JP3237517U - ベルトコンベヤに於けるベルトの浮き上がり防止装置 - Google Patents

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【課題】ベルトコンベヤのベルトの浮き上がりを防止する装置を提供する。【解決手段】ベルトコンベヤAに於けるキャリヤ側ベルト1の浮き上がり抑止部分の上側にキャリヤ側ベルト1を横切る軸線が水平な軸5をフリー回転するよう軸承し、軸5の両端部にそれぞれの上端側を固定して下方に突出する二本一組のアーム8を設けて、各組のアーム8の下端にキャリヤ側ベルト1の表面押さえ回転輪9のセンタ軸10の両端を軸承し、またアーム8を起伏方向に傾動させるよう軸5の可逆駆動手段を設けた構成を採用する。【選択図】図1

Description

この考案は、ベルトコンベヤの浮き上がりを防止する装置に関する。
バラ物原材料をヤードに一次仮置きするためのベルトコンベヤ設備や、そのバラ物原材料あるいは製品、または次加工待ちのために仮に積置きしていたものを、ヤード設備から払い出すベルトコンベヤ設備の乗り継ぎ部では、多くの場合、構造上コンベヤベルトが浮き上がる部分ができるが、この状態は避けられないものである。
そして、ベルトコンベヤを起動あるいは負荷運転時に、ベルトの変角部分にてベルトが浮き上がることがある。
当然、コンベヤベルトが極端に浮き上がらないようなコンベヤフレームの構造や落差の少なくなる配置計画をするが、それでも無負荷時やコンベヤ起動時あるいは全負荷再起動時に限って浮き上がる場合がある。
鉄鉱石とコークスなど、見掛比重が大きく異なる物質を同一コンベヤで搬送する輸送ラインにおいては、顕著にその現象が現れる。
あるいは、設計時の予想に反し、想定外に何かの原因で突然にベルトが浮き上がることがある。
それは無負荷運転時やベルトの浮き上がる部分からテール側の離れた位置に搬送物がある時、コンベヤを再起動した場合も例外ではない。
キャリヤ側やリターン側のローラからベルトコンベヤが浮き上がれば、特に風雨の影響でベルトが不安定な状態になり、その結果ベルトが蛇行したり、搬送中であれば搬送物が落荷することがある。
なかでも設備設計者や管理者は、特に負荷運転中のベルトがキャリヤ側やリターン側のローラからベルトが浮き上がらないような策を講じる。
さらに、コンベヤの無負荷運転時や起動時でも、ベルトが浮き上がらないようなベルト浮き上がり防止策を考慮する。
このように、浮き上がったベルトが蛇行したり、それが原因で落荷を起こさないように、一定以上にベルトが浮き上がるのを防ぐ目的で、一般的にはベルトの浮き上がり防止手段を設置していた。
従来から行われている方式の一つに、二車輪型のベルトの浮き上がり防止
装置でベルトの浮き上がりを止める方式がある(例えば特許文献1の図3参照)。
特開2005-132507号公報
ところが、既知のベルト浮き上がり防止装置は固定式の据え置き型で、車輪の高さ(位置)の変更ができない構造になっている。
それでも、前述の理由で既知のベルト浮き上がり防止装置(車輪)の高さ(位置)や幅等色々調整し、その中で最もベストな位置に車輪がくるように位置付けて固定する方法がとられる。
あるいは、ベルトの両側からオーバーハング状にローラを配置したタイプのものも提案されている。
これらの方法は、ベルト断面方向に対して、荷の搭載がない部分のベルト両外側を車輪あるいはローラで押さえてベルトの浮き上がりを止めるものである。
ところが、積み込み装置機器や払い出し装置機器による運転状況によっては、ベルト上の積荷が途切れたり、偏ったりすることがある。
特に、空荷状態になる部分ができても、ベルト張力は瞬間的には変わらないので、ベルト断面の中央部が凸状に浮き上がり、やがて両車輪の内側に入り込み食い込んだ状態になることがあり、それでもベルトを押さえながらベルトコンベヤは運転されているのである。
それは、無負荷運転時やベルトの浮き上がる部分から離れた途中の位置に搬送物がある時に、コンベヤを起動した場合でも起こるからである。
また、トリッパやスタッカのような走行装置がベルト進行方向に移動する時に、ベルト張力以外の力で引っ張られることで、ベルトが一時的に急浮上することがある。
その結果、両端部が押さえられたことで中央部分が凸状に膨れた状態のままでベルトが走行する運転を続ければ、次に流れてきた荷が車輪やローラと干渉して落荷することになる。
このように、ベルトの両端部が両車輪あるいはローラで必要以上に押さえられ、あるいは食い込んだ状態で運転を続ければ多くの場合、当然この部分で落荷したりベルトの蛇行が起きる。
一方、単純にリターンローラや小径プーリを水平に配置して、浮き上がるベルトを押さえる方法も、従来から行われていることもある。
それでも、コンベヤの無負荷運転時や起動時にベルトが浮き上がらないよう、上記の既知のような固定式車輪型のベルト浮き上がり防止装置を付ける方法しかなかった。
しかし、これらの既知の方法では、無負荷時やベルトコンベヤの起動時に浮き上がるベルトをうまく押さえることができなかったり、高さを考慮すれば搬送物と干渉しない高さにするこができるが、浮き上がってふらついたベルトを最適な位置で調整したり、あるいは任意でかつ機側または遠隔操作で調整することはできない。
更に、ベルト交換作業時に既知の方法では、可動或いは退避することができないので、作業効率が非常に悪かった。
そこで、この考案は、上述の問題を解決するようにしたベルトの浮き上がり防止装置を提供することにある。
上記の課題を解決するために、この考案は、ベルトコンベヤに於けるキャリヤ側ベルトの浮き上がり抑止部分の上側に前記キャリヤ側ベルトを横切る軸線が水平な軸をフリー回転するよう軸承し、この軸の両端部にそれぞれの上端側を固定して下方に突出する二本一組のアームを設けて、この各組のアームの下端に上記キャリヤ側ベルトの表面押さえ回転輪のセンタ軸の両端を軸承し、また上記アームを起伏方向に傾動させるよう上記軸の可逆駆動手段を設けた構成を作用する。
以上のように、この考案のベルトの浮き上がり防止装置によれば、ベルトコンベヤの稼働にともない何らかの要因によりキャリヤ側ベルトが浮き上がろうとしても、キャリヤ側ベルトと回転輪の下部外周面との当接にともない上記回転輪を回転しながらキャリヤ側ベルトの浮き上がりを抑止すると共に、この抑止にともないキャリヤ側ベルトの蛇行をなくすることができる。
そして、キャリヤ側ベルトの浮き上がり度合いが大きくなった際の、ベルトに対する回転輪の食い込みが強くなってベルトに損傷をおよぼす懸念やその他の不都合がある場合、駆動手段で軸を回動させながら、アームを上昇方向に回動(傾動)しながら回転輪を上昇させることで回避することができる効果がある。
すなわち、キャリヤ側ベルトの押さえ込みを弱める位置に移動(退避)させることができる。勿論、キャリヤ側ベルトを押さえ込む必要がない時は、大きく後退(上昇)させることもできる。
この考案の実施形態を示す一部切欠正面図である。 同上の側面図である。 アームの部分を示す縦断拡大側面図である。 アームの起伏角度を示す表示の側面図である。
以下、この考案の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1及び図2に示すAは、ベルトコンベヤである。
上記のベルトコンベヤAは、周知のように、ヘッドプーリとテールプーリ(いずれも図示省略)とにかけ渡した無端状のベルト1と、このベルト1のキャリヤ側のベルト1の裏面を支承するキャリヤローラ2と、リターン側のベルト1の表面を支承するリターンローラ(図示省略)とで構成されている。
上記のキャリヤローラ2は、図示の場合、搬送物aの荷こぼれを防止するために、センタ及び両サイドのローラをトラフ状に配置してあり、コンベヤフレーム3のスタンド4に各キャリヤローラ2の軸芯に貫通させて設けてあるセンタ軸を支持させてある。
上記スタンド4に対するセンタ軸の支持方式は、周知につき詳細な説明を省略する。
5は、キャリヤ側ベルト1の上側を横切って水平に配置した軸で、この軸5の両端側は、コンベヤフレーム3から起立した柱材6の両端に設置してある軸受7によりフリーに回転するように軸承してある。
また、軸5の両端部には、並列する二本一組の各アーム8の上端が支持(この支持は、軸5の回動にともないアーム8が時計、反時計方向に傾動するよう)してある。
さらに、両一組のアーム8の下端には、キャリヤ側ベルト1の表面押さえ回転輪9のセンタ軸10の両端が軸承してあり、この回転輪9の外周下部がリターン側ベルト1の表面に当接して、押さえ込む。
なお、回転輪9のキャリヤ側ベルト1との接触面を球状にしておくと、接触するベルト1に損傷を与えない。
図中11は、アーム8の各下端に設けた軸受で、この軸受11にセンタ軸10の両端を軸承する。12は各アーム8の上端を軸5に固定する金具である。13は回転輪9の補強骨である。
また、前述のアーム8を有する軸5は、現場での機側操作としての、例えば人的操作のハンドルからウォーム減速機能を有する出力軸と軸5とに設けてあるスプロケットにチェーンをかけ渡した伝達手段で軸5を可逆駆動して、キャリヤ側ベルト1に対する回転輪9の圧接度合いを調整する方式の可逆駆動手段(図示省略)や、例えば軸5にリターン側ベルト1の浮き上がりにともない作用するトルクを制御盤21により検知し、この検知にともない軸5を可逆駆動手段Bとしての減速機付のモーター22により回動する遠隔操作方式などを採用して行う。
すると、ベルトコンベヤAの運転状況に応じて、機側又は遠隔操作でベルト1の押さえを調整することができる。
なお、回転機能を有するベルト1の押さえ装置において、押さえ装置全体を安全上、保安カバー(図示省略)で覆うことがある。
覆い形状や素材は、網構造であったり、板状や柵状などのものがある。
すると、カバー内の回転輪9の倒れ角度(位置)が外から判断し難い(不便)ので、外からでも容易に判断できるようにしておくとよい。
この判断の検知手段としては、例えば図1、4に示すように、軸5の外端に共に回動する指針23を設け、この指針23の傾動範囲に目盛プレート24を柱材6に取り付けておくことで、アーム8の倒れ角度の検知が容易になる。すなわち、正確な位置で回転輪9による押さえ込みを行うことができる。
A ベルトコンベヤ
a 搬送物
B 可逆駆動手段
1 ベルト
2 キャリヤローラ
3 コンベヤフレーム
4 スタンド
5 軸
6 柱材
7 軸受
8 アーム
9 回転輪
10 センタ軸
11 軸受
12 金具
21 制御盤
22 モーター
23 指針
24 目盛りプレート

Claims (1)

  1. ベルトコンベヤに於けるキャリヤ側ベルトの浮き上がり抑止部分の上側に前記キャリヤ側ベルトを横切る軸線が水平な軸をフリー回転するよう軸承し、この軸の両端部にそれぞれの上端側を固定して下方に突出する二本一組のアームを設けて、この各組のアームの下端に上記キャリヤ側ベルトの表面押さえ回転輪のセンタ軸の両端を軸承し、また上記アームを起伏方向に傾動させるよう上記軸の可逆駆動手段を設けたことを特徴とするベルトコンベヤに於けるベルトの浮き上がり防止装置。
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