JPWO2023095701A5 - - Google Patents
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Claims (19)
- 円筒状の軸受用リング部材の製造方法であって、
円環状のワーク部材を、所定方向における第1側に配置されたパンチと、前記第1側とは反対側の第2側に配置されたダイスとによって挟み込んで変形させる反転工程を備え、
前記パンチは、前記所定方向に平行な断面において円弧状に形成された第1R面を有し、
前記ダイスは、前記所定方向に平行な断面において円弧状に形成された第2R面と、前記第2R面の前記第2側に形成され、前記所定方向に対して傾斜したテーパ面と、を有し、
前記反転工程は、
前記第1R面と前記第2R面とが前記ワーク部材に接触した状態で前記パンチ及び前記ダイスによって前記ワーク部材を変形させる第1工程と、
前記第1工程の後に、前記第1R面と前記テーパ面とが前記ワーク部材に接触した状態で前記パンチ及び前記ダイスによって前記ワーク部材を変形させる第2工程と、を含む、軸受用リング部材の製造方法。 - 前記第1工程では、前記ワーク部材と前記第2R面との間に滑りが発生せず、
前記第2工程では、前記ワーク部材と前記テーパ面との間に滑りが発生する、請求項1に記載の軸受用リング部材の製造方法。 - 前記テーパ面の前記所定方向に対する傾斜角度は、30度よりも小さく、
前記ワーク部材の前記所定方向に対する傾斜角度θが30度である時点において、式(2)が満たされている、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。
Zd<WW×A …(2)
前記式(2)において、Zdは、前記ワーク部材の前記第2側の端部における径方向の内側の縁と、前記ワーク部材と前記第1R面との接触点との間の距離であり、WWは、前記ワーク部材の幅であり、Aは、0.2以上0.6以下の定数である。 - 前記パンチは、前記第1R面が形成された円柱状の本体部と、前記本体部の前記第1側に形成され、前記本体部に対して径方向の外側に突出した突出部と、を有し、
前記第2工程の開始時点において、前記ワーク部材の前記第1側の端部における径方向の内側の縁が、径方向において前記突出部の外縁よりも内側に位置している、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。 - 前記パンチは、前記第1R面が形成された円柱状の本体部と、前記本体部の前記第1側に形成され、前記本体部に対して径方向の外側に突出した突出部と、を有し、
前記第2工程の開始時点において、式(4)が満たされている、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。
前記式(4)において、DpLは、前記突出部の直径であり、Dhは、前記ダイスにおいて前記第2R面により画定される開口の直径であり、rdは、前記第2R面の半径であり、αは、前記テーパ面の前記所定方向に対する傾斜角度であり、tは、前記ワーク部材の厚さであり、ZDは、前記ワーク部材の前記第1側の端部における径方向の外側の縁と、前記ワーク部材と前記第2R面との接触点との間の距離である。 - 前記第1R面における前記第2工程において前記ワーク部材に接触する第1領域の表面粗さが、前記第1R面における前記第1領域以外の第2領域の表面粗さよりも大きい状態で、前記反転工程を実施する、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。
- 前記テーパ面の表面粗さが前記第2R面の表面粗さよりも大きい状態で、前記反転工程を実施する、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。
- 前記第1R面における前記第2工程において前記ワーク部材に接触する第1領域の表面粗さが、前記第1R面における前記第1領域以外の第2領域の表面粗さよりも大きく、且つ、前記テーパ面の表面粗さが前記第2R面の表面粗さよりも大きい状態で、前記反転工程を実施する、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。
- 前記第1R面における前記第2工程において前記ワーク部材に接触する第1領域以外の第2領域の表面粗さが、前記第1R面における前記第1領域の表面粗さよりも大きい状態で、前記反転工程を実施する、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。
- 前記第2R面の表面粗さが前記テーパ面の表面粗さよりも大きい状態で、前記反転工程を実施する、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。
- 前記第1R面における前記第2工程において前記ワーク部材に接触する第1領域以外の第2領域の表面粗さが、前記第1R面における前記第1領域の表面粗さよりも大きく、且つ、前記第2R面の表面粗さが前記テーパ面の表面粗さよりも大きい状態で、前記反転工程を実施する、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。
- 前記反転工程の前に、前記状態となるように前記パンチ及び前記ダイスの少なくとも一方を磨く工程を更に備える、請求項8に記載の軸受用リング部材の製造方法。
- 前記パンチは、前記第1R面の前記第1側に形成された外周面を更に有し、
前記ダイスは、前記テーパ面の前記第2側に形成された内周面を更に有し、
前記反転工程は、前記第2工程の後に、前記外周面と前記内周面との間に前記ワーク部材を挟み込むことにより前記ワーク部材にしごき加工を施す第3工程を更に含む、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。 - 前記第3工程における前記外周面と前記内周面との間の隙間は、前記ワーク部材の厚さと等しく設定されている、請求項15に記載の軸受用リング部材の製造方法。
- 前記第3工程における前記外周面と前記内周面との間の隙間は、前記ワーク部材の厚さよりも小さく設定されている、請求項15に記載の軸受用リング部材の製造方法。
- 前記テーパ面は、前記第2側に向かうほど径方向の中心側に近づくように傾斜している、請求項1又は2に記載の軸受用リング部材の製造方法。
- 円環状のワーク部材を、所定方向における第1側に配置されたパンチと、前記第1側とは反対側の第2側に配置されたダイスとによって挟み込んで変形させる反転加工に用いられる、円筒状の軸受用リング部材の製造のための反転加工用金型であって、
前記所定方向に平行な断面において円弧状に形成された第1R面を有する前記パンチと、
前記所定方向に平行な断面において円弧状に形成された第2R面と、前記第2R面の前記第2側に形成され、前記所定方向に対して傾斜したテーパ面と、を有する前記ダイスと、を備える、反転加工用金型。
Applications Claiming Priority (2)
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JP2021189961 | 2021-11-24 | ||
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Publications (2)
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JPWO2023095701A1 JPWO2023095701A1 (ja) | 2023-06-01 |
JPWO2023095701A5 true JPWO2023095701A5 (ja) | 2024-05-16 |
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ID=86539666
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Country | Link |
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JP (1) | JPWO2023095701A1 (ja) |
WO (1) | WO2023095701A1 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009226422A (ja) * | 2008-03-21 | 2009-10-08 | Nisshin Steel Co Ltd | 高精度な金属製筒状部材の加工方法 |
-
2022
- 2022-11-16 WO PCT/JP2022/042608 patent/WO2023095701A1/ja active Application Filing
- 2022-11-16 JP JP2023563647A patent/JPWO2023095701A1/ja active Pending
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