JPH05296378A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH05296378A
JPH05296378A JP4102563A JP10256392A JPH05296378A JP H05296378 A JPH05296378 A JP H05296378A JP 4102563 A JP4102563 A JP 4102563A JP 10256392 A JP10256392 A JP 10256392A JP H05296378 A JPH05296378 A JP H05296378A
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JP
Japan
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pipe
nut
biting
tightening
biting member
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JP4102563A
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JP2659491B2 (ja
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Shuji Fukushima
修司 福島
Hiroshi Oya
博 大矢
Shinichi Fujita
慎一 藤田
Hiroshi Inagaki
寛 稲垣
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Hitachi Metals Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、接続管と接続する際、ナットと食込
み部材を分解せずに継手本体内に管を挿入することが出
来、且つナットの締付けによる接続管のねじれが発生し
ない管継手を提供するものである。 【構成】端部に内側円錐面を有す継手本体と継手本体に
螺合するナットと継手本体とナットとの間に装着した食
込み部材とからなり、前記ナットを締め付けることによ
り、食込み部材が継手本体内に装着した接続管の外面を
縮径して接続管との気密と引き抜け阻止を行う管継手に
おいて、前記食込み部材は継手本体内側円錐面に当接す
る外面円錐面と、外面円錐面に継手本体の端面に当接す
るつば部とを設けたことを特徴とする管継手である。前
記食込み部材のつば部は接続管挿入時の手による推力で
は変形しないがナット締付け時の推力で変形する強度を
持ったものが使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は接続管を接続する際、ナ
ットと食込み部材を分解せずに管の挿入が容易に出来、
且つナットを締め付けても食込み部材の回転がほとんど
なく、管にねじれを発生させない管継手に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂管に使用される管継手として
実開平2−56994号で開示された図6に示すものが
ある。この管継手は継手本体90の一端に接続管91の
装着部92を形成し、装着部92に装着した接続管91
の外面を、内面に食込み歯を有する食込み部材93でナ
ット94の締付けによって縮径し、管91の引き抜け阻
止を行うものである。
【0003】この種の管継手ではナット94の食込み部
材との当接面が円錐面になっており、食込み部材の本体
90との当接面よりも摩擦抵抗が大きいため、ナット9
4を締付けた際、食込み部材93が回転し接続管91を
回転させようとするため、接続管91の他端が接続して
あって固定されている場合、接続管にねじり応力が発生
する。このため接続管に発生したねじり応力によって接
続部の管が回転して接続部から漏れたり、接続管91の
流過面積が減少したり、管の回転に連れて他端の接続部
のナットが緩んだりする問題があった。
【0004】また接続管のねじれが発生しない管継手と
して実開平1−98991号で開示された図7に示すも
のがある。この管継手は継手本体80の一端に接続管9
1の装着部82を形成し、装着部82に装着した接続管
91の外面を食込み部材83でナット84の締付けによ
って縮径し、管91の引き抜け阻止を行うものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この管継手では食込み
部材の本体80との当接面が円錐面になっており、ナッ
ト84の当接面よりも摩擦抵抗が大きいためナット84
の締付けの際、食込み部材83が回転することはほとん
どない。しかしこの構造は、ナットと食込み部材を分解
せずに本体の装着部82へ接続管91を挿入しようとす
ると、接続管91の先端に食込み部材が押されて傾いた
り、縮径したりするため、管91を容易に挿入すること
が出来なくなる。従ってこの管継手はナットと食込み部
材を分解して管91に予め外装してから組み付ける必要
があり、そのために食込み部材の組み付け方向を間違え
る等の施工ミスを起こす問題があった。
【0006】本発明は上記の問題点を解消するもので、
接続管と接続する際、ナットと食込み部材を分解せずに
継手本体内に管を挿入することが出来、且つナットの締
付けによる接続管のねじれが発生しない管継手を提供す
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、端部に
内側円錐面を有す継手本体と継手本体に螺合するナット
と継手本体とナットとの間に装着した食込み部材とから
なり、前記ナットを締め付けることにより、食込み部材
が継手本体内に装着した接続管の外面を縮径して接続管
との気密と引き抜け阻止を行う管継手において、前記食
込み部材は継手本体内側円錐面に当接する外面円錐面
と、外面円錐面に継手本体の端面に当接するつば部とを
設けたことを特徴とする管継手である。前記食込み部材
のつば部は接続管挿入時の手による推力では変形しない
がナット締付け時の推力で変形する強度を持ったものが
使用される。
【0008】
【作用】本発明は上記の構成であるから、管継手に接続
管を挿入する際、接続管の先端が食込み部材の内周穴を
通過するとき、食込み部材のつば部が継手本体の端面に
当接して食込み部材の姿勢が正しく直角に保持され、傾
いたり、傾くことによる食込み部材の縮径がなく、スム
−スに食込み部材の内周穴を通過する事が出来る。
【0009】またナット締付けの際、ナットの締付け開
始直後にナットの管軸方向への推力で食込み部材のつば
部が継手本体の端面で変形し、または切断する。従って
ナットの締付けに伴い、食込み部材が本体の内側円錐面
に沿って縮径し内装した接続管の外面を締め付ける。食
込み部材は本体の内側円錐面で規制され、摩擦抵抗が大
きいのでナット締付け時に食込み部材の回転が起こらず
従って管をねじる応力が発生しない。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例を図1ないし図5に基ず
いて説明する。図1において上半分は管2を継手本体1
に挿入し、ナット3を継手本体1と螺合したナット締付
け前の断面図で、下半分はナット締付け完了後の断面図
である。継手本体1は端部外面のおねじ11の内面側に
環状の管装着部12を有し、管装着部12には外周面に
複数の溝13を有する筒状突出部14を設けてあり、接
続する管2の内面でシ−ルされる。筒状突出部14の内
面側は継手本体1の貫通流路15で、また管装着部12
にはテ−パ内面18を形成してあり、食込み部材4のテ
−パ外面43と当接して縮径する。
【0011】ナット3は継手本体1のおねじ11に螺合
するめねじ31と、その奥に食込み部材4の後端部41
に当接する軸直角面32を有し、ナット締付け完了時に
前端面33が継手本体の段部16に当接する。食込み部
材4は図2のごとく、円周の1ヶ所に切割り42を有
し、前端外面にテ−パ外面43を有し、テ−パ外面の大
径側につば部44を有す。後ろ側はラッパ状の薄肉部4
5を設けてあり、後端部41はナット3の軸直角面32
に当接する。内周面には管2の外面に食込みを行う突起
46を2条設けてある。
【0012】図3は食込み部材4のつば部44を示す部
分拡大図で、破線で示す形状はナット締付け完了時のつ
ば部44が変形した状態を示す。管の外径が10mmか
ら50mmの管継手では、つば部44の厚さを0.2m
m〜0.5mmとし、つば部44の付け根部分に丸みを
付けてある。この形状にしたつば部44では、手で管を
挿入する際の推力で変形せず、継手本体の端面に当接し
て姿勢が正しく保持され、従って管を挿入する際食込み
部材4が管の端部や外面で押されて、食込み部材が傾い
たり縮径したりしない。管2を装着後、ナットを締め付
ける際にナットの締付け推力でつば部44が容易に変形
して破線のごとく曲がり本体のテ−パ内面18に沿って
押し込まれ、縮径が行われる。食込み部材はナットと当
接する後端面41に比べて前側のテ−パ外面43の方が
摩擦抵抗が大きいのでナットの締付け回転による食込み
部材の共回り回転がない。
【0013】図4は管の外径が13mmの管継手のナッ
ト締め付け量に対するナットの締付けトルクの関係を示
すものである。ナット3を締付け開始直後は締付けトル
クが急上昇し、A点に達する。このA点でつば部44が
変形する。その後ナット3の締め付けが進むに従い締付
けトルクが上昇し、2.5Kgf・mを越えたB点で食
込み部材の後ろ側薄肉部45の変形が起こり、締め付け
トルクの上昇がほとんどない状態になり、C点に達する
と締め付けが完了する。この締め付け管了位置でナット
3が本体の段部16に突き当り締め付けが完了する。
【0014】なお薄肉部45の強度はつば部44の強度
より強くまたある一定のナット締め付けトルクに達した
ら変形する強度を持ったもので、つば部の厚さの約2倍
から3倍程度が適当である。これにより接続する管の肉
厚寸法に変動があっても管への食込み量がほぼ一定で且
つナットの決められ対置、即ち本体の段部16へナット
端面が突き当たる位置で適正な締付けトルクで締付けを
終了させることが出来、接続に際して締付け不足や過度
の締付けトルクによる締付けを行って問題を発生させる
ことがなく、一定の締付け条件で適切な接続作業を行え
る。
【0015】図5は本発明の別の実施例を示すもので、
継手本体1とナット3との間に装着した食込み部材5は
つば部54の付け根部に丸みがなく、破断しやすいよう
に鋭角に形成してある。ナット3を締め付けた際、締め
付け推力でこのつば部54が本体の端面で専断されて食
込み部材5の外周面で分離する。この実施例の場合も前
記実施例と同様に管装入時は食込み部材が正しく位置保
持され、またナット締め付け時につば部が破断してテ−
パ内面に押し込まれ、締め付けが進んである一定のトル
クになったら後ろ側の薄肉部が55が変形して締め付け
が終了する。
【0016】
【発明の効果】上記の説明のごとく、本発明の管継手
は、管接続時にナットと食込み部材を分解しなくても最
初に継手本体と仮組の状態で管を挿入するだけで接続出
来、またナットを締め付ける際に管が共回りしないの
で、管にねじれや漏れを発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すナット締め付け前と締め
付け後の断面図である。
【図2】本発明の実施例を示す食込み部材の斜視図であ
る。
【図3】図2の食込み部材の部分拡大断面図である。
【図4】ナットの締め付け量と締め付けトルクの関係を
示す図である。
【図5】別の実施例を示す締め付け前と締め付け後の断
面図である。
【図6】従来技術を示す部分断面図である。
【図7】別の従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 継手本体 2 管 3 ナット 4、5食込み部材 12 管装着部 14 筒状突出部 18 テ−パ内面 42 切割り 43 テ−パ外面 44、54 つば部 45 薄肉部 46 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 稲垣 寛 三重県桑名市大福2番地日立金属株式会社 桑名工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端部に内側円錐面を有す継手本体と継手
    本体に螺合するナットと継手本体とナットとの間に装着
    した食込み部材とからなり、前記ナットを締め付けるこ
    とにより、食込み部材が継手本体内に装着した接続管の
    外面を縮径して接続管との気密と引き抜け阻止を行う管
    継手において、前記食込み部材は継手本体内側円錐面に
    当接する外面円錐面と、外面円錐面に継手本体の端面に
    当接するつば部とを設けたことを特徴とする管継手。
JP4102563A 1992-04-22 1992-04-22 管継手 Expired - Fee Related JP2659491B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006207795A (ja) * 2004-12-27 2006-08-10 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 管継手
JP2006233451A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Mym Corp 水栓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006207795A (ja) * 2004-12-27 2006-08-10 Inaba Denki Sangyo Co Ltd 管継手
JP2006233451A (ja) * 2005-02-22 2006-09-07 Mym Corp 水栓

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