JPH05292112A - Atm網品質監視用セルの挿入装置 - Google Patents

Atm網品質監視用セルの挿入装置

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JPH05292112A
JPH05292112A JP4087363A JP8736392A JPH05292112A JP H05292112 A JPH05292112 A JP H05292112A JP 4087363 A JP4087363 A JP 4087363A JP 8736392 A JP8736392 A JP 8736392A JP H05292112 A JPH05292112 A JP H05292112A
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JP
Japan
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JP4087363A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Okamoto
司 岡本
Sunao Sato
佐藤  直
Hideyo Murakami
英世 村上
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ATM通信網において、ユーザ情報符号誤り
検出符号,全送出ユーザセル数その他の品質監視情報を
転送するATM網品質監視用セルの挿入装置に関し、伝
送路上に複数のVPあるいはVCが多重化されている場
合に、各VPあるいはVCの平均伝送速度あるいは挿入
待ち幅にかかわらず、監視用セルの強制挿入の頻度をで
きるだけ減少させることを目的とする。 【構成】 各VPあるいはVCの挿入要求後に空きセル
が到着したときに、挿入要求が出ているVPあるいはV
Cに対して、それぞれ挿入待ち幅に達するまでの残り時
間を推定演算する演算手段と、挿入待ち幅に達するまで
の残り時間が最小となるVPあるいはVCの監視用セル
を空きセルに挿入する監視用セル挿入手段とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非同期転送モード(A
TM:Asynchronous Transfer Mode)の通信網におい
て、ユーザ情報符号誤り検出符号,全送出ユーザセル数
その他の品質監視情報を転送するATM網品質監視用セ
ルの挿入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ATMでは、ユーザ情報は固定長のセル
に入れて転送される。ATMの伝送路上ではセル位置が
決められており、送るべき情報が発生したときにその情
報をセルに入れる。このユーザ情報を転送するセルをユ
ーザセルと呼ぶ。また、送るべき情報が無いときは、空
きセルが転送される。
【0003】図4は、ATM網の概略構成例を示す図で
ある。図において、ATM網は、伝送路41を介して接
続される交換器42,43およびクロスコネクト44,
45によりネットワークを構成し、端末46,47を収
容して構成される。伝送路41には、VP(バーチャル
パス:ATMでのパス)およびVC(バーチャルチャネ
ル:ATMでの回線)が設定され、ユーザセルあるいは
空きセルが転送されている。
【0004】このユーザセルを監視するユーザ情報符号
誤り検出符号,全送出ユーザセル数その他の品質監視情
報は、監視対象としているVPあるいはVCごとに、監
視情報専用のセルに入れられ、空きセルの位置に挿入し
て転送される。この品質監視情報を転送するセルをAT
M網品質監視用セル(以下、簡単のために「監視用セ
ル」)と呼ぶ。
【0005】この監視用セルは、例えば伝送路41を介
して対向する端末46と交換器42においては、端末4
6の伝送路41側に設置される挿入装置48で挿入さ
れ、交換器42の伝送路41側に設置される監視装置4
9で回収され、その間を伝送されるユーザセルの品質監
視に用いられる。なお、交換器とクロスコネクトとの
間、クロスコネクト間においても同様である。また、複
数の伝送路41を介する機器間でユーザセルの監視を行
う構成をとる場合もある。
【0006】以下、従来の挿入装置における監視用セル
の挿入手順(挿入法)について説明する。まず、図5を
参照して、伝送路上に高々1本のVPあるいはVCしか
転送されていない場合(多重化されていない場合)につ
いて説明する。なお、図5では、ユーザセルを網掛けで
示し、空きセルを白地で示す。 監視対象のVP(VC)に転送されているユーザセ
ル数を計数し、所定数(ここでは4セル)の挿入要求間
隔ごとに監視用セルの挿入要求を出す。 挿入要求が出された後に、最初に転送されてきた空
きセル(セル転送順序3)に監視用セルを挿入する。 挿入要求が出された後に、ユーザセル数が所定数
(ここでは3セル)の挿入待ち幅になるまでに空きセル
が転送されてこなかった場合には、ユーザセル(セル転
送順序9)をバッファ等で1セル分待たせて強制的に空
きセルを作るか、あるいはそのユーザセルを廃棄させて
強制的に空きセルを作り、そこに監視用セルを挿入す
る。この操作を「強制挿入」といい、前者を強制挿入方
式1、後者を強制挿入方式2とする。
【0007】次に、図6を参照して、伝送路上に複数
(ここでは2本)のVPあるいはVCが転送されている
場合(多重化されている場合)の監視用セルの挿入法に
ついて説明する。なお、図6では、VP1のユーザセル
を網掛けで示し、VP2のユーザセルを斜線で示し、空
きセルを白地で示す。
【0008】同一伝送路上に転送されている2本のVP
1,VP2に対して、上述の,,の手順に従って
それぞれ独立に監視用セルを挿入する。このとき、各V
Pはそれぞれの挿入要求間隔で監視用セルの挿入要求を
出すので、転送されてきた1つの空きセル(セル転送順
序6)に対して、各VP対応に複数の挿入要求が出され
ている状態となることがある。この場合には、どのVP
に対応する監視用セルを先に挿入するかを選択する必要
が生じる。
【0009】従来は、挿入要求の発生順序に従って監視
用セルを挿入する方法をとっている。すなわち、図6に
示す例では、空きセル(セル転送順序6)にはVP1の
挿入要求を受けてその監視用セルが挿入される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図7を参照し
て、伝送路上に2本のVP1,VP2が転送されている
場合(多重化されている場合)の監視用セルの挿入法に
おいて、監視用セルの強制挿入に伴う問題点について説
明する。なお、図7では、VP1のユーザセルを網掛け
で示し、VP2のユーザセルを斜線で示し、空きセルを
白地で示す。また、VP1およびVP2ともに、挿入要
求間隔を4セルとし、挿入待ち幅を3セルとする。
【0011】VP1およびVP2の順に各挿入要求が出
されるものとすると、その後最初に転送されてきた1つ
の空きセル(セル転送順序6)に対しては、従来の挿入
法ではまずVP1に対応する監視用セルが挿入される。
一方、VP2に対応する監視用セルは、セル転送順序8
のユーザセルで挿入待ち幅に達してしまい、ここで強制
挿入が実施される。
【0012】この強制挿入では、上述したように強制挿
入方式1をとる場合にはユーザセルの遅延が増大し、強
制挿入方式2をとる場合にはユーザセルの廃棄が生じる
ので、いずれの場合でもユーザセルの品質(通信品質)
を劣化させる要因となる。すなわち、VPあるいはVC
の品質監視のために行われる監視用セルの挿入におい
て、強制挿入があればユーザセルの遅延や廃棄によって
ユーザセルの品質(通信品質)を劣化させることになる
ので、強制挿入をできるだけ少なくする工夫が必要とな
る。
【0013】ところで、図7に示す例では、セル転送順
序10の位置に空きセルがあるが、ここでもVP1の挿入
要求に対する挿入待ち幅には達していない。すなわち、
図7に示すようにVP2の平均伝送速度に対してVP1
の平均伝送速度が遅い場合には、挿入要求が先に発生し
ても挿入待ち幅に達するのが後になることがある。この
ような状況において、挿入要求の発生順序に従って監視
用セルを挿入する従来の挿入法では、平均伝送速度の速
いVP2の挿入要求に対して強制挿入が行われやすくな
り、その結果ユーザセルの遅延や廃棄が多発することに
なる。
【0014】一方、図7に示す例では、セル転送順序6
の位置の空きセルに先にVP2の監視用セルを挿入し、
セル転送順序10の位置の空きセルにVP1の監視用セル
を挿入する順序逆転を行えば、監視用セルの強制挿入と
いう事態は避けることができる。すなわち、上述の不都
合を回避することができる。
【0015】このように、監視用セルの挿入順序は強制
挿入の頻度に影響を与え、延いてはユーザセルの遅延の
増大や、ユーザセルの廃棄の増大に影響を与えることに
なる。特に、各VP(VC)の挿入待ち幅が同じでも、
それぞれの平均伝送速度が大きく異なる場合(図7に示
す例)、あるいは各VP(VC)の平均伝送速度が同じ
でも、それぞれの挿入待ち幅が大きく異なる場合に、従
来の挿入要求の発生順序に従って監視用セルを挿入する
方法では、後から挿入要求が出されても先に挿入待ち幅
に達し、強制挿入となる頻度が高くなる欠点があった。
【0016】ここで、複数のVPの平均伝送速度が異な
る場合と、挿入待ち幅が異なる場合において、従来の監
視用セルの挿入法で強制挿入が発生する状況について、
図8(a),(b) に示す。
【0017】図8において、横軸は時間であり、挿入要
求が出される時点(○)、空きセルが到着した時点
(△)および強制挿入が行われる時点(×)を示す。縦
軸は挿入要求が出されてから到着したユーザセル数であ
る。
【0018】図8(a) に示す例では、VP1とVP2の
挿入待ち幅が同じでも、VP2の平均伝送速度がVP1
の平均伝送速度を上回るために、挿入要求の発生順序に
従って空きセルにVP1の監視用セルを挿入すると、V
P2の挿入要求に対しては強制挿入となる。図8(b) に
示す例では、VP1とVP2の平均伝送速度が同じで
も、VP2の挿入待ち幅がVP1の挿入待ち幅より小さ
いために、挿入要求の発生順序に従って空きセルにVP
1の監視用セルを挿入すると、同様にVP2の挿入要求
に対しては強制挿入となる。
【0019】なお、図8(a) は図7に示す例と等価であ
り、VP1が挿入要求を出してから平均伝送速度の速い
VP2が挿入待ち幅に達する間に、空きセルが1つしか
到着しない場合に上述した問題が生じる。すなわち、そ
の間に空きセルが2つ以上到着すれば従来の挿入法でも
問題はなく、また空きセルが1つも到着しなければ強制
挿入は原理的に不可避である。図8(b) に示す挿入待ち
幅が異なる場合でも同様である。
【0020】本発明は、伝送路上に複数のVPあるいは
VCが多重化されている場合に、複数のVPあるいはV
Cの監視用セルの挿入要求に対して挿入順序を調整し、
各VPあるいはVCの平均伝送速度あるいは挿入待ち幅
にかかわらず、監視用セルの強制挿入の頻度をできるだ
け減少させることができるATM網品質監視用セルの挿
入装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、各VPあるいはVCの挿入要求後に空きセルが到着
したときに、挿入要求が出ているVPあるいはVCに対
して、それぞれ挿入待ち幅に達するまでの残り時間を推
定演算する演算手段と、挿入待ち幅に達するまでの残り
時間が最小となるVPあるいはVCの監視用セルを空き
セルに挿入する監視用セル挿入手段とを備える。
【0022】請求項2に記載の発明は、演算手段が、挿
入要求が出ているVPあるいはVCごとに、空きセルが
到着した時点までの到着ユーザセル数と、挿入待ち幅
と、平均伝送速度とを用いて、それぞれ挿入待ち幅に達
するまでの残り時間を推定演算する構成とする。
【0023】
【作用】本発明は、伝送路上に複数のVPあるいはVC
が多重化されており、各VPあるいはVCの監視用セル
を到着した空きセルに挿入しようとする場合に、挿入要
求が出ているVPあるいはVCに対して、それぞれ挿入
待ち幅に達するまでの残り時間、すなわち強制挿入が行
われるであろう時点を推定演算する。ここで、挿入待ち
幅に達するまでの残り時間が最小となる、すなわち最も
先に強制挿入が行われると推定されたVPあるいはVC
の監視用セルをその空きセルに挿入する。
【0024】このように各VPあるいはVCに対して強
制挿入が行われる時点を推定し、最も先に強制挿入が行
われそうなものから先に監視用セルを挿入してゆくこと
ができる。
【0025】
【実施例】図1は、本発明の挿入装置の実施例構成を示
すブロック図である。図において、セル識別回路11
は、多重化されたVP(VC)を転送されてくるセルの
VP(VC)を識別し、そのVP(VC)識別情報を示
す信号aと、空きセルが到着したことを示す信号bとを
出力する。ユーザセル計数回路12は、信号aおよび挿
入要求間隔を示す信号cを入力し、各VP(VC)単位
で到着したユーザセル数を計数して挿入要求間隔に達し
たVP(VC)を示す信号d、および信号dを出力して
から到着した各VP(VC)のユーザセル数を示す信号
eを出力する。挿入要求検出回路13は、信号dと、監
視用セルを挿入したVP(VC)を示す信号fとを入力
し、挿入要求が出されたVP(VC)に監視用セルが挿
入されるまで、信号dで示されたVP(VC)に対して
挿入要求を出す信号gを出力する。強制挿入点演算回路
14は、信号gによって示される挿入要求が出されたV
P(VC)について、信号e,挿入待ち幅を示す信号h
および平均伝送速度を示す信号iを用いて強制挿入要求
時点を推定演算し、その強制挿入要求時点を示す信号j
を出力する。挿入VP(VC)選択回路15は、信号b
と信号jとを入力し、挿入要求が出されたVP(VC)
の中から空きセルに監視用セルを挿入するVP(VC)
として、強制挿入が最も先に出されるであろうVP(V
C)を選択し、それを示す信号fおよび信号kを出力す
る。監視用セル挿入回路16は、信号kを入力し、さら
に信号kで示されるVP(VC)の品質監視情報を示す
信号mを入力し、作成した監視用セルを空きセルに挿入
する。
【0026】以下、本実施例の動作について説明する。
セル識別回路11は、多重化されたVP(VC)にセル
が到着するごとに空きセルか否かを判定し、空きセルで
ない場合はユーザセルのVP(VC)識別情報を示す信
号aをユーザセル計数回路12に出力し、空きセルの場
合はそれを示す信号bを挿入VP(VC)選択回路15
に出力する。ユーザセル計数回路12には挿入要求間隔
を示す信号cが入力されており、信号aにより各VP
(VC)単位で到着ユーザセル数を計数し、到着ユーザ
セル数が挿入要求間隔セル数に達した場合に、その計数
値を0にリセットするとともに、そのVP(VC)を出
す信号dを挿入要求検出回路13に出力する。挿入要求
検出回路13では、信号dで示された各VP(VC)に
ついて、挿入要求を示す信号gを強制挿入点演算回路1
4に出力し、挿入VP(VC)選択回路15からそのV
P(VC)に対して監視用セルが挿入されたことを示す
信号fを受け取るまで挿入要求を出し続ける。
【0027】強制挿入点演算回路14は、信号gで示さ
れた各VP(VC)について、挿入要求が出されてから
到着したユーザセル数(信号e)、挿入待ち幅(信号
h)、平均伝送速度(信号i)を用いて、強制挿入要求
が出されるまでの残り時間tを t=(h−e)/i …(1) の式を用いて推定する。すなわち、(h−e)は挿入待
ち幅から挿入要求が出されてから到着したユーザセル数
を引いたものを示し、それを平均伝送時間で割ることに
より、信号gで示された各VP(VC)について、空き
セルが到着した時点における挿入待ち幅の残り時間tを
推定値として求めることができる。強制挿入点演算回路
14では、各VP(VC)のそれぞれの残り時間tを信
号jとして出力する。
【0028】ここで、一例としてVP1とVP2の平均
伝送速度が異なる場合において、空きセルが到着した時
点における残り時間t1 ,t2 を図2(a) に示す。ま
た、VP1とVP2の挿入待ち幅が異なる場合におい
て、空きセルが到着した時点における残り時間t1 ,t
2 を図2(b) に示す。
【0029】挿入VP(VC)選択回路15では、信号
bによって伝送路上に空きセルが到着したことが示され
た場合に、信号jで示された各VP(VC)に対して
(1)式で算出された値tが最小となるVP(VC)(図
2に示す例ではt2 <t1 であることからVP2)を選
択し、選択したVP(VC)を示す信号kを監視用セル
挿入回路16に出力する。また、(1) 式の値tが0とな
るものがある場合には、すでに挿入待ち幅に達している
VP(VC)であるので、空きセルか否かにかかわらず
そのVP(VC)を示す信号kを監視用セル挿入回路1
6に出力し、強制挿入手順を実行させる。
【0030】監視用セル挿入回路16は、この信号kで
示されたVP(VC)の品質監視情報を示す信号mを入
力して監視用セルを作成し、信号bによって示される空
きセルあるいは強制挿入手順によってできた空きセルに
その監視用セルを挿入する。
【0031】図3は、本発明による監視用セルの挿入例
を示す図である。図3(a) は、VP2の強制挿入要求が
出されるまでに空きセルが1つ到着し、さらにVP1の
強制挿入要求が出されるまでに空きセルが1つ到着した
状況を示す。このような場合には、先にVP2の監視用
セルを空きセルに挿入し、次にVP1の監視用セルを空
きセルに挿入することにより、従来の挿入法では発生し
た強制挿入を回避することができる。
【0032】図3(b) は、VP2の強制挿入要求が出さ
れるまでに空きセルが1つ到着し、さらにVP1の強制
挿入要求が出されるまでには空きセルが到着しなかった
状況を示す。このような場合には、VP1の監視用セル
を強制挿入することになるが、先に到着した空きセルに
VP2の監視用セルを挿入することを決定した時点では
予期できず、結果的に強制挿入が生じたものであり、本
発明の効果を否定するものではない。
【0033】図3(c) は、VP2の強制挿入要求が出さ
れるまでには空きセルが到着せず、それ以降に空きセル
が到着した状況を示す。このような場合には、空きセル
がないので本発明によってもVP2の監視用セルの強制
挿入は避けられない。
【0034】ただし、(a),(b),(c) のケースは空きセル
の到着状況に左右されるので、それらはランダムに発生
し、本発明は少なくとも(a) のケースにおいては確実に
強制挿入を回避できるようにしたものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、各VPあ
るいはVCに対して、最も先に強制挿入が行われそうな
ものから先に監視用セルを挿入してゆくことにより、強
制挿入が不可避となるまで強制挿入を順送りすることが
でき、全体として強制挿入の頻度を減少させることがで
きる。
【0036】すなわち、挿入待ち幅や平均伝送速度が各
VPあるいはVCごとに大きく異なる場合においても、
強制挿入の頻度を減少させることができるので、強制挿
入に伴うユーザセルの遅延や廃棄によってユーザセルの
品質(通信品質)が劣化することを回避することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の挿入装置の実施例構成を示すブロック
図。
【図2】強制挿入点演算回路14,挿入VP(VC)選
択回路15の動作原理を説明する図。
【図3】本発明の監視用セルの挿入例を示す図。
【図4】ATM網の概略構成例を示す図。
【図5】従来の監視用セルの挿入法(多重化されていな
い場合)を説明する図。
【図6】従来の監視用セルの挿入法(多重化されている
場合)を説明する図。
【図7】従来の監視用セルの挿入法における強制挿入に
伴う問題点を説明する図。
【図8】従来の監視用セルの挿入法で強制挿入が発生す
る状況を説明する図。
【符号の説明】
11 セル識別回路 12 ユーザセル数計数回路 13 挿入要求検出回路 14 強制挿入点演算回路 15 挿入VP(VC)選択回路 16 監視用セル挿入回路 41 伝送路 42,43 交換器 44,45 クロスコネクト 46,47 端末 48 挿入装置 49 監視装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のVPあるいはVCが多重化された
    伝送路上で、監視対象となる各VPあるいはVC単位で
    到着するユーザセル数を計数し、所定の挿入要求間隔で
    ATM網品質監視用セルの挿入要求を行い、所定の挿入
    待ち幅に達するまでに空きセルが到着すればその空きセ
    ルにATM網品質監視用セルを挿入し、空きセルが到着
    しなければ挿入待ち幅に達したユーザセルを遅延あるい
    は廃棄して作成した空きセルにATM網品質監視用セル
    を強制挿入するATM網品質監視用セルの挿入装置にお
    いて、 前記各VPあるいはVCの挿入要求後に空きセルが到着
    したときに、挿入要求が出ているVPあるいはVCに対
    して、それぞれ挿入待ち幅に達するまでの残り時間を推
    定演算する演算手段と、 前記挿入待ち幅に達するまでの残り時間が最小となるV
    PあるいはVCのATM網品質監視用セルを前記空きセ
    ルに挿入する監視用セル挿入手段とを備えたことを特徴
    とするATM網品質監視用セルの挿入装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のATM網品質監視用セ
    ルの挿入装置において、 演算手段は、挿入要求が出ているVPあるいはVCごと
    に、空きセルが到着した時点までの到着ユーザセル数
    と、挿入待ち幅と、平均伝送速度とを用いて、それぞれ
    挿入待ち幅に達するまでの残り時間を推定演算する構成
    であることを特徴とするATM網品質監視用セルの挿入
    装置。
JP4087363A 1992-04-08 1992-04-08 Atm網品質監視用セルの挿入装置 Pending JPH05292112A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0969833A (ja) * 1995-08-30 1997-03-11 Nec Corp セル出力装置
US6333915B1 (en) 1997-07-03 2001-12-25 Nec Corparation On-line line monitor system

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