JPS6155021B2 - - Google Patents

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JPS6155021B2
JPS6155021B2 JP55141828A JP14182880A JPS6155021B2 JP S6155021 B2 JPS6155021 B2 JP S6155021B2 JP 55141828 A JP55141828 A JP 55141828A JP 14182880 A JP14182880 A JP 14182880A JP S6155021 B2 JPS6155021 B2 JP S6155021B2
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JP
Japan
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heating
circuit
cooling
refrigerant
temperature
Prior art date
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JP55141828A
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English (en)
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JPS5661558A (en
Inventor
Deii Koonin Robaato
Esu Reonaado Gearii
Emu Jinsumeia Toomasu
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Carrier Corp
Original Assignee
Carrier Corp
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Publication date
Application filed by Carrier Corp filed Critical Carrier Corp
Publication of JPS5661558A publication Critical patent/JPS5661558A/ja
Publication of JPS6155021B2 publication Critical patent/JPS6155021B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B49/00Arrangement or mounting of control or safety devices
    • F25B49/02Arrangement or mounting of control or safety devices for compression type machines, plants or systems
    • F25B49/022Compressor control arrangements
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B29/00Combined heating and refrigeration systems, e.g. operating alternately or simultaneously
    • F25B29/003Combined heating and refrigeration systems, e.g. operating alternately or simultaneously of the compression type system

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、加熱(暖房)と冷却(冷房)の要求
を同時に充足するための加熱冷却装置およびその
動作方法に関する。
ビルジングの各部屋または囲い区域を冷房する
ために水等の流体を冷却して各部屋に循環させる
ための手段として一般に冷凍装置が使用されてい
る。そのような冷凍装置は、多くの場合、その凝
縮器において相当量の熱を廃棄する。この廃熱
は、直接、あるいは、凝縮器と冷却塔の間で循環
される冷却流体を介して大気へ放散される。しか
しながら、長時間に亘る場合、この廃熱は相当大
きなエネルギーの損失となるので、近年、この熱
を回収して加熱(暖房)負荷即ち要求の一部を充
足するのに利用することに大きな関心が向けられ
るようになつてきた。
この熱を回収するための1つの一般的な技法
は、ブースタ(増圧)圧縮機を使用して、冷凍装
置の凝縮器を通る冷媒蒸気の一部を吸引して更に
圧縮する方法である。次に、この更に圧縮された
冷媒蒸気を別の熱回収用凝縮器に通す。この熱回
収用凝縮器を通して熱伝達流体を通流させ、該凝
縮器内を通る冷媒蒸気と熱交換させる。それによ
つて、冷媒から熱伝達流体へ熱が伝えられ、該流
体を加熱し、冷媒蒸気を凝縮させる。この加熱さ
れた熱伝達流体は、直ちに加熱負荷を充足するの
に使用してもよく、あるいは爾後の使用のために
貯留しておくこともできる。一方、凝縮した冷媒
は冷却回路へ戻されて引続き使用に供される。
上述のように冷却(冷房)回路と加熱(暖房)
回路の両方を有している冷凍装置の場合、変動す
る加熱および冷却負荷に対応するように加熱回路
および冷却回路の容量を変えることが望ましく、
その操作は、通常、加熱回路および冷却回路を通
る冷媒の流量を変更することによつて行われる。
しかしながら、加熱回路を通る冷媒流量が非常に
低い場合にはいろいろな困難が伴う。詳述すれば
このような状態の場合、ブースタ圧縮機が、それ
を通る冷媒蒸気の温度を相当に上昇させ、冷媒
は、化学的に分解される温度レベルに近づく場合
がある。冷媒の化学的分解が生じると、酸性化合
物が発生し、それによつて冷凍機の構造体を損傷
させることになる。しかし、加熱回路の冷媒蒸気
を防止するに当つては、幾つかの考慮すべき要素
がある。第一に、加熱回路の容量と、冷却回路の
容量とは互いに独立して制御することが好まし
い。例えば、加熱回路内の冷媒蒸気が過度に高い
温度に近づいた場合、冷却回路の容量をその最小
値と最大値との間の中間値とすることができる。
第2に、上述の型式のある種の冷凍機において
は、加熱回路内の冷媒蒸気の異常高温を防止する
ための態様は、そのような異常高温に近づいたと
きの冷却回路の実際の容量に応じて変えることが
できる。更に、先に述べたように、この種の冷凍
機にかかる加熱負荷は、一定でなく、例えば周囲
温度等のいろいろ要素の変動に応じて変化する。
加熱負荷がある特定の値以下に低下した場合は、
冷凍機の加熱回路の加熱作用を停止させ、加熱負
荷を別の態様で充足させることが好ましい。しか
しながら、加熱回路と冷却回路の両方を備えてい
る冷凍機においては、加熱回路の加熱作用が停止
されているときであつても、加熱回路が過熱する
のを防止するために該加熱回路に常時冷媒蒸気の
流れを維持しておく必要がある。加熱回路の加熱
作用が停止されているとき、加熱回路へ供給され
る冷媒蒸気が該回路の通常の供給圧力、即ち、冷
凍機の凝縮器の圧力に実質的に等しい圧力である
場合は、加熱回路内の温度を好適なレベルに保持
するには、該回路を通る冷媒蒸気の質量流路を相
当に高く維持しなければならない。従つて、実際
に有効な仕事がなされないにも拘らず、この冷媒
蒸気を圧縮するためにブースタ圧縮機は相当多量
の動力を消耗する。
ブースタ圧縮機を通る蒸気の質量流量を減少さ
せれば、当然該圧縮機の動力所要量も減少する
が、圧縮機が遠心圧縮機である場合は、それを通
る蒸気の質量流量を単に減少させただけでそれと
同時に圧縮機の前後の圧力差を低下させなけれ
ば、圧縮機をサージ状態に近い状態で作動させる
ことになる。周知のように、遠心圧縮機をサージ
状態またはそれに近い状態で作動させることは、
吐出蒸気の温度が高くなり、機械的振動が生じる
ので望ましくない。加熱回路にかかる加熱負荷が
なくなつたとき、冷媒蒸気が通常の供給圧力より
はるかに低い圧力で供給されたとすると、それと
同時に冷媒蒸気の質量流量即ち重量流量も減少
し、それによつて無駄なエネルギーの消耗を少く
する。更に、圧縮機の前後の圧力差を低下させる
のと同時に圧縮機を通る質量流量を減少させれ
ば、圧縮機がサージ状態またはそれに近い状態で
作動するのを防止することができる。
以上のことに鑑みて、本発明の第1の側面は、
ブースタ型熱回収式冷凍機の加熱回路内の冷媒蒸
気の過度の温度上昇を防止することに関する。詳
述すれば、本発明の第1側面は、高圧側と低圧側
を有する冷却回路と、該冷却回路の高圧側から冷
媒蒸気を吸引して圧縮するためのブースタ圧縮機
を含む加熱回路とから成る、加熱需要と冷却需要
の両方を充足させるための装置に関する。この装
置は、また、ブースタ圧縮機から吐出される冷媒
蒸気の温度を感知するための感知器と、該冷媒蒸
気の温度が所定のレベルを越えると該感知器に応
答して加熱回路の加熱作用を停止させる制御器と
を備えている。
本発明の第2の側面は、ブースタ型熱回収式冷
凍機の加熱回路にかかる加熱負荷が所定のレベル
以下に低下したとき加熱回路の加熱作用を停止さ
せることに関する。詳述すれば、本発明の第2側
面は、低圧側と高圧側を有する冷却回路と、加熱
負荷を充足するために該冷却回路の高圧側から冷
媒蒸気を吸引し圧縮するためのブースタ圧縮機を
含む加熱回路とから成る、加熱および冷却需要を
充足させるための装置に関する。本発明によれ
ば、加熱回路にかかる負荷が監視され、加熱回路
にはそれにかかる負荷の変動にかかわりなく、常
時冷媒流が維持される。加熱回路の負荷が所定レ
ベル以下に低下すると、加熱回路の前後の圧力差
が実質的に平衡化され、ブースタ圧縮機の消費電
力を減少させる。更に、好ましい実施態様におい
ては、加熱回路の加熱作用が停止されると、ブー
スタ圧縮機へ送られる冷媒蒸気の圧力が低下さ
れ、加熱回路内の温度を好適なレベルに維持する
のに必要な該熱回路の冷媒蒸気の質量流量を少く
する。
以下に添付図を参照して本発明の好ましい実施
例を説明する。
第1図を参照すると、本発明の原理を組入れた
冷凍機即ち加熱・冷却装置10の概略図が示され
ている。装置10は、冷却回路12と、加熱回路
14とから成る。冷却回路12は、例えば2段圧
縮機18の第1段16によつて構成した主圧縮機
と、主凝縮器20と、主膨脹器22と、蒸発器2
4を含む。加熱回路14は、例えば2段圧縮機1
8の第2段26として構成したブースタ(増圧)
圧縮機26と、熱回収用凝縮器30と、オリフイ
スの如き補助膨脹器32を含む。圧縮機18の第
1段16を通る冷媒蒸気の流量、従つて冷却回路
12を通る冷媒蒸気の流量を制御するために入口
案内羽根34が設けられている。案内羽根34を
最少流量位置と最大流量位置の間で移動させるた
めに位置調整手段(図示せず)が設けられてい
る。圧縮機18の第2段26(即ちブースタ圧縮
機26)、従つて加熱回路14を通る冷媒蒸気の
流量を調整するために調整弁38が設けられてお
り、弁38を最少流量位置と最大流量位置の間で
移動させるための第1の位置ぎめ手段、例えば可
逆電気モータ40が設けられている。加熱回路1
4を蒸発器24のような低圧領域に接続する放出
管42を設け、この導管を通る冷媒流を調整する
放出管弁44と、該弁を開放位置と閉鎖位置との
間で移動させるために電気ソレノイド46のよう
な第2の位置ぎめ手段を設ける。圧縮機18の第
1段16および第2段26を同時に駆動するため
の手段として電気モータ50が設けられている。
モータ40および50およびソレノイド46の
電気制御回路は、第2図に示されている。第2図
の回路を説明するための便宜上、図の左側に各ラ
インを示すための参照番号1〜16が付されてい
る。ソレノイド46は第2図のライン8に示され
ており、モータ40,50はそれぞれライン13
および16に示されている。ソレノイド46は、
L−1,L−2によつて表わされる第1電源に接
続される。モータ40および50は、それぞれ第
2電源L−3,L−4および第3電源L−5,L
−6に接続する。当業者には明らかなように、第
2図の回路にはいろいろなタイプの電源を使用す
ることができる。好適な電源の組合せの1例をあ
げれば、導線L−1とL−2の間に115Vの交流
電流を供給し、導線L−3とL−4の間に280V
の交流電流を、そして導線L−5とL−6の間に
460Vの交流電流を供給することができる。これ
らの電流の周波数はいずれも60Hzである。
第2図の回路は、多数のリレーコイルと、それ
によつて制御される接点を備えているが、第2図
の右側を参照すると、リレーコイルを有する各ラ
インには、そのコイルによつて制御されるリレー
接点を包含しているラインの参照番号が付されて
いる。また、符号Kはリレーコイルを示し、符号
CRはそれによつて制御される接点を示す。例え
ば、ライン1のコイルK3は、ライン1および3
の接点CR3を制御し、ライン11のタイマーリ
レーコイルKT1はライン12の接点CRT1を制
御する。第2図の各リレー接点は、不作動位置即
ち脱勢位置にあるところが示されている。もちろ
ん、冷凍機10のための制御装置には、図に示さ
れていないいろいろなスイツチおよびその他の装
置が設けられている。例えば、制御装置には水ポ
ンプスイツチや、多数の表示ランプが設けられて
いる。これらの部品の追加は、慣用の事項である
から、第2図では省略されている。
第2図のライン5にはプログラムタイマーPT
が概略的に示されている。プログラムタイマー
は、周知であり、一連の操作を順次に制御するの
に使用される。冷凍機10のプログラムタイマー
PTは、それぞれライン5,6,4および1に配
置されているスイツチPT−1,PT−2,PT−
3、およびPT−4を制御し、これらのスイツチ
をプログラムされた一連の段階を通して作動させ
る。プログラムタイマーは、その順序作動のある
点で脱勢され、次に再付勢されると、それが脱勢
された点から操作を再開する。また、周知のよう
に、プログラムタイマーは、その順序動作の各段
階間で所定の時間作動し、各時間間隔は個々に調
節することができる。
最初、スイツチPT−1,PT−2は第2図に実
線で示される位置にあり、スイツチPT−3は開
放しており、スイツチPT−4は閉成されてい
る。第2図のライン9のサーモスタツトスイツチ
Th.Sは閉成されており、ライン9のリレーコイ
ルK1は付勢されている。コイルK1が付勢され
ているので、ライン4の接点CR1は閉成され、
ライン10の接点CR1は開放されている。ライ
ン10の接点CR1が開放位置に置かれると、後
述するようにライン11のタイマーリレーコイル
KT1は脱勢され、リレーKT1が脱勢される
と、ライン12の接点CRT1は閉成される。接
点CRT1が閉成されるので、ライン12のリレ
ーコイルK2が付勢されている。この結果、ライ
ン13の接点CR−2が閉成され、ライン12お
よび14の接点CR2は開放されている。
冷凍機10の作動を開始するためには、ライン
2の始動スイツチSt.Sを手操作で閉成する。それ
によつて、電流はライン1の閉成されているスイ
ツチRT−4および始動スイツチSt.Sを通り、ラ
イン1およびライン2のリレーコイルK3および
KT2を付勢する。コイルKT2は、一定の短か
い時間遅延の後、例えば1分後にライン7の接点
CRT2を閉成する遅延タイマーリレーであり、
その後コイルKT2は、それが付勢されている間
接点CRT2を閉成状態に維持する。一方、コイ
ルK3の付勢によりライン1および3の接点CR
3を閉成する。ライン1の閉成接点CR3は、始
動スイツチSt.Sと並列関係にあり、従つて、リレ
ーコイルK3およびKT2のための保持電流を供
給するので、始動スイツチを放しても電流は保持
される。ライン3の接点CR3が閉成されると、
電流はスイツチPT−4、ライン4の閉成接点CR
1、ライン3の閉成接点CR3、スイツチPT−
1、およびライン5の常閉接点CRT3を通つて
流れ、プログラムタイマーPTを付勢する。
プログラムタイマーPTが付勢されると、スイ
ツチPT−1が破線で示される位置へ移動する。
それによつて、ライン5のプログラムタイマー
PT、常閉接点CR4およびCRT3のための保持
電流が供給される。次に、スイツチPT−2が破
線で示される位置へ移動し、油ポンプリレーコイ
ルO.P.を付勢し、それによつて圧縮機モータ5
0のための給油ポンプ(図示せず)を始動させ
る。圧縮機モータ50内の潤滑油の圧力を適当な
レベルにまで上昇させることができる短かい時間
遅延後、プログラムタイマーPTはスイツチPT−
4を開放し、次いでスイツチPT−3を閉成して
圧縮機モータ50を始動する。スイツチPT−4
が開放された状態では、圧縮機モータ50を始動
させる過程は、ライン2の安全スイツチSab.Sが
閉成されているときにのみ継続される。安全スイ
ツチSab.Sは、例えば圧縮機モータ50内の潤滑
油の圧力が低い等の望ましくない状態が生じたと
きモータ50の作動を阻込または停止させる複数
の安全スイツチを代表して示されたものである。
その他の安全スイツチも、当該技術分野において
周知であり、冷凍機10に容易に組入れることが
できる。
安全スイツチSab.Sは、それによつて感知され
るパラメータがすべて許容しうる範囲内にある限
り、閉成されたままである。電流は、安全スイツ
チSab.S、ライン4の閉成接点CR3、およびス
イツチPT−3を通つて流れ、ライン3のリレー
コイルK4を付勢する。リレーコイルK4が付勢
されると、ライン3およびライン16のリレー接
点CR4が閉成され、ライン5の接点CR4は開放
される。ライン3の接点CR4は、スイツチPT−
3と並列関係にあり、リレーコイルK4に保持電
流を供給するので、スイツチPT−3は開放させ
ておくことができる。ライン5の接点CR4はプ
ログラムタイマーPTと直列関係にあり接点CR4
が開放すると、プログラムタイマーは脱勢され
る。ライン16の接点CR4は圧縮機モータ50
と直列関係にあるので、接点CR4が閉成される
と、圧縮機モータ50が作動される。実際の実施
においては、コイルK4の付勢に応答してモータ
始動機(図示せず)が作動され、それによつて圧
縮機モータ50を始動させるようにすることがで
きる。かくして、圧縮機モータ50が始動され、
冷凍機10が作動状態に置かれ、プログラムタイ
マーPTは脱勢される。スイツチPT−3が閉成し
ても、安全スイツチSab.Sが開放されると、コイ
ルK4は付勢されず、安全スイツチが閉成される
までモータ50は始動されない。同様に、モータ
50が作動しているとき安全スイツチSab.Sが開
放されると、コイルK4が脱勢され、ライン16
の接点CR4が開され、モータ50は、安全スイ
ツチが再び閉成されるまで、不作動にされる。
第1図を参照して冷凍機10の作動を説明する
と、圧縮機18の第1段16は、圧縮された高温
の冷媒蒸気を導管52を介して主凝縮器20内へ
吐出する。冷媒は、主凝縮器内を通り、その際、
該凝縮器内に配置された熱交換コイル54内を循
環する外部の熱交換媒体、例えば水に対して熱を
放出して凝縮する。かくして凝縮した冷媒は、主
膨脹器22を通り、圧力および温度を低下せしめ
られる。かくして、膨脹した冷媒は、蒸発器24
を通り、その際、該蒸発器内に配置された熱交換
コイル56内を通る外部からの熱交換媒体、例え
ば水から熱を吸収して蒸発し、一方の熱伝達媒体
を冷却させる。この冷却した熱伝達媒体は、冷却
負荷を充足するのに使用することができる。一
方、蒸発した冷媒は、蒸発器24から導管58を
通つて圧縮機18の第1段18内へ吸引される。
先に述べたように、圧縮機18の第1段16
は、冷却回路12を高圧側60と低圧側62とに
分離しており、冷却回路の高圧側から圧縮機18
の第2段即ちブースタ圧縮機26へ冷媒蒸気を導
くためのブースタ導入管64が設けられている。
第1図の実施例においては、導入管64は、主凝
縮器20に接続されており、該凝縮器を通る冷媒
蒸気の一部を圧縮機の第2段26へ導く。別法と
して、導管64は、吐出導管52に直接接続して
もよい。圧縮機18の第2段26は、そこへ導入
されてくる冷媒蒸気を更に圧縮してその温度およ
び圧力を更に上昇させる。この更に圧縮された蒸
気は、導管66内へ吐出され、熱回収用凝縮器3
0へ送られる。冷媒蒸気は、凝縮器30内におい
て該凝縮器内に配置された熱交換コイル70内を
通る熱伝達流体、例えば水に対して熱交換関係を
なして通され、該熱伝達流体を加熱し、冷媒蒸気
は凝縮する。この加熱された熱伝達流体は、加熱
負荷を充足するのに使用することができる。熱回
収用凝縮器30内で凝縮した冷媒は、例えばオリ
フイス32のような補助膨脹器および冷媒導管7
2,74を含む戻し手段を通つて冷却回路12へ
戻される。詳述すれば、熱回収用凝縮器30から
の凝縮した冷媒は、導管72を経てオリフイス3
2を通り、それによつて圧力および温度を低下せ
しめられて導管74を通つて冷却回路12の主膨
脹器22へ戻され、冷却回路内での使用に供され
る。
案内羽根34は、冷却回路12にかかる負荷の
変動を表わす幾つかの要素のうちの任意の1つま
たは複数の要素に応答して制御されるようにし、
それによつて冷却回路の容量を変更するように構
成することができる。例えば、案内羽根34は、
蒸発器24の熱交換コイル56から流出してくる
流体の温度に応答して制御されるようにすること
ができる。その場合、冷却(冷房)負荷が増大ま
たは減少すると、それに対応して羽根34は、最
少冷媒蒸気流量位置と最大冷媒蒸気流量位置との
間で移動し、圧縮機18の第1段16、従つて冷
却回路12を通る冷媒蒸気流量を増大または減少
させる。同様にして、加熱回路14にかかる負荷
の変動を表わす任意の1つまたは複数の要素に応
答して調整弁38が制御されるようにし、それに
よつて加熱回路の容量を変えるようにすることが
できる。例えば、弁38は、熱回収用凝縮器30
の熱交換コイル70から排出される流体の温度に
応答して制御されるようにすることができる。そ
の場合、加熱負荷が増大すると、第2図のライン
13の常開スイツチ76が閉成されてモータ40
を作動させ、弁38を最大冷媒蒸気流量位置の方
へ移動させ、それによつて圧縮機18の第2段2
6、従つて加熱回路14を通る冷媒蒸気流量を増
大させる。反対に、加熱負荷が減少すると、第2
図のライン15の常開スイツチ78が閉成されて
モータ40を作動させ、弁38をその最少流量位
置の方へ移動させ、それによつて加熱回路14を
通る冷媒蒸気の流量を減少させる。スイツチ76
および78は、機械的スイツチであつてもよく、
あるいはソリツドステートの電子素子であつても
よい。
このように、弁38の制御により、冷凍機10
にかかる加熱負荷が減少すると、加熱回路14を
通る冷媒蒸気流量も減少する。かくして、ブース
タ圧縮機26を通る冷媒蒸気の流量が減少するに
つれて、該圧縮機から吐出される冷媒蒸気の温度
は上昇する。先に述べたように、ブースタ圧縮機
26を通る冷媒蒸気の流量が非常に低い場合は、
それから吐出される蒸気の温度が、冷媒が冷凍機
10の構造を損傷するような成分に化学的に分解
する温度レベルに近づく場合がある。このことに
鑑みて、本発明の冷凍機10は、ブースタ圧縮機
26を通る冷媒蒸気の温度が所定の値を越える
と、加熱回路14の加熱作用を停止させ、該回路
内の冷媒の温度を低下させるように構成されてい
る。
第1および2図に示された好ましい実施例にお
いては、この加熱作用停止手段は、サーモスタツ
トスイツチTh.Sと放出管42を含む。サーモス
タツトスイツチTh.Sは、圧縮機18の第2段か
ら吐出される冷媒蒸気に対して伝熱関係をなすよ
うに配置する。例えば、スイツチTh.Sは導管6
6に装着することができる。スイツチTh.Sは、
第2図のライン9にリレーコイルK1と直列に接
続されており、先に述べたように、常閉スイツチ
である。スイツチTh.Sは、ブースタ圧縮機26
から吐出される冷媒蒸気の温度が所定値を越える
と、開放する。その結果、第2図から明らかなよ
うに、リレーコイルK1が脱勢されてライン4の
接点を開放し、ライン11のタイマーリレーKT
1に関連するライン10の接点CR1を閉成す
る。タイマーリレーKT1は、遅延オフ型ソリツ
ドステートタイマーであり、ライン10の接点
CR1が閉成されると付勢状態に電気的にロツク
され、ライン10の接点CR1が閉成されている
間付勢されており、かつ、接点CR1が開放され
た後所定の時間だけ付勢されたままに保持され
る。ライン11のタイマーリレーKT1が作動さ
れると、ライン12の接点CRT1が開放されて
リレーコイルK2を不作動にする。その結果、ラ
イン13の接点CR2を開放し、ライン8および
14の接点CR2を閉成する。ライン13の接点
CR2が開放位置にあるときは、モータ40は、
スイツチ76が閉成しても作動されず、弁38を
開放方向(最大流量位置の方向)へ移動させるこ
とはない。ライン14の接点CR2が閉成位置に
あるときは、スイツチ78をバイパスしてモータ
40を付勢し、弁38をその最少流量位置の方へ
移動させ、加熱回路14を通る冷媒流量を減少さ
せる。それと同時に、ライン8の接点CR2が閉
成すると、放出弁用ソレノイド46が作動され
る。
再び第1図を参照して説明すると、ソレノイド
46の作動により放出管弁44が開放され、導管
42を通して冷媒を通流させる。かくして、加熱
回路14は、冷却回路12の低圧側62に連通せ
しめられる。第1図の実施例では、放出管42の
一端は導管72に接続され、他端は蒸発器24に
接続される。あるいは別法として、当業者には明
らかなように、放出管42の一端を熱回収用凝縮
器30または吐出管66に接続し、他端を吸入管
58に接続してもよい。蒸発器24内の圧力は熱
回収用凝縮器30およびそれに通じている吐出管
66内の圧力より低いので、加熱回路14を冷却
回路の蒸発器24に連通させると、凝縮器30お
よび導管66内の圧力が低下する。従つて、ブー
スタ圧縮機26がそこを通る冷媒に与えなければ
ならない圧力増大の量が比較的小さくてすむの
で、該圧縮機によつて圧縮される際に生じる冷媒
の温度上昇も小さくなる。このようにして、ブー
スタ圧縮機26から吐出される冷媒蒸気の温度が
低く抑えられ、冷媒の化学分解を起させて機械を
損傷させるような高温に達することが防止され
る。
ブースタ圧縮機26から吐出される蒸気の温度
が所定値以下に低下すると、サーモスタツトスイ
ツチTh.S.が閉成してコイルK1を再び付勢し、
それによつてライン10の接点CR1を開放させ
る。しかし、ライン11のタイマーリレーKT1
は、所定時間動作し終えるまで付勢されたままに
留まる。この時間遅延により、加熱回路14が再
作動されたとき該回路にかけられる加熱負荷を増
大させることができ、加熱作用が再開されたとき
加熱回路14を通る少くとも適当量の冷媒蒸気流
が確保されるようにする。タイマーKT1が自動
的に不作動になると、ライン12の接点CRT1
が閉成され、コイルK2が付勢される。かくし
て、放出管弁44がライン8の接点CR2および
ソレノイド46の作用により閉鎖され、モータ4
0の制御は、ライン13の接点CR2が閉成さ
れ、ライン14の接点CR2が開放されたことに
よりスイツチ76および78に戻される。
先に述べたように、加熱回路14内の冷媒蒸気
の温度が過度のレベルに近づいたのに対する冷凍
機10の最も望ましい完全な応答は、冷却回路1
2の作動状態によつて違つてくる。詳述すれば、
蒸気温度が過度のレベルに接近したことにより加
熱回路14の作用が停止されたとき、冷却回路1
2に対する負荷が比較的高い場合は、冷却回路の
作動が加熱回路の作用によつて影響されることな
く継続されることが好ましい。反対に、加熱回路
14の作用が停止されたとき冷却回路12に対す
る負荷が比較的低い場合は、冷却回路の作動も同
時に停止されることが好ましい。さもないと、冷
却回路を通る冷媒によつて放出されるすべての熱
が主凝縮器20を介して放出されることになるか
らである。従つて、後にこの熱を熱回収用凝縮器
30を介して回収することができるようになるま
で一時的に冷却回路の作動を停止することが好ま
しい。
以上のことに鑑みて、冷凍機10に対する冷却
負荷を感知するための感知手段を設ける。第1図
に示された好ましい実施例においては、この感知
手段は、案内羽根34の位置を検出するための案
内羽根スイツチG.V.S.から成る。スイツチG.V.S
は、冷却回路にかかる負荷が所定値以下になると
開放し、案内羽根34が、冷却回路12の負荷が
所定値に等しくなつたことを表わす位置にまで移
動されると閉成され、冷却回路の負荷が所定値ま
たはそれ以上である限り閉成されたままに留ま
る。第2図を参照して説明すると、案内弁スイツ
チG.V.S.は、ライン3に配置されている。サーモ
スタツトスイツチTh.S.が開放しているとき案内
羽根スイツチG.V.S.が閉成されていると、ライン
4の接点CR1が開放されていても、電流がライ
ン3のリレーコイルK4および案内羽根スイツチ
G.V.S.を通つて依然として流れているので、冷却
回路12は作動し続ける。コイルK4は付勢され
たままに保持されているので、ライン16の接点
CR4は閉成されたままであり、圧縮機モータ5
0は電源に接続されたままに保持される。かくし
て、冷凍機10は、「加熱および冷却」作動態様
から「冷却のみ」の作動態様に変換される。
しかしながら、サーモスタツトスイツチTh.S.
が開放しているとき案内羽根スイツチG.V.S.が開
放されると、冷却回路12の作動を含めて、冷凍
機の作動が一時的に停止される。詳述すると、ラ
イン4の接点CR1が、ライン9のサーモスタツ
トスイツチTh.S.が開放したことに応答して開放
され、それと同時に案内羽根スイツチG.V.S.が開
放されると、ライン3のリレーコイルK4が電源
から切断され脱勢される。その結果、ライン5の
接点CR4が閉成され、ライン3および16の接
点CR4が開放される。ライン16の接点CR4の
開放により圧縮機モータ50が電源から切られ
る。それによつて圧縮機18が不作動にされ、冷
凍機10の作動が停止される。それと同時に、ラ
イン5の接点CR4の閉成によりプログラムタイ
マーPTが付勢される。プログラムタイマーPT
は、その順序制御を続け、スイツチPT−3を開
放して、後に圧縮機モータ50を再始動させるよ
うにスイツチPT−3をリセツトする。次いで、
スイツチPT−4が閉成されて、安全スイツチ
Sab.Sが開放されるようなことがあつても、リレ
ーコイルK3およびKT2を付勢状態に維持す
る。次に、スイツチPT−2が第2図に実線で示
される位置へ移動され、給油ポンプO.P.を不作
動にし、ライン7の閉成接点CRT2を介してリ
レータイマーKT3を付勢する。その結果、ライ
ン5の接点CRT3が開放されてプログラムタイ
マーPTを不作動にする。
タイマーKT3は、圧縮機モータ30、従つて
冷凍機10を所定の時間だけ不作動状態に維持
し、モータ50および冷凍機が過度に頻繁にオ
ン・オフされるのを防止する。冷凍機10の再始
動を遅延させることは、また、冷凍機が再始動さ
れたときに冷凍機にかけられる加熱負荷および冷
却負荷を増大させておくことを可能にする。この
ようにして、冷凍機10およびモータ50は、再
始動されたとき比較的高い、効率的な容量で作動
することができる。タイマーKT3がその作動を
終えると、ライン5の接点CRT3が閉成されて
プログラムタイマーPTを付勢し、プログラムタ
イマーPTがその制御操作を続ける。詳述すれ
ば、プログラムタイマーPTは、スイツチPT−1
を第2図に実線で示される位置へ移動させる。こ
れは、プログラムタイマーPTの制御順序の最後
の段階であり、この段階を終えると、プログラム
タイマーは、その制御順序を再び開始する。即
ち、スイツチPT−1,PT−2を第2図に破線で
示される位置へ戻す。ライン7のタイマーリレー
KT3は「インターバルタイマー」であり、一旦
作動を終了すると、再作動させるためにはその前
に一旦電源から切らなければならない。従つて、
タイマーKT3は、自動的にその作動を終えた時
点で電源に接続されており、スイツチPT−2が
実線位置にあつたとしても、作動終了後すぐには
再始動しない。次に、安全スイツチSab.S.が閉成
されていない限り圧縮機モータ50が再始動され
ないようにするためにスイツチPT−4が開放位
置へ移動し、次いで、スイツチPT−3が閉成さ
れる。タイマーKT3の休止時間はライン11の
タイマーKT1の休止時間より長することが好ま
しい。従つて、スイツチPT−3がタイマーKT3
の作動が終了した結果として閉成されると、ライ
ン4の接点CR1が閉成され、スイツチPT−3の
閉成により先に説明したように圧縮機モータ50
を始動させる。
当業者には明らかなように、弁38および44
は、それぞれ電気モータ40および電気ソレノイ
ド46以外の手段によつて操作することもでき
る。例えば、弁38,44を位置ぎめするための
手段として液圧または空気圧装置を使用すること
ができる。更に、ブースタ圧縮機26から吐出さ
れる蒸気の温度も、サーモスタツトスイツチ以外
の手段、例えば感温球によつて感知することがで
きる。また、加熱回路14の加熱作用は、上述し
た態様以外のいろいろな態様によつて停止させる
ことができる。例えば、主圧縮機16とブースタ
圧縮機26を別々の駆動手段によつて駆動するよ
うにした冷凍機の場合、ブースタ圧縮機の駆動手
段を不作動にすることによつて回路14の加熱作
動を停止させることができる。
上述したように、冷凍機10は、加熱回路14
内の冷媒蒸気の温度が望ましくない高いレベルに
近づくと、該回路の加熱作動を停止させ、この蒸
気温度が実際に望ましくないレベルに達するのを
防止する。先に述べたように、他の理由から回路
14の加熱作動を停止させることが望ましい場合
がある。例えば、加熱回路の負荷が一定のレベル
以下に低下した場合、加熱回路の加熱作動を停止
させる必要がある。図示の好ましい実施例におい
ては、圧縮機18の第2段26は第1段16に直
接連結されているので、第1段が作動していると
きは、加熱回路14の加熱作用が停止されてい
る、いないに拘らず、必ず第2段26も作動して
いる。従つて、加熱回路14の加熱作動が停止さ
れたとき第2段26を通る冷媒流を停止させたと
すれば、加熱回路および圧縮機18の第2段26
の温度が異常に高いレベルに達するおそれがあ
る。従つて、第2段26および加熱回路14には
それにかかる加熱負荷の有無に関係なく、少くと
も最少限の冷媒流を維持する必要がある。
第2段26を通してのこの最少限の冷媒蒸気流
を第1段16からの吐出圧で供給するとすれば、
第2段26および加熱回路14内の温度を所定の
最大限度以下に維持するには相当大きな質量流量
の冷媒蒸気流が必要とされる。しかも、第2段2
6は、何ら有効な仕事をするわけでもないのにそ
れを通る冷媒蒸気を圧縮することのために相当量
の動力を消費することになる。最少限の流量の蒸
気流を比較的低い圧力源から第2段26へ供給す
るようにすれば、蒸気の所要質量流量を少くする
ことができ、同時に、無駄な動力の消費を減らす
ことができる。更に、第2段26の吐出側の圧力
を低下させることによつて加熱回路14の加熱作
用を停止させれば、第2段26の動力消費を更に
減少させ、第2段の所要揚程を最低限にすること
ができる。
第3図を参照すると、本発明の冷凍機10の変
型実施例が示されている。この冷凍機は、回路1
4にかかる加熱負荷が所定のレベル以下に低下し
たとき回路14の加熱作用を停止させ、それと同
時に、回路14を通しての圧力差を低くし、ブー
スタ圧縮機26へ通常の供給圧力よりはるかに低
い圧力で冷媒蒸気を供給するように構成したもの
である。
第3図の実施例の各構成要素のうち第1図の実
施例の構成要素と同様な要素は、第1図に使用さ
れたのと同じ参照番号で示されている。第3図の
実施例の冷凍機は、第1図のものには設けられて
いない幾つかの要素、即ち、温度感知器82と、
発信線84と、スイツチ86と、電線L−7,L
−8を有している。更に、この実施例では、弁3
8および44は、それぞれ位置ぎめ手段88およ
び90によつて制御する。位置ぎめ手段88,9
0は、電線L−7,L−8に接続した電気ソレノ
イドであることが好ましい。
温度感知器82は、熱回収用凝縮器30から流
出する熱伝達流体の温度を感知する。その感知さ
れた温度が所定値以下に低下し、加熱回路14の
負荷が所定レベル以下に低下したことを示すと、
感知器82は信号を発する。この信号は、線84
を介してスイツチ86へ送られ、スイツチ86を
閉成する。その結果、位置ぎめ手段88,90が
作動され、それぞれ弁38を実質的に閉鎖し、弁
44を開放する。弁38がその実質的に閉鎖した
位置に置かれると、導管64を通してブースタ圧
縮機26の吸入側へ流れる冷媒の流量を最少限に
する。弁44が開放されると、流れ制限装置2
2,32を迂回して導管42を通るバイパス流路
が設定される。かくして、熱回収用凝縮器30が
直接凝縮器24に連通され、その結果として、凝
縮器30内の圧力は凝縮器24の圧力にまで低下
する。従つて、流れを起させるのにブースタ圧縮
機26が創生しなければならない圧力を実質的に
低くすることができる。更に、弁38の実質的な
閉鎖により、導管64を通つてブースタ圧縮機2
6の吸入側へ送られる冷媒蒸気の圧力が実質的に
低下し、それによつて、ブースタ圧縮機の温度を
好ましい最大限度以下に維持するのに必要な冷媒
蒸気の質量流量の所要量を最少限にする。
ブースタ圧縮機26の吐出側を凝縮器30の圧
力とほぼ等しい圧力に置き、ブースタ圧縮機の吸
入側を通る冷媒蒸気の圧力を相当に低下させるこ
とによつて、該圧縮機の所要揚程が最少限にされ
るとともに、冷凍機に対する加熱負荷が停止され
たとき、ブースタ圧縮機の温度を所望の作動点以
下に維持するのに必要とされる冷媒の質量流量が
少くされ、動力の無駄な消耗を減少させる。実際
上、ブースタ圧縮機26の前後の圧力差は、実質
的に平衡化され、冷凍機10内のほぼ最低レベル
にまで低下される。
上述のように弁38を通して最少限の流量の冷
媒流を通すことができるようにする代りに、弁4
4が開放されたとき弁38が完全に閉鎖されよる
うにすることもできる。この場合、導管58と、
導管64の弁38より下流の部位とを連通させる
ために逆止弁94を備えた導管92を設ける。弁
38が完全に閉鎖されると、該弁より下流の導管
64内の圧力が低下し、それによつて逆止弁94
が開放されて導管58からブースタ圧縮機26の
吸入側へ冷媒が流れるのを許容する。逆止弁94
が開放された状態では、ブースタ圧縮機26は、
それを安全な作動温度に維持するのに必要な冷媒
流を受取る。第1圧縮機段16の吸入側圧力とほ
ぼ等しい圧力で導管92を通つて流れる冷媒流
は、所要の低圧の冷媒蒸気をブースタ圧縮機26
の吸入口へ供給する。更に、導管92を通して送
給される蒸気の温度は、冷凍機10内のほぼ最低
レベルの温度であるから、ブースタ圧縮機26の
作動温度は相当に低下される。
以上、本発明を好ましい実施例に関連して説明
したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、本発明の精神および範囲内においていろいろ
な変型が可能であることは当業者には明らかであ
ろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は加熱回路内の蒸気温度が過度に上昇す
るのを防止するように構成した本発明の蒸気圧縮
式熱回収型冷凍機の概略図、第2図は第1図の冷
凍機の電気制御回路の概略図、第3図は加熱負荷
が所定レベル以下に低下したとき加熱作用を停止
させるように構成した熱回収型冷凍機の概略図で
ある。 図中、10は冷凍機、12は冷却回路、14は
加熱回路、16は圧縮機18の第1段、20は主
凝縮器、24は蒸発器、26はブースタ圧縮機す
なわち圧縮機18の第2段、30は熱回収用凝縮
器、32は補助膨脹器、34は入口案内羽根、3
8は弁、40は位置ぎめ手段、42は放出管、
Th.S.はサーモスタツトスイツチ、44は放出管
弁、46はソレノイド、50はモータ、60は高
圧側、62は低圧側、64はブースタ導入管、7
2,74は導管、G.V.S.は案内羽根スイツチ、L
−1,L−2,L−3,L−4,L−5,L−6
は電源、K1,K2,K3,K4はリレーコイ
ル、CR1,CR2,CR3,CR4は接点、82は
温度感知器、84は発信線、86はスイツチ、9
0は位置ぎめ手段、92は導管、94は逆止弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 高圧側60と低圧側62を含む、冷却要求を
    充足するための冷却回路12と、該冷却回路の高
    圧側60から冷媒蒸気を吸入し圧縮するためのブ
    ースタ圧縮機26を含みかつ加熱要求を充足する
    ための加熱回路14と、戻り導管72,74と補
    助膨張器32を含み該加熱回路から冷却回路へ冷
    媒を戻すための戻し機構72,74,32とから
    成る加熱要求および冷却要求を充足するための加
    熱・冷却装置10において、 (イ) 前記ブースタ圧縮機から吐出される冷媒蒸気
    の温度を感知するための温度感知器Th.S.と、 (ロ) ブースタ圧縮機26を介して前記蒸気の流れ
    を制御する弁手段38と、 (ハ) 前記温度感知器に応答して前記弁手段を制御
    し前記ブースタ圧縮機26から吐出される蒸気
    の温度が所定の温度を越えた際に前記加熱回路
    14を介して蒸気の流量を低減させる第1の位
    置ぎめ装置40と、 (ニ) 前記加熱回路14からの冷媒を前記冷却回路
    12の低圧側62へ伝達する放出管42と、 (ホ) 前記放出管を介して冷媒の流れを制御する放
    出管弁44と、および (ヘ) 前記温度感知器Th.S.に応答して前記ブース
    タ圧縮機から吐出される蒸気の温度が所定の温
    度を越えた際に前記放出管弁44を開く第2の
    位置ぎめ装置46と、 を備えていることを特徴とする上記加熱冷却装
    置。 2 特許請求の範囲第1項記載の装置において、
    該装置は更に前記冷却回路12への要求を感知す
    るものであつて案内羽根34の位置を検出する案
    内羽根スイツチG.V.Sを有する感知装置、および
    前記冷却回路の冷却作用を停止させるように働く
    接点手段CR4とを備え、前記感知装置によつて
    感知された冷却要求が所定の負荷以下でありかつ
    前記ブースタ圧縮機から吐出される蒸気の温度が
    前記温度感知器Th.S.で感知した所定の温度を越
    えた際に前記冷却回路の冷却作用を一時的に停止
    させることを特徴とする上記加熱冷却装置。 3 高圧側60と低圧側62を含み冷却要求を充
    足するための冷却回路12と、加熱要求を充足す
    るための加熱回路14とを有する加熱冷却装置の
    動作を制御する方法であつて、かつ前記冷却回路
    の高圧側60へ前記加熱回路14を介して冷媒蒸
    気を通す段階と、前記加熱回路を通る前記冷媒蒸
    気を圧縮する段階と、および前記加熱回路を介し
    て通る冷媒からの熱を第1の熱伝達流量へ伝達加
    熱負荷を充足させる伝達段階とを有する方法にお
    いて、(イ)加熱負荷の状態によつて前記加熱回路を
    通る蒸気流量を増大または低減させる段階と、か
    つ(ロ)前記加熱回路14を通る冷媒の温度が所定の
    温度を越えたか越えないかにしたがつて前記加熱
    回路から前記冷却回路12の低圧側62への前記
    蒸気の吐出を調整し前記加熱回路内の圧力を増大
    または低下させる段階を備えたことを特徴とする
    上記動作方法。 4 特許請求の範囲第3項記載の方法において、
    (ハ)前記加熱負荷が所定レベル以下に低下した際
    に、前記加熱回路14と前記冷却回路の低圧側6
    2を連絡して両回路の間の圧力をほぼ等しくし、
    かつ(ニ)前記加熱回路14を通る冷媒蒸気の圧力を
    同時に低下させる段階とを備え、よつて加熱負荷
    と無関係に前記加熱回路14を通る冷媒を最小限
    に維持することを特徴とする上記動作方法。
JP14182880A 1979-10-09 1980-10-09 Method of and apparatus for meeting heating demand and cooling demand and controller for said method of apparatus Granted JPS5661558A (en)

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