JPH05285990A - 射出成形用金型、射出成形方法及び射出成形品 - Google Patents

射出成形用金型、射出成形方法及び射出成形品

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JPH05285990A
JPH05285990A JP4118053A JP11805392A JPH05285990A JP H05285990 A JPH05285990 A JP H05285990A JP 4118053 A JP4118053 A JP 4118053A JP 11805392 A JP11805392 A JP 11805392A JP H05285990 A JPH05285990 A JP H05285990A
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resin reservoir
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 射出充填される溶融樹脂が製品ゲートを通過
してからウエルドラインが形成するまでの時間より製品
ゲートのゲートシール時間が長く、かつ樹脂溜めゲート
を通過してからウエルドラインが形成するまでの時間よ
り樹脂溜めゲートのゲートシール時間が長くなる製品ゲ
ート及び樹脂溜めゲートを持つ射出成形用金型である。 【効果】 ウエルド部での樹脂又は充填物の配向が乱さ
れることにより極めて効率的にウエルド部が強化され、
しかもウエルド部の外観も改善された成形品が得られる
という優れた特徴を有するものであり、実用的価値の高
いものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱可塑性樹脂の射出成
形用金型、射出成形方法及び射出成形品に関する。さら
に詳しくは、本来ならウエルドラインが生じ、しかも極
めて低いウエルド強度しか得られない成形品のウエルド
ライン周辺であるウエルド部の強度を著しく向上させ、
且つウエルド部の外観をも改善するための射出成形用金
型、射出成形方法及びウエルド強度等の改善された射出
成形品に関する。
【0002】
【従来の技術】図5に示す金型を用いて成形品を成形す
るにあたり、単一のキャビティ6に複数のゲート5,5
から溶融樹脂の射出充填をおこなうと、溶融樹脂はスプ
ルー3の直下で、キャビティ内に複数の樹脂流A1 及び
2 が生じ、それらの樹脂流が合流する融着点Bにウエ
ルドライン又はウエルドマークが生じる。また、キャビ
ティに単一のゲートから溶融樹脂を充填する場合であっ
ても、図6のように、キャビティ内に設けられたコア7
等により樹脂流A1 及びA2 となって分流する場合に
は、分流された樹脂流が合流して一体化する融着点Bに
ウエルドラインが生じる。更に、成形品に偏肉部がある
場合等においても、射出充填される溶融樹脂は、肉厚の
大きな部分と肉厚の小さい部分での樹脂の充填速度の違
いにより樹脂の分流が生じ、これらが合流して一体化す
る部分にウエルドラインが生じることが多い。このよう
な成形品のウエルドラインは、上記の如き各種の要因が
複合して生じる場合が多く、現実の複雑な形状の成形品
において、ウエルドラインの生じない成形品を得ること
は極めて困難である。かかるウエルドラインは、表面に
線状の模様が生じ成形品の外観を損ねるのみならず、単
に溶融樹脂の流動先端部が合流して融着しただけで、樹
脂の粘度が高い流動先端部では均一には混合が行われな
いこともあって、樹脂又は樹脂中に含まれる充填物はウ
エルドラインを挾んで平行に配向し、ウエルド部におい
ては樹脂が本来有する強度よりはるかに低い強度しか得
られないという極めて重大な問題が生じる。
【0003】ウエルド部におけるかかる強度低下の問題
を、成形方法により改善する技術として、特開昭48−
71459号公報には、ウエルドラインを生じる位置に
樹脂溜めを設けた金型を用いて樹脂の充填を行った後、
樹脂溜めの内部の樹脂を金型内に押し戻すことによりウ
エルド部の強度を改善する成形方法が開示されている。
また、特開平2−202414号公報には、開閉バルブ
を備えた複数ゲートから樹脂を射出充填することによっ
て生じた複数の樹脂流が合流して融着してウエルドライ
ンが形成された以後にゲートの開閉バルブの操作を行
い、樹脂流の充填圧力に差をもたせることによりウエル
ド部を乱し、ウエルド部の強度を改善する成形方法が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者
(特開昭48−71459号公報)に記載の方法では、
ウエルドライン形成後にウエルド部に十分な樹脂流を生
じさせて、ウエルド部の樹脂又は充填剤の配向を乱すこ
とは難しく、ウエルド部における充分な強度改善には到
っていない。また後者(特開平2−202414号公
報)に記載の方法では、金型及び装置の構造が複雑にな
り、製造コストが高くなるのみならず、成形時の開閉バ
ルブ等の制御も難しいという欠点がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、かかる課題
を解決し構造上の制約のより少ない金型によって、ウエ
ルド強度の向上した成形品を得ることを目的として鋭意
検討した結果、ウエルドラインが形成された後ウエルド
ラインが固化する前の、まだ内部で樹脂が流動性を維持
している間にウエルド部で樹脂の移動を生じさせ、ウエ
ルド部での樹脂又は充填剤の配向等を乱すことによるウ
エルド強度等の効率的な改善方法及びそのための金型を
見出し、本発明に到達した。
【0006】即ち、本発明は、射出充填される溶融樹脂
が製品ゲートを通過してからウエルドラインが形成する
までの時間より製品ゲートのゲートシール時間が長く、
かつ樹脂溜めゲートを通過してからウエルドラインが形
成するまでの時間より樹脂溜めゲートのゲートシール時
間が長くなる製品ゲート及び樹脂溜めゲートを持つ射出
成形用金型である。ここで、ゲートシール時間とは、射
出成形用樹脂が製品ゲート又は樹脂溜ゲートを通過して
から、製品ゲート又は樹脂溜ゲートにおいて樹脂が冷却
固化して樹脂流が停止するまでの時間をいう。また、前
記金型により熱可塑性樹脂の射出成形を行う射出成形方
法であって、樹脂が製品ゲートを通過してからウエルド
ラインが形成する工程の後に、製品ゲートをシールする
工程を行うとともに、樹脂溜めゲートを通過してからウ
エルドラインが形成する工程の後に、樹脂溜めゲートを
シールする工程を行うものである。
【0007】
【作用】上記手段に従い、所定の位置に樹脂溜めを設け
た射出成形用金型及び成形方法を用いた成形において
は、樹脂が製品ゲートを通過してからウエルドラインが
形成するまでの時間より製品ゲートのゲートシール時間
が長く、かつ樹脂溜めゲートを通過してからウエルドラ
インが形成するまでの時間より樹脂溜めゲートのゲート
シール時間が長くなる間は、樹脂に加えられる射出圧又
は保圧により溶融樹脂を樹脂溜めに流し込むことによっ
てウエルドの両側に圧力差を生じさせ、樹脂溜めの設け
られていない側の樹脂を樹脂溜めの設けられている側の
樹脂に圧入してウエルド部の樹脂又は充填物の配向等を
乱すことによりウエルド部の強度が向上し、ウエルドラ
インも目につきにくいものになる。
【0008】
【実施例】以下、実施例により、本発明の金型及び成形
方法についてさらに具体的に説明するが、本発明はこれ
に限定されるものではない。図1及び図2は、夫々ウエ
ルドが生じる典型的な金型(成形品)を例にとり、その
ウエルド強度等を改善するため、本発明に従って、所定
の位置、即ち、射出充填される溶融樹脂が分流する点か
ら該樹脂の合流により形成されるウエルド部までの樹脂
流路の少なくとも一方の側に、成形品キャビティもしく
はランナーから突出した樹脂溜めを設けて改善した金型
の一態様を示すものである。勿論、実際の多くの金型
(成形品)においては、このように単純な形状のものは
稀であり、キャビティへの溶融樹脂の充填の仕方、ウエ
ルドの生成過程等は更に複雑であるが、基本的にはここ
で示し、また以下で説明する金型構成及び成形方法に従
えばよい。
【0009】実施例1 図1の如き構造の金型を用いて、ポリプロピレン樹脂(P
P)にガラス長繊維(GF)40重量%を配合した長さ12mmのペ
レット状樹脂組成物を射出成形した。かかる樹脂組成物
において、ガラス繊維長はペレットと実質的に同一長さ
で(平均繊維長は約12mm)、ペレットの長さ方向にほぼ
平行に配列したものである。なお、ここで用いた金型の
主要箇所の構成及び成形条件は、下記の通りである。 樹脂溜め 寸法 18mm×40mm×厚さ4mm 入口形状 幅6mm ×厚さ2mm 製品 肉厚 4mm 入口寸法 幅6mm ×厚さ3mm ランナー寸法 幅6mm ×厚さ8mm 成形条件 シリンダー温度 220 ℃ 金型温度 50℃ 射出速度 1.0m/min 一方、比較のため、図1の樹脂溜めを使わず、同様の成
形品を比較例1として成形した。
【0010】実施例1において、樹脂は図3のように充
填されていく。単一のキャビティ6に複数のゲート5,
5から溶融樹脂の射出充填をおこなうと、溶融樹脂はス
プルー3の直下で分流し、キャビティ内に複数の樹脂流
1 及びA2 が図3(a)のように生じ、それらの樹脂
流が合流する融着点Bにウエルドライン又はウエルドマ
ークが図3(b)のように形成される。次に、ウエルド
部が固化する前に、樹脂溜めゲート2から樹脂溜め1へ
の樹脂の充填が始まる。この時キャビティ6の金型に接
触している樹脂は既に固化が始まっているが、保圧によ
りキャビティ6の中心付近の粘度の低い樹脂が図3
(c)のように移動を始め、樹脂溜め1に完全に樹脂の
充填が完了する時には、ウエルドライン形成時には平面
であった樹脂流A1 及びA2 の融着面Bが図3(d)の
ように円錐状となっている。
【0011】実施例2 図4は、本発明に従い、ランナーから突出した樹脂溜め
を設けた金型である。この金型を用い、ポリアミド66樹
脂(PA)にガラス長繊維(GF)40重量%を配合した長さ12mm
のペレット状樹脂組成物を射出成形した。かかる樹脂組
成物において、ガラス繊維長さはペレットと実質的に同
一長さで(平均繊維長は約12mm)、ペレットの長さ方向
にほぼ平行に配列したものである。なお、ここで用いた
金型の主要箇所の構成及び成形条件は、下記の通りであ
り、成形品の厚みを4mm、樹脂溜めの厚みを2mmと
して、溶融樹脂充填時における樹脂溜めへの樹脂流入を
極力抑え、かつウエルドライン形成後樹脂溜めへの樹脂
流入を効率的に行わせるものである。 樹脂溜め 寸法 90mm×30mm×厚さ2mm 入口寸法 幅6mm ×厚さ2mm 製品 肉厚 4mm 入口寸法 幅6mm ×厚さ8mm 成形条件 シリンダー温度 290 ℃ 金型温度 80℃ 射出速度 1m/min 一方、比較のため、図4の樹脂溜めを使わず、同様の成
形品を比較例2として成形した。これらの実施例1、2
及び比較例1、2の成形品について、引張強さ及び伸び
を測定した。
【0012】
【表1】
【0013】表1に示すように、樹脂が製品ゲートを通
過してからウエルドラインが形成するまでの時間より製
品ゲートのゲートシール時間が長く、かつ樹脂溜めゲー
トを通過してからウエルドラインが形成するまでの時間
より樹脂溜めゲートのゲートシール時間が長くなる実施
例1及び実施例2では、引張強さ及び伸び共に大きな効
果を得られる。
【0014】実際に金型を設計する場合の手順として
は、ある製品に関し使用樹脂及び製品ゲートサイズ及び
シリンダー温度、金型温度、射出速度等の成形条件が決
まれば射出量から計算して、樹脂が製品ゲートを通過す
る時間及びウエルドが形成される時間が決定される。例
えば、ゲートサイズと製品ゲートのシール時間との相関
を計時したものを示す。
【0015】
【表2】
【0016】表2に示すようなある表示条件下における
ゲートサイズとゲートシール時間の関係を把握しておけ
ば、これを利用し樹脂溜めをそのゲートシール時間が樹
脂が樹脂溜めゲートを通過してからウエルドが形成され
るまでの時間より大きくなる位置及び大きさで付けてや
れば良い。実際には、金型構造上での樹脂溜め取り付け
位置の制約も考慮する必要がある。また、ウエルド部で
起こる流動量は樹脂溜めの大きさと関係が有り、この大
きさとしては、まず樹脂溜めからウエルド部までの製品
容量を目安として設計することが好ましい。
【0017】かかる成形方法において、樹脂溜めの位置
及び容量は樹脂の固化速度、成形品容量、樹脂分流点か
らウエルドまでの距離又は容量、さらには樹脂温度、射
出速度等の成形条件、充填される溶融樹脂がウエルド形
成前にその一部が樹脂溜めに流れ込む量と関連するもの
であり一義的に規定することは難しいが、ウエルドライ
ンが形成された後キャビティ内圧によって樹脂が流れ込
む余地を有し、流動性も保持されている限り基本的には
問題ない。したがって、任意の成形条件下において、ウ
エルドライン形成後に樹脂溜めに樹脂が流れ込むよう樹
脂溜め入口の厚み及び樹脂溜めの厚み等を操作してやれ
ば良い。一般に、溶融樹脂充填時における樹脂溜めへの
樹脂流入を極力抑え、かつウエルドライン形成後樹脂溜
めへの樹脂流入を効率的に行わせるためには、樹脂溜め
入口の厚みを入口周辺の成形品厚みより薄くすることが
好ましく、特に0.2 〜0.7 倍とするのが好ましい。ま
た、樹脂溜めの容量は樹脂溜め入口からウエルド部まで
の成形品容量以上取ることが好ましい。
【0018】本発明の射出成形方法及び金型は、公知の
いずれの熱可塑性樹脂の射出成形にも適用可能である
が、従来の成形方法ではウエルド部での強度低下が激し
かったものに対し適用するのが特に有効である。例え
ば、無機充填剤、特に繊維状充填剤の配合された熱可塑
性樹脂の従来法による成形においては、ウエルド部をは
さんでその両側に、無機充填剤、特に繊維状充填剤がウ
エルドラインに沿って平行に配向するため、ウエルド部
においては他の部分に比べ著しく低い強度しか得られな
いが、本発明の成形方法及び金型によれば、ウエルド部
におけるかかる配向が効率よく乱されることにより十分
な強度改善が可能である。中でも3mm以上の平均繊維長
を有する繊維状充填剤の配合されたものの成形では、ウ
エルドに沿った繊維の配向が強く、ウエルド強度の低下
が特に問題になり易いものであったが、本発明の成形方
法及び金型は、かかる樹脂組成物の成形に対して特に有
効である。また、結晶性熱可塑性樹脂、特に液晶性樹脂
を主体とする樹脂組成物の成形においても、ウエルドに
沿った結晶性樹脂の配向により同様の問題が生じ易いも
のであったが、本発明の成形方法及び金型は、かかる樹
脂組成物の成形に対しても極めて有効である。
【0019】
【発明の効果】以上の説明並びに実施例により明らかな
ように、本来ならウエルド部が生じ、しかも極めて低い
ウエルド強度しか得られない熱可塑性樹脂成形品を射出
成形するにあたり、本発明に従い所定位置に樹脂溜めを
設けた金型を用い、成形品キャビティへの溶融樹脂の供
給によりウエルド部が形成された後、樹脂が製品ゲート
を通過してからウエルドラインが形成するまでの時間よ
り製品ゲートのゲートシール時間が長く、かつ樹脂溜め
ゲートを通過してからウエルドラインが形成するまでの
時間より樹脂溜めゲートのゲートシール時間が長くなる
間に、樹脂溜めに樹脂を流入させることによりウエルド
部での樹脂の移動を生じさせ、ウエルド部を挾む一方の
側の樹脂を他方の側の樹脂に圧入させる本発明の金型及
びその射出成形方法によれば、ウエルド部での樹脂又は
充填物の配向が乱されることにより極めて効率的にウエ
ルド部が強化され、しかもウエルド部の外観も改善され
た成形品が得られるという優れた特徴を有するものであ
り、実用的価値の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に係る単一のキャビテイに対
して2つのゲートを有する金型に樹脂溜めを設けた概略
説明図である。
【図2】コアを有する単一のキャビテイに対して1つの
ゲートを有する金型に樹脂溜めを設けた概略説明図であ
る。
【図3】図1の金型におけるウエルド部での樹脂の移動
を示す説明図である。
【図4】実施例2に係る組合せ金型に射出成形した説明
図である。
【図5】従来例の単一のキャビテイに対して2つのゲー
トを有する金型の説明図である。
【図6】従来例のコアを有する単一のキャビテイに対し
て1つのゲートを有する金型の説明図である。
【符号の説明】
1・・樹脂溜め、2・・樹脂溜めゲート、3・・スプル
ー、4・・ランナー、5・・ゲート、6・・キャビテ
ィ、7・・コア、A1 、A2 ・・樹脂流、B・・融着
点。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出充填される溶融熱可塑性樹脂が分流
    する点から、該樹脂が合流しウエルドラインが形成する
    までのキャビテイ又はランナーの少なくとも一方の側
    に、成形品キャビテイ又はランナから突出した樹脂溜め
    を設け、溶融熱可塑性樹脂が製品ゲートを通過してから
    ウエルドラインが形成するまでの時間より製品ゲートの
    ゲートシール時間が長く、かつ樹脂溜めゲートを通過し
    てからウエルドラインが形成するまでの時間より樹脂溜
    めゲートのゲートシール時間が長くなる製品ゲートおよ
    び樹脂溜めゲートを持つ射出成形用金型。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の金型により、樹脂が製品
    ゲートを通過してからウエルドラインが形成する工程の
    後に、製品ゲートをシールする工程を行うとともに、樹
    脂溜めゲートを通過してからウエルドラインが形成する
    工程の後に、樹脂溜めゲートをシールする工程を行う射
    出成形方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の金型により、射出成形さ
    れる成形品。
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