JPH05296144A - エンジン一体式油圧ポンプの冷却構造 - Google Patents

エンジン一体式油圧ポンプの冷却構造

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JPH05296144A
JPH05296144A JP4098039A JP9803992A JPH05296144A JP H05296144 A JPH05296144 A JP H05296144A JP 4098039 A JP4098039 A JP 4098039A JP 9803992 A JP9803992 A JP 9803992A JP H05296144 A JPH05296144 A JP H05296144A
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JP
Japan
Prior art keywords
engine
hydraulic pump
cooling
baffle plate
cooling air
Prior art date
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Pending
Application number
JP4098039A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Amemori
宏一 雨森
Norihiko Sakamoto
訓彦 坂本
Yasuo Sugiura
泰雄 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Publication date
Application filed by Yanmar Diesel Engine Co Ltd filed Critical Yanmar Diesel Engine Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジン冷却風を利用してエンジン一体式油
圧ポンプPを冷却し、軽便な作業機用の動力取出機構を
得ることを目的とする。 【構成】 エンジンの下部に下部導風板13を取り付け
る事により、エンジンのオイルパン冷却風にて油圧ポン
プを冷却する。或いは、エンジン一体式油圧ポンプP用
のオイルクーラー6をエンジンの排風通路内に配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンジン駆動油圧ポン
プに関し、詳しくはエンジンと一体に取り付け可能とし
た油圧ポンプの冷却装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エンジンのクランク軸或いはカム
軸等の回転軸にベルト等の動力伝達手段を介して、HS
T式変速装置の油圧ポンプ軸を連結して取り付ける如き
技術は公知となっているのである。しかし、該従来技術
の変速装置の冷却はエンジン冷却とは別構成となってい
たのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は該変速装置の
有効な冷却を得るためには、該変速装置内の油圧ポンプ
等に対する積極的な冷却風の取り入れが必要であり、そ
の冷却装置としてファンやオイルクーラー等を必要とす
るのであるが、軽便な変速装置を得るためには、これら
の冷却装置は重厚に過ぎたのである。そこで、エンジン
の冷却風を有効に利用して、変速装置の冷却を行い、該
変速装置用の冷却装置を不要又は削減して、軽便な変速
装置を得ることが望ましいのである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は以上であ
り、次に、それを解決する手段について説明する。即
ち、エンジンEにエンジン一体式油圧ポンプPを敷設し
た構成において、エンジンEとエンジン一体式油圧ポン
プPの下部に下部導風板13を設け、該下部導風板13
の内側に冷却ファン2よりの冷却風により、オイルパン
の冷却風の通路を構成し、該出口側をHST式変速装置
のエンジン一体式油圧ポンプPの下部に案内するもので
ある。また、HST式変速装置用のオイルクーラー6
を、冷却ファン2より吐出するエンジン冷却風の排風路
の途中又は出口付近に取り付けたものである。
【0005】
【実施例】本発明の解決すべき課題及び構成は以上の如
くであり、次に添付の図面に示した本発明の実施例を説
明する。図1は導風板を付設した構造のエンジンE1及
び油圧ポンプP1の側面断面図、図2は同じく導風板を
付設した構造のエンジンE1及び油圧ポンプP1の正面
図、図3はエンジンE2に取り付けた油圧ポンプP2の
オイルクーラーの配置を示す正面図、図4はエンジンE
における冷却風通路を示す側面断面図である。
【0006】先ず、図4において通常のエンジンEにお
ける冷却風の通路について説明する。風は、冷却ファン
2より取り入れられ、導風板1とエンジンEの外周の間
を通過し、ケース蓋3、シリンダーブロック4、及びシ
リンダーブロック4の下部のオイルパン5の周囲を冷却
する。シリンダーブロック4の外周を通過し冷却した冷
却風は、図2に示す如くシリンダーブロック外周のフィ
ンの間を通過し、冷却風W1として吹き出される。な
お、図4においては、シリンダーブロック4の外周にお
ける排風が、冷却風W1となってシリンダーブロック4
の燃焼室の外周部分の冷却を行い、下方に向けて冷却フ
ァン2から吹き出される冷却風W2はオイルパン5の下
方を通過し下部より排出されていくものである。
【0007】次に、図1,2よりエンジンE1に取り付
けたエンジン一体式油圧ポンプP1について説明する。
エンジンE1において、PTO軸をクランク軸7よりギ
ア連動される軸部に構成する。該油圧ポンプP1におい
て、エンジンE1のクランク軸7のギア7aをポンプ軸
8にギア噛合させている。また、エンジン一体式油圧ポ
ンプP1のハウジング9を、ケース蓋3を外した状態の
シリンダーブロック4の側面に螺止して、一体型とする
事ができるものである。なお、エンジン一体式油圧ポン
プP1は、可動斜板10と、シリンダーブロック11
と、オイルフィルター12と、チャージポンプCP等に
より構成されている。そしてエンジンEの回転と共に作
動油タンクからの作動油を、エンジン一体式油圧ポンプ
P1より圧油として吐出し、別の位置に配置した作業機
の油圧モータを駆動し、作業機を回転させることが出来
るのである。
【0008】エンジンE1のハウジング1の下部に、該
エンジンE1に連結したエンジン一体式油圧ポンプP1
のハウジング9下部をも同時に被覆する下部導風板13
を取り付ける。このようにしてエンジンE1及び油圧ポ
ンプP1の下部と、下部導風板13とにて被覆される通
風路が構成されるものであり、冷却ファン2より吐出さ
れて、エンジンE1のオイルパン5を冷却した冷却風W
2が、連続して油圧ポンプP1を下部より冷却するもの
である。なお、該下部導風板13の上部で、エンジン一
体式油圧ポンプP1のハウジング9の下部にはフィン1
4を鋳物成形により設け、更に冷却効果を高める構造と
するものである。
【0009】また、図1・2では、エンジン冷却風を利
用して変速装置の作動油タンクを冷却する構成も含めた
実施例としている。即ち、エンジンE1の冷却風で、フ
ァン2より吐出されて、シリンダーブロック4と導風板
1の間を通過する冷却風は、その後、排風通過部15よ
り排風され、該上部の冷却風W1を、該油圧ポンプP1
の作動油タンク16、及び該作動油タンク16より変速
装置内に導入される作動油供給パイプ17の冷却にも利
用し、エンジン放熱等によって該タンク内の作動油の温
度が上昇するのを防止するのである。なお、18はエン
ジンE1の燃料タンクである。
【0010】次に、図3の実施例について説明する。本
実施例のエンジンE2は、カム軸にHST式変速装置用
油圧ポンプP2のポンプ軸14を連結する構造となって
いる。油圧ポンプP2において、19は作動油タンク、
20はフィルター部であり、ポンプ内に供給された作動
油は、フィルター部20を経てパイプ21よりオイルク
ーラー6に送り込まれ冷却され、パイプ22を経てポン
プ内に循環する。その冷却効果を更に高めるため、該オ
イルクーラー6をエンジンE2の排風孔より排出される
エンジン冷却風の通路(図4に図示するシリンダーブロ
ック4の外周と導風板1の間を通過する冷却風W1)の
出口付近を遮蔽する如くに配置しているのである。こう
して、本来エンジンE2の冷却に用いる冷却風をHST
式変速装置のオイルクーラー6の冷却に利用するので、
該変速装置に対する専用の冷却装置を必要とせず、軽便
で、かつ有効な冷却効果を有する変速装置を得られるの
である。
【0011】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成する事によ
り、次のような効果を奏するものである。即ち、請求項
1の如く構成したので、エンジンと一体にして取り付け
られるHST式変速装置の油圧ポンプを、エンジン冷却
風を兼用利用して冷却することが可能となったので、有
効な冷却が得られるとともに、該変速装置冷却用の装置
が不要で、軽便なHST式変速装置を得ることができる
のである。
【0012】また、請求項2の如く構成したので、HS
T式変速装置用のオイルクーラー6を、冷却ファン2よ
り吐出するエンジン冷却風で冷却するので、別にエンジ
ン一体式油圧ポンプの為の冷却ファンを設ける必要がな
く、エンジンにエンジン一体式油圧ポンプを付設した構
成において、全体構成をコンパクトに構成することが出
来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】導風板を付設したエンジンE1及び油圧ポンプ
P1の側面断面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】エンジンE2に取り付けた油圧ポンプP2のオ
イルクーラーの配置を示す正面図である。
【図4】エンジンEにおける冷却風通路を示す側面断面
図である。
【符号の説明】
E1,E2 エンジン P1,P2 油圧ポンプ W1 上部冷却風 W2 下部冷却風 1 導風板 2 冷却ファン 3 ケース蓋 4 シリンダーブロック 6 オイルクーラー 13 導風板

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンEにエンジン一体式油圧ポンプ
    Pを敷設した構成において、エンジンEとエンジン一体
    式油圧ポンプPの下部に下部導風板13を設け、該下部
    導風板13の内側に冷却ファン2よりの冷却風により、
    オイルパンの冷却風の通路を構成し、該出口側をHST
    式変速装置のエンジン一体式油圧ポンプP1の下部に案
    内することを特徴とするエンジン一体式油圧ポンプの冷
    却構造。
  2. 【請求項2】 エンジンEにエンジン一体式油圧ポンプ
    P1を敷設した構成において、エンジン一体式油圧ポン
    プP用作動油のオイルクーラー6を、冷却ファン2より
    吐出するエンジン冷却風の排風路の途中又は出口付近に
    取り付けたことを特徴とするエンジン一体式油圧ポンプ
    の冷却構造。
JP4098039A 1992-04-17 1992-04-17 エンジン一体式油圧ポンプの冷却構造 Pending JPH05296144A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012515127A (ja) * 2009-01-19 2012-07-05 バキュリフト,インコーポレイテッド(ディービーエー バキュワークス インターナショナル) 改良された小型真空資材取扱装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012515127A (ja) * 2009-01-19 2012-07-05 バキュリフト,インコーポレイテッド(ディービーエー バキュワークス インターナショナル) 改良された小型真空資材取扱装置
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