JPH02159416A - 回転体固定具の製造方法 - Google Patents

回転体固定具の製造方法

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JPH02159416A
JPH02159416A JP63314394A JP31439488A JPH02159416A JP H02159416 A JPH02159416 A JP H02159416A JP 63314394 A JP63314394 A JP 63314394A JP 31439488 A JP31439488 A JP 31439488A JP H02159416 A JPH02159416 A JP H02159416A
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AISERU KK
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    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D1/00Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements
    • F16D1/06Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end
    • F16D1/08Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key
    • F16D1/09Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping due to axial loading of at least one pair of conical surfaces
    • F16D1/093Couplings for rigidly connecting two coaxial shafts or other movable machine elements for attachment of a member on a shaft or on a shaft-end with clamping hub; with hub and longitudinal key with radial clamping due to axial loading of at least one pair of conical surfaces using one or more elastic segmented conical rings forming at least one of the conical surfaces, the rings being expanded or contracted to effect clamping

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [利用分野及び発明の概要] 本発明は、回転体固定具の軸締付け体又はボス締付け体
及びその製造方法に関するものであり、特に、−様な断
面で且一部に開放部を具備する環状体となっている軸締
付け体又はボス締付け体を製造する場合に、これをロー
ル成形によって製作することにより、材料ロスを無くす
とともに仕上げ表面を平滑化させて、回転イ末固定具を
安価に製造できるようにするとともに、締め付け性能を
向上させようとするものである。
[従来技術及び課題] 回転体固定具として、第11図及び第12図に示す4み
成のものがあり、このうち前者のものは、同図のように
、台形状断面の軸締付け体(1)と、これの外周に一定
の間隔を持って配置され乱逆台形状断面に形成されたボ
ス締付け体(2)と、これらの間隙の両端から挿入され
る一対の楔体(31) (32)とから構成される。
この従来のものでは、軸締付け体(1)の両端が断面中
心に向って徐々に直径が大きくなるテーパ面(T) と
なり、他方のボス締付け体(2)の両端が断面中心に向
って徐々に・直径が小さくなるテーパ面(T)  とな
っている。そして、これらテーパ面(T)  (T)間
に前記楔体(31) (32)が挿入されるようになっ
ており、この楔体(31) (32)の内周面は前記軸
締付け体(1)のテーパ面(T) に一致するテーパ面
となり、他方の外周面がボス締付け体(2)のテーパ面
(T)  と一致するテーパ面となっている。
そして、これら楔体(31) (32)のうち、一方の
楔体(31)には@線に平行な複数の透孔(33) (
:13)が開設されており、他方の楔体(32)にはネ
ジ孔(34) (34)が同様に配設されている。
このものでは、軸締付け体(1)を軸(J)に外嵌させ
てボス締付け体(2)を回転体(R)のボス(B)に内
挿した状態で、透孔(33)からネジ孔(34)に挿通
させた締め付けボルト(4)  (4)を締め付けると
、各締付体にはスリット(S)を具備させであることか
ら、テーパ面相互の楔作用によって釉締付け体(りが縮
小される方向に加圧され、ボス締付け体(2)について
は、逆に拡大される方向に加圧されて、軸(J) と回
転体(R)が回転伝動状態に結合されることとなる。
又、同様な機能を発揮する第12図に示す構成のもので
は、同様にスリット(区示せず)を有する軸締付け体(
1) とボス締付け体(2)とが直接テーパ面(T)に
よって対接する構成であり、一方の軸締付け体(1)又
はボス締付け体(2)を軸線方向に締め付けるための締
め付け手段としての締付けリングが、締め付けネジによ
って軸線方向に押し込まれるようになっている。そして
、この締付けリングの環状突起(30)の先端が前記軸
締付け体(1)又はボス締付け体(2)の端面に対接し
、これによって軸締付け体(1)及びボス締付け体(2
)が上記のものと同様軸(J)又はボス(B) に加圧
されて軸(J)と回転体(It) とが一体回動すべく
締結されることとなる。
このように、上記いずれの形式の回転体固定具において
も、軸(J)及びボス(It)にキー溝を形成する必要
がない点で利点がある。
ところが、従来は、上記の形式の回転体固定具の軸締付
け体(1)及びボス締付け体(2)を切削加工によって
製作しており、これの生産性及び性能の点で問題がある
すなわち、従来は、筒状体から軸締付け体(1)または
ボス締付け体(2)の断面形状に一致する断面形状の無
端リングを切削によって製作し、その後、一部にスリッ
ト(S)加工を施して軸締付け体(1)又はボス締付け
体(2)を製作するようにしている。従って、従来の各
締付け体には、スリット(S)の形成部にカエリ等が残
存し易い。又、前記無端リング状体の加工の際に内外周
の偏心が生じ易く、この偏心は締付け体の断面のバラツ
キとなる。そして、上記のようなカエリの存在及びこの
バラツキは、軸(J)  とボス(B) との間に装着
して両者を締結したときに、軸(J) と回転体(R)
 との偏心となって現れる。つまり、回転体(R)の取
付け精度を十分に高められないという問題がある。
本発明は、「一部に軸線方向のスリット(S)を具備さ
せた軸締付け体(1)及びボス締付け体(2)を直接又
は間接的にテーパ嵌合させて軸線方向の締め付け力によ
り前記釉締付け体(1)を軸(J)側にボス締付け体(
2)をボス(8)側にそれぞれ加圧するようにした回転
体固定具」において、回転体の締結時の偏心を防止でき
るようにするため、各締付体のスリットにカエリ等が残
存することなく、しかも、この締付体の断面にバラツキ
が生じないようにすることをその技術的なテーマとする
ものである。
(請求項1の発明について) [課題解決のための手段] 上記課題を解決するために講じた本発明の技術的手段は
、「各締付け体を、その断面に近似する断面形状の一定
長さの帯状体(F)を僅かに圧延しながらロール曲げし
てなる環状体とした」ことである。
[作用] 各締付体は、ロール曲げによって製作されたものである
から、環状体全体としては真円度等において不十分なも
のであっても、少なくとも、環状に形成された軸締付け
体(1)及びボス締付け体(2)の断面は一様に形成さ
れている。従って、回転体固定具に組み込んで回転体(
R)を軸(J)に締結した状態では、軸線付体及びボス
締付体が正確に同心状態にセットされることとなる。
また、各締付体は、僅かに圧延された状態で曲成される
から、テーパ面(T)等が、ロール曲げのロール表面に
倣った平滑度に仕上げられ、しかも、一定の加工硬化を
起した状態になワている。
従って、テーパ面相互が圧接する態様で軸方向に締付け
たときには、この締付け力が軸と回転体との半径方向の
締付け力に円滑に変換されることとなる。
さらに、各締付体は、予め一定の寸法に切断された帯状
体(F)が環状に曲成されたものであるから、スリット
(S)の部分にカエリやパリが生じないこととなる。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
回転体固定具に組み゛込んで回転体(R)を@(J)に
締結した状態では、軸線付体及びボス締付体が正確に同
心状態にセットされることとなるから、回転体の取付け
精度が向上する。
軸方向の締付け力が軸と回転体との半径方向の締付け力
に円滑に変換されるから、@(J)と回転体(R)とを
固定するために軸線方向に締め付けた場合の締め付け効
果が向上する。
スリット(S)の部分にカエリやパリが生じないから、
カエリやパリによる回転体の取付け不良も生じない。
(請求項2の発明について) この請求項2の発明は、軸線付体(1)及びボス締付体
(2)の製造方法に関するものであり、上記請求項1の
発明の締付体の生産性を向上するとともに、ロール曲げ
工程における各締付体の断面の変形を防止することを目
的とするものである。
即ち、上記した従来のもののように、切削加工によって
無端リング状のものを加工したあとで、スリット(S)
を開削して軸線付体(1)又はボス締付体(2)を製作
する場合には、前記無端リング状体の製作及びスリット
(S)加工が非常に面倒なものとなり、量産性には不向
ぎなものとなる。又、前記切削加工によって製作された
ものでは、スリット(S)加工時にその加工部にカエリ
等が生じ、仕上処理によフてこれを除去する必要がある
。このカエリ取の作業において、環状に形成されている
軸締付け体(+)又はボス締付け体(2)の内周側のそ
れが特に面倒であり、機械的処理によっては確実に除去
できないという問題がある。
さらには、各テーパ面(T)を平滑にするために、切削
加工の際に十分な仕上げ切削をしなければならないが、
無端リング状体の切削完了後に前記スリット(S)加工
を施す必要から、このスリット(S)加工部の端縁が非
平滑になり、これが締め付け時の障害になるという問題
もある。
本発明は、「一部に軸線方向のスリット(S)を具備さ
せた軸締付け体(1)及びボス締付け体(2)を直接又
は間接的にテーパ嵌合させて軸線方向の締め付け力によ
り前記軸締付け体(1)を!1dl(J)側にボス締付
け体(2)をボス(B)側にそれぞれ加圧するようにし
た回転体固定具」において、軸締付け体(1)又はボス
締付け体(2)の生産性を高めるとともに締め付け効果
を改善することをその目的とするものである。
[課題解決のための手段] 上記課題を解決するために請じた本発明の技術的手段は
「軸締付け体(1)又はボス締付け体(2)の断面に近
似する断面形状で且テーパ面(T)に対応する傾斜面(
K)を具備する帯状体(F)をこれら軸締付け体(1)
又はボス締付け体(2)の展開長さよりも僅かに短い長
さに切断し、この帯状体(F)を僅かに圧延する態様の
ロール曲げによって各締付体の直径に一致する環状に曲
成し、このロール曲げの際の前記圧延のための各ロール
による加圧力を、帯状体(F)の断面における中立軸(
N)より曲げ方向の外側に位置する部分の加圧力が他方
のそれよりも大きくなるように設定するとともに、曲成
完了後の断面が軸締付け体(1)又はボス締付け体(2
)の断面に一致するように各ロール断面を設定した」こ
とである。
[作用] 本発明の上記技術的手段は次のように作用する。
本発明の方法によれば、予め所定の断面形状に製作され
た長尺の帯状体(F)を所定長さに切断し、その後、こ
れをロール曲げによって一部に開放部を有するリング状
に曲成すると、軸締付け体(1)又はボス締付け体(2
)が完成する。
ここで、前記帯状体(F)については圧延加工又は押し
出し加工等によって予め適正な断面に形成されている。
そして、ロール曲げの際には、各ロールによる加圧力を
、帯状体(F)の断面における中立軸(N)より曲げ方
向の外側に位置する部分の加圧力が他方のそれよりも大
きくなるように設定した状態でロール曲げされる。
前記、帯状体(F)の断面形状は台形状となっているこ
とから、曲げ加工の際の中立軸(N)に対して、断面各
部は非対称となっている。従って、ロールによる加圧力
をロールと帯状体(F) との対接域の全域において一
定とした場合には、ロールによる曲げ加工完了時には、
中立軸(N)に直角な単位断面のうち、この単位断面中
心が中立軸(N)から離れて曲げ方向外側に位置する単
位断面については、中立軸(N)に近づくように曲成さ
れる傾向がある。(第5図、第1O図参照) ところが、ロールによる加圧状態が上記のように設定さ
れていることから、最大曲げ応力が作用する部分が強く
圧延されることとなって、軸締付け体(1)又はボス締
付け体(2)の断面の直線部が直線状態に維持されたま
まで環状に曲成される。
すなわち、帯状体(F)の断面において!idl締付け
体(1)又はボス締付け体(2)と対接する辺が直線に
維持されたままでその断面形状が最終断面形状に成形さ
れる。また、全体としては、環状に曲成されることとな
る。
上記のように、軸締付け体(1)又はボス締付け体(2
)において、テーパ面(T)は、これに対応する傾斜面
(K)の部分が圧延される状、態で加工されたものとな
るから、このテーパ面はロール表面の平滑度に倣った平
滑度に仕上げられる。又、軸締付け体(1)又はボス締
付け体(2)の開放端部となる帯状体(F)の両端部の
小さなカエリやパリ等はロール曲げに先だって除去でき
る。さらに、極小さなカエリやパリ等があったとしても
、ロール曲げの際にこれらが押潰される。従って、回転
体固定具として用いたとぎ、これらを軸線方向に締付け
るための締付け力が効率よく軸締付け力に変換される。
さらに、最終断面形状の寸法精度は、ロール曲げ時のロ
ール間隔及びこれらロールの精度によって決定されるか
ら、切削加工によって製作されたもののように、内周側
加工部と外周側加工部との偏心による断面のバラツキが
生じないから、つまり、帯状体(F)から曲成された軸
締付け体又はボス締付け体の断面は円周方向に−様な断
面となるから、全体的には真円度等におてい不十分であ
ったとしても、回転体固定具を締付けた状態においては
、軸締付け体及びボス締付け体が同心状態に位置するこ
ととなる。
[効果] 本発明は上記構成であるから次の特有の効果を有する。
所定の寸法に切断された帯状体(F)をロール曲げによ
って開放端部を有する環状体に成形するだけで軸締付け
体(1)又はボス締付け体(2)が完成するから、従来
の切削加工によるものに比べて生産性が一段と向上する
。さらに詳しくは、ロール曲げ完了時において各締付体
の断面に変形が生じたりしないから、ロール曲げ後の修
正作業などが不要になる。又、リング状に曲成された状
態において、軸締付け体(1)又はボス締付け体(2)
の円周方向の開放端部のパリ取をしたり、カエリ取をし
たりする必要がないから、この点でも作業性が改善され
る。
さらに、予め所定の断面形状に製作された帯状体(F)
を環状に曲成するものであるから、切削加工によって製
作する場合のような材料の無駄が生じない。
また、テーパ面(T) に相当する部分はロール曲げの
際に圧延されることとなるから、平滑表面となり、テー
パ面(T)  (T)相互を対接させた状態で軸(J)
と回転体(R)  とを固定するために軸線方向に締め
付けた場合の締め付け効果が向上する。
(請求項3の発明について) この請求項3の発明は、上記請求項2の発明の帯状体(
F)の断面形状及びロール曲げの際の一方のロールの断
面形状を特定したものであり、ロール曲げの際の帯状体
の蛇行を防止するものである。
そして、この為に特定した構成は、「帯状体(F)の厚
肉部の傾斜面系の形成側の表面に凹溝(11)を形成し
、これに対接するロールに前記凹溝に丁度嵌入する環状
のリブを形成した」ことである。
この手段を採用したものでは、ロールのリブがロール曲
げの際のガイド機能を発揮して、ロール間に帯状体(F
)を挿入したときにこの帯状体がロールに対して直角姿
勢を維持したままで送り込まれることとなり、ロール曲
げの際の帯状体(F)の蛇行が防止できる。従って、軸
線付体(1)又はボス締付体(2)の軸線方向両端部の
平面度が向上する。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図から第10図に基いて説
明する。
尚、以下の実施例では、既述の二つの形式の回転体固定
具の軸締付け体又はボス締付け体について説明するが、
説明を分かり易くするため、特にその製造方法について
詳しく説明する。
上記第11図の形式の釉締付け体(1)は、第1図〜第
4図に示す方法によって製作される。この方法によって
製作される軸締付け体(1)の断面形状は、第2図及び
第4図に示すように、台形状の断面の中央頂部に凹溝(
11)を形成した形状としである。又、帯状体(F)の
断面の両端に形成されている傾斜面(K)(K)は、テ
ーパ面(T)の傾斜角度よりも緩く設定されている。そ
して、この方法では、前記断面形状の帯状体(F)をコ
イル状に巻ぎ取ったものから軸締付け体(1)を製作す
るようにしている。そこで、このコイル状体から引き出
された帯状体(F)は第3図のように、ローラレベラー
(L)を通して帯状体(F)を直線状に整形し、直線化
されて帯状体(F)を軸締付け体(1)の円周に一致す
る長さより僅かに小さく裁断して第2図のような釉締付
け体用の定尺素材を製作する。このとき、切断端面にパ
リやカエリが大きい場合には、この段階で除去しておく
次に、前記帯状体(F)を環状にロール曲げするが、こ
のためのロール曲げ装置としては、第1図及び第4図に
示すように、環状凹部を有する一対の下ロール(51)
 (51)と、上ロール(52)を具備するロール曲げ
装置を使用する。
そして、この軸締付け体(1)を曲成するためのロール
曲げ装置では、前記下ロール(51) (51)の環状
凹部を、第4図に示すように、軸締付け体(1)の外周
側の断面形状に一致する断面形状に構成とし、他方の上
ロール(52)を平滑表面を具備するロールとする。そ
して、このロール曲げ装置では、下ロール(51) (
51)が−法的昇降可能に構成されている。
この上ロール(52)を駆動状態として、上記のように
定尺に切断された帯状体(F)を下ロール(51)(5
1)と上ロール(52)との間に挿入すると、第1図の
ように帯状体(F)が曲成される。
このとき、第4図に示すように、想像線で示す傾斜面(
X)が実線で示すテーパ面(丁〕  となるように、帯
状体(F)の中央部が他方よりも強く加圧された圧延状
態で曲成される。特に、傾斜面(K)においては、薄肉
部から厚肉部にかけて徐々に強く加圧されるようになっ
ている。
従りて、第5図の実線で示すような変形、すなわち、傾
斜面(K)の厚肉部の中心が中立軸(N)側に変移する
態様での曲げが防止できる。
この点についてさらに詳述する。
異形断面の棒状体を曲げたとぎ、中立軸を境にして曲げ
方向の内側と外側では、反対方向の応力が生じ、この応
力分布は第6図のようになる。
従って、曲げ方向の内周側単位円周部は円周方向に圧縮
され、逆に曲げ方向の外側では引伸されることとなり、
同図の想像線で示す断面形状のものが同図実践で示す断
面形状に変形する。
ところが、この実施例の方法では、圧延によって前記最
大圧縮力が生じる部分の加圧力を零又は最小に設定し、
それから、最大引張応力の生じる部分にかけてロールに
よる加圧力を徐々に大きく設定しであるから、結果とし
て、前記応力による伸び又は収縮を相殺する態様で曲げ
加工されるものとなる。従って、ロール曲げ完了後の断
面の屈曲変形が防止できるのである。
特に、この実施例では、帯状体(F)の中央部の厚肉部
に凹溝(11)を形成しであるから、その分中立軸(N
)が傾斜面(K)の厚肉部側に位置することとなって、
この点でも、厚肉部中心が曲げ加工後に中立軸(N)側
に変移する度合が少くなる。さらに、前記凹溝(11)
は、ロール曲げの際に、ガイド機能を発揮する。即ち、
下ロール(51) (51)と上ロール(52)との間
に、定尺素材の帯状体(F)を挿入したとき、下ロール
(51)側の前記口?tl!(11)に対応するリブ(
50) (50)がこの凹溝(11)と嵌合することか
ら、完成した軸締付け体(1)のリング形状が正確なも
のとなる。
次に、ボス締付け体(2)の場合も、上記軸締付け体(
1)の場合と同様の方法で製造するが、この実施例では
、上記実施例と同じ断面の帯状体(F)を使用し、定尺
素材の長さをボス締付体(2)の円周に一致した長さよ
り僅かに短く設定する。
また、ロール曲げ装置としては、第7図に示すように、
上記′s1実施例の場合とは逆に、上ロール(52)に
環状凹部(53)を形成し、この凹部を、第8図に示す
ように、凹溝(11)に対応するリブ(5o)及び傾斜
面(K)に対接するテーパ面を具備する構成とし、最終
仕上げ形状のボス締付け体(2)の内周側の断面に一致
させである。そして、この場合は、上記軸締付け体(1
)の製作の場合とは逆に、想像線で示す断面形状の帯状
体(F)を同図の実線で示すように、薄肉部側が強く加
圧される態様で、傾斜面(K)を圧延するようにして曲
成する。
このようにして帯状体(F)を環状に曲成すると、ボス
締付け体が完成する。
次に、第12図に示す形式の軸締付け体(1)又はボス
締付け体(2)を加工する方法について説明する。
このためには、上記各実施例と四部に、第9図の想像線
で示す断面形状の帯状体(F)を環状に曲成することに
よって軸締付け体(1)又はボス締付け体(2)を製造
するが、この場合においても、帯状体(F)の傾斜面(
K)の部分の肉厚は、最終形状の軸締付け体(1)又は
ボス締付け体(2)のテーパ面(T)に対応する部分の
断面の肉厚よりも厚く設定されている。
前記断面形状で且所定寸法の帯状体(F)を第9図に示
すように、ロールを用いて曲げ加工すると、第12図に
示す構成の軸締付け体(1)が完成する。尚、軸締付け
体(1)を製作する場合には、同図に示すように、上ロ
ール(52)に環状凹部(53)を形成して、この環状
四部を最終形状の断面に一致する断面形状に構成し、他
方の下ロール(51)(51)を−様断面の平滑ロール
とするが、ボス締付け体(2)を製作する場合には、下
ロール(51) (51)に環状凹部(53)を形成し
、他方の上ロール(52)を平滑ロールとする。
このようにして環状に曲成されたものでは、第10図の
ような断面の屈曲が防止できる。即ち、テーパ面(T)
の薄肉部が曲成後において中立軸(Nl側に変容するこ
とがなく、釉締付け体(1)の断面における軸締付け体
(1)の内周端縁及びボス締付け体(2)の断面におけ
るボス締付け体(2)の外周側端縁が直線に維持され正
確なテーパ面(T)が形成された環状体に形成されるこ
ととなる。
なお、上記いずれの実施例においても、最終断面形状の
寸法精度は、下ロール(51) (51)と上ロール(
52)との圧延によって決定されるから、少なくとも、
この断面形状及び寸法精度は切削加工によって製作され
たもののように、内周側加工部と外周側加工部との偏心
によるバラツキが生じないものとなる。
従って、環状に形成された軸締付け体(1)又はボス締
付け体(2)の真円度等において寸法精度のバラツキが
あったとしても、回転体固定具内に組込んだ状態では、
このバラツキの問題はなくなる。軸線方向に軸締付け体
(1)とボス締付け体(2)とを締め付けた状態におい
て、最終的には軸(J) とボス(B)に倣ったものと
なるからである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例のロール曲げ工程の説明図、第
2図は帯状体(F)を軸締付け体(1)又はボス締付け
体(2)の円周長さに切断した定尺素材の斜視図、第3
図はコイル状に巻いた帯状体(F)から前記定尺素材を
切断する工程の説明図、第4図は第1図に示すロール曲
げ装置の要部の詳細図、第5図は通常のロール曲げの場
合の断面変化の説明図、第6図はこの場合の断面の応力
分布の説明図1第7図はボス締付け体(2)を曲成する
ロール曲げ工程の説明図、第8図はこの曲げ加工部の詳
細図、第9図は第12図の形式の回転体固定具の軸締付
け体(1)の加工部の詳細図、第10図はこの軸締付け
体(1)に対応する帯状体(F)を通常のロール曲げに
よって加工した場合の断面変化の説明図、第11図及び
第12図は本発明の軸締付体(1)及びボス締付け体(
2)を具備する回転体固定具の説明図であり、図中。 (1)・・・軸締付け体 (2)・・・ボス締付け体 (T)・・・テーパ面 (K)  ・・・傾斜面 (F)  ・・・帯状体 (J)・・・軸 fB)  ・・・ボス

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]、一部に軸線方向のスリット(S)を具備させた
    軸締付け体(1)及びボス締付け体(2)を直接又は間
    接的にテーパ嵌合させて軸線方向の締め付け力により前
    記軸締付け体(1)を軸(J)側にボス締付け体(2)
    をボス(B)側にそれぞれ加圧するようにした回転体固
    定具において、各締付け体を、その断面に近似する断面
    形状の一定長さの帯状体(F)を僅かに圧延しながらロ
    ール曲げしてなる環状体とした回転体固定具の締付け体
    。 [2]、一部に軸線方向のスリット(S)を具備させた
    軸締付け体(1)及びボス締付け体(2)を直接又は間
    接的にテーパ嵌合させて軸線方向の締め付け力により前
    記軸締付け体(1)を軸(J)側にボス締付け体(2)
    をボス(B)側にそれぞれ加圧するようにした回転体固
    定具において、軸締付け体(1)又はボス締付け体(2
    )の断面に近似する断面形状で且テーパ面(T)に対応
    する傾斜面(K)を具備する帯状体(F)をこれら軸締
    付け体(1)又はボス締付け体(2)の展開長さよりも
    僅かに短い長さに切断し、この帯状体(F)を僅かに圧
    延する態様のロール曲げによって各締付体の直径に一致
    する環状に曲成し、このロール曲げの際の前記圧延のた
    めの各ロールによる加圧力を、帯状体(F)の断面にお
    ける中立軸(N)より曲げ方向の外側に位置する部分の
    加圧力が他方のそれよりも大きくなるように設定すると
    ともに、曲成完了後の断面が軸締付け体(1)又はボス
    締付け体(2)の断面に一致するように各ロール断面を
    設定した回転体固定具の締付け体の製造方法。 [3]、帯状体(F)の厚肉部の傾斜面系の形成側の表
    面に凹溝(11)を形成し、これに対接するロールに前
    記凹溝に丁度嵌入する環状のリブを形成した請求項2に
    記載の回転体固定具の締付け体の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012238102A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Nittetsu Elex Co Ltd バー式回転ゲート装置
CN112096751A (zh) * 2020-10-16 2020-12-18 上海睦翔机械设备有限公司 一种可变轴大孔径锁紧装置

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JPS5162177A (ja) * 1974-11-28 1976-05-29 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Ringumirukakohoho

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