JPH0529722Y2 - - Google Patents

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JPH0529722Y2
JPH0529722Y2 JP1986078872U JP7887286U JPH0529722Y2 JP H0529722 Y2 JPH0529722 Y2 JP H0529722Y2 JP 1986078872 U JP1986078872 U JP 1986078872U JP 7887286 U JP7887286 U JP 7887286U JP H0529722 Y2 JPH0529722 Y2 JP H0529722Y2
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JP
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opening
main rope
hook
cylindrical body
rope
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高所作業時に使用する安全帯と親綱
の支承構造に関するものである。
(従来の技術) 従来、高所で作業を行う場合、墜落を防止する
ために安全帯を使用している。一般に安全帯は、
第5図に示すように、ロープ部32の一端のベル
ト部31、他端にフツク部33を設けた構成にな
つている。該安全帯30を使用するときは、ベル
ト部31を身体に固縛し、フツク部33を手すり
や親綱20等に掛けることで墜落を防止する。
万一作業者が転落したときは、ロープ部32の
長さ分だけ身体は落下するが、それ以上の落下
は、手すりや親綱が体重を支えることで防止され
る。
上記の親綱は、安全帯のフツク部を掛けるの
に、手すり等の適当な繋止物が無い場合に、柱等
の間に張設するものである。この親綱の張設にあ
たつて、複数の作業者が一本の親綱に、フツクを
掛ける場合には、親綱切断時の被害を最小にする
ためと、たるみを防止するために、適当な間隔で
支点を設け、親綱の全長にわたつて機能が失われ
ることを防止している。
(考案が解決しようとする問題点) 以上述べてきたような親綱を張設して、安全帯
を使用する場合に、作業者が親綱に沿つて移動す
るときには、身体につけたベルト部に引かれ、親
綱に掛けたフツク部が滑り移動する。支点を超え
て移動する場合には、安全帯のフツクを支点を越
して掛け換えなければならない。
この掛け換えは、一時的に作業者が安全帯を使
用していない状況となり、また掛け換えの行動そ
のものが不安定であり、墜落事故の危険があつ
た。また、掛け換えには、手を使うために、荷物
を運搬中の移動掛け換えは、荷物を掛け換えのた
びに、荷物を通路におかなければならず、非常に
非常に不便であつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、以上の問題点を解決し、フツクを掛
け換えることなく、支点を超えて移動することが
できる安全帯と親綱の支承構造を提供するもので
ある。
本考案の代表的な実施例にもとづき、図面を使
つてその構成を説明する。
本考案は第1図に示すように、親綱支承部材1
と中間掛け具10とからなる。親綱支承部材1
は、所望幅lを与えられたU部材11の一端に、
クランプ2等の固定手段を設ける。又U部材11
の他端は、親綱20を貫通するチヤツク3が固定
される。チヤツク3の固定は格別限定されない
が、第2図に示すように、U部材11に立ち上げ
部4の端面にボルト12で挾持する。又チヤツク
3はU部材11の長手方向に添設されている。チ
ヤツク3にすべり止めの溝をつけることで、親綱
の固定が確実となる。U部材11とクランプ2と
は遊嵌されるとよい。
本考案の中間掛け具10は、第3図に示すよう
に、親綱支承部材1のチヤツク3の外径よりも大
なる内径を持つ略円筒体5で、該円筒体5は、親
綱20の外径より狭く、親綱支承部材1の厚みよ
りも広い幅の開口部6を持つ。該開口部6は、端
部で開口幅が大となるように、適当なテーパー切
り込み7を設ける。該開口部6に近接した円筒体
5の外周上に、安全帯30のフツク33を掛止す
るための開口部8を有するフツク掛け部9を設け
る。
従つて第4図図示のように、親綱支点の位置で
チヤツク3が円筒体に内接して摺動可能であり、
チヤツクとU部材の立ち上がり部との接合部と円
筒体の開口部とは空間(遊び)を形成する。
以下に本考案の作用を説明する。
まず、親綱支承部材1を、長く親綱を張設する
ときに求められる支点の位置に、柱等の適当な構
造物にクランプ2で固定する。次に中間掛け具1
0に親綱20を通して掛ける。
次に親綱支承部材1のチヤツク3に親綱20を
通して固定する。次に中間掛け具10のフツク掛
け部9に安全帯30のフツク33を掛止して使用
する。
作業者が移動する際には、作業者に引かれて中
間掛け具10が、親綱20上を滑つて移動する。
支点の所まで中間掛け具10がくると、中間掛け
具10の開口部6は、フツク掛け部9が安全帯3
0のフツク33の重量がかかつているために、ほ
ぼ鉛直下方に開口しているから、該開口部6は自
らの持つテーパー切り込み7に案内されて、親綱
支承部材1の立ち上げ部4を通過する。U部材1
1の幅lによつて、クランプ2に邪魔されること
もない。
作業者が転落した時は、安全帯30のロープ3
2の長さだけ落ちると、まずフツク33に、次に
中間掛け具10に、最後に親綱20に対して急激
に荷重がかかる。このとき、親綱は一般にナイロ
ンロープや鋼線ワイヤー等の弾性体であるため、
この急激な荷重変化によりかなりおどるが、中間
掛け具10の開口部6は適当な直線長さを持ち、
かつ親綱20の外径よりも狭いので、親綱20か
ら抜け出すことはない。また、衝撃による動荷重
も、最終的な静荷重も、中間掛け具10の最上
部、つまりフツク掛け部9の反対側に作用するの
で、中間掛け具10の開口部6が開いてしまうこ
とはない。
以上本考案を主として親綱支承部材1は、クラ
ンプ2を設けた例について説明したが、第4図に
示すように、U部材11を直接鋼材支柱21に固
定して使用することもできる。又中間掛け具10
の円筒体5は、補強リブ15を周方向に設け、あ
るいは円筒体5を分離タイプに形成してちよう番
16を設けて、円筒体5の部分5−2を内側に開
閉可能にするときは、開口部6の幅を広げるの
で、親綱20を張設後に、中間掛け具10を親綱
2にセツトできる利点があり、作業者数に合わせ
て、中間掛け具10の数を増減できる。
また、中間掛け具10の形状は必ずしも円筒体
である必要はなく、要求されている強度をみたし
ていれば、楕円形、多角形でもよい。
(考案の効果) 以上述べてきたように、本考案による器具を使
用すると、いかなる種類の安全帯を使用していて
も作業者がフツクを掛け換えることなく、支点を
自由に通過でき、万一、急激な荷重が中間掛け具
にかかつた時も、開口部が開いて親綱から抜け出
す危険もない。また構造そのものが簡単であるた
め故障が少なく、また製造コストも安くできる。
支点ではチヤツクによつて、親綱を固定している
ため親綱の固定が確実かつ簡単にできる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の全体の斜視図、第2図は本考
案の親綱支承部材の側面図、第3図aは本考案の
中間掛け具の側面図、bは第3図aのa−a′矢視
図、第4図は本考案の他の例の部分側面図、第5
図は従来例の説明図である。 1……親綱支承部材、2……クランプ、3……
チヤツク、4……立上げ部、5……略円筒体、6
……開口部、7……テーパ切り込み、8……開口
部、9……フツク掛け部、10……中間掛け具、
11……U部材、20……親綱、30……安全
帯、31……ベルト、32……ロープ、33……
フツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 所望幅を有し、立ち上げ部を設けたU部材の一
    端にU部材の固定手段を設け、他の立ち上げ部の
    端面で長手方向に親綱を貫通するチヤツクを添設
    した親綱支承部材と、前記チヤツク外径より大き
    い内径を有する円筒体で、該円筒体は親綱の外径
    より狭い幅の開口部を有し、該開口部の端部に、
    テーパー状に開口幅を形成し、該開口部に近接し
    た円筒体外周上長手方向にフツクを掛止する孔を
    穿設したフツク掛け部を固定した中間掛け具とか
    らなり、チヤツクを円筒体に内接せしめ開口部を
    円筒体の常に鉛直下方に位置せしめて摺動可能に
    した安全帯の支承構造。
JP1986078872U 1986-05-27 1986-05-27 Expired - Lifetime JPH0529722Y2 (ja)

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JPS62192749U JPS62192749U (ja) 1987-12-08
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JP5602083B2 (ja) * 2011-04-12 2014-10-08 鹿島建設株式会社 安全帯の移動用ケーブル
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JPS6030243B2 (ja) * 1979-04-09 1985-07-15 凸版印刷株式会社 プラスチックコンクリ−ト化粧材の製造法

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JPS62192749U (ja) 1987-12-08

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