JPH10215575A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置

Info

Publication number
JPH10215575A
JPH10215575A JP9016207A JP1620797A JPH10215575A JP H10215575 A JPH10215575 A JP H10215575A JP 9016207 A JP9016207 A JP 9016207A JP 1620797 A JP1620797 A JP 1620797A JP H10215575 A JPH10215575 A JP H10215575A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
output
voltage
control circuit
power converter
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9016207A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuyuki Yasuda
信幸 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP9016207A priority Critical patent/JPH10215575A/ja
Publication of JPH10215575A publication Critical patent/JPH10215575A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】高速応答が要求される電力変換装置において、
高効率かつ広い有効電圧出力が得られる2相制御を実現
する電力変換装置を提供すること。 【解決手段】第1の制御回路に直流の固定値を付加する
補正回路13と、n次座標順変換器14とローパスフィ
ルタ15と加算器16とn次電圧制御器17とn次座標
逆変換器18とを有し、電源周波数のn次の特定高調波
を補償する第2の制御回路とを付加する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無停電電源装置等
に用いられる電力変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、電力変換装置として、例えばイ
ンバータを用いて直流を交流に変換して負荷に電力を供
給する無停電電源装置である場合の構成を示すものであ
る。直流電源1から供給される電力を、インバータ2で
交流に変換し、出力変圧器3で電源と負荷を絶縁し、フ
ィルタコンデンサ4でインバータ2が発生する高次高調
波成分を吸収し、負荷に電力を供給する。
【0003】制御系は次のように構成される。まず、電
圧検出器5でインバータ2の出力電圧を検出した後、加
算器6で電圧基準値Vref との誤差をとる。この誤差信
号は、電圧制御器7に入力され、出力電圧指令値Vpiを
生成する。さらに、ゲート信号発生器8が、この出力電
圧指令値Vpiを入力として、インバータ2を構成する各
スイッチング素子へのオンオフ信号を生成する。
【0004】なお、電圧制御器7は、正弦波の電圧基準
と電圧検出器5によって検出されるフィードバック電圧
を比例積分制御等の制御演算処理し、三角波のPWM比
較により各相のスイッチングのタイミングを決定する。
【0005】無停電電源装置の負荷には、大型コンピュ
ータが接続されることが多い。無停電電源装置には、電
源供給の信頼性が要求され、歪の少ない正弦波電圧を出
力することが必要となる。
【0006】負荷となるコンピュータ9の電源回路は、
サイリスタまたはダイオードにより構成される整流器1
0と直流コンデンサ11とコンピュータで消費する電力
に等価である抵抗12を有する。このような負荷は、コ
ンデンサインプット型の負荷と呼ばれ、5、7次の高調
波を含むため、インバータの制御応答が遅く、スイッチ
ング周波数が低いと出力電圧波形が歪むことになる。
【0007】よって、応答遅れのないアナログ回路によ
り制御系が組まれ、三角波比較の高周波PWMが用いら
れる。図7(a)は、三相の三角波比較のPWM方式の
波形出力である。インバータ各相の主回路素子は、対称
に三角波周波数に同期したスイッチング回数をとる。
【0008】しかし、3相PWM制御では、直流電圧に
対する交流出力電圧の比率が低く抑えられ、十分な出力
電圧を得ることができない。無停電電源装置は、停電時
に直流電圧が低くとも、出力電圧を保持することができ
る点が要求され、また、常時インバータを通じて電力を
供給するため、損失が少ないことも必要である。従っ
て、スイッチングを下げて、効率を稼ぐことが必要とな
る。
【0009】そのため、図7(b)の2相PWM制御方
式が用いられてる。2相制御のPWM方式は、3相の内
の1相を固定出力とし、残りの2相をスイッチングする
ことで出力の制御を行う。3相間の電流値が一番大きい
相のスイッチングを固定することによって、スイッチン
グ損失の低減を図ることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電力変換装置では、2相制御において、3相間のバラン
スを取りながら制御を切り換えるため、最終段階の制御
出力において、演算や振分けが必要となる。高速応答が
要求される電源では、演算に時間がかかると、高速応答
の要求に答えることができなくなり、また、オープンル
ープで補正量を加えると、各相を過不足なく飽和させる
ことは困難となり、振り分ける補償量に誤差がある場合
には出力に歪が生じるという問題点があった。
【0011】さらに、出力にLCフィルタを持つ無停電
電源装置では、LC共振を防止して、出力電圧を高速応
答させるためにコンデンサ電流や、インバータの並列運
転時の瞬時値でのバランスを取るための出力電流を検出
して、制御演算出力に瞬時値ベースで加算する必要があ
る。この場合には、制御量の加算も瞬時値ベースで行わ
なければならず、複雑なロジックと回路を要するという
問題があった。
【0012】そこで、本発明は、上記問題点を鑑み、高
速応答が要求される電力変換装置において、高効率かつ
広い有効電圧出力が得られる2相制御を実現する電力変
換装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、複数のスイッチング素子で
構成された電力変換器と、該電力変換器の出力電圧を検
出する電圧検出手段と、該出力電圧の基準値として設定
される電圧基準と、該電圧検出手段の出力と該電圧基準
との誤差を演算処理し、該電力変換器の出力電圧指令値
を生成する第1の電圧制御回路と、該出力電圧指令値に
固定値を加算する補正回路と、該電力変換器の出力電圧
が有するn次の高調波成分を出力する第2の電圧制御回
路と、該第1の電圧制御回路の出力と該補正回路の出力
と該第2の電圧制御回路の出力とを加算し、該出力電圧
の波形歪を抑制するように、該スイッチング素子にオン
オフ信号を与えるゲートドライブ回路とを有することを
特徴とする。
【0014】請求項2記載の発明は、第2の電圧制御回
路が、該電圧検出手段の出力から、該出力電圧の特定の
高調波成分を検出する検出手段と、該検出した高調波成
分を制御演算により除去する演算手段とを有することを
特徴とする。
【0015】請求項3記載の発明は、該補正回路の出力
に、該電力変換器の入力電圧に応じて振幅を変化させる
変調回路を設けたことを特徴とする。請求項4記載の発
明は、該補正回路の出力が、一定の直流電圧または矩形
波であることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図1
を用いて説明する。図6と同一の符号を付したものは、
それぞれ同一の要素を示している。本実施の形態は、図
6に示す従来技術に対して、第1の制御回路に直流の固
定値を付加する補正回路13と、n次座標順変換器14
とローパスフィルタ15と加算器16とn次電圧制御器
17とn次座標逆変換器18とを有し、電源周波数のn
次の特定高調波を補償する第2の制御回路とを付加した
ものである。
【0017】以下に、第2の制御回路をn次の特定高調
波を補償する回路として一般化して説明する。ここで
は、n次に2次と4次を代入した場合と等価とする。n
次の順方向の座標変換器14は、3相の電力変換装置の
出力と同一方向にn倍で回転する座標で観測した成分を
出力する。即ち、n次の高調波の正弦(sin)及び余弦
(cos )の成分がそれぞれ直流分に変換され、その他の
m次の周波数成分は(m−n)次の高調波に変換され
る。この変換は、下記の演算で実現する。
【0018】
【数1】vnsinwt=vusinwt+vvsin(nwt+120 ゜)+vwsin(nw
t+240 ゜)
【0019】
【数2】vncoswt=vucoswt+vvcos(nwt+120 ゜)+vwcos(nw
t+240 ゜) vu u相電圧 vv v相電圧 vw w相電圧 w 電力変換装置の出力周波数 n 抽出したい高調波(n次) 続いて、n次座標順変換器14の出力から直流分以外を
カットするため、ローパスフィルタ15を通す。この結
果、ローパスフィルタ15の出力は、n次の高調波成分
の振幅のみを取り出すことができる。この検出された振
幅に対し、加算器16によりフィルタ15の出力と基準
電圧との誤差を求めた後、n次電圧制御器17により、
比例積分等の制御演算を実施し、電圧振幅指令値を生成
する。
【0020】n次の座標逆変換器18は、該n次の座標
順変換器14の逆変換を行う。つまり、上述の式のnを
ーnに置き換えて行う。その後、第2の制御回路は、n
次の特定高調波成分のみを消す制御演算結果を出力する
こととなる。
【0021】この第2の制御回路の指令値は、加算器1
9により第1の制御回路における電圧制御器7の出力と
加算され、ゲート信号発生器8へ入力される。図2は、
本実施の形態の第1の制御回路の出力電圧指令値、第2
の制御回路の出力電圧指令値、補正回路の出力、インバ
ータ出力電圧指令値を示したものであり、図3は、本実
施の形態を実施する以前のものである。
【0022】本発明を実施すると、直流補正と、この補
正によって発生するn次の高調波を第2の制御回路が、
インバータの出力電圧のn次成分がなくなるような制御
を行う。第2の制御回路の出力Vnpi がn次の高調波成
分を出力することにより、出力電圧の波形歪を改善す
る。
【0023】従って、スイッチングの休止期間を発生さ
せ、スイッチング損失の低減と出力の波形歪を自動的に
抑えることができる。本実施の形態は、補正回路を直流
の固定値とし、補償を行う高調波成分のn次項は、2次
と4次調波であるが、補正回路を60度毎の正負の短形
波とし、n次の高調波を補償する第2の制御回路を5
次、7次の補償回路に置き換えることにより、スイッチ
ングの休止期間を設け、スイッチング損失低減と出力波
形歪を同様に抑えることができる。
【0024】また、図4のように、第2の制御回路を2
つ並列に設けることも可能である。本発明の第2の実施
の形態について図5を用いて説明する。本実施の形態
は、インバータ2の直流電圧に応じて振幅を変化させる
変調回路20を設けたものである。直流電圧が変動した
場合の調整が働き、直流電圧のより広い範囲で高速応答
特性を保持したまま、出力電圧歪を低減し、特定期間ス
イッチングしない二相制御を実現することができる。
【0025】また、第1の実施の形態、第2の実施の形
態いずれににおいて、インバータをコンバータとして運
転し、制御対象を入力電流や直流出力電圧に置き換えた
場合にも、コンバータの第1の制御回路に、補正回路1
3で特定の値を付加し、また電源周波数のn次の特定高
調波を補償する第2の制御回路を接続すると、同様の手
法によりコンバータの指令値に高調波成分を重畳させ、
スイッチング休止期間を設け、かつコンバータ入力電流
もしくは直流電圧の波形歪を防止することが可能とな
る。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高速応
答が要求される電力変換装置において、高効率かつ広い
有効電圧出力が得られる2相制御を実現する電力変換装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における電力変換装
置の構成図。
【図2】本発明の第1の実施の形態における電力変換装
置の波形図。
【図3】従来における電力変換装置の波形図。
【図4】本発明の第1の実施の形態における電力変換装
置の構成図。
【図5】本発明の第2の実施の形態における電力変換装
置の構成図。
【図6】従来における電力変換装置の構成図。
【図7】従来における電力変換装置の波形図。
【符号の説明】
1 直流電源 2 インバータ 3 出力変換器 4 フィルタコンデンサ 5 出力電圧検出器 6 加算器 7 電圧制御器 8 ゲート信号発生器 9 負荷 10 整流器 11 コンデンサ 12 抵抗 13 補正回路 14 n次座標順変換器 15 ローパスフィルタ 16 加算器 17 n次電圧制御器 18 n次座標逆変換器 19 加算器 20 変調回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数のスイッチング素子で構成された電力
    変換器と、 前記電力変換器の出力電圧を検出する電圧検出手段と、
    前記出力電圧の基準値として設定される電圧基準と、前
    記電圧検出手段の出力と前記電圧基準との誤差を演算処
    理し、前記電力変換器の出力電圧指令値を生成する第1
    の電圧制御回路と、 前記出力電圧指令値に固定値を加算する補正回路と、 前記電力変換器の出力電圧が有するn次の高調波成分を
    出力する第2の電圧制御回路と、 前記第1の電圧制御回路の出力と前記補正回路の出力と
    前記第2の電圧制御回路の出力とを加算し、前記出力電
    圧の波形歪を抑制するように、前記スイッチング素子に
    オンオフ信号を与えるゲートドライブ回路とを具備する
    ことを特徴とする電力変換装置。
  2. 【請求項2】前記第2の電圧制御回路が、 前記電圧検出手段の出力から、前記出力電圧の特定の高
    調波成分を検出する検出手段と、 前記検出した高調波成分を制御演算により除去する演算
    手段とを有することを特徴とする請求項1記載の電力変
    換装置。
  3. 【請求項3】前記補正回路の出力に、前記電力変換器の
    入力電圧に応じて振幅を変化させる変調回路を設けたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。
  4. 【請求項4】前記補正回路の出力が、 一定の直流電圧または矩形波であることを特徴とする請
    求項1記載の電力変換装置。
JP9016207A 1997-01-30 1997-01-30 電力変換装置 Pending JPH10215575A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9016207A JPH10215575A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 電力変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9016207A JPH10215575A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 電力変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10215575A true JPH10215575A (ja) 1998-08-11

Family

ID=11910079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9016207A Pending JPH10215575A (ja) 1997-01-30 1997-01-30 電力変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10215575A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003533754A (ja) * 1999-07-02 2003-11-11 アドバンスド エナジー インダストリーズ, インコーポレイテッド Dcコンピュータ構成要素への電力送達を制御するシステム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003533754A (ja) * 1999-07-02 2003-11-11 アドバンスド エナジー インダストリーズ, インコーポレイテッド Dcコンピュータ構成要素への電力送達を制御するシステム
JP4819265B2 (ja) * 1999-07-02 2011-11-24 アドバンスド エナジー インダストリーズ, インコーポレイテッド Dcコンピュータ構成要素への電力送達を制御するシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2679411B2 (ja) 交流出力変換器の並列運転制御装置
JP2526992B2 (ja) 交流出力変換器の並列運転システム
US6924993B2 (en) Method and apparatus for controlling a stand-alone 4-leg voltage source inverter
US6594164B2 (en) PWM controlled power conversion device
US9543851B2 (en) Matrix converter
KR102009512B1 (ko) 3상 인버터의 옵셋 전압 생성 장치 및 방법
JP2015201996A (ja) 電力変換装置、電力変換装置の制御装置および電力変換装置の制御方法
JP2009219263A (ja) 単相電圧型交直変換装置
EP2763301A1 (en) Power converter control method
Monfared et al. High performance direct instantaneous power control of PWM rectifiers
JP3259308B2 (ja) インバータ装置及びそれを使用した無停電電源装置
JPH0515070A (ja) 並列運転制御装置
JP3247252B2 (ja) 電力変換装置の制御装置
JPH10215575A (ja) 電力変換装置
JP3222489B2 (ja) 3相3線式の中性点クランプ式インバータの制御方法
Panda et al. Performance evaluation of controlled QZSI fed five‐phase induction motor under voltage sag and interruption
JP2926931B2 (ja) 高調波抑制装置
JP2006333607A (ja) 電力変換器の制御装置
JP3110898B2 (ja) インバータ装置
JPH0549172A (ja) 高調波補償装置
JP2011172387A (ja) 電力変換制御装置、コンバータ制御回路、電力変換制御方法、電力変換制御用プログラム及び記録媒体
Reddy et al. Hysteresis controller and delta modulator-a two viable scheme for current controlled voltage source inverter
JP3366705B2 (ja) 交流電流検出器
Monfared et al. High performance DPC for PWM converters
Pulavarthi et al. Enhancement of Power Factor and DC-Link Voltage Stabilization Using Multiple Techniques of HPFC