JP3053816U - 親綱支柱 - Google Patents
親綱支柱Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の親綱支柱をフランジ幅の狭い小梁に取
り付けた場合、その幅の狭いフランジ上を移動する作業
員に上記親綱支柱の支柱本体が接触し、高所作業に支障
を来たす欠点があった。 【解決手段】 本考案の親綱支柱においては、支柱本体
と梁のフランジ挟持部との間に押出し部を介在せしめ、
支柱本体を梁から離れて垂立できるようにする。
り付けた場合、その幅の狭いフランジ上を移動する作業
員に上記親綱支柱の支柱本体が接触し、高所作業に支障
を来たす欠点があった。 【解決手段】 本考案の親綱支柱においては、支柱本体
と梁のフランジ挟持部との間に押出し部を介在せしめ、
支柱本体を梁から離れて垂立できるようにする。
Description
【０００１】
本考案は親綱支柱、特に、フランジ幅の狭いＨ型鉄骨よりなる小梁に取り付け る親綱保持用の支柱に関するものである。
【０００２】
図４〜図７は建設現場の高所作業において梁の上を亘り歩く作業員の墜落事故 防止のために使用される親綱を保持するための従来の親綱支柱を示し、１は筒状 の支柱本体、２はＨ型鉄骨より成る梁、３はその上部フランジ、４はこのフラン ジ３を挟持するため上記支柱本体１の下部側面に設けたフランジ挟持部、５は親 綱、６はこの親綱５を上記支持本体１の上部に取り付けるための取付部である。
【０００３】 上記フランジ挟持部４は、上記支柱本体１の下部両側面上下に一定の間隔を置 いて側方に突出して設けた上部袖片７ａ及び下部袖片８ａと、上記左右の上部袖 片７ａを互に連結する上部補強板７ｂと、上記左右の下部袖片８ａを互に連結す る下部補強板８ｂと、上記上部の補強板７ｂに上下方向に貫通して設けたネジ孔 ９と、上記ネジ孔９に螺合した締付ボルト１０とより成る。
【０００４】 上記従来の親綱支柱は上記のような構成であるから、図６に示すようにＨ型鉄 骨梁２の上部フランジ３の複数個所において上記親綱支柱の上部及び下部袖片７ ａ，７ｂによって上部から上記締付ボルト１０を締めつけることにより、上記親 綱支柱を上記上部フランジ３に固定して図７に示すように上記鉄骨梁２より上記 複数の親綱支柱を直立せしめ、上記各親綱支柱の取付部６に親綱５を緊張して取 り付け、上記親綱５に安全帯ロープ１１の一端を移動自在に取り付けると共に安 全帯ロープ１１の他端を作業員１２の体に取り付け、これにより高い鉄骨上の作 業から作業員の身を守り、安全で効率的な仕事を可能にしている。
【０００５】
【考案が解決しようとする課題】 然しながら、上記従来の親綱支柱をフランジ幅の狭い小梁に取り付けた場合、 その幅の狭いフランジ上を移動する作業員に上記親綱支柱の支柱本体１が接触し 高所作業に支障を来たす欠点があった。
【０００６】 本考案は上記の欠点を除くようにしたものである。
【０００７】
本考案の親綱支柱は、支柱本体と、上記支柱本体の下部側面に突出して設けた 押出し部と、上記押出し部の先端にこれより延長して設けた梁挟持部と、上記支 柱本体上部に設けた親綱取付部とよりなることを特徴とする。
【０００８】 上記押出部は、補強リブを設けた側板を有することを特徴とする。
【０００９】
以下図面によって本考案の実施例を説明する。
【００１０】 本考案においては、図１及び図２に示すように支柱本体１の下部と上記フラン ジ挟持部４間に例えば１００ｍｍ横方向に延びる押出し部１３を介挿せしめ、こ の押出し部１３を、上記支柱本体１の両側面に取り付けた側板１４と、上板１５ 及び底板１６とにより中空箱状に形成する。
【００１１】 なお、上記側板１４と上記フランジ挟持部４の袖片７ａ，８ａ、上記上部補強 板７ｂと上板１５、及び上記下部補強板８ｂと底板１６とを夫々一体ならしめる と共に、上記側板１４と袖片７ａ，８ａには凹凸状の補強リブ１７を形成せしめ ても良い。
【００１２】 また、１８は上記支柱本体１の下部正面に設けた把手である。
【００１３】
【考案の効果】 本考案の親綱支柱は上記のような構成であるから、鉄骨梁２に一定の間隔を開 けて親綱支柱を直立固定した場合、従来のものに比べ、上記支柱本体１は上記押 出し部１３の横方向長さだけ上記鉄骨梁２から離れて垂立するので、作業員が上 記梁２上を移動する時に上記親綱支柱に接触するおそれがなく、スムーズな高所 作業をすることができるという大きな利益がある。
【００１４】 また、上記押出し部１３に補強リブ１７を形成すれば、重量を増すことなくそ の強度を増大できるようになる。
【図１】本考案の親綱支柱の側面図である。
【図２】本考案の親綱支柱の正面図である。
【図３】本考案の親綱支柱の縦断側面図である。
【図４】従来の親綱支柱の側面図である。
【図５】従来の親綱支柱の正面図である。
【図６】従来の親綱支柱のフランジ取付部の説明用側面
図である。
図である。
【図７】従来の親綱支柱の使用状況説明図である。
１ 支柱本体 ２ 梁 ３ 上部フランジ ４ フランジ挟持部 ５ 親綱 ６ 取付部 ７ａ 上部袖片 ７ｂ 上部補強板 ８ａ 下部袖片 ８ｂ 下部補強板 ９ ネジ孔 １０ 締付ボルト １１ 安全帯ロープ １２ 作業員 １３ 押出し部 １４ 側板 １５ 上板 １６ 底板 １７ 凹凸状の補強リブ １８ 把手
Claims (2)
- 【請求項１】 支柱本体と、上記支柱本体の下部側面に
突出して設けた押出し部と、上記押出し部の先端にこれ
より延長して設けた梁挟持部と、上記支柱本体上部に設
けた親綱取付部とよりなることを特徴とする親綱支柱。 - 【請求項２】 上記押出し部が補強リブを設けた側板を
有することを特徴とする請求項１記載の親綱支柱。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1998003402U JP3053816U (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 親綱支柱 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1998003402U JP3053816U (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 親綱支柱 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3053816U true JP3053816U (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=43187885
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1998003402U Expired - Fee Related JP3053816U (ja) | 1998-05-06 | 1998-05-06 | 親綱支柱 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3053816U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020020256A (ja) * | 2018-07-19 | 2020-02-06 | 小野 辰雄 | 手摺装置 |
| JP2021008771A (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-28 | 小野 辰雄 | 支柱装置及び手摺装置 |
-
1998
- 1998-05-06 JP JP1998003402U patent/JP3053816U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2020020256A (ja) * | 2018-07-19 | 2020-02-06 | 小野 辰雄 | 手摺装置 |
| JP7313910B2 (ja) | 2018-07-19 | 2023-07-25 | 辰雄 小野 | 手摺装置 |
| JP2021008771A (ja) * | 2019-07-02 | 2021-01-28 | 小野 辰雄 | 支柱装置及び手摺装置 |
| JP7345295B2 (ja) | 2019-07-02 | 2023-09-15 | 辰雄 小野 | 支柱装置及び手摺装置 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |