JPH05287388A - 炉内における鋼帯張力の測定方法 - Google Patents

炉内における鋼帯張力の測定方法

Info

Publication number
JPH05287388A
JPH05287388A JP4113224A JP11322492A JPH05287388A JP H05287388 A JPH05287388 A JP H05287388A JP 4113224 A JP4113224 A JP 4113224A JP 11322492 A JP11322492 A JP 11322492A JP H05287388 A JPH05287388 A JP H05287388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tension
furnace
steel strip
heat treatment
value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4113224A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2971245B2 (ja
Inventor
Motoki Imamura
元己 今村
Yoshinori Kawashima
美典 川島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Priority to JP4113224A priority Critical patent/JP2971245B2/ja
Publication of JPH05287388A publication Critical patent/JPH05287388A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2971245B2 publication Critical patent/JP2971245B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連続熱処理炉内で熱処理される鋼帯の張力を
測定する方法を提供する。 【構成】 連続熱処理炉の炉体1内に複数のハースロー
ラ3a,3b,3c…を上下に配列して、鋼帯2を巻回
して熱処理する際に、たとえばハースローラ3bの軸受
4にロードセル5を取付けて鋼帯2の張力を測定してそ
の信号を張力補正演算器19に入力し、一方炉温検出器15
によって炉温を検出して張力値補正器18に入力し、その
炉温の測定値に基づいて予め求めておいた炉温と張力オ
フセット量との関係特性から張力補正値を求め、その補
正信号を張力補正演算器19に入力して張力測定信号を補
正演算することにより、炉体1の熱膨張による影響を受
けないで鋼帯張力を測定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炉内における鋼帯張力
の測定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば、連続焼鈍炉などの連続熱処理
炉を用いて鋼帯を熱処理する場合は、鋼帯の張力を常に
所定値に保持することが重要である。そのために、炉内
における鋼帯張力の測定は連続熱処理炉の操業上におい
て必須な要件である。
【0003】ここで、連続熱処理炉内での鋼帯張力の測
定について簡単に説明すると、まず、従来の連続熱処理
炉は、図3に示すように、所定の炉内温度に制御されて
いる連続熱処理炉の炉体1の下部の装入口1aから鋼帯
2が送り込まれ、炉内に上下に配列される複数のハース
ローラ3a,3b,3c…に巻回されて炉内を進行し、
抽出口1bから次工程に送り出される。
【0004】そして、ロードセルを用いて炉内における
鋼帯張力を測定する場合は、図4に示すように、炉体1
の下部に配置されたたとえばハースローラ3bの軸受4
にロードセル5を取付けて鋼帯2の張力を測定する。こ
の軸受4の一方はカップリング6を介してモータ7に結
合され、回転駆動される。なお、炉体1の熱膨張による
変位(図において矢示H方向)がロードセル5の測定に
影響しないような配慮から軸受4と炉体1の間はベロー
ズ8で連結されてシールされる。また、高温時において
ロードセル5のゼロ調整を実施することにより、炉体1
の熱膨張の影響による測定誤差を最小にする手段も施さ
れている。
【0005】ここで、ロードセル5を用いて鋼帯2の張
力を検出する張力測定装置についてさらに詳しく説明す
ると、図5に示すように、軸受4の下部に長尺のレバー
9を設ける。そして、ハースローラ3bの中心線Lから
距離aだけ偏した位置に支点として支持部材10を取付
け、架台11に固定された支持部材12に回転自在とされる
回転軸13で支持し、回転軸13から距離bだけ離れた位置
にロードセル5を取付けて、レバー9に作用する力を検
出させる。なお、ロードセル5の位置から距離cだけ離
れたレバー9の上方位置にカウンタウエイト14を取付け
ることにより、系のバランスをとることができる。この
ように構成することにより、ロードセル4からの荷重信
号をレバー比で換算して鋼帯2の張力として測定するこ
とができるのである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の張力測定装置ではつぎのような欠点がある。す
なわち、炉温上昇時における熱処理炉の熱膨張によって
炉体1が矢示H方向に変位すると、ハースローラ3bの
軸受4に水平方向に作用する力が発生するから、それが
ロードセル5にモーメントとして働くことになり、鋼帯
2の張力以外の成分の力が検出されることになる。した
がって、ロードセル5からの出力値は実際の張力とは異
なった値となる。そこで、このような状態で鋼帯2の張
力を制御しようとすると、張力測定装置の出力が実張力
より高い場合は鋼帯は張力不足でたるむことになって鋼
帯2の蛇行の原因となり、また逆に低い場合は鋼帯は張
力過大となって炉内破断などのトラブルを引き起こすこ
とになる。
【0007】ところで、このような問題点を解消すべ
く、炉温上昇して高温になったときに、ロードセル5の
出力値をゼロに調整する方法がとられているが、この場
合、実際の炉温がゼロ点調整時の温度よりも高い温度域
あるいは低い温度域においては、張力測定値のずれ(ド
リフト)が発生し、厳密に鋼帯張力を制御することは困
難である。本発明は、上記のような従来技術の有する課
題を解決すべくしてなされた炉内における鋼帯張力の測
定方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、連続熱処理炉
内で熱処理される鋼帯の張力をハースローラ軸受に取付
けられたロードセルを用いて測定する方法であって、炉
温を検出する工程と、この炉温の測定値に基づいて予め
求めておいた炉温と張力オフセット量との関係特性から
張力補正値を求める工程と、この張力補正値を用いて前
記ロードセルの出力値を補正演算する工程と、からなる
ことを特徴とする炉内における鋼帯張力の測定方法であ
る。
【0009】
【作 用】本発明によれば、予め求められた炉温と張力
オフセット量との関係特性を用いて炉温の測定値に相当
する張力の補正値を求め、この張力補正値を用いてロー
ドセルで検出された張力の測定値を補正演算するように
したので、炉体の熱膨張の影響を受けることなく、各炉
温における正確な張力を測定することができる。
【0010】
【実施例】以下に、本発明の実施例について、図面を参
照して詳しく説明する。図1は、本発明に係る張力測定
装置の一実施例の構成を一部断面で示す概要図であり、
従来例と同一部材は同一符号を付して説明を省略する。
【0011】図において、15はたとえば熱電対などの炉
温検出器であり、炉体1の天井部1cに設けられた測定
孔16に取付けられる。17は温度変換器であり、炉温検出
器15からの温度検出信号を直流信号に変換する。18は張
力値補正器であり、図2に示すような炉温と張力オフセ
ット量との関係特性を予めセットしておき、炉温検出器
15で検出された炉温に応じた張力補正信号を張力補正演
算器19に出力する。
【0012】20は張力変換器であり、2個のロードセル
5で検出された荷重測定信号を鋼帯2の張力信号に変換
して張力補正演算器19に出力する。そして、張力補正演
算器19において、張力変換器20からの出力信号を張力値
補正器18からの張力補正信号によって補正演算し、表示
器21に出力する。
【0013】このように構成された張力測定装置の動作
を、以下に説明する。 まず、張力値補正器18に炉温を検出する工程と、こ
の炉温の測定値に基づいて予め求めておいた炉温と張力
オフセット量との関係特性を設定する。 炉内を所定の炉温に保持しながら、ハースローラ3
a,3b,3c…を回転駆動させ、鋼帯2に所定の張力
を付加して熱処理を施す。そのときの張力測定信号はロ
ードセル5で検出され、張力変換器20を介して張力補正
演算器19に入力される。 同時に、炉温検出器15で炉温が検出されて、温度変
換器17を介して張力値補正器18に入力され、そのときの
炉温値に対応した張力補正値が張力補正演算器19に入力
される。 張力補正演算器19において、張力測定信号は張力補
正値によって補正演算されて、表示器21に出力され表示
される。
【0014】上記したように、炉温検出器15で炉温を検
出して炉温と張力オフセット量との関係特性からその炉
温における張力補正値を求めて、ロードセル5からの荷
重測定信号を補正するようにしたので、炉内における鋼
帯2の張力を正確に測定することができる。なお、上記
実施例において、張力測定装置を対象にして説明した
が、本発明はこれに限るものではなく、張力制御系に組
み入れることができることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ロ
ードセルでの出力値を炉温に応じて補正するようにした
ので、炉内における鋼帯張力の測定値が炉体の熱膨張の
影響を受けることなく正確に測定することができ、これ
によって張力制御をも正確に行うことが可能になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る張力測定装置の実施例の構成を一
部断面で示す概要図である。
【図2】炉温と張力オフセット値との関係を示す特性図
である。
【図3】従来の連続熱処理炉の概要の説明図である。
【図4】張力測定装置の従来例を示す断面図である。
【図5】図4のA−A矢視部分図である。
【符号の説明】
1 炉体 2 鋼帯 3 ハースローラ 4 軸受 5 ロードセル 8 ベローズ 9 レバー 14 カウンタウエイト 15 炉温検出器 18 張力値補正器 19 張力補正演算器 21 表示器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連続熱処理炉内で熱処理される鋼帯の
    張力をハースローラ軸受に取付けられたロードセルを用
    いて測定する方法であって、炉温を検出する工程と、こ
    の炉温の測定値に基づいて予め求めておいた炉温と張力
    オフセット量との関係特性から張力補正値を求める工程
    と、この張力補正値を用いて前記ロードセルの出力値を
    補正演算する工程と、からなることを特徴とする炉内に
    おける鋼帯張力の測定方法。
JP4113224A 1992-04-07 1992-04-07 炉内における鋼帯張力の測定方法 Expired - Fee Related JP2971245B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4113224A JP2971245B2 (ja) 1992-04-07 1992-04-07 炉内における鋼帯張力の測定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4113224A JP2971245B2 (ja) 1992-04-07 1992-04-07 炉内における鋼帯張力の測定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05287388A true JPH05287388A (ja) 1993-11-02
JP2971245B2 JP2971245B2 (ja) 1999-11-02

Family

ID=14606719

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4113224A Expired - Fee Related JP2971245B2 (ja) 1992-04-07 1992-04-07 炉内における鋼帯張力の測定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2971245B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2971245B2 (ja) 1999-11-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002045917A (ja) 形状検出装置を有する圧延設備
US3938360A (en) Shape control method and system for a rolling mill
JPH05287388A (ja) 炉内における鋼帯張力の測定方法
JP2933494B2 (ja) 炉内張力測定方法
JPH06145813A (ja) 連続熱処理設備における張力測定装置
JP2732270B2 (ja) 温度制御方式
JPH0225210A (ja) 熱間圧延におけるウエッジ制御方法
JPS63137510A (ja) 熱間連続圧延機における板厚制御方法
JP3165260B2 (ja) 炉内張力測定装置
JP3107339B2 (ja) ストリップの連続焼鈍方法
JPS61219822A (ja) 圧延ロ−ルプロフイ−ル測定における圧延ロ−ル変位補正装置
JPS63188415A (ja) 圧延機における蛇行制御装置
JPH08257637A (ja) テーパ厚鋼板の平坦矯正方法
JPH02112814A (ja) 金属材料の連続圧延における板厚制御方法
JPS60133904A (ja) 鋼板の熱間粗圧延方法
JPH07185634A (ja) 圧延材の形状検出方法及び同検出装置
JP3284948B2 (ja) ストリップの蛇行制御方法
JPS60228911A (ja) 厚み計の自動硬度補正装置
JPH05104123A (ja) 熱間連続圧延方法
JPS62127112A (ja) 圧延材の蛇行防止方法
JPH1030128A (ja) ストリップの張力制御方法
JPS61129216A (ja) 圧延機の自動板厚制御装置
JPH10246680A (ja) 張力計の異常検出方法
JPH0413408A (ja) 板厚制御方法
JPH02107723A (ja) 金属ストリップの蛇行検出装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070827

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080827

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090827

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100827

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees