JPH10136015A - トラフィック制御方法,ネットワークシステム及びフレームリレー交換機 - Google Patents
トラフィック制御方法,ネットワークシステム及びフレームリレー交換機Info
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- JPH10136015A JPH10136015A JP28566996A JP28566996A JPH10136015A JP H10136015 A JPH10136015 A JP H10136015A JP 28566996 A JP28566996 A JP 28566996A JP 28566996 A JP28566996 A JP 28566996A JP H10136015 A JPH10136015 A JP H10136015A
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Abstract
トを越えることを防止し得るトラフィック制御方法を提
供すること。 【解決手段】 フレームリレー網FR1からIWF21
aへフレームFを送信する際に、フレームリレー網FR
1が有するトラフィック制御部56が、フレームリレー
網FR1とIWF21aとの間を接続するDLCIaに
おける測定時間当たりの送信データ量を測定する。次
に、トラフィック制御部56は、測定した送信データ量
に対応するトラフィック規制レベルを検出する。そし
て、この規制レベルに対応するトラフィック規制処理を
実行し、フレームFの送信先端末によるフレーム送信を
抑制させる。これによって、ATM網20へ送信される
セルSの数が契約されている最大送信レートを越えるこ
とが防止される。
Description
フレームリレー網が接続されたネットワークシステム
と、このネットワークシステムにおけるトラフィック制
御方法と、複数のフレームリレー網をそれぞれ構成する
フレームリレー交換機とに関する。
化に伴いB−ISDN(広域総合サービスディジタル
網)の導入が急速に進められている。データ系通信にお
いてもフレームリレー網の中継としてATM(Asynchro
nous Transfer Mode)網を利用するケースが次世代通信
への最初のステップとして増えている。
網にATM網が用いられたネットワークシステムの全体
構成図である。図16において、各フレームリレー網
1,2は、フレームをセルに変換するIWF(InterWor
k Function)4を介してATM網3にそれぞれ接続され
る。また、各フレームリレー網1,2には、ネットワー
クのユーザが使用する端末装置5,6がそれぞれ接続さ
れる。また、ATM網には、複数のVC(Virtual Chan
nel)を束ねたVP(Virtual Path)が設定され、さら
に各VCの通信チャネル(VCC:Virtual Channel Co
nnection)が、設定される。そして、各VCC毎に、送
信可能なセルの最大送信レート(PCR:Peak Cell Ra
te)が設定される。そして、IWF4からATM網3に
対して送信されるセルの数が、ATM網3において設定
されているPCRを越えると、ATM網3は、セルを廃
棄してATM網3の輻輳を回避または解消する。一方、
ATM網3においてセル(フレーム)が廃棄された場合
には、その廃棄されたセル(フレーム)に対する応答フ
レームは、端末装置5,6に送信されないこととなる。
このため、フレームを送信した端末装置5,6は、セル
(フレーム)の廃棄によって所定時間の間に自身が送信
したフレームの応答フレームを受信しない場合には、相
手端末にフレームが到着していないと判断し、フレーム
を再送する。
たネットワークシステムには、以下の問題があった。す
なわち、IWF4からATM網3に対して送信されたセ
ル数がPCRを越えることによって、セル(送信フレー
ム)の廃棄が多発すると、廃棄されたフレーム(セル)
を送信した端末装置5または端末装置6による送信フレ
ームの再送が頻繁に発生する。これによって、フレーム
リレー網FR1,FR2における輻輳が誘発されるとい
う問題があった。
が廃棄されたことを起因とする端末装置5,6のフレー
ム再送によって、フレームリレー網FR1,FR2にお
ける処理が増大するため、端末装置5と端末装置6との
間(エンド−エンド間)における通信のレスポンスが悪
化するという問題もあった。
あり、ATM網におけるセル数が最大送信レート(PC
R)を越えることを防止し得るトラフィック制御方法,
ネットワークシステム及びフレームリレー交換機を提供
することを課題とする。
を解決するために以下の構成を採用した。すなわち、本
発明は、ATM網と、前記ATM網にチャネルを介して
それぞれ接続された複数のフレームリレー網と、前記複
数のフレームリレー網にチャネルを介してそれぞれ接続
された複数の端末装置とを備えたネットワークシステム
におけるトラフィック制御方法である。そして、前記複
数のフレームリレー網のうち少なくとも一つが、各チャ
ネルを介して送信される所定時間の間における送信デー
タ量を測定し、測定した前記所定時間の間における送信
データ量に対応するトラフィック規制レベルを算出し、
算出したトラフィック規制レベルに対応するトラフィッ
ク規制処理を実行することによって、前記所定時間の間
における送信データ量を所定範囲に抑制することを特徴
とする(請求項1)。
ば、例えばフレームリレー網からATM網へデータが送
信される場合に、そのデータの送信先の端末装置が接続
されたフレームリレー網における所定時間の間における
送信データ量が測定され、この送信データ量に応じたト
ラフィック規制レベルが実行される。これによって、所
定時間の間における送信データ量を所定範囲に抑制する
ことが可能となる。
量の測定は、フレームリレー網がフレームを送信する際
に行っても良く、また、フレームを受信した際に行って
も良い。
応じて任意の数の段階(レベル)を設定することができ
る。また、所定時間は適宜設定可能なものであり、固定
されていてもよく、または、ネットワークシステムにお
ける輻輳状態に応じて可変するようにされていても良
い。
ャネルを介して送信されるデータに輻輳が発生した旨の
情報を書き込む処理を含んでいても良い(請求項4)。例
えば、データであるフレームのコアヘッダに格納された
FECN(順方向明示的輻輳通知)に“1”を設定し、
当該フレームの送信先の端末装置にコアヘッダに格納さ
れたFECNに“1”が設定されているフレームを受信
したことによる輻輳制御(例えば、フレームリレー網に
対するフレーム送信の抑制,中止)を行わせる。また
は、データであるフレームのコアヘッダに格納されたB
ECN(逆方向明示的輻輳通知)に“1”を設定し、当
該フレームの送信先の端末装置にコアヘッダに格納され
たBECNに“1”が設定されているフレームを受信し
たことによる輻輳制御を行わせる。
ャネルを介して送信されるデータを廃棄する処理を含ん
でいても良い(請求項5)。また、トラフィック規制処理
は、前記各チャネルを介して送信されるデータの送信元
端末へ輻輳が発生した旨のメッセージを送信する処理を
含んでいても良い(請求項6)。例えば、データであるフ
レームの送信元の端末装置に対してCLLM(統合リン
クレイヤマネージメント)メッセージを送信し、当該フ
レームの送信元の端末装置にCLLMメッセージを受信
したことによる輻輳制御を行わせる。
か一つを実行するようにしても良く、複数のトラフィッ
ク規制処理を同時に実行するようにしても良い。また、
トラフィック規制レベルとトラフィック規制処理との対
応は適宜設定可能である。
ームリレー網からATM網へデータを伝送するチャネル
に設定された最大送信レートであってもよい(請求項
7)。また、本発明によるトラフィック制御方法は、前
記複数のフレームリレー網のそれぞれによる各チャネル
を介して送信される所定時間の間における送信データ量
の測定が、各フレームリレー網からATM網へデータを
伝送するチャネルについて行われるようにしても良い
(請求項2)。
ぞれが、各フレームリレー網からATM網へデータを伝
送する各チャネルに設定されたトラフィック規制クラス
を検出し、検出したトラフィック規制クラス,及び前記
トラフィック規制レベルに対応するトラフィック規制処
理を実行するようにしても良い(請求項3)。この場合に
は、チャネルの重要度に応じたトラフィック規制処理を
行うことが可能となり、チャネルの差別化を図ることが
可能となる。ここに、チャネルは、その数を問わず、物
理チャネル,仮想チャネル,論理チャネル(データリン
ク)等が含まれる。また、トラフィック規制クラスは、
任意の数の段階を設定することが可能である。
は、ATM網と、前記ATM網にチャネルを介して接続
されたフレームリレー網と、前記フレームリレー網にチ
ャネルを介して接続された第1端末装置と、前記ATM
網にチャネルを介して接続された第2端末装置とを備え
たネットワークシステムにおいて実施することも可能で
ある(請求項8)。
網にチャネルを介してそれぞれ接続された複数のフレー
ムリレー網と、前記複数のフレームリレー網にチャネル
を介してそれぞれ接続された複数の端末装置とを備えた
ネットワークシステムである。そして、前記複数のフレ
ームリレー網のそれぞれが、各チャネルを介して送信さ
れる所定時間の間における送信データ量を測定する送信
データ量測定手段と、前記送信データ量測定手段によっ
て測定された前記所定時間の間における送信データ量に
対応するトラフィック規制レベルを算出する規制レベル
算出手段と、前記規制レベル算出手段によって算出され
たトラフィック規制レベルに対応するトラフィック規制
処理の内容が格納された規制処理格納手段と、前記規制
レベル算出手段によって算出されたトラフィック規制レ
ベルに対応するトラフィック規制処理の内容を前記規制
処理格納手段から読み出すとともに、前記規制処理格納
手段から読み出したトラフィック規制処理の内容を実行
することによって、前記所定時間の間における送信デー
タ量を所定範囲に抑制するトラフィック制御手段とを有
することを特徴とする。
網にチャネルを介してそれぞれ接続された複数のフレー
ムリレー網と、前記複数のフレームリレー網にチャネル
を介してそれぞれ接続された複数の端末装置とを備えた
ネットワークシステムにおいて、前記複数のフレームリ
レー網をそれぞれ構成するフレームリレー交換機であ
る。そして、各チャネルを介して送信される所定時間の
間における送信データ量を測定する送信データ量測定手
段と、前記送信データ量測定手段によって測定された前
記所定時間の間における送信データ量に対応するトラフ
ィック規制レベルを算出する規制レベル算出手段と、前
記規制レベル算出手段によって算出されたトラフィック
規制レベルに対応するトラフィック規制処理の内容が格
納された規制処理格納手段と、前記規制レベル算出手段
によって算出されたトラフィック規制レベルに対応する
トラフィック規制処理の内容を前記規制処理格納手段か
ら読み出すとともに、前記規制処理格納手段から読み出
したトラフィック規制処理の内容を実行することによっ
て、前記所定時間の間における送信データ量を所定範囲
に抑制するトラフィック制御手段とを有することを特徴
とする。
法,ネットワークシステム及びフレームリレー交換機
を、図に示される好適な実施の形態に基づいて、更に詳
細に説明する。
ステムの概要を、図1及び図2を用いて説明する。図1
は、本実施形態によるネットワークシステムの全体構成
図である。図1において、ATM網20には、3つのフ
レームリレー網FR1,FR2,FR3がIWF(Inte
rWork Function)21a〜21cを介してそれぞれ接続
されている。これらのフレームリレー網FR1,FR
2,FR3には、複数のフレームリレー端末装置(以
下、単に「端末」という。)22a〜22hがそれぞれ
接続されている。
ATM交換機(VCH,VPH)によって構成されてお
り、フレームリレー網FR1〜FR3の間におけるフレ
ームF(図3(a)参照)の中継を、セルS(図3(b)参
照)を用いて行う。また、IWF21a〜21cは、自
身に接続されているフレームリレー網FR1〜FR3の
いずれかから受信したフレームFをセルSに変換してA
TM網20に送信するとともに、ATM網20から受信
したセルSをフレームFに変換して自身に接続されてい
るフレームリレー網FR1〜FR3のいずれかに対して
送信する中継器である。また、各フレームリレー網FR
1〜FR3は、複数のフレームリレー交換機31a〜3
1iがフレームリレー回線(物理チャネル)を介してそれ
ぞれ接続されることによって構成されている。各端末2
2a〜22hは、各フレームリレー網FR1〜FR3を
構成する各フレームリレー交換機31a〜31fにフレ
ームリレー回線を介してそれぞれ接続されており、他の
端末に対してデータを送信する場合には、フレームFを
生成し、自身が接続されているフレームリレー交換機3
1a〜31fのいずれかに対して送信する。
テムに設定されているチャネルの説明図である。図2に
おいて、端末22a〜22dとIWF21aとの間を接
続する物理チャネル(フレームリレー回線)上には、IW
F21aと各端末22a〜22dとをそれぞれ接続する
4つのデータリンク(論理チャネル)が設定されてい
る。そして、各データリンクには、DLCI(Data Lin
k Connection Identifier)番号a〜dがそれぞれ設定
されている(以下、各データリンクを、「DLCIa,
DLCIb,DLCIc,DLCId」と称する)。同
様にして、端末22eとIWF21bとは、DLCI番
号eのデータリンク(以下、「DLCIe」と称する)
によって接続され、端末22fとIWF21bとは、D
LCI番号fのデータリンク(以下、「DLCIf」と
称する)によって接続されている。また、端末22gと
IWF21cとは、DLCI番号gのデータリンク(以
下、「DLCIg」と称する)によって接続され、端末
22hとIWF21cとは、DLCI番号hのデータリ
ンク(以下、「DLCIh」と称する)によって接続さ
れている。
M網20との間には、2つの仮想チャネル(VC:Virt
ual Channel)が設定され、これらの仮想チャネルを束
ねた図示せぬ仮想パス(VP:Virtual Path)が設定さ
れている。そして、各仮想チャネルの通信チャネル(V
CC:Virtual Channel Connection)であるVCC
x 1,VCCx2が設定されている。VCCx1には、上
述したDLCIaとDLCIbとが接続され、VCCx
2には、DLCIcとDLCIdとが接続されている。
同様にして、ATM網20とIWF21bとの間には仮
想チャネルの通信チャネルであるVCCyが設定され、
DLCIe及びDLCIfと接続されている。また、A
TM網20とIWF21cとの間には、仮想チャネルの
通信チャネルであるVCCzが設定され、DLCIg及
びDLCIhと接続されている。そして、VCCx1,
VCCx2,VCCy及びVCCzは、ATM網20を介
して相互に接続されている。このように、IWF21a
〜21cには、相手フレームリレー網(フレームFの送
信先の端末が接続されているフレームリレー網)毎にV
CCが割り当てられている。そして、IWF21a〜2
1cとATM網20とを接続するVCC(VCI,VP
I)毎に、そのVCCを通じて送信可能な最大の送信デ
ータ量を示す最大送信レート(PCR:Peak Cell Rat
e)が設定されている。
データリンクの重要性を示すトラフィック規制クラス
(規制クラス)がそれぞれ設定されている。この規制ク
ラスは、一般クラス,重要クラス及び最重要クラスの3
段階に分けられ、これらのうち一つが、データリンクの
重要度に応じた段階の規制クラスとして各DLCIa〜
DLCIhにそれぞれ設定されている。また、各DLC
Ia〜DLCIhには、これらを通じて伝送されるデー
タ量(送信データ量)に応じたトラフィック規制の程度
を示すトラフィック規制レベル(規制レベル)が設定さ
れている。この規制レベルは、送信データ量の多少に応
じて非規制,1〜4次規制の5段階に分けられ、送信デ
ータ量の増減に応じて変化するようになっている。本ネ
ットワークシステムでは、フレームリレー網FR1〜F
R3において、上述した規制レベルと規制クラスとに応
じたトラフィック規制処理が行われる。
るフレームFとセルSとを図3を用いて説明する。図3
(a)は、端末−IWF間を伝送されるフレームFのフ
ォーマットの説明図であり、図3(b)は、IWF−A
TM網−IWF間を伝送されるセルSのフォーマットの
説明図である。
U−T(International Telecommunication Union-Tele
communication Standardization Sector)勧告Q.92
2に基づいて構成されている。このフレームFは、コア
ヘッダ27とデータ部28とを有し、コアヘッダ27の
先頭に先頭フラグ25が付加され、データ部28の後尾
にFCS(Frame Check Sequence)29と後尾フラグ3
0とが付加されている。ここに、コアヘッダ27は、
Q.922DLコアヘッダであり、DLCI(Data Lin
k Connection Identifier:データリンク接続識別子)
番号,FECN(Forward Explicit Congestion Notifi
cation-bit:順方向明示的輻輳通知),BECN(Back
ward Explicit Congestion Notification-bit:逆方向
明示的輻輳通知),DE(Discard Eligibility indica
tor)等が格納されている。ここにDLCI番号とは、
本ネットワークシステムに設定されている複数のデータ
リンク(論理チャネル)を識別し、フレームFを所定の
端末(送信先の端末)に送信するための識別子である。
フレームFは、自身に格納されたこのDLCI番号に対
応するデータリンクを通じて送信先の端末に伝送され
る。また、FECNは、フレームFの送信先端末に輻輳
回避手順が必要であることを通知するための情報(ビッ
ト)である。また、BECNは、フレームFの送信元端
末に輻輳回避手順が必要であることを通知するための情
報(ビット)である。これらのFECN及びBECN
は、通常時には“0”であるが、輻輳発生時にはその輻
輳が発生したフレームリレー網(フレームリレー交換
機)において“1”が設定される。また、DEは、フレ
ームFを他のフレームよりも優先的に廃棄すべきか否か
の情報(ビット)であり、DEが“1”である場合に
は、そのフレームFは優先的に廃棄される。また、デー
タ格納領域28には、端末22a〜22hのユーザの通
信データ等が格納される。また、FCS格納領域29に
は、フレームFの誤りを検出するための情報が格納され
る。また、先頭フラグ25と後尾フラグ30とによっ
て、フレームFの先頭と後尾とが識別される。
オクテットで構成されるセルヘッダ70と48オクテッ
トで構成されるデータ部71とから構成されている。セ
ルヘッダ70には、VPI(Virtual Path Identifie
r:仮想パス識別子),VCI(Virtual Channel Ident
ifier:仮想チャネル識別子)等が格納されている。こ
こに、VPI及びVCIは、セルSの通信経路(VCC)
を選択するための識別子である。これらのVPI及びV
CIがIWF21a〜21c及びATM網20において
識別されることによって、セルSは適宜の通信経路(V
CC)を経て伝送される。また、データ部71は、端末
22a〜22hの通信データ等を格納する領域である。
IWF21a〜21cによってフレームFがセルSに変
換される際には、フレームのコアヘッダ27及びデータ
部28が48オクテット毎に分割され、分割されたフレ
ームFの一部のそれぞれがセルSのデータ部71の内容
となる。そして、分割されたフレームFの一部のそれぞ
れにセルヘッダ70が付加されることによって、複数の
セルSが形成される。
ラフィック規制処理の概要について表1を用いて説明す
る。
を対応させ、規制クラスと規制レベルとの組み合わせに
よって行われるトラフィック規制処理(処理タスク)が
示されている。表1に示されるように、各規制レベルに
は、以下に示すように、その規制レベルとなる条件式が
それぞれ設定されている。具体的には、規制レベルが非
規制となるための条件式である(式1)と、規制レベル
が1次規制となるための条件式である(式2)と、規制
レベルが2次規制となるための条件式である(式3)
と、規制レベルが3次規制となるための条件式である
(式4)と、規制レベルが4次規制となるための条件式
である(式5)とが設定されている。
刻に計時を開始してから所定時間(t1)が経過するま
での間における累積送信データ量であり、t1は送信デ
ータ量の測定時間(所定時間)である。また、maxRは
許容最大レートである。許容最大レートとは、ATM網
20に対して送信可能な許容最大送信レートであり、V
CC毎に契約されているPCR(Peak Cell Rate)と同
値が設定されている。また、n1〜n4は1〜4次規制
係数であり、その範囲は、0<n1<n2<n3<n4
≦1に設定されている。
は、規制レベルに応じて以下のトラフィック規制処理が
行われる。すなわち、規制レベルが非規制の場合には、
トラフィック規制処理は行われない(処理タスク
(1))。これに対し、規制レベルが1次規制の場合に
は、各フレームリレー網FR1〜FR3において、送信
するフレームFのコアヘッダ27(図3参照)のFEC
Nに“1”が設定される(処理タスク(2))とともに、
受信したフレームFのコアヘッダ27のBECNに
“1”が設定される(処理タスク(5))。また、規制レ
ベルが2次規制の場合には、フレームリレー網FR1〜
FR3において、送信するフレームFのコアヘッダ27
のDEに“0”が設定されていると、そのフレームFの
FECNに“1”が設定され、DEに“1”が設定され
ていると、そのフレームFが廃棄される(処理タスク
(3))。また、受信したフレームFについて、上述した
処理タスク(5)の処理が行われる。また、規制レベルが
3次規制の場合には、フレームリレー網FR1〜FR3
において、2次規制と同様のトラフィック規制処理,す
なわち、処理タスク(3)及び処理タスク(5)の処理が行わ
れる。そして、規制レベルが4次規制の場合には、フレ
ームリレー網FR1〜FR3において、送信フレームが
廃棄される(処理タスク(4))とともに、上述した処理
タスク(5)の処理が行われる。
は、規制レベルに応じて以下のトラフィック規制処理が
行われる。すなわち、規制レベルが非規制の場合または
1次規制の場合には、処理タスク(1)の処理,すなわち
トラフィック規制処理は行われない。これに対し、規制
レベルが2次規制の場合には、各フレームリレー網FR
1〜FR3において、処理タスク(2)及び処理タスク
(5)の処理が行われる。また、規制レベルが3次規制の
場合には、フレームリレー網FR1〜FR3において、
処理タスク(3)及び処理タスク(5)の処理が行われる。そ
して、規制レベルが4次規制の場合には、フレームリレ
ー網FR1〜FR3において、処理タスク(4)及び処理
タスク(5)の処理が行われる。
は、規制レベルに応じて以下のトラフィック規制処理が
行われる。すなわち、規制レベルが非規制または1〜3
次規制の場合には、処理タスク(1)の処理,すなわちト
ラフィック規制処理は行われない。これに対し、規制レ
ベルが4次規制の場合には、各フレームリレー網FR1
〜FR3において、処理タスク(4)及び処理タスク(5)の
処理が行われる。
をそれぞれ構成するフレームリレー交換機31a〜31
iを説明する。図4は、各フレームリレー交換機の回路
構成図の例である。各フレームリレー交換機31a〜3
1iは、それぞれ同一の構成を有しており、フレームリ
レー交換機31aを例として説明する。図14におい
て、フレームリレー交換機31aは、管理プロセッサ部
32と、回線対応部41とを備えている。
交換機31a全体の制御及び監視,各種データの維持管
理,コマンドやメッセージの入出力制御,及び接続記録
の作成及び保存等を行う。この管理プロセッサ部32
は、現用系の中央処理装置(CC:Central Controller)
33a及び予備系の中央処理装置33bと、中央処理装
置33aにバスを介して接続される現用系のメインメモ
リ(MM:Main Memory)34aと、中央処理装置33bに
バスを介して接続された予備系のメインメモリ34b
と、中央処理装置33aにバスを介して接続された現用
系のチャネル制御装置(CHC:CHannel Controller)35
a,35bと、中央処理装置33bにバスを介してそれ
ぞれ接続された予備系のチャネル制御装置35c,35
dと、チャネル制御装置35a,35dにそれぞれバス
を介して接続されるSIA(Serial Interface Adapte
r)36a,36b及びディスク制御装置(IOC)37
a,37bと、SIA36aに接続されるシステムコン
ソール38と、ディスク制御装置37a,37bにそれ
ぞれ接続されるハードディスク39と、ディスク制御装
置37aに接続される光磁気ディスク(MO:Magnet Opti
cal disk)40とから構成されている。
リレー交換機31の制御プログラム(コンピュータプロ
グラム)や制御プログラムを実行するためのデータが記
録された媒体である。各メインメモリ34a,34b
は、各中央処理装置33a,33bの作業領域であり、
ハードディスク39に記録された制御プログラムを中央
処理装置33a,33bが実行する際に、その制御プロ
グラムがロードされる。各中央処理装置33a,33b
は、各メインメモリ34a,34bにロードされた制御
プログラムを実行し、フレームリレー交換機31の各部
に命令を与えて各部の動作制御を行う。
中央処理装置33a,33bからの命令に応じて入出力
チャネル(物理チャネル,論理チャネル)の制御,及び
各メインメモリ34a,34bとの間のデータ転送制御
を行う。ディスク制御装置37a,37bは、各中央処
置装置33a,33bからの命令に応じてハードディス
ク39,光磁気ディスク40の動作を制御する。光磁気
ディスク40は、フレームリレー交換機31の外部記憶
装置として機能し、初期プログラムのローディングやデ
ータの吸上げ等を行う。
ク39や光磁気ディスク40に格納されたデータや各中
央処理装置33a,33bの実行結果等を外部に出力す
る,或いは、外部からデータやコマンド等を入力するた
めのインターフェイスである。
理チャネル,仮想チャネル,論理チャネル)を収容する
通信多重装置(CMU:Communication Multiplexer Unit)
である。この回線対応部41は、チャネル制御装置35
b,35cにバスを介してそれぞれ接続される回線管理
部(MP:line Manegement Processor)42と、回線管理
部42にそれぞれバスを介して接続される複数組の回線
制御部(LC:Line Controller)43a(現用系),43b
(予備系)と、各組の回線制御部43a,43bにそれぞ
れ接続される複数の回線切替部(LSW:Line SWitch)4
4とから構成されている。
線(物理チャネル)が収容され、外部から送信されてき
たフレームFを受信する。一方、各回線切替部44は、
回線制御部43a又は回線制御部43bから受け取った
フレームFを適宜の回線へ送出する。このとき、各回線
切替部44は、回線管理部42からの命令に応じた回線
へフレームFを送出する。また、各回線切替部44は、
回線管理部42からの命令が各回線制御部43a,43
bを介して発せられ、それに応じて論理的,電気的,及
び物理的インターフェイスを制御する。
リレープロトコル処理を行う。各回線制御部43a,4
3bは、回線切替部44のいずれかからフレームFを受
け取ると、そのフレームFを回線管理部42に与える。
また、各回線制御部43a,43bは、回線管理部42
から受け取ったフレームFを回線切替部44のいずれか
に与える。また、各回線制御部43a,43bは、複数
の回線を終端する回線終端機能を備えている。
のラインセットの管理を行う。すなわち、チャネル制御
装置35b,35cと各回線制御部43a,43bとの
間における通信の制御を行う。具体的には、各組の回線
制御部43aを動作状態(現用系)にするとともに、回線
制御部43bを停止状態(予備系)にする。そして、回線
管理部42は、現用系である回線制御部43aからフレ
ームFを受け取ると、受け取ったフレームFを現用系の
チャネル制御装置35bに与える。これによって、フレ
ームFは現用系のメインメモリ34aに格納され、この
フレームFに対して所定の処理が行われる。一方、回線
管理部42は、チャネル制御装置35bからフレームF
を受け取ると、そのフレームFを現用系の回線制御部4
3aに与える。また、回線管理部42は、各回線切替部
44が収容する回線のいずれからフレームFを送出する
かについての送出命令を発する。この送出命令は、各回
線制御部43a,43bを介して各回線切替部44に与
えられる。
交換機31aは、ITU−T勧告Q.922とITU−
T勧告Q.933とに従って、フレームFの送受信処理
を行う。具体的には、各フレームリレー交換機31a〜
31iは、フレームリレー網FR1〜FR3と各端末2
2a〜22hとの間,及びフレームリレー網FR1〜F
R3と各IWF21a〜21cとの間におけるフレーム
Fの送受信処理を行う。
に格納された制御プログラムが、各メインメモリ34
a,34bにロードされ、各中央処理装置33a,33
b内で実行されることによって実現する機能を、図5の
ブロック図を用いて説明する。図5に示されるように、
各中央処理装置33a,33bがその内部で制御プログ
ラムを実行することにより、規制クラス管理テーブル5
0(規制クラス格納手段に相当)と、規制閾値管理テー
ブル51と、送信データ累積テーブル52と、相手フレ
ームリレー網番号検索テーブル53と、タスク番号格納
テーブル54(規制処理格納手段に相当)とが作成され
る。また、各中央処理装置33a,33bがその内部で
制御プログラムを実行することにより、フレーム送信処
理部55と、トラフィック制御部56(送信データ量測
定手段,規制レベル算出手段,規制クラス検出手段,ト
ラフィック制御手段に相当)と、フレーム受信処理部5
7と、送信データ初期設定部58とが実現される。
成図である。図6において、規制クラス管理テーブル5
0には、相手フレームリレー網番号(フレームリレー網
FR1〜FR3にそれぞれ設定されている固有番号であ
って、フレームFの送信先端末が接続されているフレー
ムリレー網の固有番号)によって検索可能な複数の領域
が形成されており、各領域には、上述した規制クラスの
うちのいずれかが、相手フレームリレー番号に対応する
DLCI番号に対応づけて格納されている。この規制ク
ラス管理テーブル50は、相手フレームリレー網番号に
よって、所定の領域を検索し、その相手フレームリレー
網番号に対応するDLCI番号を検索鍵として検索可能
となっている。
図である。図7において、規制閾値管理テーブル51に
は、相手フレームリレー網番号毎に、上述した規制レベ
ルを算出するための数値が格納されている。具体的に
は、規制閾値管理テーブル51には、相手フレームリレ
ー網番号毎に、上述した許容最大送信レート(max
R),測定時間(t1),1〜4次規制係数(n1〜n
4)が格納されている。この規制閾値管理テーブル51
は、相手フレームリレー網番号を検索鍵として検索可能
となっている。
成図である。図8において、送信データ累積テーブル5
2には、相手フレームリレー網番号毎に、累積送信デー
タ量(SD2)と上述した規制レベルのいずれかとが格
納されている。この送信データ累積テーブル52は、相
手フレームリレー網番号を検索鍵として検索可能となっ
ている。
ーブル53の構成図である。図9において、相手フレー
ムリレー網番号検索テーブル53には、DLCI番号毎
に、相手フレームリレー網番号が格納されている。この
相手フレームリレー網番号検索テーブル53は、DLC
I番号を検索鍵として検索可能となっている。
構成図である。図10において、タスク番号格納テーブ
ル54には、送信処理タスク格納領域54aと受信処理
タスク格納領域54bとが設けられている。各格納領域
54a,54bは、上述した3つの規制クラスに対応す
るクラス領域59に分けられ、これらの各クラス領域5
9に、上述した処理タスク(1)〜(5)が規制レベルに対応
して格納されている。このタスク番号格納テーブル54
は、送信処理または受信処理のいずれかを行う旨を示す
処理識別情報(送信処理情報,受信処理情報),規制クラ
ス及び規制レベルを検索鍵として検索可能となってい
る。すなわち、処理識別情報によって、送信処理タスク
格納領域54aと受信処理タスク格納領域54bとの一
方が選択され、規制クラスによって、クラス領域59の
いずれかが選択され、規制レベルによって、規制レベル
に応じた処理タスク(1)〜(5)のいずれかが読み出され
る。
は、フレームリレー網FR1〜FR3からIWF21a
〜21cに対してフレームFが送信される際に起動す
る。このフレーム送信処理部55は、相手フレームリレ
ー網番号を相手フレームリレー網番号検索テーブル53
(図9参照)から読み出す。また、フレーム送信処理部5
5は、相手フレームリレー網番号,DLCI番号及び自
身が保有する処理識別情報(送信処理情報)とをトラフィ
ック制御部56に通知することによって、トラフィック
制御部56を起動させる。また、フレーム送信処理部5
5は、トラフィック制御部56からフレームFの廃棄要
の通知又は廃棄不要の通知を受け取って、フレームFを
廃棄すべきか否かを判定し、廃棄すべきと判定した場合
には、そのフレームFを廃棄する。
ムFがIWF21a〜21cからフレームリレー網FR
1〜FR3に受信された際に起動する。このフレーム受
信処理部57は、相手フレームリレー網番号を相手フレ
ームリレー網番号検索テーブル53(図9参照)から読
み出す。また、フレーム受信処理部57は、相手フレー
ムリレー網番号,DLCI番号及び自身が保有する処理
識別情報(受信処理情報)をトラフィック制御部56に
通知することによって、トラフィック制御部56を起動
させる。
処理部55またはフレーム受信処理部57から通知を受
け取って起動する。このトラフィック制御部56は、規
制クラス管理テーブル50(図6参照)から規制クラス
を読み出す。続いて、規制閾値管理テーブル51(図7
参照)に格納されている数値に基づいて規制レベルを算
出する。そして、これらの規制クラス及び規制レベルを
用いてタスク番号格納テーブル54から、処理タスク番
号を読み出し、その処理タスク番号に該当する処理タス
クを実行する。
に起動し、送信データ累積テーブル52の内容の初期設
定を行う。次に、上述した各フレームリレー交換機31
a〜31iによる処理を図11〜図14に示されるフロ
ーチャートを用いて説明する。前提として、フレームF
は、各フレームリレー交換機31a〜31iに受信され
ると、回線切替部44,回線制御部43a,回線管理部
42,チャネル制御部35bを経てメインメモリ34a
に格納される。
では、フレームFが受信されたか否かが判定され、フレ
ームFが受信されるまでステップS01の処理が行われ
る。すなわち、フレームFの受信待ちの状態であり、フ
レームFが受信されるとステップS02へ進む。
21a〜21cのいずれかから受信されたか否かが判定
される。この判定は、ステップS01にてフレームFを
受信した回線番号が参照されることによって行われる。
そして、フレームFがIWF21a〜21cのいずれか
から受信されたものであると判定された場合には、ステ
ップS03へ進む。これに対し、フレームFがIWF2
1a〜21cのいずれかから受信されたものでないと判
定された場合には、フレームFが端末22a〜22hの
いずれか,又は他のフレームリレー交換機31から受信
されたものと判定され、ステップS04へ進む。
21a〜21cのいずれかへ送信すべきものであるか否
かが判定される。この判定は、ステップS02と同様
に、フレームFを送信する回線番号を参照することによ
って行われる。そして、フレームFがIWF21a〜2
1cのいずれかへ送信するものではないと判定された場
合には、ステップS14にて通常処理が行われ、フレー
ムFが他のフレームリレー交換機又は送信元端末以外の
端末へ送信される。一方、フレームFがIWF21a〜
21cのいずれかへ送信するものであると判定された場
合には、ステップS05へ進む。
55が起動する。ステップS06では、フレーム送信処
理部55が、フレームFのコアヘッダ27に格納されて
いるDLCI番号を検索鍵として相手フレームリレー網
検索テーブル53を検索し、相手フレームリレー網番号
を読み出す。
55が、ステップS06にて取得した相手フレームリレ
ー網番号と、DLCI番号と、自身が保有する処理識別
情報である送信処理情報とを、トラフィック制御部56
に通知し、トラフィック制御部56を起動させる。
56が、フレーム送信処理部55から受け取った相手フ
レームリレー網番号とDLCI番号とを検索鍵として規
制クラス管理テーブル50(図6参照)を検索し、検索
鍵に対応する規制クラスを読み出す。
56が、フレーム送信処理部55から受け取った相手フ
レームリレー網番号を検索鍵として規制閾値管理テーブ
ル51(図7参照)を検索し、検索鍵に対応づけて格納
されている各数値を用いて規制レベルを算出する。図1
2は、ステップS09にて実行されるトラフィック規制
レベル算出サブルーチンを示すフローチャートである。
1では、まず、トラフィック制御部56が、フレーム送
信処理部55から受け取った相手フレームリレー網番号
を検索鍵として規制閾値管理テーブル51を検索し、検
索鍵に対応するmaxR,t1,n1,n2,n3,及
びn4を読み出す。
部56が、フレーム送信処理部55から受け取った相手
フレームリレー網番号を検索鍵として送信データ累積テ
ーブル52(図8参照)を検索し、検索鍵に対応する累
積送信データ量(SD2)を読み出す。
部56が、IWF21a〜21cのいずれかに対して送
信すべきフレームFの送信データ量(sd)を下記の(式
6)を用いて算出する。
へ送信するフレームFのコアヘッダ27及びデータ部2
8のオクテット数である。また、(式6)中における
“([(送信データ+2+2+4)÷48]+1)”の部分は、フレー
ムFが変換されることによって形成されるセルSの個数
である。また、“×53”の部分によって、フレームFを
複数のセルSに変換した場合における全セルのオクテッ
ト数(データ量)が算出される。そして、“×8”の部
分によって、オクテット数がビット数に換算される。
部56が、ステップS102にて取得したSD2の値と
ステップS103にて求めたsdとを加算する。これら
の加算値がフレームリレー網−IWF間を接続するチャ
ネル(データリンク)の送信データ量(SD)となる(SD
2+sd=SD)。
部56が、SD2+sdの値が下記の(式7)に示される
条件を満たすか否かを判定する。 SD2+sd≦maxR×t1×n1 ・・・(式7) そして、(式7)の条件が満たされる場合には、処理がス
テップS106へ進み、(式7)の条件が満たされない場
合には、処理がステップS107へ進む。
部56が、SD2+sdの値(SD)が(式1)の条件を満
たす,すなわち、規制レベルが非規制であると判定し、
この判定結果を記憶する。そして、処理がステップS1
14へ進む。
部56が、SD2+sdの値が下記の(式8)の条件を満
たすか否かを判定する。 SD2+sd≦maxR×t1×n2 ・・・(式8) そして、(式8)の条件が満たされる場合には、処理がス
テップS108へ進み、(式8)の条件が満たされない場
合には、処理がステップS109へ進む。
部56が、SD2+sdの値が(式2)の条件を満たす,
すなわち、規制レベルが1次規制であると判定し、この
判定結果を記憶する。そして、処理がステップS114
へ進む。
部56が、SD2+sdの値が下記の(式9)の条件を満
たすか否かを判定する。 SD2+sd≦maxR×t1×n3 ・・・(式9) そして、(式9)の条件が満たされる場合には、処理がス
テップS110へ進み、(式9)の条件が満たされない場
合には、処理がステップS111へ進む。
部56が、SD2+sdの値が(式3)の条件を満たす,
すなわち、規制レベルが2次規制であると判定し、この
判定結果を記憶する。そして、処理がステップS114
へ進む。
部56が、SD2+sdの値が下記の(式10)の条件を
満たすか否かを判定する。 SD2+sd≦maxR×t1×n4 ・・・(式10) そして、(式10)の条件が満たされる場合には、処理が
ステップS112に進み、(式10)が満たされない場合
には、処理がステップS113へ進む。
部56が、SD2+sdの値が(式4)の条件を満たす,
すなわち、規制レベルが3次規制であると判定し、この
判定結果を記憶する。そして、処理がステップS114
へ進む。
部56が、規制レベルとして4次規制を記憶する。ステ
ップS114では、トラフィック制御部56が、相手フ
レームリレー網番号を検索鍵として送信データ累積テー
ブル52(図8参照)を検索し、検索鍵に対応して格納さ
れる新たな送信データ量(SD2)として、SD2+sd
の値を上書きする。これと同時に、トラフィック制御部
56は、格納されるべき新たな規制レベルとして、ステ
ップS106,S108,S110,S112,S11
3のいずれかにおいて記憶した規制レベルを上書きす
る。そして、ステップS114の処理が終了すると、処
理が図11のメインルーチンへ戻る。処理が戻されたメ
インルーチンでは、次にステップS10が実行される。
56が、フレーム送信処理部55から受け取った処理識
別情報(送信処理情報),ステップS08にて取得した規
制クラス,及びステップS09にて取得した規制レベル
を検索鍵として、タスク番号格納テーブル54(図10
参照)を検索し、検索鍵に対応する処理タスク番号(処理
タスク(1)〜(4)のいずれか)を読み出す。
56が、ステップS10にて読み出した処理タスク番号
に該当する処理タスクを起動(実行)する。図13は、ス
テップS11にて実行される処理タスク起動サブルーチ
ンを示すフローチャートである。このサブルーチンにお
けるステップS201では、トラフィック制御部56
が、ステップS09にて算出した処理タスク番号が
“(1)”であるか否かを判定する。そして、処理タスク
番号が“(1)”であると判定された場合には、処理がス
テップS202へ進む。これに対し、処理タスク番号が
“(1)”でないと判定された場合には、処理がステップ
S203へ進む。
部56が、処理タスク(1)を実行する。すなわち、IW
F21a〜21cのいずれかに対して送信すべきフレー
ムFについて廃棄不要とする旨をフレーム送信処理部5
5に通知する。そして、処理タスク(1)の実行が終了す
ると、処理がステップS12へ戻る。
部56が、ステップS09にて算出した処理タスク番号
が“(2)”であるか否かを判定する。そして、処理タス
ク番号が“(2)”であると判定された場合には、処理が
ステップS204へ進む。これに対し、処理タスク番号
が“(2)”でないと判定された場合には、処理がステッ
プS206へ進む。
部56が、処理タスク(2)を実行する。すなわち、IW
F21a〜21cのいずれかに対して送信すべきフレー
ムFのコアヘッダ27のFECNに“1”を設定する。
これと同時に、IWF21a〜21cのいずれかに対し
て送信すべきフレームFについて廃棄不要とする旨をフ
レーム送信処理部55に通知する。この処理タスク(2)
の実行が終了すると、処理がステップS12へ戻る。こ
の処理タスク(2)の実行によって、フレームFをその送
信先端末が受信した場合には、その送信先端末(送信先
端末のユーザ)はフレームリレー網FR1〜FR3にお
いて輻輳が発生していると認識し、輻輳回避手順(輻輳
制御)が行われる。
部56が、ステップS09にて算出した処理タスク番号
が“(3)”であるか否かを判定する。そして、処理タス
ク番号が“(3)”であると判定された場合には、処理が
ステップS207へ進む。これに対し、処理タスク番号
が“(3)”でないと判定された場合には、処理がステッ
プS211へ進む。
ィック制御部56が処理タスク(3)を実行する。すなわ
ち、ステップS207では、トラフィック制御部56
が、フレームFのコアヘッダ27のDEに“0”が設定
されているか否かを判定する。そして、DEに“0”が
設定されている場合には、処理がステップS208へ進
む。これに対し、DEに“0”が設定されていない(D
E=1)場合には、処理がステップS210へ進む。
部56が、IWF21a〜21cのいずれかに対して送
信すべきフレームFのコアヘッダ27のFECNに
“1”を設定する。これによって、フレームFの送信先
端末が輻輳回避手順(輻輳制御)を行い、送信先端末によ
るフレームFの送信が抑制される。
部56が、IWF21a〜21cのいずれかに対して送
信すべきフレームFについて廃棄不要である旨をフレー
ム送信処理部55に対して通知する。そして、ステップ
S209が終了すると、処理が図11のメインルーチン
へ戻る。
部56が、IWF21a〜21cのいずれかに対して送
信すべきフレームFを廃棄する旨をフレーム送信処理部
55に対して通知する。そして、ステップS210が終
了すると、処理が図11のメインルーチンへ戻る。
部56が、ステップS09にて算出した処理タスク番号
が“(4)”であるか否かを判定する。そして、処理タス
ク番号が“(4)”であると判定された場合には、処理が
ステップS212へ進む。これに対し、処理タスク番号
が“(4)”でないと判定された場合には、処理が図11
のメインルーチンへ戻る。
部56が、処理タスク(4)を実行する。すなわち、ステ
ップS210の処理と同様に、IWF21a〜21cの
いずれかに対して送信すべきフレームFを廃棄する旨を
フレーム送信処理部55に対して通知する。そして、こ
の処理タスク(4)の実行が終了すると、処理が図11の
メインルーチンへ戻る。処理が戻されたメインルーチン
では、次に、ステップS12が実行される。
55が、トラフィック制御部56から受け取った通知が
フレームFの廃棄要の旨であるか否かを判定する。そし
て、通知が廃棄要の旨と判定された場合には、処理がス
テップS13へ進む。これに対し、通知が廃棄要の旨で
はない(廃棄不要の旨である)と判定された場合には、処
理がステップS14へ進む。
55が、IWF21a〜21cのいずれかに対して送信
すべきフレームFを廃棄する。これによって、IWF2
1a〜21cからATM網20へ送信されるセルの数が
減少し、セルの数がPCRを上回ることが防止される。
このステップS13が終了すると、処理がステップS0
1へ戻り、次のフレームFを受け付ける。
る。すなわち、フレームFのコアヘッダ27に格納され
たDLCI番号に基づいて、適宜のデータリンク(DL
CIa〜DLCIhのいずれか)からフレームFが送出
される。そして、処理がステップS01へ戻り、次のフ
レームFを受け付ける。
には、フレーム受信処理が行われる。図14は、ステッ
プS03にて実行されるフレーム受信処理サブルーチン
を示すフローチャートである。このサブルーチンにおけ
るステップS301では、まず、フレーム受信処理部5
7が起動する。
部57が、フレームFのコアヘッダ27に格納されてい
るDLCI番号を検索鍵として相手フレームリレー網番
号検索テーブル53(図9参照)を検索し、検索鍵に対応
する相手フレームリレー網番号を読み出す。
部57が、ステップS302にて取得した相手フレーム
リレー網番号,DLCI番号,及び自身が保有する処理
識別情報(受信処理情報)をトラフィック制御部56に通
知し、トラフィック制御部56を起動させる。
部56が、フレーム受信処理部57から受け取った相手
フレームリレー網番号及びDLCI番号を検索鍵として
規制クラス管理テーブル50(図6参照)を検索し、検索
鍵に対応する規制クラスを読み出す。
部56が、フレーム受信処理部57から受け取った相手
フレームリレー網番号を検索鍵として送信データ累積テ
ーブル52(図8参照)を検索し、トラフィック規制レベ
ルを読み出す。
部56が、フレーム受信処理部57から受け取った受信
処理の処理識別,ステップS304にて取得した規制ク
ラス,及びステップS305にて取得した規制レベルを
検索鍵として、タスク番号格納テーブル54(図10参
照)を検索し、検索鍵に対応する処理タスク番号(処理タ
スク(1),(5)の一方)を読み出す。
部56が、ステップS306にて読み出した処理タスク
番号が“(1)”であるか否かを判定する。そして、処理
タスク番号が“(1)”であると判定された場合には、処
理がステップS308へ進む。これに対し、処理タスク
番号が“(1)”でないと判定された場合には、処理がス
テップS309へ進む。
部56が、処理タスク(1)を実行する。すなわち、フレ
ームリレー交換機31に受信されたフレームFの廃棄を
要しない旨をフレーム受信処理部57に通知する。そし
て、ステップS308が終了すると、処理が図11のメ
インルーチンへ戻り、ステップS14にて通常処理が行
われる。
部56が、ステップS306にて読み出された処理タス
ク番号が“(5)”であるか否かを判定する。そして、処
理タスク番号が“(5)”であると判定された場合には、
処理がステップS310に進む。これに対し、処理タス
ク番号が“(5)”でないと判定された場合には、処理が
図11のメインルーチンへ戻り、ステップS14にて通
常処理が行われる。
スク(5)が実行される。すなわち、ステップS310で
は、トラフィック制御部56が、フレームリレー交換機
31に受信されたフレームFのコアヘッダ27のBEC
Nに“1”を設定する。これによって、フレームFを受
信したフレームFの送信先端末は、フレームリレー網F
R1〜FR3において輻輳が発生していると認識し、輻
輳回避手順(輻輳制御)を行う。従って、送信先端末によ
るフレームFの送信が抑制される。
部56が、フレームリレー交換機31に受信されたフレ
ームFの廃棄を要しない旨をフレーム受信処理部57に
対して通知する。そして、ステップS311が終了する
と、処理が図11のメインルーチンへ戻り、ステップS
14にて通常処理が行われる。なお、フレーム受信処理
部57には、フレームFの廃棄不要の旨のみが通知され
るため、フレーム受信処理部57によって、フレームF
は廃棄されない。
設定されている送信データ量の累積値(SD2),及び規
制レベルは、送信データ初期設定部58によって所定の
周期毎に初期設定される。すなわち、送信データ初期設
定部58には、所定の周期毎に相手フレームリレー網番
号が入力されるようになっており、この相手フレームリ
レー網番号が入力されることによって、送信データ初期
設定部58が起動する。送信データ初期設定部58は、
自身に入力された相手フレームリレー網番号を検索鍵と
して送信データ累積テーブル52を検索し、検索鍵に対
応して設定されている送信データ量の累積値(SD2)を
ゼロクリアするとともに、規制レベルを非規制とする。
なお、同じ番号の相手フレームリレー網番号が入力され
る周期は、その相手フレームリレー網番号に対応して規
制閾値管理テーブル51に設定されている測定時間(t
1)と同じ時間に設定されている。従って、送信データ
累積テーブル52の格納内容は、相手フレームリレー網
番号毎に、その網番号に対応するt1が経過する度に初
期設定される。
図15を用いて説明する。図15は、図1に示される端
末22aと端末22eとの間においてフレームFの送受
信が行われる場合の動作例を示すシーケンス図である。
FR1を構成する各フレームリレー交換機31a,31
b,31gにおいて、送信データ初期設定部58が、フ
レームリレー網FR2の網番号に対応して格納されてい
る送信データ累積テーブルの内容を初期設定したとす
る。
おいてフレームFの送受信が行われた後、端末22aが
端末22eを送信先端末とするフレームF1を、フレー
ムリレー網FR1(フレームリレー交換機31a)に対し
て送信したとする。
に、DLCIaを通じてフレームリレー交換機31aに
送信される。このとき、フレームF1のコアヘッダ27
のFECNには、初期設定値である“0”が設定されて
いる。
ムF1が受信されると、ステップS14にて通常処理が
行われ(図11参照)、フレームF1は、自身のコアヘッ
ダ27に格納されているDLCI番号に基づいて、DL
CIaを通じてフレームリレー交換機31gへ送信され
る。フレームリレー交換機31gでは、フレームF
1は、ステップS04にてIWF21aに対して送信さ
れるべきと判定される。すると、ステップS08にて規
制クラスが読み出され、ステップS09にて規制レベル
が算出される(図11参照)。このとき、規制レベルとし
て1次規制が記憶されると(ステップS108:図12
参照)、ステップS11にて、処理タスク(2)が実行さ
れ、フレームF1のコアヘッダ27のFECNに“1”
が設定される(ステップS204:図13参照)。そし
て、ステップS14にて通常処理が行われ、フレームF
1は、DLCIaを通じてIWF21aへ送信される。
したようにフレームFが複数のセルS1に変換されると
ともに、各セルS1は、VCCx1を通じてATM網20
へ送信される。
が、各セルSのセルヘッダ70に格納されたVCI,V
PI(図3参照)に基づいて判定され、各セルS1がVC
Cyを通じてIWF21bへ送信される。
ぞれ受信した複数のセルS1が一つのフレームF1に変換
される。そして、変換されたフレームF1は、そのコア
ヘッダ27に格納されたDLCI番号に基づいて、DL
CIeを通じてフレームリレー網FR2(フレームリレ
ー交換機31h)へ送信される。
ムF1は、ステップS02においてIWF21bから受
信したものと判定され、ステップS03にてフレーム受
信処理が行われる。但し、このとき、ステップS305
において、規制レベルとして非規制が記憶され(図14
参照)、処理タスク(1)が実行されたものとする。これ
によって、トラフィック規制処理が行われず、ステップ
S14にて通常処理が行われ、フレームF1は、フレー
ムリレー交換機31cへ送信される。
プS01〜S04を経てステップS14にて通常処理が
行われ、フレームF1は、そのコアヘッダ27に格納さ
れているDLCI番号に基づいて、DLCIeを通じて
端末22eへ送信される。
と、そのフレームF1のFECNが“1”に設定されて
いることから、フレームリレー網FR1またはFR2に
て輻輳が発生していると認識し、輻輳回避手順(輻輳制
御)を行い、フレームFの送信を抑制する。これによっ
て、フレームリレー網FR2からIWF21bへ送信さ
れるフレームFの数が減少する。これに伴いIWF21
bからATM網20へ送信されるセルSの数も減少す
る。従って、VCCyにおけるセルSの数がPCRを越
えることが防止される。
する応答フレームf1を生成し、端末22aを送信先端
末として、フレームリレー網FR2(フレームリレー交
換機31c)に対して送信する。
レームf1が受信されると、ステップS14にて通常処
理が行われる(図11参照)。これによって、応答フレー
ムf 1は、そのコアヘッダ27に格納されているDLC
I番号に基づいて、フレームリレー交換機31hへ送信
される。
レームf1が受信され、ステップS04にて応答フレー
ムf1がIWF21bへ送信すべきものと判定される
と、ステップS09にてトラフィック規制レベルが算出
される。但し、ここではステップS106にて非規制が
記憶され(図12参照)、ステップS202にて処理タス
ク(1)が実行されたとする(図13参照)。そして、ステ
ップS14にて通常処理が行われ、応答フレームf1が
DLCIeを通じてIWF21bへ送信される。
数のセルs1に変換され、VCCyを通じてATM網2
0へ送信される。ATM網20では、各セルs1がセル
ヘッダ70に格納されているVPI及びVCIに基づい
て、VCCx1を通じてIWF21aへ送信される。
の応答フレームf1に変換される。そして、応答フレー
ムf1は、そのコアヘッダ27に格納されているDLC
I番号に基づいて、DLCIaを通じてフレームリレー
網FR1(フレームリレー交換機31g)へ送信される。
プS02にて応答フレームf1がIWF21aから受信
したものと判定されると、ステップS03にてフレーム
受信処理が行われる。すなわち、図14に示されるよう
に、ステップS305にて規制レベルとして1次規制が
記憶され、ステップS310にてのコアヘッダ27のB
ECNに“1”が設定される。そして、ステップS14
にて通常処理が行われ、応答フレームf1がフレームリ
レー交換機31aへ送信される。
プS14にて通常処理が行われ、応答フレームf1が端
末22aへ送信される。端末22aでは、応答フレーム
f1のコアヘッダ27に格納されているBECNに
“1”が設定されていることから、フレームリレー網F
R1又はフレームリレー網FR2において輻輳が発生し
ていると認識され、輻輳回避手順(輻輳制御)が行われ
る。これによって、端末22aから端末22eを送信先
端末とするフレームFの送信が抑制される。従って、I
WF21aからVCCx1を通じて送信されるセルSの
数が減少し、セルSの数がPCRを越えることが防止さ
れる。
ブル51に、フレームリレー網FR2の網番号に対応づ
けて格納されている時間t1)が経過すると、送信デー
タ初期設定部58(図5参照)に、フレームリレー網FR
2の網番号(相手フレームリレー網番号)が入力される。
これによって、送信データ初期設定部58が起動し、送
信データ累積テーブル52(図8参照)にフレームリレー
網FR2の網番号に対応づけて格納されているSD2の
値をゼロクリアするとともに、トラフィック規制レベル
を非規制とする。このようにして初期設定がなされる。
おいて、図示せぬフレームFの送受信が行われた後、端
末22aが端末22eを送信先端末とするフレームF2
をフレームリレー網FR1に対して送信したとする。
R1において、フレームリレー交換機31aを経てフレ
ームリレー交換機31gに受信される。すると、上述し
たようにステップS09にてトラフィック規制レベルが
算出される。但し、ここで、ステップS113に処理が
進み、規制レベルとして4次規制が記憶され、ステップ
S212にて廃棄の旨の通知がなされると、ステップS
13にてフレームF2が廃棄される。
送信データ初期設定部58が起動する。送信データ初期
設定部58は、送信データ累積テーブル52においてフ
レームリレー網FR2の網番号に対応づけて格納されて
いるSD2の値及びトラフィック規制レベルについて初
期設定を行う。これによって、DLCIaに対するトラ
フィック規制が4次規制から非規制となる。
R1〜FR3からIWF21a〜21cへフレームFが
送信される際,または、IWF21a〜21cからフレ
ームリレー網FR1〜FR3へフレームF(応答フレー
ム)が受信された際に、トラフィック規制クラスが検出
されるとともに、送信データ量(SD)に対応するトラフ
ィック規制レベルが算出され、これらの規制クラス及び
規制レベルに対応する処理タスクが実行される。この処
理タスクが実行されることによって、フレームFの送信
元端末及び送信先端末において、フレームリレー網FR
1〜FR3に対する輻輳回避手順(輻輳制御)が行なわれ
る。また、規制レベルに依っては、フレームリレー網F
R1〜FR3にてフレームFが廃棄される。従って、A
TM網20へ送信されるセルSの数が契約されているP
CRを越えることがない。
レームF)の廃棄を防止することができる。これに伴
い、セルSの数がPCRを越えたことを起因として誘発
されるフレームリレー網FR1〜FR3の輻輳を回避す
ることもできる。さらに、端末22a〜22hにおける
フレームFの再送を減少させることができるため、フレ
ームリレー網FR1〜FR3の処理負担低減を図ること
ができ、端末−端末間(エンド−エンド)間における通信
のレスポンス悪化を回避することができる。
応じて規制クラスを設定し、各規定クラスに応じたトラ
フィック規制処理を行うことができるため、DLCI間
の差別化を図ることができ、より適正なトラフィック処
理を行うことが可能である。
うに、フレームリレー網−IWF間におけるデータリン
ク(DLCI)と、IWF−ATM網間におけるVCCと
がN:1に設定されているが、データリンクとVCCと
が1:1で対応するように設定されていても良い。
ー交換機は、処理タスクの実行によってフレームのBE
CNに“1”を設定する際に、フレームの送信元端末に
対して輻輳発生を通知するためのCLLM(Consolidate
d Link Layer Management)メッセージを生成し、送信元
端末に対して送信するようにされても良く、また、BE
CNに“1”を設定する代わりにCLLMメッセージを
送信元端末に送信するようにされていても良い。
ー網毎に規制クラス及び規制レベルを検出し、処理タス
クを実行しているが、相手端末(送信先端末)毎に規制ク
ラス及び規制レベルを取得し、これらに対応する処理タ
スクを実行するようにしても良い。すなわち、図1にお
ける端末22e〜22hがフレームリレー網FR2,F
R3を介さずに、直接IWF21b,21cに接続され
ていても良い。
R1〜FR3は、複数のフレームリレー交換機31a〜
31iによってそれぞれ構成されているが、単独のフレ
ームリレー交換機によって構成されたものであっても良
く、フレームリレー網を構成するフレームリレー交換機
の数は問わない。
ットワークシステム及びフレームリレー交換機による
と、ATM網へ送信されるセル数が最大送信レートを越
えることを防止することができる。これに伴い、セル数
が最大送信レートを越えることによって発生するATM
網におけるセルの廃棄,及びフレームリレー網における
輻輳発生を防止することもできる。
ムの全体構成図
ルの説明図
成図
制御プログラムが実行されることにより実現する機能が
示されたブロック図
図
図
テーブルの構成図
図
理を示すフローチャート
理を示すフローチャート
理を示すフローチャート
理を示すフローチャート
を示すシーケンス図
Claims (18)
- 【請求項1】ATM網と、前記ATM網にチャネルを介
してそれぞれ接続された複数のフレームリレー網と、前
記複数のフレームリレー網にチャネルを介してそれぞれ
接続された複数の端末装置とを備えたネットワークシス
テムにおけるトラフィック制御方法であって、 前記複数のフレームリレー網のうち少なくとも一つが、 各チャネルを介して送信される所定時間の間における送
信データ量を測定し、 測定した前記所定時間の間における送信データ量に対応
するトラフィック規制レベルを算出し、 算出したトラフィック規制レベルに対応するトラフィッ
ク規制処理を実行することによって、前記所定時間の間
における送信データ量を所定範囲に抑制することを特徴
とするトラフィック制御方法。 - 【請求項2】前記複数のフレームリレー網のそれぞれに
よる各チャネルを介して送信される所定時間の間におけ
る送信データ量の測定が、各フレームリレー網からAT
M網へデータを伝送するチャネルについて行われること
を特徴とする請求項1記載のトラフィック制御方法。 - 【請求項3】前記複数のフレームリレー網のそれぞれ
が、 各フレームリレー網からATM網へデータを伝送する各
チャネルに設定されたトラフィック規制クラスを検出
し、 検出したトラフィック規制クラス,及び前記トラフィッ
ク規制レベルに対応するトラフィック規制処理を実行す
ることを特徴とする請求項1又は2記載のトラフィック
制御方法。 - 【請求項4】前記複数のフレームリレー網のそれぞれが
実行する前記トラフィック規制処理は、前記各チャネル
を介して送信されるデータに輻輳が発生した旨の情報を
書き込む処理を含むことを特徴とする請求項1記載のト
ラフィック制御方法。 - 【請求項5】前記複数のフレームリレー網のそれぞれが
実行する前記トラフィック規制処理は、前記各チャネル
を介して送信されるデータを廃棄する処理を含むことを
特徴とする請求項1記載のトラフィック制御方法。 - 【請求項6】前記複数のフレームリレー網のそれぞれが
実行する前記トラフィック規制処理は、前記各チャネル
を介して送信されるデータの送信元端末へ輻輳が発生し
た旨のメッセージを送信する処理を含むことを特徴とす
る請求項1記載のトラフィック制御方法。 - 【請求項7】前記所定範囲が、前記フレームリレー網か
らATM網へデータを伝送するチャネルに設定された最
大送信レートであることを特徴とする請求項1記載のト
ラフィック制御方法。 - 【請求項8】ATM網と、前記ATM網にチャネルを介
して接続されたフレームリレー網と、前記フレームリレ
ー網にチャネルを介して接続された第1端末装置と、前
記ATM網にチャネルを介して接続された第2端末装置
とを備えたネットワークシステムにおけるトラフィック
制御方法であって、 前記フレームリレー網が、 各チャネルを介して送信される所定時間の間における送
信データ量を測定し、 測定した前記所定時間の間における送信データ量に対応
するトラフィック規制レベルを算出し、 算出したトラフィック規制レベルに対応するトラフィッ
ク規制処理を実行することによって、前記所定時間の間
における送信データ量を所定範囲に抑制することを特徴
とするトラフィック制御方法。 - 【請求項9】ATM網と、前記ATM網にチャネルを介
してそれぞれ接続された複数のフレームリレー網と、前
記複数のフレームリレー網にチャネルを介してそれぞれ
接続された複数の端末装置とを備えたネットワークシス
テムであって、 前記複数のフレームリレー網のそれぞれが、 各チャネルを介して送信される所定時間の間における送
信データ量を測定する送信データ量測定手段と、 前記送信データ量測定手段によって測定された前記所定
時間の間における送信データ量に対応するトラフィック
規制レベルを算出する規制レベル算出手段と、 前記規制レベル算出手段によって算出されたトラフィッ
ク規制レベルに対応するトラフィック規制処理の内容が
格納された規制処理格納手段と、 前記規制レベル算出手段によって算出されたトラフィッ
ク規制レベルに対応するトラフィック規制処理の内容を
前記規制処理格納手段から読み出すとともに、前記規制
処理格納手段から読み出したトラフィック規制処理の内
容を実行することによって、前記所定時間の間における
送信データ量を所定範囲に抑制するトラフィック制御手
段とを有することを特徴とするネットワークシステム。 - 【請求項10】ATM網と、前記ATM網にチャネルを
介して接続されたフレームリレー網と、前記フレームリ
レー網にチャネルを介して接続された第1端末装置と、
前記ATM網にチャネルを介して接続された第2端末装
置とを備えたネットワークシステムであって、 前記フレームリレー網が、 各チャネルを介して送信される所定時間の間における送
信データ量を測定する送信データ量測定手段と、 前記送信データ量測定手段によって測定された前記所定
時間の間における送信データ量に対応するトラフィック
規制レベルを算出する規制レベル算出手段と、 前記規制レベル算出手段によって算出されたトラフィッ
ク規制レベルに対応するトラフィック規制処理の内容が
格納された規制処理格納手段と、 前記規制レベル算出手段によって算出されたトラフィッ
ク規制レベルに対応するトラフィック規制処理の内容を
前記規制処理格納手段から読み出すとともに、前記規制
処理格納手段から読み出したトラフィック規制処理の内
容を実行することによって、前記所定時間の間における
送信データ量を所定範囲に抑制するトラフィック制御手
段とを有することを特徴とするネットワークシステム。 - 【請求項11】ATM網と、前記ATM網にチャネルを
介してそれぞれ接続された複数のフレームリレー網と、
前記複数のフレームリレー網にチャネルを介してそれぞ
れ接続された複数の端末装置とを備えたネットワークシ
ステムにおいて、前記複数のフレームリレー網をそれぞ
れ構成するフレームリレー交換機であって、 各チャネルを介して送信される所定時間の間における送
信データ量を測定する送信データ量測定手段と、 前記送信データ量測定手段によって測定された前記所定
時間の間における送信データ量に対応するトラフィック
規制レベルを算出する規制レベル算出手段と、 前記規制レベル算出手段によって算出されたトラフィッ
ク規制レベルに対応するトラフィック規制処理の内容が
格納された規制処理格納手段と、 前記規制レベル算出手段によって算出されたトラフィッ
ク規制レベルに対応するトラフィック規制処理の内容を
前記規制処理格納手段から読み出すとともに、前記規制
処理格納手段から読み出したトラフィック規制処理の内
容を実行することによって、前記所定時間の間における
送信データ量を所定範囲に抑制するトラフィック制御手
段とを有することを特徴とするフレームリレー交換機。 - 【請求項12】前記送信データ量測定手段は、前記所定
時間の間における送信データ量を、複数のフレームリレ
ー網からATM網へデータを伝送するチャネルについて
測定することを特徴とする請求項11記載のフレームリ
レー交換機。 - 【請求項13】前記複数のフレームリレー網からATM
網へデータを伝送するチャネルに設定されたトラフィッ
ク規制クラスが格納された規制クラス格納手段をさらに
有し、前記トラフィック制御手段は、前記規制クラス格
納手段から前記トラフィック規制クラスを読み出すとと
もに、前記規制クラス格納手段から検出したトラフィッ
ク規制クラス,及び前記規制レベル算出手段によって検
出された前記所定時間の間における送信データ量に対応
するトラフィック規制レベルに対応づけて格納されたト
ラフィック規制処理の内容を前記規制処理格納手段から
検出し、検出したトラフィック規制処理の内容を実行す
ることを特徴とする請求項11又は12記載のフレーム
リレー交換機。 - 【請求項14】前記トラフィック制御手段が実行する前
記トラフィック規制処理は、前記各チャネルを介して送
信されるデータに輻輳が発生した旨の情報を書き込む処
理を含むことを特徴とする請求項11記載のフレームリ
レー交換機。 - 【請求項15】前記トラフィック制御手段が実行する前
記トラフィック規制処理は、前記各チャネルを介して送
信されるデータを廃棄する処理を含むことを特徴とする
請求項11記載のフレームリレー交換機。 - 【請求項16】前記トラフィック制御手段が実行する前
記トラフィック規制処理は、前記各チャネルを介して送
信されるデータの送信元端末へ輻輳が発生した旨のメッ
セージを送信する処理を含むことを特徴とする請求項1
1記載のフレームリレー交換機。 - 【請求項17】前記所定範囲が、前記フレームリレー網
からATM網へデータを伝送するチャネルに設定された
最大送信レートであることを特徴とする請求項11記載
のフレームリレー交換機。 - 【請求項18】ATM網と、前記ATM網にチャネルを
介して接続されたフレームリレー網と、前記フレームリ
レー網にチャネルを介して接続された第1端末装置と、
前記ATM網にチャネルを介して接続された第2端末装
置とを備えたネットワークシステムにおいて、前記フレ
ームリレー網を構成するフレームリレー交換機であっ
て、 各チャネルを介して送信される所定時間の間における送
信データ量を測定する送信データ量測定手段と、 前記送信データ量測定手段によって測定された前記所定
時間の間における送信データ量に対応するトラフィック
規制レベルを算出する規制レベル算出手段と、 前記規制レベル算出手段によって算出されたトラフィッ
ク規制レベルに対応するトラフィック規制処理の内容が
格納された規制処理格納手段と、 前記規制レベル算出手段によって算出されたトラフィッ
ク規制レベルに対応するトラフィック規制処理の内容を
前記規制処理格納手段から読み出すとともに、前記規制
処理格納手段から読み出したトラフィック規制処理の内
容を実行することによって、前記所定時間の間における
送信データ量を所定範囲に抑制するトラフィック制御手
段とを有することを特徴とするフレームリレー交換機。
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