JPH0529748B2 - - Google Patents

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JPH0529748B2
JPH0529748B2 JP22406888A JP22406888A JPH0529748B2 JP H0529748 B2 JPH0529748 B2 JP H0529748B2 JP 22406888 A JP22406888 A JP 22406888A JP 22406888 A JP22406888 A JP 22406888A JP H0529748 B2 JPH0529748 B2 JP H0529748B2
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JP
Japan
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corner material
corner
tower
panel
slit
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JP22406888A
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JPH0274768A (ja
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Hideo Kyojima
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Shinmaywa Industries Ltd
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Shin Meiva Industry Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、立体駐車場等の塔状構造物に関し、
特に、その外壁構造の改良に係わる。
(従来の技術) 従来より、立体駐車場や倉庫等の塔状構造物に
おいては、構築費の低廉化や工期の短縮化等を図
るために、例えば特開昭61−13054号公報に開示
されるように、構造物の骨材に矩形平板状のパネ
ルを取付けて外壁を構成することがある。
(発明が解決しようとする課題) ところで、上記の塔状構造物は、通常、互いに
隣接する二面の隅角部が角張つたものになつてい
るが、この場合、見映え上堅い感じを与えるとい
う不具合があるばかりでなく、風を抵抗を強く受
けることになる。特に、最近、立体駐車場等の塔
状構造物は非常に高層化がなされるようになつて
いるため、塔状構造物の風圧抵抗を可及的に低減
することが要請されている。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであ
り、その目的とするところは、上記塔状構造物に
おける互いに隣接する二面の隅角部を丸くするこ
とにより、風圧抵抗の低減化および外観の向上を
図るとともに、施工作業の簡略化を図ることにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の解決手段
は、立体駐車場等の塔状構造物として、その各面
の外壁がそれぞれ矩形平板状のパネルにより構成
する一方、互いに隣接する二面の隅角部の外壁を
断面略円弧状のコーナ材により構成する。また、
該コーナ材の側端部に段差状のボルト止め部を形
成する一方、上記パネルのコーナ材側端面にスリ
ツトを形成する。そして、上記スリツト内とコー
ナ材のボルト止め部とに跨つて配置した当て金上
からボルトによりコーナ材のボルト止め部を構造
物の骨材に固定するとともに、上記コーナ材とパ
ネルとの間に上記ボルト止め部を隠蔽するコーキ
ングを設ける構成にするものである。
(作用) 上記を構成により、本発明における立体駐車場
等の塔状構造物では、互いに隣接する二面の隅角
部の外壁が断面略円弧状のコーナ材により丸い湾
曲面状に構成されているため、塔状建造物に当た
る風は、上記隅角部では湾曲面の外壁(コーナ
材)に沿つて流れ、渦が殆ど発生しなくなるの
で、塔状構造物の風圧抵抗が小さくなる。また、
外観上も隅角部の丸みにより柔かさや暖かみを与
え、良好なものとなる。
さらに、施工時には、パネルのスリツト内とコ
ーナ材のボルト止め部とに跨つて配置した当て金
上からボルトによりコーナ材のボルト止め部を構
造物の骨材に固定するだけでもつて、コーナ材と
該コーナ材に隣接したパネルとの取付けを同時に
行えることになり、施工作業の簡略化を図ること
ができる。また、上記コーナ材等の取付金具とし
てのボルトや当て金は、コーナ材のボルト止め部
と共にコーキングによつて隠蔽されて外部に露見
しないで、塔状構造物の外観が一層良好なものと
なる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図ないし第4図は本発明の一実施例に係わ
る立体駐車場の塔状構造物Aを示す。この塔状構
造物Aは、その内部に垂直循環式駐車場装置(図
示せず)を備えており、地上の入出庫口1から入
庫した自動車を上記駐車装置の各パレツトに駐車
させるようになつている。また、上記塔状構造物
Aの正面、背面および左右両側面の各外壁はそれ
ぞれ複数の矩形平板状パネル2,2,…により構
成されているとともに、正面または背面と側面と
の隅角部の各外壁はそれぞれ断面形状が円弧状に
湾曲した複数のコーナ材3,3,…を上下方向に
配列して構成されている。
上記パネル2は60分耐火の性能を有する石綿サ
ンドイツチパネルからなり、その取付構造は、第
5図ないし第7図に詳示する。第5図ないし第7
図において、4はパネル2の大きさ・形状に対応
して構造物の骨材たる竪胴縁5に沿つて上下方向
および隣接する竪胴縁5,5間に亘つて横方向に
延びて配設されたアルミニウム製のジヨイナーで
あつて、該ジヨイナー4は、左右両側壁部4a,
4aの縁部にそれぞれ外向きに延出するフランジ
部4b,4bを有するチヤンネル形状(つまり断
面が略ハツト形状)のものであり、このジヨイナ
ー4の底面部4cの裏面(被取付部材たる竪胴縁
5に対向する側の面)には防火材としてのスレー
ト6が固着されている。一方、パネル2の四辺の
各端面にはそれぞれ上記ジヨイナー4のフランジ
部4bと係合可能なスリツト7が形成されてい
る。そして、隣接するパネル2,2同士の各スリ
ツト7にジヨイナー4の各フランジ部4bをそれ
ぞれ係合せしめた状態で該ジヨイナー4の底面部
4cを竪胴縁5にボルト8止めすることにより、
パネル2,2がジヨイナー4を介して竪胴縁5に
取付けられている。また、隣接するパネル2,2
同士の端面間には上記ジヨイナー4およびボルト
8を隠蔽するコーキング9とその裏打ち材として
のバツカー10とが設けられている。
また、上記コーナ材3はガラス繊維補強コンク
リート(GRC)からなり、その取付構造は第1
図に詳示する。すなわち、コーナ材3の側端部に
は竪胴縁5上に当接する取付ボス部11が形成さ
れ、該取付ボス部11はコーナ材3の央部よりも
裏面側(竪胴縁5に当接する側)に肉厚が厚くな
つており、その肉厚は上記パネル2の肉厚と略等
しく設定されている。上記取付ボス部11は、そ
の表面側より段差状に形成してなるボルト止め部
11aを有し、かつ該ボルト止め部11aを補強
する補強プレート12がボルト止め部11aを覆
うようにして設けられている。そして、上記ボル
ト止め部11aとパネル2の端面に形成されたス
リツト7内とに跨つて平板状の当て金13を配置
し、該当て金13の上からボルト14によりボル
ト止め部11aを竪胴縁5に固定することによ
り、コーナ材3とパネル2とが共に竪胴縁5に取
付けられている。上記コーナ材3の取付ボス部1
1とパネル2との間にはコーナ材3のボルト止め
部11aを隠蔽するコーキング15がコーナ材3
およびパネル2の外表面と面一状態に設けられて
いる。
尚、第4図中、16は天井面を構成する屋根
板、17は外壁の頂部に設けられた笠木である。
したがつて、上記実施例においては、塔状構造
物Aの正面または背面と側面との隅角部の各外壁
を、それぞれ断面形状が円弧状に湾曲した複数の
コーナ材3,3,…を上下方向に配列して構成し
たことにより、塔状建造物Aのある面に当つた風
がその面の側方の面側に流れる際、上記隅角部で
はその丸い湾曲面の外壁(コーナ材3)に沿つて
流れ、渦が殆ど発生しなくなるので、塔状構造物
の風圧抵抗を小さくすることができる。また、塔
状構造物Aの外観上も上記隅角部外壁の丸みによ
り柔かさや暖かみを与えるので、良好なものとす
ることができる。
さらに、上記コーナ材3の取付構造において、
コーナ材3の側端部に形成したボルト止め部11
aと該コーナ3材に隣接するパネル2の端面に形
成したスリツト7内とに跨つて当て金13を配置
し、該当て金13の上からボルト14により上記
コーナ材3のボルト止め部11aを構造物の竪胴
縁5に固定することにより、コーナ材3の一側端
部とパネル2の一側端部との取付けを同時に行う
ことができるので、施工作業の簡略化を図ること
ができる。
しかも、上記コーナ材3等の取付金具としての
ボルト14や当て金13は、コーナ材3のボルト
止め部11aと共にコーキング15によつて隠蔽
されていて、外部に露見することがないので、塔
状構造物Aの外観を一層高めることができる。
(発明の効果) 以上の如く、本発明における立体駐車場等の塔
状構造物によれば、互いに隣接する二面の隅角部
の外壁が断面略円弧状のコーナ材により丸い湾曲
面状に構成されているので、風圧抵抗を小さくす
ることができるとともに、外観を良好のものとす
ることができる。また、コーナ材と該コーナ材に
隣接したパネルとの取付けを同時に行うことがで
きるので、施工作業の簡略化を図ることができ、
かつ取付金具が外部に露見せず、外観をより一層
良好なものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は
第4図のC−C線における拡大断面図、第2図は
塔状構造物の正面図、第3図は同左側面図、第4
図は塔状構造物の外壁構造を示す一部切開した斜
視図、第5図は第4図のB−B線における拡大断
面図、第6図はパネル取付用ジヨイナーの配設状
態を示す斜視図、第7図は同正面図である。 2……パネル、3……コーナ材、5……竪胴縁
(骨材)、7……スリツト、11a……ボルト止め
部、13……当て金、14……ボルト、15……
コーキング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 各面の外壁がそれぞれ矩形平板状のパネルに
    より構成され、互いに隣接する二面の隅角部の外
    壁が断面略円弧状のコーナ材により構成されてお
    り、該コーナ材の側端部には段差状のボルト止め
    部が形成されている一方、上記パネルのコーナ材
    側端面にはスリツトが形成されており、上記スリ
    ツト内とコーナ材のボルト止め部とに跨つて配置
    した当て金上からボルトによりコーナ材のボルト
    止め部が構造物の骨材に固定されており、上記コ
    ーナ材とパネルとの間には上記ボルト止め部を隠
    蔽するコーキングが設けられていることを特徴と
    する立体駐車場等の塔状構造物。
JP22406888A 1988-09-07 1988-09-07 立体駐車場等の塔状構造物 Granted JPH0274768A (ja)

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JP22406888A JPH0274768A (ja) 1988-09-07 1988-09-07 立体駐車場等の塔状構造物

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JP22406888A JPH0274768A (ja) 1988-09-07 1988-09-07 立体駐車場等の塔状構造物

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JPH0274768A JPH0274768A (ja) 1990-03-14
JPH0529748B2 true JPH0529748B2 (ja) 1993-05-06

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JPH0274768A (ja) 1990-03-14

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