JP3430074B2 - 運用保守セル検出装置および方法 - Google Patents
運用保守セル検出装置および方法Info
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L12/00—Data switching networks
- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
- H04L12/56—Packet switching systems
- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
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- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
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- H04L12/54—Store-and-forward switching systems
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- H04L12/5601—Transfer mode dependent, e.g. ATM
- H04L2012/5628—Testing
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、１つの局に複数の
局が接続されている非同期転送モード（Asynchronous T
ransfer Mode:ATM）を用いたＡＴＭ網のＡＴＭレイヤの
運用保守（Operation Administration and Maintenanc
e:OAM）に用いるセルを検出する運用保守セル検出装置
および方法に関する。
局が接続されている非同期転送モード（Asynchronous T
ransfer Mode:ATM）を用いたＡＴＭ網のＡＴＭレイヤの
運用保守（Operation Administration and Maintenanc
e:OAM）に用いるセルを検出する運用保守セル検出装置
および方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】ＡＴＭレイヤの網の監視制御には、ＡＩ
Ｓ (Alarm Indication Signal)セルおよびＲＤＩ（Remo
te Defect Indication）セルと呼ばれるＯＡＭセルを用
いた警報転送方式がＩＴＵ―Ｔ等の国際標準に規定され
ている。ＡＴＭ網では、回線障害を検出したら交換機が
上流方向に対して１秒に１セルのＡＩＳセルを送出し、
上流側ではＡＩＳセルの受信により回線が故障状態であ
ることを知り、ＡＩＳセルを２．５秒間（±０．５）受
信しなかったら障害が解除したことを知ることができ
る。また、上流側の交換機がＡＩＳセルを検出したら下
流方向へ１秒に１セルのＲＤＩセルを送出し、下流側で
はＲＤＩセルの受信により上流側回線が故障状態である
ことを知り、ＲＤＩセルを２．５秒間（±０．５）受信
しなかったら障害が解除したことを知ることができる。
Ｓ (Alarm Indication Signal)セルおよびＲＤＩ（Remo
te Defect Indication）セルと呼ばれるＯＡＭセルを用
いた警報転送方式がＩＴＵ―Ｔ等の国際標準に規定され
ている。ＡＴＭ網では、回線障害を検出したら交換機が
上流方向に対して１秒に１セルのＡＩＳセルを送出し、
上流側ではＡＩＳセルの受信により回線が故障状態であ
ることを知り、ＡＩＳセルを２．５秒間（±０．５）受
信しなかったら障害が解除したことを知ることができ
る。また、上流側の交換機がＡＩＳセルを検出したら下
流方向へ１秒に１セルのＲＤＩセルを送出し、下流側で
はＲＤＩセルの受信により上流側回線が故障状態である
ことを知り、ＲＤＩセルを２．５秒間（±０．５）受信
しなかったら障害が解除したことを知ることができる。
【０００３】ＡＴＭレイヤの１つのサブレイヤであるバ
ーチャルパスレベルでは、ＶＰ−ＡＩＳセルおよびＶＰ
−ＲＤＩセルと呼ばれるＯＡＭセルを用いている。ま
た、もう一方のサブレイヤであるバーチャルチャネルレ
ベルでは、ＶＣ−ＡＩＳセルおよびＶＣ−ＲＤＩセルと
呼ばれるＯＡＭセルを用いている。ＯＡＭセルを用いた
警報転送方式は、１つの局に１つの局が接続されている
場合のコネクションに対しては十分な検討がされている
いるが、１つの局に複数の局が接続されている場合のコ
ネクションに対しては、今後も検討が必要である。
ーチャルパスレベルでは、ＶＰ−ＡＩＳセルおよびＶＰ
−ＲＤＩセルと呼ばれるＯＡＭセルを用いている。ま
た、もう一方のサブレイヤであるバーチャルチャネルレ
ベルでは、ＶＣ−ＡＩＳセルおよびＶＣ−ＲＤＩセルと
呼ばれるＯＡＭセルを用いている。ＯＡＭセルを用いた
警報転送方式は、１つの局に１つの局が接続されている
場合のコネクションに対しては十分な検討がされている
いるが、１つの局に複数の局が接続されている場合のコ
ネクションに対しては、今後も検討が必要である。
【０００４】また、トラヒック監視の観点から見ると、
ポリシング機能を実現する１つの従来技術として特開平
９−２３３０８８号公報に開示されているものがある。
図６に示すように、特開平９−２３３０８８号公報に開
示されたセルトラヒック監視方式は、受信したＡＴＭセ
ルの有効セルおよび無効セルの検出およびＶＰＩ／ＶＣ
Ｉ番号の識別を行うセル検出手段１０１と、セル同期信
号に同期しＡＴＭセルの到着時刻およびメモリ巡回手段
１０３によりメモリ１０５を巡回した時刻の生成を行う
タイマカウンタ１０２と、前セル到着時刻とバケツカウ
ンタ値とセルインターバル時間とトラヒックしきい値と
の各種パラメータデータをＶＰＩ／ＶＣＩ番号ごとに保
持するメモリ１０５と、現セル到着時刻とメモリ１０５
を巡回して時刻とメモリ１０５に保持しているＶＰＩ／
ＶＣＩ番号ごとの各種パラメータデータからバケツカウ
ンタ値を演算する演算手段１０４と、受信したＡＴＭセ
ルの現セル到着時刻と同じＶＰＩ／ＶＣＩ番号の前セル
到着時刻との時間間隔がタイマカウンタ１０２の限界を
越える前にメモリ１０５に保持しているＶＰＩ／ＶＣＩ
番号ごとの前セル到着時刻およびバケツカウンタ値と更
新させるメモリ巡回手段１０３と、演算手段１０４で求
めたバケツカウンタ値とメモリ１０５に保持しているト
ラヒックしきい値とを比較する比較手段１０６と、その
比較結果が違反セルと判断したとき受信したＡＴＭセル
を廃棄する廃棄手段１０７とを備えている。
ポリシング機能を実現する１つの従来技術として特開平
９−２３３０８８号公報に開示されているものがある。
図６に示すように、特開平９−２３３０８８号公報に開
示されたセルトラヒック監視方式は、受信したＡＴＭセ
ルの有効セルおよび無効セルの検出およびＶＰＩ／ＶＣ
Ｉ番号の識別を行うセル検出手段１０１と、セル同期信
号に同期しＡＴＭセルの到着時刻およびメモリ巡回手段
１０３によりメモリ１０５を巡回した時刻の生成を行う
タイマカウンタ１０２と、前セル到着時刻とバケツカウ
ンタ値とセルインターバル時間とトラヒックしきい値と
の各種パラメータデータをＶＰＩ／ＶＣＩ番号ごとに保
持するメモリ１０５と、現セル到着時刻とメモリ１０５
を巡回して時刻とメモリ１０５に保持しているＶＰＩ／
ＶＣＩ番号ごとの各種パラメータデータからバケツカウ
ンタ値を演算する演算手段１０４と、受信したＡＴＭセ
ルの現セル到着時刻と同じＶＰＩ／ＶＣＩ番号の前セル
到着時刻との時間間隔がタイマカウンタ１０２の限界を
越える前にメモリ１０５に保持しているＶＰＩ／ＶＣＩ
番号ごとの前セル到着時刻およびバケツカウンタ値と更
新させるメモリ巡回手段１０３と、演算手段１０４で求
めたバケツカウンタ値とメモリ１０５に保持しているト
ラヒックしきい値とを比較する比較手段１０６と、その
比較結果が違反セルと判断したとき受信したＡＴＭセル
を廃棄する廃棄手段１０７とを備えている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ＡＴＭ網にお
いて１つの局に複数の局が接続されている場合のコネク
ションに対してＯＡＭセルを用いた警報転送方式を実現
しようとする場合に、上流から返送されてくるＲＤＩセ
ルが膨大になり、正常回線へ悪影響を及ぼす可能性があ
る問題がある。
いて１つの局に複数の局が接続されている場合のコネク
ションに対してＯＡＭセルを用いた警報転送方式を実現
しようとする場合に、上流から返送されてくるＲＤＩセ
ルが膨大になり、正常回線へ悪影響を及ぼす可能性があ
る問題がある。
【０００６】例えば、図２および図７に示すように、１
つの局に複数の局が接続されている場合に、Ａ局（リー
フ局）とＢ局（中継局）との間で障害が発生したら順方
向側に１秒間に１セル周期で送信され、Ｅ局、Ｆ局、Ｇ
局およびＨ局（ルート局）ではＡＩＳセルを受信したら
その応答としてそれぞれの局がＲＤＩセルを返信する。
これによって、Ａ局およびＢ局は、１秒間に４セルのＲ
ＤＩセルを受信することになる。したがって、ルート局
がｎ局となるとＡ局およびＢ局は１秒間にｎセル受信す
ることになる。この結果、ルート局が多くなると膨大な
ＲＤＩセルを受信することになり正常なコネクションへ
悪影響を及ぼす可能性がある。
つの局に複数の局が接続されている場合に、Ａ局（リー
フ局）とＢ局（中継局）との間で障害が発生したら順方
向側に１秒間に１セル周期で送信され、Ｅ局、Ｆ局、Ｇ
局およびＨ局（ルート局）ではＡＩＳセルを受信したら
その応答としてそれぞれの局がＲＤＩセルを返信する。
これによって、Ａ局およびＢ局は、１秒間に４セルのＲ
ＤＩセルを受信することになる。したがって、ルート局
がｎ局となるとＡ局およびＢ局は１秒間にｎセル受信す
ることになる。この結果、ルート局が多くなると膨大な
ＲＤＩセルを受信することになり正常なコネクションへ
悪影響を及ぼす可能性がある。
【０００７】また、１つの局に複数の局が接続されてい
る場合に、ＡＴＭ網に２重障害が発生した場合は、２種
類の故障位置表示情報を同時に受信してしまい正確な故
障位置を把握することができない問題がある。例えば、
図４および図８に示すように、１つの局に複数の局が接
続されている場合に、Ｃ局（中継局）とＥ局（ルート
局）との間で障害が発生し、かつ、Ｄ局（中継局）とＨ
局（ルート局）との間でも障害が発生した場合にＣ局か
ら順方向へＡＩＳセルを送信し、Ｄ局から順方向へＡＩ
Ｓセルを送信する。Ｃ局、Ｄ局ともＡＩＳセルに搭載す
る故障位置表示情報は、それぞれの故障位置表示情報を
載せるので異なっている。よって、Ｃ局、Ｄ局のそれぞ
れからＡＩＳセルを受信するＡ局では、同時に２種類の
故障位置表示情報を受信するため正確な故障位置を把握
することができない。また、ＲＤＩセルにより故障位置
を知るＡ局〜Ｈ局も同じように同時に２種類の故障位置
表示情報を受信するため正確な故障位置を把握すること
ができない。
る場合に、ＡＴＭ網に２重障害が発生した場合は、２種
類の故障位置表示情報を同時に受信してしまい正確な故
障位置を把握することができない問題がある。例えば、
図４および図８に示すように、１つの局に複数の局が接
続されている場合に、Ｃ局（中継局）とＥ局（ルート
局）との間で障害が発生し、かつ、Ｄ局（中継局）とＨ
局（ルート局）との間でも障害が発生した場合にＣ局か
ら順方向へＡＩＳセルを送信し、Ｄ局から順方向へＡＩ
Ｓセルを送信する。Ｃ局、Ｄ局ともＡＩＳセルに搭載す
る故障位置表示情報は、それぞれの故障位置表示情報を
載せるので異なっている。よって、Ｃ局、Ｄ局のそれぞ
れからＡＩＳセルを受信するＡ局では、同時に２種類の
故障位置表示情報を受信するため正確な故障位置を把握
することができない。また、ＲＤＩセルにより故障位置
を知るＡ局〜Ｈ局も同じように同時に２種類の故障位置
表示情報を受信するため正確な故障位置を把握すること
ができない。
【０００８】さらに、図６に示すような従来のセルトラ
ヒック監視方式においては、監視するためのパラメータ
である前セル到着時刻、バケツカウンタ、セルインター
バル時間等多数のパラメータが必要であるから、データ
を保持するメモリが大容量のものが必要である問題があ
る。
ヒック監視方式においては、監視するためのパラメータ
である前セル到着時刻、バケツカウンタ、セルインター
バル時間等多数のパラメータが必要であるから、データ
を保持するメモリが大容量のものが必要である問題があ
る。
【０００９】本発明の目的は、１つの局に複数の局が接
続されているＡＴＭ網においてＯＡＭセルを転送する時
に１秒間に１セルの転送レートに抑えて、正常回線へ悪
影響を及ぼさないことができる運用保守セル検出装置お
よび方法を提供することにある。
続されているＡＴＭ網においてＯＡＭセルを転送する時
に１秒間に１セルの転送レートに抑えて、正常回線へ悪
影響を及ぼさないことができる運用保守セル検出装置お
よび方法を提供することにある。
【００１０】また、本発明の他の目的は、１つの局に複
数の局が接続されているＡＴＭ網において２重障害が発
生した時でも１つの障害位置を把握でき、かつ、監視パ
ラメータを保持するメモリ装置が小容量である運用保守
セル検出および方法を提供することにある。
数の局が接続されているＡＴＭ網において２重障害が発
生した時でも１つの障害位置を把握でき、かつ、監視パ
ラメータを保持するメモリ装置が小容量である運用保守
セル検出および方法を提供することにある。
【００１１】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項１に記載の発明は、１つの局に複数の局が接
続されているＡＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用保守セル検
出装置であり、ＡＴＭレイヤの運用保守セルを検出する
ＯＡＭセル検出手段と、このＯＡＭセル検出手段に接続
され、タイマカウンタ値と障害状態情報とをバーチャル
パスまたはバーチャルチャネルごとに保持する記憶手段
と、この記憶手段に接続され、タイマカウンタ値をセル
の受信周期と独立にカウントアップして該タイマカウン
タ値が１秒以内の所定時間を経過している場合にはその
まま保持するタイマインクリメント手段と、ＯＡＭセル
検出手段に接続され、運用保守セルの受信後の１秒以内
の所定時間を測定するタイマカウンタ値と所定の基準値
とを比較してタイマカウンタ値が基準値より小さい時に
のみ廃棄信号を発生するタイマカウンタ比較手段と、Ｏ
ＡＭセル検出手段および記憶手段に接続され、バーチャ
ルパスまたはバーチャルチャネルごとに運用保守セルを
検出して記憶手段の障害状態情報を示す障害状態フラグ
を１にセットする障害状態監視手段と、ＯＡＭセル検出
手段と記憶手段とタイマカウンタ比較手段および障害状
態監視手段に接続され、タイマカウンタ比較手段からの
廃棄信号を受けた時にＯＡＭセル検出手段からの運用保
守セルを廃棄して空セル化するセル廃棄手段とを有し、
セル廃棄手段の廃棄実行を制御することにより、１つの
局に複数の局が接続されているＡＴＭ網において、ＯＡ
Ｍセルを転送する時に前記１秒以内の所定時間に１セル
の転送レートに抑えて正常回線への悪影響を抑制可能と
した、ことを特徴としている。
に、請求項１に記載の発明は、１つの局に複数の局が接
続されているＡＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用保守セル検
出装置であり、ＡＴＭレイヤの運用保守セルを検出する
ＯＡＭセル検出手段と、このＯＡＭセル検出手段に接続
され、タイマカウンタ値と障害状態情報とをバーチャル
パスまたはバーチャルチャネルごとに保持する記憶手段
と、この記憶手段に接続され、タイマカウンタ値をセル
の受信周期と独立にカウントアップして該タイマカウン
タ値が１秒以内の所定時間を経過している場合にはその
まま保持するタイマインクリメント手段と、ＯＡＭセル
検出手段に接続され、運用保守セルの受信後の１秒以内
の所定時間を測定するタイマカウンタ値と所定の基準値
とを比較してタイマカウンタ値が基準値より小さい時に
のみ廃棄信号を発生するタイマカウンタ比較手段と、Ｏ
ＡＭセル検出手段および記憶手段に接続され、バーチャ
ルパスまたはバーチャルチャネルごとに運用保守セルを
検出して記憶手段の障害状態情報を示す障害状態フラグ
を１にセットする障害状態監視手段と、ＯＡＭセル検出
手段と記憶手段とタイマカウンタ比較手段および障害状
態監視手段に接続され、タイマカウンタ比較手段からの
廃棄信号を受けた時にＯＡＭセル検出手段からの運用保
守セルを廃棄して空セル化するセル廃棄手段とを有し、
セル廃棄手段の廃棄実行を制御することにより、１つの
局に複数の局が接続されているＡＴＭ網において、ＯＡ
Ｍセルを転送する時に前記１秒以内の所定時間に１セル
の転送レートに抑えて正常回線への悪影響を抑制可能と
した、ことを特徴としている。
【００１２】請求項２に記載の発明は、１つの局に複数
の局が接続されているＡＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用保
守セル検出装置であり、ＡＴＭレイヤの運用保守セルを
検出するＯＡＭセル検出手段と、このＯＡＭセル検出手
段に接続され、タイマカウンタ値と障害状態フラグと、
故障位置表示情報と故障位置表示切り替え指示フラグと
をバーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとに保持
する記憶手段と、この記憶手段に接続され、タイマカウ
ンタ値をセルの受信周期と独立にカウントアップしてタ
イマカウンタ値が１秒以内の所定時間を経過している場
合にはそのまま保持するタイマインクリメント手段と、
ＯＡＭセル検出手段に接続され運用保守セルの受信後の
１秒以内の所定時間を測定するタイマカウンタ値と所定
の基準値とを比較して、タイマカウンタ値が基準値より
小さい時にのみ廃棄信号を発生するタイマカウンタ比較
手段と、ＯＡＭセル検出手段および記憶手段に接続さ
れ、バーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとに運
用保守セルを検出して記憶手段の障害状態情報を示す障
害状態フラグを１にセットする障害状態監視手段と、Ｏ
ＡＭセル検出手段および記憶手段に接続されている故障
位置表示比較手段と、ＯＡＭセル検出手段と記憶手段と
タイマカウンタ比較手段と障害状態監視手段および故障
位置表示比較手段とに接続され、タイマカウンタ比較手
段からの廃棄信号を受けた時または故障位置表示比較手
段から廃棄信号を受けた時に、ＯＡＭセル検出手段から
の運用保守セルを廃棄して空セル化するセル廃棄手段と
を有し、故障位置表示比較手段は、運用保守セルが有す
る故障位置表示情報をバーチャルパスまたはバーチャル
チャネルごとに記憶手段に記憶させるものであり、故障
位置表示切り替え指示フラグが０である時に、ＯＡＭセ
ル検出手段からの運用保守セルの故障位置表示情報を以
前に記憶させた故障位置表示情報と比較して不一致の場
合に廃棄信号を発生してセル廃棄手段に与え、外部制御
ファームウエアまたは外部制御ソフトウエアにより記憶
手段の故障位置表示切り替え指示フラグが１にセットさ
れた時には、ＯＡＭセル検出手段からの運用保守セルの
故障位置表示情報を以前に記憶させた故障位置表示情報
と比較して、不一致の場合でも廃棄信号を発生せず記憶
手段の以前に記憶させた故障位置表示情報をＯＡＭセル
検出手段からの運用保守セルの故障位置表示情報に更新
し、故障位置表示切り替え指示フラグを０にセットし、
セル廃棄手段の廃棄実行を制御することにより、ＯＡＭ
セルを転送する時に前記１秒以内の所定時間に１セルの
転送レートに抑えて正常回線への悪影響を抑制し、ま
た、２重障害が発生した時でも１つの障害位置を把握可
能とした、ことを特徴としている。
の局が接続されているＡＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用保
守セル検出装置であり、ＡＴＭレイヤの運用保守セルを
検出するＯＡＭセル検出手段と、このＯＡＭセル検出手
段に接続され、タイマカウンタ値と障害状態フラグと、
故障位置表示情報と故障位置表示切り替え指示フラグと
をバーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとに保持
する記憶手段と、この記憶手段に接続され、タイマカウ
ンタ値をセルの受信周期と独立にカウントアップしてタ
イマカウンタ値が１秒以内の所定時間を経過している場
合にはそのまま保持するタイマインクリメント手段と、
ＯＡＭセル検出手段に接続され運用保守セルの受信後の
１秒以内の所定時間を測定するタイマカウンタ値と所定
の基準値とを比較して、タイマカウンタ値が基準値より
小さい時にのみ廃棄信号を発生するタイマカウンタ比較
手段と、ＯＡＭセル検出手段および記憶手段に接続さ
れ、バーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとに運
用保守セルを検出して記憶手段の障害状態情報を示す障
害状態フラグを１にセットする障害状態監視手段と、Ｏ
ＡＭセル検出手段および記憶手段に接続されている故障
位置表示比較手段と、ＯＡＭセル検出手段と記憶手段と
タイマカウンタ比較手段と障害状態監視手段および故障
位置表示比較手段とに接続され、タイマカウンタ比較手
段からの廃棄信号を受けた時または故障位置表示比較手
段から廃棄信号を受けた時に、ＯＡＭセル検出手段から
の運用保守セルを廃棄して空セル化するセル廃棄手段と
を有し、故障位置表示比較手段は、運用保守セルが有す
る故障位置表示情報をバーチャルパスまたはバーチャル
チャネルごとに記憶手段に記憶させるものであり、故障
位置表示切り替え指示フラグが０である時に、ＯＡＭセ
ル検出手段からの運用保守セルの故障位置表示情報を以
前に記憶させた故障位置表示情報と比較して不一致の場
合に廃棄信号を発生してセル廃棄手段に与え、外部制御
ファームウエアまたは外部制御ソフトウエアにより記憶
手段の故障位置表示切り替え指示フラグが１にセットさ
れた時には、ＯＡＭセル検出手段からの運用保守セルの
故障位置表示情報を以前に記憶させた故障位置表示情報
と比較して、不一致の場合でも廃棄信号を発生せず記憶
手段の以前に記憶させた故障位置表示情報をＯＡＭセル
検出手段からの運用保守セルの故障位置表示情報に更新
し、故障位置表示切り替え指示フラグを０にセットし、
セル廃棄手段の廃棄実行を制御することにより、ＯＡＭ
セルを転送する時に前記１秒以内の所定時間に１セルの
転送レートに抑えて正常回線への悪影響を抑制し、ま
た、２重障害が発生した時でも１つの障害位置を把握可
能とした、ことを特徴としている。
【００１３】請求項３に記載のは発明は、１つの局に複
数の局が接続されているＡＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用
保守セルを検出する運用保守セル検出方法であり、ＡＴ
Ｍレイヤの運用保守セルを検出し、タイマカウンタ値と
障害状態フラグと、故障位置表示情報と故障位置表示切
り替え指示フラグとをバーチャルパスまたはバーチャル
チャネルごとに保持し、タイマインクリメントによりタ
イマカウンタ値をセルの受信周期と独立にカウントアッ
プしてタイマカウンタ値が１秒以内の所定時間を経過し
ている場合にはそのまま保持し、タイマカウンタ比較に
より運用保守セルの受信後の１秒以内の所定時間を測定
するタイマカウンタ値と所定の基準値とを比較して、タ
イマカウンタ値が基準値より小さい時にのみ廃棄信号を
発生し、バーチャルパスまたはバーチャルチャネルごと
に運用保守セルを検出して、記憶した障害状態情報を示
す障害状態フラグを障害状態監視により１にセットし、
故障位置表示比較により運用保守セルが有する故障位置
表示情報を、バーチャルパスまたはバーチャルチャネル
ごとに記憶させ、故障位置表示比較により故障位置表示
切り替え指示フラグが０である時に、ＯＡＭセル検出に
よる運用保守セルの故障位置表示情報を以前に記憶させ
た故障位置表示情報と比較して、不一致の場合に廃棄信
号を発生し、外部制御ファームウエアまたは外部制御ソ
フトウエアにより記憶した故障位置表示切り替え指示フ
ラグが１にセットされた時には、故障位置表示比較によ
りＯＡＭセル検出した運用保守セルの故障位置表示情報
を以前に記憶させた故障位置表示情報と比較して、不一
致の場合でも廃棄信号を発生せず記憶した以前に記憶さ
せた故障位置表示情報をＯＡＭセル検出した運用保守セ
ルの故障位置表示情報に更新し、故障位置表示切り替え
指示フラグを０にセットし、廃棄信号に基づき廃棄の実
行を選択的に制御することにより、ＯＡＭセルを転送す
る時に前記１秒以内の所定時間に１セルの転送レートに
抑えて正常回線への悪影響を抑制し、また、２重障害が
発生した時でも１つの障害位置を把握可能とした、こと
を特徴としている。
数の局が接続されているＡＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用
保守セルを検出する運用保守セル検出方法であり、ＡＴ
Ｍレイヤの運用保守セルを検出し、タイマカウンタ値と
障害状態フラグと、故障位置表示情報と故障位置表示切
り替え指示フラグとをバーチャルパスまたはバーチャル
チャネルごとに保持し、タイマインクリメントによりタ
イマカウンタ値をセルの受信周期と独立にカウントアッ
プしてタイマカウンタ値が１秒以内の所定時間を経過し
ている場合にはそのまま保持し、タイマカウンタ比較に
より運用保守セルの受信後の１秒以内の所定時間を測定
するタイマカウンタ値と所定の基準値とを比較して、タ
イマカウンタ値が基準値より小さい時にのみ廃棄信号を
発生し、バーチャルパスまたはバーチャルチャネルごと
に運用保守セルを検出して、記憶した障害状態情報を示
す障害状態フラグを障害状態監視により１にセットし、
故障位置表示比較により運用保守セルが有する故障位置
表示情報を、バーチャルパスまたはバーチャルチャネル
ごとに記憶させ、故障位置表示比較により故障位置表示
切り替え指示フラグが０である時に、ＯＡＭセル検出に
よる運用保守セルの故障位置表示情報を以前に記憶させ
た故障位置表示情報と比較して、不一致の場合に廃棄信
号を発生し、外部制御ファームウエアまたは外部制御ソ
フトウエアにより記憶した故障位置表示切り替え指示フ
ラグが１にセットされた時には、故障位置表示比較によ
りＯＡＭセル検出した運用保守セルの故障位置表示情報
を以前に記憶させた故障位置表示情報と比較して、不一
致の場合でも廃棄信号を発生せず記憶した以前に記憶さ
せた故障位置表示情報をＯＡＭセル検出した運用保守セ
ルの故障位置表示情報に更新し、故障位置表示切り替え
指示フラグを０にセットし、廃棄信号に基づき廃棄の実
行を選択的に制御することにより、ＯＡＭセルを転送す
る時に前記１秒以内の所定時間に１セルの転送レートに
抑えて正常回線への悪影響を抑制し、また、２重障害が
発生した時でも１つの障害位置を把握可能とした、こと
を特徴としている。
【００１４】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
に基づいて詳細に説明する。
【００１５】図１に示すように、本発明の１つの実施の
形態としての運用保守セル検出装置は、１つの局に複数
の局が接続されているＡＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用保
守セル検出装置において、ＯＡＭセル検出装置１とメモ
リ装置２とタイマインクリメント装置３とタイマカウン
タ比較装置４と障害状態監視装置５と故障位置表示比較
装置６とセル廃棄装置７とを備えている。メモリ装置２
は、ＯＡＭセル検出装置１とタイマインクリメント装置
３とタイマカウンタ比較装置４と障害状態監視装置５と
故障位置表示比較装置６およびセル廃棄装置７に接続さ
れている。タイマカウンタ比較装置４と障害状態監視装
置５および故障位置表示比較装置６は、ＯＡＭセル検出
装置１およびセル廃棄装置７にそれぞれ接続されてい
る。
形態としての運用保守セル検出装置は、１つの局に複数
の局が接続されているＡＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用保
守セル検出装置において、ＯＡＭセル検出装置１とメモ
リ装置２とタイマインクリメント装置３とタイマカウン
タ比較装置４と障害状態監視装置５と故障位置表示比較
装置６とセル廃棄装置７とを備えている。メモリ装置２
は、ＯＡＭセル検出装置１とタイマインクリメント装置
３とタイマカウンタ比較装置４と障害状態監視装置５と
故障位置表示比較装置６およびセル廃棄装置７に接続さ
れている。タイマカウンタ比較装置４と障害状態監視装
置５および故障位置表示比較装置６は、ＯＡＭセル検出
装置１およびセル廃棄装置７にそれぞれ接続されてい
る。
【００１６】ＯＡＭセル検出装置１は、ＡＴＭレイヤの
運用保守セルを検出する。メモリ装置２は、タイマカウ
ンタ値と障害状態フラグと故障位置表示情報とマルチ障
害表示フラグと故障位置表示切り替え指示フラグとをバ
ーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとに保持す
る。タイマインクリメント装置３は、メモリ装置２のタ
イマカウンタ値をセルの受信周期と独立にカウントアッ
プしてこのタイマカウンタ値が１秒以内の所定時間を経
過している場合にはカウントアップと停止してそのまま
の値を保持する。タイマカウンタ比較装置４は、ＯＡＭ
セル検出装置１からの運用保守セルの受信後の１秒以内
の所定時間を測定するタイマカウンタ値と所定の基準値
とを比較してタイマカウンタ値が基準値より小さい時に
のみ廃棄信号を発生する。障害状態監視装置５は、バー
チャルパスまたはバーチャルチャネルごとにＯＡＭセル
検出装置１からの運用保守セルを検出してメモリ装置２
の障害状態情報を示す障害状態フラグを１にセットす
る。
運用保守セルを検出する。メモリ装置２は、タイマカウ
ンタ値と障害状態フラグと故障位置表示情報とマルチ障
害表示フラグと故障位置表示切り替え指示フラグとをバ
ーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとに保持す
る。タイマインクリメント装置３は、メモリ装置２のタ
イマカウンタ値をセルの受信周期と独立にカウントアッ
プしてこのタイマカウンタ値が１秒以内の所定時間を経
過している場合にはカウントアップと停止してそのまま
の値を保持する。タイマカウンタ比較装置４は、ＯＡＭ
セル検出装置１からの運用保守セルの受信後の１秒以内
の所定時間を測定するタイマカウンタ値と所定の基準値
とを比較してタイマカウンタ値が基準値より小さい時に
のみ廃棄信号を発生する。障害状態監視装置５は、バー
チャルパスまたはバーチャルチャネルごとにＯＡＭセル
検出装置１からの運用保守セルを検出してメモリ装置２
の障害状態情報を示す障害状態フラグを１にセットす
る。
【００１７】故障位置表示比較装置６は、ＯＡＭセル検
出装置１からの運用保守セルが有する故障位置表示情報
をバーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとにメモ
リ装置２に記憶させるものである。故障位置表示比較装
置６は、故障位置表示切り替え指示フラグが０である時
にＯＡＭセル検出装置１からの運用保守セルの故障位置
表示情報を以前に記憶させた故障位置表示情報と比較し
て、不一致の場合に廃棄信号を発生してセル廃棄装置７
に与える。また、故障位置表示比較装置６は、外部制御
ファームウエアまたは外部制御ソフトウエアにより記憶
装置の故障位置表示切り替え指示フラグが１にセットさ
れた時にはＯＡＭセル検出装置１からの運用保守セルの
故障位置表示情報を以前に記憶させた故障位置表示情報
と比較して不一致の場合でも廃棄信号を発生せずメモリ
装置２の以前に記憶させた故障位置表示情報をＯＡＭセ
ル検出装置１からの運用保守セルの故障位置表示情報に
更新し、故障位置表示切り替え指示フラグを０にセット
する。この後には、故障位置表示比較装置６は、故障位
置表示切り替え指示フラグが０である時には、同一の故
障位置表示情報の運用保守セルのみ通過させるようにセ
ル廃棄装置７を制御する。セル廃棄装置７は、タイマカ
ウンタ比較装置４からの廃棄信号を受けている時または
故障位置表示比較装置６から廃棄信号を受けた時に、Ｏ
ＡＭセル検出装置１からの運用保守セルを廃棄して空セ
ル化する。
出装置１からの運用保守セルが有する故障位置表示情報
をバーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとにメモ
リ装置２に記憶させるものである。故障位置表示比較装
置６は、故障位置表示切り替え指示フラグが０である時
にＯＡＭセル検出装置１からの運用保守セルの故障位置
表示情報を以前に記憶させた故障位置表示情報と比較し
て、不一致の場合に廃棄信号を発生してセル廃棄装置７
に与える。また、故障位置表示比較装置６は、外部制御
ファームウエアまたは外部制御ソフトウエアにより記憶
装置の故障位置表示切り替え指示フラグが１にセットさ
れた時にはＯＡＭセル検出装置１からの運用保守セルの
故障位置表示情報を以前に記憶させた故障位置表示情報
と比較して不一致の場合でも廃棄信号を発生せずメモリ
装置２の以前に記憶させた故障位置表示情報をＯＡＭセ
ル検出装置１からの運用保守セルの故障位置表示情報に
更新し、故障位置表示切り替え指示フラグを０にセット
する。この後には、故障位置表示比較装置６は、故障位
置表示切り替え指示フラグが０である時には、同一の故
障位置表示情報の運用保守セルのみ通過させるようにセ
ル廃棄装置７を制御する。セル廃棄装置７は、タイマカ
ウンタ比較装置４からの廃棄信号を受けている時または
故障位置表示比較装置６から廃棄信号を受けた時に、Ｏ
ＡＭセル検出装置１からの運用保守セルを廃棄して空セ
ル化する。
【００１８】次に、図１の運用保守セル検出装置の動作
を図面に基づいて説明する。図２は、１つの局に複数の
局が接続されているＡＴＭ網における１重故障発生時の
コネクションの構成を示す図である。図３は、１つの局
に複数の局が接続されているＡＴＭ網における１重故障
発生時のＡＩＳセルおよびＲＤＩセルのトラヒックチャ
ートである。ＯＡＭセル検出装置１は、受信したＡＴＭ
セルのユーザセルおよび空セルの検出、ＯＡＭレベルの
ＶＰレベルおよびＶＣレベルの検出、ＯＡＭセルの種別
であるＡＩＳセルおよびＲＤＩセルの検出を行う。ＯＡ
Ｍセル検出装置１により検出したＶＰレベルのＡＩＳセ
ル、ＶＣレベルのＡＩＳセル、ＶＰレベルのＲＤＩセル
およびＶＣレベルのＲＤＩセルの４種類のセルに関し
て、それぞれに次の処理を行う。まずは、受信した運用
保守セルがＶＰレベルのＡＩＳセルの場合について説明
する。タイマカウンタ比較装置４は、ＶＰレベルのＡＩ
Ｓセルを受信した場合、メモリ装置２に保持している該
当ＶＰＩのタイマカウンタ値を取得して、タイマカウン
タ値が所定時間（例えば４００ｍｓ）経過したか否か判
断し（タイマカウンタ値が所定の基準値より大きいか否
かを判断し）、このタイマカウンタ値が所定時間経過し
ていなければ廃棄信号を発生してセル廃棄装置７に与え
る。また、タイマカウンタ比較装置４は、タイマカウン
タ値が所定時間経過している場合には、廃棄信号を出さ
ず、かつ、タイマカウンタ値をリセットして“０”にす
る。
を図面に基づいて説明する。図２は、１つの局に複数の
局が接続されているＡＴＭ網における１重故障発生時の
コネクションの構成を示す図である。図３は、１つの局
に複数の局が接続されているＡＴＭ網における１重故障
発生時のＡＩＳセルおよびＲＤＩセルのトラヒックチャ
ートである。ＯＡＭセル検出装置１は、受信したＡＴＭ
セルのユーザセルおよび空セルの検出、ＯＡＭレベルの
ＶＰレベルおよびＶＣレベルの検出、ＯＡＭセルの種別
であるＡＩＳセルおよびＲＤＩセルの検出を行う。ＯＡ
Ｍセル検出装置１により検出したＶＰレベルのＡＩＳセ
ル、ＶＣレベルのＡＩＳセル、ＶＰレベルのＲＤＩセル
およびＶＣレベルのＲＤＩセルの４種類のセルに関し
て、それぞれに次の処理を行う。まずは、受信した運用
保守セルがＶＰレベルのＡＩＳセルの場合について説明
する。タイマカウンタ比較装置４は、ＶＰレベルのＡＩ
Ｓセルを受信した場合、メモリ装置２に保持している該
当ＶＰＩのタイマカウンタ値を取得して、タイマカウン
タ値が所定時間（例えば４００ｍｓ）経過したか否か判
断し（タイマカウンタ値が所定の基準値より大きいか否
かを判断し）、このタイマカウンタ値が所定時間経過し
ていなければ廃棄信号を発生してセル廃棄装置７に与え
る。また、タイマカウンタ比較装置４は、タイマカウン
タ値が所定時間経過している場合には、廃棄信号を出さ
ず、かつ、タイマカウンタ値をリセットして“０”にす
る。
【００１９】また、障害状態監視装置５は、ＶＰレベル
のＡＩＳセルを受信した場合メモリ装置２の保持してい
る該当ＶＰＩのＶＰレベルのＡＩＳセル用の障害状態フ
ラグの値を取得し、障害状態でない場合（障害状態フラ
グが０である場合、正常状態）には、障害状態フラグを
１にセットして障害状態し、かつ、受信したＶＰレベル
のＡＩＳセルに搭載している故障位置表示情報をメモリ
装置２に書き込む。また、障害状態監視装置５は、該当
ＶＰＩのユーザーセルを受信した場合には、該当ＶＰＩ
の障害状態フラグをリセットして正常状態にする。
のＡＩＳセルを受信した場合メモリ装置２の保持してい
る該当ＶＰＩのＶＰレベルのＡＩＳセル用の障害状態フ
ラグの値を取得し、障害状態でない場合（障害状態フラ
グが０である場合、正常状態）には、障害状態フラグを
１にセットして障害状態し、かつ、受信したＶＰレベル
のＡＩＳセルに搭載している故障位置表示情報をメモリ
装置２に書き込む。また、障害状態監視装置５は、該当
ＶＰＩのユーザーセルを受信した場合には、該当ＶＰＩ
の障害状態フラグをリセットして正常状態にする。
【００２０】故障位置表示比較装置６は、メモリ装置２
の故障位置表示切り替え指示フラグの値が０である時
に、ＶＰレベルのＡＩＳセルを受信した場合メモリ装置
２に保持している該当ＶＰＩの故障位置表示情報とマル
チ障害フラグの値を取得して、当該故障位置表示情報と
受信したＶＰレベルのＡＩＳセルに搭載している故障位
置表示情報と比較する。この場合に、故障位置表示比較
装置６は、当該故障位置表示情報と受信したＶＰレベル
のＡＩＳセルに搭載している故障位置表示情報とが不一
致である場合には廃棄信号を発生してセル廃棄装置７に
与え、かつ、マルチ障害フラグを１にセットして２重障
害状態であることを表示する。また、メモリ装置２に保
持している故障位置表示情報の有効および無効は、該当
ＶＰＩの障害状態により判断する。
の故障位置表示切り替え指示フラグの値が０である時
に、ＶＰレベルのＡＩＳセルを受信した場合メモリ装置
２に保持している該当ＶＰＩの故障位置表示情報とマル
チ障害フラグの値を取得して、当該故障位置表示情報と
受信したＶＰレベルのＡＩＳセルに搭載している故障位
置表示情報と比較する。この場合に、故障位置表示比較
装置６は、当該故障位置表示情報と受信したＶＰレベル
のＡＩＳセルに搭載している故障位置表示情報とが不一
致である場合には廃棄信号を発生してセル廃棄装置７に
与え、かつ、マルチ障害フラグを１にセットして２重障
害状態であることを表示する。また、メモリ装置２に保
持している故障位置表示情報の有効および無効は、該当
ＶＰＩの障害状態により判断する。
【００２１】タイマインクリメント装置３は、セルの受
信周期と独立に動作し、メモリ装置２の若番アドレスか
ら順番にタイマカウンタ値を取得してそのタイマカウン
タ値をインクリメントする。そして、タイマインクリメ
ント装置３は、タイマカウント値が１セルの受信後の１
秒以内の所定時間経過した値（例えば４００ｍｓ）の場
合には、インクリメントぜずそのままの値を保持する。
セル廃棄装置７は、タイマカウンタ比較装置４からの廃
棄信号を受けた時または故障位置表示比較装置６からの
廃棄信号を受けた時に、ＯＡＭセル検出装置１からの運
用保守セルを廃棄して空セル化する。
信周期と独立に動作し、メモリ装置２の若番アドレスか
ら順番にタイマカウンタ値を取得してそのタイマカウン
タ値をインクリメントする。そして、タイマインクリメ
ント装置３は、タイマカウント値が１セルの受信後の１
秒以内の所定時間経過した値（例えば４００ｍｓ）の場
合には、インクリメントぜずそのままの値を保持する。
セル廃棄装置７は、タイマカウンタ比較装置４からの廃
棄信号を受けた時または故障位置表示比較装置６からの
廃棄信号を受けた時に、ＯＡＭセル検出装置１からの運
用保守セルを廃棄して空セル化する。
【００２２】次に、ＡＴＭ網における２重故障発生時の
図１の運用保守セル検出装置の動作を図４および図５に
基づいて説明する。図４は、１つの局に複数の局が接続
されているＡＴＭ網における２重故障発生時のコネクシ
ョンの構成を示す図である。図５は、１つの局に複数の
局が接続されているＡＴＭ網における２重故障発生時の
ＡＩＳセルおよびＲＤＩセルのトラヒックチャートであ
る。
図１の運用保守セル検出装置の動作を図４および図５に
基づいて説明する。図４は、１つの局に複数の局が接続
されているＡＴＭ網における２重故障発生時のコネクシ
ョンの構成を示す図である。図５は、１つの局に複数の
局が接続されているＡＴＭ網における２重故障発生時の
ＡＩＳセルおよびＲＤＩセルのトラヒックチャートであ
る。
【００２３】故障位置表示比較装置６は、故障位置表示
切り替え指示フラグが０である時に、受信したＶＰレベ
ルのＡＩＳセルに搭載している故障位置表示情報とメモ
リ装置２に保持している故障位置表示情報を比較して、
不一致の場合には廃棄信号を発生してセル廃棄装置７に
与える。その結果、Ｂ局で最初に受信したＶＰレベルの
ＡＩＳセルがＣ局で送信されたＶＰレベルのＡＩＳセル
である場合には、Ａ局，Ｂ局で受信するＡＩＳセルおよ
びＡ局〜Ｈ局で受信するＲＤＩセルにより知ることがで
きる故障位置がα障害個所の一個所のみ知ることができ
る。
切り替え指示フラグが０である時に、受信したＶＰレベ
ルのＡＩＳセルに搭載している故障位置表示情報とメモ
リ装置２に保持している故障位置表示情報を比較して、
不一致の場合には廃棄信号を発生してセル廃棄装置７に
与える。その結果、Ｂ局で最初に受信したＶＰレベルの
ＡＩＳセルがＣ局で送信されたＶＰレベルのＡＩＳセル
である場合には、Ａ局，Ｂ局で受信するＡＩＳセルおよ
びＡ局〜Ｈ局で受信するＲＤＩセルにより知ることがで
きる故障位置がα障害個所の一個所のみ知ることができ
る。
【００２４】次に、β障害個所を知るために、故障位置
表示比較装置６は、マルチ障害発生状態において外部制
御ファームウエアまたは外部制御ソフトウエアにより故
障位置表示切り替え指示フラグを１にセットすることに
より、受信したＶＰレベルのＡＩＳセルに搭載している
故障位置表示情報と以前にメモリ装置２に保持した故障
位置表示情報と比較して不一致の場合でも廃棄信号を発
生せず、かつ、メモリ装置２に保持している故障位置表
示情報を受信したＶＰレベルのＡＩＳセルの故障位置表
示情報に更新し、かつ、メモリ装置２に保持している故
障位置表示切り替え表示フラグをリセットする。この後
に、故障位置表示比較装置６は、故障位置表示切り替え
指示フラグが０である時には、受信するＶＰレベルのＡ
ＩＳセルの故障位置表示情報が同一のＶＰレベルのＡＩ
Ｓセルのみ通過するようにするセル廃棄装置７を制御す
る。
表示比較装置６は、マルチ障害発生状態において外部制
御ファームウエアまたは外部制御ソフトウエアにより故
障位置表示切り替え指示フラグを１にセットすることに
より、受信したＶＰレベルのＡＩＳセルに搭載している
故障位置表示情報と以前にメモリ装置２に保持した故障
位置表示情報と比較して不一致の場合でも廃棄信号を発
生せず、かつ、メモリ装置２に保持している故障位置表
示情報を受信したＶＰレベルのＡＩＳセルの故障位置表
示情報に更新し、かつ、メモリ装置２に保持している故
障位置表示切り替え表示フラグをリセットする。この後
に、故障位置表示比較装置６は、故障位置表示切り替え
指示フラグが０である時には、受信するＶＰレベルのＡ
ＩＳセルの故障位置表示情報が同一のＶＰレベルのＡＩ
Ｓセルのみ通過するようにするセル廃棄装置７を制御す
る。
【００２５】前記ＶＰレベルによるＡＩＳセル以外のＶ
ＰレベルのＲＤＩセル、ＶＣレベルのＡＩＳセル、およ
びＶＣレベルによるＲＤＩセルの受信の処理動作も、前
述のＶＰレベルによるＡＩＳセルの受信の処理動作と同
一である。また、タイマカウンタ値等の各パラメータ
は、ＯＡＭレベル単位、ＯＡＭセルの種別単位に持って
いるが、同一のＯＡＭレベルでは同時にＡＩＳセルとＲ
ＤＩセルを受信することがないので、パラメータを共通
にしても同様な効果が得られる。
ＰレベルのＲＤＩセル、ＶＣレベルのＡＩＳセル、およ
びＶＣレベルによるＲＤＩセルの受信の処理動作も、前
述のＶＰレベルによるＡＩＳセルの受信の処理動作と同
一である。また、タイマカウンタ値等の各パラメータ
は、ＯＡＭレベル単位、ＯＡＭセルの種別単位に持って
いるが、同一のＯＡＭレベルでは同時にＡＩＳセルとＲ
ＤＩセルを受信することがないので、パラメータを共通
にしても同様な効果が得られる。
【００２６】
【発明の効果】本発明によれば、１つの局に複数の局が
接続されているＡＴＭ網においてＯＡＭセルを転送する
時に１秒以内の所定時間に１セルの転送レートに抑え
て、正常回線への悪影響を及ぼさないことができる。ま
た、本発明によれば、１つの局に複数の局が接続されて
いるＡＴＭ網において２重障害が発生した時でも１つの
障害位置を把握でき、かつ、監視パラメータを保持する
メモリ装置が小容量である。
接続されているＡＴＭ網においてＯＡＭセルを転送する
時に１秒以内の所定時間に１セルの転送レートに抑え
て、正常回線への悪影響を及ぼさないことができる。ま
た、本発明によれば、１つの局に複数の局が接続されて
いるＡＴＭ網において２重障害が発生した時でも１つの
障害位置を把握でき、かつ、監視パラメータを保持する
メモリ装置が小容量である。
【図１】本発明の１つの実施の形態としての運用保守セ
ル検出装置を示すブロック図である。
ル検出装置を示すブロック図である。
【図２】図１の運用保守セル検出装置が用いられるＡＴ
Ｍ網における１重故障発生時のコネクションの構成を示
す図である。
Ｍ網における１重故障発生時のコネクションの構成を示
す図である。
【図３】図１の運用保守セル検出装置が用いられるＡＴ
Ｍ網における１重故障発生時のＡＩＳセルおよびＲＤＩ
セルのトラヒックチャートである。
Ｍ網における１重故障発生時のＡＩＳセルおよびＲＤＩ
セルのトラヒックチャートである。
【図４】図１の運用保守セル検出装置が用いられるＡＴ
Ｍ網における２重故障発生時のコネクションの構成を示
す図である。
Ｍ網における２重故障発生時のコネクションの構成を示
す図である。
【図５】図１の運用保守セル検出装置が用いられるＡＴ
Ｍ網における２重故障発生時のＡＩＳセルおよびＲＤＩ
セルのトラヒックチャートである。
Ｍ網における２重故障発生時のＡＩＳセルおよびＲＤＩ
セルのトラヒックチャートである。
【図６】従来のセルトラヒック監視方式を示すブロック
図である。
図である。
【図７】図６の従来のセルトラヒック監視方式が用いら
れるＡＴＭ網における１重故障発生時のＡＩＳセルおよ
びＲＤＩセルのトラヒックチャートである。
れるＡＴＭ網における１重故障発生時のＡＩＳセルおよ
びＲＤＩセルのトラヒックチャートである。
【図８】図６の従来のセルトラヒック監視方式が用いら
れるＡＴＭ網における２重故障発生時のＡＩＳセルおよ
びＲＤＩセルのトラヒックチャートである。
れるＡＴＭ網における２重故障発生時のＡＩＳセルおよ
びＲＤＩセルのトラヒックチャートである。
１ ＯＡＭセル検出装置
２ メモリ装置
３ タイマインクリメント装置
４ タイマカウンタ比較装置
５ 障害状態監視装置
６ 故障位置表示比較装置
７ セル廃棄装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 田中 由美
東京都港区芝五丁目７番１号 日本電気
株式会社内
(56)参考文献 特開 平９−162894（ＪＰ，Ａ)
特開 平10−93578（ＪＰ，Ａ)
特開 平５−252160（ＪＰ，Ａ)
特開 平９−233088（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H04L 12/28
H04L 12/24
H04L 12/26
Claims (3)
- 【請求項１】 １つの局に複数の局が接続されているＡ
ＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用保守セル検出装置におい
て、 前記ＡＴＭレイヤの運用保守セルを検出するＯＡＭセル
検出手段と、 該ＯＡＭセル検出手段に接続され、タイマカウンタ値と
障害状態情報とをバーチャルパスまたはバーチャルチャ
ネルごとに保持する記憶手段と、 該記憶手段に接続され、前記タイマカウンタ値をセルの
受信周期と独立にカウントアップして該タイマカウンタ
値が１秒以内の所定時間を経過している場合にはそのま
ま保持するタイマインクリメント手段と、 前記ＯＡＭセル検出手段に接続され、前記運用保守セル
の受信後の１秒以内の所定時間を測定する前記タイマカ
ウンタ値と所定の基準値とを比較して前記タイマカウン
タ値が前記基準値より小さい時にのみ廃棄信号を発生す
るタイマカウンタ比較手段と、 前記ＯＡＭセル検出手段および前記記憶手段に接続さ
れ、バーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとに前
記運用保守セルを検出して前記記憶手段の障害状態情報
を示す障害状態フラグを１にセットする障害状態監視手
段と、 前記ＯＡＭセル検出手段と前記記憶手段と前記タイマカ
ウンタ比較手段および前記障害状態監視手段に接続さ
れ、前記タイマカウンタ比較手段からの前記廃棄信号を
受けた時に前記ＯＡＭセル検出手段からの前記運用保守
セルを廃棄して空セル化するセル廃棄手段とを有し、 前記セル廃棄手段の前記廃棄実行を制御することによ
り、１つの局に複数の局が接続されているＡＴＭ網にお
いて、ＯＡＭセルを転送する時に前記１秒以内の所定時
間に１セルの転送レートに抑えて正常回線への悪影響を
抑制可能とした、ことを特徴とする運用保守セル検出装
置。 - 【請求項２】 １つの局に複数の局が接続されているＡ
ＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用保守セル検出装置におい
て、 前記ＡＴＭレイヤの運用保守セルを検出するＯＡＭセル
検出手段と、 該ＯＡＭセル検出手段に接続され、タイマカウンタ値と
障害状態フラグと、故障位置表示情報と故障位置表示切
り替え指示フラグとをバーチャルパスまたはバーチャル
チャネルごとに保持する記憶手段と、 該記憶手段に接続され、前記タイマカウンタ値をセルの
受信周期と独立にカウントアップして該タイマカウンタ
値が１秒以内の所定時間を経過している場合にはそのま
ま保持するタイマインクリメント手段と、 前記ＯＡＭセル検出手段に接続され前記運用保守セルの
受信後の１秒以内の所定時間を測定する前記タイマカウ
ンタ値と所定の基準値とを比較して、前記タイマカウン
タ値が前記基準値より小さい時にのみ廃棄信号を発生す
るタイマカウンタ比較手段と、 前記ＯＡＭセル検出手段および前記記憶手段に接続さ
れ、バーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとに前
記運用保守セルを検出して前記記憶手段の障害状態情報
を示す障害状態フラグを１にセットする障害状態監視手
段と、 前記ＯＡＭセル検出手段および前記記憶手段に接続され
ている故障位置表示比較手段と、 前記ＯＡＭセル検出手段と前記記憶手段と前記タイマカ
ウンタ比較手段と前記障害状態監視手段および前記故障
位置表示比較手段とに接続され、前記タイマカウンタ比
較手段からの前記廃棄信号を受けた時または前記故障位
置表示比較手段から廃棄信号を受けた時に、前記ＯＡＭ
セル検出手段からの前記運用保守セルを廃棄して空セル
化するセル廃棄手段とを有し、 前記故障位置表示比較手段は、前記運用保守セルが有す
る故障位置表示情報をバーチャルパスまたはバーチャル
チャネルごとに前記記憶手段に記憶させるものであり、
前記故障位置表示切り替え指示フラグが０である時に、
前記ＯＡＭセル検出手段からの前記運用保守セルの故障
位置表示情報を以前に記憶させた故障位置表示情報と比
較して不一致の場合に前記廃棄信号を発生して前記セル
廃棄手段に与え、 外部制御ファームウエアまたは外部制御ソフトウエアに
より前記記憶手段の前記故障位置表示切り替え指示フラ
グが１にセットされた時には、前記ＯＡＭセル検出手段
からの前記運用保守セルの故障位置表示情報を以前に記
憶させた故障位置表示情報と比較して、不一致の場合で
も廃棄信号を発生せず前記記憶手段の以前に記憶させた
故障位置表示情報を前記ＯＡＭセル検出手段からの前記
運用保守セルの故障位置表示情報に更新し、前記故障位
置表示切り替え指示フラグを０にセットし、 前記セル廃棄手段の前記廃棄実行を制御することによ
り、１つの局に複数の局が接続されているＡＴＭ網にお
いて、ＯＡＭセルを転送する時に前記１秒以内の所定時
間に１セルの転送レートに抑えて正常回線への悪影響を
抑制し、また、２重障害が発生した時でも１つの障害位
置を把握可能とした、ことを特徴とする運用保守セル検
出装置。 - 【請求項３】 １つの局に複数の局が接続されているＡ
ＴＭ網のＡＴＭレイヤの運用保守セルを検出する運用保
守セル検出方法において、 前記ＡＴＭレイヤの運用保守セルを検出し、 タイマカウンタ値と障害状態フラグと、故障位置表示情
報と故障位置表示切り替え指示フラグとをバーチャルパ
スまたはバーチャルチャネルごとに保持し、 タイマインクリメントにより前記タイマカウンタ値をセ
ルの受信周期と独立にカウントアップして前記タイマカ
ウンタ値が１秒以内の所定時間を経過している場合には
そのまま保持し、 タイマカウンタ比較により前記運用保守セルの受信後の
１秒以内の所定時間を測定する前記タイマカウンタ値と
所定の基準値とを比較して、前記タイマカウンタ値が前
記基準値より小さい時にのみ廃棄信号を発生し、 バーチャルパスまたはバーチャルチャネルごとに前記運
用保守セルを検出して、前記記憶した障害状態情報を示
す障害状態フラグを障害状態監視により１にセットし、 故障位置表示比較により前記運用保守セルが有する故障
位置表示情報を、バーチャルパスまたはバーチャルチャ
ネルごとに記憶させ、 前記故障位置表示比較により前記故障位置表示切り替え
指示フラグが０である時に、前記ＯＡＭセル検出による
前記運用保守セルの故障位置表示情報を以前に記憶させ
た故障位置表示情報と比較して、不一致の場合に前記廃
棄信号を発生し、 外部制御ファームウエアまたは外部制御ソフトウエアに
より前記記憶した故障位置表示切り替え指示フラグが１
にセットされた時には、前記故障位置表示比較により前
記ＯＡＭセル検出した前記運用保守セルの故障位置表示
情報を以前に記憶させた故障位置表示情報と比較して、
不一致の場合でも廃棄信号を発生せず前記記憶した以前
に記憶させた故障位置表示情報を前記ＯＡＭセル検出し
た運用保守セルの故障位置表示情報に更新し、前記故障
位置表示切り替え指示フラグを０にセットし、 前記廃棄信号に基づき廃棄の実行を選択的に制御するこ
とにより、前記ＯＡＭセルを転送する時に前記１秒以内
の所定時間に１セルの転送レートに抑えて正常回線への
悪影響を抑制し、また、２重障害が発生した時でも１つ
の障害位置を把握可能とした、ことを特徴とする運用保
守セル検出方法。
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