JPH05288990A - 変倍ファインダ光学系 - Google Patents

変倍ファインダ光学系

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JPH05288990A
JPH05288990A JP9450792A JP9450792A JPH05288990A JP H05288990 A JPH05288990 A JP H05288990A JP 9450792 A JP9450792 A JP 9450792A JP 9450792 A JP9450792 A JP 9450792A JP H05288990 A JPH05288990 A JP H05288990A
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Shigeru Kato
茂 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 パノラマ撮影時、ファインダの視野枠が切り
換えられ、正確な撮影範囲で観やすい被写体像が得られ
る変倍ファインダ光学系を提供する。 【構成】 撮影光学系の画角の変化に連動して画角を変
化せしめる変倍レンズ群G1 ,G2 より観察者側に配置
された、交換によりファインダ倍率を切り換える切り換
えレンズ群G3Nと視野枠3とを、撮影光学系の像面サイ
ズに対応させて適宜交換し、変倍ファインダ光学系全体
の画角を変化させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム写り込みサイ
ズを切り換えて撮影範囲が変化可能な,特にパノラマ撮
影が可能なカメラにおける、フィルム写り込みサイズの
切り換えに連動してファインダを変化させる変倍ファイ
ンダ光学系に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、35mmフィルムサイズのカメラに
おいて、フィルム面近くの光路中にフィルム面の上下部
分を遮光する遮光板を設置し、フィルムに写り込む範囲
を横長にすることで写真画像のワイド感を強調するパノ
ラマ撮影が一般化してきたが、かかる機能を備えたカメ
ラのファインダは、図20に示すように、フィルム写り
込み範囲を示す通常撮影用の視野枠10内にパノラマ撮
影時のフィルム写り込み範囲を示す枠(パノラマ枠)1
1が刻設されているものが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そのため、通常撮影時
はパノラマ枠11が視野像と重なって被写体像を観にく
くし、又パノラマ撮影時には撮影範囲外の被写体像も見
えてしまうため、撮影者は写真の仕上がりが想像しにく
い、という問題があった。このような欠点を解消するた
め、通常撮影用の視野枠10の上下部分をパノラマ撮影
時にパノラマ枠11迄変化せしめて視野枠10の上下方
向を小さくすると、ファインダ内の視野の占める面積が
狭くなり、撮影者に視野が小さくなった印象を与える、
という問題があった。
【0004】本発明は、従来の技術の有するこのような
問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とすると
ころは、パノラマ撮影時にファインダの視野枠が切り換
えられて、ファインダ内に撮影範囲が正確に示されると
共に、ファインダ倍率を高くして観察をし易くした変倍
ファインダ光学系を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による変倍ファインダ光学系は、少なくとも
正の屈折力を有する対物光学系と正の屈折力を有する接
眼光学系により構成されていると共に、対物光学系が少
なくとも、撮影光学系の画角の変化に連動して該変倍フ
ァインダ光学系の画角を変化せしめる変倍レンズ群と、
交換によりファインダ倍率を切り換える切り換えレンズ
群とを含んでいることを特徴としている。
【0006】又、本発明による変倍ファインダ光学系
は、切り換えレンズ群が撮影光学系の像面サイズの切り
換えに連動して交換され、これと同時に視野枠も異なる
大きさのものに交換されるようになっている。更に、変
倍レンズ群が切り換えレンズ群より物体側に配置されて
いることを特徴としている。
【0007】
【作用】図1乃至図3を参照して本発明の作用を説明す
る。図1は本発明の変倍ファインダ光学系の概念図であ
って、図中、1は第1変倍レンズ群G1 ,第2変倍レン
ズ群G2 ,変倍時固定レンズ群G3N及びプリズム1pよ
り構成される対物光学系、2は対物光学系1により逆転
して形成される中間像、3は中間像2の近傍に設置され
た視野枠、4はプリズム4p,接眼レンズRより構成さ
れていて中間像3を正立正像化する接眼光学系、5は正
立正像化された被写体像の観察を行うアイポイントたる
接眼部である。この変倍ファインダ光学系は撮影光学系
とは独立して構成されているが、撮影光学系の変倍時、
変倍ファインダ光学系の物体側に配置された対物光学系
1の変倍レンズ群G1 ,G2 が光軸上を移動し、撮影光
学系と変倍ファインダ光学系の画角が一定に保たれるよ
うになっている。変倍時固定レンズ群G3Nは、変倍時そ
の位置が固定されるが、パノラマ撮影時にはこれが光路
中から離脱し、代わりにパノラマ撮影用の変倍時固定レ
ンズ群G3Pが挿入されるようになっている。ここで、変
倍時固定レンズ群G3N,G3Pの焦点距離を各々f3N,f
3Pとすると、これらレンズ群は次式(1)に示す条件の
ものを選択する。 f3N > f3P ───(1)
【0008】図2は、かかる変倍ファインダ光学系の光
路中に変倍時固定レンズ群G3N,G 3Pを夫々挿入したと
きの対物光学系1全体の焦点距離の変化を示す図である
が、図2より明らかなように、パノラマ撮影時、変倍時
固定レンズ群G3Pを挿入することにより対物光学系1の
焦点距離fTPは、通常撮影時の焦点距離fTNより長くな
る。従って、対物光学系1と接眼光学系2との焦点距離
比で決まるファインダ倍率は高くなる。
【0009】又、変倍時固定レンズ群G3N,G3Pが単に
上記式(1)に示す条件を満たすものに過ぎないと、こ
れらレンズ群の切り換えにより中間像2の結像位置ずれ
(視度ずれ)が発生し、かかる結像位置ずれに対しては
変倍レンズ群G1 ,G2 を位置調整して中間像2が一定
位置に結像するように補正しなければならない。そこ
で、変倍時固定レンズ群G3Pの物点OG3及び像点IG3
位置関係を変倍時固定レンズ群G3Nと同一とすること
で、パノラマ撮影時の中間像2の結像位置を通常撮影時
と同一(視度同一)とし、これにより変倍レンズ群
1 ,G2 の位置調整による補正は必要なくなる。従っ
て、撮影光学系に対応して光軸上を移動する変倍レンズ
群G1 ,G2 の移動状態を通常撮影時とパノラマ撮影時
とで同一にすることができる。
【0010】更に、変倍時固定レンズ群G3N,G3Pは、
上記式(1)に示す条件に加え、次式(2)に示す条件
を満足することが望ましい。 |(f3N+f3P)/(f3N−f3P)|< 6.0 ───(2) 式(2)に示した上限を超えると、変倍時固定レンズ群
3N,G3P即ち切り換えレンズ群の屈折力が強くなって
収差が大きくなり、良好な光学特性が得られなくなるか
らである。
【0011】パノラマ撮影時の撮影範囲即ち画角は、そ
の上下方向が通常撮影時より小さく(狭く)なり、水平
方向は変わらない。そこで、上下方向の画角を狭くする
ため、視野枠3の上下方向の枠サイズを小さくしたパノ
ラマ撮影用の視野枠3′を、変倍時固定レンズ群G3P
の交換に伴って設置する。又、図3(a)は通常撮影
時,同図(b)はパノラマ撮影時の夫々水平方向の画角
と変倍ファインダ光学系との関係を説明するための図で
あり、図中、ω,ω′は画角、hN ,hP は視野枠3又
は3′の水平方向のサイズ、θN ,θP は射出角であ
る。上述のように、パノラマ撮影時、対物光学系1の焦
点距離が長くなるため、視野枠3′の水平方向のサイズ
が通常撮影時の視野枠3と同じ(hN )であると、水平
方向の画角は通常撮影時にωであったものがパノラマ撮
影時にはω′と狭くなってしまい、撮影光学系の画角と
整合性がとれなくなる不都合が生じる。視野枠3′水平
方向のサイズhN をhP と大きくすれば、画角はω′か
らωに戻り、更に射出角がθNからθP へと広くなり、
視野像を大きくすることができる。そこで、パノラマ撮
影用の視野枠3′は、通常撮影時の視野枠3より、その
上下方向のサイズを小さくし且つ水平方向のサイズを大
きくしたものを用いる。
【0012】
【実施例】以下、図示した実施例に基づき本発明を詳細
に説明する。第1実施例 図4及び図5は第1実施例の変倍ファインダ光学系の広
角,中間,望遠における光路展開図であって、図4は通
常撮影時,図5はパノラマ撮影時を夫々示している。図
において、通常撮影時、図示されない被写体像は、撮影
光学系の変倍に同期して光軸方向に移動する第1変倍レ
ンズ群G1 ,第2変倍レンズ群G2 ,変倍時固定レンズ
群G3N及び二つの反射面を有するプリズム1pから構成
される対物光学系1を介してプリズム1pの射出面近く
に結像され、更に視野枠3を介し接眼光学系4のプリズ
ム4pの反射面で正立像化され接眼レンズR,接眼部5
から観察される。
【0013】そして、パノラマ撮影時には、変倍時固定
レンズ群G3Nが、図5に示すようにより負の屈折力の強
い変倍時固定レンズ群G3Pに交換される。従って、対物
光学系1の焦点距離は長くなり、ファインダ倍率が高く
なる。又、これと同時に、視野枠3の視野観察サイズと
比較して上下方向が小さく且つ水平方向が大きい視野枠
3′が視野枠3に代わって設置され、これにより変倍フ
ァインダ光学系のファインダ視野と撮影光学系のパノラ
マ撮影範囲との整合性がとれるようになっている。
【0014】本実施例では、変倍時固定レンズ群G3N
3Pを共に負の単レンズで構成し、変倍時固定レンズ群
3NをG3Pよりも肉厚のレンズとすることで光路長差を
発生させ、焦点距離の変化による結像位置ずれ(視度ず
れ)が補正されるようになっている。
【0015】図4及び図5に示した光路展開図のデータ
を以下に示す。データ中、非球面係数E,F,Gは、次
式(3)に示す、光軸方向をx,これと直交する方向を
yとしたときの非球面形状の算出式より求めた。 又、通常撮影時の広角,中間,望遠における収差曲線図
を図6乃至図8に、パノラマ撮影時の広角,中間,望遠
における収差曲線図を図9乃至図11に夫々示す。
【0016】 〈通常撮影時〉 倍率 0.38 〜 0.50 〜 0.66 入射画角(2ω) 53.6 〜 40.0 〜 30.0 射出画角(2ω) 19.6 〜 19.6 〜 19.6 r1 =175.480 d1 =1.0 n1 =1.584 ν1 =30.
5 r2 =6.263(非曲面) d2 =D1 (可変) r3 =7.884(非曲面) d3 =4.0 n2 =1.492 ν2 =57.
7 r4 =−8.040 d4 =D2 (可変) r5 =−8.276(非曲面) d5 =3.23 n3 =1.584 ν3 =30.
5 r6 =−9.836 d6 =D3 (可変) r7 = ∞ d7 =18.49 n4 =1.492 ν4 =57.
7 r8 = ∞ d8 =1.0 (視野枠位置) r9 =11.382 d9 =28.0 n5 =1.492 ν5 =57.
7 r10= ∞ d10=2.0 r11=11.293(非曲面) d11=5.0 n6 =1.492 ν6 =57.
7 r12=−280.152 d12=16.5 r13(アイポイント)
【0017】非球面係数 第2面(r2 ) E= 0.16310 ×10-3 F=−0.98365 ×10-6 G=
−0.71651 ×10-6 第3面(r3 ) E=−0.55391 ×10-3 F=−0.13486 ×10-4 G=
0.61094 ×10-6 第5面(r5 ) E=−0.32507 ×10-3 F=−0.79002 ×10-4 G=
0.75312 ×10-5 第11面(r11) E=−0.14831 ×10-3 F= 0.13250 ×10-5 G=
−0.30041 ×10-7
【0018】
【表1】
【0019】 〈パノラマ撮影時〉 倍率 0.46 〜 0.60 〜 0.79 入射画角(2ω) 42.0 〜 38.4 〜 37.6 射出画角(2ω) 21.0 〜 21.0 〜 21.0 r1 =175.480 d1 =1.0 n1 =1.584 ν1 =30.
5 r2 =6.263(非曲面) d2 =D1 (可変) r3 =7.884(非曲面) d3 =4.0 n2 =1.492 ν2 =57.
7 r4 =−8.040 d4 =D2 (可変) r5 =−224.484(非曲面) d5 =3.23 n3 =1.584 ν3 =30.
5 r6 =24.298 d6 =D3 (可変) r7 = ∞ d7 =18.49 n4 =1.492 ν4 =57.
7 r8 = ∞ d8 =1.0 (視野枠位置) r9 =11.382 d9 =28.0 n5 =1.492 ν5 =57.
7 r10= ∞ d10=2.0 r11=11.293(非曲面) d11=5.0 n6 =1.492 ν6 =57.
7 r12=−280.152 d12=16.5 r13(アイポイント)
【0020】非球面係数 第2面(r2 ) E= 0.16310 ×10-3 F=−0.98365 ×10-6 G=
−0.71651 ×10-6 第3面(r3 ) E=−0.55391 ×10-3 F=−0.13486 ×10-4 G=
0.61094 ×10-6 第5面(r5 ) E=−0.58050 ×10-3 F=−0.95640 ×10-5 G=
−0.30041 ×10-7 第11面(r11) E=−0.14831 ×10-3 F= 0.13250 ×10-5 G=
−0.30041 ×10-7
【0021】
【表2】 条件式(2)の数値 1.22
【0022】第2実施例 本実施例は、変倍時固定レンズ群G3Nが正の単レンズ、
変倍時固定レンズ群G 3Pが負の単レンズで構成したもの
であり、変倍ファインダ光学系全体の作用は実施例1と
同様である。図12及び図13に通常撮影時及びパノラ
マ撮影時における本実施例の変倍ファインダ光学系の広
角,中間,望遠における光路展開図を示し、夫々のデー
タを以下に示す。又、通常撮影時の広角,中間,望遠に
おける収差曲線図を図14乃至図16に、パノラマ撮影
時の広角,中間,望遠における収差曲線図を図17乃至
図19に夫々示す。
【0023】 〈通常撮影時〉 倍率 0.38 〜 0.50 〜 0.66 入射画角(2ω) 52.8 〜 39.4 〜 29.6 射出画角(2ω) 19.6 〜 19.6 〜 19.6 r1 =−50.741 d1 =1.0 n1 =1.584 ν1 =30.
5 r2 =6.756(非曲面) d2 =D1 (可変) r3 =8.057(非曲面) d3 =3.99 n2 =1.492 ν2 =57.
7 r4 =−8.002 d4 =D2 (可変) r5 =−7.061(非曲面) d5 =3.2 n3 =1.492 ν3 =57.
7 r6 =−7.890 d6 =D3 (可変) r7 = ∞ d7 =17.55 n4 =1.492 ν4 =57.
7 r8 = ∞ d8 =1.0 (視野枠位置) r9 =10.873 d9 =28.09 n5 =1.492 ν5 =57.
7 r10= ∞ d10=2.0 r11=11.281(非曲面) d11=5.0 n6 =1.492 ν6 =57.
7 r12=−314.523 d12=16.5 r13(アイポイント)
【0024】非球面係数 第2面(r2 ) E=−0.17052 ×10-3 F= 0.45701 ×10-4 G=
−0.33507 ×10-5 第3面(r3 ) E=−0.72331 ×10-3 F= 0.44191 ×10-5 G=
−0.99811 ×10-6 第5面(r5 ) E=−0.21615 ×10-3 F=−0.17438 ×10-3 G=
0.19939 ×10-4 第11面(r11) E=−0.16331 ×10-3 F= 0.21280 ×10-5 G=
−0.44546 ×10-7
【0025】
【表3】
【0026】 〈パノラマ撮影時〉 倍率 0.46 〜 0.60 〜 0.79 入射画角(2ω) 46.4 〜 34.8 〜 26.2 射出画角(2ω) 21.0 〜 21.0 〜 21.0 r1 =−50.741 d1 =1.0 n1 =1.584 ν1 =30.
5 r2 =6.756(非曲面) d2 =D1 (可変) r3 =8.057(非曲面) d3 =3.99 n2 =1.492 ν2 =57.
7 r4 =−8.002 d4 =D2 (可変) r5 =22.056(非曲面) d5 =1.0 n3 =1.584 ν3 =30.
5 r6 =11.569 d6 =D3 (可変) r7 = ∞ d7 =17.55 n4 =1.492 ν4 =57.
7 r8 = ∞ d8 =1.0 (視野枠位置) r9 =10.873 d9 =28.09 n5 =1.492 ν5 =57.
7 r10= ∞ d10=2.0 r11=11.281(非曲面) d11=5.0 n6 =1.492 ν6 =57.
7 r12=−314.523 d12=16.5 r13(アイポイント)
【0027】非球面係数 第2面(r2 ) E=−0.17052 ×10-3 F= 0.45701 ×10-4 G=
−0.33507 ×10-5 第3面(r3 ) E=−0.72331 ×10-3 F= 0.44191 ×10-5 G=
−0.99811 ×10-6 第5面(r5 ) E=−0.50770 ×10-3 F= 0.12720 ×10-4 G=
−0.99280 ×10-6 第11面(r11) E=−0.16331 ×10-3 F= 0.21280 ×10-5 G=
−0.44546 ×10-7
【0028】
【表4】 条件式(2)の数値 0.84 尚、上記各実施例のデータにおいて、r1 ,r2 ・・・
はレンズ各面の曲率半径、d1 ,d2 ・・・は各レンズ
の肉厚及び空気間隔、D1 ,D2 及びD3 は可変空気間
隔、ν1 ,ν2 ・・・は各レンズのアッベ数である。
【0029】
【発明の効果】上述の如く本発明の変倍ファインダ光学
系は、パノラマ撮影時、ファインダの視野枠が切り換え
られてファインダ内に撮影範囲が正確に示され、これと
同時にファインダ倍率が高くなるので、従来の如き視野
枠にパノラマ撮影用の視野枠を刻設する必要がなくなる
と共に、撮影光学系に対応した観察し易い視野像で被写
体の撮影ができる。又、かかる効果は、一つのレンズ群
と視野枠とを交換する、という簡単な構造で実現され得
るので、変倍ファインダ機構の簡易化・小型化に対して
も有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変倍ファインダ光学系の概念図であ
る。
【図2】本発明の変倍ファインダ光学系の光路中に変倍
時固定レンズ群G3N,G3Pを夫々挿入したときの対物光
学系の焦点距離の変化を示す図である。
【図3】(a)は通常撮影時、(b)はパノラマ撮影時
の夫々水平方向の画角とファインダ光学系との関係を説
明するための図である。
【図4】本発明による変倍ファインダ光学系の第1実施
例であって、通常撮影時の広角,中間,望遠における光
路展開図である。
【図5】本発明による変倍ファインダ光学系の第1実施
例であって、パノラマ撮影時の広角,中間,望遠におけ
る光路展開図である。
【図6】第1実施例における通常撮影時の広角収差曲線
図である。
【図7】第1実施例における通常撮影時の中間収差曲線
図である。
【図8】第1実施例における通常撮影時の望遠収差曲線
図である。
【図9】第1実施例におけるパノラマ撮影時の広角収差
曲線図である。
【図10】第1実施例におけるパノラマ撮影時の中間収
差曲線図である。
【図11】第1実施例におけるパノラマ撮影時の望遠収
差曲線図である。
【図12】本発明による変倍ファインダ光学系の第2実
施例であって、通常撮影時の広角,中間,望遠における
光路展開図である。
【図13】本発明による変倍ファインダ光学系の第2実
施例であって、パノラマ撮影時の広角,中間,望遠にお
ける光路展開図である。
【図14】第2実施例における通常撮影時の広角収差曲
線図である。
【図15】第2実施例における通常撮影時の中間収差曲
線図である。
【図16】第2実施例における通常撮影時の望遠収差曲
線図である。
【図17】第2実施例におけるパノラマ撮影時の広角収
差曲線図である。
【図18】第2実施例におけるパノラマ撮影時の中間収
差曲線図である。
【図19】第2実施例におけるパノラマ撮影時の望遠収
差曲線図である。
【図20】従来のファインダ視野の様子を示す図であ
る。
【符号の説明】
1・・・対物光学系 2・・・中間像 3,
3′,10・・・視野枠 4・・・接眼光学系 5・・・接眼部 11・・
・パノラマ枠 G1 ・・・第1変倍レンズ群 G2 ・・・第2
変倍レンズ群 G3N,G3P・・・変倍時固定レンズ群 R・・・接眼レ
ンズ 1p,4p・・・プリズム

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系とは別体に構成された変倍フ
    ァインダ光学系において、該変倍ファインダ光学系は少
    なくとも正の屈折力を有する対物光学系と正の屈折力を
    有する接眼光学系により構成されていると共に、前記対
    物光学系が少なくとも、前記撮影光学系の画角の変化に
    連動して該変倍ファインダ光学系の画角を変化せしめる
    変倍レンズ群と、交換によりファインダ倍率を切り換え
    る切り換えレンズ群とを含んでいることを特徴とする変
    倍ファインダ光学系。
  2. 【請求項2】 撮影光学系の像面サイズの切り換えに連
    動して対物光学系中の切り換えレンズ群を交換すると共
    に、変倍ファインダ光学系の観察範囲を規定する視野枠
    を異なる大きさのものに交換することを特徴とする、請
    求項1に記載の変倍ファインダ光学系。
  3. 【請求項3】 変倍レンズ群が切り換えレンズ群より物
    体側に配置されていることを特徴とする、請求項1又は
    請求項2に記載の変倍ファインダ光学系。
JP9450792A 1992-04-14 1992-04-14 変倍ファインダ光学系 Withdrawn JPH05288990A (ja)

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