JPH05287197A - 遮音性、制振性の優れた熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

遮音性、制振性の優れた熱可塑性樹脂組成物

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JPH05287197A
JPH05287197A JP4112428A JP11242892A JPH05287197A JP H05287197 A JPH05287197 A JP H05287197A JP 4112428 A JP4112428 A JP 4112428A JP 11242892 A JP11242892 A JP 11242892A JP H05287197 A JPH05287197 A JP H05287197A
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JP
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weight
resin
resin composition
block copolymer
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JP4112428A
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English (en)
Inventor
Kimio Imaizumi
公夫 今泉
Itaru Natori
至 名取
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 (a)ポリアミド系樹脂及び/またはポリフ
ェニレンスルフィド系樹脂50〜90重量%、(b1
ポリフェニレンエーテル系樹脂1〜30重量%、
(b3 )ビニル系芳香族単量体(成分1)及び共役ジエ
ン単量体(成分2)から成る実質的にブロック構造を有
する共重合体において成分1及び成分2のモル分率を各
々X(H)モル%、X(5)モル%としたとき、 【数1】 60≦X(H)<80及び20<X(S)≦40 であるブロック共重合体1〜30重量%に対して、必要
に応じて(b2 )オレフィン系(共)重合体0〜30重
量%及び/または、(b4 )ビニル系芳香族単量体(成
分1)及び共役ジエン単量体(成分2)のモル分率がb
3 とは逆の関係にあるブロック共重合体0〜30重量%
を配合して成る遮音性、制振性の優れた熱可塑性樹脂組
成物。 【効果】 広い温度領域で制振性及び遮音性に優れ、機
械的特性、耐熱性、耐薬品性、耐溶剤性にも優れた樹脂
材料である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、制振性、遮音性に優れ
た熱可塑性樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック材料は、一般的に金属など
他の材料に比較して軽量であり、耐衝撃性や強靭性のよ
うな機械的特性、耐熱変形性のような熱的特性に優れて
いるため多くの分野で使用されている。特に、車両関係
の用途分野においては、燃費規制や環境問題から車両の
軽量化に対する要請が年々高まっている中で、種々の部
分に使用されている金属材料部品をプラスチック材料に
よって代替する傾向が強まってきている。
【0003】そして、プラスチック材料の中でも、機械
的強度、耐熱性、耐薬品性あるいは耐久性に優れたエン
ジニアリング樹脂が自動車分野における金属代替材料と
して、機構部品、構造材料などへの適用が進んでおり、
例えば、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンスルフィド
系樹脂からなる材料の自動車エンジン周りを中心とした
高温環境下における使用が注目されつつある。一方、最
近の環境問題のひとつとして自動車などの騒音規制がク
ローズアップされてきており、特に起音体としてのエン
ジンに近接した部位で使用される機会の多いアンダーフ
ード部品に対して制振性改良の要請が高まってきてい
る。
【0004】しかしながら、高温条件下においてプラス
チック材料を使用する場合にはその物性が温度に対して
大きく影響され、制振性や遮音性についても温度依存性
がきわめて大であることが知られている。例えば、ナイ
ロン6、ナイロン6,6のようなポリアミド系樹脂につ
いては、40〜70℃のTg付近における高分子の動的
粘弾性に基づく正接損失(tanδ)が極大となって大
きな制振性の効果を示すが、一方、この領域をはさんで
tanδが急激に減少するので、室温、あるいは100
〜200℃の中・高温領域における制振性の効果が小さ
い。従ってこのような材料が例えば、エンジルルームな
どの比較的高い温度環境下にて用いられる場合には前述
した制振性、遮音性等の効果を期待することは出来な
い。
【0005】こうした点を改良する方法として、高分子
材料中に他の成分を配合することが考えられている。例
えば、ガラス繊維やカオリン、マイカ、炭酸カルシウム
などの無機充填材を配合することによってマトリスク相
となる高分子材料と分散相となる無機充填材との界面に
おける機械的摩擦に基づく減衰効果が期待されている
が、これは高分子材料の動的粘弾性を本質的に変え得る
方法ではなく、熱可塑性樹脂に対して前述の無機充填材
を配合した組成物については本質的にTgは変動せず、
tanδ〜温度プロットによる曲線がブロードになるが
そのことによって実質的な制振性、遮音性の改良効果は
小さい(特開昭57−44633号公報、特開平1−2
63151号公報)。
【0006】又、制振性の温度依存性を小さくする他の
方法としてポリマーブレンドの手法が考えられる。例え
ば、Tgの領域を低温側に拡大させるためにTgの低い
熱可塑性エラストマーや変性体を混合する方法がある
が、一般にこれらの熱可塑性エラストマーのTgは0℃
以下であり、実用的な制振性が要求される室温以上での
効果が期待したほどには上がらない。
【0007】さらにまた、前述の熱可塑性エラストマー
に加えて高温側における制振性の向上を目的として粘着
性付与剤(例として、フェノール・テルペン系、水素化
ロジンエステル、クマロン・インデン系等の通常タッキ
ーファイヤー:Tackifierと称されるもの)を
配合する方法(特開昭61−36357号公報、特開昭
61−91251号公報)やマトリクス樹脂自体のTg
を高温側にシフトさせるべく異骨格の高分子を共重合あ
るいはポリマーブレンドで導入する方法(特開昭62−
164761号公報、特開昭62−230855号公
報、特開平1−74248号公報、特開平2−1130
64号公報、特開平2−120360号公報、特開平2
−120361号公報、特開平2−120362号公
報、特開平2−120363号公報、特開平2−140
265号公報)が考えられている。
【0008】しかしながら、前述のこれらの方法では粘
着性付与剤を大量に配合する必要があり、実質的に制振
性を改良しようとすると機械的特性などの低下の原因と
なり好ましくない。また、異骨格ポリマーの導入につい
ては、例えばポリアミド樹脂の場合、そのTgを高温側
にシフトさせるために芳香族成分を導入することが考え
られるが、ある比率までは結晶化度が低下し剛性低下の
原因となり、それ以上に芳香族成分を導入することで結
晶化度が上がるものの融解温度が異常に高くなって分解
点に近づくために溶融加工性が劣悪となって好ましくな
いし、また、制振性や遮音性の温度依存性は依然として
大きいままである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、こうした実
情の下に制振性の温度依存性が小さく、かつ遮音性、特
に中・低周波数領域における2次固体音(固体伝播音)
を制する効果に優れ、しかも機会的特性、耐熱性、耐薬
品性、耐溶剤性にも優れた熱可塑性樹脂組成物を提供す
ることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本来熱可塑性樹脂の持っている機械的特性
や熱的特性を損なうことなく室温から中・高温に至るま
で幅広い温度領域にわたって優れた制振性を樹脂組成物
に付与させるべく鋭意検討を重ねた結果、本発明者らは
以下に示すような熱可塑性樹脂組成物を発明するに至っ
た。
【0011】すなわち、本発明は、(a)ポリアミド系
樹脂及び/またはポリフェニレンスルフィド系樹脂50
〜99重量%、(b1 )ポリフェニレンエーテル系樹脂
1〜30重量%、(b3 )ビニル系芳香族単量体(成分
1)及び共役ジエン単量体(成分2)から成る実質的に
ブロック構造を有する共重合体において成分1及び成分
2のモル分率を各々X(H)モル%、X(5)モル%と
したとき、
【0012】
【数3】 60≦X(H)<80及び20<X(S)≦40 であるブロック共重合体1〜30重量%に対して、必要
に応じて(b2 )オレフィン系(共)重合体0〜30重
量%及び/または、(b4 )ビニル系芳香族単量体(成
分1)及び共役ジエン単量体(成分2)から成る実質的
にブロック構造を有する共重合体において、成分1及び
成分2のモル分率を各々X(H)モル%、X(S)モル
%としたとき、
【0013】
【数4】 60≦X(S)<80及び20<X(H)≦40 であるブロック共重合体0〜30重量%を配合して成る
遮音性、制振性の優れた熱可塑性樹脂組成物を提供する
ものである。
【0014】以下本発明を詳細に説明する。本発明で用
いる成分(a)のポリアミド(PA)系樹脂としては、
例えばε−カプロラクタム、アミノカプロン酸、エナン
トラクタム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウン
デカン酸、9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、α−
ピペリドンからなる重合体、1,4−ジアミノブタン、
ヘキサメチレンジアミン、ノナメチレンジアミン、ウン
デカメチレンジアミン、メタキシリレンジアミン等のジ
アミン類とテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、
セバジン酸、ドデカン二酸、グルタル酸等のジカルボン
酸とを重合してなる重合体又はこれらの共重合体、混合
物などを挙げることができる。
【0015】具体的には、ポリアミド−4、−6、−
7、−8、−11、−12、−4,6、−6,6、−
6,9、−6,10、−6,11、−6,12、−1
0,10−12,12、−6T、−6I、−12T、−
12I、−MXD6、−6T/6I、−6T/6,6等
である。
【0016】これらのポリアミド系樹脂は、相対粘度が
2.0〜4.0で、アミノ末端基が1.5×10-5eq
/g以上であることが好ましい、更に特に好ましいの
は、ポリアミド−6、−6,6、−4,6、−MXD
6、−6T/6、−6T/6,6、−6T/6Iであ
り、これらは成形加工性,機械強度耐熱性等の実用物性
の点で優れている。また、これらのポリアミド系樹脂の
ガラス転移温度(Tg)領域は、無調湿状態において、
いずれも0〜150℃の範囲に存在している。
【0017】また成分(a)のポリフェニレンスルフィ
ド(PPS)系樹脂は、一般式
【0018】
【化1】 で示される構造単位を60mol%以上、好ましくは8
0mol%以上含有してなる重合体であり、例えば特公
昭44−27671号公報、特公昭45−3368号公
報、特公昭52−12240号公報等に示されている公
知の方法を任意に選択して製造することが出来るもので
ある。上記の重合体の他の具体的な構造単位としては、
【0019】
【化2】 (R:アルキル基、アリール基を表しn≧2では互いに
異なっても同一でもよい。)等から選択されたものを4
0モル%以下、好ましくは20モル%以下の範囲で含有
させることが出来る。当該ポリフェニレンスルフィド系
樹脂の溶融粘度(測定温度:320℃、剪断速度:10
3 /sec)は、100〜200,000ポイズがこの
ましく、200〜50,000がさらに好ましい。
【0020】これらのポリフェニレンスルフィド系樹脂
のうち、成形加工性,機械的強度,耐熱性等の実用物性
の優れているアルキル及び/又はアリール置換ポリフェ
ニレンスルフィドが好ましい。又、Tg領域はいずれも
80〜150℃の範囲に存在しているものが好ましい。
【0021】上記のPA系とPPS系の樹脂は一緒に使
用できる。その際の配合比はPA系/PPS系=1/9
9〜99/1でよいか、好ましくはPA系の易成形加工
性とPPS系の耐熱性をバランスさせるため30/70
〜70/30が好ましい。重合体b1 はポリフェニレン
エーテル(PPE)系樹脂である。これは一般式が、
【0022】
【化3】 (式中、R1 ,R2 ,R3 ,R4 はそれぞれ、水素、ハ
ロゲン原子、アルキル基、アリール基を表し、nは重合
度を表す)で表される構造単位からなる重合体である。
【0023】例えば、ポリ(2,6−ジメチル−1,4
−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジエチル−
1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジプロ
ピル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−メチ
ル−6−エチル−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ
(2−エチル−6−プロピル−1,4−フェニレンエー
テル)、ポリ(2,6−ジアリル−1,4−フェニレン
エーテル)、ポリ(2−メチル−6−アリル−1,4−
フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジクロロ−1,
4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,6−ジブロモ−
1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2−クロロ−6
−ブロモ−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ(2,
6−ジフルオロ−1,4−フェニレンエーテル)、ポリ
(2,6,8−トリメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)、ポリ(2,3,5,6−テトラブロモ−1,4−
フェニレンエーテル)など、あるいはこれらの混合物、
共重合体などを例示することができる。
【0024】b1 としてポリフェニレンエーテル系樹脂
が選ばれたのは、ガラス転移温度領域が200℃以上で
あり、本発明の樹脂組成物の高Tg成分として好ましい
からである。すなわち、ガラス転移温度領域が0〜15
0℃のポリアミド系樹脂/ポリフェニレンスルフィド系
樹脂及びガラス転移温度領域が−40℃付近と100℃
付近に存在するスチレン−ブタジエンブロック共重合体
水素添加物(SEBS)とPPE系樹脂とをブレンドす
ることによって幅広い連続した温度領域において正接損
失(tanδ)を高くすることができ、従って遮音性・
制振性が向上することができるのである。
【0025】なかでも、ポリ(2,6−ジアルキル−
1,4−フェニレンエーテル)であり、アルキル置換基
が、メチル、エチル、プロピル基から選ばれるものが、
成形加工性、PA系樹脂、PPS系樹脂、ブロック共重
合体との相溶性、さらに機械的強度や耐熱性等の点で好
ましい。
【0026】次に必要により配合される重合体b2 とし
ては、オレフィン系(共)重合体が挙げられる。その例
として、エチレン、プロピレン、1−ブテン、1−ペン
テン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−
オクテンなどのα−オレフィン系単量体や1,4−ヘキ
サジエン、ジシクロペンタジエン、ブタジエン、イソプ
レン等ひ非共役及び/または共役ジエン系単量体から構
成された(共)重合体を挙げることができる。
【0027】b3 ,b4 はブロック共重合体である。こ
のb3 ,b4 のブロック共重合体を構成するビニル系芳
香族単量体(成分1)及び共役ジエン単量体(成分2)
は成分1、成分2が各々単独の重合体において示すTg
が、成分1の重合体で約100℃であり、成分2の重合
体水素添加物で約−70℃である。従ってこれらで構成
されるブロック共重合体のガラス転移領域は−70℃付
近及び100℃付近の二つの山があり、いわゆるBim
odalになる。これと前記のaとb1 の系との組合せ
によって幅広い連続した温度領域でtanδを高くする
ことが可能となる。また、成分1及び成分2のブロック
共重合体中におけるモル分率は、夫々をX(H)モル
%、X(S)モル%とした場合、次の通りである。
【0028】
【数5】b3 ; 60≦X(H)<80 及び 20
<X(S)≦40 b4 ; 60≦X(S)<80 及び 20<X
(H)≦40 b3 を必須とする理由は、基材樹脂であるポリアミド系
樹脂、ポリフェニレンスルフィド系樹脂のTgがb3
4 を構成する成分1(ビニル芳香族単量体)が単独の
重合体である場合のTgと近接しているので、ガラス転
移領域が重ねあわさっていることによる効果を充分に発
現するためである。成分1が上記の範囲を逸脱している
場合、すなわち
【0029】
【数6】X(H)<60 及び X(S)≧40 ではガラス転移領域が効果的に重ね合わされず幅広い連
続した温度領域で正接損失(tanδ)を大きくするこ
とができない。又、
【0030】
【数7】X(H)≧80 及び X(S)<20 では成分1が多いことによるガラス転移領域の重ね合わ
せは効果的であるが、軟質成分である成分2が少ないの
でブロック共重合体の脆化が大きく実用上好ましくな
い。
【0031】なお、上記したb2 ,b4 を必要により配
合するのは、b2 のオレフィン系共重合体は、b3 また
はb4 の成分2(共役ジエン単量体)が単独の重合体水
素添加物として存在する際に有するTgと類似したガラ
ス転移温度領域を有するために、これらは樹脂組成物の
低温耐衝撃性等の改良を目的として必要に応じて配合さ
れるのである。
【0032】本発明で用いる成分に於て、重合体b1
2 及び共重合体b3 ,b4 はそれら組合せて用いるこ
との他に、官能性付与単量体またはシス2重結合を有す
る不飽和カルボン酸またはその誘導体によって変性され
ていることが相溶性を向上させるうえで特に好ましい。
【0033】ここで用いられる変性化剤の具体例として
はα,β−不飽和カルボン酸またはその誘導体が好適で
あり、具体的には、マレイン酸、無水マレイン酸、コハ
ク酸、無水コハク酸、ハイミック酸、無水ハイミック
酸、イタコン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸、
無水アコニット酸、マレイン酸モノメチルエステル、マ
レイン酸モノエチルエステル、マレイン酸モノエチルエ
ステルの金属塩、フマル酸モノエチルエステル、ビニル
安息香酸、ビニルフマル酸、フマル酸モノエチルエステ
ルの金属塩、グリシジルメタクリレート、グリシジルア
クリレート、アリルグリシジルエーテル、ビニルグリシ
ジルエーテル、グリシジルイタコネート、アクリル酸、
メタクリル酸、マレイミドなどを例示することができる
が、なかでも酸無水基を有するか、エポキシ基を有する
化合物が好ましく、特に酸無水基を有するものが好まし
い。
【0034】成分(b)を変性する場合の変性化剤の添
加量は、b1 ,b2 ,b3 ,b4 のいずれの場合につい
ても0.001〜50モル%の範囲が好ましく、0.0
1〜10モル%の範囲が特に好ましい。また、成分
(b)の変性化の方法についてはグラフト反応、共重合
反応など従来公知の技術のいずれの方法を用いることも
可能である。
【0035】本発明に関わる熱可塑性樹脂組成物を構成
する成分(a)及び成分(b)(b1 ,b2 ,b3 ,b
4 )の配合は、成分(a)が50〜99(重量%)、成
分(b)が1〜50(重量%)であり、重合体b1 が1
〜30(重量%)、好ましくは1〜25(重量%)、よ
り好ましくは5〜20(重量%)、重合体b2 が0〜3
0(重量%)、好ましくは0〜25(重量%)、より好
ましくは0〜20(重量%)、ブロック共重合体b
3 が、1〜30(重量%)、好ましくは1〜25(重量
%)、より好ましくは5〜20(重量%)、ブロック共
重合体b4 が0〜30(重量%)、好ましくは0〜25
(重量%)、より好ましくは0〜20(重量%)であ
る。
【0036】当該熱可塑性樹脂組成物を製造する場合に
各成分のの配合率が上記範囲を逸脱している場合、すな
わち、成分(a)の配合率(重量分率)が50重量%未
満では所望の温度領域において制振性が向上するもの成
分(a)自体の持つ特性が充分には発現されないので好
ましくない。また、逆に99重量%を越える場合には成
分(a)単独に近い組成であることから、前述のごとく
制振性の温度依存性は極めて大きく所望の温度領域にお
いて制振性効果を発現させることができない。
【0037】また成分(b)については、組み合わせる
べきb1 〜b4 の種類と所望の温度領域において制振性
の効果を発現させることを考慮して各々の成分の配合率
(重量分率)が変わってくるが、どのような組合せの場
合でも少なくとも0〜250℃の範囲に、好ましくは4
0〜200℃の範囲に、より好ましくは60〜150℃
の範囲にtanδの極大値が存在することが必要であ
る。従って、b1 ,b3は必須であって、これらの成分
を含有させない場合には所望の温度領域において効果的
な制振性の発現はみられない。
【0038】すなわち、tanδの極大値が存在し、か
つその前後の温度領域でtanδ曲線をブロードにする
ことができないので好ましくない。さらに成分(b)に
ついてb1 〜b4 の組合せが前述の条件を満たす場合で
あっても、成分(b)全体の配合率(重量分率)が50
重量%を越えると樹脂組成物としての機械的特性や耐熱
性が低下し、所望の温度領域において制振性が向上する
ものの成分(a)自体の持つ特性が充分には発現しない
ので好ましくない。
【0039】本発明にかかわる熱可塑性樹脂組成物に
は、その他の添加剤としてガラス繊維、炭素繊維等の無
機充填剤や酸化防止剤、離型剤、可塑剤、紫外線吸収
剤、熱安定剤、帯電防止剤、染料、顔料、カーボンブラ
ック等を当該熱可塑性樹脂組成物に製造や成形、加工性
または当該熱可塑性樹脂組成物を成形加工してなる成形
体の特性に支障のない限り適量配合することはまったく
差し支えない。本発明の組成物の調製については、ブラ
ベンダー、ニーダー、バンバリーミキサー、押出機等従
来公知の技術を用いることが可能である。
【0040】
【実施例】以下、実施例によって本発明を詳細に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0041】本発明に用いた原料: ポリアミド樹脂(PA):ポリアミド6,6(レオナ
1300S、旭化成工業(株)製) ポリフェニレンスルフィド樹脂(PPS):リニアタ
イプ(東レ・フィリップスペトローリアム(株)製M2
588) 重合体b1 ポリフェニレンエーテル樹脂(PPE):ポリ(2,6
−ジメチル−1,4−フェニレンエーテル)(旭化成工
業(株)製)数平均分子量約20,000 MPPE:上記のPPEに、無水マレイン酸0.7モル
%を製造例1にしたがって付加させて変性したもの。
【0042】重合体b2 エチレン−プロピレン共重合体変性体(MEPR):
(タフマーP0180、三井石油化学工業(株)製)
に、無水マレイン酸1.8重量部を製造例2に準じた方
法にて付加させて変性したもの。
【0043】ブロック共重合体b3 スチレン−ブタジエンブロック共重合体水素添加物変性
体(MHTR−1):製造例2にしたがって調製したも
の(数平均分子量約48,000;スチレン成分含有率
68モル%)。
【0044】ブロック共重合体b4 スチレン−ブタジエンブロック共重合体水素添加物変性
体(MHTR−2):製造例2にしたがって調製したも
の(数平均分子量約48,000;スチレン成分含有率
26モル%)。
【0045】製造例1酸無水物が添加したポリフェニレンエーテル樹脂(MP
PE)の調製 ポリ(2,6−ジメチル−1,4−フェニレンエーテ
ル)100重量部、無水マレイン酸3重量部、2,6−
ジメチル−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン(パー
ヘキサ25B、日本油脂(株)製)1重量部を30mm
φ2軸押出機(PCM−30、池貝鉄工(株)製、L/
D=17)中で、300〜310℃の温度で混合しさら
にペレット化し目的物を得た。得られたポリマーについ
てはこれをトルエン−メタノールにて再沈殿を繰り返
し、真空乾燥を行った後ナトリウムメチラートにて無水
マレイン酸の付加量を滴定したところ0.7モル%であ
った。
【0046】製造例2スチレン−ブタジエンブロック共重合体の水素添加物
の調製方法 n−ヘキサン又はシクロヘキサン中において、テトラヒ
ドロフランをビニル含量調節剤として所望のモル分率比
のブタジエン及びスチレンをアニオンブロック共重合
し、さらにこれをナフテン酸コバルト及びトリエチルア
ルミニウムを触媒として水素圧7(kg/cm3 )温度
50℃で5時間水素添加を行って、ブタジエンブロック
の2重結合を実質的にすべて水素添加することによって
スチレン−ブタジエンブロック共重合体の水素添加物を
得た(本方法は特公昭63−44784号公報に開示さ
れた方法によっている)。
【0047】変性スチレン−ブタジエンブロック共重
合体の水素添加物の調製方法 上記の方法にて調製したスチレン−ブタジエンブロッ
ク共重合体の水素添加物の100重量部に対して2.5
重量部の無水マレイン酸、0.1重量部のパーヘキサ2
5B(日本油脂(株)製)を均一に混合した後、窒素雰
囲気下においてスクリュー型押出機(単軸、スクリュー
径20mmφ,L/D=24、フルフライト型スクリュ
ー)にてシリンダー温度250℃で反応押出しを行っ
た。
【0048】得られた変性ブロック共重合体から未反応
の無水マレイン酸を加熱減圧除去して、安定剤として
2,6−ジタ−シャリ−ブチル−4−メチルフェノール
を重合体100重量部当たり0.5重量部添加した。こ
の変性ブロック共重合体における無水マレイン酸の付加
量は約1.5モル%であった(本方法は特公昭63−4
4784号公報に開示された方法によっている)。
【0049】実施例1〜7 aとしてポリアミド6,6、bとしてPPE及びMHT
R−1を用いて、表2に示された配合組成比にしたがっ
て混合した後、PCM30mmφ2軸押出機(池貝鉄工
(株)製、L/D=17)を用いてシリンダー温度27
0℃、スクリュー回転数100rpmにて溶融混練しペ
レタイズした後、射出成型機(J−28SH、日本製鋼
所(株)製)を用いてシリンダー温度280〜290
℃、金型温度80℃にて測定用成形片を作製した。
【0050】比較例1〜2 aとしてポリアミド6,6、bとしてPPEまたはMH
TR−1のいずれかを単独に用いて表−2に示された配
合組成比にしたがって溶融混練しペレタイズ後測定用成
形片の作製を実施例1と同様に行なった。
【0051】実施例8〜11、比較例3 bとしてPPEの変わりにMPPEを用い、表2に示さ
れた配合組成にしたがった以外は実施例1と同様であ
る。
【0052】実施例12〜15、比較例4〜7 bとして表3に示されたような組合せで、同表の配合組
成比したがった以外は実施例1と同様である。
【0053】実施例16〜17 aとしてPPS、bとしてMPPE及びMHTR−1を
用いて、表4−に示された配合組成比にしたがって混合
した後、PCM45mmφ2軸押出機(池貝鉄工(株)
製、L/D=33.5)を用いてシリンダー温度310
℃、スクリュー回転数150rpmにて溶融混練しペレ
ダイズした後、射出成型機(IS−30EPN、東芝機
械(株)製)を用いてシリンダー温度300〜310℃
金型温度135℃にて測定用成形片を作製した。
【0054】比較例8〜9 bとしてMPPEまたはMHTR−1のいずれかを単独
に用いて表4に示された配合組成比にしたがった以外は
実施例16と同様である。
【0055】実施例22〜23 aとしてPPS、bとしてMPPE及びMHTR−1及
びアミノ基含有のアルコキシシラン(γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、日本ユニカ−(株)製A110
0)を表−4に示された配合組成比によるa及びbの合
計100重量部に対して1重量部添加し実施例16と同
様にして測定用成形片を作製した。
【0056】測定項目 a、bのTg測定 示差熱量分析法(DSC法)によって測定した。測定結
果を表1に示す。
【0057】機械的特性の評価 引張り強さ:厚み1/8インチダンベル状片を用いAS
TM D638にしたがって試験した。 曲げ強さ :厚み1/8インチ短冊状片を用いASTM
D790にしたがって試験した。 試験用の成形片はいずれも射出成型直後の乾燥された状
態のものを、23℃RH50%以下にて測定した。
【0058】正接損失(tanδ)の測定方法 高分子材料に対して、ある種の周期を持った歪みを与え
たときにその高分子材料に生ずる応力と歪みとの比は複
素弾性率(G*)で定義される。これを実数部及び虚数
部に分けて表現した場合
【0059】
【数8】G*=G’+G” となり、G’を貯蔵弾性率(storage modu
lus)、G”を損失弾性率(loss modulu
s)とよんで、これらの比
【0060】
【数9】G’/G” を正接損失(tanδ)と称する(東京科学同人、高分
子学会編 高分子科学の基礎)。
【0061】短冊状試験片(厚み:1.5mm、幅:
4.5mm)を用いて粘弾性スペクトロメーター(F−
III 、岩本製作所製)にて温度分散条件下にて測定し
た。 スパン間距離(S.L.):3.00mm 荷重(Load) :100g 周波数(Frequency):35Hz 以上の結果を、表5、表6、表7に示した。
【0062】遮音性測定用材料の作製、評価及び実施例
24〜25、比較例10〜12 実施例2及び実施例16にて作製した樹脂組成物にガラ
ス繊維(GF:旭ファイバーグラス(株)製03JAF
T−2A 3mmチョップドストランド)を表8に示さ
れた配合組成にしたがって、PCM45mmφ2軸押出
機(池貝鉄工(株)製、L/D=33.5)を用いて各
々適切な押出し条件の下に溶融混練後ペレタイズした。
GFは押出機に取り付けられた押込み型サイドフィーダ
ーにて溶融ゾーンに供給した。
【0063】ここで得られた組成物を用いて実施例1ま
たは実施例16と同様に測定用試験片の作製を行なっ
た。作製した成形片の機械的特性の結果については比較
例とともに表8に示した。
【0064】遮音性測定用の成形体として、自動車シリ
ンダーヘッドカバー(以下CHCと略記する)試験金型
(図1,2参照)を用いて射出成型機(SG−220、
住友重工(株)製 L/D=30)にて実施例2または
実施例16の成形条件に準じて成形を行なった。
【0065】遮音性の測定については、図3に示された
簡易型遮音測定装置を用いて測定を実施した。測定の原
理及び方法については、(A)室と(B)室との隙間
(寸法は成形体のそれによる)をあけCHC成形体をそ
の部分にボルトで固定し間隙は粘土でシールし音漏れを
防ぐようにした。(A)室内のスピーカーからノイズ
(音源:JISホワイトノイズ)を発生させ、これを
(A)及び(B)の両部屋に設置されたマイクで集音し
た両者の音圧レベル差を測定した。この結果については
図4に示した。
【0066】上記した実施例、比較例、特にその表から
明らかなように、実施例の樹脂組成物についてはどれも
測定された温度領域の範囲において、正接損失(tan
δ)値が比較例に示されている樹脂組成物のそれよりも
高いことが示されており、この点から本発明における樹
脂組成物は遮音性、制振性についての改良効果が大きい
ことがわかる。
【0067】
【表1】
【0068】
【表2】
【0069】
【表3】
【0070】
【表4】
【0071】
【表5】
【0072】
【表6】
【0073】
【表7】
【0074】
【表8】
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の熱可塑性
樹脂組成物は低温から常温、さらに高温に至るまでの広
い温度領域において優れた制振性を発現することがで
き、遮音性、特に低周波数領域での2次固体音(固体伝
播音)を制する効果に優れ、しかも機械的特性、耐熱
性、耐薬品性、耐溶剤性にも優れた樹脂材料として自動
車用途をはじめとした車両分野での制振性・遮音性の改
良に大きく寄与する。
【0076】特に、自動車部品として制振性・遮音性が
要求される用途、例えばシリンダーヘッドカバー、フロ
ントカバー、エアークリーナーキャップ、オイルパン、
タイミングベルトカバー等エンジン周りやエンジンマウ
ント、サスペンションブッシュ等の様な伝達系部品、ド
アパネル、ルーフパネル、フロアパネル等の構造部材へ
の応用が好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例で用いた遮音性測定用成形体(シリンダ
ーヘッドカバー)の試作型の断面図である。
【図2】上記の平面図である。
【図3】遮音性測定に用いた簡易型遮音性測定装置の概
略平面図である。
【図4】遮音性測定評価結果を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 53/02 LLZ 7142−4J 81/02 LRG 7167−4J //(C08L 77/00 81:02 7167−4J 71:12 9167−4J 53:02 7142−4J 23:00) 7107−4J

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)ポリアミド系樹脂及び/またはポ
    リフェニレンスルフィド系樹脂50〜99重量%、(b
    1 )ポリフェニレンエーテル系樹脂1〜30重量%、
    (b3 )ビニル系芳香族単量体(成分1)及び共役ジエ
    ン単量体(成分2)から成る実質的にブロック構造を有
    する共重合体において成分1及び成分2のモル分率を各
    々X(H)モル%、X(5)モル%としたとき、 【数1】 60≦X(H)<80及び20<X(S)≦40 であるブロック共重合体1〜30重量%に対して、必要
    に応じて(b2 )オレフィン系(共)重合体0〜30重
    量%及び/または、(b4 )ビニル系芳香族単量体(成
    分1)及び共役ジエン単量体(成分2)から成る実質的
    にブロック構造を有する共重合体において、成分1及び
    成分2のモル分率を各々X(H)モル%、X(S)モル
    %としたとき、 【数2】 60≦X(S)<80及び20<X(H)≦40 であるブロック共重合体0〜30重量%を配合して成る
    遮音性、制振性の優れた熱可塑性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 ポリアミド系樹脂(a)がポリアミド−
    6、−6,6、−4,6、−MXD6、−6T/6、−
    6T/6,6、−6T/6Iから選ばれ、ポリフェニレ
    ンスルフィド系樹脂(a)が、ポリフェニレンスルフィ
    ド、アルキル及び/またはアリール置換ポリフェニレン
    スルフィドから選ばれ、且つポリフェニレンエーテル系
    樹脂(b1 )が、ポリ(2,6−ジアルキル−1,4=
    フェニレンエーテル)であって、そのアルキル置換基
    が、メチル、エチル、プロピル基から選ばれたものであ
    り、そしてビニル系芳香族単量体(成分1)及び共役ジ
    エン単量体(成分2)から成る実質的にブロック構造を
    有する共重合体(b3 )が、成分1をスチレン、成分2
    をブタジエンの水素添加体で構成されるブロック共重合
    体である請求項1記載の熱可塑性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 請求項1におけるb1 ,b2 ,b3 ,b
    4 のいずれかが官能性付与単量体またはシス2重結合を
    有する不飽和カルボン酸またはその誘導体で変性されて
    いる請求項1または2記載の熱可塑性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 請求項1または2または3記載の熱可塑
    性樹脂組成物を用いた騒音低減効果に優れた自動車用途
    部品。
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