JP2021031801A - 衣服 - Google Patents

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Yasunori Matsuoka
泰典 松岡
千恵理 山岡
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Abstract

【課題】ランヤードを着用した着用者に対し、有事の際の危害を軽減することができる衣服を提供する。【解決手段】衣服1は、ランヤードが通される筒部を後身頃に有している。この筒部の全長方向の長さは、ランヤードが有するショックアブゾーバーに至らない長さであり、筒部の内側は、ランヤードと干渉しない程度の空隙を有する大きさである。さらに、衣服1は、ランヤードに追随して筒部ごと背面側に引っ張られた際に、前身頃のファスナーを強制的に開放する強制開放手段を有している。【選択図】図1

Description

本発明は、上半身に着用される衣服に関するものである。
従来、後身頃にファンが取り付けられ、このファンを介して内側に送風する衣服がある。例えば、下記特許文献1に記載された冷却衣服は、後身頃に取り出し筒部を有し、この取り出し筒部にランヤードが通される。ランヤードは、着用者が着用したハーネス型安全帯に接続される。すなわち、ハーネス型安全帯は、衣服を圧迫することから、仮に、冷却衣服の上からハーネス型安全帯が着用された場合、衣服内の送風路が断たれるところ、特許文献1に記載された冷却衣服は、ハーネス型安全帯の上から着用され、取り出し筒部を通じてランヤードが接続されるため、送風路が確保される。取り出し筒部は、先端部が収縮するため、取り出し筒部から風が漏れることは抑止される。
特許第6233674号公報
しかし、有事においてランヤードが引っ張られた場合、取り出し筒部がランヤードに追随し、冷却衣服も背面側に引っ張られる。そのため、仮に、着用者が宙吊りとなれば、閉じた前身頃や襟部によって、着用者の気道が圧迫される可能性がある。
本発明は、上記の実情に鑑みて提案されたものである。すなわち、ランヤードを着用した着用者に対し、有事の際の危害を軽減することができる衣服の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る衣服は、左右一対の前身頃を開閉するための開閉部と、後身頃から外側に張り出し、ハーネス型安全帯に接続されるランヤードが内側に通される筒部と、前記筒部が前記ランヤードと共に外側に向けて引っ張られたときに前記開閉部を開放する強制開放手段と、を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る衣服は、前記筒部が、前記ランヤードが有するショックアブゾーバーに至らない長さである、ことを特徴とする。
本発明に係る衣服は、前記筒部の先端部が窄められた状態において、前記筒部が、内側の前記ランヤードと干渉しない空隙を有している、ことを特徴とする。
本発明に係る衣服は、前記開閉部が、襟部に至っていない、ことを特徴とする。
本発明に係る衣服は、前記開閉部が、務歯とスライダーとから成るファスナーであり、前記強制開放手段によって、着丈方向において前記スライダーから下側の前記務歯が、前記スライダーから外れる、ことを特徴とする。
本発明に係る衣服は、前記後身頃に、ファンが取り付けられる孔を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る衣服は、前記孔に取り付けられて前記後身頃の内側に向けて送風するファンと、前記ファンを稼働させる駆動部と、を有する、ことを特徴とする。
本発明に係る衣服は、左右一対の前身頃を開閉するための開閉部と、後身頃から外側に張り出し、ハーネス型安全帯に接続されるランヤードが内側に通される筒部と、筒部がランヤードと共に外側に向けて引っ張られたときに開閉部を開放する強制開放手段とを有している。例えば、着用者が転落してランヤードが引っ張られたとき、衣服は、筒部ごとランヤードに追随して背面側に引っ張られるが、その際、引っ張られる力によって、強制開放手段が働いて開閉部が強制的に開放される。前身頃が開けば、着用者は、前身頃や襟部によって圧迫されない。したがって、着用者に対し、有事の際の危害を軽減することができる。
本発明に係る衣服は、筒部が、ランヤードが有するショックアブゾーバーに至らない長さである。すなわち、筒部がショックアブゾーバーと干渉しない程度に短いため、仮に、ショックアブゾーバーが作動しても、ショックアブゾーバーは、筒部に遮られることなく適切に展開する。したがって、着用者に対し、有事の際の危害を軽減することができる。
本発明に係る衣服は、筒部の先端部が窄められた状態において、筒部が、内側のランヤードと干渉しない空隙を有している。すなわち、筒部の幅が、筒部とランヤードとの間に空隙を有する程度に広いため、仮に、ランヤードが引っ張られても、筒部とランヤードとの摩擦が少なく、筒部が引っ張られ難い。筒部が引っ張られないのであれば、衣服も引っ張られないため、着用者は、前身頃や襟部によって圧迫されない。したがって、着用者に対し、有事の際の危害を軽減することができる。
本発明に係る衣服は、開閉部が、襟部に至っていない。すなわち、襟部は、閉まることがないため、仮に、ランヤードに追随して衣服が引っ張られても、着用者は、襟部によって圧迫されない。したがって、着用者に対し、有事の際の危害を軽減することができる。
本発明に係る衣服は、開閉部が、務歯とスライダーとから成るファスナーであり、強制開放手段によって、着丈方向においてスライダーから下側の務歯が、スライダーから外れる。すなわち、スライダーが下端に至らずとも、務歯がスライダーから外れて開閉部が開放される。仮に、ランヤードに追随して衣服が引っ張られても、引っ張られる力によって、開閉部が強制的に開放される。前身頃が開けば、着用者は、前身頃や襟部によって圧迫されない。したがって、着用者に対し、有事の際の危害を軽減することができる。
本発明に係る衣服は、後身頃に、ファンが取り付けられる孔を有している。したがって、ファンが取り付けられれば、衣服の内側に向けて送風することができる。
本発明に係る衣服は、孔に取り付けられて後身頃の内側に向けて送風するファンと、ファンを稼働させる駆動部とを有している。したがって、衣服の内側に向けて送風することができる。
図1は、本発明の実施形態に係る衣服を着用者が着用した状態が示された背面斜視図である。 図2は、本発明の実施形態に係る衣服の背面図である。 図3は、本発明の実施形態に係る衣服における筒部の拡大図である。 図4は、本発明の実施形態に係る衣服における筒部を収納する際の拡大図である。 図5は、本発明の実施形態に係る衣服における前身頃の正面図である。
以下は、本発明の実施形態に係る衣服の説明である。図1は、本実施形態に係る衣服10を着用者1が着用した状態が、背面側から表されている。図2は、衣服10の背面であって、後身頃11が表れている。なお、以下の説明では、衣服10の着丈方向を縦、身幅方向を横とする。
図1に示されているとおり、衣服10は、例えば、作業服であり、後身頃11、前身頃12a,b(図5参照)、袖13、ヨーク14、襟部15などが縫合されたものである。後身頃11は、衣服10の内側に向けて送風するファン2a,bと、ランヤード3が通される筒部18とを有している。
図2に示されているとおり、後身頃11は、縦方向における下部であって、中心線に対して横方向における左右側に、孔17a,bが形成されている。換言すれば、孔17a,bは、後身頃11において、着用者1の背中又は腰のあたりに相当する箇所に形成されている。孔17a,bには、ファン2a,bが取り付けられている。ファン2a,bは、例えば、モーターと一体で構成され、モーターに駆動部(図示省略)としてのバッテリーが接続される。バッテリーは、例えば前身頃12a,bの内側などに収容される。ファン2a,bは、バッテリーからの通電によって稼働する。
後身頃11は、ほぼ中央であって、着用者1の背中のあたりに相当する箇所に、筒部18を有している。筒部18は、後身頃11に形成された孔に通じており、不使用時において収容部22に収容され、使用時において収容部22から引き出される。収容部22は、横方向に向けて長手であり、例えば、ファスナーや面ファスナーなどによって開閉する。
ここで、筒部18について詳説する。図3は、筒部18が拡大して表され、図4は、筒部18の収納の態様が表れている。
図3に示されているとおり、筒部18は、ほぼ長方形であり、後身頃11から外側に向けて張り出す方向である全長方向と、横方向とを比較すれば、横方向の長さが全長方向の長さよりも長く、全長方向の長さが横方向の長さよりも短い。後述するとおり、全長方向の長さは、ランヤード3が有するショックアブゾーバー6に至らない長さであり、また、筒部18の内側は、ランヤード3と干渉しない程度の空隙を有する大きさである(図1参照)。筒部18は、基側端部19と先端部20とを有し、基側端部19が収容部22に縫合され、先端部20は、窄める手段である収縮手段21を有している。収縮手段21は、例えば、コード及びコードストッパー、ゴム紐などである。不使用時の筒部18は、図4に示されているとおり、折り畳まれて収容部22に収容される。すなわち、筒部18は、横方向を折目として、蛇腹状に複数回折り畳まれて収容される。なお、他の収容の態様(図示省略)では、先端部20が内側となるように丸められ、面ファスナーや紐で留められる。
次に、前身頃12a,bについて説明する。図5は、衣服10の前身頃12a,bが表れている。
図5に示されているとおり、左右一対の前身頃12a,bは、この前身頃12a,bを開閉するための開閉部を有している。開閉部は、各前身頃12a,bにおいて突き合わされる側の端部に形成され、例えば、務歯24a,bとスライダー25とから成るファスナー23である。務歯24a,bは、襟部15を除いて、襟部15の直下から、裾に取り付けられた伸縮部16の直上に至って取り付けられている。
ファスナー23またはファスナー23の近傍には、このファスナー23を強制的に開放する強制開放手段が施されている。強制開放手段は、各前身頃12a,bを左右に離す方向の外力が働いた際に、ファスナー23を開放させて各前身頃12a,bを分離させるものである。スライダー25は樹脂製であり、務歯24a,b同士が離れる方向に外力が働くと、務歯24aがスライダー25を押し広げて弾性変形させながら外れる。すなわち、強制開放手段によれば、スライダー25が縦方向において上方に在る場合であって、スライダー25が下げられていなくても、片側の務歯24aはスライダー25から外れると共に、もう片側の務歯24bから外れる。
他の強制開放手段(図示省略)によれば、スライダーは、磁石を介して合体した一対で構成され、外力が働くと、スライダーが分割することで開閉部が開放する。また、他の強制開放手段(図示省略)によれば、開閉部近傍が、外力によって破ける生地で構成され、外力が働くと、生地が破けることで開閉部が開放する。なお、開閉部は、例えば、ボタンや面ファスナーであってもよい。開閉部が、ボタンである場合、外力によってボタンが外れやすく、または、ボタンホールが破けやすく構成されている。
上記のとおり、衣服10が構成されている。
次に、衣服10の使用方法を説明する。
図1に示されているとおり、着用者1は、予めハーネス型安全帯7を着用し、その上から、衣服10を着用する。筒部18は、衣服10の着用前に収容部22から取り出しておくか、衣服10の着用後、他者に取り出してもらうことで、後身頃11から外側に張り出させる。ランヤード3は、ロープ4の両端にフック(図示省略)が取り付けられており、一端が、ハーネス型安全帯7に接続され、他端が、足場などに引っ掛けられる。ハーネス型安全帯7に接続される側のフックの手前側には、ショックアブゾーバー6が介在している。ショックアブゾーバー6は、着用者1が転落してランヤード3が引っ張られた際に伸びることで、衝撃を緩衝するものであり、例えば、適当な長さの帯が折り畳まれたもの、リールに巻き付けられた巻取り式のものなどがある。ランヤード3は、筒部18の先端部20側から内側に通され、フックが引掛けられることでハーネス型安全帯7に接続される。筒部18は、収縮手段21によって先端部20が窄められる。
この状態では、筒部18の長さは、ショックアブゾーバー6に至っておらず、ショックアブゾーバー6は、完全に露出している。また、筒部18の内側は、ランヤード3とハーネス型安全帯7との接続部分に対して十分に広く、ランヤード3と干渉しない程度の空隙を有する大きさである。ここで、「ランヤード3と干渉しない程度」とは、筒部18の内面が、ランヤード3と一切接触しないという趣旨ではなく、素材に基づく衣服10の撓み、重力の作用、着用者1が常に動いているという事情を考慮したうえで、技術常識の範囲内で、ランヤード3に対する筒部18の位置関係が、ランヤード3の適切な動作を妨げない程度に空隙が介在している、または、僅かに接触していることを意味する。
次に、衣服10の作用と効果を説明する。
仮に、着用者1が転落し、ランヤード3が外側に引っ張られると、筒部18がランヤード3に追随して引っ張られると共に、衣服10も筒部18ごと背面側に引っ張られる。その際、各前身頃12a,bを左右に離す方向の外力によって、強制開放手段が働き、務歯24aがスライダー25を押し広げて弾性変形させながら外れる。各前身頃12a,bが開くため、着用者1は、前身頃12a,bや襟部15によって、気道が圧迫されない。したがって、着用者1に対し、有事の際の危害を軽減することができる。
特に、ファスナー23が襟部15に至っていないため、襟部15は、閉まることがなく、仮に、ランヤード3に追随して衣服10が引っ張られても、着用者1は、襟部15によって圧迫されない。したがって、着用者1に対し、有事の際の危害を軽減することができる。
そもそも、筒部18の内側は、ランヤード3とハーネス型安全帯7との接続部分に対して十分に広く、これらと干渉しない程度の空隙を有する大きさであるため、仮に、ランヤード3が引っ張られても、筒部18とランヤード3との摩擦が少なく、筒部18が引っ張られ難い。また、筒部18は、ショックアブゾーバー6に至らない長さであり、ショックアブゾーバー6と干渉しない程度に短いため、仮に、ショックアブゾーバー6が作動しても、ショックアブゾーバー6は、筒部18に遮られることなく適切に展開する。したがって、着用者1に対し、有事の際の危害を軽減することができる。
衣服10は、ランヤード3が通される筒部18を有しているため、着用者1は、衣服10の下にハーネス型安全帯7を着用した状態であっても、ランヤード3をハーネス型安全帯7に接続することができる。そして、衣服10は、ファン2a,bとバッテリーとを有しているため、衣服10の内側に向けて送風することができる。筒部18が収縮手段21で窄まっているため、送風が筒部18から漏れるのを防ぐことができる。
なお、本発明は、以下の実施形態も含まれる。他の実施形態は、強制開放手段を有し、筒部の長さがショックアブゾーバーに至る程度に任意である。他の実施形態は、強制開放手段を有し、筒部の空隙の程度が任意である。他の実施形態は、強制開放手段を有し、開閉部が襟部に至っている。他の実施形態は、ファンが取り付けられる孔やファンを有していない。
以上、本発明の実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。そして本発明は、特許請求の範囲に記載された事項を逸脱することがなければ、種々の設計変更を行うことが可能である。
1 着用者
2a,b ファン
3 ランヤード
4 ロープ
6 ショックアブゾーバー
7 ハーネス型安全帯
10 衣服
11 後身頃
12a,b 前身頃
13 袖
14 ヨーク
15 襟部
16 伸縮部
17a,b 孔
18 筒部
19 基側端部
20 先端部
21 収縮手段
22 収容部
23 ファスナー(開閉部)
24a,b 務歯
25 スライダー
本発明に係る衣服は、前記筒部が、前記ランヤードが有するショックアブーバーに至らない長さである、ことを特徴とする。
本発明に係る衣服は、筒部が、ランヤードが有するショックアブーバーに至らない長さである。すなわち、筒部がショックアブーバーと干渉しない程度に短いため、仮に、ショックアブーバーが作動しても、ショックアブーバーは、筒部に遮られることなく適切に展開する。したがって、着用者に対し、有事の際の危害を軽減することができる。
図3に示されているとおり、筒部18は、ほぼ長方形であり、後身頃11から外側に向けて張り出す方向である全長方向と、横方向とを比較すれば、横方向の長さが全長方向の長さよりも長く、全長方向の長さが横方向の長さよりも短い。後述するとおり、全長方向の長さは、ランヤード3が有するショックアブーバー6に至らない長さであり、また、筒部18の内側は、ランヤード3と干渉しない程度の空隙を有する大きさである(図1参照)。筒部18は、基側端部19と先端部20とを有し、基側端部19が収容部22に縫合され、先端部20は、窄める手段である収縮手段21を有している。収縮手段21は、例えば、コード及びコードストッパー、ゴム紐などである。不使用時の筒部18は、図4に示されているとおり、折り畳まれて収容部22に収容される。すなわち、筒部18は、横方向を折目として、蛇腹状に複数回折り畳まれて収容される。なお、他の収容の態様(図示省略)では、先端部20が内側となるように丸められ、面ファスナーや紐で留められる。
図1に示されているとおり、着用者1は、予めハーネス型安全帯7を着用し、その上から、衣服10を着用する。筒部18は、衣服10の着用前に収容部22から取り出しておくか、衣服10の着用後、他者に取り出してもらうことで、後身頃11から外側に張り出させる。ランヤード3は、ロープ4の両端にフック(図示省略)が取り付けられており、一端が、ハーネス型安全帯7に接続され、他端が、足場などに引っ掛けられる。ハーネス型安全帯7に接続される側のフックの手前側には、ショックアブーバー6が介在している。ショックアブーバー6は、着用者1が転落してランヤード3が引っ張られた際に伸びることで、衝撃を緩衝するものであり、例えば、適当な長さの帯が折り畳まれたもの、リールに巻き付けられた巻取り式のものなどがある。ランヤード3は、筒部18の先端部20側から内側に通され、フックが引掛けられることでハーネス型安全帯7に接続される。筒部18は、収縮手段21によって先端部20が窄められる。
この状態では、筒部18の長さは、ショックアブーバー6に至っておらず、ショックアブーバー6は、完全に露出している。また、筒部18の内側は、ランヤード3とハーネス型安全帯7との接続部分に対して十分に広く、ランヤード3と干渉しない程度の空隙を有する大きさである。ここで、「ランヤード3と干渉しない程度」とは、筒部18の内面が、ランヤード3と一切接触しないという趣旨ではなく、素材に基づく衣服10の撓み、重力の作用、着用者1が常に動いているという事情を考慮したうえで、技術常識の範囲内で、ランヤード3に対する筒部18の位置関係が、ランヤード3の適切な動作を妨げない程度に空隙が介在している、または、僅かに接触していることを意味する。
そもそも、筒部18の内側は、ランヤード3とハーネス型安全帯7との接続部分に対して十分に広く、これらと干渉しない程度の空隙を有する大きさであるため、仮に、ランヤード3が引っ張られても、筒部18とランヤード3との摩擦が少なく、筒部18が引っ張られ難い。また、筒部18は、ショックアブーバー6に至らない長さであり、ショックアブーバー6と干渉しない程度に短いため、仮に、ショックアブーバー6が作動しても、ショックアブーバー6は、筒部18に遮られることなく適切に展開する。したがって、着用者1に対し、有事の際の危害を軽減することができる。
なお、本発明は、以下の実施形態も含まれる。他の実施形態は、強制開放手段を有し、筒部の長さがショックアブーバーに至る程度に任意である。他の実施形態は、強制開放手段を有し、筒部の空隙の程度が任意である。他の実施形態は、強制開放手段を有し、開閉部が襟部に至っている。他の実施形態は、ファンが取り付けられる孔やファンを有していない。
1 着用者
2a,b ファン
3 ランヤード
4 ロープ
6 ショックアブーバー
7 ハーネス型安全帯
10 衣服
11 後身頃
12a,b 前身頃
13 袖
14 ヨーク
15 襟部
16 伸縮部
17a,b 孔
18 筒部
19 基側端部
20 先端部
21 収縮手段
22 収容部
23 ファスナー(開閉部)
24a,b 務歯
25 スライダー

Claims (7)

  1. 左右一対の前身頃を開閉するための開閉部と、
    後身頃から外側に張り出し、ハーネス型安全帯に接続されるランヤードが内側に通される筒部と、
    前記筒部が前記ランヤードと共に外側に向けて引っ張られたときに前記開閉部を開放する強制開放手段と、を有する、
    ことを特徴とする衣服。
  2. 前記筒部が、前記ランヤードが有するショックアブゾーバーに至らない長さである、
    ことを特徴とする請求項1に記載された衣服。
  3. 前記筒部の先端部が窄められた状態において、前記筒部が、内側の前記ランヤードと干渉しない空隙を有している、
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載された衣服。
  4. 前記開閉部が、襟部に至っていない、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載された衣服。
  5. 前記開閉部が、務歯とスライダーとから成るファスナーであり、
    前記強制開放手段によって、着丈方向において前記スライダーから下側の前記務歯が、前記スライダーから外れる、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載された衣服。
  6. 前記後身頃に、ファンが取り付けられる孔を有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載された衣服。
  7. 前記孔に取り付けられて前記後身頃の内側に向けて送風するファンと、
    前記ファンを稼働させる駆動部と、を有する、
    ことを特徴とする請求項6に記載された衣服。
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