JPH05287993A - 止水材 - Google Patents

止水材

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Publication number
JPH05287993A
JPH05287993A JP4118178A JP11817892A JPH05287993A JP H05287993 A JPH05287993 A JP H05287993A JP 4118178 A JP4118178 A JP 4118178A JP 11817892 A JP11817892 A JP 11817892A JP H05287993 A JPH05287993 A JP H05287993A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
expansion
rubber
flange
shaped
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4118178A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuhiko Kashiwagi
勝彦 柏木
Genichi Kikuchi
元一 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bridgestone Corp filed Critical Bridgestone Corp
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Publication of JPH05287993A publication Critical patent/JPH05287993A/ja
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  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 土木工事用に用いられるセグメント用の止水
材に関するものであって、特に言えば、水膨張ゴムをそ
の一部に用いた止水材にかかるものである。 【構成】 セグメントのフランジに形成された長溝22
内に嵌め込まれる止水材であって、少なくとも水膨張ゴ
ム層13と非膨張ゴム層12との2層よりなり、前記長
溝に接する面に少なくとも非膨張ゴム層12が存在する
と共に、長溝より突出した部位の外周面は水膨張ゴム層
13であることを特徴とする止水材であって、好ましく
は、長溝内に嵌め込まれる断面コ字状の非膨張ゴム層
と、このコ字状内に中央が嵌め込まれた断面T字状の水
膨張ゴム層とからなるものである。 【効果】 止水材は、主としてトンネル等の連通路を形
成するに用いられるセグメントのフランジ部に適用され
るものであって、フランジ部の溝との接合を良好とし、
更に、侵入してくる水に対して膨張する膨張圧が相まっ
て、漏水の発生が極めて低減された止水材となったもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば土木工事用に用
いられるセグメント用の止水材に関するものであって、
特に言えば、水膨張ゴムをその一部に用いた止水材にか
かるものである。
【0002】
【従来の技術】本発明は、地中における連絡路の設置に
当たり、コルゲ−ト型セグメントが使用され、各セグメ
ントは連絡路の周壁廻りと長さ方向との両方向に添い、
順次連結されるものである。各セグメントの四周には、
周壁廻りに添ったフランジと長さ方向に添ったフランジ
とが桝型に形成されており、この隣り合うフランジを夫
々ボルト及びナットにて連結するものである。しかる
に、この当接されるフランジの面には一般にフランジの
長手方向に向かって長溝が形成されており、この溝内に
止水材が嵌め込まれているものである。これは地肌側か
らの湧水が連絡路内に漏水することを防止するものであ
って、フランジの各接合面の目地を止水処理することが
必要だからである。
【0003】図1はセグメントの一例を示す斜視図であ
り、図2はこのフランジ部における断面図である。図
中、1はセグメント、2はこの周囲に備えられたフラン
ジを示し、3はこのフランジ2の長手方向に形成された
溝であって、止水材4がこの溝3内に嵌め込まれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、止水材4は
一般には柔軟な水膨張ゴムが用いられている。これは、
水に接触することによって水分を吸収する樹脂と、ゴム
分とが混合成形されたものであり、かかる材料単体で用
いる場合もあるが、この材料の廻りを一般の非膨張ゴム
にて囲った形状の止水材が広く使用されている。
【0005】図3はかかる止水材4を用いたフランジ部
の断面図である。この止水材4はコ字状非膨張ゴム5の
長溝6内に水膨張ゴム7を嵌め込んだものであり、通常
はこの両材料を同時押出しをもって成形されるものであ
る。しかるに、図3のような場合にあっては、各フラン
ジ2を接合した場合には水膨張ゴム7を非膨張ゴム5に
て包んでしまうこととなり、侵入してくる水はこの水膨
張ゴム7に達するよりも、非膨張ゴム5とフランジ2の
溝3との接触面間側に侵入し、この両面での接着が弱い
箇所があると、この箇所から水が侵入することとなり、
連絡路内への漏水の原因となる。即ち、折角水膨張ゴム
7を用いているにもかかわらず、これに浸入水が達しな
いためにこのゴムの膨張圧を利用できないでいることに
なる。
【0006】このため、実開平2−78699号にあっ
ては、水膨張ゴム7を非膨張ゴム5の溝6よりやや突出
8させた例であるが、これもフランジ2を接合させた場
合には、突出部8即ち水膨張ゴム7の変形を、非膨張ゴ
ム5の変形によって吸収し覆ってしまい、ここに侵入水
が達することなく、充分な効果を奏していないのが現状
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような従
来の技術の欠点を解決せんとしてなされたものであっ
て、その要旨は、主としてセグメントのフランジに形成
された長溝内に嵌め込まれる止水材であって、少なくと
も水膨張ゴム層と非膨張ゴム層との2層よりなり、前記
長溝に接する面に少なくとも非膨張ゴム層が存在すると
共に、長溝より突出した部位の外周面は水膨張ゴム層で
あることを特徴とする止水材にかかるものであり、特に
言えば、長溝内に嵌め込まれる断面コ字状の非膨張ゴム
層と、このコ字状内に中央が嵌め込まれた断面T字状の
水膨張ゴム層とからなる止水材である。
【0008】
【作用】本発明の止水材にあっては、フランジの溝面と
接する側には少なくとも非膨張性のゴムが配置されてお
り、溝面との接着に供されることとなり、一方、溝より
突出した側の外周面には水膨張性のゴムが配されている
ため、フランジ面を接合した場合、この間に水が侵入し
て来ると、先ず、この水膨張ゴムに接触し、このゴムが
膨張し、フランジを膨張圧によって押圧することにな
る。従って、水の侵入圧にまさる膨張圧を発生して止水
するものであり、これ以上水の侵入がなく、漏水は生じ
ないものとなるのである。
【0009】一方、万一、フランジの溝面と非膨張ゴム
面との接着が不充分であっても、この膨張圧によってこ
の間への水の侵入も阻止されることとなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の止水材を実施例をもって更に
説明する。図4は本発明の止水材の第1実施例を示す断
面図であり、図5はフランジの長溝内に嵌め込まれ、両
フランジが接合された際の断面図である。図中、11は
止水材を示し、コ字状の非膨張ゴム12とT字状の水膨
張ゴム13とが組み合わさって止水材11が形成されて
いる。
【0011】そして、フランジ21の長溝22内にこの
止水材11の非膨張ゴム12部位が嵌め込まれるもので
あって、この間は接着剤にて接着されている。図にて分
かるように、長溝22より突出する止水材11の部位に
あっては、外周面が水膨張ゴム13となっており、侵入
する水に対してはかかる水膨張ゴム13が接触し、ここ
に膨張圧を生ずるものである。即ち、侵入水が直接水膨
張ゴム13に接触するため、かかるゴム13が充分に膨
張し、侵入水圧にまさる膨張圧を発生して止水すること
ができるものである。このことは、フランジ21の長溝
22と非膨張ゴム12の間の接着が万一不充分であった
としても、前記の膨張圧によって侵入水がこの部位に侵
入することが阻止されることになり、漏水が生じないも
のである。
【0012】図例にあっては、非膨張ゴム12がコ字状
となっており、水膨張ゴム13を横から支え、この横方
向の膨張を抑制する構造となっている。従って、縦方向
の膨張をより効果的にするためにフランジの面に直角に
膨張圧が生じ、止水圧を高めより効果的な漏水防止能を
与えることとなったのである。
【0013】図6は本発明の止水材31の第2実施例を
示す断面図であり、非膨張ゴム32はH形をなし、水膨
張ゴムが二つに分かれて(331 、332 )これと組み
合わされている例である。このため、フランジ21の長
溝22に対しては非膨張ゴム32のH形の基部321
その接着に供される。そして、水膨張ゴム332 は、万
一、この接着が不良であった際に侵入する水によって膨
張し、膨張圧をここでも高めるものとなっている。
【0014】図7は本発明の止水材41の第3実施例を
示す断面図であり、非膨張ゴム2はフランジ21の溝2
2の底面に接する側を残し、その周囲が水膨張ゴム43
によって囲まれている例である。この例にあっても、非
膨張ゴム42がフランジ21の溝22との接着面となる
ものである。
【0015】図8は本発明の止水材51の第4実施例を
示す断面図であり、二条の非膨張ゴム521 、522
T字状の水膨張ゴム53とよりなっている。フランジ2
1の溝22とは、この二条の非膨張ゴム521 、522
が接着面となる。
【0016】以上、各止水材は、好ましくは同時押出し
成形によって作られるのがよいが、場合によっては後加
工処理によってこれらが組み合わされて止水材を形成し
てもよい。
【0017】
【発明の効果】以上、本発明の止水材は、主としてトン
ネル等の連通路を形成するに用いられるセグメントのフ
ランジ部に適用されるものであって、フランジ部の溝と
の接合を良好とし、更に、侵入してくる水に対して膨張
する膨張圧が相まって、漏水の発生が極めて低減された
止水材となったものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はセグメントの一例を示す斜視図である。
【図2】図2はこのフランジ部における断面図である。
【図3】図3は従来の止水材を用いたフランジ部の断面
図である。
【図4】図4は本発明の止水材の第1実施例を示す断面
図である。
【図5】図5は図4の止水材を用いたフランジが接合さ
れた際の断面図である。
【図6】図6は本発明の第2実施例の止水材を示す断面
図である。
【図7】図7は本発明の第3実施例の止水材を示す断面
図である。
【図8】図8は本発明の第4実施例の止水材を示す断面
図である。
【符号の説明】
1‥‥セグメント、 2‥‥セグメントの周囲に備えられたフランジ、 3‥‥フランジの長手方向に形成された溝、 4‥‥止水材、 5‥‥非膨張ゴム、 6‥‥非膨張ゴムに形成された長溝、 7‥‥水膨張ゴム、 8‥‥突出部、 11、31、41、51‥‥本発明の止水材、 12、32、42、52‥‥非膨張ゴム、 13、331 、332 、43、53‥‥水膨張ゴム、 21‥‥フランジ、 22‥‥長溝。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主としてセグメントのフランジに形成さ
    れた長溝内に嵌め込まれる止水材であって、少なくとも
    水膨張ゴム層と非膨張ゴム層との2層よりなり、前記長
    溝に接する面に少なくとも非膨張ゴム層が存在すると共
    に、長溝より突出した部位の外周面は水膨張ゴム層であ
    ることを特徴とする止水材。
  2. 【請求項2】 長溝内に嵌め込まれる断面コ字状の非膨
    張ゴム層と、このコ字状内に中央が嵌め込まれた断面T
    字状の水膨張ゴム層とからなる請求項第1項記載の止水
    材。
JP4118178A 1992-04-10 1992-04-10 止水材 Pending JPH05287993A (ja)

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JP4118178A JPH05287993A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 止水材

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JP4118178A JPH05287993A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 止水材

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ID=14730072

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JP4118178A Pending JPH05287993A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 止水材

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007327196A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Inaba Denki Sangyo Co Ltd セグメント用シール部材及びそれを用いたセグメント接合部のシール構造並びにセグメント接合方法

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JP2007327196A (ja) * 2006-06-06 2007-12-20 Inaba Denki Sangyo Co Ltd セグメント用シール部材及びそれを用いたセグメント接合部のシール構造並びにセグメント接合方法

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