JPH0412727Y2 - - Google Patents

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JPH0412727Y2
JPH0412727Y2 JP12594687U JP12594687U JPH0412727Y2 JP H0412727 Y2 JPH0412727 Y2 JP H0412727Y2 JP 12594687 U JP12594687 U JP 12594687U JP 12594687 U JP12594687 U JP 12594687U JP H0412727 Y2 JPH0412727 Y2 JP H0412727Y2
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rope
spacer
main
annular link
overhead line
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JP12594687U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は架線工事用足場ネツトに関するもの
である。
〔従来の技術〕
架線工事の現場においては、架線中の電線等の
落下物を途中で受止めるための足場ネツトが設け
られる。この足場ネツトは、第4図に示すよう
に、架線工事用現場に沿つて長く(通常200〜
300m)2本の主ロープ20を約10cmの間隔をお
いて張るとともに、その主ロープ20の間に一定
間隔で多数の受けロープ21を張り、その受けロ
ープ21の下部中央を補助ロープ22により支持
し、受けロープ21のたるみを少なくしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記構成の足場ネツトは、受けロープ21の張
力により主ロープ20間の間隔を中央部に至るほ
ど狭くなり、全体として糸巻き状になる傾向があ
る。このような形状になると、ネツトの中央部で
は、十分な幅が得られないため、足場ネツトの機
能を損なう問題がある。
そこで、この考案は上記の問題点を解決し、両
主ロープをその全長にわたつて平行に維持するこ
とができる足場ネツトを提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題点を解決するために、この考案は、
架線工事現場の下方に水平方向に所要の間隔をお
いて平行2本の主ロープを張り、その主ロープ間
に多数のスペーサを介在してなる架線工事用足場
ネツトにおいて、スペーサ本体を入れ子式に伸縮
しうる軽量筒体により構成し、その内部に挿通し
たテンシヨンメンバの両端をスペーサの両端から
露出せしめ、その露出端に連結用の環状リンクを
取付け、その環状リンクに取付けた吊金車を主ロ
ープに吊下げると共に、同環状リンクに固着した
ロープ把持具により引きロープに一定間隔おいて
固定し、上記引きロープを主ロープに沿つて引き
出した構成としたものである。
〔実施例〕
第1図から第3図に示すように、架線工事現場
の下方において、一定間隔をおいて設けられた2
本の鉄塔等の支柱1に200〜300m程度の長さの主
ロープ2を張り、2本の主ロープ間にスペーサ3
を介在する。
スペーサ3を構成するスペーサ本体6は、
FRP製の複数の短円筒体4を入れ子式に組合せ
た2組のものを、その最大径のもの同士を突き合
わせ、その突き合わせ部分に接続スリーブ5を挿
入することにより構成したものである。各短円筒
体4の相互間及び最大径の短円筒体4と接続スリ
ーブ5間は、ロツク機構又は外周からのテーピン
グ18(第3図参照)により伸張状態を保持す
る。
スペーサ本体6の内部にはケブラー繊維(ケブ
ラーは商標)等から成るロープにより構成したテ
ンシヨンメンバ7(第2図、第3図参照)を挿通
し、そのテンシヨンメンバ7の両端を露出せし
め、その露出端に連結用の環状リンク8を取付け
ている。環状リンク8は開閉爪9とロツクネジ1
0を有し、ロツクネジ10を緩めると、開閉爪9
が自由になるものであり、「カラビナ」の商品名
で市販されているものである。
上記の環状リンク8には、吊金車11のブラケ
ツト12が挿通されている。この吊金車11は主
ロープ2に吊下げられる。また環状リンク8の一
側には、ロープ把持金具13が取付けられる。
ロープ把持金具13は、環状リンク8の外側面
に固着される基板14と、基板14の外表面に開
閉自在に取付けられるロープ押え金15及びロー
プ押え金15のロツク16とから成る。ロープ押
え金15は1枚でもよいが、荷重のバランスをと
るため、図示の場合は環状リンク8を中心として
その両側に1枚づつ対称的に設けている。
一方、各主ロープ2に沿つて補助ロープ17が
引出される。この補助ロープ17に前記ロープ把
持金具13によつてスペーサ3を一定間隔をおい
て取付ける。スペーサ3を順次取付けた補助ロー
プ17を引き出すと、スペーサ3の吊金車11が
主ロープ2上を移動する。補助ロープ17が主ロ
ープ2の全長に延びると、第1図のように、主ロ
ープ2間に一定間隔でスペーサ3を介在した足場
ネツトが構成される。
各スペーサ3は一定長さに保持されるため、主
ロープ2を内方へ引寄せようとする力は作用しな
い。また、電線等の落下物があつた場合、スペー
サ3にかかる荷重は、テンシヨンメンバ7、環状
リンク8及び吊金具11を経て主ロープ2により
支持される。
なお、各スペーサ3はその未使用状態において
は、スペーサ本体6を収縮すると共に、テンシヨ
ンメンバ7をそのまわりに巻付けるなどして、収
納、運搬され、工事現場において環状リンク8の
爪9を開いて吊金車11と連結される。
〔考案の効果〕
以上のように、この考案はテンシヨンメンバを
挿通したスペーサを、補助ロープに取付けて主ロ
ープ間に展張することにより、足場ネツトを構成
するようにしたものであるから、2本の主ロープ
はその全長にわたつて平行に維持され、落下物の
支持面積を確保する効果がある。また、スペーサ
本体は筒体であるので、たるみがない分だけ足場
ネツトが高くなる効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の一部を示す平面図、第2図は
同上の一部拡大断面図、第3図は同上の一部拡大
斜視図、第4図は従来例の平面図である。 1……支柱、2……主ロープ、3……スペー
サ、4……短円筒体、5……接続スリーブ、6…
…スペーサ本体、8……環状リンク、11……吊
金車、13……ロープ把持金具、17……補助ロ
ープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 架線工事現場の下方に水平方向に所要の間隔を
    おいて平行2本の主ロープを張り、その主ロープ
    間に多数のスペーサを介在してなる架線工事用足
    場ネツトにおいて、スペーサ本体を入れ子式に伸
    縮しうる軽量筒体により構成し、その内部に挿通
    したテンシヨンメンバの両端をスペーサの両端か
    ら露出せしめ、その露出端に連結用の環状リンク
    を取付け、その環状リンクに取付けた吊金車を主
    ロープに吊下げると共に、同環状リンクに固着し
    たロープ把持具により引きロープに一定間隔おい
    て固定し、上記引きロープを主ロープに沿つて引
    き出してなる架線工事用足場ネツト。
JP12594687U 1987-08-18 1987-08-18 Expired JPH0412727Y2 (ja)

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JP12594687U JPH0412727Y2 (ja) 1987-08-18 1987-08-18

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JP12594687U JPH0412727Y2 (ja) 1987-08-18 1987-08-18

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Publication Number Publication Date
JPS6430616U JPS6430616U (ja) 1989-02-27
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