JPH0529459Y2 - - Google Patents

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JPH0529459Y2
JPH0529459Y2 JP5047486U JP5047486U JPH0529459Y2 JP H0529459 Y2 JPH0529459 Y2 JP H0529459Y2 JP 5047486 U JP5047486 U JP 5047486U JP 5047486 U JP5047486 U JP 5047486U JP H0529459 Y2 JPH0529459 Y2 JP H0529459Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、カラーデイスプレイに用いられるカ
ラーフイルターを有するカラー表示装置用電極板
に係り、特に透明電極の断線をなくし信頼性を向
上させる技術に関するものである。
<従来の技術> 従来の技術を、第6図と第7図の模式断面図に
て説明する。
第6図は厚さ1mm程度の透明な基板61上に透
明電極62とカラーフイルター63を積層したカ
ラー表示装置用電極板の一従来例である。また、
第7図はカラーフイルター73と透明電極72が
第6図と逆の構成の一従来例である。透明電極は
通常ITOとよばれる金属酸化物の200〜2000Åの
透明な膜であり、カラーフイルターはレリーフ染
色法や印刷にて形成される1〜3μm程度の有機フ
イルムの膜である。これらカラー表示装置用電極
板は、液晶デイスプレイの片側の電極板として用
いられることが多い。
<考案が解決しようとする問題点> 第6図に示した従来例ではカラーフイルター6
3が透明電極62の上に積層されるため、例えば
液晶にかかる実効電圧が30%前後低下する。ま
た、立ち上りの急峻性やコントラストの大幅な減
少を生じる。また駆動電圧も50%前後増やさない
と駆動しない。それに対し第7図の例では、透明
電極72がカラーフイルター73の上にくるた
め、この欠点はないが、透明電極72がカラーフ
イルター73上から透明な基板71に転移すると
ころの境界部で断線を生じることがあつた。特に
液晶デイスプレイの製造プロセスでは150〜250℃
の加熱プロセスがあるため断線が大きな問題とな
つていた。
<問題点を解決するための手段> 透明な基板上にすくなくともストライプ状に一
定ピツチに並ぶ複数のカラーフイルターパターン
と透明電極を順次積層したカラー表示装置用電極
板において、カラーフイルターパターンの端部に
おいて透明電極とカラーフイルターパターンの境
界部の長さが前記カラーフイルターパターンの巾
より少なくとも長い事を特徴とするカラー表示装
置用電極板とする。殊にカラーフイルターパター
ンを透明電極との接触部において変形させると
か、金属薄膜パターンと透明電極の重り部をカラ
ーフイルターパターンに隣接させるとかが効果が
ある。
本考案は例えば、カラーフイルターパターンの
ピッチ幅に対し、該カラーフイルターパターンの
端部を斜め、階段状、あるいは他の形状とするこ
とにより実質的にカラーフイルターパターンと透
明な基板との境界部を多くして上に積層させる透
明電極の基板への電気的導通をより容易にし、結
果として透明電極の断線をなくすものである。
本考案はさらに金属薄膜パターンを透明な基板
上に先に形成しておくことにより、以下の実施例
で示すようにカラーフイルターパターンと金属薄
膜パターンとの境界部をより多くできるようにな
り、断線をなくすことができる。なお、金属薄膜
パターンの材料についてはアルミニウム、クロ
ム、ニツケル、銅、金、錫、ハンダ合金等特に限
定する必要はなく、成膜方法についてもメツキ、
蒸着、イオンプレーテイング、スパツタリング、
印刷等種々の方法を採用できる。
<作用> 本考案はカラーフイルターと透明な基板との境
界部を多くしたため、上に形成した透明電極がそ
の境界部で断線を生じる確率が全体としてはきわ
めて少なくなる。さらに金属薄膜をあらかじめパ
タニングしておくことにより、断線をなくすこと
ができる。
従つて、透明電極をカラーフイルターの上に積
層してもよくなり、実効電圧の低下がなくなり、
実効電圧が元の実効電圧と比べて30%、低下後の
電圧と比べれば50%実効電圧が上昇する。このた
め、立ち上りの急峻性が高まり、駆動電圧も下げ
ることができるようになる。
本考案を実施例とともに詳細に説明する。
〔実施例 1〕 第1図は本考案の実施態様を示す模式平面図、
第2図はそのA−A′線による断面図である。透
明な基板1上に、クロム1000Å、ニツケル3000Å
をスパツタリングにて膜付、パタニングし金属薄
膜パターン4を形成したものである。さらにレリ
ーフ染色にてゼラチン膜をパタニング染色し
1.5μmの膜厚にてG(緑)、R(赤)、B(青)の3
色パターンを形成しカラーフイルターパターン3
とした。次に、ITOをスパツタリングにより1600
Å膜付し透明電極2とした。なおこの各々のパタ
ーンのピツチは250μmであり、金属薄膜パターン
4の細線部は15μm巾、隣接するストライプパタ
ーンとの間隔は20μm、カラーフイルターパター
ン3の巾は215μm〜220μmである。
そこでこの電極板を170℃の温度下で1時間保
持する環境と、室温の下で1時間保持する環境へ
交替にさらす熱サイクルテストを3回行つたが断
線は発生しなかつた。
〔実施例 2〕 第3図は本考案の実施態様を示す模式平面図、
第4図はそのB−B線断面図である。〔実施例1〕
と同じ方法で金属薄膜パターン34を端部にのみ
形成した後、レリーフ染色にてストライプ状のカ
ラーフイルターパターン33を形成した。該カラ
ーフイルターパターン33は金属薄膜パターン3
4上において約100μm直径のスルーホール35を
設けた。次に、〔実施例1〕と同様に透明電極3
2を形成した。なお、この透明電極32はスルー
ホール35とカラーフイルターパターン33端部
で金属薄膜パターン34と接するようにした。
これを〔実施例1〕と同様に熱サイクルテスト
を行つたが、断線は皆無であつた。
〔実施例 3〕 第5図は本考案の実施態様を示す模式平面図で
ある。透明な基板41上にオフセツト印刷にて膜
厚約2μm、線巾230μmのストライプパターンにて
215μmピツチで、片側15μmの重なりをもたせて
R,G,B3色形成し、カラーフイルターパター
ン43とした。なお、カラーフイルターパターン
43の端部は、境界部を多くするため長辺400μm
程度の2等辺3角形状とした。また、次に〔実施
例1〕と同様の方法で透明電極42を215μmピツ
チで形成した。ちなみに端部においては透明な基
板41に直接透明電極42を形成した。
これもまた〔実施例1〕と同様に熱サイクルテ
ストを行つたが断線はほとんど生じなかつた。
<考案の効果> 本考案はカラーフイルター上に形成した透明電
極が基板へ転移する部分(境界部)の長さがきわ
めて多くなるため断線を生じることがなくなる。
従つて、本考案によりカラーフイルターの上に
透明電極を積層することが実用化レベルとなり、
液晶デイスプレイにおいて従来の下の電極方式よ
りコントラストで2〜3倍になり、立ち上りが急
峻になつた。また、駆動電圧が15Vから10Vに低
下し、消費電力においても大幅な改善を得ること
ができた。
これにより本考案のカラー表示装置用電極板で
液晶等のデイスプレイの信頼性や商品価値を大き
く向上せしめた。
【図面の簡単な説明】
第1図,第3図,第5図は本考案の各々実施態
様を示す模式平面図である。第2図は第1図の、
第4図は第3図の模式断面図である。第6図,第
7図は従来例を示す模式断面図である。 1,31,41,61,71……基板、2,3
2,42,62,72……透明電極、3,33,
43,63,73……カラーフイルターパター
ン、4,34,44……金属薄膜パターン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 透明な基板上にすくなくともストライプ状に
    一定ピツチに並ぶ複数のカラーフイルターパタ
    ーンと透明電極を順次積層したカラー表示装置
    用電極板において、カラーフイルターパターン
    の端部において透明電極とカラーフイルターパ
    ターンの境界部の長さが前記カラーフイルター
    パターンの巾より長い事を特徴とするカラー表
    示装置用電極板。 (2) カラーフイルターパターンを透明電極との接
    触部において変形させた事を特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第1項記載のカラー表示装置
    用電極板。 (3) 金属薄膜パターンと透明電極の重り部をカラ
    ーフイルターパターンに隣接させて設けた事を
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項もし
    くは第2項記載のカラー表示装置用電極板。
JP5047486U 1986-04-04 1986-04-04 Expired - Lifetime JPH0529459Y2 (ja)

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JP5047486U JPH0529459Y2 (ja) 1986-04-04 1986-04-04

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JPS62161226U JPS62161226U (ja) 1987-10-14
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JP2670450B2 (ja) * 1988-08-30 1997-10-29 キヤノン株式会社 光学変調素子
JP3770240B2 (ja) 2003-02-20 2006-04-26 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置および電子機器

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