JP2518356Y2 - 正油差し - Google Patents
正油差しInfo
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- JP2518356Y2 JP2518356Y2 JP344391U JP344391U JP2518356Y2 JP 2518356 Y2 JP2518356 Y2 JP 2518356Y2 JP 344391 U JP344391 U JP 344391U JP 344391 U JP344391 U JP 344391U JP 2518356 Y2 JP2518356 Y2 JP 2518356Y2
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- Japan
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- bottle
- pouring
- cap
- pouring holes
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Description
【考案の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、家庭用の卓上形の正油
差しに関する。
差しに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来一般の正油差しは説明するまでもな
く、つまみ兼用の頂板裏面中央部から軸栓を垂設し、こ
の軸栓から頂板裏面にかけての両側に外部に開通する溝
状の注ぎ出し液路を凹設した栓を壜口に挿栓し、壜を傾
けていずれかの側の注ぎ出し液路を通して注ぎ出し口か
ら正油を外部に注ぎ出すようにしたものが基本形であ
る。
く、つまみ兼用の頂板裏面中央部から軸栓を垂設し、こ
の軸栓から頂板裏面にかけての両側に外部に開通する溝
状の注ぎ出し液路を凹設した栓を壜口に挿栓し、壜を傾
けていずれかの側の注ぎ出し液路を通して注ぎ出し口か
ら正油を外部に注ぎ出すようにしたものが基本形であ
る。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】上記した従来の正油差
しの注ぎ出し液路は常時外部に開通した構成であり、こ
のためこの注ぎ出し液路を通し壜内に小さな虫や塵埃が
入り込むことがあり、不衛生であった。
しの注ぎ出し液路は常時外部に開通した構成であり、こ
のためこの注ぎ出し液路を通し壜内に小さな虫や塵埃が
入り込むことがあり、不衛生であった。
【０００４】本考案は、注ぎ出し口を常時閉栓し、この
注ぎ出し口から小虫や塵埃が入り込むのを防止した衛生
的な正油差しを提供することを目的とする。
注ぎ出し口から小虫や塵埃が入り込むのを防止した衛生
的な正油差しを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本考案の正油差しは、壜
１と、頂板５上面の中心部には支軸６を、一側寄りには
ボス７を立設し、かつ取付け周壁８上部両側に内外に貫
通する注ぎ出し孔９，９を開通してこの取付け周壁８下
部により前記壜１口頸部10に外嵌されたキャップ２と、
裏面中心部から垂設した嵌合筒11を前記支軸６に嵌合し
て回動可能に前記キャップ２上面部に配設され、かつ両
側を幾分外方に突出し、この突出部12,12から前記注ぎ
出し孔９，９を塞ぐ閉塞板13, 13を垂設し、また他側寄
り裏面からボス14を垂設した回転操作板３と、この回転
操作板３とキャップ２間にあって前記ボス７，14間に掛
け渡され、常時閉塞板13, 13が注ぎ出し孔９，９を塞ぐ
状態に回転操作板３を保持している板ばね４とで構成し
ている。
１と、頂板５上面の中心部には支軸６を、一側寄りには
ボス７を立設し、かつ取付け周壁８上部両側に内外に貫
通する注ぎ出し孔９，９を開通してこの取付け周壁８下
部により前記壜１口頸部10に外嵌されたキャップ２と、
裏面中心部から垂設した嵌合筒11を前記支軸６に嵌合し
て回動可能に前記キャップ２上面部に配設され、かつ両
側を幾分外方に突出し、この突出部12,12から前記注ぎ
出し孔９，９を塞ぐ閉塞板13, 13を垂設し、また他側寄
り裏面からボス14を垂設した回転操作板３と、この回転
操作板３とキャップ２間にあって前記ボス７，14間に掛
け渡され、常時閉塞板13, 13が注ぎ出し孔９，９を塞ぐ
状態に回転操作板３を保持している板ばね４とで構成し
ている。
【０００６】
【作用】上記において、板ばね４は他から力を加えられ
ない常態において、図３ａのように閉塞板13, 13が注ぎ
出し孔９，９を注ぎ出し口部で閉塞する位置に回転操作
板３を保持しており、従って常時注ぎ出し孔９，９は閉
塞され、小虫や塵埃が壜１内に入り込むことはなく、衛
生的である。
ない常態において、図３ａのように閉塞板13, 13が注ぎ
出し孔９，９を注ぎ出し口部で閉塞する位置に回転操作
板３を保持しており、従って常時注ぎ出し孔９，９は閉
塞され、小虫や塵埃が壜１内に入り込むことはなく、衛
生的である。
【０００７】正油を差す場合は、壜１を掴んだ手の指先
を回転操作板３の突出部12, 12のいずれかに掛け、この
突出部12を介し指先にて回転操作板３を板ばね４に抗し
図３ｂのように回動させて閉塞板13, 13を注ぎ出し孔
９，９から外し、これら注ぎ出し孔９，９を開通状態と
し、この状態で壜１を傾けて正油を注ぎ出せばよい。注
ぎ出し後、手を離せば回転操作板３は板ばね４により自
動的に原位置に戻り、注ぎ出し孔９，９は閉塞板13, 13
で再び閉塞される。
を回転操作板３の突出部12, 12のいずれかに掛け、この
突出部12を介し指先にて回転操作板３を板ばね４に抗し
図３ｂのように回動させて閉塞板13, 13を注ぎ出し孔
９，９から外し、これら注ぎ出し孔９，９を開通状態と
し、この状態で壜１を傾けて正油を注ぎ出せばよい。注
ぎ出し後、手を離せば回転操作板３は板ばね４により自
動的に原位置に戻り、注ぎ出し孔９，９は閉塞板13, 13
で再び閉塞される。
【０００８】
【実施例】以下図面を参照して本考案の一実施例を説明
するに、本考案はキャップ２上面に、両側にキャップ２
両側の注ぎ出し孔９，９を常時閉塞する閉塞板13, 13を
設けた板ばね４保持の回転操作板３を配設し，壜１内に
小虫や塵埃の入り込むのを防止した点に特徴を有する。
するに、本考案はキャップ２上面に、両側にキャップ２
両側の注ぎ出し孔９，９を常時閉塞する閉塞板13, 13を
設けた板ばね４保持の回転操作板３を配設し，壜１内に
小虫や塵埃の入り込むのを防止した点に特徴を有する。
【０００９】壜１は上部の口頸部10下半部を幾分上拡が
りの形状とし、この口頸部10上部の直筒部外面にねじ山
を形成している。この壜１の全体の外形は、特に問わな
いが、この図例では正油差しのイメージ通りの壜形とし
ている。また材質はガラスあるいは合成樹脂材のいずれ
でもよい。
りの形状とし、この口頸部10上部の直筒部外面にねじ山
を形成している。この壜１の全体の外形は、特に問わな
いが、この図例では正油差しのイメージ通りの壜形とし
ている。また材質はガラスあるいは合成樹脂材のいずれ
でもよい。
【００１０】キャップ２は、頂板５周縁から背の低い周
壁15を立てて上面に浅い格納室16を形成し、また頂板５
上面中心部には先端外周に係合突条を設けた支軸６を立
設し、一側寄り上面にはボス７を立設している。
壁15を立てて上面に浅い格納室16を形成し、また頂板５
上面中心部には先端外周に係合突条を設けた支軸６を立
設し、一側寄り上面にはボス７を立設している。
【００１１】また、頂板５周縁から垂設した取付け周壁
８は、上部を内外方向に肉厚とし、この肉厚部の両側を
幾分外方に突出させ、この突出部17, 17部分に内外に貫
通する注ぎ出し孔９，９を開通しており、そしてこの注
ぎ出し孔９，９下方の内周面にねじ溝を形成し、このね
じ溝を前記ねじ山に螺合させて壜１の口頸部10外面にと
りつけてある。
８は、上部を内外方向に肉厚とし、この肉厚部の両側を
幾分外方に突出させ、この突出部17, 17部分に内外に貫
通する注ぎ出し孔９，９を開通しており、そしてこの注
ぎ出し孔９，９下方の内周面にねじ溝を形成し、このね
じ溝を前記ねじ山に螺合させて壜１の口頸部10外面にと
りつけてある。
【００１２】前記注ぎ出し孔９，９は内下がりに傾斜さ
せて、注ぎ出し時の残滴が壜１内に回収できるようにし
てあり、また取付け周壁８の下半部外面は下つぼまりの
形状としている。
せて、注ぎ出し時の残滴が壜１内に回収できるようにし
てあり、また取付け周壁８の下半部外面は下つぼまりの
形状としている。
【００１３】回転操作板３は、裏面中心部からは先端内
周に係合突条を設けた枢着用の嵌合筒11を、他側寄り裏
面からはボス14を、そして周縁部裏面からは前記周壁15
の内外面を挟んでスライドする内外二重の垂下周壁18,
19をそれぞれ垂設しており、嵌合筒11を前記支軸６に嵌
合してキャップ２上面部に回転可能に、格納室16上面を
塞いで配設されている。
周に係合突条を設けた枢着用の嵌合筒11を、他側寄り裏
面からはボス14を、そして周縁部裏面からは前記周壁15
の内外面を挟んでスライドする内外二重の垂下周壁18,
19をそれぞれ垂設しており、嵌合筒11を前記支軸６に嵌
合してキャップ２上面部に回転可能に、格納室16上面を
塞いで配設されている。
【００１４】この回転操作板３は、両側を幾分外方に突
き出し、この突出部12, 12から前記注ぎ出し孔９，９を
注ぎ出し口部で塞ぐ閉塞板13, 13を垂下している。
き出し、この突出部12, 12から前記注ぎ出し孔９，９を
注ぎ出し口部で塞ぐ閉塞板13, 13を垂下している。
【００１５】板ばね４は、円弧状に弯曲し、両端に係合
環20, 21を設けた形状のもので、一方の係合環20を一
方、例えばキャップ２のボス７に、他方の係合環21は回
転操作板３のボス14に係合して格納室16に収められてい
る。この板ばね４は、他から力が加えられていない常態
時には、閉塞板13,13 が注ぎ出し孔９，９を閉塞してい
る状態の位置に回転操作板３を保持しているように組込
まれている。
環20, 21を設けた形状のもので、一方の係合環20を一
方、例えばキャップ２のボス７に、他方の係合環21は回
転操作板３のボス14に係合して格納室16に収められてい
る。この板ばね４は、他から力が加えられていない常態
時には、閉塞板13,13 が注ぎ出し孔９，９を閉塞してい
る状態の位置に回転操作板３を保持しているように組込
まれている。
【００１６】この実施例で、常時は図３ａのように、キ
ャップ２の注ぎ出し孔９，９は回転操作板の閉塞板13,
13で閉塞されており、従って小虫や塵埃等が壜１内に入
り込むことはない。
ャップ２の注ぎ出し孔９，９は回転操作板の閉塞板13,
13で閉塞されており、従って小虫や塵埃等が壜１内に入
り込むことはない。
【００１７】正油を差すときは、壜１を掴んだ手の指先
を突出部12, 12のいずれかに掛け、この突出部12を介し
指先にて板ばね４に抗し回転操作板３を回動させ、図３
ｂのように注ぎ出し孔９，９を開通させればよい。注ぎ
出し後手を離せば、回転操作板３は板ばね４の復帰で原
状態に戻る。
を突出部12, 12のいずれかに掛け、この突出部12を介し
指先にて板ばね４に抗し回転操作板３を回動させ、図３
ｂのように注ぎ出し孔９，９を開通させればよい。注ぎ
出し後手を離せば、回転操作板３は板ばね４の復帰で原
状態に戻る。
【００１８】なお、図２の断面図ではボス14は破断部か
ら外れているので図示していない。またこの正油差しは
正油のみではなく、他の調味料等の収納にも適用できる
ことはいうまでもない。
ら外れているので図示していない。またこの正油差しは
正油のみではなく、他の調味料等の収納にも適用できる
ことはいうまでもない。
【００１９】
【考案の効果】上記した如く本考案では、上部両側に注
ぎ出し孔９，９を開孔したキャップ２の上面部に、注ぎ
出し孔９，９を常時閉塞する閉塞板13, 13を設けた板ば
ね４保持の回転操作板３を配設したので、小虫や塵埃等
が壜１内に入り込むことが防止でき、衛生的である。
ぎ出し孔９，９を開孔したキャップ２の上面部に、注ぎ
出し孔９，９を常時閉塞する閉塞板13, 13を設けた板ば
ね４保持の回転操作板３を配設したので、小虫や塵埃等
が壜１内に入り込むことが防止でき、衛生的である。
【００２０】また回転操作板３、板ばね４は単純な形状
の小部品なので安価に付設することができ、また注ぎ出
し後手を離せば、回転操作板３が板ばね４で自動復帰し
注ぎ出し孔９，９を閉塞するので、取扱いが便利であ
る。
の小部品なので安価に付設することができ、また注ぎ出
し後手を離せば、回転操作板３が板ばね４で自動復帰し
注ぎ出し孔９，９を閉塞するので、取扱いが便利であ
る。
【図１】本考案正油差しの一実施例の分解斜視図であ
る。
る。
【図２】同実施例の要部の半部縦断正面図である。
【図３】同実施例の作用を示す要部外形斜視図であり、
ａは常時、ｂは注ぎ出し時である。
ａは常時、ｂは注ぎ出し時である。
１ 壜 ２ キャップ ３ 回転操作板 ４ 板ばね ９，９ 注ぎ出し孔 13, 13 閉塞板
Claims (1)
- 【請求項１】壜１と、頂板５上面の中心部には支軸６
を、一側寄りにはボス７を立設し、かつ取付け周壁８上
部両側に内外に貫通する注ぎ出し孔９，９を開通してこ
の取付け周壁８下部により前記壜１口頸部10に外嵌され
たキャップ２と、裏面中心部から垂設した嵌合筒11を前
記支軸６に嵌合して回動可能に前記キャップ２上面部に
配設され、かつ両側を幾分外方に突出し、この突出部1
2, 12から前記注ぎ出し孔９，９を塞ぐ閉塞板13, 13を
垂設し、また他側寄り裏面からボス14を垂設した回転操
作板３と、この回転操作板３とキャップ２間にあって前
記ボス７，14間に掛け渡され、常時閉塞板13, 13が注ぎ
出し孔９，９を塞ぐ状態に回転操作板３を保持している
板ばね４とからなる正油差し。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP344391U JP2518356Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 正油差し |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP344391U JP2518356Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 正油差し |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0495767U JPH0495767U (ja) | 1992-08-19 |
| JP2518356Y2 true JP2518356Y2 (ja) | 1996-11-27 |
Family
ID=31732379
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP344391U Expired - Fee Related JP2518356Y2 (ja) | 1991-01-09 | 1991-01-09 | 正油差し |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2518356Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-01-09 JP JP344391U patent/JP2518356Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0495767U (ja) | 1992-08-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |