JPH05296578A - 空気調和装置及び空気調和装置の制御方法 - Google Patents

空気調和装置及び空気調和装置の制御方法

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JPH05296578A
JPH05296578A JP9419792A JP9419792A JPH05296578A JP H05296578 A JPH05296578 A JP H05296578A JP 9419792 A JP9419792 A JP 9419792A JP 9419792 A JP9419792 A JP 9419792A JP H05296578 A JPH05296578 A JP H05296578A
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temperature
air conditioner
solenoid valve
energized
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Nobuyuki Miyazaki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機の運転状態を常に最適に維持して、消
費電力が少なく、冷媒と潤滑油の劣化を抑えた寿命が長
く、冷却運転中の液圧縮を防いだ信頼性の高い空気調和
装置を得ることを目的としている。 【構成】 圧縮機内部の潤滑油温度に相当する圧縮機1
01の外皮温度を温度調節器6のセンサー部6aで検出
し、この検出した温度と予め温度調節器6に設定した温
度とを比較し、この比較結果により電磁弁120を開閉
制御して、圧縮機101の外皮温度を最適温度範囲内に
保って、圧縮機内部の潤滑油温度を予め設定した温度範
囲内の最適状態で圧縮機を運転させる空気調和装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、圧縮機の動作状態を
適切に自動制御するようにした空気調和装置、冷凍装置
及び空気調和装置、冷凍装置の制御方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば図6は、特開昭63−30636
0号公報に示された空気調和装置の運転制御を示す電気
回路図であり、図において、101は圧縮機であり、1
06は圧縮機101に取り付けられたクランクケースヒ
ータであり、120は図示されていないが冷媒回路の吐
出配管と吸入配管とを連通するバイパス回路配管に設け
られた電磁弁であり、5は圧縮機用電磁接触器であり、
5aは5のa接点であり、5bはクランクケースヒータ
106をON・OFF制御する圧縮機用電磁接触器5の
b接点であり、7は時限タイマーであり、7bは時限タ
イマー7に一定通電時間後に開く時限接点であり、8は
室内温度を感知する室内サーモであり、9は空気調和装
置の運転スイッチである。
【0003】以上のごとく構成された空気調和装置は、
主電源が入り、空気調和装置の運転スイッチ9が暫くの
間入らない時は、圧縮機用電磁接触器5に通電されない
ので、5aが開き、5bが閉じて、圧縮機101が停止
した状態で、クランクケースヒータ106に通電され
て、圧縮機101は十分に暖められる。このため圧縮機
101内部の潤滑油に溶け込んだ冷媒はほとんど追い出
されるので、圧縮機101の起動運転時に発生する、圧
縮機内部の潤滑油に溶け込んだ冷媒が圧力や温度の急激
な変化により異常沸騰状態となるフォーミング現象、こ
のフォーミング現象による液圧縮及び油上がり、冷媒が
潤滑油に溶け込んだ希釈潤滑油による潤滑不良等が防止
された状態になる。この状態で、次に運転スイッチ9が
入ると、空気調和装置の長期停止により室内温度が高い
ため、室内サーモ8は閉じているので、圧縮機用電磁接
触器5と前記時限タイマー7とは同時に通電されて、5
aが閉じ、5bが開いて、圧縮機101は運転され、ク
ランクケースヒータ106は切れて、かつ前記時限タイ
マー7に設定された時間が経過するまで時限接点7bが
閉じているので、この間、電磁弁120に通電されて、
バイパス回路が開くため、吐出配管より高圧・高温の冷
媒ガスが吸入配管を通って圧縮機101へ流れ、この高
圧・高温の冷媒ガスにより圧縮機内部の潤滑油及び低圧
側冷媒は更に過熱・加圧された高圧・高温の状態で、圧
縮機101は運転される。また、主電源と運転スイッチ
9とが同時に入った時には、圧縮機用電磁接触器5に通
電されるので、5aが閉じ、5bが開いて、クランクケ
ースヒータ106に通電されずに、圧縮機101は低い
温度状態で運転される。しかし、運転スイッチ9が通電
されると同時に、空気調和装置の長期停止により室内温
度が高いため、室内サーモ8が閉じているので、時限タ
イマー7も同時に通電され、この時限タイマー7に設定
された時間が経過するまで時限接点7bは閉じている。
この間、電磁弁120に通電されて、バイパス回路が開
くため、吐出管より高圧・高温の冷媒ガスが吸入管を通
って圧縮機101へ流れ、この高圧・高温の冷媒ガスに
より圧縮機内部の潤滑油及び低圧側冷媒は加圧されなが
ら暖められるので、フォーミング現象による起動時の液
圧縮及び油上り、潤滑油に溶け込んだ冷媒による潤滑不
良等が防止された状態で、圧縮機は運転される。また、
この圧縮機101の冷却運転により室内温度が下がる
と、室内サーモ8が開いて、圧縮機101が停止し、そ
の後、室内温度が上がることにより、室内サーモ8が閉
じて、圧縮機101が再運転されるという繰り返し運
転、所謂サーモ運転時においても、前述の通り、圧縮機
101が停止している時は、クランクケースヒータ10
6に通電して、圧縮機101を暖め、さらに圧縮機10
1の起動運転時には、時限タイマー7により設定された
時間が経過するまで電磁弁120に通電して、バイパス
回路を開き、吐出管より高圧・高温の冷媒ガスを圧縮機
101へ流し、この高圧・高温の冷媒ガスにより圧縮機
内部の潤滑油及び低圧側冷媒は更に過熱・加圧されるた
め、フォーミング現象、潤滑不良、及び起動時の吐出圧
力が安定運転状態圧力より高くなるオーバシュート等が
防止された高圧・高温の状態で、圧縮機101は運転さ
れる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の空
気調和装置では、圧縮機101が停止している時は、常
にクランクケースヒータ106に通電して、圧縮機10
1を暖め、さらに、圧縮機101が運転される時には、
時限タイマー7によりバイパス回路配管に設けた電磁弁
120に通電して、バイパス回路を開き、高圧・高温の
冷媒ガスを圧縮機101へ流し、圧縮機内部の潤滑油及
び冷媒を更に再過熱・加圧しているので、冷却運転時間
が延びて消費電力が増大したり、圧縮機の吐出冷媒ガス
温度が高くなって冷媒ガスの分解や潤滑油の劣化等が促
進されたりして、空気調和装置の寿命が縮まるという問
題点と、また、起動時の液圧縮は防げるが冷却運転中の
液圧縮は防げないという問題点があった。
【0005】この発明は、かかる問題点を解決するため
になされたものであり、圧縮機内部の潤滑油温度に相当
する圧縮機の動作状態を常に最適に維持して、消費電力
が少なく、信頼性の高い空気調和装置を得ることを目的
としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る空気調和
装置においては、冷媒回路の高圧側冷媒配管と低圧側冷
媒配管とを連通するバイパス回路配管に設けた電磁弁
と、前記電磁弁が制御する圧縮機内部の潤滑油温度に相
当する圧縮機の動作状態を検出する検出手段と、前記検
出手段により検出された圧縮機の動作状態と予め設定さ
れた動作状態とを比較する比較手段と、前記比較手段の
出力に基ずき前記電磁弁を制御する制御手段と、を備え
たものである。
【0007】また、圧縮機を暖める熱源の積算時間を検
出するステップと、前記圧縮機を動作させる運転電源が
投入されたことを示す信号を検出するステップと、前記
熱源の積算時間が予め設定された経過時間内に前記運転
電源の投入信号が検出されたかどうかを判別するステッ
プと、この判別結果に基ずき前記圧縮機を制御する電磁
弁を動作させるステップと、を備えたことを特徴とする
空気調和装置の制御方法。
【0008】
【作用】上記のように構成された空気調和装置は、高圧
側冷媒配管と低圧側冷媒配管とを連通するバイパス回路
配管に設けた電磁弁により制御される圧縮機内部の潤滑
油温度に相当する圧縮機の動作状態を検出し、この検出
された圧縮機の動作状態と予め設定された動作状態とを
比較し、この比較した出力に基ずき前記電磁弁を制御
し、前記圧縮機の動作状態を常に最適に維持して圧縮機
を運転させるようにする。
【0009】また、圧縮機を暖める熱源の積算時間を検
出し、この検出した熱源の積算時間が予め設定された経
過時間内に前記圧縮機を動作させる運転電源の投入信号
が検出されたかどうかを判別して、この判別結果により
前記圧縮機を制御する電磁弁を動作させるようにする。
【0010】
【実施例】
実施例1.請求項第一項で言う圧縮機内部の潤滑油温度
に相当する圧縮機の動作状態とは、圧縮機外皮の温度、
若しくは圧縮機の低圧側冷媒圧力に相当する冷媒飽和温
度等を指す。
【0011】図1はこの発明の一実施例を示す電気回路
図であり、図2はこの発明の一実施例を示す空気調和装
置の冷媒配管系統図である。図2において、A部は高圧
側冷媒配管であり、B部は低圧側冷媒配管であり、10
1は圧縮機であり、102は冷房時と暖房時とで圧縮機
より吐出された冷媒ガスの流れを変える四方弁であり、
103は凝縮器であり、104は絞り装置であり、10
5は蒸発器であり、106は圧縮機101に取り付けら
れたクランクケースヒータであり、6aは圧縮機101
の外皮に取り付けた圧縮機外皮の温度を検出する検出手
段である温度調節器のセンサー部であり、110は高圧
側冷媒配管と低圧側冷媒配管とを連通するバイパス回路
配管であり、120はバイパス回路配管110に設けた
電磁弁である。また、図1において、106と、120
とは図2で説明したと同じクランクケースヒータと電磁
弁とであり、101aは図2の圧縮機101を動作させ
る圧縮機用電動機であり、5は主電源に接続され圧縮機
101を動作する圧縮機用電磁接触器であり、5aは圧
縮機101を運転・停止する5のa接点であり、5bは
クランクケースヒータ106を入り・切りする圧縮機用
電磁接触器5のb接点である。また、6は図2で説明し
た検出手段であるセンサー部6aを有し、前記センサー
部6aで検出された圧縮機外皮の温度と予め設定された
温度とを比較する比較手段を有し、かつ電磁弁120の
入り・切りを動作させる補助リレー10を制御する接点
6bを有する温度調節器であり、10は温度調節器の接
点6bにより動作をする補助リレーであり、10bは電
磁弁120の入り・切りを動作させる補助リレー10の
b接点であり、8は室内温度により自動的に接点が開閉
する室内サーモであり、9は空気調和装置の運転スイッ
チである。
【0012】前記のごとく構成された空気調和装置は、
主電源が入り、空気調和装置の運転スイッチ9が暫くの
間入らない時は、圧縮機用電磁接触器5に通電されない
ので、5aが開き、5bが閉じて、圧縮機用電動機10
1aに通電されないため、図2の圧縮機101が停止し
た状態で、クランクケースヒータ106に通電されるの
で、圧縮機101はクランクケースヒータ106の容量
で既に決定されているある一定温度まで暖められる。こ
のため圧縮機101内部の潤滑油に溶け込んだ冷媒はほ
とんど追い出されてしまうので、フォーミング現象が防
止され、かつ図5の3の状態に示す通り、潤滑油内の油
濃度が高くなって潤滑性能が向上した状態となる。この
状態で、次に運転スイッチ9が入いると、空気調和装置
停止中の室内温度上昇により、室内サーモ8は閉じてい
るので、圧縮機用電磁接触器5に通電されて、5aが閉
じ、5bが開くため、クランクケースヒータ106は切
れ、圧縮機用電動機101aに通電されて、図2の圧縮
機101は運転されるが、圧縮機101の外皮に取り付
けた温度調節器のセンサー部6aがクランクケースヒー
タ106により暖められた圧縮機外皮の温度を感知し
て、この温度を本体である温度調節器6へ送るため、温
度調節器6はこの温度を予め設定された下限温度以上で
あると判断して、接点6bを閉じて、補助リレー10に
通電し、この10のb接点である10bを開くため、電
磁弁120に通電されず、バイパス回路配管110は閉
じたままの状態となり、高圧側冷媒配管より高圧・高温
の冷媒ガスがバイパス回路配管110を通って圧縮機1
01へ流れないので、圧縮機101内部の潤滑油及び低
圧側冷媒は高圧・高温の冷媒ガスにより更に過熱・加圧
されることなく予め設定された下限温度以上で、かつク
ランクケースヒータ106の容量で既に決定されている
ある一定温度以下の最適状態で、圧縮機101は運転さ
れる。また、クランクケースヒータ106が断線してい
たり、主電源と運転スイッチとが同時に入った時は、空
気調和装置停止中の室内温度上昇により、室内サーモ8
は閉じているので、圧縮機用電磁接触器5に通電され
て、5aが閉じ、5bが開くため、クランクケースヒー
タ106に通電されないので、圧縮機101はクランク
ケースヒータ106により暖められないため圧縮機外皮
の温度が低い温度状態で運転される。しかし、圧縮機1
01が運転されると同時に、圧縮機101の外皮に取り
付けた温度調節器のセンサー部6aがこの圧縮機外皮の
温度を低いと感知して、この低い温度を本体である温度
調節器6へ伝えるので、温度調節器6はこの低い温度を
予め設定された下限温度より下であると判断して、接点
6bを開き、補助リレー10に通電せずに、10のb接
点10bを閉じて、電磁弁120に通電するため、バイ
パス回路配管110が開き、高圧側冷媒配管より高圧・
高温の冷媒ガスが、圧縮機の外皮に取り付けた温度調節
器のセンサー部6aが温度調節器6に予め設定された上
限温度になるまで、バイパス回路配管110を通って圧
縮機101へ流れ、温度調節器のセンサー部6aが圧縮
機外皮の温度が予め設定された上限温度を越えたことを
感知すると、温度調節器6は接点6bを閉じて、補助リ
レー10に通電して、接点10bを開くため、電磁弁1
20に通電されず、バイパス回路配管110が閉じて、
高圧・高温の冷媒ガスが圧縮機101へ流れなくなるの
で、圧縮機内部の潤滑油及び低圧側冷媒は予め設定され
た温度範囲内の最適状態で、圧縮機101は運転され
る。また、所謂サーモ運転時において、圧機101が停
止している時には、冷却運転中の圧縮機101の運転余
熱に加え、クランクケースヒータ106に通電されるの
で、さらに圧縮機101はある一定温度まで暖められ
る。この状態で、室内温度が上昇して、圧縮機101が
運転されると、圧縮機101の外皮に取り付けた温度調
節器のセンサー部6aが圧縮機外皮の温度を感知して、
この温度を本体である温度調節器6へ伝えるので、温度
調節器6はこの温度を予め設定された下限温度以上であ
ると判断して、接点6bを閉じて、補助リレー10に通
電して、この10のb接点である10bを開くため、電
磁弁120に通電されず、バイパス回路配管110は閉
じた状態のままとなっているので、高圧・高温の冷媒ガ
スが圧縮機101へ流れないので、圧縮機内部の潤滑油
及び低圧側冷媒は高圧・高温の冷媒ガスにより更に過熱
・加圧されることなく予め設定された下限温度以上で、
かつクランクケースヒータ106の容量で既に決定され
ているある一定温度以下の最適状態で、圧縮機101は
運転される。また、冷却運転中の蒸発器105の熱交換
異常等により、圧縮機101へ冷媒液が戻り、この冷媒
液により圧縮機及び圧縮機内部の潤滑油が冷却されなが
ら、冷媒液と潤滑油との異常沸騰現象による液圧縮が発
生したり、冷媒液の潤滑油希釈による潤滑不良等が発生
するような時には、前述の通り、圧縮機101の外皮に
取り付けた温度調節器のセンサー部6bがこの液冷媒に
より冷やされた圧縮機外皮の温度を感知して、この温度
が温度調節器6に伝わり、温度調節器6が予め設定され
た下限温度より下であると判断して、接点6bを閉じ
て、補助リレー10に通電し、この10のb接点10b
を閉じて、電磁弁120に通電して、バイパス回路配管
110を開き、高圧側冷媒配管より高圧・高温の冷媒ガ
スが低圧側冷媒配管を通って、圧縮機外皮の温度が予め
設定された上限温度になるまで圧縮機101へ流れるの
で、この高圧・高温の冷媒ガスにより冷媒液が気化さ
れ、かつ圧縮機内部の潤滑油及び低圧側冷媒は予め設定
された温度範囲内の最適状態で、圧縮機101は液圧縮
することなく運転される。また、前記温度調節器6の制
御動作接点機構を逆接点機構にすると上記補助リレー1
0は不要となる。
【0013】実施例2.請求項第2項で言う圧縮機を暖
める熱源の積算時間とは、圧縮機に取り付けられたクラ
ンクケースヒータの電圧積算時間、圧縮機に取り付けら
れたクランクケースヒータの電流積算時間、または圧縮
機に取り付けられたクランクケースヒータの電力積算時
間等を指す。
【0014】図3は本実施例の電気回路図であり、図に
おいて101aは圧縮機用電動機、106はクランクケ
ースヒータ、120は電磁弁、5は圧縮機用電磁接触
器、8は室内サーモであり、図1で説明した通りであ
る。また、9は圧縮機101を動作させる運転電源の投
入信号をマイコン108へ送信する運転スイッチであ
り、107は圧縮機101を暖める熱源となる圧縮機1
01に取り付けられたクランクケースヒータ106の電
圧積算時間が予め設定された経過時間を経過したかしな
いかの信号をマイコン108へ送信するクランクケース
ヒータ106に接続された主電源タイマーであり、10
8は主電源タイマー107と運転スイッチ9との信号を
判別して制御する制御手段であるマイコンであり、11
はマイコン107と圧縮機用電磁接触器5とを接続する
補助継電器Aであり、12はマイコン107と電磁弁1
20とを接続する補助継電器Bである。また、図4は本
実施例のフローチャート図である。
【0015】前記のごとく構成された空気調和装置の動
作を、図3及び図4のフローチャート図で説明する。マ
イコン108は主電源とは別の電源で供給しても良い制
御回路となっているので、先ずマイコン108に電源が
入ると、図4に示すステップ11がスタートする。ステ
ップ11では、まず主電源が入る。なお、主電源がOF
Fの時には、マイコン108は主電源がONになるまで
そのまま待機する。ステップ12では、主電源が入っ
て、運転スイッチ9が入っていないので、図3の圧縮機
用電磁接触器5に通電されないため、5aが開き、5b
が閉じて、図2の圧縮機101が停止した状態で、クラ
ンクケースヒータ106に通電されるので、クランクケ
ースヒータ106に接続された主電源タイマー107も
通電が開始されて、図2の圧縮機101はクランクケー
スヒータ106により暖められる。一方、通電が開始さ
れた主電源タイマー107はクランクケースヒータ10
6の電圧積算時間が予め設定された経過時間を経過した
かしないかの信号をマイコン108へ送るので、マイコ
ン108はこの信号により、経過していない信号の時
は、圧縮機101が十分に暖まっていないと判断して、
ステップ13へ進め、経過している信号の時は、圧縮機
101が十分に暖まっていると判断して、ステップ16
へ進める。なお、クランクケースヒータ106が断線し
ている時は、当然圧縮機は暖められず、主電源主タイマ
ー107も通電されないので、主電源タイマー107が
予め設定された経過時間を経過していない信号をマイコ
ン108へ送るので、ステップ13へ進める。ステップ
13では、マイコン108は既に受信している主電源タ
イマー107の信号により、図2の圧縮機101は十分
に暖まっていないと判断している状態で、圧縮機101
を動作させる運転電源である運転スイッチ9の信号によ
り、圧縮機101の停止信号である運転スイッチ9がO
FFの時は、図2の圧縮機101が運転されないために
ステップ12へ戻し、圧縮機の運転信号である運転スイ
ッチ9がONの時は、圧縮機が運転されるため、ステッ
プ14、15へと順次進める。ステップ14、15で
は、マイコン108は主電源タイマー107の信号に基
ずき、圧縮機101は十分に暖まっていないと判断して
いる状態で、運転スイッチ9の信号より、圧縮機101
の運転信号を受信しているので、補助継電器A11と補
助継電器B12とに同時に通電したのち、ステップ12
へ戻る。このため、図3に示す、補助継電器A11のa
接点である11aが閉じて、圧縮機用電磁接触器5に通
電され、この5のb接点である5bが開き、5aが閉じ
るので、クランクケースヒータ106は切れて、圧縮機
用電動機101aに通電されて、図2の圧縮機101が
運転されと同時に、また、補助継電器B12のa接点で
ある12aも閉じているので、電磁弁120に通電され
て、図2のバイパス回路配管110が開き、高圧・高温
の冷媒ガスが圧縮機101へ流れ、圧縮機内部の潤滑油
は暖められて、フォーミング現象、及び図5の2の状態
である高い油濃度となって潤滑不良等を防止した状態
で、圧縮機101は運転された後、ステップ12へ戻
る。また、ステップ16では、マイコン108は既に受
信している主電源タイマー107の信号により、図2の
圧縮機は十分に暖まっていると判断している状態で、運
転スイッチ9の信号により、圧縮機101の停止信号で
ある運転スイッチ9がOFFの時は、ステップ12へ戻
し、圧縮機101の運転信号である運転スイッチ9がO
Nの時は、ステップ17、18へと順次進める。ステッ
プ17、18では、マイコン108は主電源タイマー1
07の信号により、圧縮機101は十分に暖められてい
ると判断している状態で、運転スイッチ9により圧縮機
101の運転信号を受信しているので、補助継電器A1
1に通電して、同時に補助継電器B12には通電せず
に、12へ戻る。このため、図3に示す、補助継電器A
11のa接点11aが閉じて、圧縮機用電磁接触器5に
通電されて、この5のb接点である5bが開き、5aが
閉じるので、クランクケースヒータ106は切れて、圧
縮機用電動機101aに通電されて、図2の圧縮機10
1は運転されるが、補助継電器B12のa接点である1
2aが開いているので、電磁弁120に通電されないた
め、図2のバイパス回路配管110は閉じたままの状態
となり、高圧・高温の冷媒ガスが圧縮機101へ流れな
いので、圧縮機内部の潤滑油及び低圧側冷媒は高圧・高
温の冷媒ガスにより更に過熱・加圧されることなく最適
状態で、圧縮機101が運転された後、ステップ12へ
戻る。なお、圧縮機101に取り付けられたクランクケ
ースヒータ106の電圧積算時間、電流積算時間、また
は電力積算時間として、圧縮機101を動作させる主電
源の電圧積算時間、電流積算時間、または電力積算時間
でもクランクケースヒータ106の断線事故がなければ
同様の効果が奏せられる。以上説明したように、圧縮機
内部の潤滑油及び低圧側冷媒は異常過熱・加圧されるこ
となく常に予め設定された温度範囲内の最適状態で、圧
縮機は運転されるので、起動時のフォーミング現象及び
潤滑不良を防ぐと同時に、熱エネルギーの増大を防いだ
冷却運転効率が良く、異常過熱による冷媒の分解と潤滑
油の劣化及び潤滑油の粘度低下による摺動部の摩耗等を
抑え、しかも冷却運転中の液圧縮を防いだ信頼性の高い
空気調和装置が得られる。
【0016】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように高圧側
冷媒配管と低圧側冷媒配管とを連通するバイパス配管に
設けた電磁弁により制御される圧縮機内部の潤滑油温度
に相当する圧縮機の動作状態を検出し、この検出した圧
縮機の動作状態と予め設定された動作状態とを比較し、
この比較した出力に基ずき前記電磁弁を制御し、前記圧
縮機の動作状態を常に最適に維持して圧縮機を運転させ
るので、消費電力が少なく、信頼性の高い空気調和装置
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1を示す電気回路図である。
【図2】この発明の実施例1及び実施例2を示す空気調
和装置の冷媒配管系統図である。
【図3】この発明の実施例2を示す電気回路図である。
【図4】この発明の実施例2を示すフローチャート図で
ある。
【図5】この発明の実施例1を示す冷媒溶解潤滑油内の
油濃度と圧縮機起動運転時間の関係図である。
【図6】従来の空気調和装置の電気回路図である。
【符号の説明】
101 圧縮機 101a 圧縮機用電動機 102 四方弁 103 凝縮器 104 絞り装置 105 蒸発器 106 クランクケースヒータ 107 主電源タイマー 108 マイコン 110 バイパス配管 120 電磁弁 5 圧縮機用電磁接触器 6 温度調節器 6a 温度調節器のセンサー部 6b 接点 7 時限タイマー 8 室内サーモ 9 運転スイッチ 10 補助リレー 11 補助継電器A 12 補助継電器B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒回路の高圧側冷媒配管と低圧側冷媒
    配管とを連通するバイパス回路配管に設けた電磁弁と、
    前記電磁弁が制御する圧縮機内部の潤滑油温度に相当す
    る圧縮機の動作状態を検出する検出手段と、前記検出手
    段により検出された圧縮機の動作状態と予め設定された
    動作状態とを比較する比較手段と、前記比較手段の出力
    に基ずき前記電磁弁を制御する制御手段と、を備えたこ
    とを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機を暖める熱源の積算時間を検出す
    るステップと、前記圧縮機を動作させる運転電源が投入
    されたことを示す信号を検出するステップと、前記熱源
    の積算時間が予め設定された経過時間内に前記運転電源
    の投入信号が検出されたかどうかを判別するステップ
    と、この判別結果に基ずき前記圧縮機を制御する電磁弁
    を動作させるステップと、を備えたことを特徴とする空
    気調和装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63188465U (ja) * 1987-05-27 1988-12-02
JPS6460787A (en) * 1987-08-31 1989-03-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd Power supply circuit for air conditioner

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