JPH05281867A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JPH05281867A
JPH05281867A JP10863892A JP10863892A JPH05281867A JP H05281867 A JPH05281867 A JP H05281867A JP 10863892 A JP10863892 A JP 10863892A JP 10863892 A JP10863892 A JP 10863892A JP H05281867 A JPH05281867 A JP H05281867A
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JP
Japan
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heating
film
heating body
temperature
heat
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Application number
JP10863892A
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English (en)
Inventor
Koichi Okuda
幸一 奥田
Akira Hayakawa
亮 早川
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通電により発熱する加熱体に耐熱性フィルム
を接触摺動させ、該フィルムの加熱体とは反対側の面に
被加熱材を密着させて該フィルムと共に加熱体位置を通
過させて加熱体から該フィルムを介して被加熱材に熱エ
ネルギーを付与する、フィルム加熱方式の加熱装置につ
いて、安全対策用温度検知素子のケース内の気密やぶれ
による該素子の誤動作を防止して装置の安全性・信頼性
を向上させること。 【構成】 加熱体に接触させて設けられ、加熱体の異常
昇温を検知して加熱体への通電を遮断する安全対策用温
度検知素子9が、所定の温度以上で昇華または溶融して
加熱体の通電回路を遮断する感温部材40をケース体3
1内に有し、該ケースを非弾性樹脂41で封口してケー
ス内の気密性を保たせた温度ヒューズであり、該非弾性
樹脂の封口部41上を更に弾性部材41Aで封口したこ
と。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通電により発熱する加
熱体に耐熱性フィルムを接触摺動させ、該フィルムの加
熱体とは反対側の面に被加熱材を密着させて該フィルム
と共に加熱体位置を通過させて加熱体から該フィルムを
介して被加熱材に熱エネルギーを付与する、フィルム加
熱方式の加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のようなフィルム加熱方式の加熱装
置は本出願人の先の提案に係る特開昭63-313182号公報
・特開平2-157878号公報等で知られており、電子写真複
写機・プリンタ・ファックス等の画像形成装置における
画像加熱定着装置、すなわち電子写真・静電記録・磁気
記録等の画像形成プロセス手段により加熱溶融性の樹脂
等より成る顕画剤(トナー)を用いて記録材(エレクト
ロファックスシート・静電記録シート・転写材シート・
印刷紙など)の面に直接方式もしくは間接(転写)方式
で形成した、目的の画像情報に対応した未定着顕画剤像
を該画像を担持している記録材に固着画像として加熱定
着処理する画像加熱定着装置として活用できる。
【0003】また、例えば、画像を担持した記録材を加
熱してつや等の表面性を改質する装置や仮定着処理する
装置等として使用できる。
【0004】より具体的には、薄肉の耐熱性フィルム
(シート)と、該フィルムの移動駆動手段と、該フィル
ムを中にしてその一方面側に固定支持して配置された加
熱体(ヒータ)と、他方面側に該加熱体に対向して配置
され該加熱体に対して該フィルムを介して画像定着する
べき記録材の顕画剤像担持面を密着させる加圧部材を有
し、該フィルムは少なくとも画像定着実行時は該フィル
ムと加圧部材との間に搬送導入される画像定着すべき記
録材と順方向に同一速度で走行移動させて該走行移動フ
ィルムを挟んで加熱体と加圧部材との圧接で形成される
定着部としての定着ニップ部を通過させることにより該
記録材の顕画剤像担持面を該フィルムを介して該加熱体
で加熱して未定着顕画剤像(未定着トナー像)に熱エネ
ルギーを付与して軟化・溶融せしめ、次いで定着部通過
後のフィルムと記録材を分離点で離間させることを基本
とするフィルム加熱方式の画像加熱定着装置である。
【0005】図9にその具体的一例の概略構成を示し
た。図10は加熱体の途中省略・一部切り欠き平面模型
図と通電制御系のブロック図である。
【0006】1はエンドレスベルト状の耐熱性フィルム
(定着フィルム)であり、互いに略並行に配設した駆動
ローラ11と、テンションローラを兼ねる従動ローラ1
2と、加熱体(ヒータ)2の3部材間に懸回張設させて
ある。
【0007】フィルム1は、熱容量を小さくしてクイッ
クスタート性を向上させるために、フィルムの膜厚は総
厚100μm以下、好ましくは40μm以下20μm以
上の耐熱性・離型性・強度・耐久性等のあるPTFE,
PFA等の単層フィルム、あるいはポリイミド,ポリア
ミドイミド,PEEK,PES,PPS等のフィルムの
表面にPTFE,PFA,FEP等を離型層としてコー
ティングした複合層フィルム等である。
【0008】13は加熱体2を断熱支持させたヒータホ
ルダ、10は加熱体2との間にフィルム1を挟んでフィ
ルムを加熱体2の面に総圧4〜15kgで圧接するシリ
コンゴム等の離型性のよいゴム弾性層を有する加圧ロー
ラである。
【0009】フィルム1は駆動ローラ11の回転によ
り、少なくとも画像定着実行時は矢示の時計方向に加熱
体2面に密着して該加熱体面を摺動しながら所定の周速
度、即ち不図示の画像形成部(A)側から搬送されてく
る未定着トナー画像Tを担持した記録材Pの搬送速度と
略同じ周速度でシワなく回転駆動される。
【0010】加熱体2は後述するように電力供給により
発熱する発熱源としての通電発熱体(抵抗発熱体)4を
含み、該通電発熱体4の発熱により昇温する。
【0011】通電発熱体4に対する電力供給により加熱
体2が加熱され、またフィルム1が回転駆動されている
状態において、加熱体2と加圧ローラ10との圧接部N
(定着ニップ部)の、フィルム1と加圧ローラ10との
間に記録材Pが導入されることで、該記録材Pがフィル
ム1に密着してフィルムと一緒の重なり状態で圧接部N
を通過していく。
【0012】この圧接部通過過程で加熱体2からフィル
ム1を介して記録材Pに熱エネルギーが付与されて記録
材P上の未定着トナー画像Tが加熱溶融定着される。記
録材Pは圧接部N通過後フィルム1から分離して排出さ
れていく。
【0013】本例の加熱体2は、 a.フィルム1の移動方向に略直交する方向を長手とす
る、Al23 (アルミナ),AlN,SiC等の電気
絶縁性・耐熱性・低熱容量の細長のセラミック基板3
と、 b.この基板3の一方面側(表面側)の基板幅方向中央
部に基板長手に沿って、線状あるいは帯状に形成した、
発熱源としての銀パラジウム(Ag/Pd),RuO
2 ,Ta2 N等の通電発熱体4と、 c.この通電発熱体4の両端部にそれぞれ導通させて基
板面に形成した給電電極5・6(図10)と、 d.基板3の通電発熱体形成面を被覆させた表面保護層
としてのガラス等の電気絶縁性オーバーコート層7と、 e.基板3の他方面側(背面側)にそれぞれ接触させて
設けたサーミスタ等の温度検出素子8、及び安全対策用
温度検知素子(サーマルプロテクタ)としての温度ヒュ
ーズ9 等よりなる。
【0014】加熱体2のオーバーコート層7側がフィル
ム接触摺動面側であり、この面側を外部露呈させて加熱
体2を断熱性のヒーターホルダ13を介して不図示の支
持部に固定支持させてある。
【0015】加熱体2は通電発熱体4の両端給電電極5
・6間に交流電源20より電圧が印加され、該通電発熱
体4が発熱することで昇温する。
【0016】加熱体2の温度は基板背面の温度検出素子
8で検出されてその検出情報が通電制御回路15へフィ
ードバックされて交流電源20から通電発熱体4への通
電が制御されることで定着実行時に温度検出素子8で検
出される加熱体2の温度が所定の温度(定着温度)にな
るように温調制御される。
【0017】加熱体2の温調制御は通電発熱体4に対す
る印加電圧または電流をコントロールするか、通電時間
をコントロールする方法が採られている。通電時間をコ
ントロールする方法には、電源波形の半波ごとに、通電
する、通電しない、を制御するゼロクロス波数制御、電
源波形の半波ごとに通電する位相角を制御する位相制御
がある。
【0018】即ち、温度検出素子(サーミスタ)8の出
力をA/D交換しCPUに取り込み、その情報をもとに
トライアックにより通電発熱体4に通電するAC電圧を
位相制御あるいは波数制御等のパルス幅変調をかけ温度
検出素子8による加熱体の検知温度が一定となるように
通電発熱体4への通電を制御している。
【0019】温度ヒューズ9は通電発熱体4に対する通
電路に直列に接続して加熱体2の基板3の背面に接触さ
せて配設してあり、通電発熱体4の通電制御が不能の事
態を生じて加熱体2が異常昇温(加熱体の暴走)する
と、該温度ヒューズ9が作動して通電発熱体4への通電
回路が解放され通電発熱体に対する通電がオフされる。
上記のようなフィルム加熱方式の装置は、加熱体2とし
て低熱容量のものを用いることができるため、従来の熱
ローラ方式等の加熱装置に比べウエイトタイム短縮化
(クイックスタート性)が可能となり、またクイックス
タートが可能となるため、使用していない時の予熱が必
要なくなり、総合的な意味での省電力化もはかれる。そ
の他、他の加熱方式の装置の種々の欠点を解決できる等
の利点を有し、効果的なものである。
【0020】図11は他のフィルム加熱方式の画像加熱
定着装置である。この装置は半円弧状のフィルムガイド
部材14の外面中央部に形成した加熱体収容凹部に加熱
体2を嵌め入れて取付け、このフィルムガイド部材14
に円筒状の耐熱性フィルム1を外嵌し、加熱体2との間
にフィルム1を挟ませて加圧ローラ10を加熱体2に圧
接させてある。
【0021】エンドレスのフィルム1の内周長と加熱体
2を含むフィルムガイド部材14の外周長はフィルム1
の方を例えば3mm程大きくしてあり、従ってフィルム
1は加熱体2を含むフィルムガイド部材14に対して周
長が余裕をもってルーズに外嵌している。
【0022】加圧ローラ10を駆動ローラとして矢示の
反時計方向に回転駆動することで該ローラとの摩擦力で
円筒状フイルム1が加熱体2面に密着して摺動しながら
回転駆動される。
【0023】この装置の場合も加熱体2と加圧ローラ1
0との圧接ニップ部Nのフィルム1と加圧ローラ10と
の間に記録材Pを導入・通過させることにより加熱体2
からフィルム1を介して記録材Pに熱エネルギーが付与
されて記録材P上の未定着トナー画像Tが加熱溶融定着
される。加熱体2の構成、通電制御は図9・図10のも
のと同様である。
【0024】フィルム1はロール巻の長尺フィルムに
し、これを繰り出させて加熱体2面に密着走行させる構
成することもできる。
【0025】安全対策用温度検知素子としての温度ヒュ
ーズ9には通常、感温ペレットタイプと、合金タイプの
2種類がある。
【0026】図12は感温ペレットタイプの温度ヒュー
ズの一例であり、(A)は平常時の縦断面図、(B)は
動作時の縦断面図である。
【0027】31は温度ヒューズの外装金属ケース、3
2は第1リード線であり、その先端部に絶縁セラミック
円筒部材33を取付け、この円筒部材33をケース31
内の一端側に嵌入してケースをかしめることによりケー
ス31とは絶縁して抜け止めてある。
【0028】34は第2リード線であり、その先端部を
ケース31内の他端側に挿入しケースをかしめて金属ケ
ース31に電気的に導通させて抜け止めてある。
【0029】35・36・37・38・39・40はそ
れぞれケース31内に第1リード線32側から第2リー
ド線34側に順次に配列内蔵させた、第1スプリング、
可動電極、円板、第2スプリング、円板、感温部材であ
る有機物から成る感温ペレットである。
【0030】第1スプリング35は絶縁セラミック33
と可動電極36との間に縮設してあり、第2スプリング
38は円板37と円板39間に縮設してある。
【0031】第2スプリング38のバネ力を第1スプリ
ング35よりも大きくしてあり、(A)の平常時はこの
第2スプリング38の円板37・39間での突っ張り力
により、第1スプリング35が可動電極36と絶縁セラ
ミック円筒部材33との間に押し縮められ、可動電極3
6が第1リード線32の先端部に押圧されて該第1リー
ド線32との電気的導通が保たれる。また感温ペレット
40が第2リード線34の先端に当接して受け止めら
れ、円板39と第2リード線34の先端間にスペーサ部
材として介在した状態に保たれる。
【0032】可動電極36はその外周縁が金属ケース3
1の内面に接触していて該ケース31との電気的導通を
保ってケース内を軸線方向に移動自由である。
【0033】この平常時状態において、加熱体2の通電
発熱体4への電流は第1リード線32、その先端に押圧
接触状態にある可動電極36、これと電気的に導通して
いる金属ケース31、第2リード線34の経路で流れ
る。
【0034】41はケース31内の気密性を保たせるた
めに本例の場合は金属ケース31の第1リード線取付け
側の端面と第1リード線基部にかけて塗着形成した封口
(封止)樹脂部である。
【0035】この温度ヒューズ9を加熱体2に接触させ
て配設することにより、加熱体2の熱が金属ケース31
等を介して内部の感温ペレット40に伝達される。この
感温ペレット40の温度が所定の動作温度以下である限
りは該温度ヒューズ9は(A)の平常時状態が保たれて
いて、この温度ヒューズ9を介して加熱体2の通電発熱
体4への給電がなされる。
【0036】一方、通電制御系15の故障による加熱体
暴走により加熱体2が過昇温して感温ペレット40の温
度が所定の動作温度以上になると、該感温ペレット40
が溶融または昇華して(B)のように液状または消滅
し、円板39と第2リード線34の先端間のスペーサ部
材としての感温ペレット40がなくなる。そのため第1
スプリング35のバネ力で第2スプリング38が第2リ
ード線34側へ押し動かされて可動電極36が第1リー
ド線32の先端から離れ状態になり、加熱体2の通電発
熱体4への通電が遮断される。
【0037】図13は合金タイプの温度ヒューズの一例
であり、(A)は平常時の縦断面図、(B)は動作時の
縦断面図である。
【0038】43は該温度ヒューズ9の外装セラミック
ケース、44は該ケース内に位置させて両端部にそれぞ
れ第1と第2のリード線32・34を溶接により接続し
た感温部材としての合金からなる導電性可溶体である。
この可溶体44の外周はフラックス45で覆われてい
る。
【0039】41・41はケース43内の気密性を保た
せるためにケース43の両端開口部を閉塞させた封口樹
脂部である。
【0040】この温度ヒューズ9を加熱体2に接触させ
て配設することにより、加熱体2の熱がセラミックケー
ス43等を介して内部の可溶体44に伝達される。この
可溶体44の温度が所定の動作温度以下である限りは温
度ヒューズ9は(A)の平常時状態が保たれていて、第
1リード線32、可溶体44、第2リード線34の経路
で加熱体2の通電発熱体4への給電がなされる。
【0041】一方、加熱体暴走により加熱体2が過昇温
して可溶体44が所定の動作温度以上になると、該可溶
体44が溶融する。このとき可溶体44は回りを覆って
いるフラックス45の作用と可溶体44の表面張力によ
り溶融した可溶体44が瞬時に第1と第2のリード線3
2・34の先端部に(B)のようにそれぞれ分かれて凝
集・球状化して溶断した状態になり、加熱体2の通電発
熱体4への給電回路が確実に遮断される。
【0042】上述の感温ペレットタイプの温度ヒューズ
も、合金タイプの温度ヒューズも、上述したようにヒュ
ーズケース31・43内を封口樹脂41により気密性を
保たせているもので、これはケース内を気密に保たない
と、ケース内の感温ペレット40や可溶体44・フラッ
クス45が経時的に変質してしまい、本来の動作温度以
下で作動してしまったり、逆に動作温度に達しても作動
しなかったりして信頼性が低下してしまうからである。
【0043】従来はその封口樹脂41として、リード線
32・34を曲げ処置する等の際に封口樹脂部に強い力
が加わっても、はがれ・ひび・変形等して気密がやぶれ
ないように、エポキシ樹脂等の、ある程度強度を持つ耐
熱性非弾性材質の樹脂を用いている。
【0044】
【発明が解決しようとする課題】
(A)フィルム加熱方式の加熱装置は、熱ローラ方式
等、他の加熱装置と異なり、加熱体の急加熱・急冷却と
いうヒートサイクルを頻繁に繰り返す。
【0045】即ち、加熱体2に当接させた温度ヒューズ
9もそのようなヒートサイクルを受けることで封口樹脂
部41が熱膨張・収縮を繰り返すために、しばしば該封
口樹脂部41にひびが入り、気密がやぶられて温度ヒュ
ーズの動作異常を起こした。
【0046】これを防止するため封口樹脂としてシリコ
ンゴムの様な弾性を持つ耐熱性ゴムを用いればヒートサ
イクルによる熱膨張・収縮の際に封口樹脂部内にストレ
スが生じ、ひびが入ることはなくなる。
【0047】しかしながら上記の場合、封口樹脂部に強
度がなく、リード線32・34を引っ張ったり、ねじっ
たり、曲げたりする際に封口樹脂部がはがれてしまっ
た。
【0048】本発明は上記のような封口樹脂部のひびや
はがれ等に起因する温度ヒューズの気密やぶれを防止し
て装置の信頼性を向上させることを目的とする。
【0049】(B)温度ヒューズ9は通常円柱状であ
り、加熱体2との接触面積が少なく加熱体から温度ヒュ
ーズに熱が伝わりにくく、装置が故障し加熱体の温度が
急上昇しても温度ヒューズが素早く作動せず発煙に至る
ことがしばしばあった。
【0050】また温度ヒューズが加熱体から浮き上がっ
てしまった場合には、更に温度ヒューズの応答性がお
ち、発火する危険もある。これを防止するためバネ等に
より加熱体に温度ヒューズを押しつけると加熱体が割れ
る等の問題があった。
【0051】本発明は加熱体と温度ヒューズの接触面積
を増し、かついかなる場合でも温度ヒューズが加熱体よ
り浮き上がることを防止して、装置故障の際に温度ヒュ
ーズを素早く作動させて安全性・信頼性を確保すること
を目的とする。
【0052】(C)温度ヒューズ9は上記したように通
常円柱状であり、加熱体との接触部分が線状になり、ま
たこの種の加熱装置においては、低熱容量加熱体2を用
いているため温度上昇が速いうえ、加熱体上で温度差が
でき易いため、温度ヒューズ9の位置が加熱体2に対し
てルーズに止められている場合、加熱体上の最も温度が
速く上昇する部分からずれてしまうと、装置故障の際に
温度ヒューズが素早く作動せず発煙に至る可能性があっ
た。
【0053】本発明は加熱体の温度ヒューズ取付け面に
おいて最も温度が高い位置に温度ヒューズを対応位置さ
せて、温度ヒューズが加熱装置の故障による異常昇温に
素早く応答し、発煙、発火をすることがないよう安全性
・信頼性を確保することを目的とする。
【0054】
【課題を解決するための手段】本発明は下記の構成を特
徴とする加熱装置である。
【0055】(1)通電により発熱する加熱体に耐熱性
フィルムを接触摺動させ、該フィルムの加熱体とは反対
側の面に被加熱材を密着させて該フィルムと共に加熱体
位置を通過させて加熱体から該フィルムを介して被加熱
材に熱エネルギーを付与する加熱装置において、加熱体
の異常昇温を検知して加熱体への通電を遮断する安全対
策用温度検知素子を有し、該安全対策用温度検知素子
が、加熱体に接触または近接させて設けられ、所定の温
度以上で昇華または溶融して加熱体の通電回路を遮断す
る感温部材をケース体内に有し、該ケースを非弾性樹脂
で封口してケース内の気密性を保たせた温度ヒューズで
あり、該温度ヒューズの非弾性樹脂の封口部上を更に弾
性部材で封口したことを特徴とする加熱装置。
【0056】(2)前記温度ヒューズの非弾性樹脂の封
口部上をさらに封口する弾性部材がシリコンゴムである
ことを特徴とする(1)に記載の加熱装置。
【0057】(3)通電により発熱する加熱体に耐熱性
フィルムを接触摺動させ、該フィルムの加熱体とは反対
側の面に被加熱材を密着させて該フィルムと共に加熱体
位置を通過させて加熱体から該フィルムを介して被加熱
材に熱エネルギーを付与する加熱装置において、加熱体
の異常昇温を検知して加熱体への通電を遮断する安全対
策用温度検知素子を有し、該安全対策用温度検知素子が
加熱体に接着剤により接着されていることを特徴とする
加熱装置。
【0058】(4)前記接着剤の熱伝導率が1×10-4
cal/cm・sec・℃以上であることを特徴とす
る(3)に記載の加熱装置。
【0059】(5)前記接着剤がシリコンゴムから成る
ことを特徴とする(3)に記載の加熱装置。
【0060】(6)通電により発熱する加熱体に耐熱性
フィルムを接触摺動させ、該フィルムの加熱体とは反対
側の面に被加熱材を密着させて該フィルムと共に加熱体
位置を通過させて加熱体から該フィルムを介して被加熱
材に熱エネルギーを付与する加熱装置において、加熱体
の異常昇温を検知して加熱体への通電を遮断する安全対
策用温度検知素子を有し、該安全対策用温度検知素子
が、加熱体の耐熱性フィルム密着面側とは反対面側であ
って、被加熱材進行方向において温度の最も高い加熱体
部分に配設されていることを特徴とする加熱装置。
【0061】(7)前記安全対策用温度検知素子が、加
熱体の耐熱性フィルム密着面側とは反対面側であって、
加熱体の耐熱性フィルム密着面側に形成した通電発熱体
の幅内に対応する位置に配設されていることを特徴とす
る(6)に記載の加熱装置。
【0062】(8)加熱装置が、未定着画像を担持させ
た記録材を加熱して像定着する画像加熱定着装置である
ことを特徴とする(1)乃至(7)の何れかに記載の加
熱装置。
【0063】
【作用】
(a)安全対策用温度検知素子の内部気密のための封口
を非弾性樹脂で行ない、更に重ねて弾性部材で封口して
2重封口することで、リード線をひっぱったり、ねじっ
たり、曲げたりしたときも、非弾性樹脂の封口部が変形
に対して十分な強度をもつため、素子の内部気密性が保
たれる。
【0064】またヒートサイクルにより非弾性樹脂の封
口部にひびが入っても、ヒートサイクルによりひびが入
ることのない弾性部材の封口部により素子の内部気密性
が保たれる。
【0065】(b)安全対策用温度検知素子を加熱体に
対して接着剤、好ましくは熱伝導率の良い接着剤で接着
して配設することにより、該素子と加熱体との熱的接触
面積が増し、また素子の加熱体面からの浮き離れも防止
され、加熱体暴走時に素子を早く確実に作動させること
ができる。
【0066】(C)加熱体上の安全対策用温度検知素子
の中央の位置を加熱体の通電発熱体の略中央位置に対応
する位置に正確に固定支持することにより、加熱体の安
全対策用温度検知素子取り付け面において最も温度が高
い位置に該素子が備わることになり、該素子が加熱体暴
走時の異常昇温に素早く応答し、発煙、発火をすること
がない。
【0067】
【実施例】
〈実施例1〉(図1〜図3) 本実施例は安全対策用温度検知素子としての温度ヒュー
ズの内部気密のための封口を非弾性樹脂と弾性部材との
2重封口にしたものの実施例である。
【0068】図1は、前述図12の感温ペレットタイプ
の温度ヒューズ9について、エポキシ樹脂等の耐熱性非
弾性樹脂からなる封口部41の上に更に重ねてシリコン
ゴム等の耐熱性弾性部材を密着塗布して該弾性部材によ
る封口部41Aを形成したものである。
【0069】図2は、前述図13の合金タイプの温度ヒ
ューズ9について、ヒューズ両端部のエポキシ樹脂等の
耐熱性非弾性樹脂からなる封口部41・41にそれぞれ
更に重ねてシリコンゴム等の耐熱性弾性部材を密着塗布
して該弾性部材による封口部41A・41Aを形成した
ものである。
【0070】上記シリコンゴム等の弾性部材41Aには
強度を持たせるため、シリカ、酸化チタン等の絶縁性フ
ィーラーを入れてある。カーボンのような導電性フィー
ラーは金属ケース31とリード線32間の絶縁抵抗を下
げてしまうので好ましくない。また弾性部材41Aの熱
伝導率が高い場合にはこの弾性部材で金属ケース31や
セラミックケース43の外面を覆った形態にしても構わ
ない。
【0071】弾性部材41Aとしてのシリコンゴムとし
て室温硬化型ないしは2液性のシリコンゴムが温度ヒュ
ーズを加熱することなく硬化封口処置できて好ましい。
ただし2液性シリコンゴムは接着力がないので接着面に
プライマーを塗布する必要がある。
【0072】このように温度ヒューズ9の内部気密のた
めの封口を非弾性樹脂41と弾性樹脂41Aの2重封口
とすることで、リード線32・34を引っ張ったり、ね
じったり、まげたりしたときも非弾性樹脂の封口部41
が変形に対して十分な強度を持つためヒューズケース3
1・43内の気密性が保たれる。
【0073】また該温度ヒューズ9を加熱体2に接触配
置した状態におけるヒートサイクルにより非弾性樹脂の
封口部41にひびが入っても、ヒートサイクルによりひ
びが入ることのない弾性部材の封口部41Aによりヒュ
ーズケース31・43内の気密性が保たれ、気密やぶれ
による温度ヒューズ9の動作異常の発生が厳に防止され
る。
【0074】また図3のような形態にすることもでき
る。即ち、加熱体2を支持させたヒータホルダ13の面
に形成具備させた温度ヒューズ取付け用落し込み孔13
Aに、前述図12や図13の従来の温度ヒューズ9(封
口を非弾性樹脂41だけで行ったもの)を落し込んで下
面を加熱体背面に接触させた状態において、孔13A内
にシリコンゴム等の耐熱性弾性部材41Aを流し込んで
孔13Aと温度ヒューズ9と隙間をうめて温度ヒューズ
を弾性部材41Aで埋没的に固めたものである。
【0075】この場合も弾性部材41Aが温度ヒューズ
9の非弾性樹脂の封口部41に対する2重封口部とな
り、前記と同様の効果が得られる。
【0076】〈実施例2〉(図4・図5) 本実施例は温度ヒューズを加熱体に対して接着剤で接着
して配設した実施例である。
【0077】図4において加熱体2はヒータホルダ13
に対して接着剤で接着保持させてある。温度ヒューズ9
はヒータホルダ13に形成した温度ヒューズ取付け用落
し込み孔13Aに落し込み、該温度ヒューズ9の下面と
加熱体2の背面とを接着剤50により接着結合させてあ
る。
【0078】接着剤50は熱伝導率の高いものが望まし
く、具体的には1×10-4 cal/cm・sec・℃
以上のものが良い。
【0079】接着剤50の材質はエポキシ、シリコンゴ
ム等の熱硬化型性樹脂またはゴムに酸化チタン・アルミ
ナ等の熱伝導性セラミック、あるいはAg等の熱伝導の
高い金属粉を混ぜたものが良い。
【0080】特にシリコンゴムのように弾性を持つ接着
剤を用いた場合ヒートショックによるストレスが発生し
ないため、ヒートショックにより接着がはがれるという
ことがない。
【0081】以上のようにすると、温度ヒューズ9と加
熱体2の熱的接触面積が増し、加熱体暴走時に温度ヒュ
ーズ9を早く作動させることができる。また、温度ヒュ
ーズ9が加熱体2から浮き上がり作動しないということ
もない。
【0082】また図4のものにおいてはヒータホルダ1
3の温度ヒューズ落し込みセット孔13Aが加熱体背面
に向かって狭くなっており、孔面のA部で温度ヒューズ
9を保持し温度ヒューズ9が接着の際に加熱体2にあた
って加熱体が割れるのを防止している。
【0083】このような構成の場合接着剤50がないと
温度ヒューズ9は加熱体2から浮いた状態となり作動し
ないのであるが接着剤50により加熱体2に力を加えず
にかつ温度ヒューズ9も作動可能となる。
【0084】このような構成をとらずに加熱体2に温度
ヒューズ9が直接当接していても、当接時の力を加減し
てやれば十分実用になる。
【0085】また、図5のように温度ヒューズ9と孔1
3Aとの間の隙間をエポキシ、シリコン等の樹脂からな
る封口材51で封口してやると、温度ヒューズ9にかな
り強い力が加わっても温度ヒューズ9が加熱体2からは
ずれることを防止できる。この時の封口材51は熱伝導
率の低い物を用いた方が温度ヒューズ9からの熱の逃げ
を防止でき温度ヒューズ9の応答を早くできる。
【0086】〈実施例3〉(図6〜図8) 本実施例は温度ヒューズを加熱体の最適な部分位置に配
設したものの実施例である。
【0087】図6においてこの例の加熱体2は、アルミ
ナ製の幅7mmの基板3の表面側に基板幅方向の略中央
部に基板長手に沿って帯状にAg/Pd等の電気抵抗材
料をスクリーン印刷等により幅2mmの帯状に塗工して
通電発熱体層4を形成具備させてあり、表面保護層7と
してガラスやフッ素樹脂等をコートしてある。
【0088】この加熱体2の温度ヒューズ取付け面(加
熱体背面)の温度分布を図7に示す。この図は、図中T
mの位置に備えたサーミスタにより加熱体2を180℃
に温度制御させたときのもので、横軸が加熱体幅方向の
位置であり、縦軸がその位置での温度である。
【0089】図からもわかるように発熱体部に対応する
加熱体中央と幅方向端部では、温度差が50℃以上あ
り、加熱体の基板3の大きさ、発熱体4の幅や基板3に
対する位置により更に温度差が大きくなることもある。
【0090】ヒータホルダ13の下面側には、加熱体幅
の溝が設けてあり、この溝に加熱体2を嵌めて接着剤に
より加熱体2をヒータホルダ13に固定する。ヒータホ
ルダ13の加熱体2を固定するための溝の中央に、温度
ヒューズ9を取り付けるための温度ヒューズ取付け用落
し込み孔13Aが空いてある。
【0091】この孔13Aは、幅が温度ヒューズ9と略
同じであり、深さが少なくとも円筒型の温度ヒューズ9
の半径以上にしてある。この孔13Aに加熱体取付け面
とは反対側の面より温度ヒューズ9を落し込むように固
定する。この孔13Aにより温度ヒューズ9は、加熱体
の発熱体幅内に接触あるいは最近接する。
【0092】上記の方法により、加熱体2の温度ヒュー
ズ取付け面において最も温度の高い位置に取り付けるこ
とができ、加熱装置の故障による異常昇温に素早く応答
し、発煙、発火をすることがないよう安全性を確保する
ことができた。
【0093】図8は他の例を示したものである。本例の
加熱体2は上記例の加熱体と同様に、アルミナ製の加熱
体基板中央に発熱体4を設け、その反対側の面に溝の頂
点が発熱体4の幅内に位置する断面が三角形の溝3Aを
設ける。この溝3Aに、円筒型の温度ヒューズ9を入れ
る。このようにすることでヒータホルダ(13)では、
ルーズに止めておいても温度ヒューズ9が発熱体4の幅
内から容易にずれることがないことにより、温度ヒュー
ズの位置を決定する要素が加熱体のみで行なえるため容
易に精度が得られる。また溝3Aに温度ヒューズ9を入
れることにより温度ヒューズ9との加熱体2との接触面
積が増え、また発熱体4からの距離が近くなるので、よ
り応答が早くなるという利点がある。
【0094】
【発明の効果】以上のように本発明に依れば、フィルム
加熱方式の加熱装置について、 (a)安全対策用温度検知素子の2重封口構成により素
子の気密やぶれによる素子の誤動作を防止して装置の安
全性・信頼性が向上する。
【0095】(b)加熱体と安全対策用温度検知素子を
接着することで加熱体と該素子の接触面積を増し、かつ
いかなる場合でも該素子が加熱体より浮き上がることを
防止でき、加熱体暴走時に素子が素早く作動し、安全を
確保することができる。
【0096】(C)加熱体の安全対策用温度検知素子設
置面側の最も温度が高い位置に該素子を正確に固定支持
することにより、加熱体の異常昇温の際に、素早く該素
子が作動し、温度上昇の早い低熱容量の加熱体を用いた
場合でも十分に安全を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 2重封口構造にした感温ペレットタイプの温
度ヒューズの縦断面図
【図2】 2重封口構造にした合金タイプの温度ヒュー
ズの縦断面図
【図3】 温度ヒューズを弾性部材で埋込んで配設した
加熱体の要部の斜視図
【図4】 温度ヒューズを加熱体に接着して配設した加
熱体の要部の斜視図
【図5】 その温度ヒューズを更に封口材で埋込み固定
した加熱体の要部の斜視図
【図6】 温度ヒューズを加熱体の最適な部分位置に配
設した加熱体の要部の斜視図
【図7】 加熱体背面の幅方向の温度分布図
【図8】 加熱体の基板背面に温度ヒューズ位置決めセ
ット溝を形成具備させた加熱体の要部の斜視図
【図9】 フィルム加熱方式の加熱装置(画像加熱定着
装置)の一例の概略構成図
【図10】 加熱体の途中省略・一部切欠き平面模型図
と、通電系のブロック図
【図11】 フィルム加熱方式の加熱装置の他の例の概
略構成図
【図12】 (A)と(B)はそれぞれ感温ペレットタ
イプの温度ヒューズの平常時と作動時の縦断面図
【図13】 (A)と(B)はそれぞれ合金タイプの温
度ヒューズの平常時と作動時の縦断面図
【符号の説明】
1 耐熱性フィルム 2 加熱体(ヒータ) 3 ヒータ基板 4 通電発熱体 5・6 通電用電極端子 7 表面保護層 8 温度検出素子としてのサーミスタ 9 温度ヒューズ(安全対策用温度検知素子) 10 加圧ローラ 11 フィルム駆動ローラ 12 従動ローラ(テンションローラ) 15 通電制御回路 P 記録材 T トナー像 13 ヒータホルダ 13A 温度ヒューズ取付け用落し込み孔 41 非弾性樹脂の封口部 41A 弾性部材の封口部 50 接着剤

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通電により発熱する加熱体に耐熱性フィ
    ルムを接触摺動させ、該フィルムの加熱体とは反対側の
    面に被加熱材を密着させて該フィルムと共に加熱体位置
    を通過させて加熱体から該フィルムを介して被加熱材に
    熱エネルギーを付与する加熱装置において、 加熱体の異常昇温を検知して加熱体への通電を遮断する
    安全対策用温度検知素子を有し、 該安全対策用温度検知素子が、加熱体に接触または近接
    させて設けられ、所定の温度以上で昇華または溶融して
    加熱体の通電回路を遮断する感温部材をケース体内に有
    し、該ケースを非弾性樹脂で封口してケース内の気密性
    を保たせた温度ヒューズであり、 該温度ヒューズの非弾性樹脂の封口部上を更に弾性部材
    で封口したことを特徴とする加熱装置。
  2. 【請求項2】 前記温度ヒューズの非弾性樹脂の封口部
    上をさらに封口する弾性部材がシリコンゴムであること
    を特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 【請求項3】 通電により発熱する加熱体に耐熱性フィ
    ルムを接触摺動させ、該フィルムの加熱体とは反対側の
    面に被加熱材を密着させて該フィルムと共に加熱体位置
    を通過させて加熱体から該フィルムを介して被加熱材に
    熱エネルギーを付与する加熱装置において、 加熱体の異常昇温を検知して加熱体への通電を遮断する
    安全対策用温度検知素子を有し、 該安全対策用温度検知素子が加熱体に接着剤により接着
    されていることを特徴とする加熱装置。
  4. 【請求項4】 前記接着剤の熱伝導率が1×10-4
    al/cm・sec・℃以上であることを特徴とする請
    求項3に記載の加熱装置。
  5. 【請求項5】 前記接着剤がシリコンゴムから成ること
    を特徴とする請求項3に記載の加熱装置。
  6. 【請求項6】 通電により発熱する加熱体に耐熱性フィ
    ルムを接触摺動させ、該フィルムの加熱体とは反対側の
    面に被加熱材を密着させて該フィルムと共に加熱体位置
    を通過させて加熱体から該フィルムを介して被加熱材に
    熱エネルギーを付与する加熱装置において、 加熱体の異常昇温を検知して加熱体への通電を遮断する
    安全対策用温度検知素子を有し、 該安全対策用温度検知素子が、加熱体の耐熱性フィルム
    密着面側とは反対面側であって、被加熱材進行方向にお
    いて温度の最も高い加熱体部分に配設されていることを
    特徴とする加熱装置。
  7. 【請求項7】 前記安全対策用温度検知素子が、加熱体
    の耐熱性フィルム密着面側とは反対面側であって、加熱
    体の耐熱性フィルム密着面側に形成した通電発熱体の幅
    内に対応する位置に配設されていることを特徴とする請
    求項6に記載の加熱装置。
  8. 【請求項8】 加熱装置が、未定着画像を担持させた記
    録材を加熱して像定着する画像加熱定着装置であること
    を特徴とする請求項1乃至同7の何れかに記載の加熱装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0718738A3 (ja) * 1994-12-15 1996-08-07 Behr Thomson Dehnstoffregler
JP2006163297A (ja) * 2004-12-10 2006-06-22 Canon Inc 像加熱装置

Cited By (3)

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