JPH0529670Y2 - - Google Patents

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JPH0529670Y2
JPH0529670Y2 JP15262389U JP15262389U JPH0529670Y2 JP H0529670 Y2 JPH0529670 Y2 JP H0529670Y2 JP 15262389 U JP15262389 U JP 15262389U JP 15262389 U JP15262389 U JP 15262389U JP H0529670 Y2 JPH0529670 Y2 JP H0529670Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は粉体用容器に係り、特に内容物を振り
出して使用できるものに関する。
〔従来の技術〕
従来より、粉チーズ等を収容し、これを振り出
して使用できる粉体用容器としては、例えば第8
図に示すものが知られている。
これは容器本体20の上蓋21に窓22を形成
するとともに、上蓋21にこれを覆う外蓋23を
回転自在に設け、この外蓋23に振り出し孔24
を形成したものである。そして使用時には外蓋2
3を回転させて窓22と振り出し孔24とを合致
させ内容物を振り出し、不使用時には窓22を振
り出し孔24から外しておくようになつている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、前記した従来のものにおいては、外
蓋22をいずれの方向にも回転させて窓22の開
閉ができるが、振り出す際に、窓22と振り出し
孔23とが一致していることは目視によつて確認
する他なく、面倒である。また、外蓋22はフリ
ーに回転するため他の調味料等を取り出す際に回
つてしまうことがあり、窓22が開いた状態とな
つて内容物が吸湿してしまう虞れがある。
本考案は前記事項に鑑みてなされたもので、窓
の開閉を目視に依存することなく行うことがで
き、また不用意に開閉してしまう虞れがないよう
にした粉体用容器を提供することを技術的課題と
する。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は前記技術的課題を解決するために、以
下のような構成とした。
即ち、有蓋の容器本体1の側面に内容物振り出
し用の窓2を形成するとともに、この容器本体の
蓋部3に、前記窓2を覆うキヤツプ4を回転自在
に設ける。
このキヤツプ4の側面に、前記窓2の形状に対
応した振り出し口5を形成する。
そして、キヤツプ4の裏面に弾性舌片6を垂設
し、前記蓋部3にこの弾性舌片6の回動範囲に対
応した凹所7を形成する。
この凹所7の中間点に、近接した2本の突起
8,8を形成するとともに、凹所7の両端部分に
夫々1本の突起9,10を形成する。
そして、弾性舌片6が前記2本の突起8,8間
に係合した位置で前記振り出し口5が窓2に合致
し、前記弾性舌片6が前記突起9または10に
夫々係合する位置では窓2がキヤツプ4で閉鎖さ
れるよう構成して粉体用容器とした。
〔作用〕
キヤツプ4を回動させ、振り出し口5を窓2に
一致させると弾性舌片6が突起8を乗り越え、ク
リツク音とともに、突起8,8の間で係止され
る。この位置からキヤツプ4をいずれかの方向に
回転させると、弾性舌片6はクリツク音とともに
突起8を乗り越え、さらに回転させるとクリツク
音とともに弾性舌片6は突起9または10を乗り
越え、凹所7の両壁部で停止せしめられる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図ないし第7図に基づい
て説明する。
有蓋の容器本体1の底面には底キヤツプ1aが
取り付けられるようになつており、粉チーズを充
填した後封印するようになつている。
容器本体1の上方側面には内容物を振り出すた
めの窓2が形成されているともに、その窓2の下
方には係合用突起1bが環状に周設されている。
そして、この容器本体の蓋部3に、前記窓2を
覆うキヤツプ4を回転自在に設けてある。このキ
ヤツプ4の内周には前記係合用突起部1bに係合
する係合部4aが周設されている。このキヤツプ
4の上側面には、前記窓2の形状に対応させた振
り出し口5が形成されている一方、キヤツプ4の
天蓋部分の裏面には弾性舌片6が一体に垂設され
ている。キヤツプ4を蓋部3に嵌合すると係合用
突起部1bと係合部4aとが係合し、キヤツプ4
は回動自在に固定される。
一方、前記容器本体1の蓋部3には前記弾性舌
片6の回動範囲に対応した凹所7が形成されてい
る。この凹所7は第2図に示すように、扇状をな
しておりその中間点の底部に、近接した2本の突
起8,8を形成するとともに、凹所7の両端部分
に夫々1本の突起9,10を形成してある。突起
9,10は凹所7の両壁部7a,7aから少許離
れた位置に設けられている。
そして、弾性舌片6が前記2本の突起8,8間
に係合した位置では前記振り出し口5が窓2に合
致し、前記弾性舌片6が前記突起9または10に
夫々係合する位置では前記振り出し口5が窓から
外れ、窓2がキヤツプ4で閉鎖されるような位置
関係となつている。
ここでキヤツプ4を回動させ、振り出し口5を
窓2に一致させると弾性舌片6が突起8を乗り越
え、クリツク音とともに、突起8,8の間で係止
される。この位置からキヤツプ4を右方向に回転
させると、弾性舌片6はクリツク音とともに突起
8を乗り越え、さらに回転させると弾性舌片6は
クリツク音とともに突起9を乗り越え凹所7の壁
部7aで停止せしめられる。振り出し口5が窓2
に合致した状態からキヤツプ4を左方向に回転さ
せると、弾性舌片6は突起10側でクリツク音を
発する。
このように、キヤツプ4の位置即ち、振り出し
口5と窓2との位置関係はクリツクによつて明確
となるため、目視でこれを確認する必要はなく、
また、窓2を閉じた状態ではキヤツプ4が容易に
回転することはないため、内容物は保護される。
〔考案の効果〕
本考案によれば、キヤツプは開状態の位置と閉
状態の位置とでクリツク的に係止されるため内容
物を振り出す窓の開閉を目視に依存することなく
行うことができ、例えば、レストランのような低
照度下でも容易かつ確実に使用することができ
る。
また、キヤツプはクリツク的に係止されるため
窓が不用意に開閉してしまう虞れがなく内容物の
保存状態を良好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本考案の実施例を示し、
第1図は分解斜視図、第2図は要部の分解斜視
図、第3図は容器本体の一部断面とした正面図、
第4図は容器本体の断面図、第5図は容器本体の
平面図、第6図はキヤツプの一部切欠した正面
図、第7図は断面図、第8図は従来の粉体用容器
を示す斜視図である。 1……容器本体、2……窓、3……蓋部、4…
…キヤツプ、5……振り出し口、6……弾性舌
片、7……凹所、8,9,10……突起。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有蓋の容器本体1の側面に内容物振り出し用の
    窓2を形成するとともに、この容器本体の蓋部3
    に、前記窓2を覆うキヤツプ4を回転自在に設
    け、このキヤツプ4の側面に、前記窓2の形状に
    対応した振り出し口5を形成するとともに、キヤ
    ツプ4の裏面に弾性舌片6を垂設し、前記蓋部3
    にこの弾性舌片6の回動範囲に対応した凹所7を
    形成し、この凹所7の中間点に、近接した2本の
    突起8,8を形成するとともに、凹所7の両端部
    分に夫々1本の突起9,10を形成し、そして、
    弾性舌片6が前記2本の突起8,8間に係合した
    位置で前記振り出し口5が窓2に合致し、前記弾
    性舌片6が前記突起9または10に夫々係合する
    位置では窓2がキヤツプ4で閉鎖されるよう構成
    したことを特徴とする粉体用容器。
JP15262389U 1989-12-28 1989-12-28 Expired - Lifetime JPH0529670Y2 (ja)

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JPH0389672U JPH0389672U (ja) 1991-09-12
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JP7122656B2 (ja) * 2018-06-28 2022-08-22 キョーラク株式会社 吊り具付き容器
JP7407763B2 (ja) * 2021-04-27 2024-01-04 キーコーヒー株式会社 飲料用カップの蓋

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JPH0389672U (ja) 1991-09-12

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