JP2000047235A - 表示素子用電極基板およびその製造方法 - Google Patents

表示素子用電極基板およびその製造方法

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JP2000047235A
JP2000047235A JP10211443A JP21144398A JP2000047235A JP 2000047235 A JP2000047235 A JP 2000047235A JP 10211443 A JP10211443 A JP 10211443A JP 21144398 A JP21144398 A JP 21144398A JP 2000047235 A JP2000047235 A JP 2000047235A
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substrate
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flat film
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Makoto Sato
良 佐藤
Shuntaro Yoshida
俊太郎 吉田
Hiromichi Kato
博道 加藤
Kazue Suematsu
和重 末松
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Denso Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基板の一面上に主電極及び補助電極を備え、
且つ、補助電極を平坦膜に埋め込んだ構造を有する表示
素子用電極基板において、平坦膜によって主電極と補助
電極との電気的接続が阻害されるのを防止する。 【解決手段】 ガラス基板11の一面11a上に形成さ
れたITO等からなる主電極14とNiやCr等からな
る補助電極12との間には、補助電極12側から主電極
14側に貫通する穴13aを有する絶縁性の樹脂やガラ
ス等からなる絶縁性の平坦膜13が介在する。該穴13
aには、補助電極12を電極としたCuの電気めっきに
より形成され、補助電極12と主電極14とを電気的に
接続する導電材15が充填されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板の一面上に主
電極とこの主電極に沿って形成された補助電極とを形成
してなる表示素子用電極基板およびその製造方法に関
し、液晶表示素子用の電極基板等に用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】この種の表示素子用電極基板は、例え
ば、AFLC(反強誘電性液晶)、FLC(強誘電性液
晶)、TFT(薄膜トランジスタ)、STN(超ねじれ
ネマチック液晶)等の液晶表示素子に用いられる。一般
に、液晶表示素子は、対向する透明な一対の電極基板
と、これら両電極基板間に介在され両電極基板間に印加
される電圧により駆動される液晶とを備える。
【0003】近年、液晶表示素子は、従来の10〜13
インチのノートパソコンからCRT代替えを狙った15
〜21インチの液晶モニターへ適用される等、大型化が
進んでいる。更に将来は、壁掛TV(20〜40イン
チ)等への期待も高まっている。それに伴い電極配線の
抵抗増大による信号波形の鈍りが大きな問題となってき
ている。この信号波形の鈍りは、表示上クロストークを
発生させたり、表示輝度のムラとなって表示品位を著し
く低下させる。
【0004】例えば、17インチクラスの液晶表示素子
の場合、方式により差はあるが、例えば反強誘電性液晶
素子(以下、AFLCと略す)を用いた場合は、要求さ
れる抵抗値は、100Ω(幅300μm 長さ300m
m程度の配線)と低い。現在最も低抵抗な透明電極(I
TO(Indium−Tin Oxide):膜厚30
0nmシート抵抗4Ω/□)を用いても、3KΩとなり
到底目標値を達成できない。また、膜厚を厚くして対応
しようとしても30倍もの厚さにする必要があり透過
率、コスト両面で実現不可能である。
【0005】これに対して、従来一般に、配線抵抗を下
げるために、図11に示す様に、上記透明電極等の主電
極に対する補助電極として金属配線を使用する液晶表示
素子用の電極基板も提案されている。これは、まず、ガ
ラス基板1に透明電極材料であるITO2を、スパッタ
により、例えば膜厚300nm成膜する(図11
(a)。これをフォトリソグラフ技術を用いてパターニ
ングし、透明電極3を形成する(図11(b))。その
上に金属(Cu、Al等)4をスパッタにて成膜する
(図11(c))。これをフォトリソグラフ技術を用い
て、所定の線幅にパターニングし、金属配線5を形成す
る(図11(d))。
【0006】次に、上下電極基板短絡防止を目的とした
酸化タンタルをスパッタにて成膜し、絶縁膜6を形成す
る(図11(e))。さらに液晶を配列させる配向膜
(ポリイミド等)7をオフセット法で印刷して完成させ
る(図11(f))。この方式の場合、金属配線5部分
は、光を遮断してしまうのでパネルの透過率が下がって
しまう。例えば300×100μmの画素に、配線幅2
0μmの金属配線5を設けると、開口率(光が有効に透
過する割合すなわち(光透過領域)/(画素領域))は
75%、配線幅60μmでは、開口率50%と低下す
る。
【0007】そこで、開口率の高い配線幅20μmで設
計した場合、金属配線5に最も抵抗の低い金属の一つで
あるCuを使用しても、4μmもの厚さを必要とする。
液晶素子のセルギャップ(対向する電極基板との距離)
は、TFT、STN方式で4〜5μm、AFLC、FL
C方式では、2μm弱である。そのため、このような厚
い金属配線5を電極上に設けることは、AFLC、FL
Cでは不可能であり、TFT、STNでも対向基板の電
極との距離が小さく上下電極基板の配線短絡をまねき実
現できなかった。
【0008】また、液晶は、電極基板の段差により配向
(液晶の並び)が乱れる。更に、上下電極基板の短絡防
止のため設けられる絶縁膜6も段差があると、カバーレ
ージが悪くなり、上下短絡の原因となる。このようなこ
とを考慮すると図11のような構造の場合、例えば金属
配線5の厚みは、0.5μm程度に押さえる必要があ
る。この厚みで100Ωを実現するには、金属配線幅
は、200μmとなり開口率は、25%と大幅に低下し
てしまう。
【0009】そこで、電極上に設けられた厚い金属配線
による上下電極基板の配線短絡を防止するために、特開
平9−189917号公報に示されるような金属配線を
電極下部に形成した絶縁性の平坦膜内に埋め込んだ、い
わゆる埋め込み電極構造が提案されている。これは、少
なくとも一方の電極基板において、その基板対向面に金
属配線(導電性パターン)を形成し、この金属配線の相
互間を加圧ローラ等で加圧することにより樹脂製の平坦
膜で埋め、この平坦膜上に、平坦膜から露出する金属配
線と電気的に接続するようにITOからなる透明電極を
形成してなるものである。
【0010】これによれば、金属配線の厚みを自由に設
計でき、電極の低抵抗化、良好な開口率を実現しつつ、
上下電極基板の配線短絡を防止できる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来公報
記載の埋め込み電極構造においては、平坦膜を構成する
樹脂の一部が、補助電極である金属配線上の一部のりや
すく、その後成膜される主電極である透明電極との接続
が阻害されて部分的に不完全となるため、表示ムラ等が
発生する。
【0012】このような問題は、液晶表示素子用の電極
基板のみならず、例えば、EL(エレクトロルミネッセ
ンス)素子、PDP(プラズマディスプレイ)等に適用
される電極基板であっても、主電極に対して金属配線等
の補助電極を平坦膜に埋め込んだ構造であれば、共通の
問題として発生するものと考えられる。そこで、本発明
は上記点に鑑みて、基板の一面上に主電極及び補助電極
を備え、且つ、補助電極を平坦膜に埋め込んだ構造を有
する表示素子用電極基板において、平坦膜によって主電
極と補助電極との電気的接続が阻害されるのを防止し、
良好な電気的接続を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、基板(11、61)の一
面(11a、11a)上に形成された主電極(14、6
4)と補助電極(12、62)との間に、補助電極(1
2、62)側から主電極(14、64)側に貫通する穴
(13a、63a)を有する絶縁性の平坦膜(13、6
3)を介在させ、該穴(13a、63a)に、補助電極
(12、62)と主電極(14、64)とを電気的に接
続する導電材(15、65)を充填したことを特徴とし
ている。
【0014】本発明では、平坦膜(13、63)に、補
助電極(12、62)側から主電極(14、64)側に
貫通する穴(13a、63a)を設けているから、平坦
膜(13、63)によって主電極(14、64)と補助
電極(12、62)との電気的接続が阻害されるのを防
止することができ、更に、該穴(13a、63a)に充
填された導電材(15、65)を介して、補助電極(1
2、62)と主電極(14、64)とを電気的に接続す
るようにしているから、両電極(12、62、14、6
4)の良好な電気的接続を実現できる。
【0015】また、請求項2記載の発明においては、上
記平坦膜(13、63)の穴(13a、63a)は、補
助電極(12、62)側から主電極(14、64)側に
向かって末広がり状の断面形状を有していることを特徴
としており、該穴(13a、63a)の主電極(14、
64)側における開口部のエッジを鈍角にすることがで
きるから、このエッジ部分に位置する主電極(14、6
4)の断線(段切れ)を防止することができる。
【0016】また、請求項3記載の発明は、表示素子用
電極基板の製造方法に関し、基板(11、61)の一面
(11a、61a)上に補助電極(12、62)を形成
し、補助電極(12、62)上に絶縁性の平坦膜(1
3、63)を形成し、平坦膜(13)に補助電極(1
2、62)側から平坦膜(13、63)上に貫通する穴
(13a、63a)を形成し、補助電極(12、62)
を電極とした電気めっきを行うことにより穴(13a、
63a)から露出するように穴(13a、63a)に導
電材(15、65)を充填し、導電材(15、65)と
電気的に接続するように平坦膜(13、63)上に主電
極(14、64)を形成することを特徴としている。
【0017】それによって、補助電極(12、62)を
電気めっき用の電極として兼用でき、効率的に導電材
(15、65)を充填することができる。そして、本発
明によれば、請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏
する表示素子用電極基板の製造方法を提供し得る。な
お、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記
載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1は、本発明
の第1実施形態に係る液晶表示素子100の概略構成を
示す説明図であり、図2は図1のA−A断面の拡大説明
図である。液晶表示素子100は、反強誘電性液晶を用
いたマトリクス表示型の表示装置であり、透明な一対の
電極基板10、20が対向して重ね合わされてなる。
【0019】ここで、図1及び図2において、下側電極
基板10は走査側電極基板(COM基板)で、本発明の
表示素子用電極基板に相当し、上側電極基板20が信号
側電極基板(SEG基板)である。これら両電極基板1
0、20は、周縁部において図示しない帯状のシール材
等を介して接着支持され、積層固定されている。また、
これら両電極基板10、20の間(例えばセルギャップ
が1.5μm程度)には、図2に示す様に、反強誘電性
液晶30が注入されている。
【0020】下側電極基板10は、透明のガラス基板
(基板)11を有し、このガラス基板11における第2
電極基板20と対向する対向面(基板の一面)11aに
は、金属(例えばNiやCr等)からなる複数条の補助
電極(下地電極)12がストライプ状に形成されてい
る。そして、補助電極12の上には、絶縁性の樹脂やガ
ラス等からなる平坦膜13が形成されている。
【0021】ここで、絶縁性の樹脂やガラスとしては、
感光性のアクリル樹脂や、鉛系ガラスあるいはビスマス
系ガラスに感光性樹脂が入ってなる感光性ガラス等を採
用できる。この平坦膜13の上には、ITO等の透明電
極材料からなる複数条の主電極(透明電極)14がスト
ライプ状に形成されている。補助電極12は、主電極1
4のストライプに沿って配置されており、補助電極12
の方が幅が狭い。
【0022】このような主電極14と補助電極12との
間に絶縁性の平坦膜13を介在させてなる構成を有する
下側電極基板10において、図2に示す様に、平坦膜1
3に、各補助電極12側から対応する各主電極14側に
貫通する穴13aを形成し、各穴13aに、補助電極1
2と主電極14とを電気的に接続する導電材15を充填
したことが、本実施形態の主たる特徴である。
【0023】穴13aは、その平面形状が、両電極1
2、14に対応したストライプ形状をなし、その断面形
状が、補助電極12側から主電極14側に向かう末広が
り状となるように、その内面にテーパが設けられてい
る。また、また、平面形状は特に限定されず、ストライ
プに沿って連続したものであってもよく、ストライプに
沿って点在するものであってもよい。
【0024】導電材15は金属等の導電性材料からな
り、本例では、補助電極12を電極としたCuの電気め
っきにより形成されている。そして、穴13aを介して
対向する両電極12、14の面に接して、両電極12、
14を導通させている。ここで、図2に示す様に、導電
材15の露出面は、穴13aの主電極14側の開口縁部
から引っ込んで段差をなしているが、この段差は1μm
以内であることが好ましい。
【0025】また、各主電極14及び主電極14の存在
しない平坦膜13の上には、短絡防止を目的とした酸化
タンタル等からなる絶縁膜16が形成され、この絶縁膜
16の上には、ポリイミド等からなる配向膜17が形成
されている。かかる構成を有する下側電極基板10は、
主電極14に対する補助電極12を平坦膜13に埋め込
んだ構造となっている。
【0026】一方、上側電極基板20は透明のガラス基
板21を有しており、このガラス基板21における第1
電極基板10と対向する対向面21aに、対向面21a
側から順次、カラーフィルタ層(CF層)22、CF層
22の凹凸を平坦化するための平坦化層23、ストライ
プ状の複数条の主電極24、短絡防止を目的とした絶縁
膜25、配向膜26が積層されてなる。
【0027】ここで、CF層22は、顔料を分散させた
アクリル樹脂等からなる着色層と、着色層以外からの光
漏れを防止するため着色層の間に設けられたブラックマ
スク(BM)とを有する。また、平坦化層23はアクリ
ル樹脂等、主電極24はITO等の透明電極材料、絶縁
膜25は酸化タンタル等の絶縁材料、配向膜26はポリ
イミド等からなる。
【0028】また、各電極基板10、20の各々の主電
極14、24は、互いにストライプが直交するように対
向配置され、両主電極14、24の直交して対向する領
域が、複数の格子状画素として構成される。この画素は
CF層22とも対応しており、液晶表示素子100の駆
動時に表示が行われる表示部として作用する。ここで、
補助電極12は透明ではないため、漏光防止の目的で設
けられるBMとして利用できる。
【0029】また、配向膜17、26は液晶30を配向
(分子配列を所定方向に揃える)させるためのもので、
例えば、両配向膜17、26の対向する対向面は、布材
等を用いて所定方向にラビング処理されている。かかる
構成を有する各電極基板10、20において、各配向膜
17、26の上記対向面が、各電極基板10、20の内
表面10a、20aを構成している。
【0030】そして、両電極基板10、20間におい
て、補助電極12に対応する部位にはストライプ状の隔
壁40が挟持され、それ以外の部位には複数の球状スペ
ーサ50が挟持されている。ここで、隔壁40は感光性
樹脂等からなり、両内表面10a、20aに接着して両
電極基板10、20に対する衝撃、振動に抗するもので
あり、一方、スペーサ50は剛性の高いシリカ等のセラ
ミックあるいは樹脂製のもので、セルギャップを維持す
るためものである。
【0031】かかる構成を有する液晶表示素子100の
製造方法の一例について、次に、図3に示す工程流れ図
及び図4ないし図6の製造工程説明図を参照して述べ
る。まず、下側電極基板10について述べる。図4
(a)に示す様に、ガラス基板11の対向面11aに、
無電界めっき技術にて、例えばNiを100nm程度成
膜し下地金属12aを形成する(下地金属形成工程S
1)。なお、この下地金属12aはCrをスパッタによ
り成膜してもよい。
【0032】これをフォトリソグラフ技術を用いて、例
えば線幅20μm程度にパターニングすることで、図4
(b)に示す様に、補助電極12を形成する(補助電極
形成工程S2)。さらに、図4(c)に示す様に、平坦
膜13として、例えば感光性のアクリル樹脂を4μm程
度の厚さにスピンナーにて塗布する(平坦膜塗布工程S
3)。
【0033】これを仮焼成し、露光及び現像して、図4
(d)に示す様に、補助電極12の上に補助電極12か
ら平坦膜13上に貫通する穴13aを開ける(平坦膜穴
形成工程S4)。この際露光・現像条件を選択して、上
述したような穴13aの内面にテーパがつくことが重要
である。このテーパは、後から成膜するITOの段切れ
を防ぐ効果がある。露光・現像後、本焼成を実施する。
【0034】次に、補助電極12を電極として利用して
Cuの電気めっきを実施することにより、図4(e)に
示す様に、穴13aから露出するように、穴13aに導
電材15を充填する(導電材充填工程S5)。この際、
面内のムラを10%以内とするように、また、平坦膜1
3との隙間が無い様に、めっき条件を選択することが必
要である。
【0035】続いて、その上に、ITOをスパッタによ
り膜厚300nm成膜し、図5(a)に示す様に、主電
極14の電極膜14aを形成する(電極膜形成工程S
6)。ここで、電極膜14aは穴13aから露出する導
電材15と接触し、電気的に接続されている。これをフ
ォトリソグラフ技術を用いてパターニングし、図5
(b)に示す様に、導電材15と導通する主電極14を
形成する(主電極形成工程S7)。
【0036】次に、その上に、図5(c)に示す様に、
上下電極基板10、20の短絡防止を目的とした絶縁膜
16を、例えば、酸化タンタルを成膜することにより形
成する(絶縁膜形成工程S8)。さらに、その上に、図
5(d)に示す様に、例えばポリイミドをオフセット法
で印刷することにより、配向膜17を形成する(配向膜
形成工程S9)。続いて、配向膜17のラビング処理等
を行い、本発明に係る表示素子用電極基板である下側電
極基板10が完成する。
【0037】ここで、上記平坦膜塗布工程S3におい
て、耐熱温度250℃の感光性アクリル樹脂に替えて、
耐熱温度500℃以上の感光性鉛ガラスを平坦膜13に
使用してもよい。感光性鉛ガラスはペーストとしてスク
リーン印刷等の印刷法により塗布可能である。そして、
平坦膜穴形成工程S4を行い穴13aを有する平坦膜1
3を形成する。
【0038】なお、感光性鉛ガラスの場合、感光性アク
リル樹脂とは、焼成、露光、現像等の条件は異なるた
め、適宜条件を選択して行なうことが必要である。とこ
ろで、この場合、この鉛ガラスの耐熱性により、上記電
極膜形成工程S6における電極膜(ITO)13aの成
膜に、安価な印刷法を用いることが出来るという利点が
ある。
【0039】ITOは、スパッタの場合、250℃以下
で成膜できるが、印刷の場合、450℃の焼成が必要と
なる。スパッタ装置は高価であり、また真空を必要とす
るため、生産性(スループット)も良くなかった。それ
に比べて、鉛ガラスの耐熱性により可能となる印刷法
は、設備も安価で、焼成も連続炉を用いることができ、
生産性が良い。
【0040】また、上記図11に示す従来製造工程にお
いても、印刷によりITOを成膜できるが、印刷された
ITOのシート抵抗は、スパッタと比較して2桁高い
(例えば、スパッタ:10Ω/□に対して、印刷:1K
Ω/□)。そのため補助電極となる金属配線をあまり厚
くできない従来構造では、ITOによる低抵抗化も図る
必要があり採用できなかった。
【0041】一方、図4及び図5に示す埋め込み電極法
では、補助電極12の厚みに事実上制約がないためIT
Oは、画素内での電圧降下(最大300μm程度)のみ
考えればいいため印刷法によるITOのシート抵抗でも
問題とならない。また、感光性鉛ガラスを平坦膜13と
して用いると、絶縁膜16もスパッタの酸化タンタルに
替えて、ゾルゲル法を用いた有機Ti系の印刷絶縁膜
(例えば、焼成温度が350℃〜450℃)を用いるこ
とができる。この印刷法を用いると安価に絶縁膜16を
成膜できる。
【0042】一方、上側電極基板20の製造工程につい
て述べる。まず、ガラス基板21の対向面21a上に、
金属等からなるBMをフォトリソグラフ技術を用いてパ
ターニング形成する。その上に、顔料を分散させた感光
性アクリル樹脂を塗布し、フォトリソグラフ技術を用い
てパターニングする。これを3回繰り返し、R(赤)、
G(緑)、B(青)の着色層を形成することによりCF
層22を形成する。
【0043】続いて、その上に、アクリル樹脂を塗布、
焼成等を行い平坦化層23を形成し、その上に、スパッ
タによりITO成膜し、これをフォトリソグラフ技術を
用いてパターニングすることで主電極24を形成する。
そして、その上に、絶縁膜形成工程S8、配向膜形成工
程S9と同様にして、絶縁膜25、配向膜26を積層形
成する。こうして、上側電極基板20が出来上がる。
【0044】続いて、下側電極基板10の内表面10a
に隔壁40を形成する(図6(a))。隔壁40は、隔
壁40を形成する感光性樹脂を、下側電極基板10の内
表面10aに塗布し、仮硬化、本硬化し、フォトリソグ
ラフ技術を用いてパターニングすることで、形成され
る。一方、上側電極基板20の内表面20aに、スペー
サ50を散布して配する(図6(b))。
【0045】スペーサ50は、両電極基板10、20を
重ね合わせた際に、隔壁40の部分と重ならないよう
に、マスク等を用いて選択的に散布することで配され
る。そして、両電極基板10、20のどちらか一方の内
表面10a、20aの周縁部上に、上記シール材を帯状
に印刷により形成する。なお、このシール材の一部に
は、液晶注入口が形成される。
【0046】続いて、両電極基板10、20を、内表面
10a、20aにて対向させ重ね合わせる。そして、重
ね合わされた両電極基板10、20を、両基板が密着す
る方向に基板外表面全体を加圧しつつ、加熱する。この
とき、両電極基板10、20間の距離はスペーサ50の
厚みとなり、所望のセルギャップに規定されるととも
に、隔壁40及び上記シール材にて両電極基板10、2
0が接着固定される。
【0047】そして、積層固定された両電極基板10、
20のうち、不要な部位を分断し、所望の大きさ、形状
とした後、シール材の液晶注入口から反強誘電性液晶3
0を、液相状態にて真空注入し、両電極基板10、20
間の隔壁40及びスペーサ50以外の部分に充填する。
次に、液晶注入口を封止すると液晶表示素子100が完
成する。
【0048】ところで、本実施形態によれば、平坦膜1
3に、補助電極12側から主電極14側に貫通する穴1
3aを設けているから、従来のように補助金属配線に樹
脂がのるという問題もなく、平坦膜13によって主電極
14と補助電極12との電気的接続が阻害されるのを防
止することができる。更に、該穴13aに充填された導
電材15を介して、補助電極12と主電極14とを電気
的に接続するようにしているから、両電極12、14の
良好な電気的接続を実現できる。
【0049】また、本実施形態によれば、平坦膜13の
穴13aは、補助電極12側から主電極14側に向かっ
て末広がり状の断面形状を有しているため、該穴13a
の主電極14側における開口部のエッジを鈍角にするこ
とができるから、このエッジ部分に位置する主電極14
の断線(段切れ)を防止することができる。また、本実
施形態によれば、補助電極12を電気めっき用の電極と
して兼用でき、補助電極12に対応する部位に、確実に
且つ効率的に導電材15を充填することができる。
【0050】また、本実施形態によれば、補助電極12
は、漏光防止の目的で設けられるBMとして利用できる
が、この場合、反射防止のためNi等の単層とするより
も、Cr/CrOの2層構造としたほうがよい。 (第2実施形態)本第2実施形態を図7に示す。上記第
1実施形態では、カラーフィルタのない電極基板を、主
電極に対する補助電極を平坦膜に埋め込んだ構造とした
が、本第2実施形態では、液晶表示素子の一対の電極基
板において、CF層を有するカラーフィルタ基板(CF
基板)60に、本発明を適用したものであり、補助電極
62がCF層のBMを兼用していることが特徴である。
なお、CF基板60と対向する電極基板(図示せず)は
CF層を有しなくてよい。図7はCF基板60の概略断
面を示す。
【0051】CF基板60は、透明のガラス基板(基
板)61を有し、このガラス基板61の一面61aに
は、Cr/CrOの2層構造からなる複数条の補助電極
(下地電極)62がストライプ状に形成されている。そ
して、ガラス基板61の一面61aにおける各補助電極
62の間には、顔料を分散された感光性アクリルからな
るR、G、Bの各着色層620が形成されている。
【0052】つまり、これら補助電極62と着色層62
0とは、着色層620の間にBMとしての補助電極62
が配されたCF層として構成される。このCF層の上に
は、感光性のアクリル樹脂等からなる絶縁性の平坦膜6
3が形成されている。平坦膜63により、着色層620
の平坦化及び補助電極62の埋め込みが行われる。平坦
膜63の上には、ITO等の透明電極材料からなる複数
条の主電極(透明電極)64がストライプ状に形成され
ている。
【0053】ここで、補助電極62は、主電極64のス
トライプに沿って配置され、且つBMとして、主電極6
4の間及び主電極64の一部を遮蔽して非表示部を形成
する。一方、着色層620は、主電極64と対応して表
示部に位置している。そして、本実施形態においても、
平坦膜63に、各補助電極62側から対応する各主電極
64側に貫通する穴63aを形成し、各穴63aに、補
助電極62と主電極64とを電気的に接続する導電材6
5を充填した構成としている。
【0054】穴63aは、上記第1実施形態の穴13a
と同様の断面テーパ形状、平面形状とでき、導電材65
も、上記導電材15同様の構成とできる。なお、穴63
aは、着色層620の間の平坦膜63に形成されてい
る。各主電極64及び主電極64の存在しない平坦膜6
3の上には、液晶を配向させるための配向膜66が形成
されている。
【0055】このように、CF基板60は、主電極64
に対する補助電極62を平坦膜63に埋め込んだ構造と
なっている。かかる構成を有するCF基板60も、上記
第1実施形態同様に、隔壁やスペーサを介して対向する
電極基板(図示しない)と積層固定されている。次に、
CF基板60の製造方法の一例について、図8に示す工
程流れ図及び図9及び図10の製造工程説明図を参照し
て述べる。
【0056】まず、図9(a)に示す様に、ガラス基板
61の一面61aに、Cr/CrOをスパッタにて成膜
し、下地金属62aを形成する(下地金属形成工程S
1)。これをフォトリソグラフ技術を用いて、例えば線
幅20μm程度にパターニングすることで、図9(b)
に示す様に、補助電極62を形成する(補助電極形成工
程S2)。
【0057】その上に、顔料を分散された感光性アクリ
ルを塗布し、これをフォトリソグラフ技術を用いてパタ
ーニングする。これを3回繰り返し、図9(c)に示す
様に、R、G、Bの着色層620を形成する(着色層形
成工程S10)。次に、図9(d)に示す様に、平坦膜
62として感光性アクリルを、例えば4μm程度塗布す
る(平坦膜塗布工程S3)。これを、仮焼成し、露光及
び現像して、図9(e)に示す様に、補助電極62の上
の平坦膜63にテーパがつくように穴63aを開ける
(平坦膜穴形成工程S4)。露光・現像後、本焼成を実
施する。
【0058】次に、補助電極62を電極として利用して
Cuの電気めっきを実施することにより、図10(a)
に示す様に、穴63aから露出するように、穴63aに
導電材65を充填する(導電材充填工程S5)。この
際、面内のムラを10%以内とするように、また、平坦
膜63との隙間が無い様に、めっき条件を選択すること
が必要である。
【0059】続いて、その上に、図10(b)に示す様
に、穴63aから露出する導電材15と接触するよう
に、ITOの電極膜64aを形成し(電極膜形成工程S
6)、これをフォトリソグラフ技術を用いてパターニン
グし、図10(c)に示す様に、導電材65と導通する
主電極64を形成する(主電極形成工程S7)。その上
に、図10(d)に示す様に、例えばポリイミドをオフ
セット法で印刷することにより、配向膜66を形成する
(配向膜形成工程S9)。
【0060】こうして、CF基板60が完成する。な
お、上記第1実施形態の下側電極基板10のように、絶
縁膜として酸化タンタルを配向膜印刷前に設ける場合も
ある。しかし、一般的には、絶縁膜は、一対の電極基板
のうちの片側の電極基板に設けることが多いため、本実
施形態では、CF基板60と対向する図示しない電極基
板に設ければよい。
【0061】ところで、通常、CF層のBMは、もとも
とCr/CrOの2層構造で作られているものが多い。
従って、本実施形態によれば、ガラス基板上にCF層が
形成された基板を、そのまま用いて、BMを補助電極に
適用すれば、簡単にCF基板60が製造できる。また、
本実施形態においても、上記第1実施形態と同様に、平
坦膜63によって主電極64と補助電極62との電気的
接続が阻害されるのを防止し、更に、両電極62、64
の良好な電気的接続を実現できる。また、上記第1実施
形態と同様に、平坦膜63の穴63aのテーパ断面形状
による主電極64の断線防止、補助電極62の電気めっ
き用電極への兼用による確実且つ効率的な導電材15の
充填、といった効果を実現することができる。
【0062】(他の実施形態)なお、導電材15は無電
解めっきにより形成することも可能である。なお、液晶
表示素子用電極基板としては、反強誘電性液晶(AFL
C)以外に、強誘電性液晶(FLC)及び他のスメクチ
ック液晶、ネマチック液晶等を用いた液晶表示素子に用
いてもよく、例えば、TFT、STN方式に適用しても
よい。
【0063】更に、本発明は、EL(エレクトロルミネ
ッセンス)素子、PDP(プラズマディスプレイ)等に
適用される表示素子用電極基板にも適用できる。なお、
上記各実施形態においては、基板の一面上において、主
電極とこれに沿って形成された補助電極との間に、補助
電極側から主電極側に貫通する穴を有する絶縁性の平坦
膜を介在させ、該穴に、両電極を電気的に接続する導電
材を充填した表示素子用電極基板であることを主たる特
徴としており、それ以外の部分については、適宜設計変
更したものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る液晶表示素子の概
略構成を示す説明図である。
【図2】図1のA−A断面の拡大説明図である。
【図3】上記第1実施形態に係る表示素子用電極基板の
製造工程の流れ図である。
【図4】上記第1実施形態に係る液晶表示素子の製造工
程説明図である。
【図5】上記図4に続く製造工程説明図である。
【図6】上記図5に続く製造工程説明図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る表示素子用電極基
板の概略断面図である。
【図8】上記第2実施形態に係る表示素子用電極基板の
製造工程の流れ図である。
【図9】上記第2実施形態に係る表示素子用電極基板の
製造工程説明図である。
【図10】上記図9に続く製造工程説明図である。
【図11】従来の一般的な表示素子用電極基板の製造工
程説明図である。
【符号の説明】
11、61…ガラス基板、11a、61a…ガラス基板
の一面、12、62…補助電極、13、63…平坦膜、
13a、63a…平坦膜の穴、14、64…主電極、1
5、65…導電材、S1…下地金属形成工程、S2…補
助電極形成工程、S3…平坦膜塗布工程、S4…平坦膜
穴形成工程、S5…導電材充填工程、S6…電極膜形成
工程、S7…主電極形成工程。
フロントページの続き (72)発明者 加藤 博道 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 (72)発明者 末松 和重 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内 Fターム(参考) 2H092 GA16 GA17 GA25 GA27 GA35 HA04 HA06 JB52 JB56 JB58 KB22 MA05 MA10 MA11 MA13 NA01 NA15 NA16 NA19 NA28 PA03 PA08 PA09 QA10 QA14 5C094 AA03 AA42 AA43 BA02 BA43 DA14 EA04 GB01 HA08

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(11、61)の一面(11a、6
    1a)上に主電極(14、64)と、この主電極に沿っ
    て形成された補助電極(12、62)とを形成してなる
    表示素子用電極基板において、 前記主電極と前記補助電極との間には、前記補助電極側
    から前記主電極側に貫通する穴(13a、63a)を有
    する絶縁性の平坦膜(13、63)が介在され、 前記穴には、前記補助電極と前記主電極とを電気的に接
    続する導電材(15、65)が充填されていることを特
    徴とする表示素子用電極基板。
  2. 【請求項2】 前記穴(13a、63a)は、前記補助
    電極(12、62)側から前記主電極(14、64)側
    に向かって末広がり状の断面形状を有していることを特
    徴とする請求項1に記載の表示素子用電極基板。
  3. 【請求項3】 基板(11、61)の一面(11a、6
    1a)上に主電極(14、64)と、この主電極に沿っ
    て形成された補助電極(12、62)とを形成してなる
    表示素子用電極基板を製造する製造方法であって、 前記基板の前記一面上に、前記補助電極を形成する工程
    (S1、S2)と、 前記補助電極上に絶縁性の平坦膜(13、63)を形成
    する工程(S3)と、 前記平坦膜に、前記補助電極側から前記平坦膜上に貫通
    する穴(13a、63a)を形成する工程(S4)と、 前記補助電極を電極とした電気めっきを行うことによ
    り、前記穴から露出するように、前記穴に導電材(1
    5、65)を充填する工程(S5)と、 前記導電材と電気的に接続するように、前記平坦膜上に
    前記主電極を形成する工程(S6、S7)とを有するこ
    とを特徴とする表示素子用電極基板の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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