行目〜14行目を6行の内容に変更”)
をdiffなどの2つのファイルの相違箇所を作成する
コマンドを用いて作成し(ステップS6)、その変更箇
所の情報を用いて、更新マーク領域作成部6により作成
された第1のマーク領域を更新し、第2のマーク領域
(“9行目の後ろが削除箇所,14行目〜15行目が追
加箇所,22行目〜26行目が追加箇所”)を作成する
(ステップS7)。なお図3において、右側の網目部と
矢印部とが参照バージョンにおける第1の更新前バージ
ョンの更新箇所を示している。以上のステップS4から
ステップS7までの動作は、第1の更新前バージョンと
それに対応する第2の更新前バージョンとの組が存在す
る間は1組ずつ繰り返され、組が存在しなくなれば、マ
ーク領域強調出力部8が、文書Tの参照バージョン(バ
ージョン番号=38)を画面表示し、マーク領域更新部
7により作成された全ての第2のマーク領域について、
削除箇所については削除された行間に“→”の印を入
れ、行の追加ならば追加された行の範囲を反転表示して
(ステップS8)、このルーチンを終了する。
【0016】このように、文書に対して任意回数の更新
が行われても、任意回目の更新箇所がそれ以降の任意の
バージョンにおいて占める位置情報である第2のマーク
領域を作成することができるので、容易に他者による更
新位置を確認することができることから、他者の更新を
踏まえて自分の文書作成を行うことができる。また、最
新のバージョンにおける文書の共著者ごとの更新箇所を
調べることにより、共著者ごとの著作範囲や著作量を確
認することができる。
【0017】また、更新前バージョン検索条件により参
照者が未参照のバージョンを抽出することにより、参照
者が前回文書を参照したとき以降に更新された部分を容
易に見分けることができる。また、文書履歴管理部2に
持たせたバージョンの更新者名や更新時のコメントなど
のバージョンの属性を第2のマーク領域に持たせること
により、更新者ごとに強調の形式や色を変えるなどし
て、更新箇所の更新者の特定を容易にしたり、更新意図
を他者に知らせることができ、共同編集作業に役立てる
ことができる。
【0018】なお文書履歴管理部2は、VMSのように
ファイル名にバージョン番号を付けて(TEXT:1,
TEXT:2,…,TEXT:38)管理しても、SC
CSのように初期バージョンと各バージョンとの間の差
分で管理しても、RCSのように最新バージョンと各バ
ージョンとの間の差分で管理してもよい。また上記実施
例1では、更新位置の単位を行単位にしたが、行単位で
2つのファイルの相違箇所を指摘するdiffの代わり
に、文字単位やパラグラフ単位で2つのファイルの相違
箇所を指摘するプログラムを用いて、文字単位やパラグ
ラフ単位で更新箇所の指摘を行ってもよい。
【0019】また上記実施例1では、第2の更新前バー
ジョンが、1回の更新で第1の更新前バージョンに更新
される前のバージョンである例について説明したが、第
2の更新前バージョンは、使用者により指示された検索
条件に合致する2回以上の更新で第1の更新前バージョ
ンに更新される前のバージョンであってもよい。 (実施例2)図4は本発明の実施例2における文書履歴
管理装置の構成図で、この文書履歴管理装置は、検索条
件入力部11と、文書履歴管理部12と、更新前バージ
ョン検索部13と、参照バージョン抽出部14と、マー
ク領域更新装置15とを備えており、マーク領域更新装
置15は、マーク領域更新部17と、マーク領域強調出
力部18とを備えている。検索条件入力部11には、使
用者の操作により、文書を識別する文書識別子(以下簡
単のため文書識別子をファイル名とする)と、ファイル
名で識別される文書のバージョンを識別するバージョン
識別子(以下簡単のためバージョン識別子をバージョン
番号とする)であり、かつ参照したいバージョンを表す
参照バージョン番号と、バージョンを検索するための更
新者名や更新日時や更新目的などからなる更新前バージ
ョン検索条件とが入力される。文書履歴管理部12は、
ファイル名の文書を更新する過程で得られるバージョン
と、バージョン番号と、バージョンに付けられた第1の
マーク領域や更新者名や更新日時や更新目的などからな
るバージョンの属性との組を複数管理する。更新前バー
ジョン検索部13は、検索条件入力部11に入力された
ファイル名と更新前バージョン検索条件とに基づいて、
検索条件に合致する第1の更新前バージョンと、バージ
ョンの属性に含まれる第1のマーク領域とを文書履歴管
理部2から抽出する。参照バージョン抽出部14は、検
索条件入力部11に入力されたファイル名と参照バージ
ョン番号とに基づいて、該当する参照バージョンを文書
履歴管理部12から抽出する。マーク領域更新部17
は、更新前バージョン検索部13により検索された第1
の更新前バージョンの第1のマーク領域が参照バージョ
ン抽出部14により抽出された参照バージョン内で占め
る位置となる第2のマーク領域を作成する。マーク領域
強調出力部18は、参照バージョン抽出部14により抽
出された参照バージョンの中で、マーク領域更新部17
により作成された第2のマーク領域の部分を反転や下線
や色付けなどで強調してディスプレイやプリンタやファ
イルなどに出力する。
【0020】上記文書履歴管理装置の動作について、図
5のフローチャートを参照しながら説明する。先ず使用
者すなわち文書参照者が、参照したい文書Tのファイル
名“TEXT”と、文書Tの第1の更新前バージョンを
検索するための更新前バージョン検索条件“更新者=鈴
木&更新日付>=1992年1月1日”と、第1の更新
前バージョンのマーク領域がどの部分になるかを確認す
るためのバージョンである文書Tの参照バージョンの参
照バージョン番号(例えば最新バージョンのバージョン
番号“38”)とを検索条件入力部11に入力する(ス
テップS11)。次に更新前バージョン検索部13が、
更新前バージョン検索条件に合致した文書Tの第1の更
新前バージョン(バージョン番号“19,20,24,
31,36”)と、これら各バージョンに対応する第1
のマーク領域とを文書履歴管理部12から抽出する(ス
テップS12)。次に参照バージョン抽出部14が、フ
ァイル名“TEXT”の参照バージョン番号“38”の
参照バージョンを文書履歴管理部12から抽出する(ス
テップS13)。さらに更新前バージョン検索部13
が、ステップS12で検索した第1の更新前バージョン
とそれに対応する第1のマーク領域との組が存在するか
否かを判断し(ステップS14)、存在すればその組を
1つ取り出し、第1の更新前バージョン(バージョン番
号=24)から参照バージョン(バージョン番号=3
8)への変更箇所の情報(“3行目後ろに4行追加,1
2行目〜14行目を6行の内容に変更”)をdiffな
どの2つのファイルの相違箇所を作成するコマンドを用
いて作成する(ステップS15)。さらにマーク領域更
新部17が、ステップS15で作成した変更箇所の情報
を用いて第1のマーク領域(“5行目〜7行目,10行
目〜19行目が追加箇所”)を更新し、第2のマーク領
域(“9行目〜11行目,14行目〜15行目,22行
目〜26行目”)を作成する(ステップS16)。以上
のステップS14からステップS16までの動作は、第
1の更新前バージョンとそれに対応する第1のマーク領
域との組が存在する間は1組ずつ繰り返され、組が存在
しなくなれば、マーク領域強調出力部8が、文書Tの参
照バージョン(バージョン番号=38)を画面表示し、
マーク領域更新部7により作成された全ての第2のマー
ク領域について、指定された行の範囲を反転表示して
(ステップS17)、このルーチンを終了する。
【0021】このように、更新者が特に重要だと思う更
新位置をマーク領域で指定しておくことにより、ただの
更新位置だけでなく特別な更新箇所を指摘することがで
きる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、文
書を更新する過程で生成される複数のバージョンのう
ち、使用者により指示された検索条件に合致する第1の
更新前バージョンと、使用者により指示された検索条件
に合致する1回以上の更新で前記第1の更新前バージョ
ンに更新される前のバージョンである第2の更新前バー
ジョンとの相違箇所を、使用者により指示された参照バ
ージョン中に表す構成としたので、任意回の更新による
相違箇所がそれ以降の任意回の更新を行ったバージョン
内で占める位置を指示できる。すなわち、過去のバージ
ョンの更新箇所がその後の任意のバージョンの中でどの
位置になるかを強調して文書の参照者に示すことが可能
となり、文書の更新位置を確認する手間を省くことがで
きる。また、任意のバージョンにマーク領域として目印
を入れておくことにより、その後任意回数の更新が行わ
れても、目印を追跡することができる。また、様々な条
件に合った更新箇所や目印を参照することにより、共同
で膨大な量の文書を作成し推稿する際にも、他者や自分
の変更箇所や目印を踏まえて自分の文書作成の参考にす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における文書履歴管理装置の
構成図である。
【図2】本発明の実施例1における文書履歴管理装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図3】本発明の実施例1における文書履歴管理装置の
出力状態の説明図である。
【図4】本発明の実施例2における文書履歴管理装置の
構成図である。
【図5】本発明の実施例2における文書履歴管理装置の
動作を説明するフローチャートである。
【図6】従来の文書履歴管理装置の構成図である。
【符号の説明】
2 文書履歴管理部 3 更新前バージョン検索部 4 参照バージョン抽出部 5 マーク領域更新装置 6 更新マーク領域作成部 7 マーク領域更新部 8 マーク領域強調出力部 12 文書履歴管理部 13 更新前バージョン検索部 14 参照バージョン抽出部 15 マーク領域更新装置 17 マーク領域更新部 18 マーク領域強調出力部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文書を更新する過程で生成される複数の
    バージョンのうち、使用者により指示された検索条件に
    合致する第1の更新前バージョンと、使用者により指示
    された検索条件に合致する1回以上の更新で前記第1の
    更新前バージョンに更新される前のバージョンである第
    2の更新前バージョンとの相違箇所を、使用者により指
    示された参照バージョン中に表す構成としたことを特徴
    とする文書履歴管理装置。
  2. 【請求項2】 文書を更新する過程で生成される複数の
    バージョンと、各バージョンの属性とを関係付けて管理
    する文書履歴管理部と、 前記複数のバージョンのうち使用者により指示された検
    索条件に合致する第1の更新前バージョンと、使用者に
    より指示された検索条件に合致する1回以上の更新で前
    記第1の更新前バージョンに更新される前のバージョン
    である第2の更新前バージョンとを、前記文書履歴管理
    部から抽出する更新前バージョン検索部と、 前記更新前バージョン検索部により抽出された第1の更
    新前バージョンにおける前記第2の更新前バージョンと
    第1の更新前バージョンとの相違箇所を表す第1のマー
    ク領域を作成する更新マーク領域作成部と、 前記複数のバージョンのうち使用者により指示された参
    照バージョンを前記文書履歴管理部から抽出する参照バ
    ージョン抽出部と、 前記更新マーク領域作成部により作成された第1のマー
    ク領域に基づいて、前記参照バージョン抽出部により抽
    出された参照バージョンにおける前記第2の更新前バー
    ジョンと第1の更新前バージョンとの相違箇所を表す第
    2のマーク領域を作成するマーク領域更新部と、 前記マーク領域更新部により作成された第2のマーク領
    域で示される部分を強調して前記参照バージョンを出力
    するマーク領域強調出力部とを備えたことを特徴とする
    文書履歴管理装置。
  3. 【請求項3】 文書を更新する過程で生成される複数の
    バージョンと、各バージョンの属性と、各バージョンに
    おけるそのバージョンに付けられた目印である第1のマ
    ーク領域とを関係付けて管理する文書履歴管理部と、 前記複数のバージョンのうち使用者により指示された検
    索条件に合致する第1の更新前バージョンと、その第1
    の更新前バージョンに対応する前記第1のマーク領域と
    を前記文書履歴管理部から抽出する更新前バージョン検
    索部と、 前記複数のバージョンのうち使用者により指示された参
    照バージョンを前記文書履歴管理部から抽出する参照バ
    ージョン抽出部と、 前記更新前バージョン検索部により抽出された第1のマ
    ーク領域に基づいて、前記参照バージョン抽出部により
    抽出された参照バージョンにおける前記第1のマーク領
    域の箇所を表す第2のマーク領域を作成するマーク領域
    更新部と、 前記マーク領域更新部により作成された第2のマーク領
    域で示される部分を強調して前記参照バージョンを出力
    するマーク領域強調出力部とを備えたことを特徴とする
    文書履歴管理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0944516A (ja) * 1995-07-31 1997-02-14 Toshiba Corp 情報フィルタリング装置
JP2010020645A (ja) * 2008-07-11 2010-01-28 Canon Inc 文書管理装置、文書管理システム及び文書管理方法

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