JP5602083B2 - 安全帯の移動用ケーブル - Google Patents

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Description

本発明は、高所作業場の安全装置としての安全帯の移動用ケーブルに関するものである。
一般に、建設現場や工場等において、高所で作業を行なう場合、腰部に高所作業用の安全帯を巻付け、その安全帯に接続されたロープの先端のフックを足場枠等の構築物に係合して墜落の防止を図るようにしている。
このような安全帯使用のもので、水平移動を伴う高所作業の墜落防止対策を実現する中間支持部通過式常設水平親鋼システムとして下記非特許文献にもあるような、セイフスライダー(サンコー株式会社の登録商標)が存在する。
インターネットウエブサイト www.sanko-titan.co.jp/products/pdf/セイフスライダー.pdf - htmlで見る墜落防止システム|タイタン安全帯のサンコー株式会社ワイヤーケーブルシステム(セイフスライダー)取扱説明書(PDF)
この非特許文献1による水平親鋼システムは、図4に示すように、直径12mmの専用ワイヤーケーブルを親綱ケーブル1として、端末部や中間部の取付ユニットであるブラケット2によって対象構造物の水平面に敷設する。
親綱ケーブル1は、テンショナーで適度に緊張し、この親綱ケーブル1上を、"セイフリンク"と呼ばれる専用安全器3を滑走させる。図示は省略するが、この専用安全器3は、スリーブ上部の親綱ケーブル1と接触するポジションに耐磨耗性に優れた2つのローラーを搭載している。
安全帯などからのロープ6の端をこの専用安全器3に係合させ、使用者の安全を確保するが、専用安全器3に設けた係合孔3aに環状部材であるカラビナ4を介して、ロープ6の端に設けたショックアブソーバー5を連結する。
この中間支持部通過式常設水平親鋼システムでは、ランヤードを介して使用者の安全を確保するものであるが、ケーブルの中間支持部を安全器が通過する際に若干の抵抗を生じるが、単一システムの端から端まで安全器を取り外すことなく移動することが可能である。
部材のほとんどがステンレススチール製で、長期の屋外敷設に優れた防錆性能を発揮する。
また、下記特許文献は両端部および中間部が支持された親綱の全長にわたってフックを掛け替えることなく移動できるようにした安全装置である。
実開平7−26517号公報
図5に示すように、親綱12の中間部を支持する支持具10に親綱12が挿通されるロープ挿通孔19を形成する。
ロープ挿通孔19の周壁一部にスロット21を設ける。親綱12に沿ってスライド自在に取付けられるフック連結具30にフック係合孔33、34と、親綱12が挿通される筒状のロープガイド38とを設ける。
フック係合孔33、34に安全帯から延びるロープ50の先端のフック51を係合し、フック連結具30をスロット21に対して通過可能とし、かつロープガイド38をロープ挿通孔19に対して通過可能としてフック連結具30にフック51を係合させた状態で親綱12の全長にわたって移動できるようにした。
支持具10は、ロープ挿通孔19に親綱12を挿入して親綱12の長さ方向中間部を支持する。
一方、フック連結具30は、ロープガイド38内に親綱2を挿通してスライド自在に取付け、そのフック連結具30に設けられたフック係合孔33、34に安全帯から延びるロープ50の先端のフック51を係合して作業者の墜落を防止する。
親綱12の中間部を支持する支持具10のロープ挿通孔19は、フック連結具30のロープガイド38が挿通可能とされ、そのロープ挿通孔19の周壁一部に形成されたスロット21にフック連結具30が通過可能とされているため、安全帯のフック51を掛け替えることなく作業位置を変更することができる。
前記非特許文献1にもあるように、親綱ケーブル1を設置する際、必要に応じて当該親綱ケーブル1の中間点に中間支持金物(ブラケット2)を設置する必要がある。このブラケット2には親綱ケーブル1を固定する部分があり、構造上ケーブルに被さるようになるため、その部分はケーブルの径より太くならざるを得ない。
安全帯を付けた作業員が親綱ケーブル1に沿って移動する際、作業員の方が専用安全器3より前方に進み、その結果、専用安全器3は斜め前方に傾きながら親綱ケーブル1に沿って移動するため、専用安全器3がブラケット2の部分を通過しようとする際に、傾いた専用安全器3がブラケット2の部分のケーブルが太くなった部分に引っ掛かり、スムーズに通過できなくなる事象が発生する。
その都度、作業員は後戻りして専用安全器3を手でブラケット2の部分を通過させる必要があり、作業性に問題が生じる。
特許文献1の場合も、同様に安全帯を付けた作業員が親綱12に沿って移動する際、フック連結具30より前方に進み、その結果、フック連結具30は斜め前方に傾きながら親綱12に沿って移動すると、親綱12の中間部を支持する支持具10のロープ挿通孔19をフック連結具30のロープガイド38が挿通できなくなるおそれがある。
本発明の目的は前記従来例の不都合を解消し、親綱ケーブルに移動ユニットを走行させ、この移動ユニットに安全帯から伸びるロープを係合させる場合において、安全帯のロープが前方斜め方向に引っ張られた際にも移動ユニットが必要以上に傾くことを防止し、その結果、移動ユニットがブラケット部にも引っかかること無く容易に通過することが可能となる安全帯の移動用ケーブルを提供することにある。
前記目的を達成するため請求項1記載の本発明は、親綱ケーブルに移動ユニットを走行させ、この移動ユニットに安全帯から伸びるロープを係合させる場合において、親綱ケーブルとは別に、ガイド役のガイドケーブルを親綱ケーブルに対して間隔を存して並行に張り、安全帯から伸びるロープ端と親綱ケーブルの移動ユニットとの接合部にある環状部材に前記ガイド役のガイドケーブルを通すことを要旨とするものである。
請求項1記載の本発明によれば、ガイド役のガイドケーブルを設置することにより、安全帯のロープが前方斜め方向に引っ張られた際にも環状部材は親綱ケーブルとガイドケーブルとの両方に跨ることで必要以上に斜めにならず、その結果、移動ユニットが必要以上に傾くことを防止できる。これにより、移動ユニットはブラケット部にも引っかかること無く容易に通過することが可能となる。
請求項2記載の本発明は、安全帯から伸びるロープ端には、ショックアブソーバーを介して環状部材を設けることを要旨とするものである。
請求項2記載の本発明によれば、移動ユニットが必要以上に傾くことを防止するのは環状部材であり、これによりショックアブソーバー自身の機能を阻害することはないので、落下の際の衝撃緩和の機能は十分維持することができる。
以上述べたように本発明の安全帯の移動用ケーブルは、親綱ケーブルに移動ユニットを走行させ、この移動ユニットに安全帯から伸びるロープを係合させる場合において、安全帯のロープが前方斜め方向に引っ張られた際にも移動ユニットが必要以上に傾くことを防止し、その結果、移動ユニットがブラケット部にも引っかかること無く容易に通過することが可能となるものである。
以下、図面について本発明の実施の形態を詳細に説明する。図1は、本発明の安全帯の移動用ケーブルの1実施形態を示す斜視図、図2は同上側面図、図3は説明図である。
本発明の安全帯の移動用ケーブルも前記従来例として図4で説明した水平親鋼システムと同じであり、直径12mmの専用ワイヤーケーブルを親綱ケーブル1として、端末部や中間部の取付ユニットであるブラケット2によって対象構造物の水平面に敷設し、この親綱ケーブル1上に専用安全器3を移動ユニットとして滑走させる。
本発明は、前記親綱ケーブル1とは別に、ガイド役のガイドケーブル7を親綱ケーブル1に対して間隔を存して並行に張設した。
親綱ケーブル1とガイドケーブル7との間隔は、専用安全器3の係合孔3aに環状部材であるカラビナ4を引っ掛けた際に、このカラビナ4内にガイドケーブル7が収まるように設定する。
このようにして、安全帯8から伸びるロープ6端にはショックアブソーバー5が設けられているが、ショックアブソーバー5に取付けたカラビナ4を前記ガイド役のガイドケーブル7を通すようにする。
カラビナ4は専用安全器3の係合孔3aに接合させて係止するもので、専用安全器3が親綱ケーブル1を走行する際に、安全帯8のロープ6が前方斜め方向に引っ張られた際にも、このカラビナ4が親綱ケーブル1とガイドケーブル7との両方に跨ることで必要以上に斜めにならず、その結果、専用安全器3が必要以上に傾くことを防止できる。
これにより、専用安全器3はブラケット2の部分にも引っかかること無く容易に通過することが可能となる。
本発明の安全帯の移動用ケーブルの1実施形態を示す斜視図である。 本発明の安全帯の移動用ケーブルの1実施形態を示す側面図である。 本発明の安全帯の移動用ケーブルの1実施形態を示す説明図である。 従来例を示す斜視図である。 他の従来例を示す斜視図である。
1 親綱ケーブル 2 ブラケット
3 専用安全器 3a 係合孔
4 カラビナ 5 ショックアブソーバー
6 ロープ 7 ガイドケーブル
8 安全帯
10 支持具 12 親綱
19 ロープ挿通孔 21 スロット
30 フック連結具 33、34 フック係合孔
38 ロープガイド
50 ロープ 51 フック

Claims (2)

  1. 親綱ケーブルに移動ユニットを走行させ、この移動ユニットに安全帯から伸びるロープを係合させる場合において、
    親綱ケーブルとは別に、ガイド役のガイドケーブルを親綱ケーブルに対して間隔を存して並行に張り、安全帯から伸びるロープ端と親綱ケーブルの移動ユニットとの接合部にある環状部材に前記ガイド役のガイドケーブルを通すことを特徴とした安全帯の移動用ケーブル。
  2. 安全帯から伸びるロープ端には、ショックアブソーバーを介して環状部材を設ける請求項1記載の安全帯の移動用ケーブル。
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