JPH05297084A - 地磁気センサ装置 - Google Patents

地磁気センサ装置

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JPH05297084A
JPH05297084A JP9549892A JP9549892A JPH05297084A JP H05297084 A JPH05297084 A JP H05297084A JP 9549892 A JP9549892 A JP 9549892A JP 9549892 A JP9549892 A JP 9549892A JP H05297084 A JPH05297084 A JP H05297084A
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JP
Japan
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magnetic
magnetism
sensor device
pair
geomagnetism
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Pending
Application number
JP9549892A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhide Ota
和秀 太田
Toshio Hashimoto
利夫 橋本
Hidetoshi Uchiyama
秀敏 内山
Masahisa Ito
昌久 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON AUTOM KK
Toyota Motor Corp
Nippon Automation Co Ltd
Original Assignee
NIPPON AUTOM KK
Toyota Motor Corp
Nippon Automation Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 磁気レンズからの地磁気の磁束を洩れなく有
効に感磁部へ導いて地磁気検出感度を高める。 【構成】 基板20の上面20aには、配線パターン2
2が形成され、感磁部28,30とリードフレーム31
との電気的接続が図られている。磁気レンズ24,26
及び感磁部28,30は基板20に接合配置されてい
る。磁器集束端24a,26aは感磁部28,30に直
接接合されており、地磁気は洩れなく感磁部28,30
に達する。基板20全体はモールド部材200によって
樹脂モールドが施され保護されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、地磁気を収束させる磁
気レンズと地磁気を検出する感磁部とを含む地磁気セン
サ装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】地磁気は、周知のように地表上でその方
向及び大きさがほぼ一定しており、従来から方位の基準
として利用されている。
【0003】近年では、このような地磁気を利用して自
動車の進行方位等を得るナビゲーションシステムが実用
化されており、かかるシステムの精度向上を図るため
に、より感度が高くかつ堅牢な地磁気センサ装置が要望
されている。
【0004】図5には、特開平3−248009号公報
で示された地磁気センサ装置の要部構成が示されてい
る。地磁気を検出する磁気抵抗素子を含む感磁部10に
は、複数のリードフレーム12が配置された状態で、モ
ールド部材14によって樹脂モールドが施されている。
そして、図示されてはいないが、図中Aで示される方向
から、導磁部材で構成された磁気レンズの磁気集中端が
接合される。すなわち、地磁気は磁気レンズによって磁
束が集束された後、一定の厚みgを持つモールド部材1
4を通って感磁部10に達し、これによって地磁気が検
出されている。なお、その検出された信号はリードフレ
ーム12によって外部に出力される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したモールド部材
14は、感磁部10の物理的あるいは化学的保護のため
に必要なものであるが、磁気レンズの磁気集中端がその
モールド部材によって感磁部10から隔てられているた
め、地磁気の検出感度を高められないという問題があっ
た。すなわち、通常、モールド部材14の厚みは0.5
〜1.5mm程度であるが、そのようなギャップgが存
在することにより、集束された磁束が発散したり漏洩し
たりして効率的に感磁部10へ地磁気を導くことができ
ない。
【0006】図6には、ギャップgの大きさと感磁部1
0にて検出される地磁気の磁界の大きさHとの関係が示
されており、図示されるように、ギャップgが大きくな
れば大きくなるほど、検出感度の低下を招く。
【0007】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、磁気レンズからの地磁気を洩
れなく有効に感磁部へ導いて地磁気の検出感度を向上さ
せることができる地磁気センサ装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る地磁気センサ装置は、平板状のセンサ
基板と、テーパ状の磁気収束端を有する一対の導磁部材
であって、前記センサ基板上面に接合配置された一対の
磁気レンズと、前記磁気収束端に直接接合されつつ前記
センサ基板上面に接合配置され、地磁気を検出する一対
の感磁部と、前記一対の磁気レンズ及び前記一対の感磁
素子が配置された前記センサ基板を包囲したモールド部
材と、を含むことを特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、センサ基板上において、磁
気レンズの磁気収束端に感磁部が直接接合されているの
で、収束された地磁気の洩れ等が防止され、地磁気を磁
気レンズから感磁部に有効に導くことが可能となる。ま
た、磁気レンズ等が配置されたセンサ基板はモールド部
材によって包囲され、地磁気センサ装置全体が物理的あ
るいは化学的に保護される。さらにセンサ基板を基準と
して感磁部及び磁気レンズの上下方向位置が予め決まる
ことから実装時の上下位置合わせが不要となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0011】図1には、本発明に係る地磁気センサ装置
の好適な実施例が示されている。
【0012】平板上の基板20は、Al2 3 ガラス又
はアルミ等の常磁性体で構成されているものである。図
示されるように基板20の平らな上面20aには、配線
パターン22が例えば印刷等によって形成されている。
また、オーバーコートすることで各配線間が互いに絶縁
されている。
【0013】上面20aには、互いに向きを直交させて
一対の磁気レンズ24,26が例えば接着剤などにより
接合配置されている。これらの磁気レンズ24,26
は、パーマロイ等の軟質強磁性体で構成されている。
【0014】図示されるように、それぞれの磁気レンズ
24,26は、細長の平板形状を有しており、それらの
磁気収束端24a,26aは一方端部に向かって徐々に
細く、テーパ状構成されている。これは、地磁気の磁束
を収束させるためである。
【0015】磁気収束端24a,26aには、それぞれ
感磁部28,30が直接接合される。また、感磁部2
8,30は、上面20aに例えば接着剤を用いてあるい
は半田付け等によって直接接合される。
【0016】このようにして互いに接合された磁気レン
ズ24及び感磁部28はX方向の地磁気水平成分を検出
するセンサユニットを構成し、一方、磁気レンズ26及
び感磁部30は、Y方向の地磁気成分を検出するセンサ
ユニットを構成する。
【0017】図2には、磁気レンズ24の垂直断面が示
されている。
【0018】図示されるように磁気レンズ24の下側の
面は、基板20の上面20aに密着接合するように平ら
に形成され、一方、磁気レンズ24の上面は、途中から
その端にかけて徐々に厚みが薄くなるようにテーパ状に
構成されている。
【0019】感磁部28,30は、例えば磁気抵抗素子
やホール素子などの感磁素子を含むものであって、本実
施例においては、それらの感磁素子にバイアス磁石が接
合され、感磁部28,30を構成している。
【0020】但し、従来のように感磁部28,30自体
には、モールド部材が施されておらず、後述するように
基板20全体に対してモールドが施された結果、感磁部
28,30はモールドされる。
【0021】配線パターン22は、複数のパターン要素
22aからなり、そのパターン要素22aの一端には、
リードワイヤ等を介して感磁部28,30が電気的に接
続される。一方、パターン要素22aの他方端には、そ
れぞれリードフレーム31の基端が圧着あるいは半田付
け等によって接続されている。
【0022】そして、本実施例の地磁気センサ装置の製
造時においては、基板20に対して、一対の磁気レンズ
24,26及び一対の感磁部28,30、更に、複数の
リードフレーム31が配置された後、図において一点鎖
線で示されるモールド部材200によって樹脂モールド
が示される。
【0023】これによって、地磁気センサ装置が物理的
あるいは化学的に保護され車載用途等に好適なものを提
供できる。
【0024】すなわち、図5に示した従来との対比から
明らかなように本実施例の地磁気センサ装置によれば、
基板20上に磁気レンズ及び感磁部が直接配置されるた
め、それら相互間の位置決め誤差を極めて小さくできる
と共に、Xセンサユニット及びYセンサユニットの相互
間においても位置決め誤差を小さくできる。
【0025】したがって、検出感度を向上できるととも
に、方位判別精度を向上できるという効果がある。な
お、モールド部材200は、例えばシリコン樹脂等で構
成される。
【0026】図3には、本実施例と対比される比較例が
示されている。図3に示される地磁気センサ装置は、基
板20上に磁気レンズ24,26を配置し、更に感磁部
40,42を配置した点については上記実施例と同様で
あるが、この比較例においては、図4にその垂直断面が
示されるように、感磁部40に樹脂モールド202が施
されている。したがって、基板20全体に対しては樹脂
モールドは施されていない。
【0027】図4に示されるように、感磁部40と磁気
レンズ24との間にはギャップgが存在し、この結果、
上述したように収束された磁束の発散や漏洩等の問題が
生じる。ちなみに、モールド202の厚みを0.5〜
1.5mmとした場合、感度は30〜80%低下するこ
とが実験より確認されている。
【0028】なお、このような比較例の構成により、上
記実施例と同様の感度を得ようとすると、装置の大きさ
が数倍程度大きくなることから、上記実施例の構成によ
れば、装置の小型化を図れるという効果があることが理
解される。なお、図3に示す比較例においては、外部と
の電気的な接続はコネクタ44により行われる。
【0029】以上のように、図1に示した本実施例の地
磁気センサ装置によれば、磁気収束端からの磁束を感磁
部へ洩れなく有効に導いて地磁気検出感度を高めること
が可能となる。又、本実施例の地磁気センサ装置は、上
述したように、極めて組み立て性がよくコストダウンを
図れるという効果を有する。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る地磁
気センサ装置によれば、磁気レンズからの磁束を洩れな
く有効に感磁部へ導いて、地磁気検出感度を向上できる
とともに、振動などに対して強い堅牢かつ小型の地磁気
センサ装置を提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る地磁気センサ装置の斜視図であ
る。
【図2】図1に示す地磁気センサ装置の垂直断面図であ
る。
【図3】比較例の構成を示す斜視図である。
【図4】図3に示す比較例の垂直断面図である。
【図5】従来の地磁気センサ装置の要部構成を示す斜視
図である。
【図6】ギャップの大きさと検出される磁界の強さとの
関係を示す特性図である。
【符号の説明】
20 センサ基板 24,26 磁気レンズ 24a,26a 磁気集束端 28,30 感磁部 200 モールド部材
フロントページの続き (72)発明者 内山 秀敏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 伊藤 昌久 静岡県浜北市内野2923番地 株式会社日本 オートメーション内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平板状のセンサ基板と、 テーパ状の磁気収束端を有する一対の導磁部材であっ
    て、前記センサ基板上面に接合配置された一対の磁気レ
    ンズと、 前記磁気収束端に直接接合されつつ前記センサ基板上面
    に接合配置され、地磁気を検出する一対の感磁部と、 前記一対の磁気レンズ及び前記一対の感磁素子が配置さ
    れた前記センサ基板を包囲したモールド部材と、 を含むことを特徴とする地磁気センサ装置。
JP9549892A 1992-04-15 1992-04-15 地磁気センサ装置 Pending JPH05297084A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003061025A1 (en) * 2002-01-15 2003-07-24 Asahi Kasei Electronics Co., Ltd. Compound semiconductor multilayer structure, hall device, and hall device manufacturing method
US7372119B2 (en) 2001-10-01 2008-05-13 Asahi Kasei Microsystems Co., Ltd. Cross-shaped Hall device having extensions with slits
US7843190B2 (en) 2005-12-16 2010-11-30 Asahi Kasei Emd Corporation Position detection apparatus
JP2014147794A (ja) * 2014-03-19 2014-08-21 Bandai Co Ltd 磁気応答玩具、磁気応答玩具に用いられる主玩具体および副玩具体

Cited By (5)

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