JPH05297965A - 高力率形コンバータの電流制限回路 - Google Patents
高力率形コンバータの電流制限回路Info
- Publication number
- JPH05297965A JPH05297965A JP12271592A JP12271592A JPH05297965A JP H05297965 A JPH05297965 A JP H05297965A JP 12271592 A JP12271592 A JP 12271592A JP 12271592 A JP12271592 A JP 12271592A JP H05297965 A JPH05297965 A JP H05297965A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- value
- input
- input current
- command
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Rectifiers (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高力率形コンバータの交流入力電圧の実効値
が変化した場合にも交流入力電流を所望の値に制限し、
主回路素子の保護を図る。 【構成】 交流入力電流を交流入力電圧に同期追従させ
る高力率形コンバータにおいて、交流入力電流検出値か
ら交流入力電圧の実効値を検出する実効値検出回路７
と、交流入力電流検出値を前記実効値により除算する除
算器８と、コンバータの出力電圧振幅指令Ｓ1と除算器
８の出力である電流波形指令Ｓ3とを乗算して交流入力
電流指令Ｓ2を得る乗算器３とを備える。
が変化した場合にも交流入力電流を所望の値に制限し、
主回路素子の保護を図る。 【構成】 交流入力電流を交流入力電圧に同期追従させ
る高力率形コンバータにおいて、交流入力電流検出値か
ら交流入力電圧の実効値を検出する実効値検出回路７
と、交流入力電流検出値を前記実効値により除算する除
算器８と、コンバータの出力電圧振幅指令Ｓ1と除算器
８の出力である電流波形指令Ｓ3とを乗算して交流入力
電流指令Ｓ2を得る乗算器３とを備える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、高力率形コンバータに
おける交流入力電流の制限回路に関する。
おける交流入力電流の制限回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】周知のように、高力率形コンバータでは
入力電流を高力率に保つことが要請されている。そのた
めの制御方式は種々提供されているが、その中の一つと
して、入力電流を入力電圧に同期追従させる方式があ
る。図２はこの方式を実現するための従来技術を示して
いる。図において、コンバータの直流出力電圧検出値と
直流出力電圧設定値との偏差が加算器１により算出さ
れ、この偏差をゼロにするように調節動作するＰＩ調節
器２の出力が直流電圧振幅指令Ｓ1となる。この振幅指
令Ｓ1は乗算器３において交流入力電圧検出値と乗算さ
れ、交流入力電流指令Ｓ2となる。
入力電流を高力率に保つことが要請されている。そのた
めの制御方式は種々提供されているが、その中の一つと
して、入力電流を入力電圧に同期追従させる方式があ
る。図２はこの方式を実現するための従来技術を示して
いる。図において、コンバータの直流出力電圧検出値と
直流出力電圧設定値との偏差が加算器１により算出さ
れ、この偏差をゼロにするように調節動作するＰＩ調節
器２の出力が直流電圧振幅指令Ｓ1となる。この振幅指
令Ｓ1は乗算器３において交流入力電圧検出値と乗算さ
れ、交流入力電流指令Ｓ2となる。
【０００３】次に、加算器４において上記電流指令Ｓ2
と交流入力電流検出値との偏差が算出され、この偏差を
ゼロにするように調節動作するＰＩ調節器５の出力がＰ
ＷＭ回路６に入力される。ＰＷＭ回路６では、周知のパ
ルス幅変調制御によりコンバータ主回路のスイッチング
素子に対する点弧パルスを出力し、コンバータの交流入
力電流を交流入力電圧に追従させて高力率化を図ると共
に、直流出力電圧が一定になるように制御を行う。な
お、交流入力電圧が低下したり過負荷となった際に交流
入力電流が過大になるのを防止するためにこれを制限す
る時には、電圧振幅指令Ｓ1が最大となり、その値と交
流入力電圧検出値との乗算結果を交流入力電流指令Ｓ2
として交流入力電流を所定値に制限している。
と交流入力電流検出値との偏差が算出され、この偏差を
ゼロにするように調節動作するＰＩ調節器５の出力がＰ
ＷＭ回路６に入力される。ＰＷＭ回路６では、周知のパ
ルス幅変調制御によりコンバータ主回路のスイッチング
素子に対する点弧パルスを出力し、コンバータの交流入
力電流を交流入力電圧に追従させて高力率化を図ると共
に、直流出力電圧が一定になるように制御を行う。な
お、交流入力電圧が低下したり過負荷となった際に交流
入力電流が過大になるのを防止するためにこれを制限す
る時には、電圧振幅指令Ｓ1が最大となり、その値と交
流入力電圧検出値との乗算結果を交流入力電流指令Ｓ2
として交流入力電流を所定値に制限している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の電流制
限回路では、交流入力電流を制限した際に、種々の原因
によって交流入力電圧の実効値（検出値）が増減すると
乗算器３の演算結果である交流入力電流指令も上記実効
値に追随して増減する。従って、交流入力電流の制限値
は交流入力電圧の実効値に応じて増減する。具体的に
は、交流入力電圧の実効値が小さいときには交流入力電
流の制限値も小さくなり、逆に、実効値が大きいときに
は制限値も大きくなる。すなわち、交流入力電圧の実効
値の変化に伴って交流入力電流の制限値が変化してしま
うため、交流入力電流を所望の値に制限することができ
ず、場合によっては過電流が流れてコンバータの主回路
素子を破壊する等の問題を生じていた。
限回路では、交流入力電流を制限した際に、種々の原因
によって交流入力電圧の実効値（検出値）が増減すると
乗算器３の演算結果である交流入力電流指令も上記実効
値に追随して増減する。従って、交流入力電流の制限値
は交流入力電圧の実効値に応じて増減する。具体的に
は、交流入力電圧の実効値が小さいときには交流入力電
流の制限値も小さくなり、逆に、実効値が大きいときに
は制限値も大きくなる。すなわち、交流入力電圧の実効
値の変化に伴って交流入力電流の制限値が変化してしま
うため、交流入力電流を所望の値に制限することができ
ず、場合によっては過電流が流れてコンバータの主回路
素子を破壊する等の問題を生じていた。
【０００５】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、交流入力電圧の
実効値が変化しても交流入力電流を所望の値に制限して
主回路素子等の保護を図った高力率形コンバータの電流
制限回路を提供することにある。
れたもので、その目的とするところは、交流入力電圧の
実効値が変化しても交流入力電流を所望の値に制限して
主回路素子等の保護を図った高力率形コンバータの電流
制限回路を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、交流入力電流を交流入力電圧に同期追従
させる高力率形コンバータにおいて、交流入力電流検出
値から交流入力電圧の実効値を検出する実効値検出回路
と、交流入力電流検出値を前記実効値により除算する除
算器と、この除算器による除算結果を電流波形指令とし
て交流入力電流指令を得る手段とを備えたものである。
なお、除算器による除算結果を電流波形指令として交流
入力電流指令を得る手段は、例えばコンバータの出力電
圧振幅指令と上記電流波形指令とを乗算する乗算器によ
って構成される。
め、本発明は、交流入力電流を交流入力電圧に同期追従
させる高力率形コンバータにおいて、交流入力電流検出
値から交流入力電圧の実効値を検出する実効値検出回路
と、交流入力電流検出値を前記実効値により除算する除
算器と、この除算器による除算結果を電流波形指令とし
て交流入力電流指令を得る手段とを備えたものである。
なお、除算器による除算結果を電流波形指令として交流
入力電流指令を得る手段は、例えばコンバータの出力電
圧振幅指令と上記電流波形指令とを乗算する乗算器によ
って構成される。
【０００７】
【作用】本発明においては、交流入力電流検出値を実効
値により除算した結果である電流波形指令が、実効値の
変化に関わらず常に一定値となるので、この波形指令に
基づく交流入力電流指令も一定になり、換言すれば交流
入力電流の制限値も一定値となる。
値により除算した結果である電流波形指令が、実効値の
変化に関わらず常に一定値となるので、この波形指令に
基づく交流入力電流指令も一定になり、換言すれば交流
入力電流の制限値も一定値となる。
【０００８】
【実施例】以下、図に沿って本発明の実施例を説明す
る。図１は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。図において、図２と同一の構成要素には同一の符号
を付して詳述を省略し、以下、異なる部分を中心に説明
する。すなわち本実施例においては、コンバータの交流
入力電圧検出値（瞬時値）を実効値検出回路７に入力し
て交流入力電圧の実効値を検出する。そして、除算器８
において、交流入力電圧検出値を実効値により除算し、
その結果を電流波形指令Ｓ3とする。
る。図１は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。図において、図２と同一の構成要素には同一の符号
を付して詳述を省略し、以下、異なる部分を中心に説明
する。すなわち本実施例においては、コンバータの交流
入力電圧検出値（瞬時値）を実効値検出回路７に入力し
て交流入力電圧の実効値を検出する。そして、除算器８
において、交流入力電圧検出値を実効値により除算し、
その結果を電流波形指令Ｓ3とする。
【０００９】上記電流波形指令Ｓ3は、従来の交流入力
電圧検出値と同様に乗算器３に入力され、電圧振幅指令
と乗算されて交流入力電流指令Ｓ2となる。ここで、電
流波形指令Ｓ3は交流入力電圧検出値を実効値により除
算した結果であるため、常に一定である。従って、従来
のように交流入力電流の制限時に電圧振幅指令Ｓ1が最
大になった場合、この振幅指令Ｓ1と電流波形指令Ｓ3と
の乗算結果である交流入力電流指令Ｓ2は交流入力電圧
の実効値が増減しても一定であるから、交流入力電流の
制限値も一定であり、従来のように交流入力電圧の実効
値に伴って変化してしまう恐れはない。従って、交流入
力電流を常に所望の値に制限することができ、コンバー
タの主回路素子を過電流から有効に保護することができ
る。また、交流入力電流を交流入力電圧に追従させるこ
とにより高力率化が可能であると共に、入力電流波形を
正弦波に保つことも可能である。
電圧検出値と同様に乗算器３に入力され、電圧振幅指令
と乗算されて交流入力電流指令Ｓ2となる。ここで、電
流波形指令Ｓ3は交流入力電圧検出値を実効値により除
算した結果であるため、常に一定である。従って、従来
のように交流入力電流の制限時に電圧振幅指令Ｓ1が最
大になった場合、この振幅指令Ｓ1と電流波形指令Ｓ3と
の乗算結果である交流入力電流指令Ｓ2は交流入力電圧
の実効値が増減しても一定であるから、交流入力電流の
制限値も一定であり、従来のように交流入力電圧の実効
値に伴って変化してしまう恐れはない。従って、交流入
力電流を常に所望の値に制限することができ、コンバー
タの主回路素子を過電流から有効に保護することができ
る。また、交流入力電流を交流入力電圧に追従させるこ
とにより高力率化が可能であると共に、入力電流波形を
正弦波に保つことも可能である。
【００１０】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、交流入力
電流検出値を実効値により除算した結果である一定の電
流波形指令に基づき交流入力電流指令を得ているため、
交流入力電圧の実効値が変化した場合にも交流入力電流
の制限値を一定に保つことができ、これによってコンバ
ータ主回路素子の保護の万全を期すことができる。ま
た、電源に要求される最大電流値も一定であるので電源
側の保護にもなり、コンバータ全体の信頼性を向上させ
ることが可能である。
電流検出値を実効値により除算した結果である一定の電
流波形指令に基づき交流入力電流指令を得ているため、
交流入力電圧の実効値が変化した場合にも交流入力電流
の制限値を一定に保つことができ、これによってコンバ
ータ主回路素子の保護の万全を期すことができる。ま
た、電源に要求される最大電流値も一定であるので電源
側の保護にもなり、コンバータ全体の信頼性を向上させ
ることが可能である。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】従来の技術を示すブロック図である。
１，４ 加算器 ２，５ ＰＩ調節器 ３ 乗算器 ６ ＰＷＭ回路 ７ 実効値検出回路 ８ 除算器
Claims (2)
- 【請求項１】 交流入力電流を交流入力電圧に同期追従
させる高力率形コンバータにおいて、 交流入力電流検出値から交流入力電圧の実効値を検出す
る実効値検出回路と、 交流入力電流検出値を前記実効値により除算する除算器
と、 この除算器による除算結果を電流波形指令として交流入
力電流指令を得る手段と、 を備えたことを特徴とする高力率形コンバータの電流制
限回路。 - 【請求項２】 除算器による除算結果を電流波形指令と
して交流入力電流指令を得る手段が、コンバータの出力
電圧振幅指令と前記電流波形指令とを乗算する乗算器で
ある請求項１記載の高力率形コンバータの電流制限回
路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12271592A JPH05297965A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 高力率形コンバータの電流制限回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12271592A JPH05297965A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 高力率形コンバータの電流制限回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05297965A true JPH05297965A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14842805
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12271592A Withdrawn JPH05297965A (ja) | 1992-04-16 | 1992-04-16 | 高力率形コンバータの電流制限回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05297965A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002328731A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-15 | Ricoh Co Ltd | 給電方法，電源装置および画像形成装置 |
-
1992
- 1992-04-16 JP JP12271592A patent/JPH05297965A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002328731A (ja) * | 2001-05-01 | 2002-11-15 | Ricoh Co Ltd | 給電方法，電源装置および画像形成装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0229656B1 (en) | A control method for pulse width modulation inverters | |
| US4891744A (en) | Power converter control circuit | |
| KR970055166A (ko) | Npc 인버터 제어 시스템 | |
| JP2873689B2 (ja) | 速度制御装置 | |
| JPH01198279A (ja) | 電圧形インバータのｐｗｍ制御装置 | |
| JP3681941B2 (ja) | 電源高調波抑制装置 | |
| US7218074B2 (en) | Method and system for limiting the current output by a speed controller operating according to a U/F control law | |
| JPH05297965A (ja) | 高力率形コンバータの電流制限回路 | |
| JPH01136568A (ja) | 電力変換装置の制御回路 | |
| JPH0417570A (ja) | インバータの電圧制御方法 | |
| JPH0297278A (ja) | インバータ装置の制御方法 | |
| JP3656708B2 (ja) | 電力変換器の制御装置 | |
| JPH1075586A (ja) | 同期式ｐｗｍのデッドタイム補償装置 | |
| JPH08331857A (ja) | 中性点クランプ形インバータ | |
| JPH0446591A (ja) | パルス移相装置 | |
| JPH0678557A (ja) | パルス幅変調回路 | |
| JPH01144394A (ja) | 高速用誘導電動機の速度制御装置 | |
| JPH0612959B2 (ja) | パルス幅変調インバータによる誘導電動機の制御装置 | |
| JPS61102173A (ja) | Ｐｗｍインバ−タの制御方式 | |
| JPH10215575A (ja) | 電力変換装置 | |
| JP2646481B2 (ja) | インバータ装置 | |
| JPH1066344A (ja) | 電力変換装置の制御回路 | |
| JPH1189238A (ja) | 発動発電機用インバータ制御方法及び装置 | |
| JPH09285128A (ja) | 静止型電力変換装置 | |
| JPS6353800B2 (ja) |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19990706 |