JPH05290039A - 文書入力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】複数の文書の同時編集を行い同一の文書として
連結することで文書入力の時間を短縮できる文書入力装
置を提供すること。 【構成】第１および第２の入力手段２，３と第１および
第２の表示手段６，７と編集した最終結果の文字データ
を記憶する第１および第２の記憶手段８，９とをそれぞ
れ１個ずつ組合せて１個の入力制御単位とし、この入力
制御単位を複数個設け、この複数個の入力制御単位を入
出力制御手段１３で制御し、編集手段４で編集し、デー
タ連結手段１０が入出力制御手段１３を介して複数の入
力制御単位に属する第１および第２の記憶手段８，９か
ら文字データを読み出し、読み出した文字データの連結
を行う構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は文書入力装置に関し、特
に複数の文書の同時編集を行う文書入力装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】図３のブロック図に示すように、従来の
文書入力装置３１は、入力の開始と終了のコマンドおよ
び文字データを入力する入力手段３２と、入力手段３２
の入力した文字データを編集する編集手段３３と、編集
中および編集後の文字データを記憶する記憶手段３４
と、入力した文字データおよび編集した文字データを表
示する表示手段３５と、各手段を制御する入出力制御手
段３６とを備えている。

【０００３】次にこの従来の文書入力装置の動作につい
て説明する。

【０００４】はじめに入力手段３２を操作して入力開始
コマンドを入力すると、入力可能を促すメッセージが入
出力制御手段３６により表示手段３５に表示され、操作
員によるデータ入力が可能となる。これにより操作員は
入力手段３２から順次データを入力していき、入力した
データを入出力制御手段３６を介して編集手段３３に渡
す。編集手段３３は、入力した文字データの編集を行
い、この結果は入出力制御手段３６を介して表示手段３
５に表示する。又、入力処理を終了する場合は、入力手
段３２から終了コマンドを入力する。入力手段１から入
力した終了コマンドは、入出力制御手段３６が入力終了
と判断し、編集済の文字データを記憶手段３４に記憶す
る。以上の動作で一文書作成における入力処理は完了す
る。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】上述した従来の文書入
力装置は、一組の入力手段と表示手段と記憶手段とで構
成しているので、操作員は、文書入力装置ごとに一人ず
つ専任となり、長い文書や頁ものを入力する場合にかな
りの入力時間を必要とし、作業効率が悪くなるという問
題点がある。

【０００６】本発明の目的は、複数の文書の同時編集を
行い同一の文書として連結することで文書入力の時間を
短縮できる文書入力装置を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明の文書入力装置
は、入力の開始と終了のコマンドおよび文字データを入
力する入力手段と、この入力手段の入力した文字データ
を編集する編集手段と、編集中の文字データを記憶する
記憶手段と、前記入力した文字データおよび前記編集し
た文字データを表示する表示手段と、前記各手段を制御
する入出力制御手段とを備え文書を編集し出力する文書
入力装置において、前記入力手段と前記表示手段と編集
した最終結果の文字データを記憶する記憶手段とをそれ
ぞれ１個ずつ組合せて１個の入力制御単位とし、この入
力制御単位を複数個設け、この複数個の入力制御単位を
前記入出力制御手段で制御する構成である。

【０００８】本発明の文書入力装置は、複数の入力制御
単位に属する記憶手段から文字データを読み出し前記読
み出した文字データの連結を行うデータ連結手段と、複
数の入力手段の入力する文書データを前記入力制御単位
に振り分ける編集振り分け手段とを設けてもよい。

【０００９】本発明の文書入力装置は、入力表示制御手
段が複数の入力制御単位に属する表示手段を複数個同時
に制御し、入出力制御手段が前記複数の入力制御単位に
対応して制御を実行するための連結判定テーブルを有し
てもよい。

【００１０】

【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。

【００１１】図１は本発明の一実施例のブロック図であ
る。

【００１２】本実施例の文書入力装置１は、入力の開始
と終了のコマンドおよび文字データを入力する入力制御
単位ごとに設けた第１および第２の入力手段２，３と、
第１および第２の入力手段２，３の入力した文字データ
を編集する編集手段４と、編集中の文字データを記憶す
る記憶手段５と、入力した文字データおよび編集した文
字データを表示する第１および第２の表示手段６，７
と、第１および第２の入力手段２，３の入力した文字デ
ータから編集手段４が編集した編集結果の文字データを
記憶する第１および第２の記憶手段８，９と、第１およ
び第２の記憶手段８，９から文字データを読み出し読み
出した文字データの連結を行うデータ連結手段１０と、
第１および第２の入力手段２，３の入力する文書データ
を、入力制御単位に振り分ける編集振り分け手段１１
と、第１および第２の表示手段６，７を同時に制御する
入力表示制御手段１２と、複数の入力制御単位に対応し
て制御を実行するための連結判定テーブルを有じ文書入
力装置１内の各手段を制御する入出力制御手段１３とを
備えでいる。

【００１３】図２は入出力制御手段で使用する連結判定
テーブルのデータの構成を示す図である。

【００１４】入力制御単位２０は、第１および第２の入
力手段で代表される入力制御単位を示す領域であり、文
書名２１は、各入力制御単位ごとに入力手段から入力し
た文書名を記憶する領域であり、開始状態２２は、各入
力制御単位ごとに入力の開始状態を示す領域であり、終
了状態２３は各入力制御単位ごとに制御の終了状態を示
す領域であり、連結順序２４は、文書の連結順序を決め
る領域である。

【００１５】次に動作について説明する。

【００１６】まず、第１の入力手段２を操作して入力開
始コマンドと文書名と連結順序を入力すると、この入力
開始条件は入力表示制御手段１２に伝わり、入力表示制
御手段１２は、どの入力手段から入力したかの情報を付
加し、入出力制御手段１３に伝える。次に入出力制御手
段１３は、連結判定テーブル内の入力制御単位２０で第
１の入力手段を選択し、これに属する文書名２１の領域
に文書名をセットし、更に開始状態２２の領域に開始フ
ラグ、連結順序２４の領域に連結順序フラグをそれぞれ
セットする。同時に入力可能を促すメッセージを第１の
表示手段６に表示し、第１の入力手段２でのデータ入力
を可能とする。

【００１７】一方、第２の入力手段３も同様に入力開始
条件を入力すると、入出力制御手段１３は、連結判定テ
ーブル内の入力制御単位２０で第２の入力手段を選択
し、これに属する文書名２１の領域に文書名をセット
し、更に開始状態２２の領域に開始フラグ、連結順序２
４の領域に連結順序フラグをそれぞれセットする。同時
に入力可能を促すメッセージを第２の表示手段７に表示
し、第２の入力手段３でのデータ入力も可能とする。

【００１８】これにより各操作員は、各々の入力手段か
らデータを入力し、入力したデータは、入出力制御手段
１３が編集振り分け手段１１で、第１および第２の入力
手段２，３のいずれの入力情報であるかを区分け後、編
集手段４に渡される。編集手段４では編集を行い、結果
を入出力制御手段１３および入力表示制御手段１２を介
し、該当する第１の表示手段６あるいは第２の表示手段
７に表示する。最後に処理を終了する場合は、第１の入
力手段２から終了コマンドを入力すると、これを入力表
示制御手段１２で判別し、入出力制御手段１３に終了コ
マンドを渡す。これにより入出力制御手段１３は、第１
の入力手段２の入力は終了と判断し、連結判定テーブル
の終了状態２３の領域に終了フラグをセットすると共
に、該当する第１の記憶手段８に最終のデータを記憶す
る。また第２の入力手段３からの処理を終了させる場合
も第１の入力手段２と同様に、終了コマンドを入力する
と入出力制御手段１３は、第２の入力手段３の入力終了
と判断し、連結判定テーブルの終了状態２３の領域に終
了フラグをセットすると共に、該当する第２の記憶手段
９に最終のデータを記憶する。これで双方の処理が終了
したこととなり、これを受けてデータ連結手段１０は、
入出力制御手段１３内の連結判定テーブルをサーチし、
連結判定テーブルから双方の文書名２１の領域の文書名
が同一になっている場合は、１文書複数入力と判断し、
入出力制御手段１３を介して第一の記憶手段８および第
２の記憶手段９から最終データを呼び出し、連結判定テ
ーブル内の連結順序２４に格納してある連結フラグに従
って連結し、この結果を記憶手段５に記憶する。

【００１９】又、連結判定テーブルから文書名が同一で
ないことが判明した場合は、複数文書複数入力と判断
し、入出力制御手段１３を介して第１の記憶手段８およ
び第２の記憶手段９からデータを呼び出し、別々の文書
名で記憶手段５に記憶する。これにより１文書あるいは
複数文書の処理は終了する。

【００２０】なお、この発明は実施例に示した２入力制
御単位のみに限定されず、入力手段と表示手段と入力表
示制御手段と記憶手段とを増加することにより、更に同
時進行の入力が可能となり効率よく作業を行うことが可
能である。

【００２１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明は、入力手
段と表示手段と編集した最終結果の文字データを記憶す
る記憶手段とをそれぞれ１個ずつ組合せて１個の入力制
御単位とし、この入力制御単位を複数個設け、この複数
個の入力制御単位を入出力制御手段で制御し、データ連
結手段が入出力制御手段を介して複数の入力制御単位に
属する記憶手段から文字データを読み出し、読み出した
文字データの連結を行うことにより、複数の文書の同時
編集を行い同一の文書として連結することで文書入力の
時間を短縮できるという効果が有る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例のブロック図である。

【図２】入出力制御手段で使用する連結判定テーブルの
データの構成を示す図である。

【図３】従来の文書入力装置のブロック図である。

【符号の説明】

１ 文書入力装置 ２ 第１の入力手段 ３ 第２の入力手段 ４ 編集手段 ５ 記憶手段 ６ 第１の表示手段 ７ 第２の表示手段 ８ 第１の記憶手段 ９ 第２の記憶手段 １０ データ連結手段 １１ 編集振り分け手段 １２ 入力表示制御手段 １３ 入出力制御手段 ２０ 入力制御単位 ２１ 文書名 ２２ 開始状態 ２３ 終了状態 ２４ 連結順序

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 入力の開始と終了のコマンドおよび文字
   データを入力する入力手段と、この入力手段の入力した
   文字データを編集する編集手段と、編集中の文字データ
   を記憶する記憶手段と、前記入力した文字データおよび
   前記編集した文字データを表示する表示手段と、前記各
   手段を制御する入出力制御手段とを備え文書を編集し出
   力する文書入力装置において、前記入力手段と前記表示
   手段と編集した最終結果の文字データを記憶する記憶手
   段とをそれぞれ１個ずつ組合せて１個の入力制御単位と
   し、この入力制御単位を複数個設け、この複数個の入力
   制御単位を前記入出力制御手段で制御することを特徴と
   する文書入力装置。
2. 【請求項２】 複数の入力制御単位に属する記憶手段か
   ら文字データを読み出し前記読み出した文字データの連
   結を行うデータ連結手段と、複数の入力手段の入力する
   文書データを前記入力制御単位に振り分ける編集振り分
   け手段とを設けることを特徴とする請求項１記載の文書
   入力装置。
3. 【請求項３】 入力表示制御手段が複数の入力制御単位
   に属する表示手段を複数個同時に制御し、入出力制御手
   段が前記複数の入力制御単位に対応して制御を実行する
   ための連結判定テーブルを有することを特徴とする請求
   項１記載の文書入力装置。