JPH05296231A - ゴムロール及びその製造方法 - Google Patents

ゴムロール及びその製造方法

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JPH05296231A
JPH05296231A JP10121892A JP10121892A JPH05296231A JP H05296231 A JPH05296231 A JP H05296231A JP 10121892 A JP10121892 A JP 10121892A JP 10121892 A JP10121892 A JP 10121892A JP H05296231 A JPH05296231 A JP H05296231A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rubber
coating material
roll
rubber coating
roll core
Prior art date
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Pending
Application number
JP10121892A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Sugawara
康次 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05296231A publication Critical patent/JPH05296231A/ja
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  • Rolls And Other Rotary Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ゴム被覆材の交換作業を現場にて簡単にしか
も容易に行うことが出来、作業性を改善することが出来
ると共に、安価に製造でき、更にゴムロールの耐久性も
向上させることが出来るゴムロール及びその製造方法を
提供することを目的とするものである。 【構成】 ゴム被覆材3は、ロール芯金2の周長に略対
応させ、かつ所定幅の複数の円弧状部材4により構成し
てある。この発明の実施例では、円弧状部材4を8分割
に構成してあるが、特に分割する枚数については限定す
るものではない。前記ゴム被覆材3を構成する複数の円
弧状部材4には、ロール芯金2に対して複数の円弧状部
材4を固定するための固定手段5が設けてあり、この固
定手段5としては、締付けバンド6の取付け用溝7が円
弧状部材4の周方向に形成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ゴムロール及びその
製造方法に係わり、更に詳しくは溶剤等の化学薬品類に
浸した状態で使用されるロール芯金にゴム被覆材を被覆
したゴムロール及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、溶剤等の化学薬品類に浸した状態
で使用されるゴムロールは、一般にロール芯金にシート
状のゴム被覆材を加硫接着して構成されている。然しな
がら、この種のゴムロールは、ロール芯金とゴム被覆材
との間に介装される接着剤が溶剤等により溶解したり、
膨潤してゴム被覆材がロール芯金から短期間に剥離して
しまうと言う問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】このため、従来では
ゴム被覆材を短期間に交換する必要がある上、ゴム被覆
材を交換するたびにロール芯金を装置から取外し、ゴム
工場まで運搬して貼り替え作業を行わなければならず、
ロール芯金を装置から取外す作業,ゴムロールの輸送,
古ゴムの剥がし作業,接着処理,ゴムの被覆作業,仕上
げ作業,再輸送,装置への取付け等、ゴムロールが大型
になればなるほど作業性及びコスト面において問題があ
った。
【0004】この発明は、かかる従来の課題に着目して
案出されたもので、ゴム被覆材の交換作業を現場にて簡
単にしかも容易に行うことが出来、作業性を改善するこ
とが出来ると共に、安価に製造でき、更にゴムロールの
耐久性も向上させることが出来るゴムロール及びその製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するため、ゴム被覆材を、ロール芯金の周長に略対応
させ、かつ所定幅の複数の円弧状部材により構成し、こ
の各円弧状部材をロール芯金に固定する手段を設けたこ
とを要旨とするものである。
【0006】
【発明の作用】この発明は上記のように構成され、ロー
ル芯金の外径と略同じ外径を有するマンドレルの外周面
に所定厚さの未加硫のゴム被覆材を巻付け、このゴム被
覆材を加硫した後、ゴム被覆材の表面を仕上げ加工し、
このゴム被覆材に、ロール芯金に対して固定する固定手
段の取付け部を形成し、更にマンドレル上のゴム被覆材
を、軸方向及び周方向に所定の幅と長さに切断して複数
の円弧状部材を製造することにより、ゴム被覆材の交換
作業性を改善でき、また接着剤を特に使用しなくてもロ
ール芯金に分割されたゴム被覆材を固定できるので、ゴ
ムロールの耐久性も向上させることが出来るものであ
る。
【0007】
【発明の実施例】以下、添付図面に基づき、この発明の
実施例を説明する。図1は、この発明を実施したゴムロ
ール1の全体斜視図を示し、2は金属製材料により構成
された円柱状のロール芯金、3はロール芯金の外周面に
被覆されたゴム被覆材を示している。
【0008】前記ゴム被覆材3は、ロール芯金2の周長
に略対応させ、かつ所定幅の複数の円弧状部材4により
構成してある。この発明の実施例では、円弧状部材4を
8分割に構成してあるが、特に分割する枚数については
限定するものではない。前記ゴム被覆材3を構成する複
数の円弧状部材4には、ロール芯金2に対して複数の円
弧状部材4を固定するための固定手段5が設けてあり、
この固定手段5としては、図1〜図4に示すように、締
付けバンド6の取付け用溝7が円弧状部材4の周方向に
形成してある。
【0009】また、上記固定手段5としては、上記の締
付けバンド6と取付け用溝7とに限定されず、例えば、
図5及び図6に示すように、予めロール芯金2の周面に
穿設されたネジ穴(図示せず)と対応して円弧状部材4
の表面に取付け穴8を所定の位置に形成しておき、ロー
ル芯金2にネジ(図示せず)を介して円弧状部材4をそ
れぞれ固定するようにしても良い。
【0010】更に上記の実施例では、ロール芯金2に対
して円弧状部材4を周方向に所定の間隙を隔てて取付け
てあるが、この実施例に限定されず、図7及び図8に示
すように、円弧状部材4の周方向の端部にフランジ部4
aをそれぞれ形成し、取付けた際に円弧状部材4の周面
と略面一となるような押さえ治具9で円弧状部材4を係
合させ、ビス10を介してロール芯金2に対して固定す
るようにしても良い。
【0011】次に、ゴムロール1の製造方法について説
明する。まず、使用するロール芯金2と略同径を有する
マンドレルMを製作し、従来の円筒状のゴムロールと同
様な方法により、図2に示すようにマンドレルMの外周
面に未加硫のゴムシートを巻付けて加硫成形し、円筒状
のゴム被覆材3を成形する。この際、マンドレルMとゴ
ム被覆材3との接着処理は行わない。
【0012】次に、通常のゴムロールと同様に、マンド
レルM上のゴム被覆材3の外周面を、旋盤または研磨盤
にて仕上げ加工を行う。この仕上げ加工の際、マンドレ
ルMとゴム被覆材3の内周面は接着していないものの、
加硫によるゴムの収縮とロール芯金2との摩擦によりゴ
ム被覆材3がスリップして回転することがなく、図2に
示すような精度の良い円筒状のゴム被覆材3が得られ
る。
【0013】このような円筒状のゴム被覆材3を成形し
た後、ゴム被覆材3の外周面に、所定の間隔で旋盤等に
より固定手段5としての締付けバンド6の取付け用溝7
を形成し、更に、旋盤に取付けた刃物によって、円筒状
のゴム被覆材3を図2に示すように軸方向の一点鎖線X
ーXの位置を切断する。図2に示す実施例では、巾方向
(周方向)は切断せずに短尺物を製作して軸方向に図1
のYーYの位置で直列に並べてあるが、図2の加硫時点
では長尺物を製作し、XーXの位置で切断する前に巾方
向(周方向)に切断して短尺化し、より多くの複数の円
筒状部材4を形成することも可能である。
【0014】なお、軸方向の切断は、2ヵ所目以降はマ
ンドレルM上ではできないので、例えば定盤上で行う。
このように成形された複数の円弧状部材4をロール芯金
2に対して組付ける際には、上記第1実施例の場合に
は、ロール芯金2に対して円弧状部材4を配設してお
き、取付け用溝7に締付けバンド6を巻付けて固定する
か、または図5及び図6に示した第2実施例のように円
弧状部材4の表面に形成した取付け穴8と、ロール芯金
2とを図示しないネジにより固定するか、更に、図7及
び図8に示すように、押さえ治具9で円弧状部材4を係
合させ、ビス10を介してロール芯金2に対して固定す
るようにしても良い。
【0015】以上のように、この発明では円筒状のゴム
被覆材3を予め複数の円弧状部材4に成形しておき、そ
してこの円弧状部材4を固定手段5によりロール芯金2
に対して固定するので、ゴム被覆材3の交換作業性を改
善でき、また接着剤を特に使用しなくてもロール芯金2
に分割されたゴム被覆材3を固定できるので、化学薬品
類に浸した状態で使用される場合においてもゴムロール
1の耐久性を向上させることが出来るものである。
【0016】
【発明の効果】この発明は、上記のように円筒状のゴム
被覆材を予め複数の円弧状部材に成形しておき、そして
この円弧状部材を固定手段によりロール芯金に対して固
定するので、以下のような優れた効果を奏するものであ
る。 (a).ゴム被覆材の交換作業を現場にて簡単にしかも容易
に行うことが出来、作業性を改善することが出来る。 (b).従来のように、接着剤を使用することなくロール芯
金に分割されたゴム被覆材を固定できるので、化学薬品
類に浸した状態で使用される場合においてもゴムロール
の耐久性を向上させることが出来る。 (c).安価なマンドレルを容易するだけで、ゴム被覆材の
厚さを自由に変えることができ、設計変更も容易とな
る。 (d).またマンドレル上で成形された円筒状のゴム被覆材
は、切断する場所によって、長さや周長を任意に調整で
きる。 (e).円筒状のゴム被覆材の周方向及び軸方向を切断する
までは、接着した従来のゴムロールと同じように仕上げ
ることが可能であるため、ゴム被覆材の厚さに対応して
外径を精度良く加工でき、固定手段の個々の形状につい
ても容易に加工することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施したゴムロールの全体斜視図で
ある。
【図2】マンドレルにゴムシートを巻付けてた状態を示
す正面図である。
【図3】加硫成形された円筒状のゴム被覆材の正面図で
ある。
【図4】図3のAーA矢視側面図で、ゴム被覆材を構成
する円弧状部材の側面図である。
【図5】円弧状部材に形成された固定手段の正面図であ
る。
【図6】図5のBーB矢視断面図である。
【図7】円弧状部材の他の実施例を示す正面図である。
【図8】図7の円弧状部材の固定方法を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 ゴムロール 2 ロール芯金 3 ゴム被覆材 4 円弧状部材 5 固定手段 6 締付けバン
ド 7 取付け用溝 M マンドレル

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール芯金の外周面にゴム被覆材を被覆
    して成るゴムロールにおいて、前記ゴム被覆材を、ロー
    ル芯金の周長に略対応させ、かつ所定幅の複数の円弧状
    部材により構成し、この各円弧状部材をロール芯金に固
    定する手段を設けたことを特徴とするゴムロール。
  2. 【請求項2】 ロール芯金の外径と略同じ外径を有する
    マンドレルの外周面に所定厚さの未加硫のゴム被覆材を
    巻付け、このゴム被覆材を加硫した後、ゴム被覆材の表
    面を仕上げ加工し、このゴム被覆材に、ロール芯金に対
    して固定する固定手段の取付け部を形成し、更にマンド
    レル上のゴム被覆材を、軸方向及び周方向に所定の幅と
    長さに切断して複数の円弧状部材を製造することを特徴
    とするゴムロールの製造方法。
JP10121892A 1992-04-21 1992-04-21 ゴムロール及びその製造方法 Pending JPH05296231A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160064127A (ko) * 2013-10-03 2016-06-07 라이버트코포레이숀 모듈식 데이터 센터를 위한 시스템 및 방법
KR20190022051A (ko) * 2017-08-25 2019-03-06 변덕구 컨베이어용 드럼 제작방법
KR20190022035A (ko) * 2017-08-25 2019-03-06 변덕구 컨베이어용 드럼

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20160064127A (ko) * 2013-10-03 2016-06-07 라이버트코포레이숀 모듈식 데이터 센터를 위한 시스템 및 방법
KR20190022051A (ko) * 2017-08-25 2019-03-06 변덕구 컨베이어용 드럼 제작방법
KR20190022035A (ko) * 2017-08-25 2019-03-06 변덕구 컨베이어용 드럼

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