JPH052896A - 不揮発性半導体記憶装置およびその試験方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその試験方法

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JPH052896A
JPH052896A JP3153405A JP15340591A JPH052896A JP H052896 A JPH052896 A JP H052896A JP 3153405 A JP3153405 A JP 3153405A JP 15340591 A JP15340591 A JP 15340591A JP H052896 A JPH052896 A JP H052896A
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cell
test
voltage
data
memory device
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Yoshinori Tsujimura
善徳 辻村
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu VLSI Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気的にデータの書き込みおよび消去がなさ
れる不揮発性半導体装置およびその試験方法に関し、保
証試験に要する時間を短縮し、しかも信頼性を向上させ
ることを目的としする。 【構成】 外部からの設定により装置内を通常モードと
試験モードに切り換え、切り換えたモード状態を保持す
るバーンインセルと、前記通常モードの時にのみアクセ
スがなされるリアルセルと、前記試験モードの時にのみ
アクセスがなされるテストセルと、前記試験モードの時
に、データの書き込みまたは消去用の電圧を通常モード
の時よりも高くする書換え電圧昇圧手段(16、17)
と、前記試験モードの時に、アクセスのない時にセルの
コントロールゲートに通常モードの時よりも高い電圧を
印加するCG電圧昇圧手段(18)とを備えるように構
成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気的にデータの書き
込みおよび消去がなされる不揮発性半導体記憶装置およ
びその試験方法に関する。
【0002】電気的にデータの書き込みおよび消去がな
される不揮発性半導体記憶装置(以下、「E2 P−RO
M」という)の特性においては、書換え回数に対する保
証が大きな問題である。すなわち、カタログ上の書換え
回数の値を保証しようとした場合には、メーカー側にお
いては、その何倍もの書き換えをして、その上で不良の
発生がないことを確認しなければならない。さらにE2
P−ROMの特性においては、データ保証特性も問題に
なってくる。これはデータを書き込んだ後にそのデータ
をどれだけの期間保持できるかを保証するもので、仕様
上では年単位の保証となっていて、メーカー側はこれに
対する試験による保証も重要となっている。
【0003】
【従来の技術】周知のように、FLOTOX(Floating
Gate Tunnel Oxide)型のE2 P−ROMに構成される
セルには、フローティングゲートが構成され、そのフロ
ーティングゲートの一部分に非常に薄い酸化膜の領域
(トンネル部)があり、そこを介して電流を流し、フロ
ーティングゲートへの電子注入またはフローティングゲ
ートからの電子放出を行うことにより、データの消去ま
たは書き込みがおこなわれる。このセルにはコントロー
ルゲート、セレクトゲート、ソース電極、およびドレイ
ン電極が形成されていて、セレクトゲートとドレイン電
極に20Vの電圧を印加することにより、データの書き
込みとなるフローティングゲートからの電子放出がなさ
れ、コントロールゲートとセレクトゲートに20Vの電
圧を印加することにより、データの消去となるフローテ
ィングゲートへの電子の注入がなされる。20Vの電圧
は、装置内部に電源電圧を昇圧する昇圧回路を備え、デ
ータの書き込みまたは消去の際にその昇圧回路から作成
されている。
【0004】このようなE2 P−ROMに対して、従来
における書換え回数保証試験は、高温環境下において高
温によるストレスを与えた状態で、書き込みおよび消去
の書き換え動作を数万回単位で繰り返えすことにより行
なっていた。また、データ保持特性の保証試験は、同じ
く高温環境下でストレスを与え、かつ通電状態にして一
定期間放置することにより行なっていた。また、従来の
試験では、装置内部を試験モードにするために、外部の
試験装置からあらかじめ決められた端子に通常使用する
電圧(例えば5V)よりも高い電圧(例えば15V)
が、試験モードにする間に加えられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のE2 P−ROMの書換え回数の保証試験では、書換
え回数の保証値の何倍もの書き換えを行なっているた
め、試験にはかなりの時間が必要となっていた。また、
データ保持特性の保証試験でも、保証期間が10年程に
もなるため、高温下でストレスを与えた状態とはいえ、
放置する試験期間もかなり長いものとなっていた。
【0006】このように従来の保証試験にともなう時間
と工数は多大で、結果的に製品の価格に影響し、テスト
コストの点から課題となっていた。また、保証試験は製
品を使用して行われることから、当然従来では抜き取り
試験となり、全数に対する保証とはならないため、信頼
性の点においても課題となっていた。
【0007】本発明は、このような課題に鑑みて創案さ
れたもので、保証試験に要する時間を短縮し、しかも信
頼性を向上させることのできる不揮発性半導体記憶装置
およびその試験方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1の本発明は、電気的にデータの書き込みおよび
消去がなされる不揮発性半導体記憶装置において、外部
からの設定により装置内を通常モードと試験モードに切
り換え、切り換えたモード状態を保持するバーンインセ
ルと、前記通常モードの時にのみアクセスされるリアル
セルと、前記試験モードの時にのみアクセスされるテス
トセルと、前記試験モードの時に、データの書き込みま
たは消去用の電圧を通常モードの時よりも高くする書換
え電圧昇圧手段と、前記試験モードの時に、アクセスの
ない時にセルのコントロールゲートに通常モードの時よ
りも高い電圧を印加するCG電圧昇圧手段とを備えるよ
うに構成する。
【0009】請求項2の本発明は、前記請求項1記載の
不揮発性半導体記憶装置の試験方法であって、前記不揮
発性半導体記憶装置を高温環境下に置き、前記バーンイ
ンセルを試験モードに設定して、前記テストセルへのデ
ータの書き込みおよび消去を、前記書換え電圧昇圧手段
により通常モード時よりも高い電圧で行なうようにし、
前記テストセルへのデータの書き込みおよび消去のアク
セスを、所定回数繰り返し、そのアクセス終了後に書き
込みデータの読み出し、照合を行なって判定するように
構成する。
【0010】請求項3の本発明は、前記請求項1記載の
不揮発性半導体記憶装置の試験方法であって、前記不揮
発性半導体記憶装置を高温環境下に置き、前記バーンイ
ンセルを通常モードに設定して、前記リアルセルに所定
のデータの書き込みを行い、次に、前記バーンインセル
を試験モードに設定して、前記テストセルに所定のデー
タの書き込みを行い、その後、アクセスを行なわずに、
前記CG電圧昇圧手段によりセルのコントロールゲート
に通常モード時よりも高い電圧が印加された状態で、所
定時間放置し、その所定時間経過後に前記テストセルお
よびリアルセルから書き込みデータを読み出し、照合を
行なって判定するように構成する。
【0011】
【作用】請求項1の本発明である不揮発性半導体記憶装
置では、外部からバーンインセルにアクセスがなされ、
通常モードまたは試験モードに設定される。通常モード
に設定された時には、記憶装置に対するデータの書き込
み、消去、読み出しのアクセスはリアルセルに対しての
みなされる。試験モードに設定された時には、記憶装置
に対するデータの書き込み、消去、読み出しのアクセス
はテストセルに対してのみなされ、そしてそのデータの
書き込みおよび消去においてアクセスされたセルに印加
される電圧は、書換え電圧昇圧手段により通常モード時
よりも高い電圧にされる。また、試験モードの時には、
データの書き込み、消去、読み出しのアクセスのない時
に、CG電圧昇圧手段により各セルのコントロールゲー
トには通常モード時よりも高い電圧が印加される。
【0012】請求項2の本発明の試験方法では、高温環
境下に置いてストレスを与えるとともに、バーンインセ
ルにアクセスして試験モードに設定し、データの書き込
みおよび消去のアクセスを繰り返す。このときのアクセ
スされるテストセルには、書換え電圧昇圧手段によりデ
ータの書き込みおよび消去のための電圧が通常モード時
よりも高い電圧で印加されるため、より厳しいストレス
が与えられてのデータ書換え保証試験となる。
【0013】請求項2の本発明の試験方法では、高温環
境下に置いてストレスを与えるとともに、リアルセル、
テストセルともに所定のデータの書き込みを行った後
に、試験モードに設定し、アクセスをしないで所定の時
間放置する。このときの全セルには、CG電圧昇圧手段
によりコントロールゲートに通常モード時よりも高い電
圧が印加されるため、データ保持が不安定な状態にされ
てのデータ保持保証試験となる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。図1は、本発明の不揮発性半導体記憶装
置(E2 P−ROM)の一実施例の概略構成図である。
同図において、1はE2 P−ROM、2は試験装置であ
る。E 2 P−ROM1において、11は通常モード時に
データ記憶用としてアクセスされるリアルセル(REAL C
ELL)、12は試験モード時のみアクセスがなされるテ
ストセル(TEST CELL )、13はバーンインセル(B/I
CELL)であり、データが書き込まれたときにバーンイン
アクティブ(BIA)信号をオンにし、装置内を試験モ
ードに切り換えてその状態を保持し、消去されたときに
はBIA信号をオフにして装置内を通常モードにしてそ
の状態を保持する。14はそのバーンインセル13への
書き込み回路であり、外部からのバーンインセル書き込
み信号によりバーンインセル13への書き込みを行な
い、バーンインセル消去信号によりバーンインセル13
の消去を行なう。15はチップセレクトバッファ(CS B
UFFER)であり、外部からE2 P−ROM1へのアクセ
ス信号であるチップセレクト(CS)信号とバーンイン
セル13から出力されるBIA信号を入力し、両信号の
論理によりリアルセル11をセレクトするSELR信
号、テストセル12をセレクトするSELT信号、後述
するデータ保持電圧作成回路18を制御するBI0信号
を出力する。16および17は、本発明の書換え電圧昇
圧手段である。16は昇圧回路であり、外部からのリア
ルセル11またはテストセル12への書き込みまたは消
去時のアクセスにより作動して、書き込みまたは消去に
必要な書換え電圧Vppを電源電圧Vccを昇圧して作成
し、リアルセル11またはテストセル12へ供給する。
17はクランプ回路であり、昇圧回路16から出力され
た書き換え電圧Vppを監視し、所定の電圧を超えた時に
昇圧回路16へのSTP信号をオンにし、所定の電圧ま
で下降した時にオフにする。本実施例ではチップセレク
トバッファ15から出力されるSELR信号とSELT
信号が入力され、それらの信号により監視する所定の電
圧値が異なるようにされている。昇圧回路16ではクラ
ンプ回路17からの信号STPがオンになると、その信
号STPがオフになるまで昇圧を停止する。18は本発
明のCG電圧昇圧手段であるデータ保持電圧作成回路で
あり、チップセレクトバッファ15からのBI0信号が
オンになると、リアルセル11およびテストセル12の
各セルのコントロールゲートへデータ保持電圧を出力す
る。
【0015】図2は、上記構成におけるリアルセル11
とテストセル12の選択に関する詳細な回路図である。
同図(a)において、WL0 〜WLm はアドレスライン
からデコードされたワードラインである。BL1 〜BL
n はリアルセルアレイ11aのビットラインであり、B
LT1 〜BLTl はテストセルアレイ12aのビットラ
インである。それぞれのビットラインにはトランジスタ
が介挿されていて、それぞれのトランジスタへの制御信
号Y1 〜Yn 、YT1〜YTl へは、アドレスラインの
デコード信号が入力され、いずれかがオンにされること
により、ビットラインのうちの1つが選択されるように
なされている。
【0016】同図(b)はビットラインデコーダの回路
図である。ビットラインデコーダ20にはチップセレク
トバッファ15から出力されるSELR信号とSELT
信号とビットラインを選択するアドレスラインAD0
ADx が入力されている。同図に示すように、本実施例
では、2つのデコーダ20a、20bが構成されてい
る。一方のデコーダ20aには、SELR信号とアドレ
スラインAD0 〜ADx が入力されてデコードされ、前
記トランジスタへの制御信号Y1 〜Yn を出力するよう
になされ、他方のデコーダ20bには、SELT信号と
アドレスラインAD0 〜ADx が入力されてデコードさ
れ、前記トランジスタへの制御信号YT1 〜YTl を出
力するようになされている。すなわち、SELR信号が
オンの時には制御信号Y1 〜Ynが出力されてリアルセ
ルアレイ11aのいずれかのビットラインが選択される
ようにされ、SELT信号がオンの時には制御信号YT
1 〜YTl が出力されてテストセルアレイ12aのいず
れかのビットラインが選択されるようになされている。
【0017】図3は、図1に示したクランプ回路17の
詳細な回路図である。クランプ回路はソースとゲートを
ショートさせて定電流負荷としたMOSトランジスタを
直列に接続して、その接続するトランジスタの数によ
り、あらかじめ定めた電圧値を監視してその電圧値を超
えた時にSTP信号を出力するようにしたものである。
同図に示すように、本実施例では、2つのクランプ回路
17a、17bとOR回路17cが構成され、それぞれ
のクランプ回路17a、17bには昇圧回路16の出力
する書換え電圧Vppが入力される。一方のクランプ回路
17aには、定電流負荷としたMOSトランジスタがa
個接続され、その最終段に制御用のトランジスタT1
介挿され、そのゲートに制御信号としてSELR信号が
入力されている。他方のクランプ回路17bには、定電
流負荷としたMOSトランジスタがb個接続され、その
最終段に制御用のトランジスタT2 が介挿され、そのゲ
ートに制御信号としてSELT信号が入力されている。
そして、それぞれのクランプ回路17a、17bの出力
はOR回路17cを介してSTP信号として出力される
ようになされている。すなわち、チップセレクトバッフ
ァ15からSELR信号が出力された場合には、クラン
プ回路17aが作動して設定されている書換え電圧を監
視してSTP信号を出力し、チップセレクトバッファ1
5からSELT信号が出力された場合には、クランプ回
路17bが作動して設定されている書換え電圧を監視し
てSTP信号を出力するように構成されている。
【0018】図4は、図1に示したデータ保持電圧作成
回路18の詳細図である。同図に示すように、データ保
持電圧作成回路18は、ゲートにBI0信号を入力した
トランジスタT3 により電源電圧Vccを出力制御するも
のである。すなわち、チップセレクトバッファ15から
BI0信号が出力されると、トランジスタT3 がオンし
て電源電圧Vccが出力される。その電源電圧Vccはリア
ルセル11およびテストセル12の各セルのコントロー
ルゲート(CG)へ印加されるようになされている。
【0019】図5は、本実施例のE2 P−ROMの信号
論理と動作の説明図である。本実施例のE2 P−ROM
では、図1に示したように、外部からバーンインセル書
き込み回路14を介してバーンインセル13に書き込み
があると、バーンインセル13はBIA信号を発して装
置内部を試験モードにする。すなわち、図5に示すよう
に、BIA信号が論理“H”になった時が試験モードと
なり、この状態で、アクセス信号として論理“H”のチ
ップセレクト(CS)信号が入力された時には、チップ
セレクトバッファ15はSELT信号をオンにする。こ
れによりテストセル12のみが選択されることになり、
外部からの書き込み、消去、読み出しに係わるアクセス
は、図2において説明したように、テストセルアレイ1
2aのうちのいずれかのセルがアクセスされ、リアルセ
ルアレイ11aはアクセスされない。また、この状態で
は図3に示したように、クランプ回路17bに設定され
ている監視電圧により、昇圧回路16において昇圧され
る書換え電圧が決まり、その書換え電圧が書き込みまた
は消去のときにテストセル12に供給される。
【0020】そして、BIA信号が論理“H”の時に、
CS信号が論理“L”にされると、チップセレクトバッ
ファ15はBI0信号をオンにする。これにより、デー
タ保持電圧作成回路18が作動し、リアルセル11とテ
ストセル12の全てのセルのコントロールゲートに電源
電圧Vccが印加されることになる。
【0021】一方、バーンインセル13が消去されてB
IA信号が論理“L”にされた時には、CS信号が論理
“H”でリアルセル11がスタンバイの状態となり、C
S信号が論理“L”にされると、チップセレクトバッフ
ァ15はSELR信号をオンにする。これによりリアル
セル11のみが選択され、外部からの書き込み、消去、
読み出しに係わるアクセスは、図2において説明したよ
うに、リアルセルアレイ11aのうちのいずれかのセル
がアクセスされ、テストセルアレイ12aはアクセスさ
れない。また、この状態では図3に示したように、クラ
ンプ回路17bに設定されている監視電圧値により、昇
圧回路16において昇圧される書換え電圧が決まり、そ
の書換え電圧が書き込みまたは削除のときにリアルセル
11に供給される。
【0022】次に、本実施例のE2 P−ROMの特性保
証試験を説明する。図6は、本実施例のE2 P−ROM
の通常時と試験時の条件表である。同表に示す条件にお
けるE2 P−ROMは、図3に示したクランプ回路17
aが20V、クランプ回路17bが25Vの監視電圧に
設定され、データ保持電圧作成回路18のVccは7Vに
設定される。特性保証試験は、150°Cの温度環境下
にE2 P−ROMを置き、書換え回数保証試験とデータ
保持保証試験について行われる。書換え回数保証試験
は、試験装置2が、まずE2 P−ROM1のバーンイン
セル書き込み回路14にアクセスしてバーンインセル1
3に書き込みを行い、BIA信号を“H”にして装置内
を試験モードに設定し、次にCS信号を論理“H”にす
る。そしてテストセル12の各セルを順次アクセスして
データを書き込み、消去を行う。このデータの書き込
み、消去を所定回数繰り返す。このときのデータ書き込
み消去は、その書き込み消去に伴うゲートへの電圧印加
が通常時の20Vと異なり25Vが印加され、実使用条
件よりも厳しいストレスが与えられて行なわれる。所定
回数の書き込み、消去が終了するとテストセル12の各
セルに対して正常に書き込み、消去がなされるかどうか
をチェックする。正常であれば、次にデータ保持保証試
験が行われる。データ保持保証試験は、CS信号を論理
“L”にしてリアルセル11とテストセル12の全ての
セルのコントロールゲートに7Vを印加して、データ保
持を不安定にした状態で所定の時間放置する。所定時間
の経過後にデータの読み出しを行い、書き込みデータと
の照合を行ってデータの保持をチェックする。
【0023】このように、本実施例では、書換え回数保
証試験においては、通常の書き込みおよび消去に使われ
る20Vの電圧よりも、さらに高電圧な25Vの電圧で
書き込みおよび消去が行なわれ、セルに実使用条件より
も厳しいストレスを与えての試験となるため、従来より
も少ない書換え回数で保証試験が達成でき、試験時間が
短縮される。また、データ保持保証試験においては、通
常時のデータ保持状態のときにコントロールゲートへ印
加されている電圧よりもの高い電圧が印加され、データ
保持状態が不安定になる電圧状態にされての試験となる
ため、従来よりも短い放置時間で保証試験が達成でき、
試験時間が短縮される。
【0024】また、本実施例の試験は、E2 P−ROM
にテストの時のみ使用するテストセルを設けて行われる
ため、全数に対する試験が実施でき、特性保証の信頼性
が向上する。
【0025】さらに、本実施例のE2 P−ROMには、
装置内部を試験モードにするバーンインセルを設けてい
るため、試験装置において特別な電圧を作成する必要が
なく、また試験モードにある間に特別な電圧をE2 P−
ROMに入力しておく必要もなく、試験装置の負担を軽
減するものとなっている。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、セル
に実使用条件より厳しいストレスを内部において加える
ことにより時間的により加速された特性保証試験として
いるため、試験時間を短縮する効果が大である。また、
テストセルを設けたことにより全数試験が可能になるた
め、信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のE2 P−ROMの一実施例の概略構成
図である。
【図2】実施例におけるリアルセルとテストセルのセレ
クトに関する詳細な回路図である。
【図3】実施例のクランプ回路の詳細な回路図である。
【図4】実施例のデータ保持電圧作成回路の詳細図であ
る。
【図5】本実施例におけるE2 P−ROMの信号論理と
動作の説明図である。
【図6】本実施例のE2 P−ROMの通常時と試験時の
条件表である。
【符号の説明】
1…E2 P−ROM 2…試験装置 11…リアルセル 12…テストセル 13…バーンインセル 14…バーンインセル書き込み回路 15…チップセレクトバッファ回路 16…昇圧回路 17、17a、17b…クランプ回路 18…データ保持電圧作成回路 11a…リアルラインアレイ 12a…テストラインアレイ WL…ワードライン BL…ビットライン 20、20a、20b…ビットラインデコーダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的にデータの書き込みおよび消去が
    なされる不揮発性半導体記憶装置において、外部からの
    設定により装置内を通常モードと試験モードに切り換
    え、切り換えたモード状態を保持するバーンインセル
    (13)と、前記通常モードの時にのみアクセスがなさ
    れるリアルセル(11)と、前記試験モードの時にのみ
    アクセスがなされるテストセル(12)と、前記試験モ
    ードの時に、データの書き込みまたは消去用の電圧を通
    常モードの時よりも高くする書換え電圧昇圧手段(1
    6、17)と、前記試験モードの時に、アクセスのない
    時にセルのコントロールゲートに通常モードの時よりも
    高い電圧を印加するCG電圧昇圧手段(18)と、を備
    えたことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
    の試験方法であって、前記不揮発性半導体記憶装置を高
    温環境下に置き、前記バーンインセル(13)を試験モ
    ードに設定して、前記テストセル(12)へのデータの
    書き込みおよび消去を、前記書換え電圧昇圧手段(1
    6、17)により通常モード時よりも高い電圧で行なう
    ようにし、前記テストセル(12)へのデータの書き込
    みおよび消去のアクセスを、所定回数繰り返し、そのア
    クセス終了後に書き込みデータの読み出し、照合を行な
    って判定することを特徴とする不揮発性半導体記憶装置
    の試験方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の不揮発性半導体記憶装置
    の試験方法であって、前記不揮発性半導体記憶装置を高
    温環境下に置き、前記バーンインセル(13)を通常モ
    ードに設定して、前記リアルセル(11)に所定のデー
    タの書き込みを行い、次に、前記バーンインセル(1
    3)を試験モードに設定して、前記テストセル(12)
    に所定のデータの書き込みを行い、その後、アクセスを
    行なわずに、前記CG電圧昇圧手段(18)によりセル
    のコントロールゲートに通常モード時よりも高い電圧が
    印加された状態で、所定時間放置し、その所定時間経過
    後に前記テストセル(12)およびリアルセル(11)
    から書き込みデータを読み出し、照合を行なって判定す
    る、ことを特徴とする不揮発性半導体記憶装置の試験方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003045197A (ja) * 2001-06-29 2003-02-14 Hynix Semiconductor Inc 半導体メモリ装置及びそのテスト方法
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