JPH0246920Y2 - - Google Patents

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JPH0246920Y2
JPH0246920Y2 JP17249485U JP17249485U JPH0246920Y2 JP H0246920 Y2 JPH0246920 Y2 JP H0246920Y2 JP 17249485 U JP17249485 U JP 17249485U JP 17249485 U JP17249485 U JP 17249485U JP H0246920 Y2 JPH0246920 Y2 JP H0246920Y2
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JP
Japan
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rope
safety rope
safety
post
insertion holes
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JP17249485U
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JPS6282055U (ja
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  • Emergency Lowering Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、鉄骨を組立てた建築現場等において
高所作業するとき、命綱を掛け止めする親綱の安
全ロープの保持金具に関するものである。
「従来の技術」および「考案が解決しようとする
問題点」 従来、前記の建築現場等で高所作業するとき
は、第3図の様に、建物の鉄骨主柱10の間に親
綱としての安全ロープ8を張り付け、その安全ロ
ープ8に命綱11を掛け止めして高所作業をする
安全手段がとられている。
しかし、この従来の安全ロープ8によると、安
全ロープ8を鉄骨柱10間に充分に緊張させて張
り付けておくことが困難なので、作業員12が誤
つて落下したとき、安全ロープ8は瞬間的に大き
くたわむと同時に、落下の落差が相当に大きくな
ることが避けられない。従つて、落下する作業員
12は加速度を伴つて大きく落下し、急激停止す
ることとなるので、その急激停止に伴う衝撃が大
きく、その衝撃によつて身体を損傷するケースが
しばしばある。
本考案は、以上の高所作業における安全対策の
従来難点を解消するのが目的であり、新親の安全
ロープ用保持金具を提供するものである。
「問題点を解決するための手段」 以上の目的を達成する本考案は「上部に近接対
向する一対のロープ挿通孔を設けると共に、胴部
中間にロープ巻掛ピンを突設したポストから成
り、前記ポストの下部には、横桁鉄骨等に前記ポ
ストを着脱自在に固定する取着部が形成されてお
り、前記のロープ挿通孔に安全ロープを挿通する
と共に、前記の一対のロープ挿通孔間の安全ロー
プを前記ロープ巻掛ピンに巻掛する構造」から成
つている。
「実施例」および「作用」 以下、実施例に基づいて、本考案の構成ならび
に作用を詳しく説明する。その一実施例を示す第
1,2図を参照して、本考案の安全ロープ用保持
金具1(以下、単に保持金具1という)は、金属
製のポスト2の上部に、相互に近接して対向する
一対のロープ挿通孔3A,3Bが設けられると共
に、ポスト2の胴部の上下の中間位置に、ロープ
巻掛ピン5が側方に突設されており、保持金具1
を使用するとき、ロープ挿通孔3A,3Bに挿通
した安全ロープ8を、ロープ挿通孔3A,3Bの
中間で下方に折り曲げ、その先端をロープ巻掛ピ
ン5に巻掛る様に形成されている。なお、ポスト
1は命綱11を安全ロープ8に掛け止めした高所
作業員が落下したとき、安全ロープ8に加わる荷
重を充分に支えるに足る強度と剛性が付与してあ
り、ロープ巻掛ピン5は、巻掛した安全ロープ8
が容易に外れない様に「つば」5′が設けてある。
そして、以上のポスト2の下端には、建物鉄骨
の横桁鉄骨9に着脱自在に固定できる取着部6が
形成されており、ポスト2を横桁鉄骨9の任意位
置に着脱自在に立設固定できる様に構成されてい
る。なお、この実施例の取着部6は一対の万力7
A,7Bから成つており、万力7A,7Bを横桁
鉄骨9のフランジに緊締して、ポスト2を立設固
定する様に成つている。なお、前記の取着部6は
公知手段によつて前記の万力7の構造を変更し横
桁鉄骨の寸法に関係なく自在に着脱できる他の構
造に変更しても良い。
以上の構成の保持金具1は、第2図の様に、鉄
骨を組立てた建築現場等において、横桁鉄骨9の
任意位置に例えばスパンL:4〜5m等の間隔を
おいて一対の保持金具1を立設固定すると共に、
鉄骨主柱10の間に親綱となる安全ロープ8を張
り付け、その安全ロープ8を一対の保持金具1の
ロープ挿通孔3A,3Bに挿通させると共に、ロ
ープ挿通孔3A,3Bの中間で安全ロープ8を下
方へ折り曲げてロープ巻掛ピン5に巻掛けてお
く。そして、横桁鉄骨9の上で高所作業する作業
員12は、自己の命綱11を一対の保持金具1の
中間の安全ロープ8に掛止して作業を行う。
以上の様に、鉄骨主柱10間に張り付けた安全
ロープ8を下方に折り曲げ巻掛けした保持金具1
を使用すると、高所作業員12が誤つて落下し
て、安全ロープ8に荷重が加わると、ロープ挿通
孔3A,3Bに挿通して90゜折り曲げてロープ巻
掛ピン5に巻掛けた部分で瞬間的に大きい摩擦力
が発生し、第2図点線のように一対の保持金具1
間の安全ロープ8′のみが小さくたわんで一次的
に作業員12が図示12′位置に落下停止する。
そして、安全ロープ8′の張力が前記の摩擦力に
打勝つと、鉄骨主柱10と保持金具1間の安全ロ
ープ8″がズツーズツーと引き伸ばされ、落下し
た作業員は二次的に少し下降して図示12″に停
止する。従つて、落下した作業員12は従来の様
に加速度を生じて落下しないので、落下に伴う衝
撃や落下落差が小さくなつて身体を損傷させるお
それがなく、安全が充分に確保される作用があ
る。
「考案の効果」 以上の様に、本考案は建築現場等における高所
作業の安全ロープの安全性能を向上し、作業上の
人身事故を未然防止する有用な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図:本考案一実施例の安全ロープ用保持金
具を示し、Aはその正面図、Bはその側面図、C
はAのA,A端面図、第2図:第1図実施例の使
用状態を示す正面図、第3図:従来手段の安全ロ
ープの使用状態を示す正面図。 主な符号、1:安全ロープ用保持金具、2:ポ
スト、3A,3B:ロープ挿通孔、5:ロープ巻
掛ピン、6:取着部、7A,7B:万力、8:ロ
ープ、9:横桁鉄骨、10:鉄骨主柱、11:命
綱、12:作業員。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に近接対向する一対のロープ挿通孔を設け
    ると共に、胴部中間にロープ巻掛ピンを突設した
    ポストから成り、前記ポストの下部には、前記ポ
    ストを横桁鉄骨等に着脱自在に固定する取着部が
    形成されており、前記ロープ挿通孔に安全ロープ
    を挿通すると共に、前記一対のロープ挿通孔間の
    安全ロープを前記ロープ巻掛ピンに巻掛する構造
    を特徴とする工事現場等の安全ロープ用保持金
    具。
JP17249485U 1985-11-08 1985-11-08 Expired JPH0246920Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17249485U JPH0246920Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17249485U JPH0246920Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6282055U JPS6282055U (ja) 1987-05-26
JPH0246920Y2 true JPH0246920Y2 (ja) 1990-12-11

Family

ID=31109080

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JP17249485U Expired JPH0246920Y2 (ja) 1985-11-08 1985-11-08

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JPS6282055U (ja) 1987-05-26

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