JPH05285402A - 精米装置 - Google Patents

精米装置

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JPH05285402A
JPH05285402A JP11963592A JP11963592A JPH05285402A JP H05285402 A JPH05285402 A JP H05285402A JP 11963592 A JP11963592 A JP 11963592A JP 11963592 A JP11963592 A JP 11963592A JP H05285402 A JPH05285402 A JP H05285402A
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grinding
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惣一 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 初期精穀室への穀物の強制供給と初期精穀
ロールの回転を一個のモーターで行ない、設置面積を拡
大させず、モーター数を増加させない。 【構成】 本精米装置は、縦回転主軸10に固定した
上精穀ロール15の周囲に形成した流下式仕上精穀室
8と、前記縦回転主軸10の前記仕上精穀ロール15の
上部位置に固定した下方送り送穀螺旋16と、該送穀螺
旋16の外周部に同心状に設けた回転筒36と、該回転
筒36の外周に固定した初期精穀ロール38の周囲に形
成した上昇式初期精穀室44と、該上昇式初期精穀室
4の流入口45に穀物を強制的に供給する下方送り螺旋
翼49とを有する。前記上昇式初期精穀室44において
初期搗精されたものは前記流下式仕上精穀室18におい
て仕上搗精される。前記初期精穀ロール38と前記下方
送り螺旋翼49は、側部に設けた一個の副モーター77
により回転させられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精米装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来、縦回転主軸に固定した摩擦式精穀ロ
ールの周囲を除糠筒で包囲して形成した流下式摩擦精米
室と、前記前記摩擦式精穀ロールの上部位置に固定した
下方送り送穀螺旋の周囲を送穀筒で包囲して形成した送
穀室と、該送穀室の外周部に同心状に設けた回転筒の外
周に固定した研削式精穀ロールの周囲を除糠筒で包囲し
て形成した上昇式研削精穀室とからなり、前記上昇式研
削精穀室において初期精米された米粒を前記摩擦精米室
に誘導して仕上精米するようにした精米装置は同一出願
人により特願平2−214721号として出願されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先願発明は、研削
精米に供給して初期搗精し、摩擦精米で仕上搗精する組
合せであるが、研削精米に対する供給は比較的困難で、
強制供給構造を採用しないと飲み込みが十分でない。本
発明は、強制供給構造における動力伝達構成を工夫した
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、縦回
転主軸10に固定した摩擦式精穀ロール15の周囲を除
糠筒17で包囲して形成した流下式摩擦精穀室18と、
前記縦回転主軸10の前記摩擦式精穀ロール15の上部
位置に固定した下方送り送穀螺旋16の周囲を送穀筒3
3で包囲して形成した送穀室79と、該送穀室79の外
周部に同心状に設けた回転筒36の外周に固定した研削
式精穀ロール38の周囲を精穀筒43で包囲して形成し
た上昇式研削精穀室44と、該上昇式研削精穀室44の
流入口45に穀物を強制的に供給する下方送り螺旋翼4
9を有する強制供給筒46とからなり、前記上昇式研削
精穀室44において初期搗精されたものは前記流下式摩
擦精穀室18において仕上搗精されるようにしたものに
おいて、前記研削式精穀ロール38と前記下方送り螺旋
翼49は、側部に設けた一個の副モータ77により回転
させられるようにした精米装置としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の構造を、一実施例により説明する
と、1は床上に設置されたケース、2はケース1の骨枠
で、ケース1は、薄鉄板により全体は縦長四角箱に形成
されている。ケース1内の下部位置には、横仕切台3を
設け、横仕切台3の下部に下部伝動室4を形成する。横
仕切台3の中心には上下方向の透孔5を形成し、横仕切
台3の透孔5の上部中央には縦固定筒6を載置し、縦固
定筒6は横仕切台3上にネジ7により固定する。
【0006】縦固定筒6の上端は横に開いて鍔状の支持
台8を形成する。縦固定筒6内には上下の軸受9を介し
て中空の縦回転主軸10を軸装する。11は縦回転主軸
10と縦固定筒6との間に形成される吹込室、12は縦
固定筒6の外周に取付けた吹込筒、13は縦回転主軸1
0に形成した吹込穴である。縦回転主軸10の下端は透
孔5を通って横仕切台3よりも下方に突き出して下部伝
動室4内に至り、下端に下部受動プーリ14を固定す
る。縦回転主軸10の上端は支持台8より上方に突き出
し、摩擦式精穀ロール15を上方から嵌合して取付け、
その上方に下方送り送穀螺旋16を上方から嵌合して取
付ける。
【0007】摩擦式精穀ロール15の周囲は二つ割り除
糠筒17で包囲し、摩擦式精穀ロール15と除糠筒17
の間に流下式摩擦精穀室18を形成する。流下式摩擦精
穀室18は上部仕切枠19と下部仕切枠20の間に形成
される。除糠筒17は装着後開閉自在枠21によって外
側より押さえ付けられている。図3のように、開閉自在
枠21は、左右2組で構成され、左自在枠22と右自在
枠23の一端が縦軸24と縦軸25によりそれぞれ軸着
され、左自在枠22と右自在枠23の他端は固定ボルト
26で締め付けられ、除糠筒17を交換するときは、開
閉自在枠21を左右に開いて交換する。
【0008】27は開閉自在枠21の外側を略同心状に
包囲する中間壁で、中間壁27の内側が吸引室28とな
り、任意の位置に設けたブロアに連結する。中間壁27
は除糠筒17の交換作業のとき邪魔であるから、開閉自
在構成であり、固定ボルト29をゆるめると左右に分解
する。図2のように、前記ケース1の流下式摩擦精穀室
18のある部分の外壁30は下部を嵌めた後上部をネジ
31で締めることによって着脱自在にする。縦回転主軸
10は上部仕切枠19に設けた透孔32より上方に突出
し、そこに下方送り送穀螺旋16を取付け、下方送り送
穀螺旋16の周囲に送穀筒33を上方から嵌合し、ネジ
78で上部仕切枠19の上面に止着する(図4)。
【0009】送穀筒33は下方送り送穀螺旋16よりも
背丈は低く、送穀筒33の上部に上端に至るに従って外
に開く環状漏斗34を嵌合させる。前記送穀筒33の外
周にはベアリング35を介して回転筒36を取付け、回
転筒36の下端外周には上部受動プーリ37を取付け、
回転筒36の上端外周には研削式精穀ロール38を嵌合
させる。上部受動プーリ37は上部仕切枠19より上で
ある。研削式精穀ロール38は図のように上下幅の小さ
い環状構造であり、その上縁39は下方送り送穀螺旋1
6の上縁40より稍々高く、下縁41は下方送り送穀螺
旋16の上下中間位置あたりである。
【0010】研削式精穀ロール38の上縁40は斜めに
削った傾斜部42としてあり、研削式精穀ロール38の
外周を精穀筒43で包囲する。精穀筒43は除糠筒とす
るときと除糠はしない盲筒とするときとある。研削式精
穀ロール38と精穀筒43の間が上昇式研削精穀室44
となる。精穀筒43の下部の一隅には流入口45を形成
し、流入口45の外部に強制供給筒46を設ける。強制
供給筒46は縦筒であって底壁47に縦軸48が軸装さ
れ、縦軸48の外周に下方送り螺旋翼49が取付けられ
る。下方送り螺旋翼49は前記流入口45の上部付近ま
で設けられていて、流入口45の臨むところには、押込
羽根50が取付けられる。51は押込羽根50のボスで
山形である。縦軸48と下方送り螺旋翼49の上端は自
由端である。縦軸48の下端は底壁47より下方に突出
し、そこにプーリ88が固定される。該強制供給筒46
は、図5のように、モータ77のある側に設けられる。
【0011】前記精穀筒43の内面には、その下縁52
から上縁53に達する螺旋54が設けられるが、螺旋5
4は多条螺旋であって実施例では9本が等間隔を置いて
設けられている。螺旋54は穀物を上方に誘導する。前
記精穀筒43と研削式精穀ロール38と下方送り送穀螺
旋16の上部には開閉自在の蓋55がされ、蓋55は一
端のヒンジ機構56によって開閉自在である。蓋55は
平面形状正円形であって、中心には送穀筒33と略等し
い丸穴57が穿けてあり丸穴57に回転板58を嵌合し
てある。蓋55の内面には周囲から中心に向かう放射状
の誘導板59が約6個程取付けてある。誘導板59は全
体として放射状であり、内端の丸穴57の近傍部分では
カギ状に屈曲した屈曲部60となり、流入口45より流
入し上昇式研削精穀室44内を上昇した穀物は誘導板5
9と誘導板59の間の連絡路61を通って環状漏斗34
に供給される。
【0012】前記上昇式研削精穀室44は、研削式精穀
ロール38の回転が速いので、米粒は、上昇式研削精穀
室44の上端外周のコーナにへばり付いて動かなくなる
ことがあるので、上昇式研削精穀室44の上端部の排出
口85の外周側は上部に至るに従い小径になる傾斜コー
ナ87に形成する。前記連絡路61の中途には縦軸62
に軸着して連絡路61を閉塞する抵抗板63がそれぞれ
設けられ、抵抗板63より突出したアーム64は回転板
58に設けた突起65に当接し、抵抗板63が負荷を感
じて開くとアーム64により突起65を押して回転板5
8を負荷によって回転する。
【0013】66はその回転に抵抗を与えるバネであっ
て、モータ67に接続されて強弱調節される。前記摩擦
式精穀ロール15の下部には環状の流出口68を形成
し、流出口68には上下動して開閉する開閉弁69を設
ける。70は支持アーム、71はバネ、72はモータで
ある。前記強制供給筒46の上部には流量調節弁73が
設けられる。74は流量調節弁73を開閉するモータ、
75は残米吹送口、76は主モータでベルト81を介し
前記下部受動プーリ14を回転させて縦回転軸10を回
転させる。77は副モータでベルト82を介し前記上部
受動プーリ37を回転させるが、ベルト83を介し縦軸
48の下端のプーリ88も回転させる。79は送穀室、
86は送風ブロアである。
【0014】
【作用】主モータ76によりベルト81を介し下部受動
プーリ14を回転させると摩擦式精穀ロール15と下方
送り送穀螺旋16が回転し、副モータ76によりベルト
82を介し上部受動プーリ37を回転させると研削式精
穀ロール38が回転し、また、副モータ76によりベル
ト83を介しプーリ88を回転させると下方送り螺旋翼
49と押込羽根50が回転する。
【0015】この状態で、モータ74に通電して強制供
給筒46の上部の流量調節弁73を開くと、強制供給筒
46内を落下した玄米は、下方送り螺旋翼49により強
制下降させられ、押込羽根50により流入口45内に強
制的に送り込まれ、流入口45より上昇式研削精穀室4
4内に流入する。上昇式研削精穀室44内に強制流入し
た玄米は、精穀筒43の内面に下縁52から上縁53に
至る多条螺旋54が約9本も形成されていることから、
上昇式研削精穀室44内を上昇して初期搗精がされ、上
昇して誘導板59と誘導板59の間の連絡路61内に貯
留される。連絡路61内に貯留した穀物は次第に圧力を
増してその抵抗板63を押して開放し、少しずつ、送穀
筒33内に流入して下方送り送穀螺旋16により下方に
送られ、流下式摩擦精穀室18内で仕上精米されるもの
である。
【0016】
【発明の効果】本発明は、縦回転主軸10に固定した摩
擦式精穀ロール15の周囲を除糠筒17で包囲して形成
した流下式摩擦精穀室18と、前記縦回転主軸10の前
記摩擦式精穀ロール15の上部位置に固定した下方送り
送穀螺旋16の周囲を送穀筒33で包囲して形成した送
穀室79と、該送穀室79の外周部に同心状に設けた回
転筒36の外周に固定した研削式精穀ロール38の周囲
を精穀筒43で包囲して形成した上昇式研削精穀室44
と、該上昇式研削精穀室44の流入口45に穀物を強制
的に供給する下方送り螺旋翼49を有する強制供給筒4
6とからなり、前記上昇式研削精穀室44において初期
搗精されたものは前記流下式摩擦精穀室18において仕
上搗精されるようにしたものにおいて、前記研削式精穀
ロール38と前記下方送り螺旋翼49は、側部に設けた
一個の副モータ77により回転させられるようにした精
米装置としたものであるから、上昇式研削精穀室44の
流入口45に下方送り螺旋翼49により穀物を強制的に
供給するので、供給は円滑であり、かつ、一個の副モー
タ77により、研削式精穀ロール38と下方送り螺旋翼
49とが回転する構造なので、構成が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体側面図。
【図2】 全体縦断側面図。
【図3】 流下式摩擦精穀室横断平面図。
【図4】 上昇式研削精穀室一部拡大縦断側面図。
【図5】 一部切欠き平面図。
【図6】 除糠筒斜視図。
【図7】 連絡路斜視図。
【符号の説明】
1…ケース、2…骨枠、3…横仕切台、4…下部伝動
室、5…透孔、6…縦固定筒、7…ネジ、8…鍔状の支
持台、9…軸受、10…縦回転主軸、11…吹込室、1
2…吹込筒、13…吹込穴、14…下部受動プーリ、1
5…摩擦式精穀ロール、16…下方送り送穀螺旋、17
…除糠筒、18…流下式摩擦精穀室、19…上部仕切
枠、20…下部仕切枠、21…開閉自在枠、22…左自
在枠、23…右自在枠、24…縦軸、25…縦軸、26
…固定ボルト、27…中間壁、28…吸引室、29…固
定ボルト、30…外壁、31…ネジ、32…透孔、33
…送穀筒、34…環状漏斗、35…ベアリング、36…
回転筒、37…上部受動プーリ、38…摩擦式精穀ロー
ル、39…上縁、40…上縁、41…下縁、42…傾斜
部、43…除糠筒、44…上昇式研削精穀室、45…流
入口、46…強制供給筒、47…底壁、48…縦軸、4
9…下方送り螺旋翼、50…押込羽根、51…ボス、5
2…下縁、53…上縁、54…多条螺旋、55…蓋、5
6…ヒンジ機構、57…丸穴、58…回転板、59…誘
導板、60…屈曲部、61…連絡路、62…縦軸、63
…抵抗板、64…アーム、65…突起、66…バネ、6
7…モータ、68…流出口、69…開閉弁、70…支持
アーム、71…バネ、72…モータ、73…流量調節
弁、74…モータ、75…残米吹送口、76…主モー
タ、77…副モータ、78…着脱ボルト、79…送穀
室、80…連通室、81…ベルト、82…ベルト、83
…ベルト、84…、85…流出口、86…送風ブロア、
87…傾斜コーナ、88…プーリ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 精米装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、精米装置に関するもの
である。
【0002】
【従来技術】従来、縦回転主軸に固定した仕上精穀ロー
の周囲を除糠筒で包囲して形成した流下式仕上精米室
と、前記前記仕上精穀ロールの上部位置に固定した下方
送り送穀螺旋の周囲を送穀筒で包囲して形成した送穀室
と、該送穀室の外周部に同心状に設けた回転筒の外周に
固定した初期精穀ロールの周囲を除糠筒で包囲して形成
した上昇式初期精穀室とからなり、前記上昇式初期精穀
において初期精米された米粒を前記仕上精米室に誘導
して仕上精米するようにした精米装置は同一出願人によ
り特願平2−214721号として出願されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記先願発明は、初期
精米室に供給して初期搗精し、仕上精米室で仕上搗精す
る組合せであるが、初期精米室に対する供給は比較的困
難なので、強制供給構造を採用しているが、この構成の
ときは、強制供給構造は別のモーターで駆動するので、
設置面積を広くし、モーター数が増える問題がある
発明は、強制供給構造におけるモーターは、初期精米ロ
ールのモーター兼用にして、設置面積を狭くし、モータ
ー数を増加させないことを工夫したものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】よって、本発明は、縦回
転主軸10に固定した仕上精穀ロール15の周囲を除糠
筒17で包囲して形成した流下式仕上精穀室18と、前
記縦回転主軸10の前記仕上精穀ロール15の上部位置
に固定した下方送り送穀螺旋16の周囲を送穀筒33で
包囲して形成した送穀室79と、該送穀室79の外周部
に同心状に設けた回転筒36の外周に固定した初期精穀
ロール38の周囲を精穀筒43で包囲して形成した上昇
式初期精穀室44と、該上昇式初期精穀室44の流入口
45に穀物を強制的に供給する下方送り螺旋翼49を有
する強制供給筒46とからなり、前記上昇式初期精穀室
44において初期搗精されたものは前記流下式仕上精穀
18において仕上搗精されるようにしたものにおい
て、前記初期精穀ロール38の下方位置に該ロール用の
受動プーリー37を取付け、前記下方送り螺旋翼49の
軸48の下端に受動プーリー88を取付け、ケース1の
側部に一個の副モーター77を取付け、前記受動プーリ
ー37、88と副モーター77とにベルト82、83を
巻回した精米装置としたものである。
【0005】
【実施例】本発明の構造を、一実施例により説明する
と、1は床上に設置されたケース、2はケース1の骨枠
で、ケース1は、薄鉄板により全体は縦長四角箱に形成
されている。ケース1内の下部位置には、横仕切台3を
設け、横仕切台3の下部に下部伝動室4を形成する。横
仕切台3の中心には上下方向の透孔5を形成し、横仕切
台3の透孔5の上部中央には縦固定筒6を載置し、縦固
定筒6は横仕切台3上にネジ7により固定する。
【0006】縦固定筒6の上端は横に開いて鍔状の支持
台8を形成する。縦固定筒6内には上下の軸受9を介し
て中空の縦回転主軸10を軸装する。11は縦回転主軸
10と縦固定筒6との間に形成される吹込室、12は縦
固定筒6の外周に取付けた吹込筒、13は縦回転主軸1
0に形成した吹込穴である。縦回転主軸10の下端は透
孔5を通って横仕切台3よりも下方に突き出して下部伝
動室4内に至り、下端に下部受動プーリー14を固定す
る。縦回転主軸10の上端は支持台8より上方に突き出
し、仕上精穀ロール15を上方から嵌合して取付け、そ
の上方に下方送り送穀螺旋16を上方から嵌合して取付
ける。
【0007】仕上精穀ロール15の周囲は二つ割り除糠
筒17で包囲し、仕上精穀ロール15と除糠筒17の間
流下式仕上精穀室18を形成する。流下式仕上精穀室
18は上部仕切枠19と下部仕切枠20の間に形成され
る。除糠筒17は装着後開閉自在枠21によって外側よ
り押さえ付けられている。図3のように、開閉自在枠2
1は、左右2組で構成され、左自在枠22と右自在枠2
3の一端が縦軸24と縦軸25によりそれぞれ軸着さ
れ、左自在枠22と右自在枠23の他端は固定ボルト2
6で締め付けられ、除糠筒17を交換するときは、開閉
自在枠21を左右に開いて交換する。
【0008】27は開閉自在枠21の外側を略同心状に
包囲する中間壁で、中間壁27の内側が吸引室28とな
り、任意の位置に設けたブロアに連結する。中間壁27
は除糠筒17の交換作業のとき邪魔であるから、開閉自
在構成であり、固定ボルト29をゆるめると左右に分解
する。図2のように、前記ケース1の流下式仕上精穀室
18のある部分の外壁30は下部を嵌めた後上部をネジ
31で締めることによって着脱自在にする。縦回転主軸
10は上部仕切枠19に設けた透孔32より上方に突出
し、そこに下方送り送穀螺旋16を取付け、下方送り送
穀螺旋16の周囲に送穀筒33を上方から嵌合し、ネジ
78で上部仕切枠19の上面に止着する(図4)。
【0009】送穀筒33は下方送り送穀螺旋16よりも
背丈は低く、送穀筒33の上部に上端に至るに従って外
に開く環状漏斗34を嵌合させる。前記送穀筒33の外
周にはベアリング35を介して回転筒36を取付け、回
転筒36の下端外周には上部受動プーリー37を取付
け、回転筒36の上端外周には初期精穀ロール38を嵌
合させる。上部受動プーリー37は上部仕切枠19より
上である。初期精穀ロール38は図のように上下幅の小
さい環状構造であり、その上縁39は下方送り送穀螺旋
16の上縁40より稍々高く、下縁41は下方送り送穀
螺旋16の上下中間位置あたりである。
【0010】初期精穀ロール38の上縁40は斜めに削
った傾斜部42としてあり、初期精穀ロール38の外周
を精穀筒43で包囲する。精穀筒43は除糠筒とすると
きと除糠はしない盲筒とするときとある。初期精穀ロー
38と精穀筒43の間が上昇式初期精穀室44とな
る。精穀筒43の下部の一隅には流入口45を形成し、
流入口45の外部に強制供給筒46を設ける。強制供給
筒46は縦筒であって底壁47に縦軸48が軸装され、
縦軸48の外周に下方送り螺旋翼49が取付けられる。
下方送り螺旋翼49は前記流入口45の上部付近まで設
けられていて、流入口45の臨むところには、押込羽根
50が取付けられる。51は押込羽根50のボスで山形
である。縦軸48と下方送り螺旋翼49の上端は自由端
である。縦軸48の下端は底壁47より下方に突出し、
そこにプーリー88が固定される。該強制供給筒46
は、図5のように、モーター77のある側に設けられ
る。
【0011】前記精穀筒43の内面には、その下縁52
から上縁53に達する螺旋54が設けられるが、螺旋5
4は多条螺旋であって実施例では9本が等間隔を置いて
設けられている。螺旋54は穀物を上方に誘導する。前
記精穀筒43と初期精穀ロール38と下方送り送穀螺旋
16の上部には開閉自在の蓋55がされ、蓋55は一端
のヒンジ機構56によって開閉自在である。蓋55は平
面形状正円形であって、中心には送穀筒33と略等しい
丸穴57が穿けてあり丸穴57に回転板58を嵌合して
ある。蓋55の内面には周囲から中心に向かう放射状の
誘導板59が約6個程取付けてある。誘導板59は全体
として放射状であり、内端の丸穴57の近傍部分ではカ
ギ状に屈曲した屈曲部60となり、流入口45より流入
上昇式初期精穀室44内を上昇した穀物は誘導板59
と誘導板59の間の連絡路61を通って環状漏斗34に
供給される。
【0012】前記上昇式初期精穀室44は、初期精穀ロ
ール38の回転が速いので、米粒は、上昇式初期精穀室
44の上端外周のコーナーにへばり付いて動かなくなる
ことがあるので、上昇式初期精穀室44の上端部の排出
口85の外周側は上部に至るに従い小径になる傾斜コー
ナー87に形成する。前記連絡路61の中途には縦軸6
2に軸着して連絡路61を閉塞する抵抗板63がそれぞ
れ設けられ、抵抗板63より突出したアーム64は回転
板58に設けた突起65に当接し、抵抗板63が負荷を
感じて開くとアーム64により突起65を押して回転板
58を負荷によって回転させる。
【0013】66はその回転に抵抗を与えるバネであっ
て、モーター67に接続されて強弱調節される。前記
上精穀ロール15の下部には環状の流出口68を形成
し、流出口68には上下動して開閉する開閉弁69を設
ける。70は支持アーム、71はバネ、72はモーター
である。前記強制供給筒46の上部には流量調節弁73
が設けられる。74は流量調節弁73を開閉するモータ
、75は残米吹送口、76は主モーターでベルト81
を介し前記下部受動プーリー14を回転させて縦回転軸
10を回転させる。77は副モーターでベルト82を介
し前記上部受動プーリー37を回転させるが、ベルト8
3を介し縦軸48の下端のプーリー88も回転させる。
79は送穀室、86は送風ブロアである。
【0014】
【作用】主モーター76によりベルト81を介し下部受
プーリー14を回転させると仕上精穀ロール15と下
方送り送穀螺旋16が回転し、副モーター76によりベ
ルト82を介し上部受動プーリー37を回転させると
期精穀ロール38が回転し、また、副モーター76によ
りベルト83を介しプーリー88を回転させると下方送
り螺旋翼49と押込羽根50が回転する。
【0015】この状態で、モーター74に通電して強制
供給筒46の上部の流量調節弁73を開くと、強制供給
筒46内を落下した玄米は、下方送り螺旋翼49により
強制下降させられ、押込羽根50により流入口45内に
強制的に送り込まれ、流入口45より上昇式初期精穀室
44内に流入する。上昇式初期精穀室44内に強制流入
した玄米は、精穀筒43の内面に下縁52から上縁53
に至る多条螺旋54が約9本も形成されていることか
ら、上昇式初期精穀室44内を上昇して初期搗精がさ
れ、上昇して誘導板59と誘導板59の間の連絡路61
内に貯留される。連絡路61内に貯留した穀物は次第に
圧力を増してその抵抗板63を押して開放し、少しず
つ、送穀筒33内に流入して下方送り送穀螺旋16によ
り下方に送られ、流下式仕上精穀室18内で仕上精米さ
れるものである。
【0016】
【発明の効果】本発明は、縦回転主軸10に固定した
上精穀ロール15の周囲を除糠筒17で包囲して形成し
流下式仕上精穀室18と、前記縦回転主軸10の前記
仕上精穀ロール15の上部位置に固定した下方送り送穀
螺旋16の周囲を送穀筒33で包囲して形成した送穀室
79と、該送穀室79の外周部に同心状に設けた回転筒
36の外周に固定した初期精穀ロール38の周囲を精穀
筒43で包囲して形成した上昇式初期精穀室44と、該
上昇式初期精穀室44の流入口45に穀物を強制的に供
給する下方送り螺旋翼49を有する強制供給筒46とか
らなり、前記上昇式初期精穀室44において初期搗精さ
れたものは前記流下式仕上精穀室18において仕上搗精
されるようにしたものにおいて、前記初期精穀ロール3
8の下方位置に該ロール用の受動プーリー37を取付
け、前記下方送り螺旋翼49の軸48の下端に受動プー
リー88を取付け、ケース1の側部に一個の副モーター
77を取付け、前記受動プーリー37、88と副モータ
ー77とにベルト82、83を巻回した精米装置とした
ものであるから、上昇式初期精穀室44の流入口45に
下方送り螺旋翼49により穀物を強制的に供給するの
で、供給は円滑であり、かつ、螺旋翼49を回転させる
モーターと、初期精穀ロール38を回転させるモーター
は、一個の副モーター77により兼用としたから、モー
ターを増加させず、設置面積も増加させない効果があ
【図面の簡単な説明】
【図1】 全体側面図。
【図2】 全体縦断側面図。
【図3】 流下式仕上精穀室横断平面図。
【図4】 上昇式初期精穀室一部拡大縦断側面図。
【図5】 一部切欠き平面図。
【図6】 除糠筒斜視図。
【図7】 連絡路斜視図。
【符号の説明】 1…ケース、2…骨枠、3…横仕切台、4…下部伝動
室、5…透孔、6…縦固定筒、7…ネジ、8…鍔状の支
持台、9…軸受、10…縦回転主軸、11…吹込室、1
2…吹込筒、13…吹込穴、14…下部受動プーリー
15…仕上精穀ロール、16…下方送り送穀螺旋、17
…除糠筒、18…流下式仕上精穀室、19…上部仕切
枠、20…下部仕切枠、21…開閉自在枠、22…左自
在枠、23…右自在枠、24…縦軸、25…縦軸、26
…固定ボルト、27…中間壁、28…吸引室、29…固
定ボルト、30…外壁、31…ネジ、32…透孔、33
…送穀筒、34…環状漏斗、35…ベアリング、36…
回転筒、37…上部受動プーリー、38…仕上精穀ロー
、39…上縁、40…上縁、41…下縁、42…傾斜
部、43…除糠筒、44…上昇式初期精穀室、45…流
入口、46…強制供給筒、47…底壁、48…縦軸、4
9…下方送り螺旋翼、50…押込羽根、51…ボス、5
2…下縁、53…上縁、54…多条螺旋、55…蓋、5
6…ヒンジ機構、57…丸穴、58…回転板、59…誘
導板、60…屈曲部、61…連絡路、62…縦軸、63
…抵抗板、64…アーム、65…突起、66…バネ、6
7…モーター、68…流出口、69…開閉弁、70…支
持アーム、71…バネ、72…モーター、73…流量調
節弁、74…モーター、75…残米吹送口、76…主
ーター、77…副モーター、78…着脱ボルト、79…
送穀室、80…連通室、81…ベルト、82…ベルト、
83…ベルト、84…、85…流出口、86…送風ブロ
ア、87…傾斜コーナー、88…プーリー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦回転主軸10に固定した摩擦式精穀ロ
    ール15の周囲を除糠筒17で包囲して形成した流下式
    摩擦精穀室18と、前記縦回転主軸10の前記摩擦式精
    穀ロール15の上部位置に固定した下方送り送穀螺旋1
    6の周囲を送穀筒33で包囲して形成した送穀室79
    と、該送穀室79の外周部に同心状に設けた回転筒36
    の外周に固定した研削式精穀ロール38の周囲を精穀筒
    43で包囲して形成した上昇式研削精穀室44と、該上
    昇式研削精穀室44の流入口45に穀物を強制的に供給
    する下方送り螺旋翼49を有する強制供給筒46とから
    なり、前記上昇式研削精穀室44において初期搗精され
    たものは前記流下式摩擦精穀室18において仕上搗精さ
    れるようにしたものにおいて、前記研削式精穀ロール3
    8と前記下方送り螺旋翼49は、側部に設けた一個の副
    モータ77により回転させられるようにした精米装置。
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