JPH0529585B2 - - Google Patents

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JPH0529585B2
JPH0529585B2 JP59015952A JP1595284A JPH0529585B2 JP H0529585 B2 JPH0529585 B2 JP H0529585B2 JP 59015952 A JP59015952 A JP 59015952A JP 1595284 A JP1595284 A JP 1595284A JP H0529585 B2 JPH0529585 B2 JP H0529585B2
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JP
Japan
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sub
spool
orifice
main
connector
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JP59015952A
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English (en)
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JPS60157965A (ja
Inventor
Shigeyuki Hadama
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
Original Assignee
Atsugi Unisia Corp
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Publication date
Application filed by Atsugi Unisia Corp filed Critical Atsugi Unisia Corp
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Publication of JPS60157965A publication Critical patent/JPS60157965A/ja
Publication of JPH0529585B2 publication Critical patent/JPH0529585B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/06Power-assisted or power-driven steering fluid, i.e. using a pressurised fluid for most or all the force required for steering a vehicle

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (技術分野) この発明は自動車のパワーステアリング装置等
を施用され、パワーソースからこのパワーステア
リング装置等に供給される作動流体の流量を所定
流量に調整する流量制御装置に関する。
(従来技術) 流体を作動媒体として手動操舵トルクを助勢す
るパワーステアリング装置に、作動流体を供給す
るパワーソースとしてのオイルポンプは、車両に
搭載した内燃機関によつて回転駆動されるのが普
通であり、その回転の増加によつて吐出流量が増
加する。
しかるに、パワーステアリング操作に必要な流
量は、その操作が車両の停車時あるいは低速走行
に十分に機能すればよいものであるから、機関の
比較的低速域において確保されるを要し、高速時
は差程必要としない。従つて、高速回転で生じる
余剰流量は流量制御弁によつてバイパスさせリザ
ーバタンク等に戻すのが普通である。
ここにこの種の流量制御弁として本件出願人は
第1図に示すように、ポンプ1からの吐出油を導
く導入通路2に連通するメインオリフイス3を、
これに直列配置した可変絞りのサブオリフイス4
を介してパワーステアリング装置5に連通し、感
応オリフイス6及び油路7を介してメインオリフ
イス3の前後の圧力をそれぞれサブスプール8に
作用させることにより、サブスプール8をメイン
オリフイス3の前後に生ずる差圧に応動させてサ
ブオリフイス4を制御する一方、サブオリフイス
4の前後に生ずる差圧に応動するメインスプール
9を、リザーバタンク(図示略)に通じるドレン
通路10と適合させた流量制御装置を提案してい
る。
この流量制御装置の吐出流量特性は第2図に示
す如くであつて、ポンプ1から吐出された作動油
は、メインオリフイス3及びサブオリフイス4を
通過する一方で、サブオリフイス4に流入する作
動油の増大に伴うサブオリフイス4通過前後の差
圧の増大によつてメインスプール9をこれのつり
合いばね11のばね力に抗して右動させてドレン
通路10を開口させ、その一部がドレン通路10
に逃げる。斯くして、パワーステアリング装置5
に送出される作動油を、メインオリフイス3及び
サブオリフイス4による制御のもとに一定流量Q
1に維持する。ポンプ吐出量が更に増大すると、
これに伴うメインスプール9の更なる右動と共
に、メインオリフイス3前後に生ずる差圧の増大
によつてサブスプール8をこれのつり合いばね1
2のばね力に抗して左動させ、サブオリフイス4
を絞る。この一連の動作で、パワーステアリング
装置5に送出される流量は、一定流量Q1から漸
減して、主にサブオリフイス4を通過することで
もたらされる流量Q2制御され、所謂フローダウ
ン制御される。
ところで、前記従来例にあつては、メインスプ
ール9の移動時にポンプ吐出油が固定絞りのメイ
ンオリフイス3を通過してドレン通路に逃げる構
成であるため、メインオリフイス3によつて生ず
る抵抗分導入通路2内の圧力が上昇し、ポンプ1
が無用の仕事を強いられる。また、サブスプール
8の一方側に作用する油圧が、感応オリフイス6
を介してメインオリフイス3よりも上流側から導
かれる構成であるから、サブスプール8が、ポン
プ1の脈圧変動を受け易く、微妙な流量制御をす
るときに不都合である。
(発明の目的) この発明はこのような実状に鑑みてなされたも
ので、ポンプに対する負担が軽減されると共にス
プールの振動を防止して安定した流量特性が獲得
できる流量制御装置を提供することを目的とす
る。また、制御され流量が導かれるパワーステア
リング装置等のアクチユエータへの接続態様が広
範に選択可能な流量制御装置を提供することを他
の目的とする。
(発明の要旨) この目的を達成するためにこの発明にあつて
は、作動油の導入通路及びドレン通路が開口する
メインスプール収容孔に、余剰油流量を制御する
メインスプールを摺動自在に収容してこの収容孔
内部を一次圧力室と二次圧力室とに隔成し、前記
一次圧力室に臨んで、一端にアクチユエータへ作
動油を導く吐出孔を備えた中空状のコネクタの他
端を開口させ、このコネクタには、その中空内部
に、前記吐出孔に連通する連通孔と、大径部と小
径部からなりこの大径部が前記一次圧力室に開口
し小径部が前記連通孔側に位置する、サブスプー
ル収容孔とをそれぞれ形成すると共、その胴部
に、前記導入通路とサブスプール収容孔内部とを
これの大径部側において連通する通路を設け、前
記サブスプール収容孔内部には、このサブスプー
ル収容孔の大径部及び小径部にそれぞれ対応する
大径部及び小径部を備えた中空状のサブスプール
を摺動自在に嵌挿して、このサブスプールの大径
部側の一端を前記一次圧力室に臨ませ、このサブ
スプールの一端側の外径とコネクタの大径部の内
径との間にサブスプールの摺動に伴つて前記導入
通路から前記一次圧力室へ導入される作動油の絞
り量を変化させる第1オリフイスを形成すると共
に、コネクタの小径部とサブスプールの大径部と
の間に、その内部が減衰オリフイスを介して前記
第1オリフイスよりも下流側と連通するダンパ室
を形成し、前記サブスプールの中空内部には、前
記第1オリフイスを通過した作動油を導くメイン
オリフイスを設けて前記コネクタの連通孔に連通
させる一方、前記導入通路とコネクタの連通孔と
の間の油路には、前記メインオリフイスに対して
並列配置された可変絞りのサブオリフイスを設
け、前記導入通路にポンプの吐出圧力を導き前記
一次圧力室には前記第1オリフイスを通過した作
動油の圧力を、二次圧力室内には前記メインオリ
フイスおよびサブオリフイスを通過後の作動油の
圧力をそれぞれ導くことにより、メインスプール
にメインオリフイス前後の差圧を作用させ、この
差圧の増大によつて、前記ドレン通路の開口面積
を増大させ、かつ、この差圧に対抗するようメイ
ンスプール用スプリングがメインスプールを付勢
し、更に、前記導入通路にポンプの吐出圧力を導
くことによりサブスプールに第1オリフイス、メ
インオリフイス及びサブオリフイスの前後差圧を
作用させて、この差圧の増大によつて、前記サブ
オリフイスの絞り度合を強めるとともに前記第1
オリフイスの絞り度合を緩め、かつ、この差圧に
対抗するようサブスプール用スプリングを付勢す
るように構成してある。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面と共に詳述す
る。
第3図はこの発明の一実施例を示す断面図であ
る。即ち、ポンプ21から吐出される作動油のう
ち、必要流量をパワーステアリング装置等のアク
チユエータ(図示略)へ導き、この必要流量に対
する余剰流量をドレン通路22からリザーバタン
ク23等に戻すようにした流量制御装置であつ
て、ハウジング24には作動油の導入通路25及
びドレン通路22が開口する、一端開放の収容孔
26が形成され、この収容孔26内には余剰流量
を制御するメインスプール27が軸方向摺動自在
に収容されており、この収容孔26内部を一次圧
力室28及び二次圧力室29に隔成している。3
0は収容孔26の開放端に螺合固定された中空状
のコネクタで、このコネクタ30の一端にはアク
チユエータへ作動油を導く吐出孔31が設けら
れ、他端は一次圧力室28に臨んで開口してい
る。また、このコネクタ30には、その中空内部
に、吐出孔31に連通する連通孔32と、サブス
プール収容孔33とがそれぞれ設けられており、
このサブスプール収容孔33は大径部33aと小
径部33bとから成り、大径部33aが一次圧力
室28側に位置し小径部33bが連通孔32に連
なつている。さらに、コネクタ30の胴部には、
導入通路25とサブスプール収容孔33内部とを
これの大径部33a側において連通する通路34
が設けられている。なお、この実施例において
は、通路34に対応する部分におけるコネクタ3
0の中空内部が拡径され、通路34からの作動油
の流入を容易にしている。
サブスプール収容孔33内には、このサブスプ
ール収容孔33の大径部33a及び小径部33b
にそれぞれ対応する大径部35a及び小径部35
bを備えた中空状のサブスプール35が摺動自在
に嵌挿されており、サブスプール35の大径部3
5aの一端を一次圧力室28に臨ませ、このサブ
スプール35の一端側の外径とコネクタ30の大
径部33aの内径との間にサブスプール35の摺
動に伴つて導入通路25から一次圧力室28へ導
入される作動油の絞り量を変化させる第1オリフ
イス36を形成すると共に、コネクタ30の小径
部33bとサブスプール35の大径部35aとの
間にダンパ室37を形成している。このダンパ室
37は、減衰オリフイス38を介して第1オリフ
イス36よりも下流と連通しており、その内部
に、サブスプール用スプリング39を収装してサ
ブスプール35を停止手段(ピン)40に向けて
当接付勢している。なお、減衰オリフイス38
は、ダンパ室37を第1オリフイス36よりも下
流側と連通する構成であればよいから、これをコ
ネクタ30の小径部33b内径とサブスプール3
5小径部35b外径との間の嵌合隙間で形成する
ことも可能である。
サブスプール35の中空内部には、第1オリフ
イス36に対して直列配置されこの第1オリフイ
ス36を通過した作動油を導くメインオリフイス
41が設けられており、サブスプール35の中空
内部を通つてコネクタ30の連通孔32に連通し
ている。また、ポンプ吐出油の導入通路25とコ
ネクタ30の連通孔32との間には、この実施例
においてサブスプール35の大径部35a胴部に
軸直角方向の透孔42を穿設することにより、コ
ネクタ30の大径部33aの片部33a′との間
で、メインオリフイス41に対して並列配置され
た可変絞りのサブオリフイス43が形成されてい
る。
ハウジング24には、コネクタ30に設けた斜
孔44が連なる通路45が設けられており、コネ
クタ30の連通孔32内の圧力すなわちメインオ
リフイス41よりも下流側の圧力を二次圧力室2
9内に導く。また、二次圧力室29内にはメイン
スプール用スプリング46が収装されており、メ
インスプール27を一次圧力室28側すなわち図
示左方へ向けて付勢している。
また、コネクタ30には、これに設けた吐出孔
31に臨む流路47を備えたニツプル48が、ね
じ込み結合を可とするプラグ49によつて取付け
られており、シール50a,50bによつて封止
が施されている。このニツプル48は図示状態に
おいては下向きであるけれども、これの向きはね
じ込まれプラグ49を緩めることにより変更可能
であつて、パワーステアリング装置等のアクチユ
エータへの配管を容易ならしめ得る。
なお、50cはシールリングである。
斯かる構成の流量制御装置にあつては、前記第
2図に示したと同様の吐出量特性が得られる。即
ち、ポンプ21から導入通路25に導かれた作動
油は、ポンプ21の低吐出域においてその略全量
が第1オリフイス36、メインオリフイス41及
びサブオリフイス43を通過してアクチユエータ
へ送出される。ポンプ吐出量が増し、メインオリ
フイス41を通過する流量が増すと、このメイン
オリフイス41の前後に生ずる差圧によつてメイ
ンスプール27をメインスプール用スプリング4
6のばね力に抗して右動せしめ、ドレン通路22
を開口して作動油の一部を逃がす。斯くしてアク
チユエータへ送出される作動油は第1オリフイス
36、メインオリフイス41及びサブオリフイス
43による制御に基づく一定流量Q1に維持され
る。更にポンプ吐出量が増すと、メインスプール
27の更なる右動に伴うドレン通路22の開口面
積増と同時に、各オリフイス36,41,43の
前後に生じる差圧が増大し、この差圧によつてサ
ブスプール35をサブスプール用スプリング39
のばね力に抗して左動せしめ、サブオリフイス4
3を絞る。従つて、アクチユエータへ送出される
作動油は、サブオリフイス43が絞られるにつれ
て漸減して遂にはメインオリフイス41を通過す
る流量のみに限局され、第2図に示す流量Q2と
なる。なお、導入通路25、一次圧力室28およ
びサブスプール35内部の圧力は、 導入通路25>一次圧力室28>サブスプール
35内部の関係となる。
ここで、サブスプール35は吐出孔31側の圧
力により図中右方向に付勢されるとともに導入通
路25および一次圧力室28の圧力により左方向
に付勢されているので、ポンプ吐出油量が所定量
となつたときにサブスプール25を作動させてサ
ブオリフイス43を絞り流量制御を開始するため
には、左方向に付勢する圧力を高くすればよい。
そこで、導入通路25と一次圧力室28との間に
ポンプ吐出油量が低流量時に流通抵抗を生じる第
1オリフイス36をコネクタ30の内径とこのコ
ネクタ30に対して相対摺動するサブスプール3
5の外径との間で形成している。この第1オリフ
イス36によつてサブオリフイス43前後の差圧
は第1オリフイス36前後の差圧およびメインオ
リフイス41前後の差圧の和の高差圧となり、サ
ブスプール35はポンプ吐出油量が低流量域から
駆動されてサブオリフイス43の開口面積が低減
制御され、吐出流量が効果的に制御される。よつ
て、第1オリフイス36を通過した作動油により
メインスプール27が右動してドレン通路22を
開口したときでも、更にポンプ吐出油量が増大し
その吐出油量が所定量に達したときには、第1オ
リフイス36前後に発生する差圧はメインオリフ
イス41前後に発生する差圧と共に、サブオリフ
イス43前後に発生する差圧を高めてサブスプー
ル35を左動させることになる。そのため、サブ
オリフイス43が絞られて吐出孔31への作動油
の吐出油量が減少されると共に、第1オリフイス
36の絞り量が減少され一次圧力室28へ吐出さ
れる作動油が増大しメインスプール27がさらに
右動されて余剰油が容易にドレン通路22に至
る。従つて、この実施例の場合、導入通路25か
らサブスプール35の先端までの距離lが変化す
ることによつて、適量の作動油を前記アクチユエ
ータに導くとともに、この第1オリフイス36の
絞り量がポンプ吐出油量の増大に伴つて減少する
ように変化可能であるから、ポンプ吐出油量が増
大した場合の余剰油は、この吐出油量の増大に伴
つて流通抵抗が減じられた第1オリフイス36を
容易に通過してドレン通路22に至る。斯くして
ポンプ1は無用の圧力上昇を強いられることな
く、すなわち作動油の無用な温度上昇やこれに伴
う劣化が有利に回避できる。
また、脈動を含んだポンプ吐出圧が作用するこ
とによつてもたらされるサブスプール35の振動
は、第1オリフイス36を通過して幾分脈動が減
じられた下流に連通させたダンパ室37のダンパ
作用によつて吸収され、サブスプール35が振動
することによつて生じる制御流量の変動を、この
サブスプール35に直接的に作用するダンパ作用
によつて防止できる。
さらに、コネクタ30に設けたサブスプール収
容孔33は、その大径部33aを一次圧力室28
側に、小径部33bを連通孔32側に配置してあ
るため、このサブスプール収容孔33を、アクチ
ユエータに作動油を導く吐出孔31を設けた側に
何ら影響を与えることなくこれの反対側すなわ
ち、一次圧力室28開口端側から加圧することが
可能である。従つて、アクチユエータへ接続態様
を、例えば第3図に示す実施例で別体として設け
られたニツプル48をコネクタ30と一体化する
など、如何様にも広範に選択できる。
なお、第1オリフイス36の形成に際してサブ
スプール35の外径を縮径した例を示したが、こ
れに限らず、コネクタ30の開口端内径を拡径し
てもよい。また、停止手段40は、コネクタ30
の開口端に他部材を圧入固定するなど、種々変形
が可能である。
第4図はこの発明の第2実施例を示す断面図
で、これが前記第3図に示す実施例と主に異なる
ところは、第1オリフイス36を形成するサブス
プール35Aの先端外径を先細りのテーパ状に形
成した点と、ダンパ室37に開口する減衰オリフ
イス38Aをコネクタ30Aに設け、ハウジング
24に設けた通路45に接続した点である。ま
た、コネクタ30Aに、連通孔32Aを拡径して
雌ねじ31′Aを備えた吐出孔31Aを設けてあ
る。なお、上記以外の構成は第3図に示す実施例
と同様であるから、同一構成部分には同一符号を
付し、その重複する説明を省略する。
斯く構成しても前記実施例と同様な効果が得ら
れることに加えて、サブスプール35Aの先端外
径が先細りのテーパ状であるから、サブスプール
35Aの移動に伴う第1オリフイス36の絞り量
の変化をより大きくして、ポンプ吐出量の変化に
対する各スプール27,35Aの応答性が高めら
れる。
第5図はこの発明の第3実施例を示す断面図で
ある。この実施例においては、前記第3図および
第4図においてダンパ室37内に収装したサブス
プール用スプリング39を、サブスプール収容孔
33の小径部33b内部で、これと連通孔32と
の間に設けた縮径段部61とサブスプール35の
小径部35bとの間に配設すると共に、前記各実
施例においてサブスプールの胴部に設けた透孔4
2に代えて、コネクタ30Bの胴部に、導入通路
25に臨む斜透孔42Bを穿設してこれをサブス
プール収容孔33の小径部33bに開口させ、サ
ブスプール35の小径部35bの胴部との間で可
変絞りのサブオリフイス43Bを形成するように
してある。また、コネクタ30Bには、吐出孔3
1Bに雌ねじ31′Bを形成すると共に縮径段部
61にフユルール62を圧入固定し、更に、サブ
スプール収容孔33の小径部33bに開口する半
径方向孔63を設けてこれを通路45に連通して
ある。なお、上記以外の構成は第3図に示す実施
例と同様であるから、同一構成部分には同一符号
を付し、その重複する説明を省略する。
斯く構成しても前記第3図に示す実施例で述べ
たと同様の効果が得られる。また、フエルール6
2を設けたことにより、吐出孔31Bからアクチ
ユエータへの配管として管端を所謂フレア加工し
た導管が使用可能となる。
第6図はこの発明の第4実施例を示す断面図で
ある。この実施例においては、サブオリフイス4
3Cを、コネクタ30Cに設けたサブスプール収
容孔33の大径部33aの胴部を貫通する透孔4
2Cと、この透孔42Cに対して図示状態におい
て同軸配置されてサブスプール35の大径部35
aを半径方向に貫通する透孔42′Cとによつて
形成するようにしてある。また、コネクタ30C
は、吐出孔31Cと同軸の雄ねじ31′Cが形成
してある。なお、上記以外の構成は第3図及び第
5図に示す実施例と同様であるから、同一構成部
分には同一符号を付し、その重複する説明を省略
する。
斯く構成しても前記した各実施例と略同様の効
果が得られる。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、この発明によれ
ば、中空状のコネクタの中空内部に形成した、大
径部及び小径部からなるサブスプール収容孔内
に、大径部及び小径部を備えたサブスプールを摺
動自在に嵌挿して、このサブスプールの外径とコ
ネクタの内径との間で、第1オリフイスを形成し
ているので、ポンプ吐出油量が増大しその吐出油
量が所定量に達したとき第1オリフイス前後に所
定の差圧を発生させ、メインオリフイス前後の差
圧とあいまつて、サブオリフイス前後の差圧を高
めサブスプールを移動させるための駆動力を生起
し、導入通路から吐出孔へ通過する作動油を適量
にすると共に、ポンプ吐出油量が更に増大したと
き第1オリフイスの絞りを弱め一次圧力室へ導入
する油量を増大させメインスプールを大きく移動
してドレン通路に余剰油を容易に通過させること
ができる。従つて、ポンプ吐出圧を無用に上昇さ
せることがなく、ポンプに対する負担が軽減され
る。
また、コネクタの小径部とサブスプールの大径
部との間に、その内部が減衰オリフイスを介して
第1オリフイスよりも下流側と連通するダンパ室
を形成したので、ポンプ吐出油の脈圧変動によつ
て惹起させるサブスプールの振動をダンパ室のダ
ンパ作用によつて吸収して、安定した制御流量特
性が得られる。
さらに、コネクタに形成したサブスプール収容
孔の大径部を一次圧力室に開口させ、小径部を吐
出孔に通じる連通孔側に配置したので、このサブ
スプール収容孔の加工がコネクタの吐出孔側に何
ら影響を与えることなく可能となり、仍つて、ア
クチユエータへの接続態様を広範多岐に選択可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の流量制御弁を示す断面図、第2
図は流量特性を示す面図、第3図はこの発明の一
実施例を示す断面図、第4図乃至第6図ははこの
発明の第2,第3及び第4の各実施例を示す断面
図である。 21…ポンプ、22…ドレン通路、24…ハウ
ジング、25…導入通路、26…メインスプール
収容孔、27…メインスプール、28…一次圧力
室、29…二次圧力室、30,30A,30B,
30C…コネクタ、31…吐出孔、32…連通
孔、33…サブスプール収容孔、33a…大径
部、33b…小径部、34…通路、35…サブス
プール、35a…大径部、35b…小径部、36
…第1オリフイス、37…ダンパ室、38…減衰
オリフイス、39……サブスプール用スプリン
グ、41…メインオリフイス、43,43B,4
3C…サブオリフイス、46…メインスプール用
スプリング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポンプから吐出される作動油のうち、必要流
    量をアクチユエータへ導き、この必要流量に対す
    る余剰油流量をドレン通路に戻すようにした流量
    制御装置において、作動油の導入通路及びドレン
    通路が開口するメインスプール収容孔内に、前記
    余剰油流量を制御するメインスプールを摺動自在
    に収容してこの収容孔内部を一次圧力室と二次圧
    力室とに隔成し、前記一次圧力室に臨んで、一端
    にアクチユエータへ作動油を導く吐出孔を備えた
    中空状のコネクタの他端を開口させ、このコネク
    タには、その中空内部に、前記吐出孔に連通する
    連通孔と、大径部と小径部からなりこの大径部が
    前記一次圧力室に開口し小径部が前記連通孔側に
    位置する、サブスプール収容孔とをそれぞれ形成
    すると共に、その胴部に、前記導入通路とサブス
    プール収容孔内部とをこれの大径部側において連
    通する通路を設け、前記サブスプール収容孔内部
    には、このサブスプール収容孔の大径部及び小径
    部にそれぞれ対応する大径部及び小径部を備えた
    中空状のサブスプールを摺動自在に嵌挿して、こ
    のサブスプールの大径部側の一端を前記一次圧力
    室に臨ませ、このサブスプールの一端側の外径と
    コネクタの大径部の内径との間にサブスプールの
    摺動に伴つて前記導入通路から前記一次圧力室へ
    導入される作動油の絞り量を変化させる第1オリ
    フイスを形成すると共に、コネクタの小径部とサ
    ブスプールの大径部との間に、その内容が減衰オ
    リフイスを介して前記第1オリフイスよりも下流
    側と連通するダンバ室を形成し、前記サブスプー
    ルの中空内部には、前記第1オリフイスを通過し
    た作動油を導くメインオリフイスを設けて前記コ
    ネクタの連通孔に連通させる一方、前記導入通路
    とコネクタの連通孔との間の油路には、前記メイ
    ンオリフイスに対して並列配置された可変絞りの
    サブオリフイスを設け、前記導入通路にポンプの
    吐出圧力を導き前記一次圧力室には前記第1オリ
    フイスを通過した作動油の圧力を、二次圧力室内
    には前記メインオリフイスおよびサブオリフイス
    を通過後の作動油の圧力をそれぞれ導くことによ
    り、メインスプールにメインオリフイス前後の差
    圧を作用させ、この差圧の増大によつて、前記ド
    レン通路の開口面積を増大させ、かつ、この差圧
    に対抗するメインスプール用スプリングがメイン
    スプールを付勢し、更に、前記導入通路にポンプ
    の吐出圧力を導くことによりサブスプールに第1
    オリフイス、メインオリフイス及びサブオリフイ
    スの前後差圧を作用させて、この差圧の増大によ
    つて、前記サブオリフイスの絞り度合を強めると
    ともに前記第1オリフイスの絞り度合を緩め、か
    つ、この差圧に対抗するようサブスプール用スプ
    リングがサブスプールを付勢するようにした流量
    制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56104186A (en) * 1980-01-24 1981-08-19 Toyoda Mach Works Ltd Flow controller for power steering working fluid
JPS58152664A (ja) * 1982-03-05 1983-09-10 Kayaba Ind Co Ltd パワ−ステアリングの流量制御装置

Patent Citations (2)

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