JPH1066344A - 電力変換装置の制御回路 - Google Patents

電力変換装置の制御回路

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JPH1066344A
JPH1066344A JP8215656A JP21565696A JPH1066344A JP H1066344 A JPH1066344 A JP H1066344A JP 8215656 A JP8215656 A JP 8215656A JP 21565696 A JP21565696 A JP 21565696A JP H1066344 A JPH1066344 A JP H1066344A
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JP
Japan
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JP8215656A
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Inventor
Ryuji Yamada
隆二 山田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平滑コンデンサを大型化せず、入力電流波形
に歪みを生じさせることなく、出力電圧変動を許容値内
に抑制する。 【解決手段】 平滑コンデンサ3の端子電圧として得ら
れる、交流/直流変換器2の出力電圧の検出値と、その
指令値との電圧偏差を増幅器8,積分器9および加算器
10等からなるPI調節器に入力することにより、直流
出力電圧を所望の値に制御する場合に、上記電圧偏差を
2乗または3乗もしくはそれ以上の巾乗倍して(図1で
は3乗、符号101参照)PI調節器に入力することに
より、変換器入力電流波形歪みを少なくし、出力電圧変
動を許容値内に抑制可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、交流入力電圧な
いし交流入力電流波形を正弦波に制御しつつ、直流出力
電流ないし直流出力電圧を所望の一定値に制御する交流
/直流変換装置、特にその制御回路の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図3にこの種の従来例を示す。同図にお
いて、1は交流電圧源、2は半導体スイッチング素子か
らなる交流/直流変換器、3は平滑コンデンサ、4は負
荷、5〜10は制御回路で、5は直流電圧指令値を与え
る指令値発生器、6は直流出力電圧、すなわち平滑コン
デンサ3の両端の電圧を検出する検出器、7は指令値発
生器5の出力と検出器6の出力との差(以下、出力偏差
ともいう)を出力する加算器、8は加算器7の出力に比
例する値を出力する増幅器、9は加算器7の出力を積分
する積分器、10は増幅器8の出力と積分器の出力とを
加算する加算器である。増幅器8,積分器9および加算
器10により、いわゆる比例・積分調節器(PI調節
器)が構成される。
【0003】また、11はPLL(フェーズ・ロックド
・ループ回路)等からなり、交流入力電圧に同期した基
準正弦波を発生する正弦波発生器、12は加算器10の
出力と正弦波発生器11の出力とを乗算する乗算器であ
り、加算器10の出力を振幅指令、正弦波発生器11の
出力を波形指令として瞬時入力電流指令を出力する。交
流/直流変換器2は、図示されないPWM回路等によ
り、瞬時入力電流指令に等しい電流を入力するよう動作
する。そして、検出器6を介して得られる直流出力電圧
検出値が、指令値を下回る場合には加算器10の出力が
大きくなり、入力電流の振幅が大きくなるので直流出力
電圧は上昇する。一方、直流出力電圧検出値が、指令値
を上回る場合には加算器10の出力が小さくなり、入力
電流の振幅が小さくなるので直流出力電圧は低下する。
このように動作することで、交流電圧と同位相の正弦波
交流電流を入力しつつ、交流/直流変換器2の出力電圧
を所望の値に保つ動作をする。
【0004】図4に直流出力電圧の指令値と検出値との
関係例を示す。すなわち、図3の回路で出力偏差を生じ
る第1の原因は、入力が交流であるので瞬時入力電力が
変化するために生じるものである。以下、これによる偏
差をリプルと呼ぶ(図4の符号A参照)。入力が単相交
流の場合、リプルは入力周波数の2倍の周波数の交流分
となることが知られている。出力偏差を生じる第2の原
因は、電源電圧変動,負荷変動によるものであり、以
下、これによるものを電圧変動という(図4の符号B参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電圧変動
が大きいと、所定の出力電力を得られなくなったり、過
電圧で素子が破壊するなどの問題が生じるため、規定値
以内に抑制する必要がある。これには、 1)平滑コンデンサの静電容量を大きくする。 2)PI調節器のゲインを大きくする。 等の方法が考えられるが、第1の方法では装置が大型化
してコストアップにつながり、第2の方法ではPI調節
器のゲインを大きくしすぎると、リプルの影響により入
力電流振幅指令値が交流入力の1サイクル以内で大きく
変化し、入力電流に歪みが生じるという問題がある。し
たがって、この発明の課題は、装置を大型化せず、入力
電流に歪みを生じさせないようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、請求項1(または請求項3)の発明では、出力
電圧(または電流)偏差を3乗またはそれ以上の奇数乗
倍してPI調節器等に入力する、請求項2(または請求
項4)の発明では、出力電圧(または電流)偏差を2乗
またはそれ以上の偶数乗倍し、出力偏差の正負に応じて
1または−1を乗じてPI調節器等に入力することによ
り、リプルによる小さな出力偏差にはPI調節器のゲイ
ンを小さくし、電圧変動による大きな出力偏差にはゲイ
ンを大きくなるようにし、出力リプルによる入力波形歪
みを小さくし、過渡時のオーバシュート等を抑制する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の第1の実施の形
態を示す構成図である。同図からも明らかなように、こ
れは図3に示す従来例に対し3乗演算回路101を付加
した点が特徴で、その他は図3と同様である。ここで、
例えばリプルの大きさが指令値の5%、電圧変動の許容
値が指令値の20%とすると、出力偏差が0%→20%
になったときに、入力電流振幅を100%→0とするよ
うに増幅器のゲインを調整したとすると、リプルの影響
は定格値に対し、(5/20)3×100=1.56%
で充分小さいので、これによる入力電流歪みは殆ど問題
とならないことになる。なお、ここでは増幅器入力を3
乗するようにしたが、5以上の奇数乗倍としても良く、
さらには、増幅器だけでなく積分器入力も3乗またはそ
れ以上の奇数乗倍としても良いのは勿論である。
【0008】図2はこの発明の第2の実施の形態を示す
構成図である。同図からも明らかなように、これは図3
に示す従来例に対し2乗演算回路201、符号器202
および乗算器203を付加した点が特徴で、その他は図
3と同様である。つまり、基本原理は図1と同じである
が、出力偏差を2乗すると正負両方の出力偏差に対して
正のみの演算結果が出力されるので、符号器202によ
って出力偏差の符号を判読し、正ならば演算結果に1
を、負ならば演算結果に−1をそれぞれ乗算して、PI
調節器に与えるようにする。ここでは増幅器入力を2乗
するようにしたが、4以上の偶数乗倍としても良く、さ
らには、増幅器だけでなく積分器入力も4乗またはそれ
以上の偶数乗倍としても良いのは言うまでもない。
【0009】以上では、出力電圧を制御するようにした
が、交流/直流変換器2の出力電流を検出し、これを電
流指令値との偏差を利用して出力電流制御を行なうこと
も可能である。また、制御方式をPI制御としたがPI
D(D:微分)制御や、P制御またはI制御とすること
ができるのも勿論である。
【0010】
【発明の効果】この発明によれば、リプルによる小さな
出力偏差に対してはPI調節器のゲインを小さくし、電
圧変動による大きな出力偏差に対してはゲインを大きく
なるようにしたので、平滑コンデンサを大型化すること
なく、入力電流歪みを生じさせることなく、出力リプル
による入力波形歪みを小さくし、過渡時のオーバシュー
ト等を抑制することが可能となる利点が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図2】この発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。
【図3】従来例を示す構成図である。
【図4】図3における直流出力電圧の指令値と検出値と
の関係例説明図である。
【符号の説明】
1…交流電圧源、2…交流/直流変換器、3…平滑コン
デンサ、4…負荷、5…指令発生器、6…電圧検出器、
7,10…加算器、8…増幅器、9…積分器、11…正
弦波発生器、12,203…乗算器、101…3乗演算
回路、201…2乗演算回路、202…符号器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を直流電力に変換し所望の直流
    電圧を出力する電力変換装置と、出力電圧指令値と前記
    直流出力電圧検出値との電圧偏差を入力されて交流入力
    電流の電流振幅指令値を出力し、この電流振幅指令値と
    瞬時波形指令値とを乗算して瞬時入力電流指令値を出力
    する制御回路とからなる電力変換装置の制御回路におい
    て、 前記電圧偏差を入力されてその3倍以上の奇数乗倍の値
    を出力する演算手段を設けたことを特徴とする電力変換
    装置の制御回路。
  2. 【請求項2】 前記電圧偏差を入力されてその2以上の
    偶数乗倍の値を出力する演算手段と、前記電圧偏差の正
    負を判定し前記演算手段の出力に1または−1を乗じる
    正負判定手段とを設けたことを特徴とする請求項1に記
    載の電力変換装置の制御回路。
  3. 【請求項3】 交流電力を直流電力に変換し所望の直流
    電流を出力する電力変換装置と、出力電流指令値と前記
    直流出力電流検出値との電流偏差を入力されて交流入力
    電流の電流振幅指令値を出力し、この電流振幅指令値と
    瞬時波形指令値とを乗算して瞬時入力電流指令値を出力
    する制御回路とからなる電力変換装置の制御回路におい
    て、 前記電流偏差を入力されてその3倍以上の奇数乗倍の値
    を出力する演算手段を設けたことを特徴とする電力変換
    装置の制御回路。
  4. 【請求項4】 前記電流偏差を入力されてその2以上の
    偶数乗倍の値を出力する演算手段と、前記電流偏差の正
    負を判定し前記演算手段の出力に1または−1を乗じる
    正負判定手段とを設けたことを特徴とする請求項3に記
    載の電力変換装置の制御回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11038416B2 (en) 2018-12-28 2021-06-15 Fuji Electric Co., Ltd. Drive signal generating circuit and power supply circuit for improving power factor thereof
US11742746B2 (en) 2020-12-24 2023-08-29 Fuji Electric Co., Ltd. Switching control circuit and power supply circuit

Citations (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59176399U (ja) * 1984-03-28 1984-11-26 三菱電機株式会社 自動電圧調整装置
JPH01136568A (ja) * 1987-11-20 1989-05-29 Mitsubishi Electric Corp 電力変換装置の制御回路
JPH061504A (ja) * 1992-02-12 1994-01-11 Eastman Kodak Co スレーブドライブローラの速度の可変制御方法及び装置

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