JPH05296793A - エンコーダ出力信号のオフセット自動調整装置 - Google Patents

エンコーダ出力信号のオフセット自動調整装置

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JPH05296793A
JPH05296793A JP10141392A JP10141392A JPH05296793A JP H05296793 A JPH05296793 A JP H05296793A JP 10141392 A JP10141392 A JP 10141392A JP 10141392 A JP10141392 A JP 10141392A JP H05296793 A JPH05296793 A JP H05296793A
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JP
Japan
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offset
output signal
encoder output
signal
processing unit
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Withdrawn
Application number
JP10141392A
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English (en)
Inventor
Hirohisa Fujimoto
洋久 藤本
Hiroshi Yugawa
浩 湯川
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】この発明のエンコーダ出力信号のオフセット自
動調整装置にあっては、測定器による調整をCPUによ
って調整可能にしたことを特徴とする。 【構成】A相、B相の入力信号が、バッファ11、12
を介して入力され、更に加算器14、15、A/D変換
器16、17を介してCPU20に供給される。CPU
20は、サンプリングが行ってそのポイントについてそ
の角度及びベクトル長をそれぞれ算出する。CPU20
は算出された値に基いて、オフセットが生じた方向と反
対方向に上記信号を補正すべく補正値を算出する。そし
て、D/A変換器26、27を介して加算器14、15
にて上記補正値を上記入力信号に加えて補正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はエンコーダ出力信号の
オフセット自動調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エンコーダからの出力信号、例
えば90°位相の異なるリサージュ信号は、機械的な要
因、または後段のアンプ等の電気回路の影響により、オ
フセットが発生する。このため、従来は図5に示される
ような、バッファ1a、1b、抵抗R1〜R6、コンパ
レータ2a、2b及びトリマ抵抗3a、3bのオフセッ
ト調整回路とオシロスコープ等を使用して作業者が調整
を行っていた。そして、調整動作は、図6のフローチャ
ートに示される如くであった。
【0003】すなわち、物体が移動されると(ステップ
S1)、A相及びB相の入力信号を作業者がオシロスコ
ープにて、オフセットを確認する(ステップS2)。次
いで、オフセットの有無を確認し(ステップS3)、オ
フセット有りの場合はオシロスコープを注視して波形を
見ながら、トリマ抵抗3a、3bを調整する(ステップ
S4)。そして、ステップS1に戻って、サンプリング
によりこの作業を何点かで行って、原点がどの位置にあ
るのか、オフセットの調整を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなオフセット調整では、作業を直接行っている作業者
には、リサージュ信号の原点がどこに存在しているかは
分からない。オシロスコープを注視してサンプリングし
て初めて作業者が精度の悪化を知る等、作業が複雑なこ
とに加えて時間も要するものであった。
【0005】また、出荷時に調整作業を行ったものであ
っても、装置の輸送や経年変化等により、リサージュ信
号は調整時の原点位置より変化する可能性もあり、再調
整を行わない限り内挿誤差が大きくなり、ひいては内挿
可能ともなり得る。
【0006】この発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、調整作業が複雑にならず、経年変化等に伴うオフセ
ット調整が可能なエンコーダ出力信号のオフセット自動
調整装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわちこの発明は、オ
フセットするエンコーダ出力信号をサンプリングする抽
出手段と、この抽出手段でサンプリングされたポイント
について、その角度及びベクトル長を算出する第1の算
出手段と、この第1の算出手段で算出された値に基いて
補正値を算出する第2の算出手段と、この第2の算出手
段で算出された補正値に基いて上記エンコーダ出力信号
のオフセットを補正する補正手段とを具備することを特
徴とする。
【0008】
【作用】この発明のエンコーダ出力信号のオフセット自
動調整装置は、オフセットが生じたエンコーダ出力信号
をCPUの指示によりサンプリングして、このサンプリ
ングされたポイントについて、その角度及びベクトル長
をそれぞれ算出する。そして、CPUは算出された値に
基いて、オフセットが生じた方向と反対方向に上記信号
を補正すべく補正値を算出する。この補正値により、オ
フセット量が打消されてオフセットのないエンコーダ出
力信号を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。
【0010】図1は、この発明の実施例で、エンコーダ
出力信号のオフセット自動調整装置のブロック構成図で
ある。同図に於いて、エンコーダからの90°位相の異
なるアナログのA相及びB相の出力信号(リサージュ信
号)は、バッファ11、12を介してオフセット調整回
路13内の加算器14、15に入力される。そして、こ
れら加算器14、15の出力は、A/D変換器16、1
7でデジタル信号に変換されて入力される。これらA/
D変換器16、17の出力は、それぞれ比較器18、1
9の一方の入力端子に入力されると共にCPU20に供
給される。このCPU20は、上記比較器18、19の
他に、カウンタ21、22、記憶部23とも結合してい
る。そして、上記A/D変換器16、17、比較器1
8、19、カウンタ21、22及び記憶部23は、内挿
装置24を構成している。また、上記比較器18、19
は、その他方の入力端子にカウンタ21、22の出力が
供給され、比較結果に応じた信号をCPU20に供給す
る。更に、上記CPU20は、記憶部25と結合すると
共に、加算器14、15とオフセット調整回路13構成
するD/A変換器26、27とも結合している。次に、
このような構成のオフセット自動調整装置の動作を説明
する。
【0011】図2(a)は、原点Pでオフセットのない
状態の円(実線)と、原点P′でオフセットとされた状
態の円(点線)を示した図、図2(b)は同図(a)の
オフセットされた円が補正された状態を示した図であ
る。
【0012】図3は、図2(a)に示されたオフセット
状態の円(点線)の円周上のポイントRが円周上を一方
向に移動した場合の軌跡を、角度とベクトル長との関係
で表したものである。以下、図4のフローチャートを参
照して、同実施例の動作を説明する。
【0013】先ず、オフセット自動調整の調整モードが
設定されると、A相、B相の入力信号が、バッファ1
1、12を介して入力される。そして、加算器14、1
5から出力される信号がA/D変換器16、17でA/
D変換されて、CPU20の指示によって、図2(a)
に示されるように点線の円周上を移動するポイントRに
ついて、0〜360°の範囲でサンプリングが行われる
(ステップS11)。CPU20内では、サンプリング
ポイントRについて、このポイントRとオフセットされ
ている状態の原点P′の角度θ′と、上記ポイントRと
原点Pとの距離がを算出される(ステップS12)。
【0014】上記角度θ′はA相及びB相より求めるこ
とができ、また距離rはθ′、A相及びB相より求める
ことができる。すなわち、サンプリングポイントRの原
点Pに対する角度θと、原点P′に対する角度θ′との
差が、dθ=θ′−θとして求められる。
【0015】ところで、サンプリングポイントRが点線
の円の円周上を移動すると、図3に示されるような軌跡
を描く。ここで、ベクトル長(r)が最大であるところ
がオフセット最大の部分であり、このときの角度はθ′
=θとなる。そして、これとは逆に、ベクトル長が最小
となるところが、オフセットされた円(点線)を調整す
べき方向である。
【0016】上記A相、B相のオフセット量は、ベクト
ル長の最大値、最小値、平均値の何れか2つの値と、そ
のときの角度により算出される。こうして、複数のポイ
ントについてサンプリングを行う(ステップS13)。
【0017】ここで、オフセットがなかった場合はこの
動作を終了されるが、オフセットがあった場合は、上述
したステップS11〜S13により求められたオフセッ
ト量に基いて、CPU20内で上述した補正値の演算が
施されて、D/A変換器26、27で再度オフセットが
調整されるようになされる。すなわち、オフセット量を
打消すように、原点Pと反対方向に円を移動させるべく
補正値が算出される。このときの補正値(D/A変換器
26、27の値)は、A相、B相にそれぞれ分けられ
て、図2(b)に示されるdA、dBとして、記憶部2
5に記憶される(ステップS15)。
【0018】こうして求められた補正値を、加算器1
4、15によって、元のオフセットされている状態の信
号に加えることにより、オフセット調整された信号を得
ることができる(ステップS16)。
【0019】このように、同実施例によれば、リサージ
ュ信号のオフセット調整をCPUが行うことにより、オ
シロスコープ等の測定機を使用して調整するという複雑
な作業を行わずにすむ。また、電源投入時にオフセット
調整がなされて再確認することができるので、定期的に
作業すると経年変化に伴うオフセット調整をすることも
できる。
【0020】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、調整作
業が複雑にならず、経年変化等に伴うオフセット調整が
可能で、内挿誤差を少なくすることのできるエンコーダ
出力信号のオフセット自動調整装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で、エンコーダ出力信号のオ
フセット自動調整装置のブロック構成図である。
【図2】(a)は原点Pでオフセットのない状態の円
(実線)と、原点P′でオフセットとされた状態の円
(点線)を示した図、(b)は同図(a)のオフセット
された円が補正された状態を示した図である。
【図3】図2(a)に示されたオフセット状態の円(点
線)の円周上のポイントRが円周上を一方向に移動した
場合の軌跡を、角度とベクトル長との関係で表したもの
である。
【図4】この発明の実施例の動作を説明するフローチャ
ートである。
【図5】従来のオフセット調整装置の例を示す回路構成
図である。
【図6】従来のオフセット調整装置の動作を説明するフ
ローチャートである。
【符号の説明】
11、12…バッファ、13…オフセット調整回路、1
4、15…加算器、16、17…A/D変換器、18、
19…比較器、20…CPU、21、22…カウンタ、
23、25…記憶部、24…内挿装置、26、27…D
/A変換器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オフセットするエンコーダ出力信号をサ
    ンプリングする抽出手段と、 この抽出手段でサンプリングされたポイントについて、
    その角度及びベクトル長を算出する第1の算出手段と、 この第1の算出手段で算出された値に基いて補正値を算
    出する第2の算出手段と、 この第2の算出手段で算出された補正値に基いて上記エ
    ンコーダ出力信号のオフセットを補正する補正手段とを
    具備することを特徴とするエンコーダ出力信号のオフセ
    ット自動調整装置。
JP10141392A 1992-04-21 1992-04-21 エンコーダ出力信号のオフセット自動調整装置 Withdrawn JPH05296793A (ja)

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Date Code Title Description
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Effective date: 19990706