JPH05286535A - パイプコンベヤに於けるパイプ状ベルトの捩れ防止装置 - Google Patents
パイプコンベヤに於けるパイプ状ベルトの捩れ防止装置Info
- Publication number
- JPH05286535A JPH05286535A JP9062992A JP9062992A JPH05286535A JP H05286535 A JPH05286535 A JP H05286535A JP 9062992 A JP9062992 A JP 9062992A JP 9062992 A JP9062992 A JP 9062992A JP H05286535 A JPH05286535 A JP H05286535A
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- JP
- Japan
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- pipe
- belt
- shape
- frame
- conveyor
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 パイプコンベヤのパイプ状に丸めたベルトに
捩れが発生するのを防止する。 【構成】 パイプコンベヤAに於ける被搬送物の包み込
みパイプ状に丸めたベルト3の外側に環状のフレーム7
を嵌装すると共に、このフレームに保形ローラ6を軸承
し、また、支持枠4にガイド装置8を介しフレームを回
転自在に支持し、フレームの回転によりパイプ状に丸め
たベルトの両側縁重なり部分を常に上側にした状態を維
持する。
捩れが発生するのを防止する。 【構成】 パイプコンベヤAに於ける被搬送物の包み込
みパイプ状に丸めたベルト3の外側に環状のフレーム7
を嵌装すると共に、このフレームに保形ローラ6を軸承
し、また、支持枠4にガイド装置8を介しフレームを回
転自在に支持し、フレームの回転によりパイプ状に丸め
たベルトの両側縁重なり部分を常に上側にした状態を維
持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、パイプコンベヤに於
けるパイプ状ベルトの捩れを防止する装置に関するもの
である。
けるパイプ状ベルトの捩れを防止する装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のパイプコンベヤは、実開昭57−
147808号公報に示すように、定置式の各支持枠内
々同一円周上で環状一列に配置すると共に、支持枠に軸
承した多数個の保形ローラによりベルトをパイプ状に丸
めている。
147808号公報に示すように、定置式の各支持枠内
々同一円周上で環状一列に配置すると共に、支持枠に軸
承した多数個の保形ローラによりベルトをパイプ状に丸
めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような構成によ
ると、パイプコンベヤの運転にともないベルトが徐々に
捩れてきて、ベルトの両側縁の重なり部分がキャリア側
において積込部の前方で上部にあったものが、横方向や
下方向になってしまうことが多々発生するので、ベルト
の重なり部分から封じ込み被搬送物がこぼれ落ちる。
ると、パイプコンベヤの運転にともないベルトが徐々に
捩れてきて、ベルトの両側縁の重なり部分がキャリア側
において積込部の前方で上部にあったものが、横方向や
下方向になってしまうことが多々発生するので、ベルト
の重なり部分から封じ込み被搬送物がこぼれ落ちる。
【0004】上記荷こぼれの捩れ原因は、パイプ状に丸
めたベルトの外側においてベルトを支持する保形ローラ
の軸芯がパイプ状に丸めたベルトの中心線に対して直角
でないために斜めの保形ローラとベルトの接触によりベ
ルトに捩れ力を発生させるものである。
めたベルトの外側においてベルトを支持する保形ローラ
の軸芯がパイプ状に丸めたベルトの中心線に対して直角
でないために斜めの保形ローラとベルトの接触によりベ
ルトに捩れ力を発生させるものである。
【0005】パイプ状に丸めたベルトに捩れが発生する
と、その都度付近の保形ローラの軸芯をパイプ状に丸め
たベルトの中心線に対し直角になるよう調整することで
解消することができる。
と、その都度付近の保形ローラの軸芯をパイプ状に丸め
たベルトの中心線に対し直角になるよう調整することで
解消することができる。
【0006】然しながら、全ての保形ローラを手動によ
り調整するので、著しく手数がかかると共に、調整の間
パイプコンベヤの運転を長時間停止しなければならない
問題があった。
り調整するので、著しく手数がかかると共に、調整の間
パイプコンベヤの運転を長時間停止しなければならない
問題があった。
【0007】また、調整しても、ベルトの保形ローラ支
持面が濡れたり、ベルトの剛性が変化したり、保形ロー
ラの回転抵抗が変化すれば、ベルトの捩れ状態が変化す
るので、保形ローラの取付け状態を再度調整しなければ
ならない。
持面が濡れたり、ベルトの剛性が変化したり、保形ロー
ラの回転抵抗が変化すれば、ベルトの捩れ状態が変化す
るので、保形ローラの取付け状態を再度調整しなければ
ならない。
【0008】そこで、この発明の課題は、パイプ状に丸
めたベルトに捩れが発生しても自動的に捩れを防止する
ようにした装置を提供することである。
めたベルトに捩れが発生しても自動的に捩れを防止する
ようにした装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は前後のプーリ間に無端状のベルトをか
け渡すと共に、前後に所定の間隔を存して並ぶそれぞれ
の支持枠内に環状に配置して軸承した複数の保形ローラ
により上記ベルトをパイプ状に丸め、その内部に被搬送
物を包み込んで搬送するようにしたパイプコンベヤに於
いて、パイプ状に丸めた上記ベルトの両側縁の重なり部
分が上側にあり、かつ被搬送物を包み込んで搬送する側
の各支持枠に適宜のガイド装置を介し環状のフレームを
回転自在に支持すると共に、このフレームに上記保形ロ
ーラを軸承した構成を採用したものである。
めに、この発明は前後のプーリ間に無端状のベルトをか
け渡すと共に、前後に所定の間隔を存して並ぶそれぞれ
の支持枠内に環状に配置して軸承した複数の保形ローラ
により上記ベルトをパイプ状に丸め、その内部に被搬送
物を包み込んで搬送するようにしたパイプコンベヤに於
いて、パイプ状に丸めた上記ベルトの両側縁の重なり部
分が上側にあり、かつ被搬送物を包み込んで搬送する側
の各支持枠に適宜のガイド装置を介し環状のフレームを
回転自在に支持すると共に、このフレームに上記保形ロ
ーラを軸承した構成を採用したものである。
【0010】
【作用】フレームに軸承した保形ローラの軸芯がパイプ
状に丸められたベルトの中心に対して直角でない場合、
保形ローラの軸線の傾斜している分力によりフレームと
共に保形ローラがパイプ状に丸めたベルトの中心を軸と
してまわる。
状に丸められたベルトの中心に対して直角でない場合、
保形ローラの軸線の傾斜している分力によりフレームと
共に保形ローラがパイプ状に丸めたベルトの中心を軸と
してまわる。
【0011】一方パイプ状に丸めたベルトには、包み込
んだ被搬送物の重量によりベルトの両側縁の重なり部分
が上にした状態を維持しようとする復元力が働く。
んだ被搬送物の重量によりベルトの両側縁の重なり部分
が上にした状態を維持しようとする復元力が働く。
【0012】その結果、相互の関連作用により抵抗の少
ない保形ローラの軸承側フレームを回転させて、パイプ
状に丸めたベルトの両側縁重なり部分を上側にして荷こ
ぼれのない安定した運転を保障する。
ない保形ローラの軸承側フレームを回転させて、パイプ
状に丸めたベルトの両側縁重なり部分を上側にして荷こ
ぼれのない安定した運転を保障する。
【0013】
【実施例】以下、この発明に係る実施例を添付図面に基
づいて説明する。
づいて説明する。
【0014】図1に示すAはパイプコンベヤである。
【0015】上記のパイプコンベヤAは、前後のプーリ
1、2と、この両プーリ1、2間にかけ渡した無端状の
ベルト3と、このベルト3のキャリア側とリターン側と
にそれぞれ前後に所定の間隔を存して並べた支持枠4
と、この支持枠4内に環状に配置して取付けたブラケッ
ト5を介し軸承すると共に、ベルト3をパイプ状に丸
め、その内部に被搬送物を包み込んで搬送する保形ロー
ラ6とで構成されている。
1、2と、この両プーリ1、2間にかけ渡した無端状の
ベルト3と、このベルト3のキャリア側とリターン側と
にそれぞれ前後に所定の間隔を存して並べた支持枠4
と、この支持枠4内に環状に配置して取付けたブラケッ
ト5を介し軸承すると共に、ベルト3をパイプ状に丸
め、その内部に被搬送物を包み込んで搬送する保形ロー
ラ6とで構成されている。
【0016】また、上記のブラケット5は、両側縁の重
なり部分が上側に位置するパイプ状のベルト3が通過す
る環状のフレーム7に取付けられ、フレーム7は、支持
枠4にガイド装置8を介し回転自在に支持されている。
なり部分が上側に位置するパイプ状のベルト3が通過す
る環状のフレーム7に取付けられ、フレーム7は、支持
枠4にガイド装置8を介し回転自在に支持されている。
【0017】上記のフレーム7は、パイプコンベヤAの
キャリア側で被搬送物を包み込んで搬送する場合、図2
及び図3に示すように、キャリア側の支持枠4にのみ設
け、また図4及び図5に示すように、パイプコンベヤA
のキャリア側とリターン側とで被搬送物を包み込んで搬
送する場合、キャリア側とリターン側の両支持枠4に設
ける。
キャリア側で被搬送物を包み込んで搬送する場合、図2
及び図3に示すように、キャリア側の支持枠4にのみ設
け、また図4及び図5に示すように、パイプコンベヤA
のキャリア側とリターン側とで被搬送物を包み込んで搬
送する場合、キャリア側とリターン側の両支持枠4に設
ける。
【0018】また、上記のガイド装置8は、図2及び図
3に示すようにフレーム7の外周縁上部と両側下部とに
外周の溝を嵌め込んだローラが使用される。
3に示すようにフレーム7の外周縁上部と両側下部とに
外周の溝を嵌め込んだローラが使用される。
【0019】図中9はベルト3を180度反転する装置
である。
である。
【0020】上記のように構成すると、フレーム7に軸
承した保形ローラ6の軸芯がパイプ状に丸められたベル
ト3の中心に対し直角でない場合、保形ローラ6の軸線
の傾斜している分力により保形ローラ6の軸承フレーム
7がパイプ状に丸めたベルト3の中心を軸としてまわ
る。
承した保形ローラ6の軸芯がパイプ状に丸められたベル
ト3の中心に対し直角でない場合、保形ローラ6の軸線
の傾斜している分力により保形ローラ6の軸承フレーム
7がパイプ状に丸めたベルト3の中心を軸としてまわ
る。
【0021】一方、パイプ状に丸めたベルト3には、包
み込んだ被搬送物aの重量によりベルト3の両側縁の重
なり部分が上にした状態を維持しようとする復元力が働
く。
み込んだ被搬送物aの重量によりベルト3の両側縁の重
なり部分が上にした状態を維持しようとする復元力が働
く。
【0022】その結果、相互の関連作用により抵抗の少
ない保形ローラ6の軸承フレーム7を回転させて、パイ
プ状に丸めたベルト3の両側縁の重なり部分を上側にし
て荷こぼれのない安定した運転を行なう。
ない保形ローラ6の軸承フレーム7を回転させて、パイ
プ状に丸めたベルト3の両側縁の重なり部分を上側にし
て荷こぼれのない安定した運転を行なう。
【0023】なお、フレーム7の回転が多い部分は、軸
承した保形ローラ6の軸芯の角度を調整すればよい。
承した保形ローラ6の軸芯の角度を調整すればよい。
【0024】
【効果】以上のように、この発明に係るパイプコンベヤ
によれば、支持枠に対し保形ローラの軸承フレームを回
転させてパイプ状に丸めたベルトの両側縁の重なり部分
を常に上側にして安定した運転を保障することができ
る。
によれば、支持枠に対し保形ローラの軸承フレームを回
転させてパイプ状に丸めたベルトの両側縁の重なり部分
を常に上側にして安定した運転を保障することができ
る。
【0025】このため、保形ローラの手動による調整が
不要になる。
不要になる。
【図1】この発明に係る実施例の側面図
【図2】同上の縦断拡大正面図
【図3】同縦断側面図
【図4】他の実施例の側面図
【図5】同上の縦断正面図
A パイプコンベヤ a 被搬送物 1、2 プーリ 3 ベルト 4 支持枠 5 ブラケット 6 保形ローラ 7 フレーム 8 ガイド装置
Claims (1)
- 【請求項1】 前後のプーリ間に無端状のベルトをかけ
渡すと共に、前後に所定の間隔を存して並ぶそれぞれの
支持枠内に環状に配置して軸承した複数の保形ローラに
より上記ベルトをパイプ状に丸め、その内部に被搬送物
を包み込んで搬送するようにしたパイプコンベヤに於い
て、パイプ状に丸めた上記ベルトの両側縁の重なり部分
が上側にあり、かつ被搬送物を包み込んで搬送する側の
各支持枠に適宜のガイド装置を介し環状のフレームを回
転自在に支持すると共に、このフレームに上記保形ロー
ラを軸承したことを特徴とするパイプコンベヤに於ける
パイプ状ベルトの捩れ防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9062992A JPH05286535A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | パイプコンベヤに於けるパイプ状ベルトの捩れ防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9062992A JPH05286535A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | パイプコンベヤに於けるパイプ状ベルトの捩れ防止装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05286535A true JPH05286535A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=14003781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9062992A Pending JPH05286535A (ja) | 1992-04-10 | 1992-04-10 | パイプコンベヤに於けるパイプ状ベルトの捩れ防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05286535A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160078121A (ko) * | 2014-12-24 | 2016-07-04 | 주식회사 포스코 | 벨트컨베이어용 벨트 턴오버 장치 |
-
1992
- 1992-04-10 JP JP9062992A patent/JPH05286535A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160078121A (ko) * | 2014-12-24 | 2016-07-04 | 주식회사 포스코 | 벨트컨베이어용 벨트 턴오버 장치 |
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