JPH0528726U - 車両用引き違い窓の構造 - Google Patents
車両用引き違い窓の構造Info
- Publication number
- JPH0528726U JPH0528726U JP015275U JP1527591U JPH0528726U JP H0528726 U JPH0528726 U JP H0528726U JP 015275 U JP015275 U JP 015275U JP 1527591 U JP1527591 U JP 1527591U JP H0528726 U JPH0528726 U JP H0528726U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- glass
- vehicle
- weather strip
- end portion
- sliding window
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Vehicle Waterproofing, Decoration, And Sanitation Devices (AREA)
- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 雨水等の侵入を効果的に阻止し得る車両用引
き違い窓の構造を提供すること。 〔構成〕 車体に固着した窓枠3に外側及び内側ガラス
4,5の少なくとも一方を摺動自在に設け、内側ガラス
5の重合端部7に外側ガラス4の重合端部側9に突出
し、かつ外側ガラス4の車内側面4aに当接するリップ
部10を有するウェザーストリップ11を配設すると共
に、外側ガラス4の重合端部9に両ガラス4,5の全閉
時において上記ウェザーストリップ11のリップ部10
に間隙14を有して重合する突出部12を設けたチャン
ネル部材13を配設した。
き違い窓の構造を提供すること。 〔構成〕 車体に固着した窓枠3に外側及び内側ガラス
4,5の少なくとも一方を摺動自在に設け、内側ガラス
5の重合端部7に外側ガラス4の重合端部側9に突出
し、かつ外側ガラス4の車内側面4aに当接するリップ
部10を有するウェザーストリップ11を配設すると共
に、外側ガラス4の重合端部9に両ガラス4,5の全閉
時において上記ウェザーストリップ11のリップ部10
に間隙14を有して重合する突出部12を設けたチャン
ネル部材13を配設した。
Description
【0001】
本考案は、車両用引き違い窓の構造、特に、引き違い窓間の防水構造に関する 。
【0002】
従来より、車体に固着した窓枠へ外側及び内側ガラス101,102の少なく とも一方を摺動自在に設け、該両ガラス101,102間の重合部103にウェ ザーストリップ104を配設することにより、両ガラス101,102の間隙1 05から雨水が侵入するのを防止する構造が採用されていた(図5参照)。
【0003】
しかしながら、上述した従来の引き違い窓の構造にあっては、洗車時、特にス チーム高圧洗車において局部的に水が当った場合、図5に示したようにウェザー ストリップ104がその水圧に負けてガラスとの当接部に隙間が発生し、該隙間 から水が車内側に侵入する覆いがあった。
【0004】 本考案は、上記従来技術が有する課題に鑑みなされたものである。
【0005】
本考案は、上記課題を解決するため、車体に固着した窓枠に外側及び内側ガラ スの少なくとも一方を摺動自在に設け、内側ガラスの重合端部に外側ガラスの重 合端部側に突出し、かつ外側ガラスの車内側面に当接するリップ部を有するウェ ザーストリップを配設すると共に、外側ガラスの重合端部に両ガラスの全閉時に おいて上記ウェザーストリップのリップ部に間隙を有して重合する突出部を設け たチャンネル部材を配設した車両用引き違い窓の構造とした。
【0006】
【作用】 本考案はかかる車両用引き違い窓の構造は、上述したように内側ガラスの重合 端部に外側ガラスの重合端部側に突出し、かつ外側ガラスの車内側面に当接する リップ部を有するウェザーストリップを配設すると共に、外側ガラスの重合端部 に両ガラスの全閉時において上記ウェザーストリップのリップ部に間隙を有して 重合する突出部を設けたチャンネル部材を配設したため、例えばスチーム高圧洗 車によって局部的に水圧の高い水が当った場合においても、該水圧は直接にリッ プ部の外側ガラスとの当接部に作用することはなく、しかも突出部を乗り越えリ ップ部との間隙に侵入した水は、リップ部を外側ガラスの車内側面に圧接する方 向に作用し、ウェザーストリップによる防水効果が損なわれることはない。
【0007】
以下、本考案の実施例を、添付図面に従って詳細に説明する。
【0008】 ここで、図1は本考案にかかる車両用引き違い窓の構造を採用したバン型自動 車を示した側面図、図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
【0009】 図1において1は車体本体、2は該車体本体1の側面に摺動可能に装着された スライドドアーである。3はスライドドアー2の上部開口に固着された窓枠であ って、該窓枠3にはその外側及び内側ガラス4,5が装着されている。
【0010】 内側ガラス5は窓枠3の後方側半分程度を塞ぐ状態で窓枠3に固着され、外側 ガラス4はその全閉時において窓枠3の前方側半分を覆い、かつ若干前記内側ガ ラス5との重合部6が形成される大きさのガラスを前後方向に摺動可能に窓枠3 に装着されている。
【0011】 内側ガラス5の重合端部7には、図2に示すようにチャンネル部材8が装着さ れ、該チャンネル部材8には外側ガラス4の重合端部9側に突出し、かつ外側ガ ラス4の車内側面4aに当接するリップ部10を有するウェザーストリップ11 が固着されている。
【0012】 一方、外側ガラス4の重合端部9には突出部12が形成されたチャンネル部材 13が装着され、該突出部13は外側ガラス4の全閉時において上記ウェザース トリップ11のリップ部10との間に間隙14を形成して重合するように設計さ れている。
【0013】 上述の如く構成された引き違い窓においては、例えば図3に示したようにスチ ーム高圧洗車によって局部的に強い水圧を作用させても、該水圧はチャンネル部 材13の突出部12に阻まれ、直接にリップ部10と外側ガラス4の車内側面4 aとの当接部に作用することはなく、水圧によって当接部に隙間が生じることは ない。
【0014】 また、チャンネル部材13の突出部12を乗り越え、リップ部10との間に形 成された間隙14に水が侵入した場合においても、該侵入水は図3に矢印で示し たようにリップ部10を外側ガラス4に押圧する方向に働き、リップ部10に更 に良好なシール効果を発揮させるため、水が車内側に侵入することはない。
【0015】 以上、本考案の一実施例を説明したが、本考案は既述の実施例に限定されるも のではなく、本考案の技術的思想に基づいて、各種の変形及び変更が可能である 。
【0016】 例えば、上記実施例においては内側ガラス5の重合端部7に装着するウェザー ストリップ11をチャンネル部材8を介して内側ガラス5に装着したが、リップ 部10と装着部とを一体的に有するウェザーストリップとしても良い。
【0017】 また、外側ガラス4の重合端部9に装着する突出部12を有するチャンネル部 材13は、ロール成形等によって形成した金属製のものであっても良く、また押 出し成形によって形成した硬質ゴム製であっても良い。
【0018】
本考案にかかる引き違い窓の構造によれば、雨水等の侵入を簡単な構造によっ て阻止することができ、しかも侵入しようとする雨水等の水圧が高ければ高い程 間隙のシール効果が増し、局部的な高水圧にも耐えることができる構造となる。
【図1】本考案にかかる車両用引き違い窓を採用したバ
ン型自動車の側面図である。
ン型自動車の側面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】本考案にかかる車両用引き違い窓に高圧の水を
作用させた状態を示す図2と同様の断面図である。
作用させた状態を示す図2と同様の断面図である。
【図4】本考案において使用する外側ガラスの構造を示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図5】従来の車両用引き違い窓を示した図1のA−A
線に沿う部分に相当する断面図である。
線に沿う部分に相当する断面図である。
【図6】従来の車両用引き違い窓に高圧の水を作用させ
た状態を示す図5と同様の断面図である。
た状態を示す図5と同様の断面図である。
3 窓枠 4 外側ガラス 5 内側ガラス 6 重合部 7 重合端部 8 チャンネル部材 9 重合端部 10 リップ部 11 ウェザーストリップ 12 突出部 13 チャンネル部材 14 間隙
Claims (1)
- 【請求項1】 車体に固着した窓枠に外側及び内側ガラ
スの少なくとも一方を摺動自在に設け、内側ガラスの重
合端部に外側ガラスの重合端部側に突出し、かつ外側ガ
ラスの車内側面に当接するリップ部を有するウェザース
トリップを配設すると共に、外側ガラスの重合端部に両
ガラスの全閉時において上記ウェザーストリップのリッ
プ部に間隙を有して重合する突出部を設けたチャンネル
部材を配設したことを特徴とする車両用引き違い窓の構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP015275U JPH0528726U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 車両用引き違い窓の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP015275U JPH0528726U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 車両用引き違い窓の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0528726U true JPH0528726U (ja) | 1993-04-16 |
Family
ID=11884311
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP015275U Pending JPH0528726U (ja) | 1991-02-22 | 1991-02-22 | 車両用引き違い窓の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0528726U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020049639A (ko) * | 2000-12-19 | 2002-06-26 | 이계안 | 버스의 사이드 글래스 실링 구조 |
JP2015013508A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | いすゞ自動車株式会社 | 引違い窓用中間シール材 |
-
1991
- 1991-02-22 JP JP015275U patent/JPH0528726U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20020049639A (ko) * | 2000-12-19 | 2002-06-26 | 이계안 | 버스의 사이드 글래스 실링 구조 |
JP2015013508A (ja) * | 2013-07-03 | 2015-01-22 | いすゞ自動車株式会社 | 引違い窓用中間シール材 |
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