JPH05293413A - 粘性材料塗布装置 - Google Patents

粘性材料塗布装置

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JPH05293413A
JPH05293413A JP9954692A JP9954692A JPH05293413A JP H05293413 A JPH05293413 A JP H05293413A JP 9954692 A JP9954692 A JP 9954692A JP 9954692 A JP9954692 A JP 9954692A JP H05293413 A JPH05293413 A JP H05293413A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粘性材料の吐出量を材料の温度や粘度の変化
に追従して常に一定にし、粘性材料の塗布パターンや表
面品質を均一にすること 【構成】 所定の塗布部位に対してノズル35を有する
ガン34により粘性材料を塗布するための装置であっ
て、ノズル35からの吐出圧力を調整して粘性材料の吐
出量を調整する圧力調整バルブ41と、吐出圧力を検出
する圧力センサ42とをガン34に設け、圧送ライン3
7〜39に粘性材料の温度を検出する温度センサ43
と、粘度を検出する粘度計44とを設ける。この粘度計
44は、材料温度に基づく温度補正を行って流量を検出
する粘度測定用の第1流量計45と、温度補正を行わな
いで流量を検出する第2流量計46とを有している。そ
して、制御装置は、粘度測定用の流量計45、46から
の異なる出力に基づいて粘性材料の粘度を算出すると共
に、粘性材料の粘度と温度とに基づいて圧力調整バルブ
41を駆動して吐出圧力を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の塗布部位に対し
て、ノズルを有するガンにより粘性材料を塗布するため
の装置であって、特に、粘性材料のノズルからの吐出量
を材料の温度変化、粘度変化に追従して常に一定にする
ようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】自動車車体を構成するフード、ドア、ト
ランクリッド等は、インナパネルとアウタパネルとを接
合した状態でアウタパネルの周縁をヘミング加工するこ
とにより組み立てられている。このヘミング加工を行う
前に溶接工程においてアウタパネルの周縁に構造接着剤
を塗布し、インナパネルとアウタパネルとの接合強度を
確保している。また、種々のパネルを溶接接合して車体
を組み立てた後に、室内への水侵入を防止するために、
塗装工程においてパネルの接合部にシール材を塗布して
いる。更に、塗装を終了した後の艤装工程においては、
フロントガラスやリヤガラスを車体に取り付ける際に、
車体のウィンド開口部にウィンドシール材を塗布してい
る。
【0003】これら構造接着剤やシール材を塗布する粘
性材料塗布装置10は、図6に示すように、移動自在な
ロボットアーム11を備えた塗布ロボット12を有し、
アーム11には手首部13を介してガン14が取り付け
られている。このガン14の先端部には、粘性材料を噴
出するノズル15が取り付けられている。粘性材料を所
定の一定圧力あるいは一定体積流量に設定する電動ブー
スター16と、図示しない供給源とは一次側配管17を
介して接続され、電動ブースター16とガン14とは二
次側配管18及びロボット回り配管19を介して接続さ
れている。これら配管17〜19には、供給される粘性
材料の加温ないし保温を行うテープヒータやヒーティン
グホースが取り付けられている。また、二次側配管18
の経路途上には、粘性材料の流量を測定する流量計20
が設けられている。
【0004】このように構成された粘性材料塗布装置1
0では、供給源から圧送された粘性材料は、電動ブース
ター16によって所定の一定圧力あるいは一定体積流量
に設定された後に、二次側配管18及びロボット回り配
管19を介してガン14まで圧送され、このガン14の
ノズル15から吐出されて所定の塗布部位に対して塗布
される。
【0005】ところで、流量の算出には粘性材料の種々
の物性が必要であるが、その物性の1つである粘度は、
図7に示すような回転粘度計25を使用して測定されて
いる。この回転粘度計25は、軸の回りに回転する二重
円筒内の粘性材料の粘性流動に基づいて粘度を測定する
ものであり、例えば、外筒を回転させ、粘性材料の粘性
により内筒が受ける力を測定することにより、粘度を測
定するようになっている。尚、図中符号「26」は同期
電動機、「27」は目盛板、「28」はコイル状に巻回
された針金、「29」は指針、「24」はロータを示し
ている。
【0006】この種の回転粘度計25にあっては、その
測定原理上、二次側配管18等の実際の流体ラインに組
み込むことができないため、粘性材料の粘度はオフライ
ンで測定されている。つまり、回転粘度計25で測定す
る粘性材料の温度が、二次側配管18における粘性材料
の設計温度に調整された状態で、粘性材料の粘度が測定
される。このようにしてオフラインで予め測定された粘
度が、流量の算出の際に使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】粘性材料塗布装置10
にはテープヒータ等が設けられてはいるが、圧送する粘
性材料の温度を一定に維持することは事実上極めて困難
である。このため、粘性材料の圧送ライン17〜19に
おいては、粘性材料の温度が変化し、これに伴って粘性
材料の粘度も変化している。
【0008】このように粘性材料の温度や粘度が変化す
るにも拘らず、従来の塗布装置10では、材料温度や粘
度の変化に伴う粘性材料の流量すなわち吐出量の変動が
考慮されていなかった。つまり、電動ブースター16に
より粘性材料を一定圧力で圧送する場合にあっては、粘
性材料の温度が設計温度よりも低くなって粘度が大きく
なると、粘性材料の吐出量は設計吐出量よりも少なくな
り、逆に、粘性材料の温度が設計温度よりも高くなって
粘度が小さくなると、吐出量は設計吐出量よりも多くな
る。一方、電動ブースター16により粘性材料を一定体
積流量で圧送する場合には、粘性材料の温度や粘度の変
動に伴って、粘性材料の吐出圧力が設計吐出圧力から変
動する結果となる。このため、ノズルから塗布された粘
性材料の塗布パターンや表面品質が、吐出量や吐出圧力
の変動に伴って不均一になり、塗布できない部分や粘性
材料のタレ落ちが生じるという不具合があった。この不
具合例が図8(A)(C)に示されている。同図(B)
は、粘性材料を設計温度で塗布した状態を示しており、
同図(A)は、設計温度よりも低い温度で塗布した状態
を示しており、同図(C)は、設計温度よりも高い温度
で塗布した状態を示している。
【0009】また、電動ブースター16による供給で
は、粘性材料を吐出しないときには、ブースター16と
ガン14との間で粘性材料の圧力が上昇するため、これ
によっても、一定の吐出量で粘性材料を塗布できないと
いう欠点もある。
【0010】本発明は、このような従来技術に伴う課題
を解決するためになされたものであり、粘性材料の圧送
ラインでこの材料の温度、粘度をリアルタイムに測定
し、この測定結果に基づいて粘性材料の吐出圧力を調整
することにより、粘性材料の吐出量を材料の温度や粘度
の変化に追従して常に一定にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、所定の塗布部位に対して、ノズルを有する
ガンにより粘性材料を塗布するための装置であって、前
記粘性材料の前記ノズルからの吐出圧力を調整して前記
粘性材料の吐出量を調整する圧力調整手段と、前記吐出
圧力を検出する吐出圧力検出手段とを前記ガンに設け、
前記ガンに圧送される前記粘性材料の温度を検出する材
料温度検出手段と、前記粘性材料の粘度を検出する材料
粘度検出手段と、前記材料温度検出手段で検出した温
度、及び、材料粘度検出手段で検出した粘度とに基づい
て、前記圧力調整手段を駆動して前記粘性材料の吐出圧
力を調整する制御手段とを有することを特徴とする粘性
材料塗布装置である。
【0012】また、前記材料粘度検出手段は、材料温度
に基づく温度補正を行って前記粘性材料の流量を検出す
る第1の流量測定手段と、前記温度補正を行わないで前
記粘性材料の流量を検出する第2の流量測定手段とを有
している。
【0013】
【作用】ガンに圧送される粘性材料の温度と粘度とに基
づいて制御手段が圧力調整手段を駆動すると、粘性材料
のノズルからの吐出圧力が調整され、粘性材料の吐出量
が粘性材料の温度変化や粘度変化に追従して一定に維持
され、この状態で粘性材料が所定の塗布部位に対して塗
布される。これにより、粘性材料の温度や粘度が変化し
ても、塗布された粘性材料の塗布パターンや表面品質が
均一となる。また、第1、第2流量測定手段からの異な
る出力に基づいて、粘性材料の温度における粘性材料の
粘度が圧送ラインで直接測定される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1は、本発明の一実施例に係る粘性材料材塗
布装置を示す概略構成図である。図示するように、粘性
材料塗布装置30は、移動自在なロボットアーム31を
備えた塗布ロボット32を有し、アーム31には手首部
33を介してガン34が取り付けられている。このガン
34の先端部には、構造接着剤やシール材等の粘性材料
を噴出するノズル35が取り付けられている。図示しな
い供給源に連通する一次側配管37の取出口部37a
は、二次側配管38及びロボット回り配管39を介し
て、ガン34に接続されている。これら配管37〜39
から構成される粘性材料の圧送ラインには、圧送される
粘性材料の加温ないし保温を行うテープヒータやヒーテ
ィングホースが取り付けられている。本実施例の粘性材
料塗布装置30では、粘性材料の圧送ライン37〜39
には電動ブースター(図6参照)が設けられておらず、
供給源とガン34とは前記配管37〜39を介して直結
されている。供給源からの粘性材料は、150kg/c
2 程度の圧力でガン34まで圧送されている。また、
二次側配管38の経路途上には、粘性材料の流量を測定
する流量計40が設けられている。
【0015】粘性材料のノズル35からの吐出量は、図
4及び図5に示すように、ノズル先圧力、つまり吐出圧
力によって変化する。そこで、前記ガン34は、粘性材
料の吐出圧力を調整することにより粘性材料の吐出量を
調整するように構成されており、ノズル35から噴出さ
れる粘性材料の吐出圧力を調整する圧力調整バルブ41
(圧力調整手段に相当する)がガン34に設けられてい
る。また、吐出圧力を検出する圧力センサ42(吐出圧
力検出手段に相当する)がガン34に設けられている。
【0016】図4に示されるように、粘性材料の吐出量
は、吐出圧力、材料温度が同じであっても、粘性材料の
製造時の粘度によって大きく影響される。例えば、製造
粘度が小さければ吐出量は増加し、逆に、製造粘度が大
きければ吐出量は減少する。更に、図5に示されるよう
に、粘性材料の吐出量は、吐出圧力、製造粘度が同じで
あっても、粘性材料の温度によっても大きく影響され
る。例えば、温度が高くなれば粘性材料の粘度が小さく
なって吐出量は増加し、逆に、温度が低くなれば粘性材
料の粘度が大きくなって吐出量は減少する。
【0017】前述したように、テープヒータ等では圧送
する粘性材料の温度を一定に維持することが困難である
ため、粘性材料の圧送ライン37〜39においては、粘
性材料の温度が変化し、これに伴って粘性材料の粘度も
変化している。従って、粘性材料のノズル35からの吐
出量を常に一定にするためには、圧送ライン37〜39
における粘性材料の温度や粘度の変化に追従して吐出圧
力を調整することが必要となる。そのため、図1に示す
ように、粘性材料塗布装置30には、ガン34に圧送さ
れる粘性材料の温度を検出する材料温度検出手段として
の温度センサ43と、粘性材料の粘度を検出する材料粘
度検出手段としての粘度計44とが設けられている。
【0018】前記粘度計44は、回転粘度計25等種々
の型式のものがあるが、粘性材料の圧送ライン37〜3
9に組み込んで、粘度を直接的にしかもリアルタイムに
測定することはできない。そこで、本実施例の粘度計4
4は、図2に概念的に示すように、材料温度に基づく温
度補正を行って粘性材料の体積流量ないし質量流量を検
出する第1流量計45(第1の流量測定手段に相当す
る)と、前記温度補正を行わないで前記粘性材料の体積
流量ないし質量流量を検出する第2流量計46(第2の
流量測定手段)とを有し、これら第1と第2の流量計4
5、46からの出力に基づいて、圧送ライン37〜39
における粘性材料の粘度を後述する制御装置50で算出
している。
【0019】第1と第2の流量計45、46は、一方が
温度補正され他方が温度補正されていないため、粘性材
料の粘度の影響を受けて異なる検出信号を出力すること
になる。すなわち、体積流量をV(cm3 /min)、
粘性材料の温度をt(℃)、粘性材料の粘度をμ(cp
s)、圧力をP(kg/cm2 )とおくと、 第1流量計により測定される流量V1 は、 V1 =V1 (P、t) 第2流量計により測定される流量V2 は、 V2 =V2 (P、t、μ) と表され、t=t1 のときには、 V1 =V1 (P1 、t1 ) V2 =V2 (P1 、t1 、μ1 ) となり、V1 =V2 より、t=t1 のときの粘度μ1
算出される。このようにして算出した粘度は、測定誤差
が3%であった。
【0020】図3は、粘性材料塗布装置30の制御装置
50を示すブロック図であり、粘度測定用の第1と第2
の流量計45、46からの出力信号、温度センサ43か
らの出力信号、流量計40からの出力信号、圧力センサ
42からの出力信号が、図示しない入出力ポートを介し
てCPU51に入力される。また、CPU51からは、
ロボットアーム31や手首部33等の駆動を制御するロ
ボット駆動制御盤52に対して図示しない入出力ポート
を介して制御信号が出力される。更に、ガン34のオ
ン、オフ制御や圧力調整バルブ41の駆動を制御するガ
ン駆動制御盤53に対してもCPU51から制御信号が
出力される。また、CPU51にはROM、RAM等の
記憶手段54が接続されている。CPU51は、粘度測
定用の両流量計45、46で測定した2つの異なる流量
に基づいて圧送ライン37〜39における粘性材料の現
在の粘度を算出し、この粘度及び温度センサ43で検出
した粘性材料の温度とに基づいて、所望吐出量を得るの
に必要な吐出圧力を算出し、この吐出圧力を実現する圧
力調整バルブ41の開度等に関する制御信号を、前記ガ
ン駆動制御盤53に対して出力する。また、記憶手段5
4のROMには、予め検証された、粘性材料のある粘
度、温度で所望吐出量を得るのに必要な吐出圧力に関す
るデータが格納されている。例えば、図5に示すよう
に、粘性材料の粘度が55,000cps、温度が35
℃、25℃、15℃の場合であって、所望の吐出量がM
(kg/min)のときには、必要な吐出圧力として、
それぞれP1 (kg/cm2 )、P2 、P3 のデータが
格納されている。
【0021】次ぎに、本実施例の作用を説明する。
【0022】図示しない供給源からの構造接着剤やシー
ル材等の粘性材料は、所定圧力の下で圧送ライン37〜
39を介して、ガン34まで圧送されている。このガン
34の先端のノズル35から粘性材料を吐出すると共に
ガン34を移動することによって、粘性材料は、所定の
塗布部位に対して塗布される。
【0023】このとき、圧送ライン37〜39における
粘性材料の粘度は、粘度測定用の両流量計45,46で
測定した2つの異なる流量に基づいて、CPU51でリ
アルタイムに算出されている。更に、CPU51は、こ
の粘度と温度センサー43で検出した粘性材料の温度と
に基づいて、ROMに格納された予め検証されたデータ
から、所望吐出量を得るのに必要な吐出圧力を算出して
いる。そして、CPU51は、流量計40で測定した吐
出量と設定吐出量とを比較し、実測吐出量が許容範囲外
であるときには、算出した前記吐出圧力を実現する圧力
調整バルブ41の開度等に関する制御信号を、ガン駆動
制御盤53に対して出力する。すると、ガン駆動制御盤
53は、制御信号に基づいて圧力調整バルブ41を駆動
して、粘性材料のノズル35からの吐出圧力は算出した
吐出圧力となる。これにより、粘性材料のノズル35か
らの吐出量は、適正な量で常に一定に維持されることに
なる。
【0024】図5を参照して更に説明すると、算出した
粘性材料の粘度が55,000cps、検出した粘性材
料の温度が35℃、所望の吐出量がM(kg/mi
n)、圧力センサ42で検出した現在の吐出圧力がP2
(kg/cm2 )であったとすると、CPU51は、設
定吐出量Mを得るためには吐出圧力P1 が必要であると
算出し、吐出圧力をP2 からP1 に下げるのに対応した
圧力調整バルブ41の開度調整指令をガン駆動制御盤5
3に対して出力する。ガン駆動制御盤53は、この指令
に基づいて圧力調整バルブ41の駆動を行って、吐出圧
力をP1 に下げる。これにより、粘性材料のノズル35
からの吐出量は、その増加が押さえられ適正な設定吐出
量Mに一定に維持される。また、検出した粘性材料の温
度が15℃ならば、CPU51は、設定吐出量Mを得る
ためには吐出圧力P3 が必要であると算出し、吐出圧力
をP2 からP3 に上げるのに対応した圧力調整バルブ4
1の開度調整指令をガン駆動制御盤53に対して出力す
る。ガン駆動制御盤53はこの指令に基づいて圧力調整
バルブ41の駆動を行い、吐出圧力がP3 に上げられ、
吐出量は、その減少が押さえられ適正な設定吐出量Mに
一定に維持される。
【0025】このように、本実施例の粘性材料塗布装置
30では、圧送ライン37〜39における粘性材料の温
度、粘度の測定結果に基づいて、吐出圧力をリアルタイ
ムに調整しながら粘性材料を塗布しているため、粘性材
料の吐出量が温度変化や粘度変化に追従して常に一定に
維持されることになり、ノズル35から塗布された粘性
材料の塗布パターンや表面品質が極めて均一なものとな
る。また、電動ブースター16を配置していないため、
粘性材料を吐出しないときに粘性材料の圧力が上昇する
ことがなく、吐出量が変動することがなくなった。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の粘性材料
塗布装置によれば、圧送される粘性材料の温度、粘度を
リアルタイムに測定し、この測定結果に基づいて吐出圧
力をリアルタイムに調整しながら粘性材料を塗布してい
るため、粘性材料の吐出量が温度変化や粘度変化に追従
して常に一定に維持されることになり、ノズルから塗布
された粘性材料の塗布パターンや表面品質を均一にする
ことができるという実用上多大な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る粘性材料材塗布装置
を示す概略構成図
【図2】 図1に示される粘度計を示す概略構成図
【図3】 同実施例の制御装置を示すブロック図
【図4】 粘性材料の粘度が異なる場合の吐出圧力に対
する吐出量を示すグラフ
【図5】 粘性材料の温度が異なる場合の吐出圧力に対
する吐出量を示すグラフ
【図6】 従来の粘性材料材塗布装置を示す概略構成図
【図7】 粘性材料の粘度をオフライで測定する際に使
用される一般的な回転粘度計を示す概略斜視図
【図8】 粘性材料の塗布パターンの不具合例を示す図
【符号の説明】
34…ガン 35…ノズル 40…流
量計 41…圧力調整バルブ(圧力調整手段) 42…圧力センサ(吐出圧力検出手段) 43…温度センサ(材料温度検出手段) 44…粘度計(材料粘度検出手段) 50…制御装置(制御手段) 45…粘度測定用の第1流量計(第1の流量測定手段) 46…粘度測定用の第2流量計(第2の流量測定手段)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の塗布部位に対して、ノズルを有する
    ガンにより粘性材料を塗布するための装置であって、 前記粘性材料の前記ノズルからの吐出圧力を調整して前
    記粘性材料の吐出量を調整する圧力調整手段と、前記吐
    出圧力を検出する吐出圧力検出手段とを前記ガンに設
    け、 前記ガンに圧送される前記粘性材料の温度を検出する材
    料温度検出手段と、前記粘性材料の粘度を検出する材料
    粘度検出手段と、前記材料温度検出手段で検出した温
    度、及び、材料粘度検出手段で検出した粘度とに基づい
    て、前記圧力調整手段を駆動して前記粘性材料の吐出圧
    力を調整する制御手段とを有することを特徴とする粘性
    材料塗布装置。
  2. 【請求項2】前記材料粘度検出手段は、材料温度に基づ
    く温度補正を行って前記粘性材料の流量を検出する第1
    の流量測定手段と、前記温度補正を行わないで前記粘性
    材料の流量を検出する第2の流量測定手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項1記載の粘性材料塗布装置。
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