JP2000135458A - 塗装用ロボット装置 - Google Patents

塗装用ロボット装置

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JP2000135458A
JP2000135458A JP10311268A JP31126898A JP2000135458A JP 2000135458 A JP2000135458 A JP 2000135458A JP 10311268 A JP10311268 A JP 10311268A JP 31126898 A JP31126898 A JP 31126898A JP 2000135458 A JP2000135458 A JP 2000135458A
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arm
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coating
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Noriaki Saisaka
則明 齋坂
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はアームに搭載された流量計で計測さ
れる流量計測値のロボット動作時の誤差を補償すること
を課題とする。 【解決手段】 塗装用ロボット11は、第2アーム6の
塗料供給ポンプ25及び流量計26が搭載されている。
流量計26は、第2アーム16の動作により姿勢、速
度、加速度が変化すると、計測誤差が生じる。そのた
め、流量計26の計測値は流量補償器45により補正演
算されてロボットコントローラ20に出力される。そし
て、ロボットコントローラ20は、補正された流量計測
値に基づいて塗料供給ポンプ25のサーボモータ41の
回転数を制御する。これにより、塗装用ロボット11
は、流量計26が搭載された第2アーム6の動作方向、
速度、加速度に拘わらず、予め設定された目標流量Vr
を塗装ガン18に供給できるので、被塗装面の塗膜が均
一になるように塗装することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は塗装用ロボット装置
に係り、特にアーム先端に塗装ガンが装着され、アーム
に流量計及び塗料供給ポンプが搭載された塗装用ロボッ
ト装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば塗装用ロボットによりワーク表面
を塗装する塗装工程では、ワークがコンベヤにより搬送
されると、塗装用ロボットが予めティーチングされた塗
装プログラムにしたがって所定の塗装作業を行う。即
ち、塗装用ロボットは、ワークが作業エリアに到着する
と、自動的に塗装作業を開始し、ワークが作業エリアを
通過するまでに所定の塗装作業を終了させる。そして、
所定の塗装作業が終了すると、塗装用ロボットは、アー
ムを旋回させて塗装開始位置に戻す。
【0003】このような塗装用ロボット装置では、被塗
装面の塗膜が均一となるように塗装ガンから被塗装面に
吹き付けられる塗料を一定量にして塗装ガンの移動速度
を制御している。そして、塗装用ロボット装置において
は、塗装品質を向上させるため、ロボットアームに流量
計と塗料供給ポンプを搭載し、塗装ガンに供給される塗
料の供給量が流量計により計測されると共に、流量計の
計測値や塗料の粘度に応じて塗料供給ポンプを駆動制御
している。
【0004】また、流量計としては、流量に応じて回転
する回転体を有する構成のものでは色替時の洗浄時間が
長くかかるので、塗料が流れるセンサチューブを振動さ
せて流量を計測するコリオリ式質量流量計が用いられて
いる。このコリオリ式質量流量計は、センサチューブ内
を流れる塗料の質量に応じた変位を検出して流量を計測
するものであり、色替時の洗浄時間が短縮できると共に
圧力損失の小さい構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記塗
装用ロボット装置では、塗装動作中はアームが上下方向
あるいは左右方向に回動して姿勢が変化するため、アー
ム上に搭載された流量計及び塗料供給ポンプが傾斜状態
となったり、アームの動作方向への速度、加速度が流量
計及び塗料供給ポンプに作用することになる。すなわ
ち、塗装動作中は、アームの姿勢が一定でないため、流
量計の計測精度が設置時(水平状態)と比較して計測値
と実際の流量とが異なってしまい、その結果塗料供給ポ
ンプの制御に誤差が生じて塗装ガンから吹き付けられる
塗料が一定でなくなる。
【0006】特に、コリオリ式質量流量計の場合には、
アーム動作に伴う姿勢、速度、加速度の作用方向が変化
することにより、センサチューブが塗料の流量以外の要
素で変位してしまい流量を正確に計測できないことがあ
る。このため、塗装用ロボット装置においては、アーム
が水平状態の場合と、アーム動作中の場合では塗料供給
ポンプの塗料供給量が変動して塗装ガンから吹き付けら
れる塗料が一定せず、塗装品質が低下するといった問題
がある。
【0007】そこで、本発明は上記課題を解決した塗装
用ロボット装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は以下のような特徴を有する。上記請求項1
記載の発明は、アーム先端に塗装ガンが装着され、前記
塗装ガンに供給される塗料の流量を計測する流量計及び
前記塗装ガンに塗料を送液する塗料供給ポンプが前記ア
ームに搭載され前記流量計の計測値が予め定められた目
標値となるように前記塗料供給ポンプを制御する塗装用
ロボット装置において、前記アームの動作方向及び前記
アームの動作速度又は加速度に応じて変化する前記流量
計の計測誤差を補償するための補正値を演算する補正値
演算手段と、前記補正値演算手段により算出された補正
量に基づいて前記塗料供給ポンプを駆動制御するポンプ
制御手段と、を備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0009】従って、上記請求項1記載の発明によれ
ば、アームの動作方向及びアームの動作速度又は加速度
に応じて変化する流量計の計測誤差を補償するための補
正値を演算し、この補正量に基づいて塗料供給ポンプを
駆動制御するため、アーム動作の影響を受けずに塗料供
給ポンプを駆動制御することができ、アーム動作及び動
作方向に拘わらず塗装ガンへ供給される塗料を一定に保
ち、被塗装面の塗装品質を向上させることができる。
【0010】また、上記請求項2記載の発明は、前記ポ
ンプ制御手段が、前記流量計の計測値を前記補正値によ
り補正した流量値が目標値となるように前記塗料供給ポ
ンプを制御することを特徴とするものである。従って、
上記請求項2記載の発明によれば、流量計の計測値を補
正値により補正した流量値が目標値となるように塗料供
給ポンプを制御するため、アームのティーチング内容を
変更しても被塗装面の塗装品質を向上させることができ
る。
【0011】また、上記請求項3記載の発明は、前記ポ
ンプ制御手段が、前記流量計の計測値が前記目標値を前
記補正値により補正した補正目標値となるように前記塗
料供給ポンプを制御することを特徴とするものである。
従って、上記請求項3記載の発明によれば、流量計の計
測値が目標値を補正値により補正した補正目標値となる
ように塗料供給ポンプを制御するため、フィードフォワ
ードで塗料を供給でき、フィードバック制御に比べて時
間遅れによる塗装品質の低下を防止できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明になる塗装用ロボ
ット装置の一実施例の構成を示す側面図である。図1に
示されるように、塗装用ロボット11は、塗装作業を行
う塗装エリア内に設置されており、ワークが搬送される
と、予めティーチングされた塗装動作を行うプレイバッ
ク形の多関節ロボットである。
【0013】塗装用ロボット11は、大略、基台13
と、基台13上でA軸回りに旋回する旋回ベース14
と、旋回ベース14上で起立しB軸回りに揺動する第1
アーム15と、第1アーム15の上端から水平方向に延
在しC軸回りに揺動する第2アーム16と、第2アーム
16の先端に設けられD,E,F軸回りに回動する手首
部17とよりなる。
【0014】手首部17の先端には、塗装ガン18が取
り付けられている。塗装ガン18は、第1アーム15及
び第2アーム16の揺動により所定の塗装高さ位置に移
動し、手首部17の動作により塗料噴射方向が変更され
る。上記のように構成された塗装用ロボット11は、各
可動部がモータ(図示せず)により駆動されて塗装ガン
18の位置や塗装方向を調整するようになっており、各
モータは制御装置としてのロボットコントローラ20か
らの制御信号により旋回ベース14、第1アーム15、
第2アーム16、手首部17を駆動するように制御され
る。また、塗装用ロボット11の各関節部分には、各可
動部の角度を検出するためのエンコーダ(図示せず)が
組み込まれており、各可動部の回動位置検出信号がロボ
ットコントローラ20にフィードバックされる。
【0015】第2アーム16の上面には、塗料供給源
(図示せず)から供給される塗料を塗装ガン18に供給
する塗料供給系路21を有する塗装制御装置10が設け
られている。また、塗料供給系路21には、上流側から
順に色替バルブユニット23と、塗装ガン18へ供給さ
れる塗料の流量制御を行う塗料供給ポンプ25と、塗料
供給ポンプ25から送液された塗料の流量を計測する流
量計26とが配設されている。
【0016】流量計26は、圧力損失が小さく、且つ色
替時の洗浄時間が短いコリオリ式質量流量計からなる。
尚、コリオリ式質量流量計は、周知であるので、ここで
はその説明を省略する。図2は塗装制御装置10の構成
を示す系統図である。図2に示されるように、塗装制御
装置10は、上記塗料供給系路21、塗装ガン18、色
替バルブユニット23、塗料供給ポンプ25、流量計2
6、流量補償器(補正値演算手段)45から構成されて
いる。流量計26は、第2アーム16の動作により姿
勢、速度、加速度が変化すると、計測誤差が生じる。そ
のため、流量計26の計測値は後述するように流量補償
器45により補正演算されてロボットコントローラ20
に出力される。
【0017】ロボットコントローラ20は、ホストコン
ピュータ30からの指令に基づいて塗装用ロボット11
及び塗装ガン18、色替バルブユニット23、塗料供給
ポンプ25、流量計26を駆動制御する。また、ロボッ
トコントローラ20には、流量補償器45により補正演
算された流量値に基づいて塗装ガン18へ送液される流
量が目標値となるように塗料供給ポンプ25を駆動制御
するポンプ制御プログラム20Aが格納されている。
【0018】従って、流量補償器45は、第2アーム1
6の動作方向及び第2アーム16の動作速度又は加速度
に応じて変化する流量計26の計測誤差を補償するため
の補正値を演算を行なう。そして、ロボットコントロー
ラ20は、流量補償器45により算出された補正量に基
づいて塗料供給ポンプ25を駆動制御する。色替バルブ
ユニット23は、塗料供給源(図示せず)から供給され
る複数種の塗料のうち指定された一の塗料を選択的に塗
装ガン18へ供給するように動作するものであり、複数
のエアオペレーションバルブ31a〜31hを有する。
エアオペレーションバルブ31a〜31fは塗料用バル
ブで、塗料用チューブ33が接続されている。また、エ
アオペレーションバルブ31gはシンナ用バルブで、シ
ンナ用チューブ34が接続されている。また、エアオペ
レーションバルブ31hはエア用バルブで、エア用チュ
ーブ35が接続されている。
【0019】また、各エアオペレーションバルブ31a
〜31hは、電磁弁32a〜32hの開閉動作により供
給される空気信号により開弁する構成である。そのた
め、ロボットコントローラ20は、塗装用ロボット11
が塗装を行うワークの種類等に応じて各電磁弁32a〜
32hを選択的に開弁させてエアオペレーションバルブ
31a〜31hの開閉制御を行うことにより、指定され
た任意の色の塗料を塗装ガン18へ供給する。
【0020】また、エアオペレーションバルブ31g及
び31hは、色替処理時に所定時間毎に交互に開弁さ
れ、前回の残留塗料を洗浄して除去する。図3はロボッ
トコントローラ20及び各機器との構成を示すブロック
である。図3に示されるように、ロボットコントローラ
20は、CPU36を有し、CPU36には、ROM3
7と、RAM38と、ロボット駆動用のサーボモータ3
9を駆動するサーボアンプ40と、塗料供給ポンプ25
のサーボモータ41を駆動するサーボアンプ42と、流
量補償器45により補正された流量計26からの流量信
号をA/D変換するA/D変換器43と、i/oモジュ
ール44とが接続されている。また、i/oモジュール
44には、電磁弁32a〜32h、塗装ガン18が接続
されている。
【0021】ROM37には、後述するようにCPU3
6が実行する制御プログラムが記憶されている。よっ
て、CPU36は、この制御プログラムに基づいて塗装
制御処理及び色替処理、洗浄処理等を実行する。ここ
で、上記構成とされた塗装用ロボット11の動作及びそ
の動作方向に対する流量計測値の補正方法について説明
する。
【0022】図4は塗装用ロボット11の動作方向を示
す側面図である。図4に示されるように、第2アーム1
6に搭載された流量計26には、塗装用ロボット11の
塗装動作に伴ってy軸回りの回転及び、z軸回りの回転
方向の力が作用する。流量計26は、塗料が流れるセン
サチューブ(図示せず)を振動させて塗料の流量に比例
するセンサチューブの変位を検出するコリオリ式質量流
量計であるので、y軸回りの回転及び、z軸回りの回転
方向の力が作用すると、姿勢の変化、速度、加速度が生
じ、正確な流量計測ができない場合がある。
【0023】そこで、本実施の形態では、流量計26に
流量補償器45を設け、この流量補償器45によりy軸
回り及び、z軸回りの動作に対して以下のような1次の
近似的な補正式を用いて補正演算を行う。図5(A)〜
(F)は第2アーム16の動作に応じた近似式を説明す
るための図である。
【0024】図5(A)〜(F)に示されるように、各
補正式(補正係数)は、予め測定したり、流量計26の
特性から得ることができる。流量計26により測定され
た実際の測定値をFとすると、流量補償器45はy軸回
り及び、z軸回り夫々の姿勢、速度、加速度に対して以
下の式(1)〜(6)に基づいて流量計26により計測
された実際の計測値Fの補償を行う。
【0025】図5(A)において、y軸回りの姿勢によ
る流量計26の補正式は次式(1)のように表せる。 F1 =Apy* Py+F0 … (1) 但し、Apyはy軸回りの姿勢による補正係数とする。
図5(B)において、z軸回りの姿勢による流量計26
の補正式は次式(2)のように表せる。
【0026】 F2 =Apz* Pz+F0 … (2) 但し、Apzはz軸回りの姿勢による補正係数とする。
図5(C)において、y軸回りの速度による流量計26
の補正式は次式(3)のように表せる。 F3 =Avy* Vy+F0 … (3) 但し、Avyはy軸回りの速度による補正係数とする。
【0027】図5(D)において、z軸回りの速度によ
る流量計26の補正式は次式(4)のように表せる。 F4 =Avz* Vz+F0 … (4) 但し、Avyはy軸回りの速度による補正係数とする。
図5(E)において、y軸回りの加速度による流量計2
6の補正式は次式(5)のように表せる。
【0028】 F5 =Aay* Ay+F0 … (5) 但し、Aayはy軸回りの速度による補正係数とする。
図5(F)において、z軸回りの加速度による流量計2
6の補正式は次式(6)のように表せる。 F6 =Aaz* Az+F0 … (6) 但し、Aazはy軸回りの加速度による補正係数とす
る。
【0029】図6は流量計26に流量補償器45を組み
込んだ塗料供給ポンプ25の制御系を示すブロック図で
ある。図6に示されるように、予めオペレータにより設
定された目標流量Vr に対して流量計(FM)26の計
測値Fに塗装用ロボット11の姿勢、速度、加速度の流
量補償器(Fc )45を通した流量フィードバックとの
差を演算する。
【0030】流量補償器45は、塗装用ロボット11の
動作に伴って上記y軸回り及び、z軸回り夫々の姿勢、
速度、加速度が変動した場合、上記補正式(1)〜
(6)に基づいて各動作方向に作用する力(姿勢、速
度、加速度)に応じた補正演算を行って流量計26によ
り計測された実際の計測値Fの補償を行う。そして、塗
料供給ポンプ25のサーボモータ41の回転数を補償す
るための積分ゲインKi 、積分リミットlimit z、比例
ゲインKp 、速度指令リミットlimit θ、システムゲイ
ンG(S) を考慮して最終的な補正流量値Vf を演算す
る。そして、ロボットコントローラ20のCPU36
は、流量計(FM)26の補正流量値Vf が目標流量V
r と等しくなるように塗料供給ポンプ25のサーボモー
タ41の回転数を制御する。
【0031】このように、流量計26の計測値を流量補
償器45にて補正演算して塗装用ロボット11の動作に
伴う上記y軸回り及び、z軸回り夫々の姿勢、速度、加
速度の影響を受けないように流量計26により計測され
た流量値を補正して正確な流量計測値を得ることができ
る。そのため、ロボットコントローラ20は、補正され
た流量計測値に基づいて塗料供給ポンプ25のサーボモ
ータ41の回転数を制御する。これにより、塗装用ロボ
ット11は、流量計26が搭載された第2アーム6の動
作方向、速度、加速度に拘わらず、予め設定された目標
流量Vr を塗装ガン18に供給できるので、被塗装面の
塗膜が均一になるように塗装することができ、塗装品質
をより高められる。
【0032】尚、上記実施の形態では、塗装用ロボット
11の姿勢、速度、加速度の補正の近似式を1次とした
が、これに限らず、2次、3次等の近似式を用いて流量
補正演算を行っても良い。また、上記実施の形態では、
塗装用ロボット11の姿勢、速度、加速度を補正演算の
パラメータとしたが、これに限らず、各パラメータ単体
あるいは各パラメータの複合により補正演算してもよい
し、上記以外のパラメータとして例えば塗料の粘度等を
組み合わせて補正演算することもできる。
【0033】また、本発明の変形例として、例えば前述
した式(1)〜(6)のF0 〜F6を目標流量Vro、目
標流量Vr1〜Vr6に置き換えて良い。この場合、流量計
の計測値が目標値を補正値により補正した補正目標値と
なるように塗料供給ポンプを制御するため、フィードフ
ォワードで塗料を供給でき、フィードバック制御に比べ
て時間遅れによる塗装品質の低下を防止できる。
【0034】
【発明の効果】上述の如く、上記請求項1記載の発明に
よれば、アームの動作方向及びアームの動作速度又は加
速度に応じて変化する流量計の計測誤差を補償するため
の補正値を演算し、この補正量に基づいて塗料供給ポン
プを駆動制御するため、アーム動作の影響を受けずに塗
料供給ポンプを駆動制御することができ、アーム動作及
び動作方向に拘わらず塗装ガンへ供給される塗料を一定
に保ち、被塗装面の塗装品質を向上させることができ
る。
【0035】また、上記請求項2記載の発明によれば、
流量計の計測値を補正値により補正した流量値が目標値
となるように塗料供給ポンプを制御するため、アームの
ティーチング内容を変更しても被塗装面の塗装品質を向
上させることができる。また、上記請求項3記載の発明
によれば、流量計の計測値が目標値を補正値により補正
した補正目標値となるように塗料供給ポンプを制御する
ため、フィードフォワードで塗料を供給でき、フィード
バック制御に比べて時間遅れによる塗装品質の低下を防
止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる塗装用ロボット装置の一実施例の
構成を示す側面図である。
【図2】塗装制御装置10の構成を示す系統図である。
【図3】ロボットコントローラ20及び各機器との構成
を示すブロックである。
【図4】塗装用ロボット11の動作方向を示す側面図で
ある。
【図5】第2アーム16の動作に応じた近似式を説明す
るための図である。
【図6】流量計26に流量補償器45を組み込んだ塗料
供給ポンプ25の制御系を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 塗装制御装置 11 塗装用ロボット 13 基台 14 旋回ベース 15 第1アーム 16 第2アーム 17 手首部 18 塗装ガン 20 ロボットコントローラ 21 塗料供給系路 23 色替バルブユニット 25 塗料供給ポンプ 26 流量計 41 サーボモータ 45 流量補償器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アーム先端に塗装ガンが装着され、前記
    塗装ガンに供給される塗料の流量を計測する流量計及び
    前記塗装ガンに塗料を送液する塗料供給ポンプが前記ア
    ームに搭載され前記流量計の計測値が予め定められた目
    標値となるように前記塗料供給ポンプを制御する塗装用
    ロボット装置において、 前記アームの動作方向及び前記アームの動作速度又は加
    速度に応じて変化する前記流量計の計測誤差を補償する
    ための補正値を演算する補正値演算手段と、 前記補正値演算手段により算出された補正量に基づいて
    前記塗料供給ポンプを駆動制御するポンプ制御手段と、 を備えてなることを特徴とする塗装用ロボット装置。
  2. 【請求項2】 前記ポンプ制御手段は、前記流量計の計
    測値を前記補正値により補正した流量値が目標値となる
    ように前記塗料供給ポンプを制御することを特徴とする
    請求項1記載の塗装用ロボット装置。
  3. 【請求項3】 前記ポンプ制御手段は、前記流量計の計
    測値が前記目標値を前記補正値により補正した補正目標
    値となるように前記塗料供給ポンプを制御することを特
    徴とする請求項1記載の塗装用ロボット装置。
JP10311268A 1998-10-30 1998-10-30 塗装用ロボット装置 Pending JP2000135458A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006159161A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Nitto Seiko Co Ltd 塗布ロボット
JP2014209370A (ja) * 2014-06-24 2014-11-06 マイクロ モーション インコーポレイテッド 相対時間タイマーを備えた送信機
US9820019B2 (en) 2008-11-13 2017-11-14 Micro Motion, Inc. Transmitter with a relative-time timer

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