JPH052917Y2 - - Google Patents

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JPH052917Y2
JPH052917Y2 JP1899886U JP1899886U JPH052917Y2 JP H052917 Y2 JPH052917 Y2 JP H052917Y2 JP 1899886 U JP1899886 U JP 1899886U JP 1899886 U JP1899886 U JP 1899886U JP H052917 Y2 JPH052917 Y2 JP H052917Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、撮影駒数を電気的に計数する計数手
段を有し、その計数値を電気的に表示するカメラ
の電子式フイルムカウンタに関し、特に、給電停
止によりその計数値が損なわれる揮発性計数手段
を有するフイルムカウンタに関する。
従来の技術 上記揮発性計数手段を用いた電子式フイルムカ
ウンタを備えたカメラが例えば特開昭50−113222
号や特開昭51−8928号等のように多数提案されて
いる。電池を電源とするカメラではフイルムの有
無にかかわらず電池が消耗すると電池を交換する
必要性が生じる。この場合、カメラの露出制御回
路と電子式フイルムカウンタに対して同じ電池を
電源として使用すると、電池交換により電子式フ
イルムカウンタへの給電が一時的に断たれ、計数
手段に記憶されていた計数値が損なわれてしま
う。特に、電池交換時に使用中にフイルムが装填
されていた場合、電池交換後にフイルムカウンタ
で表示される撮影駒数値は誤つたものとなる。例
えば、表示値が“0”となり、使用者は未使用の
フイルムが装填されているものと誤解してしま
う。従つて、例えばフイルムの全ての駒の撮影が
終了してもまだフイルム撮影が可能なものと使用
者が思い込む場合もあり、この場合次のシヤツタ
チヤンスに即応できない。
考案が解決しようとする問題点 上記不都合は、新しい電池が装填されたとき
に、例えばフイルムカウンタの表示値を点滅させ
て、フイルムカウンタの計数値を再設定すべきこ
とを使用者に警告することにより解消される。こ
の場合、電池の交換はフイルムの有無にかかわら
ずなされるので、フイルムの有無にかかわらず計
数値を再設定すべき警告が常に発せられることに
なる。しかし、計数値の再設定が真に必要なのは
フイルムが有る(即ち、使用中のフイルムが電池
交換時に装填されていた)場合だけである。言換
えると、フイルムが装填されていない場合は、上
述のシヤツタチヤンスに関する不都合は生じず、
又、計数値が変化してもフイルム装填の際に計数
値は通常確認されるので問題とはならない。逆
に、警告した場合は使用者が警告に気付いて計数
値を例えば“0”に設定してもその操作は無意味
となる。
本考案の目的は、電池交換により電子式フイル
ムカウンタの計数値が損なわれる場合に、使用中
のフイルムが装填されているときだけ計数値の再
設定の警告が行なわれるようにしたカメラのフイ
ルムカウンタを提供することにある。
問題点を解決するための手段 本考案は、上述の電子式フイルムカウンタにお
いて、フイルムが装填されているか否かを検出す
る検出手段と、フイルムカウンタへの給電開始時
にフイルム装填が検出された場合にカウンタの計
数値異常を示す警告信号を発する制御手段とを備
えたことを特徴とする。
作 用 制御手段は給電開始時にフイルム装填が検出さ
れた場合にのみ警告信号を出力して例えばフイル
ムカウンタの表示を例えば点滅させて計数値が異
常であることを使用者に警告し、他の場合(例え
ば、給電開始時にフイルムが装填されていない場
合)には給電開始時の前後で計数値が変化してい
ても警告は行なわない。
実施例 電子閃光器及びフイルム巻上・巻戻装置を内蔵
したカメラに、本考案を適用した場合の一実施例
を以下に説明する。第1図はこのカメラの全体回
路構成を示すブロツク図である。このカメラは、
主として、電源部Bとマイクロコンピユータ(以
下、マイコンと略称する)MCとインターフエー
ス回路部IFと表示部DSと露出制御回路AEと電子
閃光部EFとフイルム巻上・巻戻回路MDとで構
成されている。
電源部Bにおいて、メイン電池BAは、比較的
電池容量の大きなマンガン電池やアルカリマンガ
ン電池、リチウム電池等であり、インターフエー
ス回路部IF、露出制御回路AE、電子閃光器(以
下、ストロボと称する)EF及び巻上・巻戻回路
MDへ直接給電する。降圧回路VDは、メイン電
池BA及びバツクアツプ電池BBからそれぞれダ
イオードD1及びD2を介して入力される各電池の
電源電圧Va,Vbを所定値Vcに降圧してマイコ
ンMCに給電する。ここで、バツクアツプ電池
BBは、メイン電池BAに並設されており、メイ
ン電池BAの電源電圧が大幅に低下したとき及び
メイン電池BAが交換のために抜かれたときに、
メイン電源BAにかわつてマイコンMCを作動さ
せる。又、降圧回路VDは電池BA又はBBの電源
電圧をマイコンMCの正常な動作を保証しうる電
圧Vc(例えば、1.5V)に降圧する定電圧回路であ
る。
スイツチS1及びS2は、シヤツタ釦の押圧操作に
応じてそれぞれ閉じられるスイツチであり、第1
段階まで押されるとスイツチS1が、更に第2段階
まで押されるとスイツチS1及びS2が閉成する。各
閉成信号はインターフエース回路部IFを介して
マイコンMC及び焦点調節・露出制御回路AEへ
出力される。ここで、スイツチS1の閉成によりカ
メラの測距・測光動作が開始され、スイツチS2
閉成によりカメラのシヤツタレリーズ動作が開始
される。尚、この測光スイツチS1の閉成に応じた
信号はマイコンMCの入力端INT4に与えられ、
これによりマイコンMCでは後述の測光割込み
INTPが実行される。
スイツチS3は、カメラの裏蓋(不図示)の開放
で閉じ、閉成で開かれる裏蓋スイツチであり、一
端が接地され他端がマイコンMCの割込端INT0
に接地されている。スイツチS4は、カメラのスプ
ールまたはスプロケツトに対面する位置に設けら
れた例えば特開昭58−23022号に開示されたフイ
ルム自動装填用内蓋(不図示)の開閉動作に連動
した内蓋スイツチであり、一端が接地された他端
がマイコンMCの割込端INT1に接続されている。
このスイツチS4は、内蓋の開放で閉じ、閉成で開
かれる。尚、この内蓋は裏蓋が開放されると同時
に開放されるように構成されている。スイツチS5
は、フイルム巻戻を開始させるときに閉じられる
巻戻スイツチであり、一端が接地され他端がマイ
コンMCの割込端INT2に接続されている。尚、
このスイツチS5は、フイルムの最終駒の撮影が終
了して巻上げ動作不能がフイルム巻上機構(不図
示)により検出されるか、撮影者がフイルム巻戻
操作部材(不図示)を操作することにより閉じら
れる。スイツチS6は、メイン電池収納室に設けら
れメイン電池BAの装填時に開かれ非装填時に閉
じられるメイン電池スイツチであり、一端が接地
され他端がマイコンMCの割込端 INT3に接地されている。
尚、これらスイツチS3〜S6の開から閉へ又は閉
から開への変化に応答して、マイコンMCでは後
述のスイツチ割込みINTAが実行される。
スイツチS7は、カメラのスプールまたはスプロ
ケツトの近傍の位置に設けられ、フイルムが該位
置にある時に閉じ該位置にない時に開かれるフイ
ルム検知スイツチであり、一端が接地され他端が
マイコンMCの入力端PI3に接続されている。即
ち、このスイツチS7によりフイルムがカメラのス
プール室側にあるか否かが検知される。スイツチ
S8は、カメラのセルフタイマ操作部材(不図示)
の操作によりセルフタイマモードが選択された時
に閉じ、通常の撮影モードが選択された時に開か
れるセルフモードスイツチであり、一端が接地さ
れ他端がマイコンMCの入力端PI4に接続されて
いる。スイツチS9は、フイルム巻上機構に連動
し、フイルム巻上動作の開始で閉じ巻上動作の完
了直前に開く1駒スイツチであり、一端が接地さ
れ他端がマイコンMCの入力端PI5に接続されて
いる。スイツチS10は、フイルム巻上機構に連動
し巻上動作完了時にのみ閉じるフレームスイツチ
であり、一端が接地され他端がマイコンMCの入
力端PI6に接続されている。尚、スイツチS9によ
り巻上動作の途中か否かが検知され、スイツチ
S10により巻上動作の完了が検知される。スイツ
チS11は、フイルムの所定量移動に連動して開閉
動作を繰返すフイルム移動検知スイツチであり、
一端が接地され他端がマイコンMCの入力端PI7
に接続されている。このスイツチS11は例えばフ
イルムの移動に従つて回転する従動スプロケツト
(不図示)に連動しており、フイルム一駒分の移
動の際に開閉動作を4回繰返す。尚、このスイツ
チS11は機械的なスイツチに限定されず、フイル
ムが移動中であることを光電的又は磁電的に検出
するような電気的スイツチであつてもよい。スイ
ツチS12は、シヤツタチヤージ動作の完了で開き
露出完了で閉じる露出完了スイツチであり、一端
が接地された他端が露出制御回路AEに接続され
ている。
ここで、スイツチS9,S10の機構を第2図に基
づいて説明する。図において、摺動部接片100
はフイルム巻上機構に連動しており、フイルムが
1駒巻上げられるごとに時計方向に1回転する。
摺動接片100の摺動軌跡上に接点102,10
3が設けられており、共通接点101、接点10
2及び摺動接片100によりスイツチS10が形成
され、共通接点101、接点103及び摺動接片
100によりスイツチS9が形成されている。ここ
で、接点103は正規なフイルム巻上げ完了位置
に配され、接点102は接点103及びその周辺
を除く円周上の位置に配されている。この構成に
より、フイルム巻上げが開始されるとまずスイツ
チS9が閉じ、その閉成はフイルム巻上げが完了し
てスイツチS10が閉じる直前まで接点102によ
り保持される。尚、フイルム巻戻の場合、摺動接
片100は反時計方向に回転する。巻上・巻戻回
路MDは、モータMの正転によりフイルム巻上げ
を、逆転によりフイルム巻戻しを行なう。又、フ
イルム先端をスプール室側においた状態で内蓋が
閉じられると、フイルムを1駒分巻上げてフイル
ム装填を自動化する内蓋ローデイングの動作と、
その後裏蓋が閉じられるとフイルムを3駒分巻上
げて撮影可能状態とする初期ローデイングの動作
をも行なう。
表示部DSは、マイコンMCにより直接駆動さ
れ、例えば、液晶で構成されている。その表示形
態を第3図に示す。図において、 “NORMAL”文字1及び“SELF”文字2は
撮影モードを示し、通常の撮影モード時に
“NORMAL”文字1が、セルフモード時に
“SELF”文字2が選択的に表示される。記号3
はフイルムがカメラのスプール側にあるときに表
示され、記号5及び6はそれぞれフイルムの巻上
時及び巻戻時に表示される。2桁数字7は撮影済
みのフイルム駒数を数値表示するフイルムカウン
タである。
マイコンMCは、インターフエース回路部IFと
の間で、クロツク出力端CLK、割込端INT4、入
力端PI0〜PI2及び出力端PO0〜PO2により信号の
授受を行なう。マイコンMCのクロツク出力端
CLKからは1KHz又は4Hzのクロツクパルスが選
択的に出力される。出力端PO0,PO1からはフイ
ルム巻上・巻戻回路MDを制御するための信号
が、出力端PO2からはモードスイツチS8の切換状
態に応じた撮影モード指定信号が出力される。
又、マイコンMCの割込端INT4へは測光スイツ
チS1の閉成を示す信号が、入力端PI0へは露出制
御回路AEによる露出動作中を示す信号が、入力
端PI1へはメイン電池BAの電池電圧の状態を示
す信号が、入力端PI2へは上記クロツク端CLKの
出力クロツクを指定する信号がそれぞれインター
フエース回路部IFから入力される。
第4図にインターフエース回路部IFの具体的
な回路図を示す。図において、アンドゲート
AN1及び分周器DIVは、クロツク端CLKからの
1KHzクロツクを分周して露出制御回路AEのタイ
ミング制御用パルスを出力する回路部である。イ
ンバータIN1,IN3、アンドゲートAN2、タイマ
TM、ナンドゲートNA2、ワンシヨツト回路
OS1、及びオアゲートOR1、OR3は、クロツク端
CLKからの4KHzクロツクを計数してセルフモー
ド用及びストロボEFの昇圧制御用の時定信号を
出力する回路である。ラツチ回路LA1、ワンシヨ
ツト回路OS2、インバータIN2,IN4、アンドゲ
ートAN3〜AN5、ナンドゲートNA1及びオアゲ
ートOR2は、レリーズスイツチS2の閉成に関連し
てシヤツタレリーズ信号を出力する回路部であ
る。ラツチ回路LA2、アンドゲートAN6及びオア
ゲートOR4はストロボEFの昇圧動作を制御する
回路部である。デコーダDEは、マイコンMCの
出力端PO0,PO1からの信号に応じて、巻上・巻
戻回路MDを制御するための信号及びストロボ
EFの動作を制御するための信号を出力する。電
池電圧検知回路BCは、メイン電池BAの電池電
圧が所定値以上あるか否かを検出し、マイコン
MCの出力端PI1へ出力する。
上記構成によるインターフエース回路部IFの
作動を以下に説明する。まず、撮影モードスイツ
チS8により通常の撮影モードが選択されていてマ
イコンMCの出力端PO2が高レベルとなつている
場合について述べる。このとき、アンドゲート
AN3が開かれ、アンドゲートAN4が閉じられる。
さて、測光スイツチS1が閉成されると、露出制御
回路AEの入力端SH0が低レベルとなり、出力端
SH3が低レベルとなり、アンドゲートAN6の出力
が低レベルとなる。これにより、低レベル信号
が、ストロボEFの入力端ST1に与えられ、スト
ロボEFは昇圧動作が禁止された状態となる。ア
ンドゲートAN4が閉じているので、オアゲート
OR3の出力は低レベル、ナンドゲートNA2の出力
は高レベルとなり、アンドゲートAN1が開かれ、
アンドゲートAN2が閉じられる。又、ナンドゲ
ートNA2の高レベル信号を入力端PI2で受信する
ことによりマイコンMCは1KHzのクロツクを出力
端CLKから出力する。尚、ナンドゲートNA2
高レベル信号は1KHzのクロツク出力をマイコン
MCに指令する信号となる。分周器DIVはこの1K
Hzクロツクを分周して得られたタイミングパルス
によつて露出制御回路AEの作動を制御する。こ
のとき、アンドゲートAN2が閉じているので、
タイマTMは作動していない。
続いて、レリーズスイツチS2が閉成されると、
ラツチ回路LA1の出力が高レベルとなり、このと
きアンドゲートAN3開いているので、この高レ
ベル信号はアンドゲートAN3、オアゲートOR2
介して露出制御回路AEの入力端SH1に与えられ
る。この信号入力に応答して露出制御回路AEは
シヤツタレリーズ動作を開始するとともに出力端
SH2を高レベルとする。この出力端SH2は露出の
終了時に露出完了スイツチS12が閉じることによ
つて低レベルとなる(換言すれば露出の期間中だ
け高レベルとなる)ように構成されているので、
ナンドゲートNA1の出力は露出の期間中だけ低
レベルとなる。この低レベル信号は露出中信号と
してマイコンMCの入力端PI0に与えられる。又、
この露出の終了によつてナンドゲートNA1の出
力が高レベルとなつてワンシヨツト回路OS1が作
動し、ラツチ回路LA1はリセツトされる。
マイコンMCは、入力端PI0の低から高へのレ
ベル変化により露出の終了を検出すると、フイル
ム巻上信号を出力端PO0,PO1から出力する。デ
コーダDEはこの信号を解読することにより、モ
ータを正転させるための信号を巻上・巻戻回路
MDに与えると共に出力端T2からアンドゲート
AN6に低レベル信号を与える。これにより低レ
ベル信号がストロボEFの入力端ST1に与えられ、
モータ駆動時はストロボEFの昇圧動作が禁止さ
れる。フイルムが1駒分正常に巻上げられたこと
をスイツチS9,S10により検出すると、マイコン
MCはモータ停止信号を出力端PO0,PO1から出
力する。デコーダDEはモータ両端を短絡させる
ための信号を巻上・巻戻回路MDに与えると共に
高レベル信号を出力端T1から出力する。これに
より、ラツチ回路LA2の出力が高レベルになると
共にオアゲートOR1を介して遅延回路DL及びタ
イマTMがリセツトされる。ここで、遅延回路
DLは、出力クロツクが1KHzから4KHzに切換る
際にタイマTMに入力する不用な1KHzクロツク
をキヤンセルするために設けられている。
又、デコーダDEの出力端T2は高レベルとな
る。このとき、測光スイツチS1が開かれていると
露出制御回路AEの出力端SH3の出力は高レベル
であるので、アンドゲートAN6の出力が高レベ
ルとなる。これによつて、ストロボEFは昇圧動
作を開始すると共にオアゲートOR3の高レベル出
力及びタイマTMのリセツトによりナンドゲート
NA2の出力が低レベルに反転する。
このナンドゲートNA2の出力反転により、マ
イコンMCの入力端PI2へは4KHzクロツク出力が
指令され、マイコンMCの出力端CLKから4KHz
クロツクが出力される。これと同時にアンドゲー
トAN2が開かれ、タイマTMはマイコンMCのク
ロツク端CLKからの4KHzクロツクの計数を開始
する。ここで、タイマTMで10秒の計時が終了し
てタイマ出力が高レベルになるか又はストロボ
EFの充電が完了してその出力端ST2が高レベル
になると、いずれか早い方の時点でオアゲート
OR4の出力が高レベルとなつてラツチ回路LA2
リセツトされる。これによつて、アンドゲート
AN6の出力が低レベルとなつてストロボEFの昇
圧動作が禁止される。同時にナンドゲートNA2
の出力が高レベルとなつて、マイコンMCの入力
端PI2へは1KHzクロツク出力が指令されると共に
アンドゲートAN1が開かれアンドゲートAN2
閉じられる。
次に、スイツチS8によりセルフタイマモードが
選択されていてマイコンMCの出力端PO2が低レ
ベルとなつている場合について述べる。この場
合、アンドゲートAN4が開かれアンドゲート
AN3が閉じられるので、レリーズスイツチS2
閉成によりアンドゲートAN4の出力が高レベル
となつても、アンドゲートAN5の出力はタイマ
TMの出力が高レベルとなるまでは低レベルのま
まである。又、アンドゲートAN4の高レベル出
力によりオアゲートOR3を介してナンドゲート
NA2の出力が低レベルとなる。これによりマイ
コンMCの入力端PI2へは4KHzクロツク出力が指
令され、マイコンMCの出力端CLKから4KHzク
ロツクが出力される。これと同時に、アンドゲー
トAN2が開かれ、タイマTMは4Hzクロツクの計
数を開始し、10秒の経過時に出力を高レベルとす
る。このタイマTMの高レベル出力によりアンド
ゲートAN5の出力が高レベルとなり、オアゲー
トOR2を経て高レベル信号が露出制御回路AEの
入力端SH1に与えられ、露出制御回路AEはレリ
ーズスイツチS2の閉成から10秒後にシヤツタレリ
ーズ動作を開始する。以後の回路動作は、前述の
通常の撮影モードの場合と同じであるので、説明
は省略する。
次に、マイコンMCの作動を第5図ないし第8
図に示すフローチヤートに基づいて説明する。こ
こで、第5図はマイコンMCのメインのフローを
示し、第6図ないし第8図はスイツチS3〜S6によ
るスイツチ割込みINTA、マイコンMC内部の分
周カウンタにより所定時間を計時する分周割込み
INTD、マイコン内部の内部タイマにより表示部
DSの点滅表示を行なう点滅割込みINTTのフロ
ーをそれぞれ示す。
バツクアツプ電池BB及びメイン電池BAのい
ずれも装填されていない状態で、いずれか一方の
電池がカメラに装填されると、マイコンMCのリ
セツト端REが瞬間的に高レベルとなる。これに
より、マイコンMCは第5図のステツプ#1以降
のリセツトルーチンを実行する。まず、全ての割
込みを禁止し(#1)、入出力ポート及び内部メ
モリーを初期化する(#2,#3)。次に、スイ
ツチS6の開閉状態をみることにより、装填された
電池がメイン電池BA及びバツクアツプ電池BB
のいずれかであるかが判別される(#4)。ここ
で、メイン電池BAが装填されて場合スイツチS3
の開閉状態をみることにより、裏蓋が閉じている
か否かが判別される(#5)。裏蓋が開いている
と表示部DSのフイルムカウンタ7での駒数表示
値を“0”として(#6)からステツプ#12以
降のメインルーチンへとぶ。
裏蓋が閉じているとフイルムカウンタ7での駒
数表示値を“1”とし(#7)、裏蓋フラグBFを
セツトすることにより裏蓋の閉成を記憶する
(#8)。その後、スイツチS7の開閉状態をみるこ
とにより、フイルムがスプール室側にあるか否か
を判別し(#9)、フイルムがスプール室側にな
い時は上記メインルーチンへとぶ。一方、フイル
ムがスプール室側にある時はフイルム感度やフイ
ルム枚数等のフイルムデータの再設定を警告表示
するための表示フラグDF1〜DF3をそれぞれセツ
トする(#10)。ここで、フラグDF1はリセツ
トルーチンにおいて、メイン電池BAの装填時に
フイルムがスプール室側にある場合にセツトされ
るフラグである。フラグDF2は表示部DSにフイ
ルムカウンタを表示させるときにセツトされるカ
ウンタ表示フラグであり、フラグDF3は表示部
DSのフイルムカウンタを点滅表示させるときに
セツトされるカウンタ点滅フラグである。尚、上
記フイルムデータの再設定の警告表示はフイルム
巻上げの完了後に行なわれる。次に巻戻スイツチ
S5が閉じているか否かを判定し(#11)、巻戻
スイツチS5が開いている場合は上記メインルーチ
ンへとび、閉じている場合は巻戻ルーチンへと
ぶ。
メインルーチンにおいては、まず出力ポートを
初期化した(#12)後に、巻戻し動作完了状
態、メイン電池BAの電源電圧状態、巻上げ途中
の状態及びフイルムの有無の判定を行なう(#1
3〜#16)。尚、巻戻しの完了状態は巻戻し完
了時にセツトされる巻戻フラグRF2の状態によ
り、メイン電池の電池電圧状態は電池電圧が低下
して巻上げ又は巻戻しに所定時間以上かかつた時
にセツトされるBCフラグCFの状態により、巻上
げ状態は1駒スイツチS9の開閉状態により、フイ
ルムの有無はフイルム検知スイツチS7の開閉状態
によりそれぞれ判定される。ここで、巻戻しが完
了しておりフイルムがスプール室側にある場合は
後述のステツプ119以降の巻戻ルーチンへと
び、巻戻しが完了しておりフイルムがスプール室
側にない場合、巻戻しが完了しておらず電池電圧
が低下している場合、巻戻しが完了しておらず電
池電圧が正常であり、巻上げ途中でない場合はス
テツプ#17へとび、巻戻しが完了しておらずで
電池電圧が正常であり、巻上げが途中の場合は後
述のステツプ#51以降の巻上げルーチンへと
ぶ。
ステツプ#17ではマイコンMCの点滅表示の
ための内部タイマを1秒に設定する。尚、BCフ
ラグCFがセツトされている場合は0.25秒に設定
する。次に、出力ポートを消費電流の少ない低レ
ベルに設定し(#18)、測光割込みINTP、ス
イツチ割込みINTA及び点滅割込みINTTを許可
し、分周割込みINTDを禁止して(#19)から
停止状態に移行する(#20)。
ステツプ#21〜#24のフローは、バツクア
ツプ電池BBのみが装填されメイン電池BAが装
填されていない場合の動作を示す。バツクアツプ
電池BBは電池容量が小さく正常なモータ駆動や
昇圧動作か行なえないので、このフローが設けら
れている。即ち、ステツプ#4において、バツク
アツプ電池BBの装填が判別されたときは、ステ
ツプ#21へとび、BCフラグCFをリセツトし
(#23)、表示部DSの全表示を消すことによつ
てメイン電池BAが装填されていないことを警告
表示して(#24)から前述のステツプ#17へ
とんで停止状態に移行する。尚、メイン電池BA
及びバツクアツプ電池BBがともに装填されてい
る状態で、メイン電池BAが取外されたとき
(#87)も、ステツプ#21以降のフローにと
ぶ。ここで、カメラが巻戻し途中である場合は巻
戻途中フラグRF3をセツトして巻戻し動作の途中
でメイン電池BAが取外されたことを記憶する
(#22)。この巻戻フラグRF3のセツトによつ
て、メイン電池BAが交換された時は後述のステ
ツプ#140により巻戻動作が優先してなされ
る。
測光スイツチS1が閉成されると、インターフエ
ース回路IFはトランジスタTRを導通させて露出
制御回路AEに電源Vdを供給する。又、マイコン
MCの割込端INT4が低レベルとなつて、マイコ
ンMCは停止状態から脱出して測光割込みINTP
を実行する。まず、全ての割込みを禁止し(#2
5)、入出力ポートを初期化し(#26)、1KHz
のクロツクをクロツク端CLKから出力する
(#27)。この1KHzクロツクによりインターフ
エース回路部IFは順次シーケンスを進めてゆく。
次に、モードスイツチS8の開閉状態に応じて、
通常の撮影モード時は高レベル信号をセルフモー
ド時は低レベル信号を出力端PO2から出力し
(#28)、電池検知スイツチS6をみることにより
メイン電池BAが装填されているか否かを確認す
る(#29)。ここで、メイン電池BAが装填さ
れていない(バツクアツプ電池BBのみが装填さ
れている時)は、前述のステツプ#21へとび、
メイン電池が装填されている時はカメラが巻戻し
状態にあるか否かを判別する(#30〜#33)。
即ち、フラグRF3をみることにより巻戻し途中に
メイン電池BAが外されていたか否かを判定し
(#30)、外されていた場合は巻戻しルーチンに
進む。外されていない場合は巻戻しが完了してい
るか否かを判定し(#31)、完了している場合
はメインルーチンに進み、完了していない場合は
BCフラグCFがセツトされているか否かを判定す
る(#32)。BCフラグCFがセツトされている
場合は巻戻し途中に電池電圧か低下している場合
なので巻戻しルーチンに進む。
カメラが巻戻状態でないと判定されると、次の
ステツプ#34に進む。スイツチS9又はS10によ
りカメラが巻上げ途中であると判定される(#3
4)と後述の巻上げルーチン(#51)にとん
で、巻上駆動機構が正規の巻上げ完了位置にくる
ようにモータ駆動する。一方、巻上げが完了して
いる場合、インターフエース回路IFからのバツ
テリーチエツク信号を待つ(#35)。その後、
測光スイツチS1の開閉状態を再確認し(#36)、
測光スイツチS1が開いているときはステツプ#4
9へとび、ステツプ#41以降のレリーズ動作へ
は移行しない。又、測光スイツチS1が閉じていて
も上記バツテリーチエツク信号により電池電圧の
低下が判別された(#37)時はBCフラグCFを
セツトして(#38)からステツプ#49へと
ぶ。
測光スイツチS1が閉じており、電池電圧が正常
である場合はモードスイツチS8を確認して、通常
の撮影モードであればステツプ#40へとび、セ
ルフモードであれば、後述のセルフモードの動作
(#45〜#48)を行なつた後にステツプ#4
0へとぶ。ステツプ#40では再び測光スイツチ
S1の開閉状態を確認し、測光スイツチS1が閉じて
いる場合はステツプ#41へ、開いている場合は
ステツプ#49へとぶ。ステツプ#41では、入
力端PI0にインターフエース回路IFから低レベル
の露出中信号(INREL信号)が入力されるまで
待つ(#41)。この露出中信号は露出の期間だ
け低レベルとなる信号であるので、この信号の低
から高へのレベル変化により露出の完了が検知さ
れる(#42)。次に、表示フラグDF1を判定し
(#43)、セツトされていれば巻上げ完了後の表
示部DSの点滅のために表示フラグDF2及びDF3
をそれぞれセツトして(#44)から巻上げルー
チンへ移行する。リセツトされていれば直ちに巻
上げルーチンへ移行する(#43)。ステツプ
#39でセルフモードが設定されている場合、レリ
ーズスイツチS2が閉じられると、インターフエー
ス回路IFから、露出中信号が入力されると同時
に、クロツク切換信号も入力される。マイコン
MCはこのクロツク切換信号をセルフスタート信
号と判定して(#45)、インターフエース回路
IFに送るクロツクを1KHzから4Hzに変更して出
力する(#47)。ここで、インターフエース回
路IFではクロツク切換信号の出力から、クロツ
クが1KHzから4Hzに切換わる遅れ時間の間に入
つてくると予測されるパルス数をキヤンセルする
ために、セルフタイマの10秒カウント用の第4図
のタイマTMの前段に遅延回路DLが設けてある。
タイマTMのカウントが終了すると、インターフ
エース回路IFはクロツク切換信号を高レベルに
切換える。マイコンMCはこの信号の変化を検知
して、セルフタイマの終了を確認し(#48)、
以後ステツプ#40からのフローに移行する。
ステツプ#40において、測光スイツチS1が開
いているとレリーズへの移行が中止された場合な
ので、ストロボ昇圧が必要かどうかをインターフ
エース回路IFからのクロツク切換信号で判定し
(#49)、必要がなければメインルーチンへと
ぶ。ストロボの昇圧が必要な時は、モータ停止信
号を出力して(#50)から後述の昇圧制御1ル
ーチンへジヤンプする。尚、このモータ停止信号
により、インターフエース回路IFはモータに急
停止させるとともにタイマTMをリセツトする。
露出完了後、モータによる自動巻上げを行なうた
めの巻上げルーチンを以下に説明する。
まず、巻上げ開始のサブルーチンをコールする
(#51)。ここでは、まず、巻上フラグWF1
WF2のセツト、BCフラグCF及び巻戻途中フラグ
RF3のリセツトを行なう(#51)。ここで、フ
ラグWF1はフイルムカウンタのカウントアツプ
を禁止するときにセツトされるカウントフラグで
あり、フラグWF2は巻上げの開始でセツトされ
る巻上開始フラグである。又、モータ駆動最長時
間として3秒を設定する(#52)。尚、この3
秒設定はマイコン内の分周カウンタに6をプリセ
ツトすることによりなされる。次に、この分周カ
ウンタのための分周割込みINTDとスイツチ割込
みINTAを許可し、点滅割込みINTTと測光割込
みINTPを禁止する。その後、巻上げを開始させ
て(#54)から、巻上げのフローに戻る。
次に巻上げサブルーチンをコールする(#5
6)。このサブルーチンでは、フイルムがスプー
ル室側にない時は巻上げフラグWF1を直ちにリ
セツトする。一方、フイルムがスプール室側にあ
り(#57)、パーフオレーシヨンスイツチS11
開閉状態が変化してフイルムが正常に巻上げられ
ている(#58)時はフイルム移送表示用のマー
ク「〓」を点灯して(#59)からカウントフラ
グWF1をリセツトする。フイルムがスプール室
側にあつてもフイルムのパーフオレーシヨンが破
れたりフイルムの最終駒の撮影が終了してそれ以
上のフイルム巻上げが不可能になつたりした場合
のように、フイルムが巻上げられなくなつてパー
フオレーシヨンスイツチS11が閉または開のまま
の場合は、カウントフラグWF1をセツトしたま
ま巻上げフローに戻る。
通常の巻上げ状態では、前述のステツプ#54
により巻上げが開始されており、1駒スイツチS9
は閉じているので(#62)、再度巻上げサブル
ーチンをコールする(#63)。このサブルーチ
ンは、フレームスイツチS10が閉じるまで繰返さ
れる(#64)。巻上げが完了してフレームスイ
ツチS10が閉じると、モータ停止信号を出力し
(#65)、巻上開始フラグWF2をリセツトし
(#66)、フイルムカウンタの加算に移る。ここ
で、裏蓋が開いている場合と、カウントアツプフ
ラグWF1がセツトされている(即ち、フイルム
がスプール室にあるにもかかわらずフイルムが巻
上げられていない)場合は、フイルムカウンタを
進めずに、それ以外の時(即ち、フイルムがスプ
ール室側にない状態で巻上げがなされた場合、及
びフイルムがスプール室側にある状態でフイルム
が正常に巻上げられている場合)にフイルムカウ
ンタに1を足す。次に、モータの急停止に必要と
思われる時間(約100ms)経過後に、フイルムカ
ウンタの値を表示して、フイルム移送表示用マー
ク5を消して(#71)から昇圧制御1ルーチン
に移る。尚、モータをトランジスタブリツジ回路
により駆動する場合、モータ停止の際には、例え
ば正電源側の2個のトランジスタを導通してモー
タを短絡するステツプと、モータ停止に要する時
間だけ上記モータ短絡を持続するステツプと、そ
の後上記トランジスタを遮断するステツプとが必
要となる。又、モータ駆動が開始されてから3秒
以内にフイルム巻上げが完了しない場合は、後述
の分周割込みINTDにおいて巻上フラグWF2がリ
セツトされBCフラグCFがセツトされ、モータ停
止信号が出力されてから昇圧制御1ルーチンに移
る。このモータ停止信号がインターフエース回路
IFに出力されることにより、ストロボEFの昇圧
動作が開始される。
昇圧制御1ルーチンにおいて、昇圧の開始時点
では電池電圧の変動が大きいので、まず出力ポー
トを初期化して(#73)、誤信号がインターフ
エース回路部IFに伝達されるのを防ぐ。ストロ
ボEFの昇圧の初期にこの誤信号伝達防止の状態
を4秒間保つために分周カウンタに“8”をセツ
トする(#74)。昇圧時間はこの4秒と、4秒
経過後にマイコンMCから送られる4KHzクロツク
を計数するインターフエース回路IFのタイマTM
で計時される10秒とを加えた約14秒である。これ
は、電池の寿命を考えた場合、ストロボの昇圧開
始から充電完了まで(約280V)に14秒以上もか
かる電池(例えば、リチウム電池3V×2本、あ
るいはアルカリマンガン1.5V×4本)は、ほと
んど残容量が無いと判断できるためである。
分周カウンタに“8”をセツトした後、BCフ
ラグCFがセツトされている場合と、点滅表示フ
ラグDF3がセツトされている場合は、内部タイマ
を0.25秒にセツトし(#79)、タイマカウント
に“12”をセツトし(#80)、全ての割込みを
許可して(#81)から停止状態に入る。点滅割
込みINTTが許可されることにより、第8図の点
滅割込みのフローにおいて表示部DSではフイル
ムカウンタが2Hzで3秒間点滅表示する。又、分
周割込みINTDが許可されることにより、第7図
の分周割込みのフローにおいて4秒の計時が開始
される。一方、BCフラグCF、点滅表示フラグ
DF3がともにリセツトされている時は、点滅表示
の必要がないので、点滅割込みINTT以外の割込
みを許可して(#77)から停止状態に入る
(#78)。
さて、分周割込みINTDにより昇圧制御1の初
期の4秒が経過すると(#150)、昇圧制御2
のルーチンに移行する。昇圧制御2のルーチンで
は、まず、インターフエース回路IFに4Hzクロ
ツクを出力し(#83)、分周割込みINTD以外
の割込みを許可して(#84)から昇圧が完了す
るのを待つ(#85)。充電電圧が所定値に達し
て充電が完了するか、又はインターフエース回路
IFのタイマTMによる10秒カウントが終了するか
して、クロツク切換信号が高レベルになると、こ
れを昇圧完了とみなしてメインルーチンへ移行す
る。
スイツチS3〜S6が操作されて割込端INT0
INT3の入力のいずれかのレベルが変化すると、
第6図のスイツチ割込みINTAが発生する。ま
ず、入力ポートを初期化して(#86)から電池
スイツチS6によりメイン電池BAが装填されてい
るか否かを確認して(#87)、メイン電池BA
がなければ、前述のステツプ#21へ移行する。
メイン電池BAがある場合は、INTAの割込みを
許可して(#88)、割込み要因を判定する
(#89)。
割込み要因が内蓋の開閉INT1であつた場合は、
まず、裏蓋閉成フラグBFを確認して(#90)、
このフラグBFがセツトされていれば、内蓋の割
込みを無視してもとのフローに戻る(#92)。
ここで、裏蓋の開閉をステツプ#90でみてい
るのは、内蓋の開閉の誤動作を検出するためであ
る。即ち、内蓋の開閉は基本的には、裏蓋の開放
時にしか行なえない。詳しく述べると、内蓋はカ
メラ裏蓋の内側にあるので、内蓋の開閉は裏蓋を
開放していなければできない。また、内蓋を閉じ
次に裏蓋を閉じるという操作が一旦なされると、
内蓋は裏蓋開放に連動して開かれるまでは閉じた
ままとなつている。従つて、内蓋の開閉での割込
み時に、裏蓋が閉じていると言うことは、内蓋の
振動(カメラを手で保持したときのカメラ振れ、
あるいは巻上げ又は巻戻し時のフイルムの振動)
による誤動作である。尚、フイルムカウンタがフ
イルムの動きに応じて加減算するものである場合
には、フイルム巻上げの回数が例えば、初期巻上
げの2駒目、あるいはフイルムカウンタの1を示
す4駒目になつたかどうかを判定しても上記ステ
ツプ#90のかわりになる。
裏蓋フラグBFがリセツトされている場合は、
内蓋が閉じているか否かを確認する(#91)。
ここで、内蓋が閉じていれば内蓋ローデイングを
行なう必要があるので前述の巻上げルーチンへ移
行して1駒分の内蓋ローデイングを行なう。一
方、内蓋が開いている時は元のフローへ戻る。
次に、割込み要因が裏蓋スイツチS3の開閉
INT0であつた場合を説明する。まず、裏蓋が閉
じているか、否かの判定を裏蓋スイツチS3で行な
い(#93)、裏蓋が開いている時は、フイルム
がスプール室側にあるか否かをフイルム検知スイ
ツチS7で確認する(#94)。フイルムがスプー
ル室側にある時は誤つて裏蓋が開かれたものとし
て、元のフローに戻り、フイルムがスプール室側
にない時は巻戻し完了、あるいはフイルムを新た
に装填する状態として、ステツプ#95以降の裏
蓋開放時の処理を行なう。即ち、フイルムカウン
タに“0”を表示して(#95)から、表示フラ
グDF1と裏蓋閉成フラグRF2により巻戻しが完了
しているか否かを確認し(#97)、巻戻しが完
了していれば、フラグRF2をリセツトし(#9
8)、次に、1駒スイツチS9により巻上げ途中の
確認を行なう(#99)。巻上げ途中であれば、
巻上げルーチンへ移行し巻上げ完了であれば、昇
圧制御1のルーチンへ移行する。
ステツプ#97で巻戻しが完了していなけれ
ば、巻戻し途中に裏蓋が開けられたことになる。
この場合、巻戻し開始時にセツトされる巻戻開始
フラグRF1を確認し(#100)、巻戻しが開始
されていなければ元のルーチンに戻り、巻戻しが
開始されていればモータを停止させ(#103)、
巻戻開始フラグRF1をリセツトして(#104)
から前記ステツプ#99へ移行する。
ステツプ#93では裏蓋が閉じていた場合は、
裏蓋閉成フラグBFを確認し(#105)、フラグ
がセツトされていれば裏蓋が誤つて開かれ、再び
閉じられた状態であり、元のルーチンへ戻る。裏
蓋閉成フラグBFリセツトされている時は、初期
巻上げ状態として裏蓋閉成フラグBFをセツトし、
裏蓋が閉じられたことを記憶する。次に、フイル
ムの初期ローデイングを開始する。通常の巻上げ
の時と同様に、巻上開始サブルーチンをコールし
て各種フラグをセツト、リセツトした後、モータ
を正転させて巻上げを開始する(#107)。1
駒スイツチS9が閉じるまで、巻上げサブルーチン
のコール(#108)を行なう。1駒スイツチS9
が閉じると、次はフレームスイツチS10が閉じて、
1駒が正規に巻上げられるまで、巻上げサブルー
チンのコールを行なう。フレームスイツチS10
閉じると、それまで“0”を表示していたフイル
ムカウンタに「−−」を表示し、巻上げサブルー
チンのステツプ#59で点灯した「〓」マークを
消灯する(#112)。分周カウンタを“6”(即
ち、モータ駆動最長時間を3秒)に再設定して引
続き巻上げを行なう。
この巻上げでは、巻上げサブルーチンをコール
せずに、1駒スイツチS9の閉成(#114)及び
フレームスイツチS10の閉成(#115)を順次
確認する。ここで、巻上げサブルーチンをコール
しないのは「〓」マークを消灯しておき、1駒目
の「〓」マークと後述の3駒目の「〓」マークと
を組合わせて「〓」マークの点滅効果を持たせる
ためである。1駒スイツチS9の閉成とフレームス
イツチS10の閉成とを順次確認した時点では、2
駒分巻上げが終了しているので、「−−」を表示
していたカウンタに「 −」を表示し(#11
6)、前述の巻上げルーチン(#51)へ移行し
て、3駒目の巻上げを行なう。
INTAの割込み要因が巻戻しスイツチS5であつ
た場合INT2、まず、フイルムがスプール室側に
あるか否かを確認し(#118)、フイルムがス
プール室側になければ元のフローに戻り、フイル
ムがスプール室側にある時は巻戻しルーチンに移
行する。巻戻しルーチンでは巻戻開始フラグ
RF1、巻戻、表示フラグDF4のセツト、表示フラ
グDF1、BCフラグCF、巻戻途中フラグRF3のリ
セツト、分周カウンタの“6”のプリセツトを行
なう(#119)。ここで、巻戻表示フラグDF4
は後述のステツプ#129〜#133でフイルム
移送マークを点滅させるためのフラグである。次
に、分周割込みINTDとスイツチ割込みINTAを
許可し、点滅割込みINTTと測光割込みINTPを
禁止する(#120)。次に、モータ逆転信号を
出力する(#121)。
モータが逆転し始めることにより、フイルムが
巻戻される。マイコンはフイルムがスプール室側
にある場合(#122)、パーフオレーシヨンス
イツチS11の変化の確認(#123)とフレーム
スイツチS10の確認(#125)とを行なう。即
ち、巻戻し中にパーフオレーシヨンスイツチS11
の開閉状態が変化する毎に分周カウンタを“6”
に再設定する(#124)。また、フレームスイ
ツチS10が閉じると1駒分の巻戻し動作が終わつ
たことを意味するので、フイルムカウンタが
“0”になるまで(#126)1を減算して
(#127)、表示する(#128)。次に、1駒
分の巻戻し動作が終了するごとに巻戻表示フラグ
DF4を反転させて、フイルム巻戻しを示すフイル
ム移送マーク「〓」の点灯、消灯を繰返す(ステ
ツプ#129〜#132)。
フイルムがスプール室内からなくなると巻戻し
終了とみなして巻戻完了フラグRF2をセツトし
(#134)、モータを停止させ(#135)、巻
戻し完了を表示した(#138)後に昇圧制御1
のルーチン(#73)へ移行する。
INTAの割込み要因がメイン電池BAの装着で
あつた場合は、まず、巻戻し完了状態であるかを
巻戻完了フラグRF2で確認し(#139)、巻戻
し完了であれば前述のステツプ#134へ移行す
る。
一方、巻戻しが完了していなければ、巻戻し中
にメイン電池BAが抜かれた場合にセツト(#2
2)される巻戻途中フラグRF3を確認する(#1
40)。このフラグがセツトされている場合は、
前述のステツプ#118を経て巻戻しルーチンへ
移行し、セツトされていない時は裏蓋の開閉を判
定する(#141)。ここで、裏蓋が閉じていて、
フイルムカウンタが“0”の時(#142)は、
ステツプ#106へとんで初期ローデイングの動
作を行なう。
一方、フイルムカウンタが“0”でないか又は
裏蓋が開いていれば、表示フラグDF1を判定し
(#143)、セツトされていればフラグDF2及び
DF3をそれぞれセツトし(#144)、リセツト
されていれば前述のステツプ#99に移行する。
尚、上記スイツチ割込みは、内蓋判定、裏蓋判
定、巻戻し判定、電池有無判定の順で行なわれ
る。
上記実施例での裏蓋の開閉は、裏蓋を開閉する
機構に連動したスイツチS3により判定している
が、実際に裏蓋が開閉しているか否かを検出する
スイツチでも良い。そして、この裏蓋開閉スイツ
チが誤操作に対応するのは、カメラの振動あるい
はフイルムの巻上げ、巻戻し等のフイルムの移送
によつて、スイツチが開閉するときであり、例え
ば、スイツチ閉成時に裏蓋が閉じ、スイツチ開放
時に裏蓋が開く。
分周の割込みINTDは0.5秒が経過するごとに
この割込みが実行される。この割込み処理では、
昇圧開始時の4秒のカウントと、モータ最長駆動
時間の3秒のカウントを行なつている。まず、巻
上開始フラグWF2及び巻戻開始RF1がどちらもリ
セツトされていて巻上げでも巻戻しでもない(即
ち、昇圧開始)場合(#145,#146)、点
滅表示フラグDF3を確認する(#147)。この
フラグDF3がリセツトされていて点滅表示の必要
がない場合は、ストロボが昇圧動作中であるかど
うかをクロツク切換信号で判断し(#148)、
昇圧が完了していればメインルーチンへ移行す
る。一方、昇圧動作中であれば、フラグDF3がセ
ツトされていて点滅表示が必要な時と同じく、分
周カウンタから1を減算する(#149)。ここ
で、分周カウンタが“0”(即ち、4秒の計時が
終了)であれば、昇圧制御2のルーチンへ移行し
(#150)、“0”でなければ分周の割込みを許
可して(#151)から元のフローに戻る。
一方、巻上開始フラグWF2又は巻戻開始フラ
グRF1のどちらかセツトされていて巻上げ又は巻
戻し状態である時は、分周カウンタから1を減算
する(#153)。このとき、分周カウンタが
“0”でなければこの分周割込みINTDを許可し
てから元のフローに戻る(#155)。モータ駆
動最長時間の3秒が経過して分周カウンタが
“0”になると、巻上げ時は巻上開始フラグWF2
をリセツトし、巻戻し状態であれば巻戻開始RF1
をリセツトしてから、BCフラグCFをセツトする
(#159)。このBCフラグのセツトにより巻上
げ時又は巻戻し時に3秒以上の時間がかかり、電
池電圧が低下していることが記憶される。その
後、モータを停止させ(#160)、昇圧制御1
のルーチンに移行する。
点滅割込みINTTの処理では、電池電圧低下時
の全表示の点滅と、点滅表示フラグDF3のセツト
時のフイルムカウンタの点滅を行なつている。ま
ず、内部タイマの0.25秒のカウントが終了するご
とにこの点滅割込みが発生し、入力ポートを初期
化し(#161)、BCフラグCFを確認する
(#162)。このとき、BCフラグCFがセツトさ
れていると、この点滅割込みが発生するごとに全
表示フラグDF5を反転させて、表示部DSの全表
示の点灯、消灯を繰返し(#163〜#167)、
内部タイマを0.25秒にセツトして(#168)、
この点滅割込みを許可して(#169)から元の
フローに戻る。
次に、フレームの点滅は以下の様にしてなされ
る。即ち、ステツプ#162でBCフラグCF1
セツトされていない場合は、この点滅割込みが発
生するごとに表示フラグDF2を反転させて表示部
DSのフイルムカウンタの点灯、消灯を繰返し
(#171〜#175)、タイマカウンタに1を減
算する(#176)。タイマカウンタが“0”で
あれば(#177)、点滅フラグDF3をリセツト
し(#178)、フイルムカウンタを点灯させて
(#179)から元のフローに戻る。タイマカウ
ンタが“0”でなければ、前記ステツプ#168
へ移行して、点滅を続ける。
第9図は、上記第5図ないし第8図のマイコン
MCのフローのうち、本考案の要部に係る部分の
みを抽出して示す図である。
尚、このフローにおけるステツプの番号は第5
図ないし第8図の番号を共用する。まず、裏蓋が
開けられたことが裏蓋スイツチS3で検出される
(#93)と、フイルムカウンタの計数値Nは
“0”に設定される(#95)。尚、裏蓋が閉じて
いる場合のフイルムカウンタの値はそれまでのフ
イルム巻上げ回数に応じた値“Nになつているも
のとする。シヤツタレリーズがなされて露出が完
了する(#41,#42)。巻上げが開始される
(#51)と、フイルムが装填されているか否か
がフイルムスイツチS7によりステツプ#57で、
フイルムが正常に送られているか否かがパーフオ
レーシヨンスイツチS11により、ステツプ#58
でそれぞれ巻上げが完了する(#64)まで繰返
し検出される。ここで、フイルムが装填されてい
ない場合、又はフイルムが装填されていてフイル
ムが正常に送られている場合は、フラグWF1
リセツト(#60)によりフイルムカウンタの歩
進動作が許可される。一方、フイルムが装填され
ていてもフイルムが正常に送られていない場合
(即ち、正常な巻上げ時はフイルム1駒あたり例
えば4回開閉を繰返すパーフオレーシヨンスイツ
チS11が変化しない場合)は、フラグWF1のセツ
ト(#52)によりフイルムカウンタの歩進動作
が禁止される。
巻上げが完了すると、次に裏蓋が閉じているか
否かが裏蓋スイツチS3によりステツプ#67で、
フイルムカウンタの歩進動作が許可されているか
否かがフラグWF1の状態によりステツプ#68
で検出される。ここで、裏蓋が閉じており、且つ
フラグWF1がリセツト(即ち、フイルムカウン
タの歩進動作が許可)されている場合は、フイル
ムカウンタの計数値Nに1が加算され(#69)、
その後この計数値(N+1)が表示される(#7
1)。一方、裏蓋が開いている場合は直ちにステ
ツプ#71にとび、前述のステツプ#95でセツ
トされた値(即ち、計数値0)がフイルムカウン
タに表示される。裏蓋が閉じていてもフラグ
WF1がセツト(即ち、フイルムカウンタの歩進
動作が禁止)されている場合も直ちにステツプ
#71にとび、以前の計数値Nをそのまま表示す
る。即ち、フイルムカウンタの表示値は歩進しな
い。
第9図は、上記第5図ないし第8図のマイコン
MCのフローのうち、本考案の要部に係る部分を
抽出して示した図である。尚、このフローにおけ
るステツプ番号は第5図ないし第8図の番号を共
用する。まず、電池BAが装填されて給電が開始
されると、リセツトルーチンの作動を行なう。即
ち、マイコンMCのリセツト端REにパルスが与
えられ、これによりマイコンMCは入出力ポート
やRAMを初期設定する(#2)。次に、フイル
ムが装填されているか否かがスイツチS7の開閉状
態により判定され(#9)、フイルムが装填され
ている場合は表示フラグDF1ないしDF3をそれぞ
れセツトしてからステツプ#36から始まる測
光・露出・巻上げのルーチンに移行する。フイル
ムが装填されていない場合は直ちに上記ステツプ
#36から始まるルーチンに移行する。ここで、
フラグDF1は給電開始時にフイルムが装填されて
いた場合にセツトされるフラグ、フラグDF2はフ
イルムカウンタの点灯・消灯を0.25秒ごとに反転
して繰返すためのフラグ、フラグDF3はフイルム
カウンタの表示を3秒間だけ点滅させるためにセ
ツトされるフラグである。
さて、測光スイツチS1が閉じる(#36)こと
により測光動作がなされ、レリーズスイツチS2
閉じる(#37)ことによりシヤツタレリーズ動
作がなされ、引続いてフイルム巻上げ動作がなさ
れる。この巻上げ動作の完了後、フイルムカウン
タの計数値に“1”が加算され(#69)、その
値がフイルムカウンタで表示される(#71)。
次に、表示フラグDF3がセツトされているか否か
が判別され(#76)、リセツトされている場合
は後述のタイマ割込INTTを禁止したまま(#7
7)で上記ステツプ#36に戻る。一方、フラグ
DF3がセツトされている場合はタイマ割込INTT
がかかる周期を1/4秒に、割込の回数を12回に
設定し(#79)、タイマ割込INTTを許可して
(#81)から上記ステツプ#36に戻る。タイ
マ割込INTTが許可されることにより、マイコン
MCは計時動作を開始し、上記の1/4秒が経過
するごとにタイマ割込INTTがかかる。
タイマ割込INTTのルーチンにおいて、表示フ
ラグDF2がセツトされている場合はフラグDF2
リセツトされて(#172)、フイルムカウンタ
が消灯され(#173)、一方、表示フラグDF2
がリセツトされている場合はフラグDF2がセツト
されて(#174)フイルムカウンタが点灯され
る(#175)。即ち、タイマ割込INTTがかか
るごとにフイルムカウンタの点灯・消灯が反転す
る。これにより1/2秒周期でフイルムカウンタ
の表示が点滅する。次に3秒が経過しているか否
か(即ち、タイマ割込INTTの回数が12回を越え
たか否か)が判別され(#177)、越えていな
い場合はタイマ割込INTTを許可して(#16
9)からリターンし、再びタイマ割込INTTがか
かるのを待つ。一方、3秒を越えた場合は、表示
フラグDF1,DF3がリセツトされて上記点滅表示
は終了し(#179)、フイルムカウンタの表示
は正常な点灯状態に戻る。
フイルムカウンタの上記点滅動作は、表示フラ
グDF1がセツトされている限りは、フイルム1駒
の露出が終了するごとに、巻上げ完了後の時点に
3秒間だけ繰返される。上記ステツプ#10でセ
ツトされた表示フラグDF1は、カメラの裏蓋が開
けられてフイルムが取出されるか、又はフイルム
の巻戻し動作が終了するかするとリセツトされ
る。
効 果 上述のように、本考案によれば、電子式フイル
ムカウンタにおいて、電池交換による給電開始時
にフイルムが装填されていることが検出された場
合にのみ、フイルムカウンタの計数値の異常を示
す警告信号を出力するようにしたので、フイルム
使用中に電池を交換した場合のようにあと何駒の
フイルム撮影が可能かを使用者が知る必要がある
場合だけ計数値を再設定すべきことを使用者に警
告することができ、フイルム不使用時に電池を交
換した場合のように計数値の再設定があまり必要
でない場合は警告はなされない。従つて、従来の
ようにフイルム不使用時も不必要な警告がなされ
ることによる計数値の再設定または警告のリセツ
トが不要となり、真に計数値の再設定が必要な場
合だけ警告がなされるので、操作が便利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の全体回路構成を示
すブロツク図、第2図は第1図のスイツチS9
S10の構成を示す概略図、第3図は第1図の表示
部DSの表示態様を示す図、第4図は第1図の回
路部IFの具体例を示す回路図、第5図ないし第
8図は第1図のマイコンMCの動作を示すフロー
チヤート、第9図は本考案の要部の動作を示すフ
ローチヤートである。 #69……計数手段、DS……撮影駒数表示手
段、S7,#9……フイルム検出手段、C1,R10
MC……制御手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 電池から給電されてフイルムに対する撮影駒
    数を電気的に計数し、電池取外しに伴なう給電
    停止により計数値が損なわれる揮発性計数手段
    と、該計数手段の計数値に応じた表示を行なう
    撮影駒数表示手段と、フイルムが装填されてい
    るか否かを検出するフイルム検出手段と、前記
    電池による給電開始に応答して作動し、給電開
    始時に前記検出手段によりフイルム装填が検出
    された場合に前記計数手段の計数値異常を示す
    警告信号を前記表示手段に与える制御手段とを
    備えたカメラのフイルムカウンタ。 2 制御手段の警告信号は、撮影駒数表示手段で
    表示される計数値を点滅表示させるための信号
    である実用新案登録請求の範囲第1項記載のカ
    メラのフイルムカウンタ。 3 制御手段はカメラの所定作動終了時に警告信
    号の表示手段への伝達を許可する実用新案登録
    請求の範囲第1項および第2項のいずれかに記
    載のカメラのフイルムカウンタ。 4 カメラの所定作業はフイルム巻上げ動作であ
    る実用新案登録請求の範囲第3項に記載のカメ
    ラのフイルムカウンタ。 5 電池は、揮発性計数手段および制御手段に給
    電する小容量の電池と前記計数手段、制御手段
    および露出制御手段に給電する大容量の電池と
    を含み、制御手段は大容量電池による給電開始
    の場合にのみ警告信号の前記表示手段への伝達
    を許可する実用新案登録請求の範囲第1項に記
    載のカメラのフイルムカウンタ。
JP1899886U 1985-11-26 1986-02-12 Expired - Lifetime JPH052917Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1899886U JPH052917Y2 (ja) 1986-02-12 1986-02-12
US06/934,637 US4760414A (en) 1985-11-26 1986-11-25 Electronic circuitry for photographic camera
US06/934,634 US4857946A (en) 1985-11-26 1986-11-25 Film winding-up system for photographic camera
US07/492,297 US4975721A (en) 1985-11-26 1990-02-28 Electronic circuitry for photographic camera
US07/959,526 US5235378A (en) 1985-11-26 1992-10-13 Electronic circuit for a camera having means for suspending operation of the microcomputer program after the start of the electronic flash voltage boosting operation

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JPS6289635U JPS6289635U (ja) 1987-06-08
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JP2982960B2 (ja) * 1988-02-26 1999-11-29 オリンパス光学工業株式会社 自己チェック機能を有するカメラ

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