JP2884181B2 - 熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents
熱可塑性樹脂組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子及び電気部品、建材、自動車部品など
の分野に使用できるABS系樹脂とポリアミド樹脂とのア
ロイ系樹脂(以後、ABS/PAアロイ樹脂と表示)に関す
る。さらに詳しくは、ABS/PAアロイ樹脂が本来有する耐
熱性、加工性などを損なうことなく、耐衝撃性を著しく
改善せしめた熱可塑性樹脂組成物に関する。
の分野に使用できるABS系樹脂とポリアミド樹脂とのア
ロイ系樹脂(以後、ABS/PAアロイ樹脂と表示)に関す
る。さらに詳しくは、ABS/PAアロイ樹脂が本来有する耐
熱性、加工性などを損なうことなく、耐衝撃性を著しく
改善せしめた熱可塑性樹脂組成物に関する。
ABS系樹脂は、成形加工特性、メッキ性に優れるが、
耐熱性に劣るとの欠点を持っている。一方、ポリアミド
樹脂は機械的強度、耐薬品性に優れるが、耐衝撃性が劣
るという欠点を持っている。
耐熱性に劣るとの欠点を持っている。一方、ポリアミド
樹脂は機械的強度、耐薬品性に優れるが、耐衝撃性が劣
るという欠点を持っている。
ABS/PAアロイ樹脂はABS系樹脂及びポリアミド樹脂が
それぞれ持つ特長を損なうことなく、欠点を改善した樹
脂である。これらのABS/PAアロイ樹脂は、特公昭38−23
476号、特開平1−118561号などに於いて種々検討され
ている。しかし、これらの発明において検討されたABS/
PAアロイ樹脂は、自動車、建材分野において高い耐衝撃
性を要求される用途には、まだ耐衝撃性が不充分であ
り、改良が望まれていた。
それぞれ持つ特長を損なうことなく、欠点を改善した樹
脂である。これらのABS/PAアロイ樹脂は、特公昭38−23
476号、特開平1−118561号などに於いて種々検討され
ている。しかし、これらの発明において検討されたABS/
PAアロイ樹脂は、自動車、建材分野において高い耐衝撃
性を要求される用途には、まだ耐衝撃性が不充分であ
り、改良が望まれていた。
本発明者らは、上記の問題点を解決すべく鋭意努力し
た結果、ABS系樹脂成分及びポリアミド樹脂成分の両成
分と親和性があるエチレン・一酸化炭素・(メタ)アク
リル酸アルキルエステル共重合体を配合することによ
り、大幅に耐衝撃性が改善されることを見出した。
た結果、ABS系樹脂成分及びポリアミド樹脂成分の両成
分と親和性があるエチレン・一酸化炭素・(メタ)アク
リル酸アルキルエステル共重合体を配合することによ
り、大幅に耐衝撃性が改善されることを見出した。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、 (A)ABS系樹脂 10〜90重量部 (B)ポリアミド樹脂 90〜10重量部 及び(A)+(B)100重量部に対して (C)エチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体 1〜70重量部 とからなる熱可塑性樹脂組成物である。
キルエステル共重合体 1〜70重量部 とからなる熱可塑性樹脂組成物である。
本発明で用いる(A)ABS系樹脂は、ゴム状重合体の
存在下に、スチレン、α−メチルスチレン等で代表され
る芳香族ビニル系単量体、メタクリル酸メチル、アクリ
ル酸メチル等で代表される(メタ)アクリル酸エステル
系単量体およびアクリロニトリル、メタクリロニトリル
等で代表されるシアン化ビニル系単量体から選ばれた少
なくとも1種を重合させて得られるものであり、その代
表例としてはABS樹脂、MBS樹脂やAES樹脂などが挙げら
れる。ここでゴム状重合体としてはポリブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(NB
R)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)等のジ
エン系ゴム、ポリブチルアクリレート、ポリプロピルア
クリレート等のアクリル系ゴムおよびエチレン−プロピ
レン−ジエン系ゴム(EPDM)等を用いることができる。
またこのゴム状重合体にグラフト共重合せしめるビニル
系単量体は芳香族ビニル系単量体0〜90重量%、(メ
タ)アクリル酸エステル系単量体0〜100重量%および
シアン化ビニル系単量体0〜40重量%の割合が適当であ
り、この組成外においては耐衝撃性や他の機械的性質が
阻害される場合がある。ゴム状重合体にグラフト共重合
せしめるビニル系単量体の組合せとしてはスチレン/ア
クリロニトリル、スチレン/メタクリル酸メチル/アク
リロニトリル、メタクリル酸メチル単独、メタクリル酸
メチル/アクリロニトリル、スチレン/メタクリル酸メ
チル、α−メチルスチレン/メタクリル酸メチル/アク
リロニトリルなどが挙げられる。ただし(A)ABS系樹
脂におけるゴム状重合体とビニル系単量体の割合は重要
であり、ゴム状重合体5〜80重量部、とくに15〜70重量
部の存在下に、ビニル系単量体95〜20重量部とくに85〜
30重量部(合計100重量部)を重合することが必要であ
る。ゴム状重合体の割合が5重量部未満では得られる組
成物の耐衝撃性が不十分である。また、80重量部を越え
ると、耐衝撃性改良効果も発現しないため好ましくな
い。なおこれら(A)ABS系樹脂は乳化重合、塊状重合
および塊状−懸濁重合などの公知の重合法により製造さ
れる。
存在下に、スチレン、α−メチルスチレン等で代表され
る芳香族ビニル系単量体、メタクリル酸メチル、アクリ
ル酸メチル等で代表される(メタ)アクリル酸エステル
系単量体およびアクリロニトリル、メタクリロニトリル
等で代表されるシアン化ビニル系単量体から選ばれた少
なくとも1種を重合させて得られるものであり、その代
表例としてはABS樹脂、MBS樹脂やAES樹脂などが挙げら
れる。ここでゴム状重合体としてはポリブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体ゴム(NB
R)、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)等のジ
エン系ゴム、ポリブチルアクリレート、ポリプロピルア
クリレート等のアクリル系ゴムおよびエチレン−プロピ
レン−ジエン系ゴム(EPDM)等を用いることができる。
またこのゴム状重合体にグラフト共重合せしめるビニル
系単量体は芳香族ビニル系単量体0〜90重量%、(メ
タ)アクリル酸エステル系単量体0〜100重量%および
シアン化ビニル系単量体0〜40重量%の割合が適当であ
り、この組成外においては耐衝撃性や他の機械的性質が
阻害される場合がある。ゴム状重合体にグラフト共重合
せしめるビニル系単量体の組合せとしてはスチレン/ア
クリロニトリル、スチレン/メタクリル酸メチル/アク
リロニトリル、メタクリル酸メチル単独、メタクリル酸
メチル/アクリロニトリル、スチレン/メタクリル酸メ
チル、α−メチルスチレン/メタクリル酸メチル/アク
リロニトリルなどが挙げられる。ただし(A)ABS系樹
脂におけるゴム状重合体とビニル系単量体の割合は重要
であり、ゴム状重合体5〜80重量部、とくに15〜70重量
部の存在下に、ビニル系単量体95〜20重量部とくに85〜
30重量部(合計100重量部)を重合することが必要であ
る。ゴム状重合体の割合が5重量部未満では得られる組
成物の耐衝撃性が不十分である。また、80重量部を越え
ると、耐衝撃性改良効果も発現しないため好ましくな
い。なおこれら(A)ABS系樹脂は乳化重合、塊状重合
および塊状−懸濁重合などの公知の重合法により製造さ
れる。
本発明において使用される(B)ポリアミド樹脂とし
ては、3員環以上のラクタム、重合可能なω−アミノ
酸、二塩基酸とジアミンなどの重縮合によって得られる
ポリアミド樹脂を用いることができる。具体的にはε−
カプロラクタム、アミノカプロン酸、エナントラクタ
ム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウンデカン酸、
9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、α−ピペリドン
などの重合体、ヘキサメチレンジアミン、ノナメチレン
ジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレン
ジアミン、メタキシリレンジアミンなどのジアミンと、
テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバチン
酸、ドデカン二塩基酸、グルタール酸などのジカルボン
酸と重縮合せしめて得られる重合体またはこれらの共重
合体、例えば、ナイロン4、6、7、8、11、12、6.
6、6.9、6.10、6.11、6.12、6T、6/6.6、6/12、6/6Tな
どがあげられる。
ては、3員環以上のラクタム、重合可能なω−アミノ
酸、二塩基酸とジアミンなどの重縮合によって得られる
ポリアミド樹脂を用いることができる。具体的にはε−
カプロラクタム、アミノカプロン酸、エナントラクタ
ム、7−アミノヘプタン酸、11−アミノウンデカン酸、
9−アミノノナン酸、α−ピロリドン、α−ピペリドン
などの重合体、ヘキサメチレンジアミン、ノナメチレン
ジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカメチレン
ジアミン、メタキシリレンジアミンなどのジアミンと、
テレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸、セバチン
酸、ドデカン二塩基酸、グルタール酸などのジカルボン
酸と重縮合せしめて得られる重合体またはこれらの共重
合体、例えば、ナイロン4、6、7、8、11、12、6.
6、6.9、6.10、6.11、6.12、6T、6/6.6、6/12、6/6Tな
どがあげられる。
本発明に用いる(C)エチレン・一酸化炭素・(メ
タ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は、エチレン
と一酸化炭素と(メタ)アクリル酸アルキルエステル共
重合体であるが、この(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルにおけるアルキル基は、直鎖状または分岐状であっ
て、その炭素数は1〜18であり、具体的にはメチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、
ヘキシル基、2エチル−ヘキシル基、オクチル基などが
挙げられ、このうち炭素数2〜8のものが好ましい。
タ)アクリル酸アルキルエステル共重合体は、エチレン
と一酸化炭素と(メタ)アクリル酸アルキルエステル共
重合体であるが、この(メタ)アクリル酸アルキルエス
テルにおけるアルキル基は、直鎖状または分岐状であっ
て、その炭素数は1〜18であり、具体的にはメチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、sec−ブチル基、t−ブチル基、イソブチル基、
ヘキシル基、2エチル−ヘキシル基、オクチル基などが
挙げられ、このうち炭素数2〜8のものが好ましい。
このエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体では、エチレンは30〜90重量%、
好ましくは40〜80重量%の量で、一酸化炭素は1〜40重
量%、好ましくは5〜30重量%の量で、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルは5〜60重量%、好ましくは20〜
50重量%の量で含まれていることが望ましく、必要に応
じてさらに他の単量体を共重合させることも可能であ
る。
キルエステル共重合体では、エチレンは30〜90重量%、
好ましくは40〜80重量%の量で、一酸化炭素は1〜40重
量%、好ましくは5〜30重量%の量で、(メタ)アクリ
ル酸アルキルエステルは5〜60重量%、好ましくは20〜
50重量%の量で含まれていることが望ましく、必要に応
じてさらに他の単量体を共重合させることも可能であ
る。
このようなエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル
酸アルキルエステル共重合体を製造するには、単量体で
あるエチレン、一酸化炭素、(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルのそれぞれを、触媒としてのt−ブチルパー
オキシイソブチレートまたはアゾイソブチロニトリルな
どとともに所定の割合で高速撹拌反応容器中に供給して
混合し、高温(160〜230℃)高圧下(24000〜27000ps
i)に高速で撹拌することによって単量体を共重合すれ
ばよい。
酸アルキルエステル共重合体を製造するには、単量体で
あるエチレン、一酸化炭素、(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステルのそれぞれを、触媒としてのt−ブチルパー
オキシイソブチレートまたはアゾイソブチロニトリルな
どとともに所定の割合で高速撹拌反応容器中に供給して
混合し、高温(160〜230℃)高圧下(24000〜27000ps
i)に高速で撹拌することによって単量体を共重合すれ
ばよい。
上記共重合体としては、ABS/PAアロイ樹脂への親和性
を高めるために、ポリアミドオリゴマーをグラフトした
形で使用してもよい。かかるグラフト共重合体として
は、特開平2−73828号や特願平1−65423号において詳
述されているものを使用することができる。
を高めるために、ポリアミドオリゴマーをグラフトした
形で使用してもよい。かかるグラフト共重合体として
は、特開平2−73828号や特願平1−65423号において詳
述されているものを使用することができる。
このエチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体は、MFRが1〜1000g/10分、好ま
しくは5〜200g/10分であることが望ましい。
キルエステル共重合体は、MFRが1〜1000g/10分、好ま
しくは5〜200g/10分であることが望ましい。
又、この(C)成分の替わりに、エチレン・一酸化炭
素・ビニルエステル共重合体、例えば、エチレン・一酸
化炭素・酢酸ビニル共重合体を用いると、分解が220℃
付近から起こり、酢酸を発生する為に、ABS/PCアロイ樹
脂の改質用としては、金型腐食、物性低下が発生するの
で好ましくない。
素・ビニルエステル共重合体、例えば、エチレン・一酸
化炭素・酢酸ビニル共重合体を用いると、分解が220℃
付近から起こり、酢酸を発生する為に、ABS/PCアロイ樹
脂の改質用としては、金型腐食、物性低下が発生するの
で好ましくない。
(A)(B)(C)成分の配合割合は、(A)+
(B)100重量部に対し、(C)1〜70重量部である。
(C)成分がこれより少ないと、耐衝撃性の改良効果が
小さくなり、逆に(C)成分がこれより多いとABS/PAア
ロイ樹脂が本来有する剛性、耐熱性が損なわれる。
(A)成分と(B)成分の使用比率は、(A)+(B)
100重量部とすると(A)成分10〜90重量部に対し、
(B)成分が90〜10重量部となる様に配合する。(A)
成分がこれよりも少ないと、ABS系樹脂の特長であるメ
ッキ性、流動性が損なわれ、これより多いとポリカーボ
ネート樹脂の特長である耐薬品性、耐熱性、機械的特性
が損なわれる。(A)成分と(B)成分の好ましい使用
比率は、(A)+(B)100重量部とすると、(A)成
分37〜70重量部、(B)成分70〜30重量部となるが、AB
S/PAアロイ樹脂に要求される物性によって上記範囲内で
任意に(A)成分と(B)成分の使用比率を変えること
ができる。
(B)100重量部に対し、(C)1〜70重量部である。
(C)成分がこれより少ないと、耐衝撃性の改良効果が
小さくなり、逆に(C)成分がこれより多いとABS/PAア
ロイ樹脂が本来有する剛性、耐熱性が損なわれる。
(A)成分と(B)成分の使用比率は、(A)+(B)
100重量部とすると(A)成分10〜90重量部に対し、
(B)成分が90〜10重量部となる様に配合する。(A)
成分がこれよりも少ないと、ABS系樹脂の特長であるメ
ッキ性、流動性が損なわれ、これより多いとポリカーボ
ネート樹脂の特長である耐薬品性、耐熱性、機械的特性
が損なわれる。(A)成分と(B)成分の好ましい使用
比率は、(A)+(B)100重量部とすると、(A)成
分37〜70重量部、(B)成分70〜30重量部となるが、AB
S/PAアロイ樹脂に要求される物性によって上記範囲内で
任意に(A)成分と(B)成分の使用比率を変えること
ができる。
本発明の組成物は、前記(A)(B)(C)成分を同
時に、あるいは任意の順序で溶融混合することによって
行われる。一般には単軸押出機、2軸押出機、ニーダー
などを用い、220〜310℃程度で溶融混練するのがよい。
時に、あるいは任意の順序で溶融混合することによって
行われる。一般には単軸押出機、2軸押出機、ニーダー
などを用い、220〜310℃程度で溶融混練するのがよい。
又、本発明の組成物に、要求物性によって無機質充填
剤を任意に添加することができる。
剤を任意に添加することができる。
無機質充填剤としては、ガラス繊維、炭素繊維、アル
ミニウム繊維、しんちゅう繊維、アルミニウム粉、亜鉛
粉、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、亜鉛華、炭
酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸アルミニウム、硫酸
バリウム、硫酸カルシウム、カオリン、タルク、雲母、
ベンナイト、硅ソウ土、硅砂、石英粉、カーボンブラッ
ク、ガラス粉等があげられる。
ミニウム繊維、しんちゅう繊維、アルミニウム粉、亜鉛
粉、シリカ、アルミナ、シリカ−アルミナ、亜鉛華、炭
酸カルシウム、炭酸バリウム、硫酸アルミニウム、硫酸
バリウム、硫酸カルシウム、カオリン、タルク、雲母、
ベンナイト、硅ソウ土、硅砂、石英粉、カーボンブラッ
ク、ガラス粉等があげられる。
最も用いられるのはガラス繊維であり、組成物の耐熱
性、寸法安定性、摩耗性などを向上することができる。
添加量は樹脂成分〔(A)+(B)+(C)〕100重量
部に対して、0〜100重量部、好ましくは5〜60重量部
である。
性、寸法安定性、摩耗性などを向上することができる。
添加量は樹脂成分〔(A)+(B)+(C)〕100重量
部に対して、0〜100重量部、好ましくは5〜60重量部
である。
本発明の組成物にはまた、酸化防止剤,耐候安定剤、
滑剤、帯電防止剤、有機又は無機の顔料、難燃剤、難燃
助剤などが添加されてもよい。
滑剤、帯電防止剤、有機又は無機の顔料、難燃剤、難燃
助剤などが添加されてもよい。
本発明の組成物は、押出成形、射出成形、ブロー成形
などの各種成形法によって種々の成形品とすることがで
きる。
などの各種成形法によって種々の成形品とすることがで
きる。
例えば、コネクター、コンピューター部品、チューナ
ー、エアコン部品などの電気部品、或いはカーヒーター
ファン、インスツルメントパネル、バンパー、ホイール
カバーなどの自動車部品など多くの用途へ使用すること
ができる。
ー、エアコン部品などの電気部品、或いはカーヒーター
ファン、インスツルメントパネル、バンパー、ホイール
カバーなどの自動車部品など多くの用途へ使用すること
ができる。
本発明によれば、耐衝撃性が改善されたABS/PAアロイ
樹脂組成物を使用した製品を得ることができる。本発明
の効果を実施例を示し、説明する。なお、実施例、比較
例における物性の測定方法を示す。
樹脂組成物を使用した製品を得ることができる。本発明
の効果を実施例を示し、説明する。なお、実施例、比較
例における物性の測定方法を示す。
MFR(メルトフローレート) JIS−K−6760 温度190℃、荷重2160g IZOD衝撃強度(23℃) ASTM−D−256 245℃で射出成形したIZOD試片(厚さ3.2mmと厚さ6.4m
m)に後ほど切削でVノッチを入れたものを測定試片と
した。
m)に後ほど切削でVノッチを入れたものを測定試片と
した。
引張特性 JIS−K−7113(引張速度50mm/min) 245℃で射出成形した引張試片を測定試片とした。
測定項目 引張強さ 破断点伸び 〔実施例−1〕 組成物の調整及び測定 表−1に示すABS樹脂50重量部、ポリアミド樹脂5
0重量部、エチレン・一酸化炭素・アクリルn−ブチル
共重合体5.3重量部とを2軸押出機を用いて260℃で混
練を行った。得られた組成物の物性を測定する為に、射
出成形(成形温度245℃、金型温度60℃に設定)にて測
定用の試片作製を行った。これらの試片を用いて前述の
測定方法に準じて、アイゾット衝撃強度の評価を行っ
た。
0重量部、エチレン・一酸化炭素・アクリルn−ブチル
共重合体5.3重量部とを2軸押出機を用いて260℃で混
練を行った。得られた組成物の物性を測定する為に、射
出成形(成形温度245℃、金型温度60℃に設定)にて測
定用の試片作製を行った。これらの試片を用いて前述の
測定方法に準じて、アイゾット衝撃強度の評価を行っ
た。
実施例2〜4、比較例1〜2も表−2に示す組成内容
で実施例−1と同様な方法にて実験を行った。結果を表
−2へ示す。
で実施例−1と同様な方法にて実験を行った。結果を表
−2へ示す。
Claims (1)
- 【請求項1】(A)ABS系樹脂 10〜90重量部 (B)ポリアミド樹脂 90〜10重量部 及び(A)+(B)100重量部に対して、 (C)エチレン・一酸化炭素・(メタ)アクリル酸アル
キルエステル共重合体 1〜70重量部 とからなる熱可塑性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10048890A JP2884181B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10048890A JP2884181B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH041256A JPH041256A (ja) | 1992-01-06 |
JP2884181B2 true JP2884181B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=14275318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10048890A Expired - Fee Related JP2884181B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 熱可塑性樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2884181B2 (ja) |
-
1990
- 1990-04-18 JP JP10048890A patent/JP2884181B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH041256A (ja) | 1992-01-06 |
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