JPH0529616U - ドリル用のスローアウエイチツプ - Google Patents

ドリル用のスローアウエイチツプ

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JPH0529616U
JPH0529616U JP8755891U JP8755891U JPH0529616U JP H0529616 U JPH0529616 U JP H0529616U JP 8755891 U JP8755891 U JP 8755891U JP 8755891 U JP8755891 U JP 8755891U JP H0529616 U JPH0529616 U JP H0529616U
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breaker
land
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drill
chip
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 鋼材の穴あけに好適するドリル用のスローア
ウェイチップにおけるチップブレーカの提供。 【構成】 ドリル用のスローアウェイチップ1は、その
切刃稜2に沿うすくい面側には、ランド3を介してチッ
プブレーカ4が芯下り状態で形成される。このチップブ
レーカ4は、その幅bがランド幅aを含めて1.5mm
〜1.8mm、ブレーカ深さcが0.1〜0.2mmに
設定されるとともに、ランド3からブレーカ底面4aに
向かう境界部分のすくい角θ1が30°〜45°に設定
される。この境界部分は直線状または円弧状を呈するも
のである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鋼材の穴あけに好適するドリル用のスローアウェイチップに関し、 特にチップブレーカを改善して切屑処理が円滑に行なえるようにしたものである 。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のドリル用チップは、切刃稜に沿ってチップブレーカを形成する ことによって切屑処理が円滑になるようにしている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、ステンレス鋼および軟鋼等の穴あけでは、切屑の刃先への溶着 や、長い切屑の発生などから、切刃の欠けや切屑詰り等が起りやすく、短寿命と なる問題点があった。
【0004】 このようなことから、本考案では、チップブッレーカ形状を改善することによ り、切屑処理が円滑になるようにしたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、切刃稜に沿って形成されるチップ ブレーカは、ランド幅aを含めたブレーカ幅bが1.5mm〜1.8mm、切刃 稜から平面的なブレーカ底面までのブレーカ深さcが0.1〜0.2mmに設定 されるようにしたものである。また、ランドからブレーカ底面に向う境界線部分 における実質的なすくい角θ1が30°〜45°に設定されるようにしたもので ある。
【0006】
【作用】
本考案におけるドリル用のスローアウェイチップは、大きなすくい角θ1、幅 の広いブレーカ幅bおよび大きなブレーカ深さcをもっていることから、切削中 の切屑厚みが厚くなりにくく、切屑の切断が容易となるものである。したがって 、切屑の処理性がよく、安定した加工が可能となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案ドリル用のスローアウェイチップにおける一実施例について、図 を参照しながら説明する。
【0008】 図1乃至図3において、1は、例えば6角形板状をなすドリル用のスローアウ ェイチップであり、その周縁に形成される切刃稜2に沿うすくい面には、幅狭の ランド3、チップブレーカ4がそれぞれ構成され、これに伴って、中央には、中 心取付け穴5を穿設したボス面6が形成される。
【0009】 前記チップブレーカは、図3で明示されているように、ランド幅aを含んだブ レーカ幅b、ランド3からブレーカ底面4aに向かうすくい角θ1、ブレーカ底 面4aからボス面6に向かう立上がり角θ2を有するものである。したがって、 切刃稜2からブレーカ底面4aまでの間でブレーカ深さcが構成され、またボス 面6から切刃稜2までの間で芯下り量dが構成される。この場合、ブレーカ幅b は、0.15〜0.2mm,ブレーカ深さcは、0.1〜0.2mm,すくい角 θ1は、30°〜45°に設定される。そして、すくい角θ1を構成するランド3 とブレーカ底面4a間の境界線部分は直線状または円弧状(図3の場合)を呈す るものである。ブレーカ幅bを0.15〜0.2mmにしたのは、0.15mm 未満では、ブレーカのききが不充分となり、この結果回転送りを上げることがで きないこと、また1.8mmをこえると、切屑のブレーカの立上り面4bへの当 たりが弱くなって切屑処理が不充分となることから除外したものである。
【0010】 また、すくい角θ1を30°〜45°にしたのは、30°未満になるとブレー カのききが悪くなり、45°をこえると切屑の流出が悪くなるため除外したもの である。
【0011】 さらに、ブレーカ深さcを0.1〜0.2mmとしたのは、0.1mm未満で は切屑処理範囲が狭くなり、0.2mmをこえるとブレーカ強度が弱くなること から除外したものである。なお、ランド幅aは、一般的には、0.15〜0.2 mmの範囲で設定される。また、ブレーカの立上り角度θ2は、30°〜40° に設定される。これは、30°未満ではブレーカのききが悪く、40°以上にな ると切屑がつぶされぎみになりうまく切屑処理できないことから除去したもので ある。
【0012】 図4乃至図6は、変形例を示したドリル用のスローアウェイチップ1であり、 それぞれドリル本体10のチップ座11内でねじ止めされるようになっている。
【0013】 さらに図7は、本考案ドリル用のスローアウェイチップ1でSS41を被削材 として、穴あけしたときの切屑形状が示され、また、図8は、従来品におけるス ローアウェイチップで同じ被削材を穴あけしたときの切屑形状が示されている。 この結果、本考案品によるものは、切屑のからみも少なく安定した加工が行なわ れていることが判かる。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、以上説明したように、チップブレーカ形状を改善したドリル用のス ローアウェイチップを提供したものであるから、鋼材の穴あけにおいて切屑の排 出が良好となり、安定した加工が可能となる利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案ドリル用のスローアウェイチップにおけ
る一実施例を示す正面図である。
【図2】側面図である。
【図3】第1図中のA−A線に沿って得られる一部拡大
断面図である。
【図4】本考案ドリル用のスローアウェイチップをドリ
ル本体に取付けた要部の正面図である。
【図5】同じく本考案ドリル用のスローアウェイチップ
をドリル本体に取付けた変形例を示す要部の正面図であ
る。
【図6】他の変形例を示す要部の正面図である。
【図7】本考案ドリル用のスローアウェイチップによる
穴あけ加工により得られた切屑形状を示す説明図であ
る。
【図8】従来品による穴あけ加工により得られた切屑形
状を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ドリル用のスローアウェイチップ 2 切刃稜 3 ランド 4 チップブレーカ 5 中心取付け穴 6 ボス面 10 ドリル本体 11 チップ座

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具本体10のチップ座11内に取付け
    られ、しかもそのすくい面には幅狭のランド3を介して
    チップブレーカ4が芯下り状態で形成されるようにした
    ドリル用のスローアウェイチップにおいて、 前記チップブレーカ4は、ランド幅aを含めたブレーカ
    幅bが1.5〜1.8mm、切刃稜2から平面的なブレ
    ーカ底面4aまでのブレーカ深さcが0.1〜0.2m
    mに設定されるとともに、ランド3からブレーカ底面4
    aに向かう境界線部分の実質的なすくい角θ1が30°
    〜45°に設定されていることを特徴とするドリル用の
    スローアウェイチップ。
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