JPH0529212B2 - - Google Patents

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JPH0529212B2
JPH0529212B2 JP60284543A JP28454385A JPH0529212B2 JP H0529212 B2 JPH0529212 B2 JP H0529212B2 JP 60284543 A JP60284543 A JP 60284543A JP 28454385 A JP28454385 A JP 28454385A JP H0529212 B2 JPH0529212 B2 JP H0529212B2
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JP
Japan
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acid
carbonylation method
carbonylation
group
phosphine
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JP60284543A
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JPS61152638A (ja
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Dorento Eito
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Shell Internationale Research Maatschappij BV
Original Assignee
Shell Internationale Research Maatschappij BV
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Publication date
Application filed by Shell Internationale Research Maatschappij BV filed Critical Shell Internationale Research Maatschappij BV
Publication of JPS61152638A publication Critical patent/JPS61152638A/ja
Publication of JPH0529212B2 publication Critical patent/JPH0529212B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C67/00Preparation of carboxylic acid esters
    • C07C67/36Preparation of carboxylic acid esters by reaction with carbon monoxide or formates
    • C07C67/38Preparation of carboxylic acid esters by reaction with carbon monoxide or formates by addition to an unsaturated carbon-to-carbon bond

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はアルコールおよび/または水および液
相の存在下においてアセチレン状不飽和化合物を
一酸化炭素でカルボニル化する方法に関するもの
である。 〔従来の技術および発明が解決しようとする問題
点〕 アルコールまたは水の存在下においてアセチレ
ン状不飽和化合物をカルボニル化してそれぞれア
ルフア−ベータ−オレフイン状不飽和のエステル
または酸を生成できることは公知であるが、これ
らの公知の方法は、このようなエステルまたは酸
への選択率が低いために、工業的な規模で使用す
るのをかなり魅力的でないものにしている。 〔研究に基づく知見事項〕 アセチレン状不飽和化合物のカルボニル化にお
いて、特別な触媒系の存在下で反応を遂行するこ
とによつて、驚くべきことに、アルフア−ベータ
−オレフイン状不飽和エステルまたは酸への選択
率が著しく向上するとともに、多くの場合反応速
度も大いに高まることがここに発見された。 〔問題点を解決するための手段〕 したがつて、本発明は、アルコールおよび/ま
たは水および液相の存在下において、アセチレン
状不飽和化合物を一酸化炭素でカルボニル化する
方法において、この方法を、 a) 2価のパラジウム化合物、 b) 有機ホスフイン、および c) ハロゲン化水素酸を除くプロトン酸
(protonic acid) を一体にすることによつて形成された触媒系の存
在下で遂行する前記カルボニル化方法を提供する
ものである。 百分率で表わした、アルフア−ベータ−オレフ
イン状不飽和化合物への選択率は次の形で定義さ
れ、 a/b×100 ここで、「a」はアルフア−ベータ−オレフイ
ン状不飽和化合物に転化されたアセチレン状不飽
和化合物の量であり、そして「b」は転化された
アセチレン状不飽和化合物全体の量である。 有機ホスフインは、第1級、第2級、または第
3級であり得、第3級が好ましい。好適なホスフ
インは、下記の一般式を有するホスフインであ
り、 式中、R1は随意に置換されたアリール基を表
わし、そしてR2およびR3はそれぞれ、随意に置
換されたアルキル基、随意に置換されたシクロア
ルキル基または随意に置換されたアリール基を表
わすか、あるいはR2およびR3は合わさつて、随
意に置換されたアルキレン基またはホスフアシク
ロアルキレン基を表わす。好ましくは、アルキル
基は20個以下の炭素原子を有し、シクロアルキル
基は環の中に5〜7個の炭素原子を有し、そして
アリール基は環の中に18個以下の炭素原子を有す
る。アリール基はアントリル基、ナフチル基また
はフエニル基であり得、フエニル基が好ましい。
一般式においてR1およびR2がそれぞれ、随意
に置換されたフエニル基を表わすときの一般式
のホスフインがホスフインの好ましい基であり、
この基の中では、R3がまた随意に置換されたフ
エニル基を表わすホスフインが特に好ましい。 R2とR3によつて形成される、随意に置換され
たアルキレン基は、好適には4〜9そして特に6
〜8個の炭素原子を含み、そしてこのような基は
燐原子を含む一環式または二環式の環を形成する
ことができる。このような化合物の例は である。 有機ホスフインのもう一つの好ましいグループ
は、R3が基−PR4R5で終る炭素原子連鎖を表わ
す一般式の有機ホスフインであり、この基の中
でR4は随意に置換されたフエニル基を表わし、
そしてR5は随意に置換されたアルキル基、随意
に置換されたシクロアルキル基または随意に置換
されたフエニル基を表わす。好ましくは、R4
よびR5はそれぞれR1およびR2に等しい。炭素原
子の連鎖は好適には2〜6個の炭素原子を含んで
いる。 アルフア−ベータ−オレフイン状不飽和のエス
テルまたは酸への極めて高い選択率ばかりでな
く、極めて高い反応速度が得られる本発明の好ま
しい具体例によれば、有機ホスフインは、アリー
ル基が置換されていないか、または電子供与置換
基を有する一般式のホスフインであり、そして
プロトン酸は1.0よりも大きいpka(水溶液中18℃
において測定)を有する非カルボン酸型のプロト
ン酸またはカルボン酸である。トリフエニルホス
フインによつて極めて満足な結果が得られた。電
子供与置換基の例はp−アルコキシ基、特にアル
コキシ基中に5個以下の炭素原子を有するp−ア
ルコキシ基、例えばp−メトキシ基およびp−エ
トキシ基である。トリ(p−メトキシフエニル)
ホスフインによつて極めて満足な結果が得られ
た。好適な電子供与基のその他の例は、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル
基、第3級ブチル基、ジメチルアミノ基およびジ
エチルアミノ基である。 好適なホスフインのその他の例は、フエニルジ
エチルホスフイン、エチルジフエニルホスフイ
ン、フエニルジプロピルホスフインおよびプロピ
ルジフエニルホスフインである。好適なホスフイ
ンのさらに別の例は、1,2−エタンジイルビス
ジフエニルホスフイン、1,2−エテンジイルビ
スジフエニルホスフイン、1,2−エチンジイル
ビスジフエニルホスフイン、1,2−エタンジイ
ルビスジ(トリフルオルメチル)ホスフイン、
1,2−フエニレンビスジフエニルホスフイン、
1,2−テトラフルオルシクロブテンジイルビス
ジフエニルホスフイン、1,2−ヘキサフルオル
シクロペンテンジイルビスジフエニルホスフイ
ン、1,2−オクタフルオルシクロヘキセンジイ
ルビスジフエニルホスフイン、1,4−ジフエニ
ル−1,4−ジホスフアシクロヘキサン、ビス
(o−ジフエニルホスフイノフエニル)フエニル
ホスフインおよびトリス(o−ジフエニルホスフ
イノフエニル)ホスフインである。1,5−ジ
(ジフエニルホスフイノ)−ペンタンで極めて満足
な結果が得られた。有機ホスフインの混合物も使
用できる。 1.0よりも大きいpkaを有する好ましい非カルボ
ン酸型の酸は燐酸、ベンゼンスルホン酸およびピ
ロ燐酸である。このような酸のもう1つの例は砒
酸である。好適なカルボン酸の例は蟻酸、酢酸、
アセト酢酸、安息香酸、n−酪酸、モノクロル酢
酸、ジクロル酢酸、しゆう酸およびテレフタル酸
である。カルボン酸は好ましくは1.0以下のpka
(水溶液中18℃で測定)を有する。トリフルオル
酢酸で極めて満足な結果が得られた。好適なカル
ボン酸のもう1つの例はトリクロル酢酸である。
1.0よりも大きいpkaを有する非カルボン酸型のプ
ロトン酸の混合物も使用できる。 有機ホスフインが、一般式の中のアリール基
が置換されていないか、または電子供与置換基を
有する一般式の有機ホスフインであり、そして
プロトン酸が1.0以下のpka(水溶液18℃において
測定)を有する非カルボン酸型のプロトン酸であ
るときに、なお許容できる反応速度においてアル
フア−ベータ−オレフイン状不飽和のエステルま
たは酸への極めて高い選択率が得られた。このよ
うな酸の例はp−トルエンスルホン酸、ベンゼン
スルホン酸およびナフタレンスルホン酸である。 アルフア−ベータ−オレフイン状不飽和エステ
ルまたは酸への極めて高い選択率ばかりでなく、
極めて高い反応速度も得られる本発明のもう1つ
の好ましい具体例によれば、有機ホスフインは
R1,R2およびR3がそれぞれ電子吸引置換基を担
持するフエニル基を表わす一般式のホスフイン
であり、そしてプロトン酸が1.0以下のpka(水溶
液中18℃において測定)を有する非カルボン酸型
のプロトン酸である。電子吸引置換基の例は、塩
素、臭素、モノクロルメチル基、トリクロルメチ
ル基、トリフルオルメチル基、ニトロ基およびm
−メトキシ基である。トリハロメチル基、特にト
リフルオルメチル基によつて極めて満足な結果が
得られた。好ましいホスフインはトリ(p−クロ
ルフエニル)ホスフインおよびトリ(m−トリフ
ルオルメチルフエニル)ホスフインである。 1.0以下のpkaを有する非カルボン酸型のプロト
ン酸は好ましくは非配位性の陰イオンを有し、こ
れはパラジウムと陰イオンとの間に共有結合性の
相互作用が少ししか、または全く生じないことを
意味している(英国特許出願第2058074号明細書
を参照)。このような陰イオンの代表的な例は
PF- 6,SbF- 6,BF- 4およびClO- 4である。好ましい
酸はスルホン酸、およびルイス酸、例えばBF3
AsF5,SbF5,PF5,TaF5またはNbF5と、ブレ
ンステツド酸、例えばハロゲン化水素、特に
HF、またはフルオロスルホン酸、燐酸または硫
酸とを互に作用させることによつて、なるべく現
場で形成できる酸である。後者型の酸の特定な例
はフルオロ珪酸、HBF4,HPF6およびHSbF6
ある。使用に適したスルホン酸の例はフルオロス
ルホン酸とクロロスルホン酸および以下に具体的
に挙げたスルホン酸である。 1.0以下のpkaを有する非カルボン酸型のプロト
ン酸の好ましいグループは次の一般式を有する
プロトン酸であり、 この式の中で、Zは硫黄または塩素を表わし、
そしてZが塩素である場合Rは酸素を表わし、そ
してZが硫黄である場合RはOH基または随意に
置換された炭化水素基を表わす。 前記一般式()の酸が本発明方法において使
用されるとき、その陰イオンは配位していないも
のとみなすことができる。 Rによつて表わされる随意に置換された炭化水
素基は、好ましくは、1〜30個、特に1〜14個の
炭素原子を含むアルキル基、アリール基、アラル
キル基またはアルカリール基である。この炭化水
素基は、例えばハロゲン原子、特にフツ素原子で
置換されていてもよい。一般式を有する好適な
酸の例は、過塩素酸、硫酸、2−ヒドロキシプロ
パン−2−スルホン酸、ベンゼンスルホン酸、1
−ナフタレンスルホン酸、2−ナフタレンスルホ
ン酸、p−トルエンスルホン酸およびトリフルオ
ロメタンスルホン酸であり、そしてp−トルエン
スルホン酸が最も好ましい。 有機ホスフインが、一般式の中のアリール基
が電子吸引置換基を有する一般式の有機ホスフ
インであり、そしてプロトン酸が1.0以下のpkaを
有するカルボン酸または1.0よりも大きいpkaを有
する非カルボン酸型のプロトン酸であるときに、
なお許容できる反応速度においてアルフア−ベー
タ−オレフイン状不飽和のエステルまたは酸への
極めて高い選択率が観察された。前者の型および
後者の型の酸の例は前に述べた。 本発明方法においては、均質および不均質のい
ずれの型の触媒も使用できる。好適な均質触媒は
例えば硝酸、硫酸または分子中に12個以下の炭素
原子を有するアルカノン酸(alkanoic acid)の
パラジウム塩である。ハロゲン化水素酸の塩も原
則として同様に使用できるが、そのハロゲンイオ
ンが腐食作用を有するという欠点をもつている。
好ましく使用される化合物は酢酸パラジウムであ
る。さらにパラジウム錯体、例えばパラジウムア
セチルアセトネート、テトラキストリフエニルホ
スフインパラジウム、ビス−トリ−o−トリルホ
スフインパラジウムアセテートまたはビストリフ
エニルホスフインパラジウムサルフエートを使用
することができる。イオン交換体−例えばスルホ
ン酸基を含むイオン交換体に結合したパラジウム
は、好適な不均質触媒の例である。 2価のパラジウム化合物の量は臨界的でなく、
アセチレン状不飽和化合物1モル当り10-5〜10-1
グラム原子のパラジウムの範囲内の量が好ましく
使用される。 有機ホスフイン対パラジウムのモル比は臨界的
でなく、広い範囲にわたつて変化できる。パラジ
ウム1グラム原子に付き5モルよりも少ない有機
ホスフインを使用する場合は、アルフア−ベータ
−オレフイン状不飽和エステルまたは酸への選択
率は依然として極めて高いが、反応速度は並とな
る。パラジウム1グラム原子に付き5モルよりも
多い、特に20モルよりも多い有機ホスフインを使
用するときに極めて高い選択率と極めて高い反応
速度が得られる。一般にパラジウム1グラム原子
に付き500モルを越える有機ホスフインを使用す
る必要はない。 プロトン酸1当量当りに使用される有機ホスフ
インの当量数は臨界的でなく、広い範囲内で変化
することができる。好都合には、プロトン酸1当
量に付き0.5〜50当量の範囲の有機ホスフインが
使用される。 本発明方法においては別個の溶剤は必須でな
く、屡々反応剤のうちの1つ、通常アルコールの
過剰量が都合のよい液相を形成することができ
る。しかしながら、別個の溶剤を使用するのが好
ましい場合もあり、あらゆる不活性溶剤を使用す
ることができる。好適な溶剤は、例えば、スルホ
キシドおよびスルホン、例えばジメチルスルホキ
シド、ジイソプロピルスルホンまたはテトラヒド
ロチオフエン1,1−ジオキシド(これはまた
「スルホラン(sulfolane)」ともいう)、ケトン、
例えばアセトンまたはメチルイソブチルケトン、
およびエーテルから選ぶことができる。エーテ
ル、特にアニソール、2,5,8−トリオキサノ
ナン(これはまた「ジグライム(diglyme)」と
もいう)およびジフエニルエーテルによつて極め
て満足な結果が得られた。好適なエーテルのもう
1つの例はジイソプロピルエーテルである。 本発明方法は極めて穏やかな反応条件の使用を
許容する。50℃〜200℃、特に100℃〜150℃の範
囲の温度が一般に適している。圧力は広い範囲に
わたつて変化することができ、一般に1〜100バ
ールの範囲の圧力が適しており、5〜50バールの
圧力が好ましい。100バールよりも高い圧力を使
用できるが、これは通常経済的に魅力がない。 アルコール(または水)対アセチレン状不飽和
結合のモル比は臨界的ぞなく、広範囲に変化する
ことができ、そして一般に0.1:1ないし10:1
の範囲内にある。 本発明方法は多くの種類のアセチレン状不飽和
化合物を使用して遂行することができ、このよう
な化合物がハロゲン原子およびシアノ基、エステ
ル基、アルコキシ基およびアリール基のような、
反応条件下で不活性な置換基1個または2個以上
を含むことは除外されない。さらに、アセチレン
状不飽和化合物は、反応条件下で不活性な置換
基、例えばヒドロキシ基を1個または2個以上含
んでいてもよい。このような基の成行きは正確な
反応条件によつてきまる。炭素連鎖中のあらゆる
場所に1個または2個以上のアセチレン状不飽和
結合が存在することができる。置換されていない
アルキン、特に分子中に20個以下の炭素原子を有
する置換されていないアルキン、さらに特定的に
はエチンおよびプロピンによつて極めて満足な結
果が得られた。好適なアルキンのその他の例は、
1−ブチン、2−ブチン、1−ペンチン、1−ヘ
キシン、1−ヘプチン、1−オクチン、2−オク
チン、4−オクチン、5−メチル−3−ヘプチ
ン、4−プロピル−2−ペンチン、1−ノニン、
ベンジルエチンおよびシクロヘキシルエチンであ
る。 本発明方法では広範囲のアルコールを反応剤と
して使用することができる。例えばそのアルコー
ルは、脂肪族、脂環式または芳香族であり得、そ
して1個または2個以上の不活性置換基、例えば
ハロゲン原子およびシアノ基、エステル基、アル
フキシ基およびアリール基を担持することがで
き、好都合には分子中に20個以下の炭素原子を含
んでいる。1個または2個以上のヒドロキシ基が
存在することができ、その場合使用した反応剤の
モル比に従つて所望どおりの種々の生成物を得る
ことができる。例えば3価アルコールを少量のア
セチレン状不飽和化合物と反応させてモノ−エス
テルを生成させるか、あるいは多量のアセチレン
状不飽和化合物と反応させてトリ−エステルを生
成させることができる。 したがつて、アルコールの選択は専ら所望の生
成物によつてきまる。水を使用すると、最初の生
成物としてアルフア−ベータ−不飽和カルボン酸
が生成する。アルコールの使用はアルフア−ベー
タ−不飽和エステルを生成させ、そしてこれらは
勿論前述のようにポリエステルであり得る。メタ
ノール、エタノール、プロパノール、または2,
2−ヒドロキシメチル−1−ブタノールのような
アルカノール、およびエーテル結合を含むアルコ
ール、例えばトリエチレングリコールはすべて有
用な生成物を生ずる。 〔実施例および発明の効果〕 以下の実施例はさらに本発明を説明するもので
ある。 実施例 1〜18 250mlの磁気的に撹拌されているハステロイC
オートクレーブ(「ハステロイ」は商標である)
にメタノール10ml、溶剤40mlおよび酢酸パラジウ
ム、、ホスフインおよびプロトン酸を装入した。
後の第1表は、使用した溶剤、ホスフインおよび
プロトン酸と、3種の触媒成分の各量を示してい
る。このオートクレーブに一酸化炭素を流し込
み、第1表に示した圧力でプロピンと一酸化炭素
を充填し、密閉し、そして第1表に示した温度ま
で加熱した。反応後、オートクレーブの内容物を
気液クロマトグラフイーによつて分析した。反応
速度およびメタクリル酸メチルへの選択率を第1
表に示す。 この表は、燐酸を使用するときに最大の反応速
度が観察されることを示している。 実施例2と3とを比較すると、10℃の温度上昇
が反応速度をかなり増大させると同時に極めて高
い選択率を維持することがわかる。 アルキル基2と4とを比較すると、パラジウム
1グラム原子に付き5モルよりも多いホスフイン
を使用するのが好ましく、実施例2の反応速度は
実施例4の反応速度の11倍高いことがわかる。 実施例5と9とを比較すると、トリフエニルホ
スフインではトリシクロヘキシルホスフインより
高い反応速度と選択率が得られることがわかる。
実施例9における反応速度は30分の間、100モル
プロピン/グラム原子Pd/時であり、この期間
後急速に低下した。 実施例11〜14は、強いプロトン酸であるp−ト
ルエンスルホン酸を使用すると、選択率は依然と
して高いが1.0よりも大きいpkaを有するプロトン
酸を使用した実施例1〜10、15および17よりも反
応速度は低いことを示している。 実施例16は、トリフルオル酢酸によつてメタク
リル酸メチルへの極めて高い反応速度と選択率が
得られることを示している。 実施例 19 プロピンの外に10mlの液体プロペンおよび115
℃の代りに110℃の温度を使用して実施例5の実
験を繰り返した。プロピン230ml/g原子Pd/時
の反応速度およびメタクリル酸メチルへの選択率
93%が観察された。反応混合物中にイソ酪酸メチ
ルを検出することができず、これはプロペンが反
応しなかつたことを示している。
【表】 フイン
エンスル

ホン酸

【表】 実施例 20 メタノール10mlの代りにフエノール10gおよび
ジフエニルエーテル40mlの代りにアニソール40ml
を使用して実施例5の実験を繰り返した。210モ
ルプロピン/g原子Pd/時の反応速度およびメ
タクリル酸フエニルへの選択率97%が観察され
た。 実施例 21 メタノール10mlの代りにジアセトンd−グルコ
ース100ミリモル、ジフエニルエーテル40mlの代
りにトルエン50mlおよび115℃の代りに100℃の温
度を使用して実施例5の実験を繰り返した。100
モルプロピン/g原子Pd/時の反応速度および
対応するメタクリル酸エステルへの選択率95%以
上が観察された。 実施例 22 メタノール10mlの代りに水10mlおよびジフエニ
ルエーテル40mlの代りにジグライム40mlを使用し
て実施例5の実験を繰り返した。2時間の反応時
間後、150モルプロピン/g原子Pd/時の反応速
度およびメタクリル酸への選択率95%が観察され
た。 比較実験 A プロトン酸を存在させずに、かつジフエニルエ
ーテル40mlの代りにアニソール40mlを使用して実
施例5の実験を繰り返した。5時間の反応時間
後、1モルプロピン/g原子Pd/時よりも小さ
い反応速度が観察された。 比較実験 B トリフエニルホスフイン10mlの代りに5ミリモ
ル、燐酸10ミリモルの代りに塩化水素3ミリモル
およびアニソール40mlの代りにジグライム40mlを
使用して、実施例1の実験を繰り返した。60モル
プロピン/g原子Pd/時の反応速度およびメタ
クリル酸メチルへの選択率56%が観察された。 実施例 23〜27 250mlの磁気的に撹拌されているハステロイC
オートクレーブ(「ハステロイ」は商標)にアニ
ソール40ml、メタノール10mlおよび酢酸パラジウ
ム、電子吸引置換基を有するホスフインおよびプ
ロトン酸を装入した。後の第2表は、使用したホ
スフインとプロトン酸を示しているとともに、3
種の触媒成分の量も示している。オートクレーブ
に一酸化炭素を流し込み、2バールの分圧のプロ
ピンと20バールの分圧の一酸化炭素を充填し、密
閉し、そして115℃の温度まで加熱した。第2表
に示した反応時間後オートクレーブの内容物を気
液クロマトグラフイーによつて分析した。反応速
度およびメタクリル酸メチルへの選択率を第2表
に示した。実施例23〜25は、フエニル基中に電子
吸引置換基を有するホスフインを強いプロトン酸
と共に使用するときに、極めて高い反応速度とメ
タクリル酸メチルへの極めて高い選択率が得られ
ることを示している。 実施例26および27は、このようなホスフインを
強いカルボン酸および1.0よりも大きいpKaを有
する非カルボン酸型プロトン酸と共に使用すると
きに、低い反応速度においてメタクリル酸メチル
への高い選択率が得られることを示している。 実施例 28 実施例1において使用したのと同じオートクレ
ーブに酢酸パラジウム(0.2ミリモル)、トリ(m
−クロルフエニル)ホスフイン(10ミリモル)、
p−トルエンスルホン酸(10ミリモル)、ジグラ
イム40mlおよび水(10ml)を装入した。オートク
レーブに一酸化炭素を流し込み、2バールの圧力
のプロピンと20バールの圧力の一酸化炭素を充填
し、密閉し、そして5時間の間115℃の温度に加
熱した。反応速度は300モルプロピン/g原子
Pd/時であり、メタクリル酸への選択率は95%
であつた。 実施例 29 この実施例は、プロピンを1バールの圧力のエ
チンで置き換えた点だけが実施例24と相違してい
る。5時間の反応時間後、反応速度は100モルエ
チン/g原子Pd/時を越えており、そしてアク
リル酸メチルへの選択率は95%を越えていた。
【表】
【特許請求の範囲】
1 下記一般式(1) 〔但し、式中lは0又は1の、mは3又は4
の、nは0又は1の整数を示す。〕で表わされる
パーフルオロ環状ジカルボン酸類。 2 下記一般式(2)、(3)又は(4)

Claims (1)

  1. わすか、あるいはR2およびR3は合わさつて、随
    意に置換されたアルキレン基またはホスフアシク
    ロアルキレン基を表わす。 3 R1,R2およびR3がそれぞれ、随意に置換さ
    れたフエニル基を表わす、特許請求の範囲第2項
    記載のカルボニル化方法。 4 R2が随意に置換されたフエニル基を表わし、
    そしてR3が基−PR4R5で終る炭素原子連鎖を表
    わし、この基の中でR4は随意に置換されたフエ
    ニル基を表わし、そしてR5は随意に置換された
    アルキル基、随意に置換されたシクロアルキル基
    または随意に置換されたフエニル基を表わす、特
    許請求の範囲第2項記載のカルボニル化方法。 5 有機ホスフインが一般式の中でアリール基
    が、置換されていないか、または電子供与置換基
    を有する一般式のホスフインであり、そしてプ
    ロトン酸が1.0よりも大きいpka(水溶液中18℃に
    おいて測定)を有する非カルボン酸型のプロトン
    酸またはカルボン酸である、特許請求の範囲第2
    項〜第4項のいずれか1つに記載のカルボニル化
    方法。 6 ホスフインがトリフエニルホスフインであ
    る、特許請求の範囲第5項記載のカルボニル化方
    法。 7 ホスフインがトリ(p−メトキシフエニル)
    ホスフインである、特許請求の範囲第5項記載の
    カルボニル化方法。 8 ホスフインが1,5−ジ(ジフエニルホスフ
    イノ)ペンタンである、特許請求の範囲第5項記
    載のカルボニル化方法。 9 酸が燐酸である、特許請求の範囲第5項〜第
    8項のいずれか1つに記載のカルボニル化方法。 10 酸がベンゼンホスホン酸である、特許請求
    の範囲第5項〜第8項のいずれか1つに記載のカ
    ルボニル化方法。 11 酸がピロ燐酸である、特許請求の範囲第5
    項〜第8項のいずれか1つに記載のカルボニル化
    方法。 12 カルボン酸が1.0以下のpka(水溶液中18℃
    において測定)を有する、特許請求の範囲第5項
    〜第8項のいずれか1つに記載のカルボニル化方
    法。 13 カルボン酸がトリフルオル酢酸である、特
    許請求の範囲第12項記載のカルボニル化方法。 14 各フエニル基が電子吸引置換基を担持し、
    そしてプロトン酸が1.0以下のpka(水溶液中18℃
    において測定)を有する非カルボン酸型のプロト
    ン酸である、特許請求の範囲第3項記載のカルボ
    ニル化方法。 15 電子吸引置換基がハロゲン原子またはトリ
    ハロメチル基である、特許請求の範囲第14項記
    載のカルボニル化方法。 16 ホスフインがトリ(p−クロルフエニル)
    ホスフインである、特許請求の範囲第15項記載
    のカルボニル化方法。 17 ホスフインがトリ(m−トリフルオルメチ
    ルフエニル)ホスフインである、特許請求の範囲
    第15項記載のカルボニル化方法。 18 プロトン酸が非配位性の陰イオンを有す
    る、特許請求の範囲第14項〜第17項のいずれ
    か1つに記載のカルボニル化方法。 19 プロトン酸が下記の一般式を有する、特
    許請求の範囲第18項記載のカルボニル化方法、 式中、Zは硫黄原子または塩素原子を表わすと
    ともに、Zが塩素原子を表わす場合、Rは酸素原
    子を表わし、そしてZが硫黄原子を表わす場合、
    RはOH基または随意に置換された炭化水素基を
    表わす。 20 Rによつて表わされた炭化水素基が30個以
    下の炭素原子を有するアルキル基、アリール基、
    アラルキル基またはアルカリール基である、特許
    請求の範囲第19項記載のカルボニル化方法。 21 酸がp−トルエンスルホン酸である、特許
    請求の範囲第20項記載のカルボニル化方法。 22 2価のパラジウム化合物が酢酸パラジウム
    である特許請求の範囲第1項〜第21項のいずれ
    か1つに記載のカルボニル化方法。 23 パラジウム1グラム原子に付き5〜500モ
    ルの範囲の有機ホスフインを使用する、特許請求
    の範囲第1項〜第22項のいずれか1つに記載の
    カルボニル化方法。 24 プロトン酸1当量に付き0.5〜50当量の範
    囲の有機ホスフインを使用する、特許請求の範囲
    第1項〜第23項のいずれか1つに記載のカルボ
    ニル化方法。 25 エーテルを溶剤として使用する、特許請求
    の範囲第1項〜第24項のいずれか1つに記載の
    カルボニル化方法。 26 50℃〜200℃の範囲の温度において遂行す
    る、特許請求の範囲第1項〜第25項のいずれか
    1つに記載のカルボニル化方法。 27 1〜100バールの範囲の全圧において遂行
    する、特許請求の範囲第1項〜第26項のいずれ
    か1つに記載のカルボニル化方法。 28 アセチレン状不飽和化合物がアルキンであ
    る、特許請求の範囲第1項〜第27項のいずれか
    1つに記載のカルボニル化方法。
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