JPH0528635U - 印刷機のインキ装置 - Google Patents

印刷機のインキ装置

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JPH0528635U
JPH0528635U JP7658791U JP7658791U JPH0528635U JP H0528635 U JPH0528635 U JP H0528635U JP 7658791 U JP7658791 U JP 7658791U JP 7658791 U JP7658791 U JP 7658791U JP H0528635 U JPH0528635 U JP H0528635U
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JP
Japan
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temperature
ink
inking
humidity
air
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Withdrawn
Application number
JP7658791U
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Inventor
征志朗 濱田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、印刷機械のインキ装置の温度、湿
度を安定化する装置を提供することを目的とするもので
ある。 【構成】 印刷機のインキ装置ローラ群を囲繞するカバ
ーと、同カバー内の空気を所定温度に加熱、冷却及び除
湿する手段とを設けた印刷機のインキ装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は印刷機械のインキ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4に示すようなオフセット枚葉印刷機において、インキ湿し装置は図5に示 すような構造をしている。 図5において、01はインキ溜装置で、供給するインキを溜めておく場所であ り、回転するインキ元ローラとブレード隙間からインキが供給される。02はイ ンキ装置であり、インキ溜01から流出したインキは、インキ装置02のインキ ローラ間で練られながら、版胴03表面の版材に供給される。湿し装置04から 版面に供給されは湿し水はインキ装置02にも溯上する。インキ装置02は水の 練り装置蒸発装置でもある。03は版胴であり、表面に版が巻かれている。オフ セット印刷の版は画線部へインキ、非画線部には水がついて画像が形成される。 04は湿し装置で、版面へ湿し水を供給する装置である。05はカバー即ち安全 装置であり、フレーム間全面を通常覆っている。06は横梁で、操作側及び駆動 側のフレームを連結しており、この部分に通常温度・湿気が篭る。
【0003】 なお、図4において、08は給紙部、09は見当部、010は印刷部、011 は排紙部、012は中間胴、013は圧胴、014は中間胴、015は版胴、0 16はブランケット胴、017は排紙胴、018はチェーンガイドである。 インキ装置は運転開始と共にゴムローラの変形発熱が主原因で昇温して30〜 60分で安定する。オフセット印刷に於てはインキ装置からの湿し水の蒸発があ り湿気が局部的に篭ることがある。この温度、湿度はインキ転移に大変関係があ り、冬場刷始めの温度が低い時は暖気運転が必要となり、また往復ローラ内部へ 冷却水を通して昇温を防止している。湿度調整は通常していない。
【0004】 従って、印刷運転中に色調が変化しその調整にオペレータは多大の時間と労力 を要する。 この色調の変化が何に起因するものであるかは明確でないが、インキ装置の温 度と関係があると思われたので、冷却水の循環又はエアシャワ等によるローラの 冷却が行われている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前述の従来技術には、次のような問題点がある。 1.オフセット印刷では温度上昇により供給インキ・水のバランスが変化し、印 刷品質が安定しない。 2.温度上昇によりインキの粘度が低下するとともにインキに対する湿し水の乳 化率が上昇するので、印刷品質が低下する。 3.往復ローラ内部に冷却水を通して防止しているが不充分である。 4.インキ装置は湿し水の蒸発装置でもあるが、蒸発した湿気は、最近エンクロ ーズされつつあるインキ装置の局部に篭り、インキ転移を不安定にする。これは 、作業環境改善のため、湿し水中のIPA(イソプロピルアルコール)を減じる ことに対しても弊害になっている。 5.高速化対応についてインキ装置の昇温対策はますます重要になりつつある。
【0006】 本考案は、色調の安定化に、インキ装置の温度と周辺湿度が強い関係を有する ことを認識し、インキ装置の温度・湿度を安定化する装置を提供することを目的 とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
1.インキ装置周辺をエンクローズして自由な空気流入をおさえる。 2.常時一定方向へ強制的に空気を流すように排気ファンを設置する。 3.ローラ表面温度と湿度を計測し、排気ファンによる排気量を調整・制御して 、温度・湿度をコントロールする。 4.上記2項の排気ファンの替りに、空調装置を設ける。
【0008】
【作用】
インキ装置内に篭った湿気・温度の高い空気を換気することにより、冷却能力 を促進する。湿度が下がるとインキ中の水分の蒸発が促進され、インキに対する 水の乳化率が低減され、気化熱による熱放散を高める。インキ乳化率減少は、印 刷品質向上、温度変化減少は印刷品質の安定化に繋がる。
【0009】
【実施例】
(第1実施例) 本考案の第1実施例を図1について説明する。 図において、1は排気ファン、2はカバー、3はカバー、4は湿度センサ、5 は温度センサである。
【0010】 本装置の設置及び操作要領は次の通りである。 (1)インキ装置のローラ軸と同方向にローラ面長巾相当の排気ファン1を設置 する。ファンの構造は棒状・扇風機式等であり、特に限定しない。 (2)インキ装置の周辺に、自由空気の流入を阻止するカバー2,3を設置する 。カバーの材質は布・ビニール・塩ビ・金属等であり、特に限定しない。構造に ついても引掛け式・嵌込み式・巻込み式・固定式等が用いられ、特に限定しない 。 (3)ファンの排気量は調整出来る方式を採用する。方式はファン回転数調整、 ファンの数調整、排気ダクトによる流入又は流出調整等であり、特に限定しない 。 (4)インキ装置の湿気が篭りやすい部分に湿度センサ4を設置する。 (5)インキ装置の温度変化しやすい部分のローラ表面温度を非接触温度センサ 5で計測する。 (6)温・湿度の変化を勘案して排気量を調整する。
【0011】 (第2実施例) 本考案の第2実施例を図2、図3について説明する。 第1実施例における排気ファン1の替りに空調装置1aを設置する以外は第1 実施例と同様である。 本装置の設置及び操作要領は次の通りである。 (1)インキ装置のローラ軸と同方向にローラ面長巾相当の空調装置1aを設置 する。空調装置は温風・冷風の温度調整が出来るものを使用する。構造は送風フ ァンを内蔵しても別置ファンから風を導入してもよい。温源も主駆動モータ・ド ライヤの排熱利用・独自方式等、特に限定しない。 (2)インキ装置の周辺に空調の空気流をガイドするローラ面長相当のカバー2 ,3を設置する。このカバーの材質は空気流がガイド出来るものであれば、布・ ビニール・塩ビ・金属等、特に限定しない。又構造についても引掛け式・嵌込み 式・巻込み式・固定式等、特に限定しない。 (3)カバー2は刷出しの加温時と、冷却時とで開度を調整出来るようにするこ とが望ましい。加温時(図2)はエンクローズし、冷却時(図3)は通気をよく する。構造は巻取式・スライド式・はね上げ式等であり、特に限定しない。 (4)インキ装置の湿気が篭りやすい部分の湿度をセンサ4により計測し、湿度 が上がり過ぎないよう換気量を調整又は制御する。 (5)インキ装置の温度変化が発生しやすいローラ表面温度を非接触センサ5に より計測し、温度が上がり過ぎないよう送風温度や換気量を調整又は制御する。
【0012】
【考案の効果】
本考案による印刷機のインキ装置は、印刷機のインキ装置ローラ群を囲繞する カバーと、同カバー内の空気を所定温度に加熱、冷却及び除湿する手段とを設け たことにより、次の効果を有する。 1.インキ装置まわりに空気流を強制的に作り、インキ装置まわりの湿し水蒸発 による湿気や篭った空気を換気して、冷却効果を高めることができる。 2.刷出し時等機械温度が冷えてインキ転移が阻害される場合には、温風で均一 加熱を促進して印刷品質を安定・向上させることができる。 3.印刷品質安定化に重要なインキ装置の温・湿度の制御が簡単な方式で可能と なり、印刷品質が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の構成図である。
【図2】本考案の第2実施例の加温時の構成図である。
【図3】本考案の第2実施例の冷却時の構成図である。
【図4】オフセット枚葉印刷機の全体側面図である。
【図5】従来のインキ湿し装置の構成図である。
【符号の説明】
1 排気ファン 2 カバー 3 カバー 4 湿度センサ 5 温度センサ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機のインキ装置ローラ群を囲繞する
    カバーと、同カバー内の空気を所定温度に加熱、冷却及
    び除湿する手段とを設けたことを特徴とする印刷機のイ
    ンキ装置。
JP7658791U 1991-09-24 1991-09-24 印刷機のインキ装置 Withdrawn JPH0528635U (ja)

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JP7658791U JPH0528635U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 印刷機のインキ装置

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JP7658791U JPH0528635U (ja) 1991-09-24 1991-09-24 印刷機のインキ装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006142582A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 輪転印刷機の印刷装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006142582A (ja) * 2004-11-17 2006-06-08 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 輪転印刷機の印刷装置
JP4605761B2 (ja) * 2004-11-17 2011-01-05 三菱重工印刷紙工機械株式会社 輪転印刷機の印刷装置

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Effective date: 19951130